JPH10240855A - 2次元コード読取装置および記憶媒体 - Google Patents

2次元コード読取装置および記憶媒体

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JPH10240855A
JPH10240855A JP9337223A JP33722397A JPH10240855A JP H10240855 A JPH10240855 A JP H10240855A JP 9337223 A JP9337223 A JP 9337223A JP 33722397 A JP33722397 A JP 33722397A JP H10240855 A JPH10240855 A JP H10240855A
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dimensional
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出した2次元画像に歪みが存在していて
も、セルの種類を読み取るための範囲を適切に設定する
ことができる2次元コード読取装置の提供。 【解決手段】 本2次元コード読取装置は、位置決め用
シンボルの画像から、ステップS130にて、それぞれ
求められるセル形状に基づいて、ステップS140にて
グループ化した各セルに対して、ステップS150に
て、グループ毎に、読み取る画素の形状を設定してい
る。このため、CCDにより検出された2次元コードの
形状が歪んでいることにより、セル画像の大きさが位置
により異なっていても、ステップS150にて、その形
状の違いに応じた適切な範囲にて画像を読み取り、多数
決にてセルの種類を決定するので、位置決め用シンボル
が表すコードの内容を正確に読み取ることが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2進コードで表さ
れるデータをセル化して、2次元のマトリックス上にパ
ターンとして配置した2次元コードを読み取るための2
次元コード読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2次元コードは、バーコードに比べ、大
量の情報を記録でき、情報が2次元的な広がりを持って
いるため、画像データの読み取りに、より大きな時間を
必要とする。更に、2次元コードは、コードを構成する
セルの白・黒で情報を表している。したがって、コード
を正しく解読するためには、各セルの白・黒の種類判別
を正確に行わなくてはならない。
【0003】このような2次元コードの読取装置の例と
しては、特開平8−180125号公報に記載されてい
るようなものが存在する。2次元コード読取装置にて、
2次元コードの画像を検出し、これを画像データとして
処理する場合には、通常、画素の単位で処理を行うこと
になる。したがって、得られたセルの画像データも複数
の画素から構成されている。
【0004】例えば、図7(a)に示すごとく、3×3
=9個の画素にて、種類として黒のセルの画像Gを読み
込んだものとする。この9個の画素の内、2次元コード
の印刷むらや汚れ等のために、3つが白の画素WTとし
て検出されたとする。このような状況下でのセルの種類
の決定に当たっては、9個の画素の内、多い方の種類が
該当セルの種類として決定される。図7(a)の例で
は、黒の画素BKが6個で白の画素WTが3個であるた
め、該当するセルの種類は黒であると決定される。
【0005】セルの種類を決定するための、読み取り画
素数、すなわち1セルの読み取り範囲は、通常、2次元
コード内に存在する特定の基準パターンに基づいて設定
されている。例えば、図7(b)に示すような2次元コ
ードの位置決め用シンボルA,B,Cおよび原点セルD
は、その位置や大きさが解読の初期に得られるため、こ
れらのいずれかから、1セルの大きさ(高さおよび幅)
を求めて、セルの種類を読み取る画素数を決定してい
た。なお、この画素数は、例えば、読み取り位置の誤差
を考慮して、求めたセルの大きさよりも、わずかに狭い
範囲に設定することもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2次元コード
が図7(b)のごとく歪みなく検出されるとは限らず、
例えば、図8に示すごとく、2次元コードが斜めに読み
取られ、画像に歪みが生じる場合がある。このような場
合には、位置決め用シンボルA,B,Cおよび原点セル
Dは、いずれのものを用いても、同一のセルの大きさが
得られるとは限らない。図8の例では、位置決め用シン
ボルA,Cの場合は、画像データとしては小さくなるの
で必然的に1セルとして読み取る範囲の大きさは小さく
なり、セルの種類を決定するための画素数は少なくな
る。位置決め用シンボルBあるいは原点セルDの場合
は、画像データとしては位置決め用シンボルA,Cの場
合よりも大きくなり、その結果、セルの種類を決定する
ための画素数は多くなる。
【0007】このため、いずれのセルの大きさを採用し
たら良いかという困難な判断をしなくてはならなくな
る。たとえば、それぞれのセルの大きさの平均値を採用
するということも考えられるが、このようにすると、位
置決め用シンボルA,C付近のセルに対しては大きすぎ
る画素数にて種類の判定が行われ、位置決め用シンボル
Bあるいは原点セルD付近のセルに対しては小さすぎる
画素数にて種類の判定が行われてしまうことになる。
【0008】このような場合の不都合は、図9(a)に
実線で示す範囲(3×3画素)の画素数9個が適切な画
素数であったとすると、黒の画素は6個、白の画素は3
個であるため、多数決にて該当セルの種類は黒と決定さ
れる。しかし、図9(b)に実線で示す範囲のごとく、
広すぎる範囲(5×5画素)の画素数25個にて決定す
ると、黒の画素は11個であるのに対して、白の画素は
14個となり、多数決で該当セルは白と決定され、正確
にセルの種類が読み取れなくなる。
【0009】この逆も同様であり、適切な画素数25個
では、白と判定されるものが、少なすぎる画素数9個で
は、黒と間違って判定されてしまう。本発明は、検出し
た2次元画像に歪みが存在していても、セルの種類を読
み取るための範囲を適切に設定することができる2次元
コード読取装置の提供を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】ここに
は、1つまたはそれ以上の発明が記載され、それぞれ以
下に述べるような構成および効果を有する。本発明の2
次元コード読取装置は、2進コードで表されるデータを
セル化して、2次元のマトリックス上にパターンとして
配置した2次元コードを読み取るための2次元コード読
取装置であって、前記2次元コードの2次元画像を検出
する2次元画像検出手段と、前記2次元画像検出手段に
て検出された2次元画像内に存在する特定形状の基準パ
ターンを検出する基準パターン検出手段と、前記基準パ
ターン検出手段にて検出された基準パターンに基づい
て、前記2次元画像内の2次元コードのセルの面積を求
めるセル形状演算手段と、前記2次元画像から各セルの
内容を読み取る際に、前記基準パターンとの距離に応じ
て、前記セル形状演算手段にて求められたセルの面積を
反映させて、セルの内容を読み取る範囲の広さを調整す
る読取制御手段と、前記2次元画像の各セル位置にて、
前記読取制御手段にてグループ毎に調整された範囲から
セルの内容を読み取るセル読取手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0011】すなわち、基準パターン毎にセル形状演算
手段にて求められているセルの面積は、読取制御手段に
て、基準パターンとの距離に応じて、セルの内容を読み
取る範囲の広さに反映させている。これは、基準パター
ンに距離的に近いセルは、基準パターンに基づいて決定
されたセルの大きさに近いと考えることができるからで
ある。
【0012】このことにより、セル読取手段にては、グ
ループ毎に適切に決定された広さの範囲からセルの内容
が読み取られる。したがって、2次元コードの画像に歪
みが生じていても、セル内容を読み取る範囲が、歪みに
応じた適切な面積に設定されるので、各セルの内容が正
確に読み取られる。
【0013】また、2進コードで表されるデータをセル
化して、2次元のマトリックス上にパターンとして配置
した2次元コードを読み取るための2次元コード読取装
置であって、前記2次元コードの2次元画像を検出する
2次元画像検出手段と、前記2次元画像検出手段にて検
出された2次元画像内に存在する特定形状の基準パター
ンを検出する基準パターン検出手段と、前記基準パター
ン検出手段にて検出された基準パターンに基づいて、前
記2次元画像内の2次元コードのセルの面積を求めるセ
ル形状演算手段と、前記基準パターン検出手段にて検出
された基準パターンの位置および該基準パターンの数に
応じて、前記2次元画像内の2次元コードのセルをグル
ープ化するセルグループ化手段と、前記2次元画像から
各セルの内容を読み取る際に、前記セルグループ化手段
により形成されたセルの各グループ毎に、前記セル形状
演算手段にて求められたセルの面積に応じてセルの内容
を読み取る範囲の広さを調整する読取制御手段と、前記
2次元画像の各セル位置にて、前記読取制御手段にてグ
ループ毎に調整された範囲からセルの内容を読み取るセ
ル読取手段と、を備えた構成としても良い。
【0014】すなわち、基準パターン毎にセル形状演算
手段にて求められているセルの面積は、セルグループ化
手段にて、基準パターン毎にグループ化されているセル
に対して、各基準パターン毎に求められているセルの面
積が、読取制御手段によって適用される。すなわち、各
基準パターンの近傍に存在することにより、各基準パタ
ーンにグループ化されたセルは、該当する基準パターン
に基づいて求められたセルの面積に近いと考えられるこ
とから、属するグループの基準パターンに基づいて得ら
れているセルの面積に応じて各セルの内容を読み取る範
囲の広さを調整している。
【0015】このことにより、セル読取手段にては、グ
ループ毎に適切に決定された広さの範囲からセルの内容
が読み取られる。したがって、2次元コードの画像に歪
みが生じていても、セル内容を読み取る範囲が、歪みに
応じた適切な面積に設定されるので、各セルの内容が正
確に読み取られる。
【0016】また、2進コードで表されるデータをセル
化して、2次元のマトリックス上にパターンとして配置
した2次元コードを読み取るための2次元コード読取装
置であって、前記2次元コードの2次元画像を検出する
2次元画像検出手段と、前記2次元画像検出手段にて検
出された2次元画像内に存在する特定形状の基準パター
ンを検出する基準パターン検出手段と、前記基準パター
ン検出手段にて検出された基準パターンに基づいて、前
記2次元画像内の2次元コードのセルの形状を求めるセ
ル形状演算手段と、前記2次元画像から各セルの内容を
読み取る際に、前記基準パターンとの距離に応じて、前
記セル形状演算手段にて求められたセルの形状を反映さ
せて、セルの内容を読み取る範囲の形状を調整する読取
制御手段と、前記2次元画像の各セル位置にて、前記読
取制御手段にてグループ毎に調整された範囲からセルの
内容を読み取るセル読取手段と、を備えた構成としても
良い。
【0017】すなわち、基準パターン毎にセル形状演算
手段にて求められているセルの形状は、読取制御手段に
て、基準パターンとの距離に応じて、セルの内容を読み
取る範囲の形状に反映させている。これは、基準パター
ンに距離的に近いセルは、基準パターンに基づいて決定
されたセルの形状に近いと考えることができるからであ
る。
【0018】このことにより、セル読取手段にては、グ
ループ毎に適切に決定された形状の範囲からセルの内容
が読み取られる。したがって、2次元コードの画像に歪
みが生じていても、セル内容を読み取る範囲が、歪みに
応じた適切な形状に設定されるので、各セルの内容が正
確に読み取られる。
【0019】また、2次元コード読取装置としては、2
進コードで表されるデータをセル化して、2次元のマト
リックス上にパターンとして配置した2次元コードを読
み取るための2次元コード読取装置であって、前記2次
元コードの2次元画像を検出する2次元画像検出手段
と、前記2次元画像検出手段にて検出された2次元画像
内に存在する特定形状の基準パターンを検出する基準パ
ターン検出手段と、前記基準パターン検出手段にて検出
された基準パターンに基づいて、前記2次元画像内の2
次元コードのセルの形状を求めるセル形状演算手段と、
前記基準パターン検出手段にて検出された基準パターン
の位置および該基準パターンの数に応じて、前記2次元
画像内の2次元コードのセルをグループ化するセルグル
ープ化手段と、前記2次元画像から各セルの内容を読み
取る際に、前記セルグループ化手段により形成されたセ
ルの各グループ毎に、前記セル形状演算手段にて求めら
れたセルの形状に応じてセルの内容を読み取る範囲の形
状を調整する読取制御手段と、前記2次元画像の各セル
位置にて、前記読取制御手段にてグループ毎に調整され
た範囲からセルの内容を読み取るセル読取手段と、を備
えたことを特徴とするものとしても良い。
【0020】すなわち、基準パターン毎にセル形状演算
手段にて求められているセルの形状は、セルグループ化
手段にて、基準パターン毎にグループ化されているセル
に対して、各基準パターン毎に求められているセルの形
状が、読取制御手段によって適用される。すなわち、各
基準パターンの近傍に存在することにより、各基準パタ
ーンにグループ化されたセルは、該当する基準パターン
に基づいて求められたセルの形状に近いと考えられるこ
とから、属するグループの基準パターンに基づいて得ら
れているセルの形状に応じて各セルの内容を読み取る範
囲の形状を調整している。
【0021】このことにより、セル読取手段にては、グ
ループ毎に適切に決定された形状の範囲からセルの内容
が読み取られる。したがって、2次元コードの画像に歪
みが生じていても、セル内容を読み取る範囲が、歪みに
応じた適切な形状に設定されるので、各セルの内容が正
確に読み取られる。
【0022】なお、読み取り位置の誤差による影響を少
なくするために、前記読取制御手段により調整される範
囲は、各セルの大きさよりも小さく設定されるようにし
ても良い。すなわち、検出したセルの位置に誤差がある
と、読み取り範囲の周辺に他のセルの影響が生じるの
で、セル形状演算手段にて求められたセルに基づいて求
めたセルの大きさよりも読み取り範囲を小さくすること
により、その影響を排除して、より正確な読み取りを可
能とすることができる。
【0023】なお、セル読取手段が、前記範囲から、該
範囲を構成する画素毎に明か暗かのいずれの種類である
かを読み取る構成の場合には、前記範囲の全画素数の内
の半数を越える種類を、あるいは範囲内の所定位置の画
素の明暗の数の差に基づいて、該当するセルの内容であ
るとする多数決を採用する。なお、このような2次元コ
ード読取装置の各手段をコンピュータシステムにて実現
する機能は、例えば、コンピュータシステム側で起動す
るプログラムとして備えられる。このようなプログラム
の場合、例えば、フロッピーディスク、光磁気ディス
ク、CD−ROM等の記憶媒体に記憶し、必要に応じて
コンピュータシステムにロードして起動することにより
用いることができる。この他、ROMやバックアップR
AMを記憶媒体として前記プログラムを記憶しておき、
このROMあるいはバックアップRAMをコンピュータ
システムに組み込んで用いても良い。
【0024】
【発明の実施の形態】図1のブロック図に、上述した発
明のいくつかが適用された2次元コード読取装置2の概
略構成を示す。2次元コード読取装置2は、CCD4、
2値化回路6、画像メモリ8、クロック信号出力回路1
4、アドレス発生回路16、変化点検出回路18、比検
出回路20、アドレス記憶メモリ22および制御回路2
8から構成されている。
【0025】制御回路28は、CPU、ROM、RA
M、I/O等を備えたコンピュータシステムとして構成
され、ROMに記憶されているプログラムに従って、後
述する2次元コード読み取り処理等を実行し、2次元コ
ード読取装置2の各構成を制御している。ここで、2次
元コード読取装置2にて検出される2次元コードの一例
を図2に示す。この2次元コード52は、白色の台紙5
3の上に印刷されており、3個の位置決め用シンボル5
4、データ領域56、原点セルCstから構成されてい
る。これら全体はセル数が縦横同数(29セル×29セ
ル)の正方形状に配置されている。各セルは、光学的に
異なった2種類のセルから選ばれており、図および説明
上では白(明)・黒(暗)で区別して表す。なお、図2
では便宜上、データ領域56のデータセルのパターンは
省略している。
【0026】位置決め用シンボル54は、2次元コード
52の4つの頂点の内、3つに配置されている。そのセ
ルの明暗配置は、黒部からなる枠状正方形54a内の中
心に白部からなる縮小した枠状正方形54bが形成さ
れ、その内の中心に黒部からなる更に縮小した正方形5
4cが形成されているパターンである。制御回路28
は、以下に述べるごとくの読み取り制御を行う。
【0027】まず制御回路28が指示することにより、
2次元画像検出手段としてのCCD4が2次元コード5
2が通過する場所の2次元画像を検出する。CCD4
は、2次元画像を検出すると、図4(a)に示すごとく
の多段階のレベルからなる信号にて2次元画像データを
出力する。この2次元画像データを、2値化回路6が制
御回路28から指示された閾値にて2値化して、図4
(b)に示すごとくの1(ハイ)/0(ロー)の2つの
レベルからなる信号に変換する。
【0028】一方、CCD4から出力される同期パルス
に応じて、クロック信号出力回路14がCCD4から出
力される2次元画像データのパルスより十分に細かいク
ロックパルスを出力する。アドレス発生回路16はこの
クロックパルスをカウントして、画像メモリ8に対する
アドレスを発生させる。2値化された2次元画像データ
は、このアドレス毎に8ビット単位で書き込まれる。
【0029】一方、2値化回路6からの信号における
「1」から「0」への変化あるいは「0」から「1」へ
の変化時に、変化点検出回路18は、比検出回路20に
パルス信号を出力する。比検出回路20は、変化点検出
回路18からのパルス信号入力から次のパルス信号入力
までに、クロック信号出力回路14から出力されたクロ
ックパルスをカウントすることにより、2次元画像の中
の明(1)の連続する長さおよび暗(0)の連続する長
さを求める。この長さの比から、2次元コード52の位
置決め用シンボル54に該当するパターンを検出する。
【0030】図3(A)に示すように、位置決め用シン
ボル54のほぼ中心を代表的な角度で横切るCCD4の
走査線(a),(b),(c)での明暗パターンは、図
3(B)に示すごとく、すべて同じ明暗成分比を持つ構
造になっている。すなわち、位置決め用シンボル54の
中心を横切るそれぞれの走査線(a),(b),(c)
の明暗成分比は暗:明:暗:明:暗=1:1:3:1:
1となっている。勿論、走査線(a),(b),(c)
の中間の角度の走査線においても比率は1:1:3:
1:1である。また、図3(A)の図形が、CCD4側
から見て斜めの面に配置されていたとしても、前記走査
線(a),(b),(c)の明暗成分比は暗:明:暗:
明:暗=1:1:3:1:1を維持する。なお、図3
(B)は、2値化回路6からの2値化された信号に該当
する。
【0031】このことにより、比検出回路20は、この
「1:1:3:1:1」なる明暗成分比を検出し、検出
した場合は、そのタイミングにアドレス発生回路16に
て発生されている画像メモリ8のアドレスをアドレス記
憶メモリ22に記憶する。したがって、CCD4が1フ
レーム分の2次元画像データを検出すると、画像メモリ
8に2値化された2次元画像データが記憶され、アドレ
ス記憶メモリ22には、検出された分の位置決め用シン
ボル54のアドレスが記憶されている。
【0032】なお、最初の2次元画像の1フレーム分の
画像が得られると、制御回路28は、画像メモリ8およ
びアドレス記憶メモリ22のデータに基づいて後述する
2次元コード読み取り処理を行い、この処理が終了すれ
ば、制御回路28は、続けて、CCD4に次の1フレー
ムの2次元画像の検出を指示する。したがって、CCD
4からは、再度、2次元画像が2値化回路6に出力さ
れ、上述したごとくの処理が繰り返される。
【0033】次に、1フレーム分の2次元コード52の
画像とその位置決め用シンボル54のアドレスが画像メ
モリ8とアドレス記憶メモリ22とにそれぞれ記憶され
た後に、制御回路28が実行する2次元コード読み取り
処理を、図5のフローチャートに示す。なお、画像は図
6のごとく歪んで検出されているものとする。ただし、
図6は説明上判り易くするために歪みを誇張して表して
いる。
【0034】処理が開始されると、まず、位置決め用シ
ンボル54の検出処理が行われる(S100)。この処
理では、画像メモリ8およびアドレス記憶メモリ22に
対してアクセスし、その記憶内容から位置決め用シンボ
ル54が適切な位置に、3つ存在しているか否かの判断
と位置決め用シンボル54の画像上での正確な中心位置
を決定する。
【0035】この処理は、まずアドレス記憶メモリ22
に多数検出された位置決め用シンボル54のアドレス
が、位置的に3つのグループに分けられるかを、そのア
ドレス値と画像メモリ8の画像とを参照しつつ判断す
る。更に、各位置決め用シンボル54の中心位置を、画
像メモリ8の画像の1(白)/0(黒)のパターンから
決定し、その3つが図2に示したごとく3つの頂点に存
在する配置状態になっているかを判断する。
【0036】次に、ステップS100にて適切な3つの
位置決め用シンボル54が検出されたか否かが判定され
(S110)、検出されていなければ(S110で「N
O」)、次の画像の検出をCCD4に指示して(S18
0)、処理を終了する。適切な3つの位置決め用シンボ
ル54が検出されると(S110で「YES」)、次に
新しい2次元コード52か否かが判定される(S12
0)。この処理は、前回以前に検出された2次元コード
52がいまだCCD4により検出され続けている場合
に、別の2次元コードとして解読するのを防止するため
である。例えば、前回または所定回数前の本処理にて、
適切な3つの位置決め用シンボル54が検出され、更に
そのコード内容も適切に読み取られていた場合には、同
一の2次元コード52を検出しているものとして(S1
20で「NO」)、次の画像の検出をCCD4に指示し
て(S180)、処理を終了する。
【0037】新しい2次元コード52であると判定する
と(S120で「YES」)、次に各位置決め用シンボ
ル54の形状に応じてセルの形状が計算される(S13
0)。すなわち、まず、位置決め用シンボル54は、図
3(A)に示すごとく、黒の枠状正方形54aの幅が1
セル分、白の枠状正方形54bの幅が1セル分、および
黒の正方形54cの幅が3セル分の形状であることか
ら、画像メモリ8内の位置決め用シンボル54全体の高
さと幅を測定して、その高さと幅をそれぞれ7で割るこ
とにより、各位置決め用シンボル54の位置におけるセ
ルの高さと幅の値とする。
【0038】次に、3つの位置決め用シンボル54間に
存在する白黒が交互に配置されたタイミングセル列58
の画像58A,58Bの位置を、位置決め用シンボル5
4の3つの画像54A,54B,54Cに基づいて検出
する。そして、このタイミングセル列画像58A,58
Bと位置決め用シンボル画像54A,54B,54Cと
に基づいて、データ領域56内の各セルの位置を決定す
る(S135)。
【0039】すなわち、位置決め用シンボル画像54
A,54B,54Cの各セル位置は、各位置決め用シン
ボル画像54A,54B,54C毎にステップS130
にて求められているセルの高さと幅とにより分割して決
定され、タイミングセル列画像58A,58Bの各セル
位置は、その白と黒との境界からセルの位置が決定でき
る。
【0040】このようにしてセル位置が求められた位置
決め用シンボル54の2つの画像54A,54B間のタ
イミングセル列画像58Aの各セル位置および位置決め
用シンボル画像54A,54Bの各セル位置から、位置
決め用シンボル54の2つの画像54A,54Cの中心
を結ぶ線に並行に引いた線を想定し、更に、位置決め用
シンボル54の2つの画像54A,54C間のタイミン
グセル列画像58Bの各セル位置および位置決め用シン
ボル画像54A,54Cの各セル位置から、位置決め用
シンボル54の2つの画像54A,54Bの中心を結ぶ
線に並行に引いた線を想定し、この線の交叉位置を各セ
ルの位置とする。こうして、データ領域56の各セルの
位置が決定する。
【0041】次に2次元コード52のデータ領域56内
のセルを、各位置決め用シンボル54に対してグループ
化する(S140)。こうして判明した3つの位置決め
用シンボル画像54A,54B,54Cの内、2つの位
置決め用シンボルの画像54A,54Cの中央位置を通
り、2つの位置決め用シンボルの画像54A,54Bを
結ぶ線に平行な線L1を想定する。更に、2つの位置決
め用シンボルの画像54A,54Bの中央位置を通り、
2つの位置決め用シンボルの画像54A,54Cを結ぶ
線に平行な線L2を想定する。そして、この線L1,L
2にて分割される4つの領域S1,S2,S3,S4に
て、データ領域56のセルをグループ化する。
【0042】なお、ステップS140にては、これ以外
の処理として、予め原点セルCstの画像56Dの位置
を求めておいて、3つの位置決め用シンボルの画像54
A,54B,54Cと1つの原点セルCstの画像56
Dの内、2つの位置決め用シンボルの画像54A,54
Cの中央位置と、位置決め用シンボルの画像54Bと原
点セルCstの画像56Dとの中央位置とを通る線L1
を想定し、更に2つの位置決め用シンボルの画像54
A,54Bの中央位置と、位置決め用シンボルの画像5
4Cと原点セルCstの画像56Dとの中央位置とを通
る線L2とを想定して、線L1,L2にて分割される4
つの領域S1,S2,S3,S4にて、データ領域56
のセルをグループ化するようにしても良い。原点セルC
stの画像56Dは、中央の位置決め用シンボル54A
の両側に存在する2つの位置決め用シンボル54B,5
4Cの辺の内で、中央の位置決め用シンボル54Aとは
反対側に存在する辺E1,E2をそれぞれ延長して交叉
した位置に存在する黒のセルとして、その位置を決定す
ることができる。
【0043】次に、各グループに属するセルについて、
各グループに属する位置決め用シンボル54の画像54
A,54B,54CについてステップS130にて計算
されたセル形状に基づいて、3つの領域S1,S2,S
3,S4の各セルの位置での読み取り範囲、ここでは、
画素の組み合わせ形状を決定して、その画素の内で多い
方の種類を、セルの種類とする(S150)。なお、領
域S4については、位置決め用シンボル54の画像は存
在しないが、例えば、領域S4の両側の領域S2,S3
の読み取り範囲の中間を採用しても良い。また、原点セ
ルCstの画像56Dを求めた場合は、この原点セルC
stの画像56Dのセル形状に基づいて領域S4のセル
の読み取り範囲を決定しても良い。
【0044】例えば、図6の例では、領域S1,S2に
ついては、それぞれ位置決め用シンボル54の画像54
A,54Cからセルの高さ=3画素、幅=3画素が求め
られたので、読み取り範囲として3×3画素のマトリッ
クスが用いられ、領域S3,S4については、位置決め
用シンボル54の画像54Bと原点セルCstの画像5
6Dから、それぞれセルの高さ=5画素、幅=5画素が
求められたので、読み取り範囲として5×5画素のマト
リックスが用いられる。
【0045】各領域S1〜S4でのセル形状に対する読
み取り範囲の関係は、両者が完全に同じ形状でも良い
し、読み取り範囲の方を少し小さく設定して用いても良
い。位置決め用シンボル54の画像54A,54B,5
4Cあるいは原点セルCstの画像56Dのセルの形状
との誤差やセル位置の誤差を考慮すると、読み取り範囲
の方を少し小さく設定した方が好ましい。例えば、セル
の高さ=4画素、幅=4画素が求められた場合は、読み
取り範囲として3×3画素のマトリックスを設定して用
いる。
【0046】このようにして、各セルの読み取り範囲の
画素の多数決によりデータ領域56内の全てのセルの種
類が決定すると、2次元コード52が表しているコード
内容が得られる。次にこのコード内容が正常なものか否
かが判定される(S160)。例えば、白と黒とのセル
数が特定の数になっているか否か、あるいは表されてい
るデータが8ビットデータであるとした場合に合計が特
定の数になっているか否か等により、正常にコードが読
み取られているか否かが判定される。
【0047】正常なコードでなければ(S160で「N
O」)、次の画像の検出をCCD4に指示して(S18
0)、処理を終了する。正常なコードであれば(S16
0で「YES」)、そのコード内容をホストコンピュー
タ等の他の装置へ出力したり、そのコード内容を特定の
メモリに記憶したり、そのコード内容に対応した処理を
実行したり、あるいはそのコード内容に対応した指示を
出力したりする処理が行われる(S170)。
【0048】そして、次の新たな2次元コードの読み取
りのために、画像の検出をCCD4に指示して(S18
0)、処理を終了する。本2次元コード読取装置2は、
位置決め用シンボル54の画像54A,54B,54C
から、それぞれ求められるセル形状、ここでは高さと幅
とに基づいて、画像から読み取る画素の形状を設定して
いる。このため、CCD4により検出された2次元コー
ド52の形状が歪んでいることにより、セル画像の形状
が位置により異なっていても、その形状の違いに応じた
適切な範囲にて画像を読み取り、多数決にてセルの種類
を決定するので、位置決め用シンボル54が表すコード
の内容を正確に読み取ることが可能となる。
【0049】本実施の形態において、ステップS100
が基準パターン検出手段としての処理に該当し、ステッ
プS130がセル形状演算手段としての処理に該当し、
ステップS140がセルグループ化手段としての処理に
該当し、ステップS150が読取制御手段およびセル読
取手段としての処理に該当する。 [その他]前記実施の形態にては、ステップS130に
て、セル形状を特定するパラメータとして、セルの高さ
と幅を求めたが、セルの高さと幅は、セルの面積(高さ
×幅)、すなわち大きさを表すものとして捉えることも
できる。したがって、パラメータとしてセルの面積(高
さ×幅)を用いて、ステップS150にて、読み取り範
囲を決定しても良い。例えば、セルの面積が9画素分で
あれば、3×3画素を読み取り範囲としても良い。ま
た、セル面積よりも読み取り範囲を小さくする場合に
は、セルの面積が12画素分であれば、3×3画素を読
み取り範囲としても良い。
【0050】また、上記実施例では、9個あるいは25
個という奇数個の画素数から構成されたセルについて説
明したが、偶数個の画素数から構成されたセルであって
もよい。例えば図10に示す4×4=16個の場合に
は、4×4の範囲の中で中心に近いA〜Dのいずれかの
画素を中心画素と一義的に設定しておき、この中心画素
に基づいて4×4の範囲を設定し、この範囲の全画素に
対して白黒判定を行うことにする。但し、画素数が偶数
個である場合には、白の画素数と黒の画素数が同数とい
うケースも生じるので、この場合には予め白黒いずれか
に一義的に設定するようにしてもよい。
【0051】また、上記実施例では、範囲内の全画素に
ついて白黒判定を行ったが、1セルを構成する画素数が
多数存在する場合には、所定位置の画素についてのみ白
黒判定を行うようにしてもよい。例えば図11に示すよ
うに多数の画素が1セルを構成する場合には、3×3の
範囲から5×5の範囲に補正しても25個の画素全てに
ついて白黒判定をするのではなく、1つ飛びの計9個
(もともと3×3=9個の画素が歪みにより拡大された
だけで位置関係はほぼ同じとする)についてのみ白黒判
定を行うようにしてもよい。
【0052】更に、セルの形状として、高さと幅のみで
なく、台形や平行四辺形といった形状を特定できる四角
形の各角部の角度をパラメータに加えても良い。そし
て、このセル形状と同形状に、読み取り範囲を設定して
読み取り処理を行っても良いし、相似形に縮小した読み
取り範囲にて読み取り処理を行っても良い。前記実施の
形態では、セルの読み取り範囲をグループ単位で決定し
ていたが、各位置決め用シンボル画像54A,54B,
54Cからの距離にて、各位置決め用シンボル画像54
A,54B,54Cにて求められたセルの面積や形状が
影響するものとして、各セルに反映させても良い。例え
ば、2つの位置決め用シンボル画像54A,54Bの中
央に存在するセルについては、それぞれの位置決め用シ
ンボル画像54A,54Bで求められたセルの面積ある
いは形状の中間の面積または形状を基にして、読み取り
範囲を決定しても良い。そして、いずれかの置決め用シ
ンボル画像に近づくほど、そのセルの面積あるいは形状
に近づけるように比例計算にて各セルの面積あるいは形
状を反映させても良い。3つの位置決め用シンボル画像
54A,54B,54Cの場合、あるいは更に原点セル
Cstの画像56Dを含めた場合も、それぞれの距離関
係で、影響を配分する計算にて読み取り範囲を決定すれ
ば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態としての2次元コード読取装置の
概略構成を表すブロック図である。
【図2】2次元コードの構成説明図である。
【図3】位置決め用シンボルを走査した場合の明暗検出
の説明図である。
【図4】CCDと2値化回路との出力信号の説明図であ
る。
【図5】2次元コード読取装置にて行われる2次元コー
ド読み取り処理のフローチャートである。
【図6】2次元コードの画像上の領域配置説明図であ
る。
【図7】2次元コードの例とセルの種類を決定するため
の処理の説明図である。
【図8】2次元コードの画像における歪みの説明図であ
る。
【図9】読み取り範囲により決定される種類が異なるセ
ルの説明図である。
【図10】読み取り範囲内の画素数が偶数個であるセル
の説明図である。
【図11】読取り範囲内の画素数が多数であるセルの白
黒判定を行う画素位置を説明するための説明図である。
【符号の説明】
2 2次元コード読取装置 4 CCD 6 2値化回路 8 画像メモリ 14 クロック信号出力回路 16 アドレス発生回路 18 変化点検出回路 20 比検出回路 22 アドレス記憶メモリ 28 制御回路 52 2次元コード 54 位置決め用シンボル 54A,54B,54C 位置決め用シンボルの画像 54a 黒の枠状正方形 54b 白の枠状正方形 54c 黒の正方形 56 データ領域 56D 原点セルCstの画像 58 タイミングセル列 58A,58B タイミングセル列の画像 L1,L2 領域を分けるための線 S1,S2,S3,S4 領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2進コードで表されるデータをセル化し
    て、2次元のマトリックス上にパターンとして配置した
    2次元コードを読み取るための2次元コード読取装置で
    あって、 前記2次元コードの2次元画像を検出する2次元画像検
    出手段と、 前記2次元画像検出手段にて検出された2次元画像内に
    存在する特定形状の基準パターンを検出する基準パター
    ン検出手段と、 前記基準パターン検出手段にて検出された基準パターン
    に基づいて、前記2次元画像内の2次元コードのセルの
    面積を求めるセル形状演算手段と、 前記2次元画像から各セルの内容を読み取る際に、前記
    基準パターンとの距離に応じて、前記セル形状演算手段
    にて求められたセルの面積を反映させて、セルの内容を
    読み取る範囲の広さを調整する読取制御手段と、 前記2次元画像の各セル位置にて、前記読取制御手段に
    てグループ毎に調整された範囲からセルの内容を読み取
    るセル読取手段と、 を備えたことを特徴とする2次元コード読取装置。
  2. 【請求項2】 2進コードで表されるデータをセル化し
    て、2次元のマトリックス上にパターンとして配置した
    2次元コードを読み取るための2次元コード読取装置で
    あって、 前記2次元コードの2次元画像を検出する2次元画像検
    出手段と、 前記2次元画像検出手段にて検出された2次元画像内に
    存在する特定形状の基準パターンを検出する基準パター
    ン検出手段と、 前記基準パターン検出手段にて検出された基準パターン
    に基づいて、前記2次元画像内の2次元コードのセルの
    面積を求めるセル形状演算手段と、 前記基準パターン検出手段にて検出された基準パターン
    の位置および該基準パターンの数に応じて、前記2次元
    画像内の2次元コードのセルをグループ化するセルグル
    ープ化手段と、 前記2次元画像から各セルの内容を読み取る際に、前記
    セルグループ化手段により形成されたセルの各グループ
    毎に、前記セル形状演算手段にて求められたセルの面積
    に応じてセルの内容を読み取る範囲の広さを調整する読
    取制御手段と、 前記2次元画像の各セル位置にて、前記読取制御手段に
    てグループ毎に調整された範囲からセルの内容を読み取
    るセル読取手段と、 を備えたことを特徴とする2次元コード読取装置。
  3. 【請求項3】 2進コードで表されるデータをセル化し
    て、2次元のマトリックス上にパターンとして配置した
    2次元コードを読み取るための2次元コード読取装置で
    あって、 前記2次元コードの2次元画像を検出する2次元画像検
    出手段と、 前記2次元画像検出手段にて検出された2次元画像内に
    存在する特定形状の基準パターンを検出する基準パター
    ン検出手段と、 前記基準パターン検出手段にて検出された基準パターン
    に基づいて、前記2次元画像内の2次元コードのセルの
    形状を求めるセル形状演算手段と、 前記2次元画像から各セルの内容を読み取る際に、前記
    基準パターンとの距離に応じて、前記セル形状演算手段
    にて求められたセルの形状を反映させて、セルの内容を
    読み取る範囲の形状を調整する読取制御手段と、 前記2次元画像の各セル位置にて、前記読取制御手段に
    てグループ毎に調整された範囲からセルの内容を読み取
    るセル読取手段と、 を備えたことを特徴とする2次元コード読取装置。
  4. 【請求項4】 2進コードで表されるデータをセル化し
    て、2次元のマトリックス上にパターンとして配置した
    2次元コードを読み取るための2次元コード読取装置で
    あって、 前記2次元コードの2次元画像を検出する2次元画像検
    出手段と、 前記2次元画像検出手段にて検出された2次元画像内に
    存在する特定形状の基準パターンを検出する基準パター
    ン検出手段と、 前記基準パターン検出手段にて検出された基準パターン
    に基づいて、前記2次元画像内の2次元コードのセルの
    形状を求めるセル形状演算手段と、 前記基準パターン検出手段にて検出された基準パターン
    の位置および該基準パターンの数に応じて、前記2次元
    画像内の2次元コードのセルをグループ化するセルグル
    ープ化手段と、 前記2次元画像から各セルの内容を読み取る際に、前記
    セルグループ化手段により形成されたセルの各グループ
    毎に、前記セル形状演算手段にて求められたセルの形状
    に応じてセルの内容を読み取る範囲の形状を調整する読
    取制御手段と、 前記2次元画像の各セル位置にて、前記読取制御手段に
    てグループ毎に調整された範囲からセルの内容を読み取
    るセル読取手段と、 を備えたことを特徴とする2次元コード読取装置。
  5. 【請求項5】 前記読取制御手段により調整される範囲
    は、各セルの大きさよりも小さく設定されていることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の2次元コード
    読取装置。
  6. 【請求項6】 前記セル読取手段は、前記範囲から、該
    範囲を構成する画素毎に明か暗かのいずれの種類である
    かを読み取るとともに、前記範囲の全画素数の内の半数
    を越える種類を、該当するセルの内容であると決定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の2次元
    コード読取装置。
  7. 【請求項7】 前記セル読取手段は、前記範囲内の所定
    位置の画素が明か暗かのいずれの種類であるかを読み取
    るとともに、読み取った明の画素数および暗の画素数の
    差に基づいて、該当するセルの種類を決定することを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか記載の2次元コード読
    取装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか記載の2次元コ
    ード読取装置の各手段をコンピュータシステムにて実現
    するプログラムが記憶されたことを特徴とする機械読み
    取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010277169A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Denso Wave Inc 情報コード読取装置

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