JPH10243296A - 撮像装置、および撮像装置の駆動方法 - Google Patents

撮像装置、および撮像装置の駆動方法

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JPH10243296A
JPH10243296A JP9042077A JP4207797A JPH10243296A JP H10243296 A JPH10243296 A JP H10243296A JP 9042077 A JP9042077 A JP 9042077A JP 4207797 A JP4207797 A JP 4207797A JP H10243296 A JPH10243296 A JP H10243296A
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horizontal
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Masahiro Shoda
昌宏 正田
Shigeru Kato
茂 加藤
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光像を光電変換して画像信号を出
力する撮像装置に関し、広い輝度範囲にわたり画像信号
を高階調に出力することができる撮像装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 水平垂直方向に配列され、かつ受光量に
応じて信号電荷を蓄積する複数の光電変換部1と、光電
変換部1の垂直列ごとに配置され、かつ電荷を垂直方向
に転送する垂直転送路2の群と、所定の蓄積時間にわた
り光電変換部1に蓄積された信号電荷を、垂直転送路2
に移送するゲート手段3と、垂直転送路群2の転送出力
を水平方向に転送する水平転送路4とを備えた撮像装置
において、ゲート手段3は、光電変換部1の水平行の奇
数番目と偶数番目とについて、信号電荷の蓄積時間を相
異なる長さに制御し、比較的長い蓄積時間は、最大受光
レベルにおいて前記光電変換部が飽和する時間に設定さ
れることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光像を光電変換し
て画像信号を出力する撮像装置に関し、特に、広い輝度
範囲において画像信号を高階調に出力する撮像装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子カメラやビデオカメラなどに
搭載するため、CCD撮像素子などからなる撮像装置が
開発されている。また近年では、熱現象の観察や、夜間
の監視カメラ用として、赤外線用の撮像装置も開発され
ている。
【0003】図15は、この種の撮像装置の一例を示す
図である。図15において、赤外線を検出するPtSi
ショットキーダイオード61が撮像面上に二次元配列さ
れる。これらPtSiショットキーダイオード61の垂
直列の間には、転送ゲート63を介して垂直CCD62
が配置される。また、垂直CCD62の個々には、電荷
転送用の4相電極φ1〜φ4が周期的に配置され、垂直
CCD62の一端側には、水平CCD64が水平方向に
沿って配置される。この水平CCD64の出力側には、
出力アンプ66が接続される。
【0004】一方、垂直CCD62の他端側には、不要
電荷を排出するための掃き出し線67が接続される。こ
のような構成の撮像装置では、インターレース読み出し
が可能となる。以下、奇数フィールドを読み出す場合の
動作について説明を行う。まず、電極φ1〜3に対し高
電位を印加することにより、電極φ1〜3の下に、信号
電荷を蓄積するための電位井戸を形成する。
【0005】この状態でPtSiショットキーダイオー
ド61に蓄積された信号電荷は、転送ゲート63を介し
て垂直CCD62の電位井戸に一括移送される。このと
き、n行目(nは奇数)とn+1行目の信号電荷は1つ
の電位井戸内において混合され、1水平ライン分の信号
電荷が生成される。次に、電極φ1〜φ4に対し4相の
駆動パルスが順次印加され、電位井戸内の信号電荷は垂
直方向に順次転送される。
【0006】水平CCD64は、水平帰線期間中に、垂
直CCD62の一群から出力される1水平ライン分の信
号電荷を順次に取り込む。このように取り込まれた水平
ライン分の信号電荷は1水平走査期間をかけて外部へ水
平転送される。なお、偶数フィールドの読み出しに際し
ては、電極φ4,φ1,φ2の下に電位井戸を形成し
て、n行目(nは奇数)とn−1行目の信号電荷を混合
し、1水平ライン分の信号電荷を生成する。
【0007】以上のような読み出し動作により、1フィ
ールド期間(NTSC規格では、1/60sec )にわた
って蓄積された信号電荷が、外部に順次読み出される。
また、信号電荷の蓄積時間を制御する機能(電子シャッ
タ)を有する撮像装置も知られている(特公平1−18
629号公報)。以下、図15に示す撮像装置におい
て、この種の電子シャッタ動作を説明する。
【0008】まず、PtSiショットキーダイオード6
1に蓄積された不要電荷の少なくとも一部を、転送ゲー
ト63を介して垂直CCD62に一括転送する。この状
態で垂直CCD62を逆方向に高速駆動して、不要電荷
を掃き出し線67へ掃き出す。このような掃き出し動作
から所定の蓄積時間を経過した後に、PtSiショット
キーダイオード61に蓄積された信号電荷を、転送ゲー
ト63を介して垂直CCD62に再び一括転送する。こ
の状態で、垂直CCD62を正方向に駆動して、信号電
荷を水平CCD64へ順次転送する。水平CCD64
は、これらの信号電荷を順次に水平転送して外部へ出力
する。
【0009】ここで、上述の蓄積時間を適宜に変更する
ことにより、電子シャッタ機能が実現する。図16は、
この種の電子シャッタ機能を有する撮像装置の出力特性
を示す図である。横軸は、観測対象として黒体炉を用い
た場合の黒体温度であり、可視光における輝度レベルに
おおむね相当する。一方、縦軸は、PtSiショットキ
ーダイオード61に発生する出力電子数を示す。
【0010】図中の出力特性a〜dは、信号電荷の蓄積
時間1/60,1/500,1/1000,1/1500sec に対
応する各出力特性である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図16に示
されるように、出力特性a(蓄積時間1/60sec )で
は、黒体温度20〜80℃の範囲で、出力電子数の変化
が大きくなる。そのため、この温度範囲にある被写体
は、高階調かつ高感度に撮像される。しかしながら、1
00℃以上の被写体については、PtSiショットキー
ダイオード61から信号電荷が溢れてしまうために、出
力電子数の変化は飽和する。
【0012】そのため、100℃以上の被写体について
は、出力画像に階調つぶれが生じるという問題点があっ
た。一方、出力特性d(蓄積時間1/1500sec )につい
ては、黒体温度200℃付近で、出力電子数の傾きが大
きくなる。そのため、200℃付近の被写体は、高階調
かつ高感度に撮像される。
【0013】しかしながら、20℃付近の被写体につい
ては、出力電子数が極めて少ない。そのため、20℃付
近の被写体については、出力画像のS/N低下および階
調つぶれが甚だしく、十分な観察ができないという問題
点があった。その他の出力特性b,cにおいても、高階
調かつ高感度に撮像できる範囲(以下「ダイナミックレ
ンジ」という)は狭く限られるため、温度範囲の広い撮
影対象を適切に撮像することは困難であった。
【0014】なお、上述の説明では、電子シャッタによ
る露出制御の場合について述べたが、絞り調節や光量減
少フィルタなどによる露出制御においても、上記のダイ
ナミックレンジは拡大しないために同様の問題が生じて
いた。また、上述の説明では、赤外線用の撮像装置の場
合について述べたが、可視光線用の撮像装置において
も、輝度範囲の広い撮影対象を高階調に撮像することは
非常に困難であった。
【0015】そこで、請求項1に記載の発明では、これ
らの問題点を解決するために、上記のダイナミックレン
ジを容易に拡大することができる撮像装置を提供するこ
とを目的とする。請求項2に記載の発明では、請求項1
の目的と併せて、簡易な構成でダイナミックレンジの広
い画像信号を生成することができる撮像装置を提供する
ことを目的とする。
【0016】請求項3に記載の発明では、請求項2の目
的と併せて、インターレース走査において、水平ライン
一本おきの飛び越し走査を正確に実現することができる
撮像装置を提供することを目的とする。請求項4に記載
の発明では、請求項1の目的と併せて、赤外線の撮像に
好適な撮像装置を提供することを目的とする。
【0017】請求項5に記載の発明では、請求項1の目
的と併せて、可視光線の撮像に好適な撮像装置を提供す
ることを目的とする。請求項6に記載の発明では、請求
項5の目的と併せて、ブルーミングの発生を確実に抑制
することができる撮像装置を提供することを目的とす
る。請求項7に記載の発明では、請求項1の目的と併せ
て、ダイナミックレンジの広い画像信号を外部回路で簡
便に生成することができる撮像装置を提供することを目
的とする。
【0018】請求項8に記載の発明では、請求項1の目
的と同様に、ダイナミックレンジを容易に拡大すること
ができる撮像装置の駆動方法を提供することを目的とす
る。請求項9に記載の発明では、請求項8の目的と併せ
て、簡易な構成でダイナミックレンジの広い画像信号を
生成することができる撮像装置の駆動方法を提供するこ
とを目的とする。
【0019】請求項10に記載の発明では、請求項9の
目的と併せて、インターレース走査において、水平ライ
ン一本おきの飛び越し走査を正確に実現することができ
る撮像装置の駆動方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1,8に
記載の発明を説明する図である。
【0021】請求項1に記載の発明は、水平垂直方向に
配列され、かつ受光量に応じて信号電荷を蓄積する複数
の光電変換部1と、光電変換部1の垂直列ごとに配置さ
れ、かつ電荷を垂直方向に転送する垂直転送路2の群
と、所定の蓄積時間にわたり光電変換部1に蓄積された
信号電荷を、垂直転送路2に移送するゲート手段3と、
垂直転送路群2の転送出力を水平方向に転送する水平転
送路4とを備えた撮像装置において、ゲート手段3は、
光電変換部1の水平行の奇数番目と偶数番目とについ
て、信号電荷の蓄積時間を相異なる長さに制御し、か
つ、上記の蓄積時間の内で比較的長い側は、最大受光レ
ベルにおいて前記光電変換部が飽和する時間に設定され
ていることを特徴とする。
【0022】図2は、請求項2,9に記載の発明を説明
する図である。請求項2に記載の発明は、請求項1に記
載の撮像装置において、垂直方向に隣接する光電変換部
1から移送された信号電荷を、垂直転送路2上の電位井
戸内で加算する電荷加算手段5を備えたことを特徴とす
る。図3は、請求項3,10に記載の発明を説明する図
である。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の撮像装置において、ゲート手段3は、インターレース
走査の奇数フィールドと偶数フィールドとにおいて、水
平行の奇数番目および偶数番目における蓄積時間の長さ
を交互に入れ替えることを特徴とする。請求項4に記載
の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、光電変
換部1は、金属シリサイドとシリコンとのショットキー
接合から構成されることを特徴とする。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の撮像装置において、光電変換部1は、シリコンのPN
接合から構成され、PN接合に生じる余剰の信号電荷を
排出する電荷排出部を備えたことを特徴とする。請求項
6に記載の発明は、請求項5に記載の撮像装置におい
て、電荷排出部は、PN接合のポテンシャル障壁よりも
小さなポテンシャル障壁を介して、PN接合の少なくと
も一部の領域に接することを特徴とする。
【0025】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
の撮像装置において、水平転送路4の転送出力を水平行
ごともしくはフィールドごとに蓄積する蓄積手段と、水
平転送路4の転送出力と、蓄積手段を介して遅延した転
送出力とを画素単位に加算する加算手段とを備えたこと
を特徴とする。請求項8に記載の発明は、水平垂直方向
に配列され、受光量に応じて信号電荷を蓄積する複数の
光電変換部1と、光電変換部1の垂直列ごとに配置され
て電荷を垂直方向に順次転送する垂直転送路2の群と、
光電変換部1に蓄積された信号電荷を垂直転送路2に移
送するゲート手段3と、垂直転送路群2の転送出力を水
平方向に転送する水平転送路4とを備えた撮像装置から
画像信号を読み出す駆動方法において、光電変換部1の
水平行の奇数番目と偶数番目とについて、相異なる信号
蓄積時間で信号電荷を蓄積するステップと、光電変換部
1にそれぞれ蓄積された信号電荷をゲート手段3を介し
て垂直転送路2に移送するステップと、垂直転送路2お
よび水平転送路4を介して画像信号を読み出すステップ
とを有し、前記蓄積時間の内で比較的長い側は、最大受
光レベルにおいて前記光電変換部が飽和する時間に設定
されていることを特徴とする。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の撮像装置の駆動方法において、垂直方向に隣接する光
電変換部1から移送された信号電荷を、垂直転送路2上
の電位井戸内で加算するステップを有することを特徴と
する。請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の撮
像装置の駆動方法において、インターレース走査の奇数
フィールドと偶数フィールドとにおいて、水平行の奇数
番目および偶数番目における蓄積時間の長さを交互に入
れ替えるステップを有することを特徴とする。
【0027】(作用)請求項1にかかわる撮像装置で
は、ゲート手段3が、水平1行おきに、光電変換部1の
蓄積時間を相異なる長さに制御する。このように撮像さ
れた画像は、長短2種類の蓄積時間により得られた水平
行が混在したものとなる。このとき、撮影対象の明るい
領域については、蓄積時間の比較的長い水平行で光電変
換部が飽和する。しかしながら、蓄積時間の比較的短い
水平行においては高階調に撮像される。
【0028】一方、撮影対象の暗い領域については、蓄
積時間の比較的長い水平行において高S/Nおよび高階
調に撮像される。これらの水平行が混在することによ
り、請求項1の撮像装置では、明暗どちらの撮影対象に
対しても高階調に撮像された画像を得ることが可能とな
る。
【0029】特に、比較的長い蓄積時間側を、最大受光
レベルにおいて光電変換部が飽和する時間まで長くする
ことにより、撮影対象の特に暗い領域までを高階調に撮
像することが可能となる。したがって、撮像装置のダイ
ナミックレンジは確実に拡大する。また、混在する水平
行の一方を画像内から選択抽出することにより、明暗の
どちらか一方について高階調に撮像された画像を適宜に
生成することも可能となる。
【0030】請求項2にかかわる撮像装置では、電荷加
算手段5が、垂直方向に隣接する光電変換部1から移送
された信号電荷を、垂直転送路2上で加算する。したが
って、長短2種類の蓄積時間により得られた水平行が、
ライン加算されて外部に読み出される。以下、明暗差の
特に大きな撮影対象を撮影する場合について説明する。
【0031】まず、蓄積時間の比較的短い光電変換部1
は、撮影対象の特に明るい領域を、高階調の信号電荷に
変換する。一方、蓄積時間の比較的長い光電変換部1
は、撮影対象の特に明るい領域を、飽和レベルの信号電
荷に変換する。これら両方の信号電荷が加算されること
により、撮影対象の特に明るい領域については、飽和レ
ベルの分だけ桁上げされた高階調の信号電荷を得る。
【0032】また、蓄積時間の比較的長い光電変換部1
は、撮影対象の特に暗い領域を、高階調の信号電荷に変
換する。一方、蓄積時間の比較的短い光電変換部1は、
撮影対象の特に暗い領域を、暗電流レベルの信号電荷に
変換する。これら両方の信号電荷が加算されることによ
り、撮影対象の特に暗い領域については、暗電流レベル
の分だけ桁上げされた高階調の信号電荷を得る。
【0033】このように請求項2の撮像装置では、撮影
対象の明暗どちらの領域についても階調つぶれなどが発
生しにくく、広いダイナミックレンジを確保することが
できる。請求項3にかかわる撮像装置では、ゲート手段
3が、水平行の奇数番目および偶数番目における蓄積時
間の設定をフィールド間で交互に入れ替える。
【0034】まず、蓄積時間の設定を入れ替えない場合
の弊害について説明する。奇数フィールドでは、n行目
(nは奇数)とn+1行目とがライン加算される。従来
の2線混合式インターレース走査においては、n行目と
n+1行目とでは信号電荷の量がほぼ等しいため、加算
後の水平ラインの重心位置は、n行目とn+1行目との
中央にほぼ位置する。
【0035】しかしながら、本発明の撮像装置では、隣
接する水平行において蓄積時間が異なる。そのため、加
算後の水平ラインの重心位置は、蓄積時間の比較的長い
方(信号電荷の多い方)に偏る。図3(a)は、奇数フ
ィールドにおいて、水平ラインの重心位置α,βが、蓄
積時間の比較的長い方に偏っている様子を示した図であ
る。
【0036】一方、偶数フィールドでは、n−1行目と
n行目とがライン加算される。この場合も、加算後の水
平ラインの重心位置は、蓄積時間の比較的長い方(信号
電荷の多い方)に偏る。図3(b)は、偶数フィールド
において、水平ラインの重心位置が、蓄積時間の比較的
長い方に偏っている様子を示した図である。
【0037】ここで、両フィールドにおける水平ライン
の重心位置は、蓄積時間の比較的長い方へ共に近づく。
そのため、本発明の撮像装置では、両フィールドにおけ
る水平ラインは、理想的なインターレース関係となら
ず、図3(b)に示すような重心ずれδを生じる。この
ような重心ずれδにより、インターレース走査時におけ
る垂直解像度の実効値が低下するという弊害が生じる。
【0038】また、外部の表示装置では、撮像装置側の
重心ずれδに一切かかわらず、両フィールドの水平ライ
ンが等間隔に表示される。そのため、表示装置上の表示
画像には、微視的な歪みが発生するという弊害が生じ
る。ところで、請求項3の撮像装置では、両フィールド
において蓄積時間の設定を交互に入れ替える。その結
果、両フィールドにおける水平ラインの重心位置は、一
方向に偏ることがなく、図3(c)に示されるように、
重心ずれδは生じない。したがって、上述した弊害が大
幅に改善される。
【0039】請求項4にかかわる撮像装置では、光電変
換部1を、金属シリサイドとシリコンとのショットキー
接合から構成する。赤外線がショットー接合に入射する
と、金属シリサイドに主に吸収されてホットホール(信
号電荷)が発生する。これらのホットホールは、ショッ
トキー接合のポテンシャル障壁を超えない範囲で、ショ
ットキー接合に蓄積される。このように蓄積されたホッ
トホールは、垂直転送路2および水平転送路4を介して
逐次読み出され、画像信号として出力される。このよう
な構成により、赤外線用の撮像装置(IRCCD)が構
成される。
【0040】ところで、本発明では、長短2種類の蓄積
時間で信号電荷の蓄積を行う。そのため、蓄積時間の比
較的長い水平行では、信号電荷が飽和レベルに達する可
能性が高くなる。通常の可視光線用の撮像装置では、信
号電荷が飽和レベルに達した時点で、光電変換部1から
溢れた信号電荷が垂直転送路2などに混入して、ブルー
ミング現象などの障害を生じる。そのため余剰の信号電
荷を排出するための構造が必須となる。
【0041】しかしながら、請求項4の撮像装置では、
光電変換部1がショットキー接合から構成されるため、
ポテンシャル障壁が本来低い。そのため、信号電荷が垂
直転送路2側に溢れる以前に、ショットキー接合を超え
て基板側に信号電荷が円滑に排出される。そのため、余
剰の信号電荷を排出するための構造を別途設ける必要が
ない。したがって、請求項4の構成は、本発明のように
信号電荷の飽和レベルを積極的に利用する用途に好適で
ある。
【0042】請求項5にかかわる撮像装置では、光電変
換部1が、シリコンのPN接合から構成される。また、
PN接合に生じる余剰の信号電荷を排出するための電荷
排出部も備える。このような構成により、可視光線用の
撮像装置が実現する。請求項6にかかわる撮像装置で
は、電荷排出部が、PN接合のポテンシャル障壁よりも
小さなポテンシャル障壁を介して、PN接合の少なくと
も一部の領域に接する。
【0043】そのため、PN接合のポテンシャル障壁を
超えて、信号電荷が垂直転送路2側に漏れ出す以前に、
小さなポテンシャル障壁を超えて電荷排出部に信号電荷
が円滑に排出される。このような構成は、本発明のよう
に信号電荷の飽和レベルを積極的に利用する用途に好適
である。請求項7にかかわる撮像装置では、蓄積手段
が、水平転送路4の転送出力を水平行ごともしくはフィ
ールドごとに蓄積する。
【0044】加算手段は、水平転送路4の転送出力と、
蓄積手段を介して遅延した転送出力とを画素単位に加算
する。このような構成により、請求項2とほぼ同様の機
能が、外部回路(蓄積手段,加算手段)により実現す
る。請求項8にかかわる駆動方法では、まず、光電変換
部1の水平行の奇数番目と偶数番目とについて、相異な
る信号蓄積時間で信号電荷を蓄積する。
【0045】次に、光電変換部1にそれぞれ蓄積された
信号電荷をゲート手段3を介して垂直転送路2に移送す
る。このように移送された信号電荷を、垂直転送路2お
よび水平転送路4を介して読み出し、画像信号として出
力する。
【0046】請求項9にかかわる駆動方法では、垂直方
向に隣接する光電変換部1から移送された信号電荷を、
垂直転送路2上の電位井戸内で加算する。請求項10に
かかわる駆動方法では、インターレース走査の奇数フィ
ールドと偶数フィールドとにおいて、水平行の奇数番目
および偶数番目における蓄積時間の長さを交互に入れ替
える。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明にお
ける実施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図4は、第1の実施形態(請求項1
〜4,8〜10に対応)を示す図である。図4におい
て、赤外線を検出するPtSiショットキーダイオード
12が撮像面上に二次元配列される。これらPtSiシ
ョットキーダイオード12の垂直列の間には、垂直CC
D13が個別配置される。
【0048】これらの垂直CCD13の個々には、電荷
転送用の4相電極φ1〜φ4が周期的に配置され、これ
らの4相電極φ1〜φ4は、垂直駆動回路15に接続さ
れる。また、垂直CCD13の一端側には、水平CCD
14が水平方向に沿って配置される。この水平CCD1
4の出力側には、出力アンプが接続される。一方、垂直
CCD13の他端側には、不要電荷を排出するための掃
き出し線16が接続される。
【0049】図5(a)は、上記の電極φ1〜φ4の配
置を詳細に示す図である。図5(a)において、奇数行
のPtSiショットキーダイオード12に対応して、2
つの電極φ1,φ2が垂直CCD13上に配置される。
一方、偶数行のPtSiショットキーダイオード12に
対応して、2つの電極φ3,φ4が垂直CCD13上に
配置される。
【0050】PtSiショットキーダイオード12の周
囲には分離領域22が設けられ、この分離領域22の間
隙にはP+拡散層20が設けられる。電極φ1,φ3
は、このP+拡散層の空隙20を覆う形で配置されるこ
とにより、ゲート手段3の機能を兼ねる。図5(b)
は、上記のPtSiショットキーダイオード12の断面
構造を示す図である。
【0051】図5(b)において、P型基板11の表面
に、Pt成膜および熱処理を施すことによりPtSiシ
ョットキーダイオード12が形成される。このPtSi
ショットキーダイオード12の周囲には、リーク電流を
低減するためのガードリング21と分離領域22とが形
成される。この分離領域22に隣接して、垂直CCD1
3のN型拡散層が長尺状に形成され、N型拡散層の上に
は絶縁膜を介して電極φ1〜φ4が順番に配置される。
【0052】また、PtSiショットキーダイオード1
2の上には、シリコン酸化膜23を介して、赤外線を反
射するためのAl反射膜24が形成される。ここで、請
求項1に記載の発明と第1の実施形態との対応関係につ
いては、光電変換部1はPtSiショットキーダイオー
ド12に対応し、垂直転送路2は垂直CCD13,電極
φ1〜φ4および垂直駆動回路15の「信号電荷を垂直
転送する機能」に対応し、ゲート手段3は電極φ1,φ
3および垂直駆動回路15の「信号電荷を垂直CCD1
3に移送する機能」に対応し、水平転送路4は水平CC
D14に対応する。
【0053】請求項2に記載の発明と第1の実施形態と
の対応関係については、電荷加算手段5は、電極φ2,
φ4および垂直駆動回路15の「電位井戸内で信号電荷
を加算する機能」に対応する。図6は、駆動タイミング
を説明する図である。図7は、第1の実施形態における
偶数フィールドの読み出し動作を説明する図である。
【0054】以下、これらの図を用いて、偶数フィール
ドの読み出し動作を説明する。まず、垂直帰線期間内の
時刻t1において、垂直駆動回路15は電極φ1に高電
位を印加する。すると、奇数行g,e,cのPtSiシ
ョットキーダイオード12に蓄積された不要電荷は、垂
直CCD13の電極φ1の下に移送される。この状態
で、垂直駆動回路15は電極φ1〜φ4を4相駆動し
て、垂直CCD13上の不要電荷を逆方向に高速転送す
る。このように転送された不要電荷は、掃き出し線16
から排出される。
【0055】次に、蓄積時間Tsを経過した時刻t2に
おいて、垂直駆動回路15は、電極φ1およびφ3に高
電位を印加する。すると、全てのPtSiショットキー
ダイオード12に蓄積された信号電荷は、垂直CCD1
3の電極φ1,φ3の下に一括して移送される。このよ
うな垂直駆動回路15の動作により、奇数行c,e,g
からは、蓄積時間Tsにわたって蓄積された信号電荷
C,E,Gが移送される。また、偶数行d,fからは、
1フィールド期間(NTSC規格では1/60sec )に
わたって蓄積された信号電荷D,Fが移送される。
【0056】次に、垂直駆動回路15は、電極φ1,φ
3,φ4に中間電位を印加する。すると、これらの電極
φ1,φ3,φ4の下に一連の電位井戸が形成され、こ
の電位井戸内で信号電荷の加算が行われる。垂直帰線期
間が終了すると、垂直駆動回路15は電極φ1〜φ4を
4相駆動して、垂直CCD13上の信号電荷を正方向に
順次転送する。このように転送された信号電荷は、水平
帰線期間中に水平CCD14に逐一転送され、外部に読
み出される。
【0057】次に、奇数フィールドの読み出し動作(図
示せず)を説明する。まず、垂直帰線期間内の時刻t1
において、垂直駆動回路15は電極φ3に高電位を印加
する。すると、偶数行d,fのPtSiショットキーダ
イオード12に蓄積された不要電荷は、垂直CCD13
の電極φ3の下に移送される。
【0058】この状態で、垂直駆動回路15は電極φ1
〜φ4を4相駆動して、垂直CCD13上の不要電荷を
掃き出し線16から排出する。次に、蓄積時間Tsを経
過した時刻t2において、垂直駆動回路15は、電極φ
1およびφ3に高電位を印加する。すると、全てのPt
Siショットキーダイオード12に蓄積された信号電荷
は、垂直CCD13の電極φ1,φ3の下に一括して移
送される。
【0059】このような垂直駆動回路15の動作によ
り、奇数行c,e,gからは、1フィールド期間(NT
SC規格では1/60sec )にわたって蓄積された信号
電荷C,E,Gが移送される。また、偶数行d,fから
は、蓄積時間Tsにわたって蓄積された信号電荷D,F
が移送される。次に、垂直駆動回路15は、電極φ1〜
3に中間電位を印加する。すると、これらの電極φ1〜
3の下に一連の電位井戸が形成され、この電位井戸内で
信号電荷の加算が行われる。
【0060】垂直帰線期間が終了すると、垂直駆動回路
15は電極φ1〜φ4を4相駆動して、垂直CCD13
上の信号電荷を正方向に順次転送する。このように転送
された信号電荷は、水平帰線期間中に水平CCD14に
逐一転送され、外部に読み出される。以上説明した動作
により、第1の実施形態では、長短2種類の蓄積時間に
より得られた水平行が垂直CCD13上でライン加算さ
れる。
【0061】この場合の出力特性を、図8中の加算出力
(a+d)に示す。図8に示されるように、黒体温度8
0〜250℃の撮影対象については、飽和レベルの分だ
け桁上げされた高階調の画像信号が出力される。一方、
黒体温度20〜80℃の撮影対象については、暗電流レ
ベルの分だけ桁上げされた高階調の画像信号が出力され
る(ここでの「桁上げ」は、暗電流が画像信号と非相関
なために電力加算値となる)。
【0062】その結果、黒体温度20〜250℃の撮影
対象について、高階調な画像信号を得ることができる。
また、奇数フィールドと偶数フィールドとにおいて、奇
数行および偶数行における蓄積時間の設定を交互に入れ
替えている。したがって、図3に示したように、重心ず
れδは一切生じず、両フィールドの水平ラインが、イン
ターレースする関係を正確に保つことができる。
【0063】次に、別の実施形態について説明する。 (第2の実施形態)図9は、第2の実施形態(請求項1
〜4,8〜10に対応)の駆動タイミングを示す図であ
る。図10は、第2の実施形態における偶数フィールド
の読み出し動作を説明する図である。
【0064】なお、第2の実施形態の素子構成について
は、第1の実施形態(図4,図5)と同様なので、ここ
での説明を省略する。まず、図9,図10を用いて、偶
数フィールドの読み出し動作を説明する。まず、垂直帰
線期間内の時刻t1において、垂直駆動回路15は電極
φ1に高電位を印加する。すると、奇数行g,e,cの
PtSiショットキーダイオード12に蓄積された不要
電荷は、垂直CCD13の電極φ1の下に移送される。
【0065】次に、垂直帰線期間内の時刻t2におい
て、垂直駆動回路15は電極φ3に高電位を印加する。
すると、偶数行d,fのPtSiショットキーダイオー
ド12に蓄積された不要電荷は、垂直CCD13の電極
φ3の下に移送される。この状態で、垂直駆動回路15
は電極φ1〜φ4を4相駆動して、垂直CCD13上の
不要電荷を逆方向に高速転送する。このように転送され
た不要電荷は、掃き出し線16から排出される。
【0066】次に、垂直帰線期間内の時刻t3におい
て、垂直駆動回路15は、電極φ1およびφ3に高電位
を印加する。すると、全てのPtSiショットキーダイ
オード12に蓄積された信号電荷は、垂直CCD13の
電極φ1,φ3の下に一括して移送される。このような
垂直駆動回路15の動作により、奇数行c,e,gから
は、蓄積時間(t3−t1)にわたって蓄積された信号
電荷C,E,Gが移送される。また、偶数行d,fから
は、蓄積時間(t3−t2)にわたって蓄積された信号
電荷D,Fが移送される。
【0067】次に、垂直駆動回路15は、電極φ1,φ
3,φ4に中間電位を印加する。すると、これらの電極
φ1,φ3,φ4の下に一連の電位井戸が形成され、こ
の電位井戸内で信号電荷の加算が行われる。垂直帰線期
間が終了すると、垂直駆動回路15は電極φ1〜φ4を
4相駆動して、垂直CCD13上の信号電荷を正方向に
順次転送する。このように転送された信号電荷は、水平
帰線期間中に水平CCD14に逐一転送され、外部に読
み出される。
【0068】次に、奇数フィールドの読み出し動作(図
示せず)を説明する。まず、垂直帰線期間内の時刻t1
において、垂直駆動回路15は電極φ3に高電位を印加
する。すると、偶数行d,fのPtSiショットキーダ
イオード12に蓄積された不要電荷は、垂直CCD13
の電極φ3の下に移送される。次に、垂直帰線期間内の
時刻t2において、垂直駆動回路15は電極φ1に高電
位を印加する。すると、偶数行c,e,gのPtSiシ
ョットキーダイオード12に蓄積された不要電荷は、垂
直CCD13の電極φ3の下に移送される。
【0069】この状態で、垂直駆動回路15は電極φ1
〜φ4を4相駆動して、垂直CCD13上の不要電荷を
逆方向に高速転送する。このように転送された不要電荷
は、掃き出し線16から排出される。
【0070】次に、垂直帰線期間内の時刻t3におい
て、垂直駆動回路15は、電極φ1およびφ3に高電位
を印加する。すると、全てのPtSiショットキーダイ
オード12に蓄積された信号電荷は、垂直CCD13の
電極φ1,φ3の下に一括して移送される。このような
垂直駆動回路15の動作により、偶数行d,fからは、
蓄積時間(t3−t1)にわたって蓄積された信号電荷
D,Fが移送される。また、奇数行c,e,gからは、
蓄積時間(t3−t2)にわたって蓄積された信号電荷
C,E,Gが移送される。
【0071】次に、垂直駆動回路15は、電極φ1〜3
に中間電位を印加する。すると、これらの電極φ1〜3
の下に一連の電位井戸が形成され、この電位井戸内で信
号電荷の加算が行われる。垂直帰線期間が終了すると、
垂直駆動回路15は電極φ1〜φ4を4相駆動して、垂
直CCD13上の信号電荷を正方向に逐次転送する。こ
のように転送された信号電荷は、水平帰線期間中に水平
CCD14に逐一転送され、外部に読み出される。
【0072】以上の動作により、第2の実施形態では、
第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さら
に、第2の実施形態に特有な効果としては、奇数行およ
び偶数行の両方について電子シャッタをかけているの
で、黒体温度の一層高い撮影対象を観察できる点であ
る。
【0073】次に、別の実施形態について説明する。 (第3の実施形態)図11は、第3の実施形態(請求項
5に対応)を示す図である。図において、シリコンのN
型基板31の上には、Pウェル32を介して、N型の受
光部34が形成される。(さらに、暗電流を防ぐため
に、埋め込みホトダイオード構成とする場合には、N型
の受光部34の表面にP型拡散層を設ける場合があ
る。)また、受光部34の隣には、分離領域33を介し
て、垂直CCD36のN型拡散層が形成され、垂直CC
D36の上には、絶縁膜を介して電極φ1〜φ4が設け
られる。
【0074】第3の実施形態における構成上の特徴点
は、受光部34下部のPウェル32がその他の領域に比
べて浅くなっている点である。これによりいわゆる「縦
型オーバーフロードレイン構造」が構成される。なお、
本実施形態では、電荷排出部として縦型オーバーフロー
ドレイン構造を採用しているが、請求項5に記載の発明
は、この構成に限定されるものではない。例えば、電荷
排出部として「横型オーバーフロードレイン構造」など
を採用してもよい。
【0075】また、N型基板31とPウェル32との間
には、逆バイアス電圧(図示せず)が印加され、Pウェ
ル32の受光部(N型)34の下部は完全に空乏化され
る。一方、受光部34に信号電荷が蓄積されるに従っ
て、受光部34の電位は徐々に下がり、最終的には受光
部34とPウェル32との間が順方向にバイアスされ
る。
【0076】その後、受光部34からPウェル32に漏
れる電荷は、周囲に溢れる前に、N型基板31とPウェ
ル32との間に印加された逆バイアス電圧により縦方向
に吸い出され、N型基板31に吸収される。したがっ
て、第1の実施形態と同様の読み出し動作を実施する際
に、蓄積時間の長い側の受光部34において、分離領域
33を超えて信号電荷が垂直CCD36に混入するなど
の不具合を確実に防ぐことが可能となる。
【0077】次に、別の実施形態について説明する。 (第4の実施形態)図12は、第4の実施形態(請求項
6に対応)を示す図である。
【0078】図において、シリコンのP型基板42の上
に、N型の受光部44が形成される。さらに、埋め込み
ホトダイオード構成によって暗電流を防ぐために、N型
の受光部44の表面に浅いP型拡散層43aが設けられ
る。このP型拡散層43aに一部に接して、白金(P
t)とシリコンの反応で生成される白金シリサイド(P
tSi)とN型の受光部44とからなるショットキー接
合が設けられ、PtSiショットキーダイオード45が
形成される。
【0079】また、受光部44の隣には、分離領域43
を介して、垂直CCD46のN型拡散層が形成され、垂
直CCD46の上には、絶縁膜を介して電極φ1〜φ4
が設けられる。第4の実施形態における構成上の特徴点
は、電荷排出経路であるP型拡散層43aが、PtSi
ショットキー接合を介して、受光部44に接している点
である。
【0080】このようなPtSiショットキー接合のポ
テンシャル障壁は、PN接合のポテンシャル障壁よりも
低い。そのため、受光部44に蓄積される信号電荷は、
早い段階でPtSiショットキーダイオード45から漏
れ出す。このように漏れ出した電荷は、受光部44上の
P型拡散層43aとP型の分離領域43とを経てP型基
板42に排出される。
【0081】したがって、第1の実施形態と同様の読み
出し動作を実施する際に、蓄積時間の長い側の受光部4
4において、分離領域43を超えて信号電荷が垂直CC
D46に混入するなどの不具合を確実に防ぐことが可能
となる。次に、別の実施形態について説明する。 (第5の実施形態)図13は、第5の実施形態(請求項
7に対応)を示す図である。
【0082】図13において、固体撮像素子51の画像
出力は、1/2Hディレイライン52の入力端子および
加算器53の一方の入力端子に入力され、1/2Hディ
レイライン52の遅延出力は、加算器53の他方の入力
端子に入力される。
【0083】加算器53の加算出力は、ルックアップテ
ーブル部55を介して外部に出力される。なお、請求項
7に記載の発明と第5の実施形態との対応関係について
は、蓄積手段は1/2Hディレイライン52に対応し、
加算手段は加算器53に対応する。以下、第5の実施形
態における動作を説明する。
【0084】まず、固体撮像素子51では、水平1行お
きに異なる蓄積時間で信号電荷を蓄積する。次に、固体
撮像素子51は、垂直水平方向に倍速で駆動され、倍速
の画像信号が読み出される。1/2Hディレイライン5
2は、このような倍速の画像信号を1/2H(1水平期
間の半分)だけ遅延することにより、1行前の水平ライ
ンを順次出力する。
【0085】加算器53は、1行前の水平ラインと現在
の水平ラインとを加算する。ルックアップテーブル部5
5は、加算器53の加算出力に対し、予め定められた利
得調整を施して外部に出力する。このような動作によ
り、第5の実施形態では、第1の実施形態と同様の効果
を得ることができる。
【0086】特に、第5の実施形態に特有の効果として
は、水平ラインの加算処理を固体撮像素子51の外部回
路で実施しているので、既存の固体撮像素子51をその
まま使用できる点である。次に、別の実施形態について
説明する。 (第6の実施形態)図14は、第6の実施形態(請求項
7に対応)を示す図である。
【0087】図14において、固体撮像素子56の画像
出力は、1フィールドディレイライン57の入力端子お
よび加算器58の一方の入力端子に入力され、1フィー
ルドディレイライン57の遅延出力は、加算器58の他
方の入力端子に入力される。加算器58の加算出力は、
ルックアップテーブル部59を介して外部に出力され
る。
【0088】なお、請求項7に記載の発明と第6の実施
形態との対応関係については、蓄積手段は1フィールド
ディレイライン57に対応し、加算手段は加算器58に
対応する。以下、第6の実施形態における動作を説明す
る。まず、固体撮像素子56では、1フィールドおきに
異なる蓄積時間で信号電荷を蓄積する。
【0089】次に、固体撮像素子56は、垂直方向に飛
び越し走査を行い、奇数フィールドおよび偶数フィール
ドの画像信号を順次に読み出す。1フィールドディレイ
ライン57は、このようなフィールド読み出しの画像信
号を1フィールドだけ遅延することにより、1フィール
ド前の画像信号を順次出力する。
【0090】加算器58は、1フィールド前の画像信号
と現在の画像信号とを画素単位に加算する。ルックアッ
プテーブル部59は、加算器58の加算出力に対し、予
め定められた利得調整を施して外部に出力する。このよ
うな動作により、第6の実施形態では、第1の実施形態
と同様の効果を得ることができる。
【0091】特に、第6の実施形態に特有の効果として
は、水平ラインの加算処理を固体撮像素子56の外部回
路で実施しているので、既存の固体撮像素子56をその
まま使用できる点である。なお、上述した実施形態で
は、NTSC規格などの標準テレビジョンフォーマット
の準拠する場合について説明したが、これに限定される
ものではない。一般的には、フレームレートや撮像素子
の画素数などにかかわらず本発明を適用することが可能
である。
【0092】また、上述した実施形態では、フィールド
蓄積の場合について説明したが、撮像素子の蓄積動作に
限定されるものではない。例えば、フレーム蓄積をして
もよいし、静止画像の蓄積でもよい。さらに、上述した
実施形態では、不要電荷の電荷量を全て排出する場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではない。例
えば、不要電荷の電荷量の一部を排出してもよい。この
ような動作においても、信号電荷の電荷量を適宜に制御
できるのでダイナミックレンジを拡大することが可能と
なる。
【0093】また、上述した実施形態では、電子シャッ
タ機能を使用する際に、蓄積時間が垂直帰線期間以下に
制限されているが、これに限定されるものではない。例
えば、不要電荷の排出経路を専用に設けることにより、
蓄積時間を垂直帰線期間以上に設定することが可能とな
る。さらに、第1の実施形態では、光電変換部1として
白金シリサイド(PtSi)とシリコンとのショットキ
ー接合を使用しているが、この構成に限定されるもので
はない。例えば、イリジウムシリサイド(IrSi)や
パラジウムシリサイド(PdSi)などの金属シリサイ
ドを使用することもできる。
【0094】また、第4の実施形態では、白金シリサイ
ド(PtSi)とシリコンとのショットキー接合を余剰
電荷の排出口として使用しているが、この構成に限定さ
れるものではない。一般に、シリコンのPN接合のポテ
ンシャル障壁よりも低いポテンシャル障壁であればよ
い。例えば、このようなポテンシャル障壁としては、イ
ンジウムシリサイド(InSi)やパラジウムシリサイ
ド(PdSi)などの金属シリサイドとシリコンとのシ
ョットキー接合を使用することができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,8に記
載の発明では、長短2種類の蓄積時間をもつ水平行が混
在した状態で、撮影対象が撮像される。
【0096】このとき、撮影対象の明るい領域について
は、蓄積時間の比較的短い水平行において高階調に撮像
される。一方、撮影対象の暗い領域については、蓄積時
間の比較的長い水平行において高S/Nおよび高階調に
撮像される。したがって、明暗どちらの撮影対象につい
ても適正に撮像された画像を一度に得ることが可能とな
る。
【0097】特に、比較的長い蓄積時間側を、最大受光
レベルにおいて光電変換部が飽和する時間まで長くする
ので、撮影対象の特に暗い領域までを高階調に撮像する
ことが可能となる。したがって、撮像装置のダイナミッ
クレンジは暗側に確実に拡大する。また、これら2種類
の水平行が混在して表示されることにより、視覚的にダ
イナミックレンジの広い画像を得ることができる。
【0098】さらに、混在する水平行の一方を画像内か
ら選択抽出することにより、明暗のどちらか一方につい
て高階調に撮像された画像を簡便に生成することも可能
となる。請求項2,9に記載の発明では、長短2種類の
蓄積時間により得られた水平行がライン加算される。
【0099】このとき、撮影対象の特に明るい領域につ
いては、飽和レベルの分だけ桁上げされた高階調の信号
電荷を得る。また、撮影対象の特に暗い領域について
は、暗電流レベルの分だけ桁上げされた高階調の信号電
荷を得る。したがって、撮影対象の明暗どちらの領域に
ついても階調つぶれなどが発生しにくく、ダイナミック
レンジが広い画像を得ることができる。
【0100】さらに、水平行のライン加算が、外部回路
によらず垂直転送路上で容易に実現できるので、撮像装
置の小型化や低コスト化を十分に図ることが可能とな
る。請求項3,10に記載の発明では、インターレース
走査の奇数フィールドと偶数フィールドとにおいて、水
平行の奇数番目および偶数番目における蓄積時間の設定
を交互に入れ替える。
【0101】そのため、両フィールドにおける水平ライ
ンの重心位置は、一方に偏って接近することがなく、図
3(c)に示されるように、重心ずれδが生じない。し
たがって、インターレース走査時の水平ラインがインタ
ーレースする関係を正確に保つことができる。このよう
な効果により、インターレース走査時における垂直解像
度の実効値が低下するという弊害を確実に回避すること
ができる。
【0102】また、インターレース表示時に、重心ずれ
δによって微視的な歪みが発生するという弊害を確実に
回避することもできる。請求項4に記載の発明では、光
電変換部を、金属シリサイドとシリコンとのショットキ
ー接合から構成するので、赤外線用の撮像装置を実現す
ることができる。請求項5に記載の発明では、光電変換
部を、シリコンのPN接合から構成するので、可視光線
用の撮像装置を実現することができる。
【0103】また、本発明では、光電変換部において信
号電荷が飽和する状態を積極的に利用するが、このよう
な飽和状態において余剰の信号電荷が電荷排出部から排
出されるので、ブルーミングなどの弊害を抑制すること
ができる。請求項6に記載の発明では、電荷排出部が、
PN接合のポテンシャル障壁よりも小さなポテンシャル
障壁を介して、PN接合の少なくとも一部の領域に接す
る。
【0104】そのため、PN接合のポテンシャル障壁を
超える以前に、小さなポテンシャル障壁を介して電荷排
出部に信号電荷を円滑に排出することができる。請求項
7に記載の発明では、外部回路を用いて、請求項2とほ
ぼ同様の機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,8に記載の発明を説明する図であ
る。
【図2】請求項2,9に記載の発明を説明する図であ
る。
【図3】請求項3,10に記載の発明を説明する図であ
る。
【図4】第1の実施形態(請求項1〜4,8〜10に対
応)を示す図である。
【図5】第1の実施形態における画素構成を詳細に示す
図である。
【図6】駆動タイミングを説明する図である。
【図7】第1の実施形態における偶数フィールドの読み
出し動作を説明する図である。
【図8】第1の実施形態における出力特性を示す図であ
る。
【図9】第2の実施形態(請求項1〜4,8〜10に対
応)の駆動タイミングを示す図である。
【図10】第2の実施形態における偶数フィールドの読
み出し動作を説明する図である。
【図11】第3の実施形態(請求項5に対応)を示す図
である。
【図12】第4の実施形態(請求項6に対応)を示す図
である。
【図13】第5の実施形態(請求項7に対応)を示す図
である。
【図14】第6の実施形態(請求項7に対応)を示す図
である。
【図15】従来の撮像装置の一例を示す図である。
【図16】電子シャッタ機能を有する撮像装置の出力特
性を示す図である。
【符号の説明】
1 光電変換部 2 垂直転送路 3 ゲート手段 4 水平転送路 5 電荷加算手段 11 P型基板 12 PtSiショットキーダイオード 13 垂直CCD 14 水平CCD 15 垂直駆動回路 16 掃き出し線 21 ガードリング 22 分離領域 23 シリコン酸化膜 24 Al反射膜 31 N型基板 32 Pウェル 33 分離領域 34 受光部 36 垂直CCD 42 P型基板 43 分離領域 43a P型拡散層 44 受光部 45 PtSiショットキーダイオード 46 垂直CCD 51 固体撮像素子 52 1/2Hディレイライン 53 加算器 55 ルックアップテーブル部 56 固体撮像素子 57 1フィールドディレイライン 58 加算器 59 ルックアップテーブル部 61 PtSiショットキーダイオード 62 垂直CCD 63 転送ゲート 64 水平CCD 66 出力アンプ 67 排出部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平垂直方向に配列され、受光量に応じ
    て信号電荷を蓄積する複数の光電変換部と、 前記光電変換部の垂直列ごとに配置され、かつ電荷を垂
    直方向に転送する垂直転送路の群と、 所定の蓄積時間にわたり前記光電変換部に蓄積された信
    号電荷を、前記垂直転送路に移送するゲート手段と、 前記垂直転送路群の転送出力を水平方向に転送する水平
    転送路とを備えた撮像装置において、 前記ゲート手段は、 前記光電変換部の水平行の奇数番目と偶数番目とについ
    て、前記信号電荷の蓄積時間を相異なる長さに制御し、 前記蓄積時間の内で比較的長い側は、 最大受光レベルにおいて前記光電変換部が飽和する時間
    に設定されることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の撮像装置において、 垂直方向に隣接する前記光電変換部から移送された信号
    電荷を、前記垂直転送路上の電位井戸内で加算する電荷
    加算手段を備えたことを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の撮像装置において、 前記ゲート手段は、 インターレース走査の奇数フィールドと偶数フィールド
    とにおいて、前記水平行の奇数番目および偶数番目にお
    ける蓄積時間の長さを交互に入れ替えることを特徴とす
    る撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の撮像装置において、 前記光電変換部は、 金属シリサイドとシリコンとのショットキー接合から構
    成されることを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の撮像装置において、 前記光電変換部は、シリコンのPN接合から構成され、 前記PN接合に生じる余剰の信号電荷を排出する電荷排
    出部を備えたことを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の撮像装置において、 前記電荷排出部は、 前記PN接合のポテンシャル障壁よりも小さなポテンシ
    ャル障壁を介して、前記PN接合の少なくとも一部の領
    域に接することを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の撮像装置において、 前記水平転送路の転送出力を水平行ごともしくはフィー
    ルドごとに蓄積する蓄積手段と、 前記水平転送路の転送出力と、前記蓄積手段を介して遅
    延した転送出力とを画素単位に加算する加算手段とを備
    えたことを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 水平垂直方向に配列され、受光量に応じ
    て信号電荷を蓄積する複数の光電変換部と、前記光電変
    換部の垂直列ごとに配置されて電荷を垂直方向に順次転
    送する垂直転送路の群と、前記光電変換部に蓄積された
    信号電荷を前記垂直転送路に移送するゲート手段と、前
    記垂直転送路群の転送出力を水平方向に転送する水平転
    送路とを備えた撮像装置から画像信号を読み出す駆動方
    法において、 前記光電変換部の水平行の奇数番目と偶数番目とについ
    て、相異なる信号蓄積時間で信号電荷を蓄積するステッ
    プと、 前記光電変換部にそれぞれ蓄積された信号電荷を前記ゲ
    ート手段を介して前記垂直転送路に移送するステップ
    と、 前記垂直転送路および前記水平転送路を介して画像信号
    を読み出すステップとを有し、 前記蓄積時間の内で比較的長い側が、最大受光レベルに
    おいて前記光電変換部が飽和する時間に設定されてなる
    ことを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の撮像装置の駆動方法に
    おいて、 垂直方向に隣接する前記光電変換部から移送された信号
    電荷を、前記垂直転送路上の電位井戸内で加算するステ
    ップを有することを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の撮像装置の駆動方法
    において、 インターレース走査の奇数フィールドと偶数フィールド
    とにおいて、前記水平行の奇数番目および偶数番目にお
    ける蓄積時間の長さを交互に入れ替えるステップを有す
    ることを特徴とする撮像装置の駆動方法。
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