JPH10241699A - 電 池 - Google Patents
電 池Info
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- JPH10241699A JPH10241699A JP9054202A JP5420297A JPH10241699A JP H10241699 A JPH10241699 A JP H10241699A JP 9054202 A JP9054202 A JP 9054202A JP 5420297 A JP5420297 A JP 5420297A JP H10241699 A JPH10241699 A JP H10241699A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current collector
- battery
- lithium
- electrode plate
- negative electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量化された電池用集電体を提供する。
【解決手段】 本発明は、活物質又はリチウムイオンを
吸蔵放出可能なホスト物質を含む合剤層を備えてなる電
池用集電体であって、前記集電体は、絶縁性の基体と、
基体の両面を連通する連通孔と、基体の両面に設けられ
た電子伝導性の導体とを有しており、基体両面に位置す
るそれぞれの導体が前記連通孔を介して電気的に接続さ
れたことを特徴とする。
吸蔵放出可能なホスト物質を含む合剤層を備えてなる電
池用集電体であって、前記集電体は、絶縁性の基体と、
基体の両面を連通する連通孔と、基体の両面に設けられ
た電子伝導性の導体とを有しており、基体両面に位置す
るそれぞれの導体が前記連通孔を介して電気的に接続さ
れたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウム二次電池
に属する。
に属する。
【０００２】
【従来の技術】近年、携帯用無線電話、携帯用パソコ
ン、携帯用ビデオカメラ等の電子機器が開発され、各種
電子機器が携帯可能な程度に小型化されている。それに
伴って、内蔵される電池としても、高エネルギー密度を
有し、且つ軽量なものが採用されている。そのような要
求を満たす典型的な電池は、特にリチウム金属やリチウ
ム合金等の活物質、又はリチウムイオンをホスト物質
（ここでホスト物質とは、リチウムイオンを吸蔵及び放
出できる物質をいう。）である炭素に吸蔵させたリチウ
ムインターカレーション化合物を負極材料とし、ＬｉＣ
ＩＯ4、ＬｉＰＦ6等のリチウム塩を溶解した非プロトン
性の有機溶媒を電解液とするリチウム二次電池である。
ン、携帯用ビデオカメラ等の電子機器が開発され、各種
電子機器が携帯可能な程度に小型化されている。それに
伴って、内蔵される電池としても、高エネルギー密度を
有し、且つ軽量なものが採用されている。そのような要
求を満たす典型的な電池は、特にリチウム金属やリチウ
ム合金等の活物質、又はリチウムイオンをホスト物質
（ここでホスト物質とは、リチウムイオンを吸蔵及び放
出できる物質をいう。）である炭素に吸蔵させたリチウ
ムインターカレーション化合物を負極材料とし、ＬｉＣ
ＩＯ4、ＬｉＰＦ6等のリチウム塩を溶解した非プロトン
性の有機溶媒を電解液とするリチウム二次電池である。
【０００３】リチウム二次電池は、上記の負極材料をそ
の支持体である負極集電体に保持してなる負極板、リチ
ウムコバルト複合酸化物のようにリチウムイオンと可逆
的に電気化学反応をする正極活物質をその支持体である
正極集電体に保持してなる正極板、電解液を保持すると
ともに負極板と正極板との間に介在して両極の短絡を防
止するセパレータからなっている。
の支持体である負極集電体に保持してなる負極板、リチ
ウムコバルト複合酸化物のようにリチウムイオンと可逆
的に電気化学反応をする正極活物質をその支持体である
正極集電体に保持してなる正極板、電解液を保持すると
ともに負極板と正極板との間に介在して両極の短絡を防
止するセパレータからなっている。
【０００４】そして、短冊形状又は円筒形状の電池の場
合、上記正極板、セパレータ及び負極板は、いずれも薄
いシートないし箔状に成形されたものを順に積層し、螺
旋状に巻いて電池容器に収納される。従って、極板は、
一般に活物質又はホスト物質に有機結着剤、導電剤及び
溶剤を混合してペースト状にし、それを支持体表面に塗
布し乾燥後、支持体とともに厚さ方向に加圧成形するこ
とによって製造される。この極板の集電体としては、そ
れ自体の導電性が必要であることから、銅、アルミニウ
ムなどの金属の箔が用いられている。
合、上記正極板、セパレータ及び負極板は、いずれも薄
いシートないし箔状に成形されたものを順に積層し、螺
旋状に巻いて電池容器に収納される。従って、極板は、
一般に活物質又はホスト物質に有機結着剤、導電剤及び
溶剤を混合してペースト状にし、それを支持体表面に塗
布し乾燥後、支持体とともに厚さ方向に加圧成形するこ
とによって製造される。この極板の集電体としては、そ
れ自体の導電性が必要であることから、銅、アルミニウ
ムなどの金属の箔が用いられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】リチウム電池に限らず
電池を電源とする機器の場合、機器全体の軽量化の要請
は尽きることがない。しかしながら、金属の薄膜化にも
ハンドリングや生産上の問題からおのずと限界が見えて
きており、薄膜化による電池の軽量化にも行き詰まりを
見せている。
電池を電源とする機器の場合、機器全体の軽量化の要請
は尽きることがない。しかしながら、金属の薄膜化にも
ハンドリングや生産上の問題からおのずと限界が見えて
きており、薄膜化による電池の軽量化にも行き詰まりを
見せている。
【０００６】そこで、本発明は、電池の軽量化にはいろ
いろな方法が考えられるが、集電体の構造を従来のもの
と変えることにより、集電体の軽量化を実現し、もって
電池の軽量化を図るものである。
いろな方法が考えられるが、集電体の構造を従来のもの
と変えることにより、集電体の軽量化を実現し、もって
電池の軽量化を図るものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の電池用集電体
は、活物質又はリチウムイオンを吸蔵放出可能なホスト
物質を含む合剤層を備え、前記集電体は、絶縁性の基体
と、基体の両面を連通する連通孔と、基体の両面に設け
られた電子伝導性の導体とを有しており、基体両面に位
置するそれぞれの導体が前記連通孔を介して電気的に接
続されたことを特徴とする。
は、活物質又はリチウムイオンを吸蔵放出可能なホスト
物質を含む合剤層を備え、前記集電体は、絶縁性の基体
と、基体の両面を連通する連通孔と、基体の両面に設け
られた電子伝導性の導体とを有しており、基体両面に位
置するそれぞれの導体が前記連通孔を介して電気的に接
続されたことを特徴とする。
【０００８】第１の発明にかかる第２の発明は、基体が
ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の熱可
塑性樹脂であって、かつ前記導体が金属箔膜であること
を特徴とする。
ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の熱可
塑性樹脂であって、かつ前記導体が金属箔膜であること
を特徴とする。
【０００９】第１又は２の発明にかかる第３の発明は、
前記連通孔の直径が０．０１ｍｍ以上１ｍｍ以下である
ことを特徴とする。
前記連通孔の直径が０．０１ｍｍ以上１ｍｍ以下である
ことを特徴とする。
【００１０】第４の発明にかかる非水電解質二次電池
は、第１、２又は３の発明品を備えたことを特徴とす
る。
は、第１、２又は３の発明品を備えたことを特徴とす
る。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の集電体は、従来の集電体
よりも約１．５倍の引張強度を有しており、しかも同じ
厚さの金属箔よりも極めて薄くすることができるので、
軽量化に優れる。そして、集電体の両面に形成した導体
が連通孔を介して電気的に接続されているので、集電体
として用いるときに余分な集電リードを設ける必要がな
く、従来の金属箔集電体と同様な取り扱いができるし、
電池の設計変更をする必要もない。もちろん、有機電解
質電池に限らず、一次電池及び二次電池の区別無く、ア
ルカリ電池、Ｎｉ−Ｃｄ電池、Ｎｉ−ＨＭ電池、鉛電池
など電池全般において軽量化が期待できることも言うま
でもない。
よりも約１．５倍の引張強度を有しており、しかも同じ
厚さの金属箔よりも極めて薄くすることができるので、
軽量化に優れる。そして、集電体の両面に形成した導体
が連通孔を介して電気的に接続されているので、集電体
として用いるときに余分な集電リードを設ける必要がな
く、従来の金属箔集電体と同様な取り扱いができるし、
電池の設計変更をする必要もない。もちろん、有機電解
質電池に限らず、一次電池及び二次電池の区別無く、ア
ルカリ電池、Ｎｉ−Ｃｄ電池、Ｎｉ−ＨＭ電池、鉛電池
など電池全般において軽量化が期待できることも言うま
でもない。
【００１２】有機電解質電池の場合、基体に用いる熱可
塑性樹脂としては、電池の有機電解質の発火点よりも低
い熱変形温度を有するものが好ましい。樹脂の材質とし
ては、ポリエチレン（ＰＥ）、ポリエチレンテレフタレ
ート（ＰＥＴ）、ポリプロピレン（ＰＰ）等の熱可塑性
樹脂が挙げられる。
塑性樹脂としては、電池の有機電解質の発火点よりも低
い熱変形温度を有するものが好ましい。樹脂の材質とし
ては、ポリエチレン（ＰＥ）、ポリエチレンテレフタレ
ート（ＰＥＴ）、ポリプロピレン（ＰＰ）等の熱可塑性
樹脂が挙げられる。
【００１３】また、本発明になる集電体を用いた電池で
は、同じ厚さの金属箔を集電体とする電池よりも極めて
軽くなる。基体である薄膜は、樹脂のみからなるものの
他、樹脂と他の材料との組成物であっても良い。しか
も、樹脂の多くは、その熱変形温度が有機電解質の発火
点よりも低いので、短絡により発熱しても有機電解液や
高分子電解質等の有機電解質が発火する前に樹脂を含む
薄膜が熱収縮するか溶けて電流が遮断されるという、付
随的効果も奏する。
は、同じ厚さの金属箔を集電体とする電池よりも極めて
軽くなる。基体である薄膜は、樹脂のみからなるものの
他、樹脂と他の材料との組成物であっても良い。しか
も、樹脂の多くは、その熱変形温度が有機電解質の発火
点よりも低いので、短絡により発熱しても有機電解液や
高分子電解質等の有機電解質が発火する前に樹脂を含む
薄膜が熱収縮するか溶けて電流が遮断されるという、付
随的効果も奏する。
【００１４】基体に導体を設けるにあたっては、金属を
蒸着やメッキ等の形成手段を適用できる。導体の厚さ
は、電池の仕様にもよるがメッキの方が蒸着よりも厚く
形成できることは言うまでもない。
蒸着やメッキ等の形成手段を適用できる。導体の厚さ
は、電池の仕様にもよるがメッキの方が蒸着よりも厚く
形成できることは言うまでもない。
【００１５】正極の集電体に適用される導体としては、
アルミニウム、アルミニウム合金又はＳＵＳ等が耐食性
に優れているので好ましい。負極の集電体に適用される
導体としては、ＮｉやＣｕを主成分とするのが好まし
い。
アルミニウム、アルミニウム合金又はＳＵＳ等が耐食性
に優れているので好ましい。負極の集電体に適用される
導体としては、ＮｉやＣｕを主成分とするのが好まし
い。
【００１６】
【実施例】以下、本発明を好適な図面を用いて詳述す
る。
る。
【００１７】［実施例１］図１は、本発明にかかる一実
施例を示す有機電解液二次電池の分解斜視図である。
施例を示す有機電解液二次電池の分解斜視図である。
【００１８】有機電解液二次電池１は、正極板３、負極
板４及びセパレータ５からなる電極群２が非水系の電解
液（図示省略）とともに電池ケース６に収納された角形
リチウム二次電池である。
板４及びセパレータ５からなる電極群２が非水系の電解
液（図示省略）とともに電池ケース６に収納された角形
リチウム二次電池である。
【００１９】図２に集電体の断面図を示す。集電体４１
は、連通孔４５を有する基体４２の両面に導体５０が設
けられており、連通孔を介して電気的に接続されてい
る。
は、連通孔４５を有する基体４２の両面に導体５０が設
けられており、連通孔を介して電気的に接続されてい
る。
【００２０】正極板３は、集電体に活物質としてリチウ
ムコバルト複合酸化物が保持されたものである。集電体
は、直径１ｍｍのドリルによって連通孔を設けた基体の
両面に導体をスルホールメッキしたものであり、基体の
連通孔（ここでは貫通孔）を介して両面の導体が電気的
に接続されている。ここでは厚さ１５μｍのＰＰ膜（連
通孔を有する基体）の両面に厚さ２μｍのアルミニウム
（導体）をスルホールメッキすることによって得られた
ものである。
ムコバルト複合酸化物が保持されたものである。集電体
は、直径１ｍｍのドリルによって連通孔を設けた基体の
両面に導体をスルホールメッキしたものであり、基体の
連通孔（ここでは貫通孔）を介して両面の導体が電気的
に接続されている。ここでは厚さ１５μｍのＰＰ膜（連
通孔を有する基体）の両面に厚さ２μｍのアルミニウム
（導体）をスルホールメッキすることによって得られた
ものである。
【００２１】正極板３は、結着剤であるポリフッ化ビニ
リデン８部と導電剤であるアセチレンブラック５部とを
活物質８７部とともに混合してペースト状に調製した
後、その集電体材料の両面に塗布、乾燥することによっ
て製作された。
リデン８部と導電剤であるアセチレンブラック５部とを
活物質８７部とともに混合してペースト状に調製した
後、その集電体材料の両面に塗布、乾燥することによっ
て製作された。
【００２２】負極板４の集電体は、厚さ１５μｍのＰＰ
膜（連通孔を有する基体）の両面に厚さ１μｍのニッケ
ルをスルホールメッキすることによって得られたもので
ある。
膜（連通孔を有する基体）の両面に厚さ１μｍのニッケ
ルをスルホールメッキすることによって得られたもので
ある。
【００２３】負極板４は、その集電体４１の両面に、ホ
スト物質としてのグラファイト（黒鉛）８６部と結着剤
としてのポリフッ化ビニリデン１４部とを混合しペース
ト状に調製したものを塗布、乾燥することによって製作
された。
スト物質としてのグラファイト（黒鉛）８６部と結着剤
としてのポリフッ化ビニリデン１４部とを混合しペース
ト状に調製したものを塗布、乾燥することによって製作
された。
【００２４】セパレータ５は、ポリエチレン微多孔膜で
ある。また、電解液は、ＬｉＰＦ6を１ｍｏｌ／ｌ含む
エチレンカーボネート：ジエチルカーボネート＝１：１
（体積比）の混合液である。
ある。また、電解液は、ＬｉＰＦ6を１ｍｏｌ／ｌ含む
エチレンカーボネート：ジエチルカーボネート＝１：１
（体積比）の混合液である。
【００２５】各々の寸法は、正極板３が厚さ１８０μ
ｍ、幅２９ｍｍで、セパレータ５が厚さ２５μｍ、幅３
３ｍｍで、負極板４が厚さ１７０μｍ、幅３１ｍｍとな
っており、順に重ね合わせてポリエチレンの巻芯を中心
として、その周囲に長円渦状に巻いた後、電池ケース６
に収納されている。電池ケース６は、厚さ０．３ｍｍ、
内寸３３．１×４６．５×７．５ｍｍの鉄製本体の表面
に厚さ５μｍのニッケルメッキを施したものであり、側
部上部には電解液注入用の孔１２が設けられている。
ｍ、幅２９ｍｍで、セパレータ５が厚さ２５μｍ、幅３
３ｍｍで、負極板４が厚さ１７０μｍ、幅３１ｍｍとな
っており、順に重ね合わせてポリエチレンの巻芯を中心
として、その周囲に長円渦状に巻いた後、電池ケース６
に収納されている。電池ケース６は、厚さ０．３ｍｍ、
内寸３３．１×４６．５×７．５ｍｍの鉄製本体の表面
に厚さ５μｍのニッケルメッキを施したものであり、側
部上部には電解液注入用の孔１２が設けられている。
【００２６】なお、正極板３は、安全弁８と正極端子１
０とを設けたケース蓋７の端子１０に正極リード１１を
介して接続されている。負極板４は、蓋７の下面に溶接
された負極リード（図示省略）と接続している。そし
て、この電池は、ケース６に蓋７をレーザー溶接して封
口される。
０とを設けたケース蓋７の端子１０に正極リード１１を
介して接続されている。負極板４は、蓋７の下面に溶接
された負極リード（図示省略）と接続している。そし
て、この電池は、ケース６に蓋７をレーザー溶接して封
口される。
【００２７】完成した電池の重量は３５ｇであった。こ
の電池に１ＣｍＡで充電終止電圧４．１Ｖまで定電流充
電した後、電池１のケース６の側面より直径２．５ｍｍ
の鉄釘を貫通させ、暫く様子を観察したが、電解液は発
火しなかった。
の電池に１ＣｍＡで充電終止電圧４．１Ｖまで定電流充
電した後、電池１のケース６の側面より直径２．５ｍｍ
の鉄釘を貫通させ、暫く様子を観察したが、電解液は発
火しなかった。
【００２８】［比較例１］正極板３の集電体として厚さ
２０μｍのアルミニウム箔、負極板４の集電体として厚
さ２０μｍの銅箔を用いた以外は、実施例１と同一条件
で比較用電池を製造した。この電池の重さは、４０ｇで
あった。この電池１のケース６の側面より直径２．５ｍ
ｍの鉄釘を貫通させたところ、３０秒後に発煙した。
２０μｍのアルミニウム箔、負極板４の集電体として厚
さ２０μｍの銅箔を用いた以外は、実施例１と同一条件
で比較用電池を製造した。この電池の重さは、４０ｇで
あった。この電池１のケース６の側面より直径２．５ｍ
ｍの鉄釘を貫通させたところ、３０秒後に発煙した。
【００２９】尚、基体に形成した孔の大きさを０．０１
以下とすると、孔あけ加工が難しく、かえってコスト増
となる。そして１．０ｍｍよりも大きくなると、ペース
ト状の正極又は／及び負極合材層を塗布すると、合材ペ
ーストが孔より集電体下面側に抜けてしまい、均一なコ
ーティングができない。よって、孔の直径は０．０１ｍ
ｍ以上１ｍｍ以下とするのが好ましい。
以下とすると、孔あけ加工が難しく、かえってコスト増
となる。そして１．０ｍｍよりも大きくなると、ペース
ト状の正極又は／及び負極合材層を塗布すると、合材ペ
ーストが孔より集電体下面側に抜けてしまい、均一なコ
ーティングができない。よって、孔の直径は０．０１ｍ
ｍ以上１ｍｍ以下とするのが好ましい。
【００３０】上記実施例において、正極の活物質として
リチウムコバルト複合酸化物を用いる場合を説明した
が、リチウムコバルト系複合酸化物、リチウムニッケル
又はリチウムニッケル系複合酸化物、二硫化チタンをは
じめとしてマンガン系、たとえばスピネル型リチウムマ
ンガン酸化物あるいは五酸化バナジウムおよび三酸化モ
リブデンなどの種々のものを用いることができることは
いうまでもない。
リチウムコバルト複合酸化物を用いる場合を説明した
が、リチウムコバルト系複合酸化物、リチウムニッケル
又はリチウムニッケル系複合酸化物、二硫化チタンをは
じめとしてマンガン系、たとえばスピネル型リチウムマ
ンガン酸化物あるいは五酸化バナジウムおよび三酸化モ
リブデンなどの種々のものを用いることができることは
いうまでもない。
【００３１】加えて、前記の実施例に係る電池は角形で
あるが、円筒形、コイン形またはペーパー形等形状はど
んなものであってもよい。
あるが、円筒形、コイン形またはペーパー形等形状はど
んなものであってもよい。
【００３２】また、電池の種類に関係なく、適用可能で
あることは、いうまでもない。
あることは、いうまでもない。
【００３３】さらに、有機溶媒も基本的に限定されるも
のではない。従来リチウム電池に用いられているもので
あれば本発明と同様の効果が得られる。例えば溶媒とし
ては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネー
ト、γ−ブチロラクトン、スルホランなどの高誘電率溶
媒に１，２−ジメトキシエタン、ジメチルカーボネー
ト、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、メチルフォルメートなどの低粘度溶媒を混合したも
のが用いることができる。
のではない。従来リチウム電池に用いられているもので
あれば本発明と同様の効果が得られる。例えば溶媒とし
ては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネー
ト、γ−ブチロラクトン、スルホランなどの高誘電率溶
媒に１，２−ジメトキシエタン、ジメチルカーボネー
ト、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、メチルフォルメートなどの低粘度溶媒を混合したも
のが用いることができる。
【００３４】尚、本発明において、非水電解質リチウム
イオン二次電池の場合、負極のホスト物質はリチウムイ
オンを吸蔵、放出できるものであればいかなるものでも
かまわないし、たとえば、コークス、カーボン、アモル
ファスカーボン、ＳｎＯ、ＳｎＯ2、Ｓｎ1-xＭxＯ（Ｍ
＝Ｈｇ，Ｐ，Ｂ，Ｓｉ，Ｇｅ又はＳｂ、ただし０≦Ｘ＜
１）、Ｓｎ1-xＭxＯ2（Ｍ＝Ｈｇ，Ｐ，Ｂ，Ｓｉ，Ｇｅ
又はＳｂ、ただし０≦Ｘ＜１）、Ｓｎ3Ｏ2（ＯＨ）2、
Ｓｎ3-xＭxＯ2（ＯＨ）2（Ｍ＝Ｍｇ，Ｐ，Ｂ，Ｓｉ，Ｇ
ｅ，Ｓｂ，Ａｓ又はＭｎ、ただし０≦Ｘ＜３）、ＬｉＳ
ｉＯ2、ＳｉＯ2、ＳｉＭＯ2-X（Ｍ＝Ｈｇ，Ｐ，Ｂ，Ｇ
ｅ又はＳｂ、ただし０≦Ｘ＜２）、ＬｉＳｎＯ2、Ｓｎ3
Ｏ2の中から選ばれる１種又は２種以上であることを例
示することができる。
イオン二次電池の場合、負極のホスト物質はリチウムイ
オンを吸蔵、放出できるものであればいかなるものでも
かまわないし、たとえば、コークス、カーボン、アモル
ファスカーボン、ＳｎＯ、ＳｎＯ2、Ｓｎ1-xＭxＯ（Ｍ
＝Ｈｇ，Ｐ，Ｂ，Ｓｉ，Ｇｅ又はＳｂ、ただし０≦Ｘ＜
１）、Ｓｎ1-xＭxＯ2（Ｍ＝Ｈｇ，Ｐ，Ｂ，Ｓｉ，Ｇｅ
又はＳｂ、ただし０≦Ｘ＜１）、Ｓｎ3Ｏ2（ＯＨ）2、
Ｓｎ3-xＭxＯ2（ＯＨ）2（Ｍ＝Ｍｇ，Ｐ，Ｂ，Ｓｉ，Ｇ
ｅ，Ｓｂ，Ａｓ又はＭｎ、ただし０≦Ｘ＜３）、ＬｉＳ
ｉＯ2、ＳｉＯ2、ＳｉＭＯ2-X（Ｍ＝Ｈｇ，Ｐ，Ｂ，Ｇ
ｅ又はＳｂ、ただし０≦Ｘ＜２）、ＬｉＳｎＯ2、Ｓｎ3
Ｏ2の中から選ばれる１種又は２種以上であることを例
示することができる。
【００３５】また、本発明になる非水電解質二次電池に
おいては、その構成として正極、負極及びセパレータと
非水電解液との組み合わせ、あるいは正極、負極及びセ
パレータとしての有機又は無機固体電解質と非水電解液
との組み合わせであっても構わない。セパレータあるい
はセパレータとしての有機又は無機固体電解質、非水電
解液は、いずれも公知のものの使用が可能である。
おいては、その構成として正極、負極及びセパレータと
非水電解液との組み合わせ、あるいは正極、負極及びセ
パレータとしての有機又は無機固体電解質と非水電解液
との組み合わせであっても構わない。セパレータあるい
はセパレータとしての有機又は無機固体電解質、非水電
解液は、いずれも公知のものの使用が可能である。
【００３６】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電池を
軽くすることができるので、携帯用電子機器の部品とし
て有益である。
軽くすることができるので、携帯用電子機器の部品とし
て有益である。
【図１】本発明になる有機電解液二次電池の一実施例を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図２】本発明になる集電体の一実施を示す断面斜視図
である。
である。
１ 有機電解液二次電池 ２ 電極群 ３ 正極板 ４ 負極板 ５ セパレータ ６ 電池ケース ７ ケース蓋 ４１ 集電体 ４２ 基体 ４５ 連通孔 ５０ 導体
Claims (4)
- 【請求項１】活物質又はリチウムイオンを吸蔵放出可能
なホスト物質を含む合剤層を備えてなる電池用集電体に
おいて、 前記集電体は、絶縁性の基体と、基体の両面を連通する
連通孔と、基体の両面に設けられた電子伝導性の導体と
を有しており、 基体両面に位置するそれぞれの導体が前記連通孔を介し
て電気的に接続されたことを特徴とする電池用集電体。 - 【請求項２】前記基体がポリエチレンテレフタレート、
ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂であって、かつ前記導
体が金属箔膜であることを特徴とする請求項１記載の電
池用集電体。 - 【請求項３】前記連通孔の直径が０．０１ｍｍ以上１ｍ
ｍ以下であることを特徴とする請求項１又は２記載の電
池用集電体。 - 【請求項４】請求項１、２又は３記載の集電体を備えた
ことを特徴とする非水電解質二次電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9054202A JPH10241699A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 電 池 |
Applications Claiming Priority (1)
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