JPH10243221A - 原稿判定装置 - Google Patents
原稿判定装置Info
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- JPH10243221A JPH10243221A JP9044103A JP4410397A JPH10243221A JP H10243221 A JPH10243221 A JP H10243221A JP 9044103 A JP9044103 A JP 9044103A JP 4410397 A JP4410397 A JP 4410397A JP H10243221 A JPH10243221 A JP H10243221A
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Abstract
された原稿(ジェネレーション原稿)であるか否かを高
精度に判定する。 【解決手段】 平均値算出部5はLog変換後のb信号
について、注目画素周辺の平均値を求め、二値化処理部
4はこれを二値化の閾値として、二値化処理する。パタ
ーンマッチング回路(PM2)6は、二値化後のb信号
から1画素×3画素のパターンを検出する。PM1によ
ってシアン、マゼンタ色が検出されず、PM2によって
パターンが検出されたとき、注目画素を追跡パターン画
素として判定する。
Description
真式のカラー複写機で出力されたジェネレーション原稿
であるか否かを高精度に判定する原稿判定装置に関す
る。
ナで得られたRGB信号に対し、原稿の色再現を忠実に
行う目的で色補正が行われている。ところで、カラース
キャナにおけるカラー読み取り分光特性としては等色関
数の近似的なものしか得られない。その結果、色材の異
なる例えば印刷インキと印画紙のある色について、人間
が見て等しく見える色でも、カラースキャナで得られる
RGB信号に違いが生じることになる。このため、一般
的に印刷原稿に合わせて色補正の設計を行うことから、
概略的に言えば印刷原稿以外の色材からなる他の原稿の
色は合わないことになる。
つにカラー複写機で出力した原稿、孫コピーあるいはジ
ェネレーションと呼ばれているもの(以下、ジェネレー
ション原稿)がある。このジェネレーション原稿の色再
現についても上記した問題が生じる。すなわち、印刷用
に設計された唯一の色補正手段では、ジェネレーション
原稿の色再現は保証されない。
に、ジェネレーション原稿に打たれた追跡パターンを積
極的に検出し、ジェネレーション原稿であると判明した
ならば、それに応じた色補正を行なうことで、印刷原稿
/ジェネレーション原稿ともに、自動的に色再現を保証
するカラー画像処理装置および出力原稿判定装置を提案
した。
載された装置では、ジェネレーション原稿に打たれた追
跡パターンを積極的に検出し、ジェネレーション原稿で
あると判明したならば、それに応じたγ補正を行なうこ
とにより、リニアな階調特性を有する出力画像を得るも
のである。
た装置では、イエローの追跡パターンを検出する場合、
固定の閾値で二値化している。カラー複写機で出力され
た画像の中にはいわゆる再生紙を使っている場合もあ
り、この場合地肌レベルも高くなるため、地レベルの低
い紙に閾値を合わせた場合、うまく追跡パターンが検出
できないと言う問題がある。
ターン検出方法では、上記したように原稿の地レベルに
左右されることはないが、他の原稿もジェネレーション
原稿と誤判定する可能性が高い。具体的には、前掲した
公報に記載されたパターン検出は、3×3のマスクを用
いて、注目画素iの濃度が以下の論理式を満たし、かつ
該画素がイエローであるとき、識別パターンとして検出
する。
∩(i<c)∩(i<d)∩(i<e)∩(i<f)∩
(i<g)∩(i<h)。
小さいため、地レベルが高い場合の追跡パターンを検出
できるものの、網点原稿はじめインクジェット原稿な
ど、すなわち中問調を小さなドットで表現する絵柄原稿
あるいはノイズを誤検出する可能性が高い。
もので、本発明の目的は、対象原稿が電子写真方式のカ
ラー複写機で出力された原稿であるか否かを高精度に判
定する原稿判定装置を提供することにある。
に、請求項1記載の発明では、原稿をデジタル的に読み
出し、追跡パターンに相当する画素を検出する手段と、
該検出結果を基に前記原稿がカラー複写機による出力画
像であるか否かを判定する手段を備えた原稿判定装置で
あって、前記追跡パターンに相当する画素を検出する手
段は、特定色信号に対して局所的に平均値を求める手段
と、該平均値を基に前記特定色信号を二値化する手段
と、該二値化された信号に対してパターンマッチングを
行なう手段からなることを特徴としている。
は、ブルーフィルタによって色分解された信号であるこ
とを特徴としている。
は、レッド、グリーン、ブルーによって色分解された信
号から、原稿のイエロー濃度に相当する信号を所定の演
算によって算出した信号であることを特徴としている。
用いて具体的に説明する。本発明では、プレスキャンを
利用して、原稿のカラー複写機出力である画像に特有な
追跡パターンを下地のレベルに左右されることなく適応
的に二値化し、その後、追跡パターン特有の形を積極的
に利用して検出することにより、ジェネレーション原稿
を精度よく判定する。
は、本発明のジェネレーション原稿判定装置の構成を示
す。ジェネレーション原稿であるか否かを判定するた
め、本実施例の装置では、カラー複写機出力画像に必ず
印字されている追跡パターンに注目し、追跡パターンを
パターンマッチングを利用して検出する。一般に、追跡
パターンは、400dpiのプリンタにおいて特有の形
状(例えば1画素×3画素の程度)でイエロートナーで
印字される。従って、従来から幾つかの方法でこの追跡
パターンを検出する方法がとられている。
が提案した方法があるが、固定の閾値で二値化した後、
パターンマッチングしていることから、再生紙など若干
色のついたジェネレーション原稿に打たれた追跡パター
ンを、意図通りに検出できない問題があることは前述し
た通りである。
法があるが、網点印刷や、デイザ出力されたインクジェ
ット原稿も、局所的には上記追跡パターンと類似した情
報をかなりの頻度で持っているため、これらをジェネレ
ーション原稿と間違える可能性がある。また、黄色のス
パイクノイズも追跡パターンとして誤検出する可能性も
高く、その結果として原稿の判定を誤るという問題があ
る。
を解決するような追跡パターン検出手段を備えたジュネ
レーション原稿判定装置を提案するものである。
有し、原稿を読み取って、赤、緑、青の3色の色分解信
号(アナログ)を得て、これら3信号に対して、A/D
変換を行い、rgbのデジタル信号(各8ビット)を出
力する。スキャナの解像度は400dpiとする。
概ね反射率リニアな信号であり、これを濃度リニアな信
号に変換する。従って、Log変換後の出力信号として
は、紙白を0、黒を255とする。
理として、rg信号それぞれに対して、MTF補正フィ
ルタを施す。図2は、MTF補正フィルタの係数の一例
を示す。
部4では、固定の閾値で二値化を行なう。ここで、閾値
として、本発明では、再生紙を考慮した(つまり、再生
紙の地を白と判定するような)閾値を設定する。
に依存しないような二値化の閾値を設定するため、まず
注目画素周辺の平均値を求める。ここでは、例えば図3
に示すような1×5画素内の平均値を求める。そして、
この平均値を二値化用閾値とする。あるいは、追跡パタ
ーン形状をより明確に出力するために、この平均値に所
定の値を加算して、二値化用閾値としても良い。
算出部5で算出された閾値で二値化を行なう。ここで、
閾値として、本発明では、再生紙を考慮した(つまり、
再生紙の地を白と判定するような)閾値を設定する。
り、rやgの補色であるところのシアン色やマゼンタ色
が注目画素近傍に存在せず、言い替えればイエロー領域
を検出することになる。
的なパターンである400dpiプリンタで1画素×3
画素の追跡パターンを検出するためのパターンを準備し
た。一般に、印刷の網点ドットは円形や正方形であり、
準備したようなパターンにヒットすることはない。
回路から出力が全てonすなわち全てマッチングしたと
き、注目画素を追跡パターン画素として判定する。
面)において、前述した追跡パターンの画素数を計数す
る。
数値(V)と所定の閾値(THgen)を比較し、ジェ
ネレーション原稿である否かを判定する。V>THge
nであれば、原稿がジェネレーション原稿であるという
信号を出力する。
ェネレーション原稿判定装置の他の構成を示す。この色
補正処理の詳細については後述する。色補正回路を設け
る理由は、以下の通りである。イエロー単色で打たれた
追跡パターンをRGB信号で見た場合、理想的な色分解
はできず、RG信号にもイエロー成分がレスポンスして
しまう。すなわち、信号レベルが0ではない。また、B
信号にも若干理想からのずれが生じ、本来の追跡パター
ン形状(1×3画素)から若干その形が崩れる可能性が
ある。そこで、R,G,B信号を色補正処理したC,
M,Y信号から追跡パターンを検出するものである。
印刷原稿用とジェネレーション用があるが、原稿認識を
行なうプレスキャン時にはジェネレーション用色補正係
数を設定しておくと、追跡パターンが理想に近い形にな
るので検出には有利に働き、判定性能が向上する。
た画像再生装置〉ここでは、前述した図1のジェネレー
ション原稿判定装置を利用して、画像を再生する装置
(カラー画像処理装置)について説明する。図6は、本
発明の画像再生装置の構成を示す。図において、21は
カラースキャナ、22はLog変換回路、23は色補正
回路、24はカラープリンタ、25は原稿判定回路、2
6は色補正係数格納部である。
補正手段としては、網点写真(印刷)用とジェネレーシ
ョン原稿用の2種類を持つことにする。もちろん、例え
ば特開平6−197218号公報に記載された技術を利
用して、さらに銀塩写真(印画紙)用やそれらの混在用
などを準備することは、広範囲の原稿に対しての色の忠
実性を保証する意味で有効である。
スキャナ21は前述した通りである。 Log変換回路22;カラースキャナ21の出力信号は
概ね反射率リニアな信号である。これを色補正処理によ
り有利な濃度信号(RGB信号)に変換する。これによ
り、色補正変換の線形性がより保証され、言い替えれば
色補正回路を簡単化することができる。
一次式で色補正を行うものとする。すなわち、R,G,
BをLog変換後の信号(各8ビット)とし、Y,M,
Cをプリンタ駆動信号とし、a0〜a3、b0〜b3、
c0〜c3を色補正係数群とすると、本色補正回路は、
式(1)によって表される。
ョン原稿用の色補正係数群を準備する。
マゼンタ、イエローの3色で画像を作成するプリンタで
あって、駆動信号(C,M,Y)を受取り、画像を作成
する。なお、プリンタがブラックを加えた4色再生のと
きは、例えばmin(C,M,Y)でブラック信号を作
成し、その分をC,M,Yから引くいわゆるUCR処理
によって駆動信号を作り、プリントアウトすればよい。
ジェネレーション原稿判定装置を使用する。従って、そ
の判定は、ジェネレーション原稿(電子写真式プリンタ
原稿)とそれ以外、つまり印刷原稿を識別し、その結果
を出力する。原稿判定回路25はプレスキャン時に作動
する。プレスキャン時には、原稿の全体をスキャンする
必要はなく、原稿の一部、例えば白地の可能性の高い原
稿周囲だけでもよい。また、さらには、プレスキャンを
行なわずに、画像を再生して行く途中で、色補正係数を
切り替えるようにしてもよい。すなわち、初期値として
は印刷用色補正係数を設定し、スキャンしている途中の
いずれかの位置で原稿の判定を行ない、ジェネレーショ
ン原稿と判明したらば、それ以降はジェネレーション原
稿用の色補正係数に切り替える。
は、基本的には前掲した特開平6−197218号公報
に記載された手順で決める。該公報には、網点写真用、
銀塩写真用の設定方法が記載されていて、ここでは特に
ジェネレーション原稿用の色補正係数の設定方法の一例
について説明する。
*,a*,b*−C,M,Y)を求める。すなわち、C
MY信号を適当な間隔で選択し、図7に示すようなカラ
ーパッチ群を電子写真式プリンタ(カラー複写機のプリ
ンタ部)を使用して作成する。ここで、カラープリンタ
は、シアン、マゼンタ、イエローの3色各8ビット信号
を入力するものとする。混色パッチを適当な計測計(L
*,a*,b*)で測定する。これらのデータ群に対し
最小二乗法を利用し、式(2)を得る。
群を(このとき数種類の電子写真式プリンタを使用して
パッチを作成するとデータが平均化される)カラースキ
ャナから入力し、Log変換後の各パッチのR,G,B
信号を得る。一方、これらカラーパッチを測色計で計測
し、各パッチのL*,a*,b*値を得る。
(R,G,B−C,M,Y)のデータ群を得ることがで
きる。このデータ群に対して、上記(1)式に対し最小
二乗法を用いて、ジェネレーション原稿色とプリントア
ウトされた色が合うような色補正係数群(a0〜a3、
b0〜b3、c0〜c3)を求める。
ン原稿用の色補正係数は、ROMあるいはRAMで構成
された色補正係数格納部26に設定される。プレスキャ
ン時に原稿判定回路25が作動し、原稿がジェネレーシ
ョン原稿であるか否かを判定する。ジェネレーション原
稿であると判定されたときには、色補正係数格納部26
内のジェネレーション原稿用係数を選択する信号が出力
される。そして、本スキャン時に、選択されたジェネレ
ーション原稿用係数が読み出されて色補正回路23に設
定され、ジェネレーション原稿に適した色補正係数を用
い、式(1)に従って色補正処理が行われる。
判定装置を使用して、色補正係数を切り替える例を示し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明
の原稿判定装置を使用して、例えば前掲した特開平7−
336541号公報に記載の画像処理装置に適用し、原
稿に応じて階調補正手段を変更することも可能である。
ば、原稿が電子写真式のプリンタを持つカラー複写機で
出力された原稿(ジェネレーション原稿)であるか否か
を高精度に判定することが可能となる。特に、再生紙に
代表されるような地レベルの高い紙に追跡パターンが打
たれている場合でも、安定して該パターンを検出するこ
とができ、つまりジェネレーション原稿であると判定す
ることが可能である。また、パターンマッチングによっ
て検出すべきパターンを正確に限定しているので、従来
比較的誤判定していた印刷原稿やインクジェット出力原
稿をジェネレーション原稿であると誤判定することがほ
とんどなくなる。
を示す。
一例を示す。
用のパターンを示す。
す。
Claims (3)
- 【請求項1】 原稿をデジタル的に読み出し、追跡パタ
ーンに相当する画素を検出する手段と、該検出結果を基
に前記原稿がカラー複写機による出力画像であるか否か
を判定する手段を備えた原稿判定装置であって、前記追
跡パターンに相当する画素を検出する手段は、特定色信
号に対して局所的に平均値を求める手段と、該平均値を
基に前記特定色信号を二値化する手段と、該二値化され
た信号に対してパターンマッチングを行なう手段からな
ることを特徴とする原稿判定装置。 - 【請求項2】 前記特定色信号は、ブルーフィルタによ
って色分解された信号であることを特徴とする請求項1
記載の原稿判定装置。 - 【請求項3】 前記特定色信号は、レッド、グリーン、
ブルーによって色分解された信号から、原稿のイエロー
濃度に相当する信号を所定の演算によって算出した信号
であることを特徴とする請求項1記載の原稿判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04410397A JP3496911B2 (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 原稿判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04410397A JP3496911B2 (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 原稿判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10243221A true JPH10243221A (ja) | 1998-09-11 |
JP3496911B2 JP3496911B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=12682287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04410397A Expired - Lifetime JP3496911B2 (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 原稿判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3496911B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007259107A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Pentax Corp | パターンマッチングシステム |
KR20130108052A (ko) * | 2012-03-23 | 2013-10-02 | 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 | 화상 처리 장치, 화상 처리 방법, 및 컴퓨터 가독 기억 매체 |
US8903170B2 (en) | 2012-08-08 | 2014-12-02 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image processing apparatus, image processing method, and non-transitory computer readable medium |
US8995762B2 (en) | 2012-08-08 | 2015-03-31 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image processing apparatus and non-transitory computer readable medium for obtaining similarity between a local color displacement distribution and an extracted color displacement |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP04410397A patent/JP3496911B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4662873B2 (ja) * | 2006-03-23 | 2011-03-30 | Hoya株式会社 | パターンマッチングシステム |
KR20130108052A (ko) * | 2012-03-23 | 2013-10-02 | 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 | 화상 처리 장치, 화상 처리 방법, 및 컴퓨터 가독 기억 매체 |
JP2013201489A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-10-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置及び画像処理プログラム |
US8818087B2 (en) | 2012-03-23 | 2014-08-26 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image processing apparatus and non-transitory computer readable medium |
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