JPH10241437A - 光源装置、照明系及び画像投射装置 - Google Patents

光源装置、照明系及び画像投射装置

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JPH10241437A
JPH10241437A JP9043510A JP4351097A JPH10241437A JP H10241437 A JPH10241437 A JP H10241437A JP 9043510 A JP9043510 A JP 9043510A JP 4351097 A JP4351097 A JP 4351097A JP H10241437 A JPH10241437 A JP H10241437A
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light
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image
lens
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Saburo Sugawara
三郎 菅原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光利用効率を良くできる光源装置を提供する
こと。 【解決手段】 光源1からの光を楕円鏡2により反射し
て収斂させることによりスリット4の小開口に光源像を
投影する際に、光源像の近くに光源側に凸のメニスカス
レンズ3を設け、メニスカスレンズ3により光軸Aと平
行な光線を開口に向けて屈折・偏向する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光源装置、照明系及
び液晶プロジェクター等の画像投射装置に関し、特に光
軸と交差する方向に発光部位置が変動する光源や光軸と
交差する方向における発光部が拡大されている光源など
を使用する際に好適な光源装置、照明系及び画像投射装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶プロジェクター等の光源装置
では、光源像を形成する必要がある場合には、楕円鏡、
放物面鏡と正レンズより成る系、球面鏡と正レンズより
成る系を用いていた。一方近年、照明効率を高くするた
めに光源の発光部の寸法が小さい高圧水銀ランプ等の光
源が開発され、この種の光源装置に適用することが考え
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光源の
発光部の寸法が小さい高圧水銀ランプは、点灯中にアー
ク内で発光部の位置が光軸と交差する方向に変動する、
所謂アークジャンプという現象が頻繁に発生する。従っ
て集光器として楕円鏡等の上記各種結像系を用いると、
光源像も光源の発光部位置の変動に応じて光軸と交差す
る方向に移動してしまう。この為、光源像を受光する後
段の光学系の開口部(例えばガラスロッドインテグレー
ターの光入射面)が光源像と同じ位小さい場合、開口部
から光源像がはみ出てしまい、光学系に入射する光の量
が低下し、変動してしまうという問題があった。
【0004】楕円鏡を例にとり詳しくこの現象について
説明する。図10に示すように楕円鏡2の第1焦点F1
(光軸A上)に点光源(発光部)1が配置されている場
合には、楕円鏡2により点光源1からの光が収斂されて
点光源1の像が楕円鏡2の第2焦点F2(光軸A上)に
形成されるが、図11 に示すように点光源1が楕円鏡
2の光軸Aに対して垂直な方向(以下、「垂直方向」と
記す。)に移動した場合、点光源1から垂直方向に発せ
られる光線k90a,k90bは楕円鏡2の第2焦点F
2に集光されるが、楕円鏡2の中心部に近い(光軸Aに
近い)方向に向かって発せられる光線k50a、k50
bは点光源1の移動方向とは逆の方向に光軸Aから移動
した位置に収斂、集光されて光源像を作り、楕円鏡2の
周辺部に向かって発せられる光線k130a,k130
bは点光源1の移動方向と同じ方向に光軸Aから移動し
た位置に収斂、集光されて光源を作る。
【0005】光源像の移動量は、楕円鏡2の中心部に近
い方向に向かって発せられる光線k50a、k50bに
よる光源像の移動量50dより、楕円鏡の周辺部に向か
って発せられる光線k130a,k130bによる2次
光源像の移動量130dの方が小さい。この理由は、点
光源1(第1焦点F1)と楕円鏡2での反射位置の距離
と光源像(第2焦点F2)と楕円鏡2での反射位置の距
離の比が,楕円鏡2の中心部に近い方向に向かって発せ
られる光線k50a、k50bの方が光線k130a,
k130bよりも大きいからである。
【0006】つまり楕円鏡2の場合、反射面上での反射
位置が異なると結像倍率が異なる特性を持ち、楕円鏡の
中心部ほど結像倍率が大きくなってしまう。従って後段
の光学系の開口部(スリットの開口等)が小さい場合に
は光軸外で発して楕円鏡の中心付近で反射された光線は
けられて開口部に取り込めなくなり、光源からの光を効
率よく利用できない。
【0007】このような問題は、楕円鏡以外の結像系を
用いる場合や、光軸と交差する方向における発光部が拡
大されている光源などを使用する場合にも生じると考え
られる。
【0008】本発明の目的は、光の利用効率を良くする
ことができる光源装置と照明系と画像投射装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光源手段のある
形態は、光源の像を形成する結像光学系と、前記光源の
発光部の変位による前記光源像の広がりを減少させる補
正手段とを有する。この補正手段は前記光源側に凸のメ
ニスカスレンズを有し、前記メニスカスレンズは前記結
像光学系による収斂光の光路中に設けられていることを
特徴とする。
【0010】本発明の光源装置の他の形態は、光源と該
光源からの光を収斂させる集光手段とを有し、集光手段
は収斂光の光路中に光源側に凸のメニスカスレンズを備
えることを特徴とする。この光源装置の集光手段は光源
の像を形成し、特に、メニスカスレンズは光源像の近傍
に位置することを特徴とする。
【0011】上記集光手段や結像光学系は楕円鏡を備
え、楕円鏡の第1焦点に光源を配し、楕円鏡の第2焦点
に光源像を形成する形態や、放物面鏡と放物面鏡からの
光を集光する正レンズとを備え、放物面鏡の焦点位置に
光源を配し、正レンズの焦点位置に光源像を形成する形
態や、球面鏡と球面鏡からの光を集光する正レンズとを
備え、球面鏡の曲率中心位置に光源を配し、正レンズの
一方の共役点を曲率中心位置に設定し、正レンズの他方
の共役点に光源像を形成する形態等を有する。
【0012】更に上記光源像がその光入射面又はその近
傍に形成される棒状インテグレータを有し、前記光源像
からの光を前記棒状インテグレータの内部に入射させ、
前記棒状インテグレータの内部で光を反射しつつその光
出射面に導くことにより、該光出射面に強度分布が均一
化された面光源を形成する形態がある。
【0013】棒状インテグレータの光軸と直交する断面
の形状は多角形であり、被照明面の形状に合わせて、こ
の断面の形状は四角形又は六角形等に設定される。又、
棒状インテグレータは棒状ガラスやカレイドスコープ等
により構成される。
【0014】メニスカスレンズは好ましくは以下の条件
式を満足するように構成される。
【0015】0.5<D1/R1<2 0.2<R2/R1<2
【0016】ここで、R1は前記メニスカスレンズの前
記光源側のレンズ面の曲率半径、R2は前記メニスカス
レンズの前記光源と反対側のレンズ面の曲率半径、D1
は前記メニスカスレンズの軸上肉厚を示す。
【0017】メニスカスレンズは、更に好ましくは以下
の条件を満足するように構成される。
【0018】0.65<D1/R1<1.6 0.3<R2/R1<1.4
【0019】本発明では、光源として高圧水銀ランプが
使用できる。
【0020】又、効果的で最も簡単な構成は、上記のメ
ニスカスレンズを一つのみ備える構成である。メニスカ
スレンズの側面が、円柱状でも、光源側に向って徐々に
径が大きくなる円錐状でも採用できる。メニスカスレン
ズの2つのレンズ面の少なくとも一方を非球面により構
成した非球面レンズも採用可能である。
【0021】光源像がメニスカスレンズの外部に形成さ
れる形態だけではなく、光源像がメニスカスレンズの内
部に形成される形態もある。
【0022】本発明の照明系は、上記の光源装置とこの
光源装置からの光束を被照明面に照射する照射光学系と
を有し、前記光源装置が前記光源像がその光入射面又は
その近傍に形成される棒状インテグレータを有し、前記
光源像からの光を前記棒状インテグレータの内部に入射
させ、前記棒状インテグレータの内部で光を反射しつつ
その光出射面に導くことにより、該光出射面に強度分布
が均一化された面光源を形成する場合には、前記照射光
学系が前記被照明面又はその近傍に前記インテグレータ
の前記光出射面を結像することを特徴とする。
【0023】本発明の画像投射装置は、上記の照明系
と、この照明系により照明される液晶表示パネル等の画
像形成手段と、該画像形成手段の画像を投射する投射レ
ンズとを有することを特徴とする。
【0024】画像投射装置の基本構成は公知の如何なる
ものでも適用でき、例えば、前記照明系は前記光源装置
からの光を赤、緑、青の3個の色光に分解する色分解手
段を有し、前記液晶パネルは、各画素(一つ一つの画素
は赤、緑、青に夫々が対応する3つの絵素を備える)に
対応するように正の微小レンズを複数個並べたレンズア
レイを液晶層の光入射側に備え、前記赤、緑、青の3個
の色が互いに異なる方向から前記液晶パネルを照明する
ことを特徴とする画像投射装置や、前記照明系は、前記
光源装置からの光を赤、緑、青の3個の色光に分解する
色分解手段と、前記赤、緑、青の3個の光に夫々対応す
る3個の液晶パネルと、前記3個の液晶パネルからの
赤、緑、青の各色の画像光を合成してカラー画像を形成
する手段とを有することを特徴とする画像投射装置を構
成でき、上記の色分解手段は、複数個のダイクロイック
ミラーや回折格子等より成る。
【0025】更に、本発明によれば、このような画像投
射装置とコンピュータとを備えることを情報処理装置も
提供できる。
【0026】尚、本願明細書で正レンズと記載している
レンズは正(+)の屈折力(1/焦点距離)を有するレ
ンズを、負レンズと記載しているレンズは、負(−)の
屈折力(1/焦点距離)を有するレンズを指す。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光源装置の第1
実施例の断面図を示す。
【0028】第1実施例は、楕円鏡2と、楕円鏡2の第
1焦点F1に配置された光源1と、楕円鏡2と楕円鏡2
の第2焦点F2との間であって、光源1から発して楕円
鏡2によって収斂された光の光路中に配置された光源1
側に凸の一枚のメニスカスレンズとにより構成される。
スリット4の開口は後段の光学系の入射開口(開口部)
を示している。
【0029】図2は、図1のメニスカスレンズ3の作用
効果を説明するための説明図である。図2において、メ
ニスカスレンズ3は、光源1側のレンズ面の曲率半径R
1(以下、光源1側のレンズ面も符号「R1」で表わ
す。)と軸上肉厚D1をほぼ等しく設定してしてあるの
で、楕円鏡2の第2焦点F2に向かう楕円鏡2の周辺部
で反射された光軸Aに対して大きく傾いた光線Bはレン
ズ面R1で殆ど屈折・偏向されずに進みスリット4の開
口内に入射する。一方、楕円鏡2の中心部付近で反射さ
れた光軸Aにほぼ平行な光線C,Dは、メニスカスレン
ズ3の光学特性により光軸Aから離れた光線ほど屈折・
偏向による光線の光軸からの高さの変化が大きく、メニ
スカスレンズ3が配置されない時にはスリット4の開口
に入射されない光線C,Dがスリット4の開口に入射し
ている。
【0030】このように楕円鏡2の第2焦点F2の近く
にメニスカスレンズを配置することにより、光軸Aにほ
ぼ平行な光線を効率良く後段の光学系の開口部に導くこ
とができる。その結果、〔従来の技術〕の項で説明した
ように光源の発光(部)位置がアークジャンプによって
光軸Aと交差する方向に移動しても、楕円鏡2の中心付
近で反射される移動量の大きい光源像を作る(ほぼ平行
又は傾きの小さい)光線をスリット4の開口に効率良く
導くことができ、光源1でアークジャンプが生じても後
段の光学系の開口部に入射する光のけられを少なくし、
光量の変化を小さくすることができる。
【0031】図3も図1のメニスカスレンズの作用効果
を説明するための説明図で、光源1の発光部が光軸Aと
直交する方向に一定の大きさを持つ時、楕円鏡2の中心
付近のRCで反射された光線が楕円鏡2の第2焦点F2
に作る光源1の像は、メニスカスレンズ3が無い場合は
大きく広がってしまうが、メニスカスレンズ3を配置す
ることにより光源像を縮小することができる。従って、
スリット4の小さな開口に光源像を効果的に収めること
ができ、光源1が一定の大きさを持っていても後段の光
学系の開口部に入射する光のけられを少なくし、照明効
率を向上することができる。
【0032】以上図2及び図3を用いて説明した本発明
のメニスカスレンズの作用効果は以下に示す複数の他の
実施例でも当てはまる。
【0033】図4は本発明の第2実施例の断面図を示
す。第2実施例は第1実施例のスリット4をガラスより
成る棒状のインテグレーター5(以下、「ガラスロッド
インテグレーター5」と記す。)に置き換えた例であ
る。
【0034】ガラスロッドインテグレータ−5は、光軸
Aに直交する断面の形状が四角形や六角形であり、後述
するように液晶プロジェクタに適用する場合には、液晶
パネルの外形に合わせて断面形状が四角形に設定され
る。又、ガラスロッドインテグレータ5は、光出射面5
Eが光入射面5Iよりも大きく設定されている、角錐状
のガラスロッドインテクレーターである。
【0035】ガラスロッドインテグレーター5をメニス
カスレンズ3に密着させて配置して楕円鏡2の第2焦点
F2又はその近傍にある光源像をガラスロッドインテグ
レータ5の光入射面5I又はその近傍に位置づけること
により、メニスカスレンズ3から出射する光を効率良く
ガラスロッドインテグレーター5の光入射面5Iに入射
させることができ、ガラスロッドインテグレーター5の
光出射面5Eに輝度分布(光強度分布)が均一な面光源
を得ることができる。ガラスロッドインテグレーター5
は全ての面が研磨面であり、光入射面5Iから内部に入
射した光は側面(壁面)5a,5bで全反射を繰り返し
て伝播され光量損失の殆ど無い状態で光出射面5Eに達
しそこから放出される。
【0036】図5は本発明の第3実施例を示す概略図で
あり、第4図の光源装置を単板式カラー液晶プロジェク
ターに組み込んだ例を示す。第3実施例は、紙面左側か
ら順に、楕円鏡2と、楕円鏡2の第1焦点に配置された
光源と、光源側に凸のメニスカスレンズ3と、ガラスロ
ッドインテグレーター5と、第1正レンズ群6と、第2
正レンズ群7と、3枚のダイクロイックミラー8、9、
10とを有し、更にダイクロイックミラー8、9、10
側(液晶層の光入射側)にマイクロレンズアレイを設け
た液晶パネル11と、投射レンズ12と、スクリーン1
3とより構成される。
【0037】光源1から発せられた白色光は、楕円鏡2
により収斂されて楕円鏡2の第2焦点に集光され、メニ
スカスレンズ3を介してガラスロッドインテグレーター
5の光入射面5Iに入射する。ガラスロッドインテグレ
ーター5内部で全反射を繰り返された白色光はガラスロ
ッドインテグレーター5の光出射面5Eでは均一な光強
度分布を持つ光となる。ガラスロッドインテグレーター
5の光出射面5Eは、第1正レンズ群6と第2正レンズ
群7とにより液晶パネル11に拡大して結像される。光
路に対して異なる角度で配置された3枚のダイクロイッ
クミラー8、9、10は、光源装置からの白色光を赤
(R)、緑(G)、青(B)の3色の照明光に分解し、
R、G、Bの光束を互いに異なる角度で液晶パネル11
に入射させる。液晶パネル11はそのマイクロレンズア
レイにより液晶パネル11の各々の画素上にR、G、B
の照明光が集光され、不図示の液晶駆動回路により各々
の画素の(各色に対応する絵素の)液晶を選択的に駆動
することにより各画素に入射した光を変調でき、変調さ
れた光は、投射レンズ12により、スクリーン13にカ
ラー画像が投射される。液晶パネル11及び液晶駆動回
路としては、公知の様々な構成を取り得る。尚、3枚の
ダイクロイックミラー8、9、10とマイクロレンズア
レイ付の液晶パネルとを組み合わせた液晶プロジェクタ
は、例えば、特開平4−60538号公報に記載がるの
で、詳しい構成はこの公報を参照できる。又、3枚のダ
イクロイックミラーの代わりに回折格子等も使用可能で
ある。
【0038】図6は本発明の第4実施例の断面図を示
す。第4実施例は、メニスカスレンズ16の側面を円錐
形状として側面に当たる光も全反射によりガラスロッド
インテグレーター14の入射面に入射させるように構成
しており、従って光源1のアークジャンプによるガラス
ロッドインテグレーター14の光出射面14Eでの光量
変動がより小さくなる。尚、第4実施例では、光入射面
14Iから光出射面14Eまで径が一定の角柱状のガラ
スロッドインテグレーター14を用いている。
【0039】図7は本発明の第5実施例の断面図を示
す。第5実施例の第4実施例との違いは、図15に示す
通りガラスロッドインテグレーター15として光入射面
15Iよりも光出射面15Eの径を小さくした点であ
り、第5実施例の構成は、非常に小さい輝度分布が均一
な面光源を必要とする場合に有効である。
【0040】図8は本発明の第6実施例の断面図を示
す。第6実施例の第4実施例との違いは、光源1からの
白色光の集光器として、放物面鏡17と正レンズ18よ
り成る結像系を用いている点と、第2実施例のように光
入射面5Iよりも光出射面5Eの径が大きいガラスロッ
ドインテグレーター5を用いている点である。
【0041】放物面鏡17は取り付け精度がラフなので
取り付け易いという利点がある。又、放物面鏡17の中
心付近と周辺部の倍率差は楕円鏡の場合よりも大きくな
るので、メニスカスレンズ16の集光効果が顕著にな
る。
【0042】図9は本発明の第7実施例の断面図を示
す。第7実施例の第6実施例との違いは、図8の正レン
ズである平凸レンズ18を比較的薄い正のフレネルレン
ズに置き換えた点と、ガラスロッドインテグレーター5
を互いに対向する面が反射面である複数の反射鏡を筒状
に組み合わせたカレイドスコープ20(万華鏡)に置き
換えた点であり、全体として安価で軽量になり、しかも
ガラスロッドの場合のようにガラスの吸収による光量損
失がない利点がある。カレイドスコープ20は互いに反
射面が対向するように複数の反射鏡を筒状に組み合わせ
たものであり、その光出射部には、ガラスロッドインテ
グレーターと同様に、均一な光強度分布を備える光が供
給される。
【0043】図4乃至図8で示した各実施例においてガ
ラスロッドインテグレーターの代わりに図9で示すよう
なカレイドスコープ(万華鏡)を用いることができる。
カレイドスコープには中空なので上述のようにガラスに
よる光の吸収が無いという利点がある。
【0044】図6乃至図9で示した各実施例の光源装置
はいずれも図5の液晶プロジェクタの光源装置として使
用できる。又、図4及び図6乃至図9で示した各実施例
の光源装置は、図5の単板式のカラー液晶プロジェクタ
ではなく、ダイクロイックミラー群等の色分解系からの
R、G、Bの色光の光路の夫々に液晶パネルを配する三
板式のカラー液晶プロジェクタの光源装置にも適用でき
る。
【0045】上記各実施例における光源としては、高圧
水銀灯等の〔発明が解決しようとする課題〕の項で述べ
た問題が生じる各種ランプが適用可能である。
【0046】上記各実施例における光源側に凸のメニス
カスレンズの光源側のレンズ面と光源とは反対側のレン
ズ面の少なくとも一方を非球面により構成することによ
り入射する各光線の光路をより精確に制御しても良い。
【0047】上記各実施例では、楕円鏡、放物面鏡と正
レンズの組み合せにより、光源(発光部)からの光を収
斂して光源像を形成していたが、球面鏡と正レンズの組
み合せを用いても良い。この場合、球面鏡の曲率中心
(位置)に光源を配し、正レンズの一方の共役点を曲率
中心位置に設定し、正レンズの他方の共役点に光源像を
形成するようにし、光源側に凸のメニスカスレンズは正
レンズによる収斂光の光路中の、光源像の傍に置かれ
る。
【0048】上記のカラー液晶プロジェクターは公知の
コンピューターと組み合わせて情報処理装置を組むこと
が可能である。
【0049】上記各実施例における光源側に凸のメニス
カスレンズは以下の条件式(1)、(2)を満たしてい
る。条件式において、R1はメニスカスレンズの光源側
のレンズ面の曲率半径、R2はメニスカスレンズの光源
と反対側のレンズ面の曲率半径、D1はメニスカスレン
ズの軸上肉厚を示す。
【0050】 0.5<D1/R1<2 ……(1) 0.2<R2/R1<2 ……(2)
【0051】本発明の光源側に凸のメニスカスレンズ
は、好ましくは以下の条件式(3)、(4)を満足する
ように構成される。
【0052】 0.65<D1/R1<1.6 ……(3) 0.3<R2/R1<1.4 ……(4)
【0053】条件式(1)と(3)は軸上肉厚と光源側
のレンズ面の曲率半径R1の比について限定したもの
で、条件式の範囲外ではメニスカスレンズの光源と反対
側のレンズ面において照明光の範囲が広がって照明効率
が低下してしまう。
【0054】条件式(2)と(4)は光源側レンズ面の
曲率半径R1と光源と反対側のレンズ面の曲率半径R2
の比について限定したもので、条件式の下限値を超える
範囲では曲率半径R2が小さくなりすぎるため、光源と
反対側のレンズ面の周辺部で全反射が起きて照明効率が
低下し、条件式の上限値を超える範囲では曲率半径R2
が大きくなり過ぎるため光源側のレンズ面の周辺部に入
射する平行光線の光源と反対側のレンズ面における射出
角度が大きくなるため照明効率が低下してしまう。
【0055】
【実施例】図12と図13は、凸のメニスカスレンズを
用いずに楕円鏡のみで光源(高圧水銀灯)からの光を収
斂して光源像を形成する場合における、光源にアークジ
ャンプが0.5mm生じる前後の光線の収斂の様子を示
す光路図であり、図12がアークジャンプなしの時の光
路図、図13がアークジャンプが0.5mm生じた時の
光路図である。図12と図13から、アークジャンプが
生じた時には楕円鏡の中心部付近で反射される光線がス
リットの開口部に入らないことが分かる。
【0056】一方、図14と図15は本発明の光源側に
凸のメニスカスレンズも使用する場合においてアークジ
ャンプが0.5mm生じる前後の光線の様子を示す光路
図で、図14はアークジャンプなしの時の光路図、図1
5はアークジャンプが0.5mm生じた時の光路図であ
る。図14と図15から、本発明によれば、光源(の発
光部)にアークジャンプが生じても、楕円鏡で反射され
た光線の殆ど又は全てをスリットやインテグレーターの
開口に入射させることができることが分かる。図14と
図15に示した光源装置は、以下に示す本発明の光源装
置の数値実施例1の装置である。
【0057】以下、本発明の光源装置の数値実施例1−
4を示す。本数値実施例は光学系の構成は図1に示すも
のである。いずれの数値実施例も、光源側に凸のメニス
カスレンズを備えていない従来の場合よりも、スリット
4での光線のけられを大幅に小さくすることができるも
のである。
【0058】 <数値実施例1> 楕円鏡 第1焦点F1;14mm (楕円鏡中心からの軸上間隔) 第2焦点F2;109mm(同上) 第1焦点とメニスカスレンズの光源側のレンズ面の軸上間隔;82.15mm メニスカスレンズの光源側のレンズ面の曲率半径R1;8.201mm メニスカスレンズの光源と反対側のレンズ面の曲率半径R2;4.554mm メニスカスレンズの軸上肉厚D;10mm メニスカスレンズのd線における屈折率N;1.4714 D/R1=1.219 R2/R1=0.553
【0059】 <数値実施例2> 楕円鏡 第1焦点F1;17mm (楕円鏡中心からの軸上間隔) 第2焦点F2;102mm(同上) 第1焦点とメニスカスレンズの光源側のレンズ面の軸上間隔;85mm メニスカスレンズの光源側のレンズ面の曲率半径R1;9mm メニスカスレンズの光源と反対側のレンズ面の曲率半径R2;5mm メニスカスレンズの軸上肉厚D;10mm メニスカスレンズのd線における屈折率N;1.5 D/R1=1.111 R2/R1=0.555
【0060】 <数値実施例3> 楕円鏡 第1焦点F1;14mm(楕円鏡中心からの軸上間隔) 第2焦点F2;109mm(同上) 第1焦点とメニスカスレンズの光源側のレンズ面の軸上間隔;84.15mm メニスカスレンズの光源側のレンズ面の曲率半径R1;8mm メニスカスレンズの光源と反対側のレンズ面の曲率半径R2;5mm メニスカスレンズの軸上肉厚D;10mm メニスカスレンズのd線における屈折率N;1.5 D/R1=1.25 R2/R1=0.625
【0061】 <数値実施例4> 楕円鏡 第1焦点F1;14mm(楕円鏡中心からの軸上間隔) 第2焦点F2;109mm(同上) 第1焦点とメニスカスレンズの光源側のレンズ面の軸上間隔;84.15mm メニスカスレンズの光源側のレンズ面の曲率半径R1;12mm メニスカスレンズの光源と反対側のレンズ面の曲率半径R2;5mm メニスカスレンズの軸上肉厚D;10mm メニスカスレンズのd線における屈折率N;1.6 D/R1=0.833 R2/R1=0.417
【0062】
【発明の効果】以上、本発明によれば、例えば光源の発
光部位置の変動等が生じても照明光の光量の低下が小さ
く、従って照明光の光量の変化も小さくできる光源装
置、照明系、画像投射装置及び情報処理装置が実現でき
る。尚、例えば楕円鏡と光源を一体とした光源ユニット
を製造し、この光源ユニットを各種の機器に取り付ける
場合に取り付け誤差が生じても照明光の低下が小さくな
るので、この種の光源ユニットを用いる液晶プロジェク
ターのランプユニットのユーザー交換を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】図1のメニスカスレンズの作用を説明するため
の説明図である。
【図3】図1のメニスカスレンズの別の作用を説明する
ための説明図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図7】本発明の第5実施例を示す断面図である。
【図8】本発明の第6実施例を示す断面図である。
【図9】本発明の第7実施例を示す断面図である。
【図10】楕円鏡の結像特性を説明するための説明図で
ある。
【図11】楕円鏡の結像特性を説明するための説明図で
ある。
【図12】光源(発光部)が楕円鏡の第1焦点と一致し
ている時の楕円鏡のみの場合の光路図である。
【図13】光源(発光部)が楕円鏡の第1焦点から紙面
上0.5mm 上に移動した時の楕円鏡のみの場合の光
路図である。
【図14】光源(発光部)が楕円鏡の第1焦点と一致し
ている時の本発明の数値実施例1の場合の光路図であ
る。
【図15】光源(発光部)が楕円鏡の第1焦点から紙面
上0.5mm 上に移動した時の本発明の数値実施例1
の場合の光路図である。
【符号の説明】
1 光源 2 楕円鏡 3、16 メニスカスレンズ 4 スリット 5、14、15 ガラスロッドインテグレーター 6 第1正レンズ群 7 第2正レンズ群 8、9、10 ダイクロイックミラー 11 マイクロレンズ付き液晶パネル 12 投射レンズ 13 スクリーン 17 放物面鏡 18 正レンズ 19 正のフレネルレンズ 20 カレイドスコープ A 楕円鏡又は放物面鏡の光軸 F1 楕円鏡の第1焦点 F2 楕円鏡の第2焦点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03B 21/14 G03B 21/14 A

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と該光源からの光を収斂させる集光
    手段とを有し、前記集光手段は収斂光の光路中に前記光
    源側に凸のメニスカスレンズを備えることを特徴とする
    光源装置。
  2. 【請求項2】 前記集光手段は前記光源の像を形成し、
    前記メニスカスレンズは前記光源像の近傍に位置するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 【請求項3】 前記集光手段は楕円鏡を備え、該楕円鏡
    の第1焦点に前記光源を配し、該楕円鏡の第2焦点に光
    源像を形成することを特徴とする請求項1又は2記載の
    光源装置。
  4. 【請求項4】 前記集光手段は放物面鏡と該放物面鏡か
    らの光を集光する正レンズとを備え、該放物面鏡の焦点
    位置に前記光源を配し、前記正レンズの焦点位置に光源
    像を形成することを特徴とする請求項1又は2記載の光
    源装置。
  5. 【請求項5】 前記集光手段は球面鏡と該球面鏡からの
    光を集光する正レンズとを備え、該球面鏡の曲率中心位
    置に前記光源を配し、前記正レンズの一方の共役点を前
    記曲率中心位置に設定し、前記正レンズの他方の共役点
    に光源像を形成することを特徴とする請求項1又は2に
    記載の光源装置。
  6. 【請求項6】 更に前記光源像がその光入射面又はその
    近傍に形成される棒状インテグレータを有し、前記光源
    像からの光を前記棒状インテグレータの内部に入射さ
    せ、前記棒状インテグレータの内部で光を反射しつつそ
    の光出射面に導くことにより、該光出射面に強度分布が
    均一化された面光源を形成することを特徴とする請求項
    1乃至請求項5のいずれかに記載の光源装置。
  7. 【請求項7】 前記インテグレータの光軸と直交する断
    面の形状は多角形であることを特徴とする請求項6に記
    載の光源装置。
  8. 【請求項8】 前記インテグレータの光軸と直交する断
    面の形状は四角形又は六角形であることを特徴とする請
    求項7に記載の光源装置。
  9. 【請求項9】 前記インテグレータは棒状ガラスである
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記
    載の光源装置。
  10. 【請求項10】 前記インテグレータはカレイドスコー
    プであることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいず
    れかに記載の光源装置。
  11. 【請求項11】 前記メニスカスレンズは以下の条件式
    を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項10の
    いずれかに記載の光源装置。 0.5<D1/R1<2 0.2<R2/R1<2 ここで、R1は前記メニスカスレンズの前記光源側のレ
    ンズ面の曲率半径、R2は前記メニスカスレンズの前記
    光源と反対側のレンズ面の曲率半径、D1は前記メニス
    カスレンズの軸上肉厚を示す。
  12. 【請求項12】 以下の条件を満たすことを特徴とする
    請求項11の光源装置。 0.65<D1/R1<1.6 0.3<R2/R1<1.4
  13. 【請求項13】 前記光源が高圧水銀ランプであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載
    の光源装置。
  14. 【請求項14】 前記メニスカスレンズを一つのみ備え
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項12に記載の光
    源装置。
  15. 【請求項15】 前記メニスカスレンズの側面が、前記
    光源側に向って徐々に径が大きくなる円錐状を成してい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項12に記載の光
    源装置。
  16. 【請求項16】 前記メニスカスレンズの2つのレンズ
    面の少なくとも一方が非球面より成ることを特徴とする
    請求項1乃至請求項12に記載の光源装置。
  17. 【請求項17】 前記光源像が前記メニスカスレンズの
    内部又は外部に形成されることを特徴とする請求項1乃
    至請求項12に記載の光源装置。
  18. 【請求項18】 光源の像を形成する結像光学系と、前
    記光源の発光部の変位による前記光源像の広がりを減少
    させる補正手段とを有する光源装置。
  19. 【請求項19】 前記補正手段は前記光源側に凸のメニ
    スカスレンズを有し、前記メニスカスレンズは前記結像
    光学系による収斂光の光路中に設けられていることを特
    徴とする請求項18に記載の光源装置。
  20. 【請求項20】 前記結像光学系は楕円鏡を備え、該楕
    円鏡の第1焦点に前記光源を配し、該楕円鏡の第2焦点
    に光源像を形成することを特徴とする請求項19又は2
    0記載の光源装置。
  21. 【請求項21】 前記結像光学系は放物面鏡と該放物面
    鏡からの光を集光する正レンズとを備え、該放物面鏡の
    焦点位置に前記光源を配し、前記正レンズの焦点位置に
    光源像を形成することを特徴とする請求項19又は20
    記載の光源装置。
  22. 【請求項22】 前記結像光学系は球面鏡と該球面鏡か
    らの光を集光する正レンズとを備え、該球面鏡の曲率中
    心位置に前記光源を配し、前記正レンズの一方の共役点
    を前記曲率中心位置に設定し、前記正レンズの他方の共
    役点に光源像を形成することを特徴とする請求項19又
    は20に記載の光源装置。
  23. 【請求項23】 更に前記光源像がその光入射面又はそ
    の近傍に形成される棒状インテグレータを有し、前記光
    源像からの光を前記棒状インテグレータの内部に入射さ
    せ、前記棒状インテグレータの内部で光を反射しつつそ
    の光出射面に導くことにより、該光出射面に強度分布が
    均一化された面光源を形成することを特徴とする請求項
    18乃至請求項22のいずれかに記載の光源装置。
  24. 【請求項24】 前記インテグレータの光軸と直交する
    断面の形状は多角形であることを特徴とする請求項23
    に記載の光源装置。
  25. 【請求項25】 前記インテグレータの光軸と直交する
    断面の形状は四角形又は六角形であることを特徴とする
    請求項24に記載の光源装置。
  26. 【請求項26】 前記インテグレータは棒状ガラスであ
    ることを特徴とする請求項23乃至請求項25のいずれ
    かに記載の光源装置。
  27. 【請求項27】 前記インテグレータはカレイドスコー
    プであることを特徴とする請求項23乃至請求項25の
    いずれかに記載の光源装置。
  28. 【請求項28】 前記メニスカスレンズは以下の条件式
    を満足することを特徴とする請求項18乃至請求項27
    のいずれかに記載の光源装置。 0.5<D1/R1<2 0.2<R2/R1<2 ここで、R1は前記メニスカスレンズの前記光源側のレ
    ンズ面の曲率半径、R2は前記メニスカスレンズの前記
    光源と反対側のレンズ面の曲率半径、D1は前記メニス
    カスレンズの軸上肉厚を示す。
  29. 【請求項29】 以下の条件を満たすことを特徴とする
    請求項28の光源装置。 0.65<D1/R1<1.6 0.3<R2/R1<1.4
  30. 【請求項30】 前記光源が高圧水銀ランプであること
    を特徴とする請求項18乃至請求項29のいずれかに記
    載の光源装置。
  31. 【請求項31】 前記メニスカスレンズを一つのみ備え
    ることを特徴とする請求項18乃至請求項29に記載の
    光源装置。
  32. 【請求項32】 前記メニスカスレンズの側面が、前記
    光源側に向って徐々に径が大きくなる円錐状を成してい
    ることを特徴とする請求項18乃至請求項29に記載の
    光源装置。
  33. 【請求項33】 前記メニスカスレンズの2つのレンズ
    面の少なくとも一方が非球面より成ることを特徴とする
    請求項18乃至請求項29に記載の光源装置。
  34. 【請求項34】 前記光源像が前記メニスカスレンズの
    内部又は外部に形成されることを特徴とする請求項18
    乃至請求項29に記載の光源装置。
  35. 【請求項35】 前記光源の前記発光部が光軸と交差す
    る方向(例えば直交する方向に)変位し、前記補正手段
    が、この変位による前記光源像の広がりを減少させるこ
    とを特徴とする請求項18乃至34の光源装置。
  36. 【請求項36】 前記メニスカスレンズは前記光源像の
    近傍に設けてあることを特徴とする請求項18乃至35
    の光源装置。
  37. 【請求項37】 請求項1乃至請求項36のいずれかに
    記載の光源装置と前記光源装置からの光束を被照明面に
    照射する照射光学系とを有し、前記光源装置が前記光源
    像がその光入射面又はその近傍に形成される棒状インテ
    グレータを有し、前記光源像からの光を前記棒状インテ
    グレータの内部に入射させ、前記棒状インテグレータの
    内部で光を反射しつつその光出射面に導くことにより、
    該光出射面に強度分布が均一化された面光源を形成する
    場合には、前記照射光学系が前記被照明面又はその近傍
    に前記インテグレータの前記光出射面を結像することを
    特徴とする照明系。
  38. 【請求項38】 請求項37の照明系と、該照明系によ
    り照明される液晶表示パネル等の画像形成手段と、該画
    像形成手段の画像を投射する投射レンズとを有すること
    を特徴とする画像投射装置。
  39. 【請求項39】 前記照明系は前記光源装置からの光を
    赤、緑、青の3個の色光に分解する色分解手段を有し、
    前記液晶パネルは、各画素(一つ一つの画素は赤、緑、
    青に夫々が対応する3つの絵素を備える)に対応するよ
    うに正の微小レンズを複数個並べたレンズアレイを液晶
    層の光入射側に備え、前記赤、緑、青の3個の色が互い
    に異なる方向から前記液晶パネルを照明することを特徴
    とする請求項38の画像投射装置。
  40. 【請求項40】 前記照明系は、前記光源装置からの光
    を赤、緑、青の3個の色光に分解する色分解手段と、前
    記赤、緑、青の3個の光に夫々対応する3個の液晶パネ
    ルと、前記3個の液晶パネルからの赤、緑、青の各色の
    画像光を合成してカラー画像を形成する手段とを有する
    ことを特徴とする請求項39の画像投射装置。
  41. 【請求項41】 前記色分解手段は、複数個のダイクロ
    イックミラーや回折格子等より成ることを特徴とする請
    求項39又は40に記載の画像投射装置。
  42. 【請求項42】 請求項38乃至請求項41のいずれか
    の画像投射装置とコンピュータとを備えることを特徴と
    する情報処理装置。
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