JP3148448B2 - 通信機 - Google Patents
通信機Info
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- JP3148448B2 JP3148448B2 JP03247393A JP3247393A JP3148448B2 JP 3148448 B2 JP3148448 B2 JP 3148448B2 JP 03247393 A JP03247393 A JP 03247393A JP 3247393 A JP3247393 A JP 3247393A JP 3148448 B2 JP3148448 B2 JP 3148448B2
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- Japan
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- frequency
- synthesizer
- intermediate frequency
- pll
- oscillation
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Description
細にはチャンネル切替時間を短縮した通信機に関する。
いて、通信周波数はある一定の間隔(チャンネルセパレ
ーション)にしたがって付与されている。例えば図3に
示す従来の通信機においては、局部発振器を構成するP
LL周波数シンセサイザ30において、その位相比較器
13の位相比較周波数をチャンネルセパレーションと同
じ値に取り、PLL周波数シンセサイザの分周器15の
分周比を可変することによって通信帯域における通信周
波数を決定するように構成している。
て通信周波数を決定するときは、例えば通信帯域内で送
受信周波数を高速スキャンニングや、高速に送受信周波
数変更を行いたくても、PLL周波数シンセサイザの応
答に限界があるためその実現が困難であるという問題点
があった。
とするために電圧制御発振器(VCO)プリセット法、
フラクショナル分周法等が提案されているが、これらに
よるときは回路規模が大きくなったり、特殊な部品を必
要としたりするという問題点があった。
く、高速な送受信周波数可変を可能にした通信機を提供
することを目的とする。
発振器としてPLL周波数シンセサイザを備えて受信周
波数のスキャンニングを行う通信機において、通信帯域
におけるチャンネルセパレーションと同じ周波数間隔で
中心周波数が設定された複数個の中間周波フィルタと、
中間周波フィルタを選択するための第1の選択手段と、
通信帯域におけるチャンネルセパレーションと同じ周波
数間隔で発振周波数が設定された複数個のキャリア発振
器と、キャリア発振器を選択するための第2の選択手段
とを備え、受信周波数に基づいてPLL周波数シンセサ
イザの発振周波数と中間周波フィルタとを選択し、送信
周波数に基づいてPLL周波数シンセサイザの発振周波
数とキャリア発振器を選択することを特徴とする。
中間周波フィルタと対をなす中間周波増幅器および復調
器を備え、対をなす中間周波フィルタと中間周波増幅器
と復調器を選択して、受信周波数を可変することを特徴
とする。
ャンネルセパレーションと同じ周波数間隔で中心周波数
が設定された複数個の中間周波フィルタ中から1つの中
間周波フィルタがPLL周波数シンセサイザの発振周波
数に基づいて選択されて受信周波数が可変される。この
場合にチャンネルセパレーションのM倍の位相比較周波
数を用いてもチャンネルセパレーション毎の受信周波数
を得ることができる。しかるに、位相比較周波数をM倍
にすることによってPLL周波数シンセサイザの発振周
波数を変えた場合のロックアップタイムが1/√Mに短
縮されて、受信周波数変更が高速に行える。
るチャンネルセパレーションと同じ周波数間隔で発振周
波数を設定された複数個のキャリア発振器中から1つの
キャリア発振器がPLL周波数シンセサイザの発振周波
数に基づいて選択されて送信周波数が可変される。この
場合にチャンネルセパレーションのM倍の位相比較周波
数を用いてもチャンネルセパレーション毎の送信周波数
を得ることができる。しかるに、位相比較周波数をM倍
にすることによってPLL周波数シンセサイザの発振周
波数を変えた場合のロックアップタイムが1/√Mに短
縮されて、送信周波数変更が高速に行える。
は本発明の一実施例の構成を示すブロック図である。
ションと同じ周波数間隔で中心周波数が設定された複数
の中間周波フィルタ7−1、…、7−MのM個の中間周
波フィルタと、チャンネルセパレーションと同じ周波数
間隔で発振周波数が設定されたM個のキャリア発振器1
7−1、…、17−Mを備えている。
れ、受信の場合にはアンテナ切替器2は通信帯域フィル
タ3を通して高周波増幅器4に供給されて増幅のうえ、
ミキサ5においてPLL周波数シンセサイザ30からの
発振周波数と周波数混合されて中間周波信号fIFに変換
される。
M個の中間周波フィルタ7−1、…、7−M中からセレ
クタ6によってPLL周波数シンセサイザ30の発振周
波数に基づいて選択された中間周波フィルタを通って出
力され、セレクタ6と連動して切替えられるセレクタ8
を介して中間周波増幅器9に供給されて増幅される。中
間周波増幅器9において増幅された中間周波信号は復調
器10において復調され、復調信号として低周波段へ出
力される。
1、ローパスフィルタ12、位相比較器13、基準発振
器14および分周器15からなり、基準発振器14の発
振出力と分周器15から出力とが位相比較器13におい
て位相比較され、ローパスフィルタ12を通した位相比
較出力によってVCO11の発振周波数が制御され、局
部発振出力としてミキサ5に供給されると共に、分周器
15にて分周されて位相比較器13に供給される。ここ
で、チャンネルセパレーションをΔfとすると、位相比
較周波数、すなわち分周器からの出力の周波数はM×Δ
fに選ばれる。
−1、…、17−M中からセレクタ18によってPLL
周波数シンセサイザ30の発振周波数に基づいて選択さ
れたキャリア発振器から出力される搬送波が変調器19
において変調信号により変調され、変調出力はミキサ2
0に供給されてPLL周波数スシンセサイザ30からの
発振周波数と周波数混合されて、高周波信号に変換され
る。ミキサ20からの出力は送信出力増幅器に21に供
給されて増幅のうえ、通信帯域フィルタ22およびアン
テナ切替器2を通してアンテナ1から出力される。
の要求に応じて分周器15の分周比を切替える分周比切
替信号、中間周波フィルタ7−1、…、7−Mを切替え
るためのセレクタ6および8の切替信号、キャリア発振
器17−1…、17−Mを切替えるためのセレクタ18
の切替信号を発生して、分周比、セレクタ6および8、
セレクタ18を通話者や、通信プロトコルの要求に応じ
て切替える。
M=2とした場合を例に、周波数についてチャンネルセ
パレーションはΔf=0.05MHz、周波数f1=1
10MHz、f2=110.5MHz、送受信周波数=
1000MHz,1000.05MHz、1000.1
MHz、…の場合について説明する。ここで、f1、f2
は中間周波数および搬送波周波数を示し、中間周波数f
IFにて代表する。
周波数はM×Δfから、2×0.05MHz=0.1M
Hzとなる。チャンネルセパレーションが0.05MH
zであるためこのままでは通信帯域に割り当てられた通
信チャンネルの1/2しか受信できないが、周波数
f1、f2を切替えることにより、全てのチャンネルをカ
バーすることが可能となる。これを表1を用いて説明す
る。
周波数および動作が記してある。チャンネル番号をチャ
ンネル番号1→チャンネル番号2に変更するときには、
分周比は変化しないので、PLL周波数シンセサイザ3
0の出力周波数は変化しない。しかし、セレクタ6、8
および18はaからbに切替えられるので、中間周波数
fIFが110.05MHz−110MHz=0.05M
Hz変化している。通信帯域フィルタ3および22は通
信帯域において周波数選択性を有するものではないの
で、これは送受信周波数を0.05MHZ高く変えたこ
とにほかならない。
→チャンネル番号3に変更するときには、分周比は89
00から8901に変化するため、PLL周波数シンセ
サイザ30の出力周波数は位相比較周波数に等しい0.
1MHzだけ高くなる。このとき、セレクタ6、8およ
び18はbからaに切替えられるので、中間周波数fIF
は0.05MHz低くなる。この結果、0.1MHz−
0.05MHz=0.05MHzだけ送受信周波数が高
く変化することになる。
ンのM倍の位相比較周波数を用いても、チャンネルセパ
レーション毎の送受信周波数を得ることが可能であるこ
とが判る。
周波数応答を考えると、一般的なPLL周波数シンセサ
イザ30のループ応答における自然角周波数はωnは、
ωn=k/√Nで与えられる。ここで、kは定数、Nは
分周比である。したがって、位相比較周波数をM倍にす
ると、NはN/Mになり、結果として自然角周波数ωn
を√M倍に大きくしたことになる。つまり、PLL周波
数シンセサイザ30の発振周波数を変えたときのロック
アップタイムが1/√Mに短縮されたことになる。本例
では、M=2であるため、約30%の短縮が行われるこ
とになる。
り、そのため中間周波フィルタの切替にはある有限の時
間が必要であるが、この時間は本発明で扱う時間よりも
はるかに短いために、問題にならない。
いて説明する。図2は本発明の一実施例の変形実施例を
示すブロック図である。本変形実施例においては、中間
周波フィルタの中心周波数の数に対応した、中間周波フ
ィルタ7−1、7−2、…、7−Mと中間周波増幅器9
−1、9−2、…、9−Mと復調器10−1、10−
2、…、10−Mとの組を有し、夫々の組が中間周波フ
ィルタの中心周波数に対応しており、セレクタ6および
8によってその内の1つの組を選択するように構成して
ある。
フィルタと中間周波増幅器と復調器とが纏まって選択さ
れるほかは前記一実施例と同様である。本変形実施例は
復調器の入力周波数が中間周波フィルタの中心周波数に
1対1に対応している場合に有効である。
ば、PLL周波数シンセサイザに特殊な対応を行わなく
ても、高速に送受信周波数を変更できる効果がある。し
たがって、送受信周波数をスキャンニングするような場
合にも高速なスキャニングが行えるという効果も得られ
る。さらに、PLL周波数シンセサイザ自体は位相比較
周波数を上げる方向にあるので、PLL周波数シンセサ
イザの周波数応答が高速化したことによるC/Nの悪化
などが発生しないという効果もある。
な部品を必要とせず、従来から使用されている部品によ
って構成できる効果もある。
る。
ロック図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 局部発振器としてPLL周波数シンセサ
イザを備えて受信周波数のスキャンニングを行う通信機
において、通信帯域におけるチャンネルセパレーション
と同じ周波数間隔で中心周波数が設定された複数個の中
間周波フィルタと、中間周波フィルタを選択するための
第1の選択手段と、通信帯域におけるチャンネルセパレ
ーションと同じ周波数間隔で発振周波数が設定された複
数個のキャリア発振器と、キャリア発振器を選択するた
めの第2の選択手段とを備え、受信周波数に基づいてP
LL周波数シンセサイザの発振周波数と中間周波フィル
タとを選択し、送信周波数に基づいてPLL周波数シン
セサイザの発振周波数とキャリア発振器を選択すること
を特徴とする通信機。 - 【請求項2】 請求項1記載の通信機において、中間周
波フィルタと対をなす中間周波増幅器および復調器を備
え、対をなす中間周波フィルタと中間周波増幅器と復調
器を選択して、受信周波数を可変することを特徴とする
通信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03247393A JP3148448B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 通信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03247393A JP3148448B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 通信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06232780A JPH06232780A (ja) | 1994-08-19 |
JP3148448B2 true JP3148448B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=12359955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03247393A Expired - Lifetime JP3148448B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 通信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148448B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100193836B1 (ko) * | 1995-12-29 | 1999-06-15 | 윤종용 | 감소된 위상동기루프를 가지는 디지털 무선통신시스템 및 그 동기화 방법 |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP03247393A patent/JP3148448B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06232780A (ja) | 1994-08-19 |
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