JPH10242881A - デジタル衛星放送用受信機 - Google Patents

デジタル衛星放送用受信機

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JPH10242881A
JPH10242881A JP4186797A JP4186797A JPH10242881A JP H10242881 A JPH10242881 A JP H10242881A JP 4186797 A JP4186797 A JP 4186797A JP 4186797 A JP4186797 A JP 4186797A JP H10242881 A JPH10242881 A JP H10242881A
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JP
Japan
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oscillator
frequency
digital
output
signal
Prior art date
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Application number
JP4186797A
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English (en)
Inventor
Masaki Noda
正樹 野田
Satoshi Adachi
聡 安達
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デジタル衛星放送用受信機の小型化と安定受信
に好適なチューナとデジタル復調を図る。 【解決手段】クロック信号の源発振信号の第三の発振器
19の発振周波数を発振器10の発振周波数の1/Nに
選び、分周手段を設けて、発振器10の分周出力をデジ
タル復調手段17のクロック信号の源発振信号とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル衛星放送
受信機の小型化と安定受信に好適なチューナとデジタル
復調に関する。
【0002】
【従来の技術】QPSK変調やMSK変調などの直交デ
ジタル変調を受信するデジタル衛星放送用受信機の主要
部を図4に示す。1はハイパスフィルタ、2は前置増幅
器、3は可変同調フィルタ、4はミクサ、5は第一の発
振器、6は周波数シンセサイザ、7はバンドパスフィル
タ、8はRFAGC制御手段、9はIF増幅器、10は
第二の発振器、11は直交検波手段、12は90度移相
器、13はIFAGC増幅器、14A,Bは掛算器、1
5はフロントエンド、16はアナログ・デジタル変換
器、17はデジタル復調手段、18はクロック再生手
段、19は第三の発振器、100は高周波入力端子、1
01は屋外ユニットの電源端子、102は同調電源端
子、103は電源端子、104は直交検波器のI出力信
号、105は直交検波器のQ出力信号、110はデジタ
ル復調手段の出力信号、111はクロック再生出力信
号、112はアナログ・デジタル変換器のサンプリング
クロック信号である。フロントエンド12は屋外ユニッ
ト(図示せず)から1GHz帯のデジタル変調信号が入
力端子100から入力され、ハイパスフィルタ1と前置
増幅器2と可変同調フィルタ3によって不要波除去と増
幅が行われミクサ4と第一の発振器5からなる周波数変
換手段により希望チャネルは、例えば、479.5MH
zの中間周波数に変換され、ミクサ4の出力はバンドパ
スフィルタ7とIF増幅器9を介して、直交検波手段1
1によって第二の発振器10の出力から90度移相器1
2で発生した90度異なる二つのキャリア信号と掛算器
14Aと14Bで掛算され、それぞれ直交検波手段11
のIの出力を104からQの出力を105から出力す
る。第二の発振器10は固定発振器である。フロントエ
ンド12から得られたIとQ信号は、アナログ・デジタ
ル変換器16でそれぞれデジタル変換されデジタル復調
手段17によってキャリア再生とクロック再生手段18
によるクロック再生が行われ復調出力110とクロック
信号111とアナログ・デジタル変換器16のサンプリ
ングクロック信号112が出力される。また、デジタル
復調手段17ではエラー訂正が行われる場合もある。第
三の発振器19はクロック再生信号の基となる源発振器
で、その周波数は通常アナログ・デジタル変換器16で
サンプリングする信号レートの2倍以上が用いられる。
例えば40〜50MbpsのQPSK変調を受信する場
合、直交検波手段11のI出力104からQ出力105
は20〜25Mbpsであり、サンプリング周波数は4
0〜50MHz以上となる。したがって第三の発振器1
9は例えば3倍オーバートーンの50〜60MHz帯の
水晶発振器を用いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来例は、デジ
タル衛星放送用受信機をテレビ受信機やVTRなどへ内
蔵するため図4に示した回路ブロックの小型化を図る上
で、独立した3個の発振器を必要とし回路面積が必要な
こと、第三の発振器19に高価な水晶発振子が必要なこ
と、また第三の発振器19のスプリアス成分と中間周波
数の差成分で直交検波手段11のI出力とQ出力の低減
にビート成分が発生しやすいなどの欠点があった。
【0004】本発明の目的は、デジタル衛星放送用受信
機をテレビ受信機やVTRなどへ内蔵するのに好適なチ
ューナとデジタル復調を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のデジタル衛星放
送用受信機は、この目的を達成するために、クロック信
号の源発振信号の第三の発振器の発振周波数を第二の発
振器の発振周波数の1/Nに選び、分周手段を設けて、
第二の発振器の分周出力をデジタル復調手段のクロック
信号の源発振信号とすることにより達成される。第二の
発振器の周波数は、直交検波手段11は擬似同期検波で
動作することから入力の中間周波数と同一で、欧米では
479.5MHz、国内のBSでは402.78MHz
である。これを1/8分周すると59.9375MHz
あるいは50.3475MHzが得られ、デジタル復調
手段17のクロック再生に必要な従来例で述べた第三の
発振器の50〜60MHzを満足することができる。す
なわち、第二の発振器の分周出力を用いることにより第
三の発振器を削除できるため、発振回路パターンの削
減、高価な水晶振動子の削減でき、また、従来の第三の
発振器のスプリアスによる妨害に対しても、本発明では
分周手段の出力周波数と中間周波数とは整数比の関係に
あるため顕著な低域ビート妨害は発生し難い。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図を用いて詳細
に説明する。
【0007】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
る。図中、20は分周手段である。第二の発振器10の
出力を分岐し分周手段20に入力し、分周手段20の出
力120をデジタル復調手段17のクロック再生手段1
8に従来例の第三の発振器の出力に代えて入力する。第
二の発振器10は、例えば、SAW共振子を用いた発振
器であり、ここで分周手段20の分周比を1/8とする
と、欧米の479.5MHzに対しては59.9375
MHz、国内のBSでは402.78MHzに対しては
50.3475MHzが得られ、クロック再生手段18
の源発振信号となる。この実施例で、対応可能なQPS
Kの伝送レートは479.5MHzでは約54Mbp
s、402.78MHzでは約46Mbpsである。分
周手段20は入力周波数がUHF帯であるため一般的な
テレビ用の安価な固定分周器で実現出来る。
【0008】図2は本発明の別の実施例のデジタル衛星
放送用受信機を示すブロック図である。図1に対して本
発明は、アナログ・デジタル変換器16とデジタル復調
手段17をフロントエンド15に一体化した実施例であ
る。本実施例は、デジタル衛星放送用受信機のテレビや
VTRへの組込みに対して有効な例である。第二の発振
器10の分周出力120を用いることにより第三の発振
器を削除できるため、発振回路パターンの削減、高価な
水晶振動子の削減、また、従来の第三の発振器に見られ
るスプリアス妨害に対しても軽減される。
【0009】図3は本発明の別の実施例のデジタル衛星
放送用受信機を示すブロック図である。図2に対して本
発明は、分周手段20と直交検波手段11を集積化した
直交検波IC21とアナログ・デジタル変換器16とデ
ジタル復調手段17を集積化したデジタル復調手段IC
19による実施例である。直交検波IC21において第
二の発振器10の出力を分周手段20で分周し、その分
周出力120をデジタル復調手段IC19のクロック再
生手段18に入力する。本実施例も、デジタル衛星放送
用受信機のテレビやVTRへの組込みに対して小型化が
図れ有効な例である。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、第二の発振器の分周出
力を用いることにより第三の発振器を削除できるため、
発振回路パターンの削減、高価な水晶振動子の削減で
き、また、従来の第三の発振器のスプリアスによる妨害
に対しても、本発明では分周手段の出力周波数と中間周
波数とは整数比の関係にあるため顕著な低域ビート妨害
は発生し難い効果が得られ、デジタル衛星放送用受信機
をテレビ受信機やVTRなどへ内蔵するのに好適な小型
のチューナとデジタル復調を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のデジタル衛星放送用受信機
を示すブロック図。
【図2】本発明の第二の実施例のデジタル衛星放送用受
信機を示すブロック図。
【図3】本発明の第三の実施例のデジタル衛星放送用受
信機を示すブロック図。
【図4】従来のデジタル衛星放送用受信機を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
1…ハイパスフィルタ、 2…前置増幅器、 3…可変同調フィルタ、 4…ミクサ、 5…第一の発振器、 6…周波数シンセサイザ、 7…バンドパスフィルタ、 8…RFAGC制御手段、 9…IF増幅器、 10…第二の発振器、 11…直交検波手段、 15…フロントエンド、 16…アナログ・デジタル変換器、 17…デジタル復調手段、 18…クロック再生手段、 19…アナログ・デジタル変換器内蔵デジタル復調手
段、 20…分周手段、 21…分周器内蔵直交検波手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の発振器とミクサと可変利得増幅器を
    含む周波数変換手段と、第二の発振器と掛算器とからな
    る直交検波手段と、デジタル復調手段と第三の発振器と
    からなり、前記周波数変換手段の出力を前記直交検波手
    段によって擬似同期検波し、前記デジタル復調手段によ
    ってデジタル復調とエラー訂正と第三の発振器の出力を
    クロック信号の源発振信号とするクロック信号を生成す
    るデジタル衛星放送用受信機において、 前記クロック信号の源発振信号の前記第三の発振器の発
    振周波数は、前記周波数変換手段の出力周波数あるいは
    前記第二の発振器の発振周波数の1/N(Nは整数値)
    であることを特徴とするデジタル衛星放送用受信機。
  2. 【請求項2】第一の発振器とミクサと可変利得増幅器を
    含む周波数変換手段と、第二の発振器と掛算器とからな
    る直交検波手段と、デジタル復調手段と第三の発振器と
    からなり、前記周波数変換手段の出力を前記直交検波手
    段によって擬似同期検波し、前記デジタル復調手段によ
    ってデジタル復調とエラー訂正と第三の発振器の出力を
    クロック信号の源発振信号とするクロック信号を生成す
    るデジタル衛星放送用受信機において、 分周手段を具備し、前記第二の発振器の発振出力を分岐
    し前記分周手段に入力され、前記分周手段の出力を前記
    デジタル復調手段のクロック信号の源発振信号とするこ
    とを特徴とするデジタル衛星放送用受信機。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記周波数変換手段と
    前記直交検波手段と前記デジタル復調手段と前記分周手
    段が一体の筐体内に配置され、高周波のデジタル変調信
    号を入力し、デジタル復調信号もしくはエラー訂正出力
    が得られるデジタル衛星放送用受信機。
  4. 【請求項4】請求項2または3において、前記直交検波
    手段と前記分周手段は一つの集積化回路であるデジタル
    衛星放送用受信機。
  5. 【請求項5】請求項2、3または4において、前記直交
    検波手段の前記第二の発振器はSAW発振器であるデジ
    タル衛星放送用受信機。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4または5において、
    N=8あるいは分周比=1/8であるデジタル衛星放送
    用受信機。
JP4186797A 1997-02-26 1997-02-26 デジタル衛星放送用受信機 Pending JPH10242881A (ja)

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