JPH10242884A - 周波数シンセサイザおよび受信機および周波数変調器 - Google Patents

周波数シンセサイザおよび受信機および周波数変調器

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JPH10242884A
JPH10242884A JP4191597A JP4191597A JPH10242884A JP H10242884 A JPH10242884 A JP H10242884A JP 4191597 A JP4191597 A JP 4191597A JP 4191597 A JP4191597 A JP 4191597A JP H10242884 A JPH10242884 A JP H10242884A
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Yoshishige Yoshikawa
Yoshio Horiike
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入時の立ち上げおよび周波数切り替え
を短時間で行う。 【解決手段】 信号源1の出力を分周器2、3で分周
し、分周器の出力を非線形素子に入力するとともにミキ
シングして不要成分をフィルタで除去することにより出
力を得る。分周器の分周数を変更することにより、出力
周波数を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてページャ
ー、コードレスリモコン、コードレス電話等の無線通信
機器の信号源に用いられる周波数シンセサイザに関す
る。
【0002】
【従来の技術】周波数シンセサイザとしてPLL(Phas
e Locked Loop)方式によるものが知られている。図1
1は、従来の周波数シンセサイザの構成を示すブロック
図である。図11において、105は基準信号源、10
3は可変分周器、7は出力端子、101は電圧制御発振
器、102は位相比較器、103はローパスフィルタで
ある。
【0003】電圧制御発振器101の出力は可変分周器
103に入力される。可変分周器103は入力信号の周
波数を分周して出力する。ここで、分周数は予め所定の
値に設定してある。そして前記可変分周器103の出力
と基準信号源105からの信号が位相比較器102に入
力される。位相比較器102では可変分周器103の出
力と基準信号源105の出力の位相比較を行い位相差の
大きさに応じた信号を出力する。位相比較器102の出
力はローパスフィルタ103で高域成分を除去されて電
圧制御発振器101の制御端子に入力される。上記よう
なフィードバックループが構成され、位相比較器102
での位相差が小さくなるよう制御が行われる。
【0004】上記のようなPLL方式による周波数シン
セサイザの特徴は任意のチャンネル周波数に対応した複
数の周波数を出力できることである。
【0005】次に、従来の受信機および周波数変調器に
ついて説明する。図12は、従来の受信機および周波数
変調器の構成を示すブロック図である。図12におい
て、105は基準信号源、104はPLLシンセサイ
ザ、12は第1のミキサ、13は第2のミキサ、17は
受信アンプ、18は復調回路、109は高周波信号端
子、19は復調データ出力端子、106は変調信号発生
器、15は高周波フィルタ、110は送信アンプ、10
8はスイッチ、22は90度移相器、25は変調データ
入力端子である。
【0006】まず従来の受信機の動作について説明す
る。高周波信号入力端子109に入力された高周波信号
はスイッチ108、高周波フィルタ15および受信アン
プ17を経由して第1および第2のミキサ12、13に
入力される。一方、PLLシンセサイザ104の出力周
波数は受信する前記高周波信号の周波数とほぼ同じに設
定されている。前記PLLシンセサイザ104の出力は
第1および第2のミキサ12、13に入力される。ここ
で第1のミキサ12に入力される信号は90度移相器2
2により90度移相されている。これは第1および第2
のミキサ12、13により互いに直交したベースバンド
信号を得るためである。第1および第2のミキサ12、
13でミキシングが行われ、それぞれ第1および第2の
ベースバンド信号が出力される。前記第1および第2の
ベースバンド信号を用いて復調回路18で復調が行わ
れ、復調データが復調データ出力端子19より出力され
る。以上のような構成により受信機が構成されている。
【0007】次に従来の周波数変調器について説明す
る。変調データ入力端子25に入力された変調データは
変調信号発生器106に入力される。変調信号発生器1
06では変調データに応じてPLLシンセサイザ104
および基準信号源105の周波数を変調するための信号
を発生する。すなわち変調信号発生器106の出力はP
LLシンセサイザ104の周波数制御端子および基準信
号源106の周波数可変端子に入力される。ここでPL
Lシンセサイザ104の周波数制御端子とは、図11の
説明で述べた電圧制御発振器101の周波数制御端子に
相当する。また、基準信号源105の周波数可変端子と
は、例えば水晶発振器において水晶発振子に接続された
負荷容量を可変するために設けられた容量可変コンデン
サのバイアス端子である。このようにしてPLLシンセ
サイザ104の出力信号は周波数変調される。前記PL
Lシンセサイザ104の出力は送信アンプ110および
スイッチ108を経由して高周波信号端子109より出
力される。以上のような構成により周波数変調器が構成
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の周波数シンセサイザの問題点は所定の周波数を得る
ための制御にフィードバックループを用いているため、
電源投入時の立ち上げ動作および周波数切り替えに時間
を要することである。立ち上げ時間および周波数切り替
え時間は、PLLのフィードバックループの自然角周波
数により特徴づけられる。そして、自然角周波数を大き
く設定すれば、上記の時間を短縮できる。しかし各チャ
ンネルに対応した周波数間隔で信号を設定するという制
約と、C/N特性やスプリアス特性の制約から十分に自
然角周波数を大きくすることは困難であった。すなわち
1番目の制約のため位相比較器の比較周波数がチャンネ
ル周波数間隔またはそれ以下である必要があり、2番目
の制約のためループゲインを大きくできない。そのため
従来の周波数シンセサイザでは立ち上げ時間や周波数切
り替え時間を短くするのに限界があり、十分な特性が得
られなかった。
【0009】また、上記のような従来の受信機の問題点
は、信号源としてPLLシンセサイザを用いているため
電源投入時の立ち上げ動作および周波数切り替えに時間
を要することである。
【0010】また、従来の上記の周波数変調器の問題点
は周波数変調を行うためにPLLシンセサイザおよび基
準信号源の両方を変調する必要があり、安定して変調信
号が得られず、また調整が必要なことである。PLLシ
ンセサイザおよび基準信号源の両方を変調する必要があ
る理由を説明する。たとえば変調データとして2値FS
Kに用いるNRZ信号を考えると、この信号は高い周波
数から直流までの周波数成分を含んでいる。伝送速度2
400bpsのベースバンド信号では直流成分から1.2K
Hzの成分までが存在する。ところがPLLシンセサイザ
のフィードバックループのループゲインは低い周波数で
大きくなるため直流成分付近では変調がかからない。一
方、基準信号源はすべての周波数で周波数変調すること
ができる。しかし、高い周波数ではPLLシンセサイザ
のループゲインが小さいためPLLシンセサイザに変調
がかからない。従って高い周波数での変調にはPLLシ
ンセサイザを直接変調する必要があり、低い周波数の変
調には基準信号源を変調する必要がある。そのため、P
LLシンセサイザおよび基準信号源の両方を変調する必
要がある。
【0011】本発明は上記の課題を解決するものであ
り、電源投入時の立ち上げおよび周波数切り替えが短時
間で行える、周波数シンセサイザ、受信機を提供すると
ともに安定して変調信号が得られ、調整が不要な周波数
変換器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の周波数シンセサ
イザは、上記課題を解決するために、信号源の信号を複
数の分周器で分周し、非線形素子でミキシングすること
により所望の周波数を得るものである。
【0013】上記発明によれば、可変分周器により周波
数を選択するためフィードバックループが不要となり、
立ち上げおよび各チャンネルに対応した周波数への切り
替えを短時間実現することができる。また、出力周波数
が複数の分周器の分周数の組み合わせにより決まるの
で、出力周波数を小さな周波数間隔で設定することが出
来る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、信号源の出力を入力す
る2個以上の分周器と、前記分周器の出力を入力する非
線形素子と、前記非線形素子の出力を入力するフィルタ
を備え、前記分周器の少なくとも1つの分周器の分周数
を変えて出力周波数を切り替えるものである。そして、
電源投入時の立ち上げ時間および周波数切り替え時間を
短くすることができる。
【0015】また、信号源の出力を入力する第1および
第2の可変分周器と、前記第1および第2の可変分周器
の出力を入力するミキサと、前記ミキサの出力信号を入
力し前記第1および第2の可変分周器の出力周波数の和
または差の周波数成分を通過するフィルタと、制御回路
とデータテーブルを備え、前記制御回路は前記データテ
ーブルのデータに基づいて前記第1および第2の可変分
周器の分周数を設定するものである。そして、スプリア
スの発生を抑えることができ、また、デジタル回路のE
XOR演算で希望信号を得ることが出来る。
【0016】また、信号源の出力を入力する第1、第
2、第3および第4の可変分周器と、前記第1および第
2の可変分周器の出力を入力する第1のミキサと、前記
第3および第4の可変分周器の出力を入力する第2のミ
キサと、前記第1および第2のミキサの出力を入力する
第3のミキサと、前記第3のミキサの出力を入力し前記
第1、第2、第3および第4の可変分周器の出力周波数
の和または差の周波数成分を通過するフィルタと、制御
回路とデータテーブルを備え、前記制御回路は前記デー
タテーブルのデータに基づいて前記第1、第2、第3お
よび第4の可変分周器の分周数を設定する行うものであ
る。そして、小さな周波数間隔で出力周波数を設定でき
る。
【0017】また、前記信号源の出力を入力する第1お
よび第2の可変分周器と、前記第1および第2の可変分
周器の出力を入力する第1のミキサと、前記第1のミキ
サの出力と前記信号源の出力を入力する第2のミキサ
と、前記第2のミキサの出力を入力し前記第1および第
2の可変分周器および前記信号源の出力周波数の和また
は差の周波数成分を通過するフィルタと、制御回路とデ
ータテーブルを備えるものである。そして、高い周波数
の出力信号を小さな周波数間隔で設定できる。
【0018】また、高周波信号と前記信号源の出力を入
力して第1の中間周波数信号を得るための第1のミキサ
と、前記信号源の出力を入力する2個以上の分周器と、
前記分周器の出力を入力する非線形素子と、前記非線形
素子の出力を入力するフィルタと、前記フィルタの出力
と前記第1の中間周波数信号を入力して第2の中間周波
数信号を得るための第2のミキサと、前記第2のミキサ
の出力を用いて復調する復調回路を備え、前記分周器の
分周数を変更して受信する高周波信号のチャンネル選択
を行うものである。そして、電源投入後および周波数切
り換え時に、短い時間で所望のチャンネル周波数の高周
波信号を受信することができる。
【0019】また、信号源の出力を入力する第1および
第2の可変分周器と、前記第1および第2の可変分周器
の出力を入力し前記第1の可変分周器と前記第2の可変
分周器の出力周波数の和または差の周波数成分を出力す
る第1のミキサと、前記第1のミキサの出力と前記信号
源の出力を入力する第2のミキサと、前記第2のミキサ
の出力を入力し前記第1のミキサと前記信号源の出力周
波数の和または差の周波数成分を通過するフィルタと、
前記フィルタの出力と高周波信号をミキシングして中間
周波数信号を得るための第3のミキサと、前記中間周波
数信号を用いて復調する復調回路と、前記第1および第
2の可変分周器の分周数を設定する制御回路と、各チャ
ンネルに対応した前記可変分周器の分周数を決めるため
のデータテーブルを備えたものである。そして、ローカ
ル信号として高い周波数の信号で小さい周波数間隔が得
られ、高周波信号を1度の周波数変換で復調可能な低い
周波数に変換できる。そのためスプリアス特性に優れた
受信機を実現できる。
【0020】また、信号源の出力と高周波信号をミキシ
ングして中間周波数信号を得るための第1のミキサと、
前記信号源の出力を入力する第1および第2の可変分周
器と、前記第1および第2の可変分周器の出力を入力す
る第2のミキサと、前記第2のミキサの出力を入力し前
記第1および第2の可変分周器の出力周波数の和または
差の周波数成分を通過するフィルタと、前記フィルタの
出力と前記中間周波数信号をミキシングして互いに直交
した第1および第2のベースバンド信号を得るための第
3および第4のミキサと、前記第1および第2のベース
バンド信号により復調する復調回路を備えたものであ
る。そして、分周器の分周数を大きく設定できるため、
更に小さな周波数間隔でローカル信号の周波数を設定す
ることが出来る。
【0021】また、フィルタの出力信号の周波数ずれを
検出する周波数ずれ検出回路を備え、前記周波数ずれ検
出回路からの信号に基づいて可変分周器の分周数を変更
することにより前記ローカル信号の周波数補正を行うも
のである。そして、ローカル信号の周波数補正を簡単な
回路でかつ高速に行うことができる。
【0022】また、信号源の出力を入力する第1および
第2の可変分周器と、前記信号源の出力と前記第1およ
び第2の可変分周器の出力を入力し前記第1の可変分周
器と前記第2の可変分周器の出力周波数の和または差の
周波数成分を出力する第1のミキサと、前記第1のミキ
サの出力と前記信号源の出力を入力する第2のミキサ
と、前記第2のミキサの出力を入力し前記第1のミキサ
と前記信号源の出力周波数の和または差の周波数成分を
通過するフィルタと、変調制御回路を備え、前記変調制
御回路は変調データに応じて前記可変分周器の分周数を
変えて周波数変調を行うものである。そして、安定して
変調信号が得られ、調整が不要である。そして、大きな
周波数偏位の変調が得られる。
【0023】以下、図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。 (実施例1)図1は、本発明による周波数シンセサイザ
の実施例1の構成を示すブロック図である。図1におい
て、1は信号源、2は第1の可変分周器、3は第2の可
変分周器、4は第3の可変分周器、5は非線形素子、6
はフィルタ、7は出力端子である。
【0024】信号源1の出力は第1、第2および第3の
可変分周器2、3および4に入力される。第1、第2お
よび第3の可変分周器2、3および4の出力は非線形素
子5に入力される。非線形素子5では、非線形性により
周波数のミキシングが行われ、第1、第2、第3の可変
分周器2、3および4の出力信号周波数の和または差の
周波数の信号成分が複数出力される。次に非線形素子5
の出力はフィルタ6に入力され、不要な信号成分が除去
される。つまりフィルタ6は、第1、第2、第3の可変
分周器2、3および4の出力信号周波数の和または差の
周波数の信号成分のち1つの成分を通過し、他の成分を
除去するためのものである。フィルタ6の出力は出力端
子7より出力される。ここで複数の可変分周器の信号を
非線形素子でミキシングするのは小さな周波数間隔の出
力信号を得るためである。例えば、100MHzの信号か
ら1MHz付近の出力信号を得る場合を考えると、分周器
が1つであると設定できる出力の周波数間隔は約100
ppmである。一方、2つの分周器を用いて分周数をそれ
ぞれ199および201にすると分周器の出力は0.5
02512MHzおよび0.497512・・MHzであり、
非線形素子によるミキシングにより和の周波数である
1.000024・・MHzの信号成分が得られる。そし
て、分周数を198および202に設定すると分周器の
出力は0.505050MHzおよび0.495049・・M
Hzであり、非線形素子の出力として1.000099・
・MHzが得られる。これら得られた信号の周波数差は0.
755ppmと非常に小さな周波数間隔を実現することが
できる。従って、所望の出力周波数を得るためにそれぞ
れの可変分周器の分周数の組み合わせ変更することによ
り小さな周波数間隔で出力周波数を設定することが出来
る。
【0025】電源投入後の回路の立ち上げ時間は、可変
分周器2、3、4および非線形素子5およびフィルタ6
の立ち上げ時間だけで決まり、いずれも非常に高速に立
て上げることが可能である。これはPLL方式のように
フィードバックループが不要であるからである。また、
可変分周器2、3および4の分周数を設定すると直ちに
所望の出力周波数得られる。従って、本実施例の周波数
シンセサイザは電源投入後の立ち上げ時間および周波数
切り替えの時間を著しく短くすることができる。
【0026】尚、本実施例では、3つの可変分周器を用
いたが、2つまたは4つ以上の可変分周器を用いて構成
してもよい。
【0027】(実施例2)図2は、本発明による周波数
シンセサイザの実施例2の構成を示すブロック図であ
る。図2において、図1と同じ構成要素には同一の番号
を付けてある。図2において、8はミキサ、9は制御回
路、10はデータテーブルである。本実施例の特徴は第
1および第2の可変分周器2、3の出力をミキサ8に入
力することと、所望の出力周波数を得るための第1およ
び第2の可変分周器2、3の分周数を制御回路9により
設定することである。制御回路は出力端子7の出力とし
て所望の周波数を得るための分周器の分周数をデータテ
ーブル10のデータに基づいて決定し、第1および第2
の可変分周器2、3の分周数を設定する。本実施例で
は、ミキサを用いているために出力の信号品質を向上す
ることが出来る。すなわちバランス型のミキサを用いる
ことによりミキサへの2つの入力信号周波数の和および
差の周波数成分を得るが、入力信号の周波数成分は除去
することが出来る。また、イメージキャンセルミキサを
用いることにより、ミキサへの2つの入力信号周波数の
和または差の周波数の一方を出力し、他方を減衰するこ
とが出来る。
【0028】尚、ミキサによるミキシング操作は、デジ
タル信号処理のEXOR演算によっても実現出来るた
め、本実施例の回路の大部分をデジタル回路で構成する
ことが出来るという利点がある。また、制御回路による
分周数の設定は、データテーブルではなく、演算器を設
けて演算処理により分周数を求めても良い。
【0029】(実施例3)図3は、本発明による周波数
シンセサイザの実施例3の構成を示すブロック図であ
る。図3において、11は第4の可変分周器、12は第
1のミキサ、13は第2のミキサ、14は第3のミキサ
である。また、図1および2と同じ構成要素には同一の
番号を付けてある。
【0030】実施例3の特徴は、4つの可変分周器の出
力をミキサによりミキシングしている点である。本実施
例では4つの可変分周器2、3、4、11の分周数を制
御回路9により独立に設定している。それぞれの可変分
周器の分周数の組み合わせにより出力端子7の出力とし
て更に小さな周波数間隔の信号を得ることが出来る。そ
のため所望の出力周波数に非常に近い周波数の出力を得
ることが出来る。フィルタ6は第3のミキサの出力から
所望の周波数以外の成分を除去するためのものである。
【0031】尚、フィルタ6を第3のミキサの出力側に
のみ接続したが、第1および第2のミキサの出力にもフ
ィルタを接続し、第1および第2のミキサの出力の不要
成分をそれぞれ除去してから第3のミキサに入力する構
成とすることにより、不要成分の除去量を改善すること
が出来る。
【0032】(実施例4)図4は、本発明による周波数
シンセサイザの実施例4の構成を示すブロック図であ
る。図2および3と同じ構成要素には同一の番号を付け
てある。
【0033】本実施例の特徴は第1のミキサ12の出力
と信号源1の出力を第2のミキサ13でミキシングして
いる点にある。信号源1の信号は第1および第2の可変
分周器2、3で分周され、第1のミキサ12でミキシン
グされる。ここで、第1のミキサからは第1および第2
の可変分周器2、3のそれぞれの出力周波数の和または
差の周波数成分が出力される。そして、第1のミキサ1
2の出力が第2のミキサ13で信号源1の信号とミキシ
ングされることにより高い周波数に変換される。そし
て、不要信号成分をフィルタ6で除去している。本実施
例では第2のミキサ13を用いない前記第2の実施例の
場合と同様の小さな周波数間隔を得ることが出来ことが
でき、これに加えて出力周波数を高くすることが出来る
という特徴がある。
【0034】尚、本実施例ではフィルタを第2のミキサ
13の出力側のみに接続したが、第1のミキサ12の出
力にも接続することにより不要成分の除去量を改善する
ことが出来る。
【0035】(実施例5)図5は、本発明による受信機
の実施例5の構成を示すブロック図である。図5におい
て、15は高周波フィルタ、16は中間周波数フィル
タ、17は受信アンプ、18は復調回路、19は復調デ
ータ出力端子、20は高周波信号入力端子である。ま
た、図2および3と同じ構成要素には同一の番号を付け
てある。
【0036】以下に本実施例の動作について説明する。
高周波信号端子20に入力された高周波信号は高周波フ
ィルタ15によりイメージ周波数を除去されて第1のミ
キサ12に入力される。そして第1のミキサ12では高
周波信号と信号源1の信号がミキシングされ、第1の中
間周波数信号が出力される。第1の中間周波数信号はイ
メージ周波数を除去するために中間周波数フィルタ16
を経由して第2のミキサ13に入力される。一方、信号
源1の信号は第1の分周器2および第2の分周器3に入
力され、それぞれ分周される。ここで第1および第2の
分周器は異なった分周数に設定されていても良い。第1
および第2の分周器の出力は非線形素子5に入力され、
非線形素子5からは前記第1および第2の分周器2、3
の出力のそれぞれの周波数の差および和の周波数成分が
出力される。フィルタ6では前記和または差の周波数成
分の一方を通過し、その他の周波数成分を減衰する。フ
ィルタ6の出力は第2のミキサ13に入力され、前記中
間周波数信号とミキシングされ低周波の第2の中間周波
数信号に変換される。そして第2の中間周波数信号を用
いて復調器18により復調操作が行われる。ここで、第
1および第2の分周器2、3の分周数を変更することに
より、受信するチャンネル周波数を選択することができ
る。
【0037】以上が本実施例の受信機の動作である。本
実施例による受信機では、第1のミキサへ入力される信
号源1の周波数を固定とし、チャンネル選択のための周
波数設定を第2のミキサ13への入力信号を二つの分周
器の分周数の組み合わせを適切に設定することにより行
っている。そのためPLL回路のようなフィードバック
回路が不要となり受信機の立ち上がり時間を短くするこ
とが出来る。また二つの分周器の分周数の組み合わせに
より所望の周波数を得ているため、設定可能な周波数間
隔を小さくすることが出来る。
【0038】尚、設定可能な周波数間隔を更に小さくす
るために、分周器を3個以上設けても良い。
【0039】(実施例6)図6は、本発明による受信機
の実施例6の構成を示すブロック図である。図6におい
て、図2および5と同じ構成要素には同一の番号を付け
てある。本実施例と実施例5の受信機の違いは第3のミ
キサ14を設けたことにある。ミキサを用いることによ
り第1および第2の可変分周器の出力のミキシングを確
実に行うことが出来る。そしてバランスミキサとするこ
とにより不要なスプリアス成分を低減することができ
る。またイメージキャンセルミキサとすることにより前
記第1および第2の可変分周器のそれぞれの出力周波数
の差または和の周波数の1方を出力し、他方を減衰する
ことが出来るため後段のフィルタ6の減衰特性を緩和す
ることができる。
【0040】また、本実施例では制御回路9およびデー
タテーブル10を設けている。制御回路9は、第2のミ
キサ13への入力信号として所望の周波数を得るための
第1および第2の可変分周器2、3の分周数をデータテ
ーブルのデータより決定し、前記第1および第2の可変
分周器2、3の分周数を設定する。
【0041】尚、本実施例ではデータテーブルを用いた
が所望の周波数を得るための分周数を演算によって求め
ても良い。
【0042】(実施例7)図7は、本発明による受信機
の実施例7の構成を示すブロック図である。図7におい
て、図2および5と同じ構成要素には同一の番号を付け
てある。本実施例では第1および第2の可変分周器2、
3の出力を第2のミキサ13でミキシングし、第2のミ
キサ13の出力と信号源1の出力を第3のミキサ14で
ミキシングすることにより第1のミキサ12への入力信
号を得ている。第2のミキサ13からは第1および第2
の可変分周器2、3のそれぞれの周波数の和または差の
周波数成分が出力される。そして第3のミキサ14から
は前記和または差の周波数と信号源1の周波数の和また
は差の周波数成分が出力される。ここで、フィルタ6は
第3のミキサ14の出力の不要成分を除去するためのも
のである。本実施例では、第3のミキサ14の出力周波
数として信号源1に近い高い周波数を小さな周波数間隔
で得ることが出来るため、高周波信号を1回のミキシン
グで低い周波数に変換することが出来、同時にチャンネ
ル選択を行うことが出来る。高周波信号とのミキシング
を1回とできるためイメージ妨害特性を向上することが
出来る。
【0043】(実施例8)図8は、本発明による受信機
の実施例8の構成を示すブロック図である。図8におい
て、21は第4のミキサ、22は90度移相器である。
また図7と同じ構成要素には同一の番号を付けてある。
【0044】本実施例8と実施例7との違いは第3のミ
キサ14、第4のミキサ21、および90度移相器22
からなる直交復調器を構成していることである。本実施
例の構成では第1のミキサ12の出力信号を直交復調器
によりベースバンド信号に変換する。そのために第2の
ミキサ13の出力として第1のミキサ12の出力信号周
波数とほぼ等しい周波数が得られるように第1および第
2の可変分周器2、3の分周数を設定している。本構成
の特徴は第2のミキサ13の出力周波数を低くすること
ができるため、第1および第2の可変分周器2、3の分
周数を大きくすることが出来ることである。分周数を大
きくすることにより更に小さな周波数間隔で信号を得る
ことが出来る。
【0045】(実施例9)図9は、本発明による受信機
の実施例9の構成を示すブロック図である。図9におい
て、23は周波数ずれ検出回路である。また、図8と同
じ構成要素には同一の番号を付けてある。
【0046】本実施例の特徴は、高周波信号入力端子2
0から入力される高周波信号と信号源1の周波数のズレ
を検出し、補償することである。受信機としての動作
は、前記実施例8と同様であるが、復調回路18からの
信号により周波数ずれを検出する周波数ずれ検出回路2
3を設けている。そして、前記周波数ずれ検出回路23
からの信号を基に制御回路9は第1および第2の可変分
周器2、3の分周数を変更する。
【0047】本実施例の受信機では、周波数ずれが補償
されるため安定して受信動作を行うことが出来る。そし
て、この補償は分周数を変更するだけで行えるため、高
速で行うことが出来る。
【0048】(実施例10)図10は、本発明による周
波数変調器の実施例10の構成を示すブロック図であ
る。図10において、24は変調制御回路、25は変調
データ入力である。信号源1の信号は、第1の可変分周
器2および第2の可変分周器3に入力され、分周が行わ
れる。前記第1および第2の可変分周器3の出力は第1
のミキサ12に入力され、ミキシングが行われる。第1
のミキサからは第1および第2の可変分周器2、3のそ
れぞれの出力周波数の和または差の周波数が出力され
る。第1のミキサ12の出力と信号源1の出力が第2の
ミキサ13でミキシングされ、それぞれの周波数の和ま
たは差の周波数が出力される。そしてフィルタ6で不要
成分が除去されて出力端子7から出力される。
【0049】周波数変調の動作は変調制御回路24によ
り、第1および第2の可変分周器2、3の分周数を変え
ることによって行われる。すなわち、変調データ入力端
子25に入力された変調データが変調制御回路24に入
力され、変調制御回路24は前記変調データに基づいて
第1および第2の可変分周器2、3の分周数を時間的に
変化させることにより周波数変調を行うことができる。
そして分周数の変化で変調特性が決まるため安定して変
調が得られ、調整も不要である。
【0050】また、変調を分周数の変更のみで行うの
で、高速に変調をかけることが可能である。また、変調
の周波数偏位量は分周数の変化によって決まるが、この
分周数は大きく変えることができ、大きな周波数偏位量
を得ることが可能である。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
周波数シンセサイザによれば、次の効果が得られる。
【0052】信号源の信号を可変分周器で分周して得て
おり、可変分周器の分周数は瞬時に設定できるので、電
源投入後の立ち上げ時間および周波数切り替え時間を著
しく短くできるという効果がある。また、2個以上の可
変分周器で分周した信号を非線形素子でミキシングして
いるので出力周波数を小さな周波数間隔で得ることがで
きるという効果がある。
【0053】また、分周器出力のミキシングにミキサを
用いているので、信号品質を向上できるという効果あ
る。
【0054】また、4個の可変分周器を用いてそれぞれ
分周数を独立に設定しているため、出力信号の周波数を
小さな周波数間隔で設定することができる。
【0055】また、2つの可変分周器の出力のミキシン
グ信号を更に信号源の信号とミキシングしているため、
高い周波数の出力信号を得ることができるという効果が
ある。
【0056】また、本発明の受信機によれば、次の効果
が得られる。信号源の信号を分周した信号をローカル信
号として用いていてチャンネル選択しているので、分周
数を変更するだけで短時間に受信するチャンネルを切り
替えることができるという効果がある。
【0057】また、高周波信号を1回のミキシングで低
周波の信号に変換できるため、イメージ妨害特性を向上
できるという効果がある。
【0058】また、直交復調器を構成しているため、分
周器の分周数を大きくでき、更に小さな周波数間隔で設
定することができる。
【0059】また、周波数ずれ検出回路を設けて、可変
分周器の分周数を変更するので、周波数ずれを補正し、
常に安定した受信状態を保つことができるという効果が
ある。
【0060】また、本発明の周波数変換器によれば、次
の効果が得られる。変調制御回路により分周数を変化さ
せて周波数変調を行うので、安定して変調が得られ、調
整も不要である。また、高速に変調をかけることが可能
である。また、大きな周波数偏位量を得ることが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における周波数シンセサイザ
のブロック図
【図2】本発明の実施例2における周波数シンセサイザ
のブロック図
【図3】本発明の実施例3における周波数シンセサイザ
のブロック図
【図4】本発明の実施例4における周波数シンセサイザ
のブロック図
【図5】本発明の実施例5における周波数シンセサイザ
のブロック図
【図6】本発明の実施例6における受信機のブロック図
【図7】本発明の実施例7における受信機のブロック図
【図8】本発明の実施例8における受信機のブロック図
【図9】本発明の実施例9における受信機のブロック図
【図10】本発明の実施例10における周波数変調器の
ブロック図
【図11】従来の周波数シンセサイザの構成を示すブロ
ック図
【図12】従来の受信機および周波数変調器の構成を示
すブロック図
【符号の説明】
1 信号源 2 第1の可変分周器 3 第2の可変分周器 4 第3の可変分周器 5 非線形素子 6 フィルタ 7 出力端子 8 ミキサ 9 制御回路 10 データテーブル 11 第4の可変分周器 12 第1のミキサ 13 第2のミキサ 14 第3のミキサ 15 高周波フィルタ 16 中間周波数フィルタ 17 受信アンプ 18 復調回路 19 復調データ出力端子 20 高周波信号入力端子 21 第4のミキサ 22 90度移相器 23 周波数ずれ検出回路 24 変調制御回路 25 変調データ入力端子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号源と、前記信号源の出力を入力する2
    個以上の分周器と、前記複数の分周器からの出力信号を
    入力する非線形素子と、前記非線形素子からの出力信号
    を入力するフィルタを備え、前記分周器の少なくとも1
    つの分周数を変えて出力周波数を切り替える周波数シン
    セサイザ。
  2. 【請求項2】信号源と、前記信号源の出力を入力する第
    1および第2の可変分周器と、前記第1および第2の可
    変分周器からの出力信号を入力するミキサと、前記ミキ
    サの出力信号を入力し前記第1および第2の可変分周器
    の出力周波数の和または差の周波数成分を通過するフィ
    ルタと、制御回路とデータテーブルを備え、前記制御回
    路は前記データテーブルのデータに基づいて前記第1お
    よび第2の可変分周器の分周数を設定する周波数シンセ
    サイザ。
  3. 【請求項3】信号源と、前記信号源からの出力信号を入
    力する第1、第2、第3および第4の可変分周器と、前
    記第1および第2の可変分周器からの出力信号を入力す
    る第1のミキサと、前記第3および第4の可変分周器か
    らの出力信号を入力する第2のミキサと、前記第1およ
    び第2のミキサからの出力信号を入力する第3のミキサ
    と、前記第3のミキサの出力を入力し前記第1、第2、
    第3および第4の可変分周器の出力周波数の和または差
    の周波数成分を通過するフィルタと、制御回路とデータ
    テーブルを備え、前記制御回路は前記データテーブルの
    データに基づいて前記第1、第2、第3および第4の可
    変分周器の分周数を設定する周波数シンセサイザ。
  4. 【請求項4】信号源と、前記信号源の出力を入力する第
    1および第2の可変分周器と、前記第1および第2の可
    変分周器からの出力信号を入力する第1のミキサと、前
    記第1のミキサからの出力信号と前記信号源からの出力
    信号を入力する第2のミキサと、前記第2のミキサから
    の出力信号を入力し前記第1および第2の可変分周器お
    よび前記信号源の出力周波数の和または差の周波数成分
    を通過するフィルタと、制御回路とデータテーブルを備
    え、前記制御回路は前記データテーブルのデータに基づ
    いて前記第1および第2の可変分周器の分周数を設定す
    る周波数シンセサイザ。
  5. 【請求項5】信号源と、高周波信号と前記信号源からの
    出力信号を入力して第1の中間周波数信号を得るための
    第1のミキサと、前記信号源からの出力信号を入力する
    複数の分周器と、前記分周器からの出力信号を入力する
    非線形素子と、前記非線形素子からの出力信号を入力す
    るフィルタと、前記フィルタの出力と前記第1の中間周
    波数信号を入力して第2の中間周波数信号を得るための
    第2のミキサと、前記第2のミキサの出力を用いて復調
    する復調回路を備え、前記分周器の分周数を変更して受
    信する高周波信号のチャンネル選択を行う受信機。
  6. 【請求項6】信号源と、前記信号源からの出力信号と高
    周波信号をミキシングして第1の中間周波数信号を得る
    ための第1のミキサと、前記信号源からの出力信号を入
    力する第1および第2の可変分周器と、前記第1および
    第2の可変分周器からの出力信号を入力する第2のミキ
    サと、前記第2のミキサからの出力信号を入力し前記第
    1および第2の可変分周器の出力周波数の和または差の
    周波数成分を通過するフィルタと、前記フィルタの出力
    と前記第1の中間周波数信号をミキシングして第2の中
    間周波数信号を得るための第3のミキサと、前記第2の
    中間周波数信号を用いて復調する復調回路と、前記第1
    および第2の可変分周器の分周数を設定する制御回路
    と、各チャンネルに対応した前記可変分周器の分周数を
    決めるためのデータテーブルを備え、前記制御回路は所
    望のチャンネルを得るために前記データテーブルのデー
    タにより前記第1および第2の可変分周器の分周数の設
    定を行う受信機。
  7. 【請求項7】信号源と、前記信号源からの出力信号を入
    力する第1および第2の可変分周器と、前記第1および
    第2の可変分周器からの出力信号を入力し前記第1の可
    変分周器と前記第2の可変分周器の出力周波数の和また
    は差の周波数成分を出力する第1のミキサと、前記第1
    のミキサからの出力信号と前記信号源の出力を入力する
    第2のミキサと、前記第2のミキサからの出力信号を入
    力し前記第1のミキサと前記信号源の出力周波数の和ま
    たは差の周波数成分を通過するフィルタと、前記フィル
    タの出力と高周波信号をミキシングして中間周波数信号
    を得るための第3のミキサと、前記中間周波数信号を用
    いて復調する復調回路と、前記第1および第2の可変分
    周器の分周数を設定する制御回路と、各チャンネルに対
    応した前記可変分周器の分周数を決めるためのデータテ
    ーブルを備え、前記制御回路は所望のチャンネルを得る
    ために前記データテーブルのデータにより前記第1およ
    び第2の可変分周器の分周数の設定を行う受信機。
  8. 【請求項8】信号源と、前記信号源の出力と高周波信号
    をミキシングして中間周波数信号を得るための第1のミ
    キサと、前記信号源からの出力信号を入力する第1およ
    び第2の可変分周器と、前記第1および第2の可変分周
    器からの出力信号を入力する第2のミキサと、前記第2
    のミキサからの出力信号を入力し前記第1および第2の
    可変分周器の出力周波数の和または差の周波数成分を通
    過するフィルタと、前記フィルタの出力と前記中間周波
    数信号をミキシングして互いに直交した第1および第2
    のベースバンド信号を得るための第3および第4のミキ
    サと、前記第1および第2のベースバンド信号により復
    調する復調回路を備えた受信機。
  9. 【請求項9】フィルタの出力信号の周波数ずれを検出す
    る周波数ずれ検出回路を備え、前記周波数ずれ検出回路
    からの信号に基づいて可変分周器の分周数を変更するこ
    とにより前記フィルタの出力信号の周波数を補正する請
    求項5、6、7または8記載の受信機。
  10. 【請求項10】信号源と、前記信号源からの出力信号を
    入力する第1および第2の可変分周器と、前記信号源の
    出力と前記第1および第2の可変分周器からの出力信号
    を入力し前記第1の可変分周器と前記第2の可変分周器
    の出力周波数の和または差の周波数成分を出力する第1
    のミキサと、前記第1のミキサの出力と前記信号源から
    の出力信号を入力する第2のミキサと、前記第2のミキ
    サからの出力信号を入力し前記第1のミキサと前記信号
    源の出力周波数の和または差の周波数成分を通過するフ
    ィルタと、変調制御回路を備え、前記変調制御回路は変
    調データに応じて前記第1または第2の可変分周器の分
    周数を変えて周波数変調を行う周波数変調器。
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