JP3049959B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3049959B2
JP3049959B2 JP4227058A JP22705892A JP3049959B2 JP 3049959 B2 JP3049959 B2 JP 3049959B2 JP 4227058 A JP4227058 A JP 4227058A JP 22705892 A JP22705892 A JP 22705892A JP 3049959 B2 JP3049959 B2 JP 3049959B2
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茂信 福嶋
英郎 藤井
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データのエッジを
強調する処理を実行する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機において、イメージリー
ダ等で読み取られた画像データに対してMTF補正を施
すためにラプラシアンフィルタを用いてエッジ強調を行
うものがある(例えば、特開昭62−114377号公
報)。更に、より適正なエッジ強調処理を施すために、
種々の方法が提案されている。例えば、特開平3−15
7060号公報では、2値画像の多値復元、パターンマ
ッチングによってエッジの有無及び方向を検出する。ま
た、2値画像データの多値復元、複数の方向についてエ
ッジ強調処理する所定のマトリクス内に存在する黒画素
数の差より求めるものも提案されている。また更に、特
開昭61−157165号公報では、複数方向のエッジ
量を求め、その和を採用するものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、記録者の筆圧
により濃度にばらつきを生じる鉛筆書きの原稿や、文字
の背景部に濃度のばらつきがある再生紙、パンフレット
等の原稿に対して、ラプラシアンフィルタを用いたエッ
ジ強調処理を実行すると、濃度のばらつきがエッジ強調
処理される。この結果、原稿の文字のかすれ及び部分的
な太り等が発生する。
【0004】図18は、典型的なラプラシアンフィルタ
の例を示す図である。ラプラシアンフィルタはデジタル
複写機において、主にMTF補正部で用いられる。イメ
ージセンサ(CCD)で読み取った原稿画像の画像デー
タは、隣接画素からの光の回り込み等により、シャープ
さを欠くものとなっている。ところが、特に文字及び線
画像では、シャープさが重要なポイントとなる。このた
め、MTF補正部において、ラプラシアンフィルタを用
い、このフィルタの出力値をエッジ強調量として、注目
画素の濃度値に加算する処理を施す。
【0005】しかし、ラプラシアンフィルタによる出力
値が、常に正確なエッジ強調量であるとは限らない。例
えば、CCDの画素間の出力値にばらつきがある場合
や、原稿の文字部と、背景部の境界部分以外にエッジが
存在する場合等が考えられる。本発明で問題とするの
は、後者の場合であり、次の図19(a)〜(c)にそ
の例を示す。
【0006】図19(a)〜(c)に示す各図は、図1
8の(a)に示すアプラシアンフィルタ1を用いて各所
定のマトリクス内の中間調の画像データにエッジ強調処
理を施したものである。また、図19に示す各図を45
度回転させた原稿を用いれば、図18(b)に示される
ラプラシアンフィルタ2であっても、同じ結果が得られ
る。
【0007】図18(a)に示したラプラシアンフィル
タ1では、図19(a)に示すように、線画の内部の濃
度が均一であれば所望の結果が得られるのである。しか
し、図19(b)及び(c)に示すように線画の中央の
画素の濃度値が隣接画素の濃度よりも高かったり低かっ
たりする場合、この濃度値の違いがエッジ強調処理にお
いて強調されることとなり、線画としてのエッジ強調処
理ができない。このような原稿が発生するのは、鉛筆書
きの原稿のように、文字内部に筆圧の変化による濃度の
ばらつきが存在する場合や、再生紙等の白地部分の濃度
にばらつきがあったり、パンフレットのように、中間調
画像中に文字が存在する場合等が考えられる。
【0008】特に複数回(n回)複写動作を繰り返す必
要のある場合では、一旦エッジ強調処理の施された画像
に、さらに、エッジ強調処理もしくは2値化処理が施さ
れることとなる。この結果、図19に示すように線画の
一部が欠落する。実際には、これはコピーによる文字画
像のかすれとしてコピー用紙上に現れる。
【0009】そこで、本発明は、より適正なエッジ強調
処理を施すことのできる画像処理装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【問題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、読み取った原稿画像の画像データのエッジ強調処
理を実行する画像処理装置であって、中心に注目画素を
備える第1のマトリクスを構成する画素の画像データの
平均値に基づいて2値化を行うためのしきい値を決定す
る第1決定手段と、第1決定手段により決定されたしき
い値を用いて第1のマトリクス内の画像データを2値化
する第1の2値化手段と、第1の2値化手段による2値
化データの第1のマトリクス内での分布に基づいてエッ
ジ強調処理の有無について判断する判断手段と、上記注
目画素に対するエッジ量を検出するエッジ量検出手段
と、判断手段によりエッジ強調処理を実行すると判断さ
れた場合、エッジ量検出手段により検出されたエッジ量
に基づいて、注目画素についてエッジ強調処理を実行す
るエッジ強調手段とを備える。
【0011】また、読み取った原稿画像の画像データの
エッジ強調処理を実行する画像処理装置であって、中心
に注目画素を備える第1のマトリクスを構成する画素の
画像データの平均値に基づいて2値化を行うためのしき
い値を決定する第1決定手段と、第1決定手段により決
定されたしきい値を用いて第1のマトリクス内の画像デ
ータを2値化する第1の2値化手段と、中心に上記注目
画素を備え、第1のマトリクスよりもサイズの小さな第
2のマトリクスを構成する画素の画像データの平均値に
基づいて2値化のためのしきい値を決定する第2決定手
段と、第2決定手段によるしきい値を用いて第2のマト
リクスを構成する画素の画像データを2値化する第2の
2値化手段と、第1の2値化手段による2値化データが
第1のマトリクス内での分布が所定のパターンであるか
否かを判定する判定手段(EDGSEL)と、判定手段により2
値化データが所定のパターンでないと判定された場合、
第1の2値化手段による2値化データの第1のマトリク
ス内での分布に基づいてエッジ強調処理の有無について
判断する第1判断手段と、判定手段により2値化データ
が所定のパターンであると判断された場合、第2の2値
化手段による2値化データの第2のマトリクス内での分
布に基づいてエッジ強調処理の有無について判断する第
2判断手段と、上記注目画素に対するエッジ量を検出す
るエッジ量検出手段と、上記第1判断手段又は第2判断
手段がエッジ強調処理を実行すると判断した場合、上記
エッジ量検出手段により検出されたエッジ量に基づい
て、注目画素についてエッジ強調処理を実行するエッジ
強調手段とを備える。
【0012】またさらに、イメージリーダで読み取った
原稿画像の画像データのエッジ強調処理を実行する画像
処理装置であって、中心に注目画素を備える第1のマト
リクスを構成する画素の画像データの平均値に基づいて
2値化を行うためのしきい値を決定する決定手段と、決
定手段により決定されたしきい値を用いて第1マトリク
ス内の画像データを2値化する2値化手段と、第1のマ
トリクスよりもサイズの小さく中心に上記注目画素を備
える第2のマトリクス内の2値化データに基づいてエッ
ジ強調処理の有無を判断する判断手段と、上記注目画素
に対するエッジ量を検出するエッジ量検出手段と、判断
手段によりエッジ強調処理を実行すると判断された場
合、エッジ量検出手段により検出されたエッジ量に基づ
いて、エッジ強調処理を実行するエッジ強調手段とを備
える。
【0013】好ましくは、判断手段は、複数の2値化パ
ターンを記憶するメモリを備え、2値化手段による2値
化データとメモリに記憶しているパターンとを比較し、
この結果に基づいて、エッジ強調処理の実行の有無を判
断する。
【0014】好ましくはさらに、判断手段は、複数の方
向についてエッジ強調処理の有無を判断し、エッジ量検
出手段は、上記の複数方向のエッジ量を検出し、エッジ
強調手段は、エッジ量検出手段により検出された複数の
方向のエッジ量から、判断手段によりエッジ強調処理有
りと判断された方向のエッジ量を選択し、エッジ強調処
理を実行する。
【0015】
【作用】請求項1に記載された画像処理装置は、第1決
定手段により決定されたしきい値を用いて第1のマトリ
クス内の画像データを2値化し、この2値化データに基
づいてエッジ強調処理の実行の有無を判断手段により判
断する。判断手段によりエッジ強調処理を実行すると判
断された場合、エッジ量検出手段により検出されたエッ
ジ量に基づいてエッジ強調手段により注目画素について
エッジ強調処理を実行する。
【0016】請求項2に記載された画像処理装置は、第
1のマトリクスを構成する画素の画像データに基づいて
第1決定手段によりしきい値を決定し、このしきい値を
用いて第1の2値化手段により2値化を行い、更に第1
のマトリクスよりもサイズの小さな第2のマトリクスを
構成する画素の画像データに基づいて第2決定手段によ
りしきい値を決定し、このしきい値を用いて第2の2値
化手段により2値化を行う。ここで、判定手段により第
1のマトリクスの2値化データが所定の条件を満たすと
判断された場合には、第1のマトリクス内での2値化デ
ータの分布に基づいて第1判断手段がエッジ強調の有無
について判断し、所定の条件を満たさないと判断された
場合には、第2のマトリクスの2値化データを用いて第
2判断手段により第2のマトリクスの注目画素について
エッジ強調処理の実行の有無について判断する。第1判
断手段又は第2判断手段によりエッジ強調処理を実行す
ると判断された場合には、エッジ量検出手段により求め
たエッジ量の値に基づいて注目画素についてエッジ強調
処理を実行する。また、判定手段により第1のマトリク
スの2値化データが所定の条件を満たさないと判断され
た場合には、第1判断手段により第1のマトリクスの注
目画素についてエッジ強調処理の実行の有無について判
断する。第1判断手段によりエッジ強調処理を実行する
と判断された場合には、第1エッジ量検出手段により求
めた第1のマトリクス内のエッジ量の値に基づいて第1
のマトリクスの注目画素についてエッジ強調処理を実行
する。
【0017】請求項3に記載された画像処理装置は、2
値化処理に用いるしきい値を求める際には、第1のマト
リクスを用い、決定手段により決定されるしきい値を用
いて2値化を行う。次に判断手段によりエッジ強調処理
の実行の有無を判断する場合には、第1のマトリクスよ
りもサイズの小さく、中心に上記注目画素を備える第2
のマトリクスを用いて判断を行う。判断手段によりエッ
ジ強調処理を実行すると判断された場合には、エッジ量
検出手段によるエッジ量に基づいて、エッジ強調処理を
実行する。
【0018】請求項4に記載された画像処理装置は、請
求項1、請求項2、もしくは請求項3に記載された画像
処理装置において、判断手段に複数の2値化パターンを
記憶するメモリを備え、2値化手段による2値化データ
とメモリに記憶しているパターンとを比較し、この結果
に基づいてエッジ強調処理の実行の有無について判断手
段が判断する。判断手段によりエッジ強調処理を実行す
ると判断された場合には、エッジ量検出手段による検出
結果に基づいて、エッジ強調処理を実行する。
【0019】請求項5に記載された画像処理装置は、2
値化手段により2値化されたデータに基づいて判断手段
は複数の方向についてエッジ強調処理の有無を判断し、
エッジ量検出手段は、複数方向のエッジ量を検出し、エ
ッジ強調手段は、エッジ量検出手段により検出された複
数の方向のエッジ量からエッジ強調処理ありと判断手段
により判断されたエッジ強調の方向のエッジ量を選択
し、この値に基づいてエッジ強調処理を実行する。
【0020】
【実施例】以下、添付の図面を用いて、本発明にかかる
画像処理装置について以下の順に詳細に説明する。 (1)エッジ強調処理の概略説明 (2)画像処理装置の構成 (3)各機能部の詳細な説明
【0021】(1)エッジ強調処理の概略説明 まず、図1(a)及び(b)を用いて本発明で用いるエ
ッジ強調処理の概略を説明する。(a)及び(b)の左
端は、3×3マトリクス領域の画素の濃度データを示す
図であり、中央の縦一列の画素の濃度値が「淡い、濃
い、淡い」、及び「濃い、淡い、濃い」の中間調データ
となっている。該中間調データは、最初に所定のしきい
値で2値化された後にエッジ強調処理が施される。本実
施例では、所定のマトリクス内の各画素の濃度値の平均
値をしきい値として用いる。図19に示した従来例のよ
うに2値化を行う前にエッジ強調処理を実行する場合と
異なり、まず2値化処理を実行することで、(a),
(b)の中央に示されるように線画の画像濃度が多少ば
らついていても全て黒画素と判別される。このように、
画像濃度にばらつきがある文字画像のような線画であっ
ても、一旦2値化処理を実行した後であれば、適正なエ
ッジ強調処理を実行することができる。
【0022】2値化処理された画像データは、次に、メ
モリに記憶されている複数の2値化パターンと比較さ
れ、該当するパターンが存在する場合にのみエッジ強調
処理が実行される。このようにすることで、正確にエッ
ジ強調処理を実行する必要があるか否かについて調べる
ことができると共に、エッジ強調処理の方向を正確に判
断することができる。これにより図1(a)及び(b)
の画像では、共に横方向に一次元ラプラシアンフィルタ
を用いてエッジ強調を施せばよいことが判断される(右
端の図)。また、原稿画像の画像データの線画部におけ
る画像濃度のばらつきが、エッジ強調量に比べて十分に
小さければ、エッジ強調後の画像における線画の濃度の
ばらつきは、それ程目立たない。
【0023】ここで、イメージリーダ等で読み取った原
稿の画像データを2値化した後、その結果に基づいてエ
ッジ強調の有無及び方向を決定するエッジ強調処理にお
いて、2値化結果を得るための所定のマトリクスを用い
る画像データ処理について考察すると、以下のことが理
解される。即ち、文字及び線画像の輪郭の検出を考える
と、5×5マトリクスのように大きなマトリクスを用い
ることが好ましい。これは、3×3マトリクスのような
小さなマトリクスを用いると局所的な濃度のばらつきま
で検出してしまうからである。一方、2値化結果のパタ
ーンからエッジ強調の有無及び方向を検出する過程にお
いては、マトリクスの大きさは3×3マトリクスのよう
に小さいほうがよい。これは、5×5マトリクスのよう
に大きなマトリクスを用いると検出用のパターンマッチ
ング用ROMテーブルが膨大なものとなるからである。
【0024】本発明のエッジ強調処理では、上記考察に
基づき、より正確なエッジ強調処理を実行するために、
互いに注目画素を備える5×5画素及び3×3画素から
なる大小2種類のマトリクスを使用する。基本的には、
5×5マトリクスを用いて該マトリクスを構成する画素
の画像データの平均値よりしきい値を求め、2値化処理
を実行する。次に3×3マトリクスを用い、上記2値化
結果よりエッジ強調処理の実行の有無及びエッジ強調の
方向の検出を実行する。エッジ強調処理を実行する場合
には、検出されたエッジ強調の方向に対応する3×3マ
トリクスからなるラプラシアンフィルタを用いて注目画
素についてエッジ強調処理を実行する。
【0025】しかし、5×5マトリクスによる2値化結
果が所定の条件(本実施例の場合は全てが黒もしくは白
である場合)を満たす場合には、より詳細な2値化デー
タを得るために3×3マトリクスを構成する画素の画像
データの平均値よりしきい値を求め、2値化処理を実行
する。引き続き3×3マトリクスを用い、上記2値化結
果に基づいてエッジ強調処理の実行の有無及びエッジ強
調の方向の検出を実行する。ここで、エッジ強調処理を
実行する場合には、検出されたエッジ強調の方向に対応
する3×3マトリクスからなるラプラシアンフィルタを
用いて注目画素についてエッジ強調処理を実行する。
【0026】本発明のエッジ強調処理は、単純な一次元
方向のラプラシアンの出力値を複数の方向について求
め、その中の1つを選択する従来のエッジ強調処理と比
較して、次の2つの点で優れている。第1に、エッジを
強調する方向の検出時に2値化処理及びパターンマッチ
ングを行っているので、従来のように単純な大小関係に
よる比較で発生する誤検出が少なく、更には、回路構成
が簡単になる。第2に、2値化パターンによっては、エ
ッジ強調を行わないため、より柔軟な対応が可能であ
る。
【0027】(2)画像処理装置の構成 図2は、本発明の画像処理装置の全体構成を示す。画像
処理装置は、イメージリーダで読み取られた画像データ
が入力され、5×5のマトリクスを形成し、記憶するメ
モリ1と、エッジ方向選択部20と、4方向ラプラシア
ン計算部9と、4方向のラプラシアンからエッジ強調処
理を実行する方向のラプラシアンを選択する4方向→1
方向ラプラシアン選択部10と、選択部10から出力さ
れるラプラシアン計算結果をエッジ強調量としてイメー
ジリーダで読み取られた画像データに加算し出力するエ
ッジ強調量計算部11とから構成される。
【0028】メモリ1に入力される画像データは、CC
Dからの出力値をデジタル変換した後の複数ビットシリ
アルの画像データを考える。また、エッジ方向選択部2
0では、2値化処理後のパターンマッチングによって、
エッジ強調の有無及び方向の検出を行う。一方、4方向
ラプラシアン計算部9では、水平、垂直、斜め2方向の
計4方向のラプラシアンを計算する。4方向→1方向ラ
プラシアン選択部10では、エッジ方向選択部20で選
択されたエッジ方向のラプラシアンを4方向ラプラシア
ン計算部9の出力から選択し、これをエッジ強調量とし
てエッジ強調量計算部11に出力する。エッジ強調量計
算部11では、入力されたエッジ量を注目画素の画像デ
ータの値に加算する。以上の処理により、エッジ強調処
理された画像データがPOUTから出力される。
【0029】ここで、上記エッジ方向選択部20は、5
×5のマトリクス内に在る各画素の平均の濃度値を求
め、これをしきい値として出力する5×5しきい値計算
部2と、計算部2から出力されたしきい値に基づいて該
5×5マトリクス内の各画素を2値化する第1の2値化
部4と、2値化結果と、予め設定されている2値化パタ
ーンとを比較し該当するパターンを検出する第1パター
ンマッチング部6と、3×3のマトリクス内に在る各画
素の平均の濃度値を求め、これをしきい値として出力す
る3×3しきい値計算部3と、計算部3から出力された
しきい値に基づいて該3×3マトリクス内の各画素を2
値化する第2の2値化部5と、2値化結果及び予め設定
されている2値化結果とを比較し、該当するパターンを
検出する第2パターンマッチング部7と、5×5マトリ
クスの演算結果と3×3マトリクスの演算結果とを比較
検討し、何れか一方の結果を出力するデータセレクタ8
とから構成される。
【0030】(3)各機能部の詳細な説明 図3は、5×5マトリクスメモリ1の構成回路図を示
す。メモリ1は、4個の8ビットFIFOと、21個の
8ビットD−FFから構成される。これは、図4に示す
ように、エッジ強調処理を施す注目画素P33を中心と
した主副走査方向に5画素分(Pi,j:i=1〜5、j
=1〜5)の範囲の画像データを一度に参照するための
メモリである。なお。メモリ1の回路において、画像デ
ータはCLK信号(クロック信号)に同期して搬送され
る。このため、Pin及びP11〜P55の画像データ
は、すべて8ビットのデータとされる。
【0031】次に、エッジ方向選択部20の各部の説明
を行う前に、2種類(5×5及び3×3)のマトリクス
による2値化結果より、最終的にエッジ強調を行う方向
を決定する方法について述べる。
【0032】図5(a)は、典型的な鉛筆書きの原稿を
読み取った場合の所定領域の画像データの様子を示す図
である。ここで、図中の各画素の濃度は、斜線が1本の
画素、斜線が2本の画素、クロスハッチングされている
画素の順に濃くなる。図5(b)は、「*」印の付され
た画素を注目画素とし、これを中心に形成される5×5
のマトリクス内の画素を2値化したものである。また、
図5(c)は、「*」印の付された画素を注目画素と
し、これを中心に形成される3×3のマトリクス内の画
素を2値化したものである。この場合に用いられる2値
化のためのしきい値は、それぞれのマトリクス内の各画
素の濃度値の平均値を用いる。
【0033】2値化結果を見れば理解されるように、5
×5マトリクスにおける2値化結果(図5(b)参照)
からは、上下方向にエッジが存在することが明らかであ
るが、3×3マトリクスにおける2値化結果(図5
(c)参照)からは、必ずしもそうであるとはいえな
い。このように、10画素分で1周期の濃淡の存在する
ような、低周波画像に関しては、5×5マトリクスで2
値化する方が適している。これは、3×3マトリクス
は、局所的な濃度の変化に敏感すぎるためである。
【0034】一方、図6に示す読取画像(a)は、5画
素分で1周期の濃淡の存在する画像である。ここで、図
中の各画素の濃度は、斜線が1本、斜線が2本、「×」
印のクロスハッチング、菱形のクロスハッチングが施さ
れている順に濃くなる。このような画像に対して図18
に示されるラプラシアンフィルタを用いると、エッジ強
調のかかる範囲は、図6の(b)に示すようになる。し
かし、読取画像(a)を2値化すると、読取画像にモア
レが存在していることから図7の(a)のようになる。
この図6(b)の2値化結果は、各画素に5×5マトリ
クスで2値化した結果とほぼ等しいことを考え、注目画
素を中心とした3×3マトリクスのパターンからエッジ
強調の有無を求めると、エッジ強調のかかる領域は、図
7(b)の斜線部分となる。このように、5×5マトリ
クスによる2値化結果を用いたエッジ強調は、モアレが
存在する画像に対して、そのモアレを強調する方向に働
くことがある。
【0035】図7(b)の斜線のない領域に関しては、
3×3マトリクスによる2値化結果を用いれば、エッジ
強調の方向が得られる。このように、本発明では、3×
3マトリクスと5×5マトリクスとによる2値化結果を
以下のようにして使用する。まず、5×5マトリクスを
用いた2値化結果により、エッジ強調の有無とその方向
とを求め、エッジ強調有りの場合、その方向を最終的に
選択する。次に、5×5マトリクスを用いた2値化結果
が、全て白、もしくは全て黒の場合、3×3マトリクス
による2値化結果を参照してエッジ強調の有無と、その
方向とを求める。ここで、エッジ強調有りの場合には、
その方向を最終的に選択し、エッジ強調無しの場合に
は、エッジ強調を行わない。5×5マトリクスを用いた
2値化結果より、エッジ強調無しとされ、かつ、全て
白、もしくは全て黒でもない場合には、該注目画素につ
いては、エッジ強調無しと判断する。
【0036】ところで、5×5マトリクスを用いた2値
化結果のうち、中央の3×3マトリクスのパターンのみ
を参照すれば、十分な判別結果が得られる。従って、本
発明の画像処理装置では、2値化のしきい値を求めるマ
トリクスの大きさを、その後のパターンの参照に用いる
マトリクスの大きさよりも大きくすることで、ハードウ
ェア回路の規模を削減する。
【0037】図8は、5×5マトリクスしきい値計算部
2及び3×3マトリクスしきい値計算部3の内部構成図
である。該計算部3は、計19個の平均値回路から構成
され、各平均値回路は、2つの入力端子と、1つの出力
端子を備え、各入力端子から入力された2つの画素の濃
度値の平均値を、出力端子から出力する。この計算に
は、各画像データの上位6ビットのみを用いる。
【0038】3×3マトリクスしきい値計算部3で2値
化のしきい値を算出するには、次の図9(a)に斜線で
示される画素の濃度値をそれぞれ、入力端子に入力し、
平均値AVR33を算出する。
【0039】また、5×5マトリクスしきい値計算部2
で2値化のしきい値を算出するには、次の図9(b)に
斜線で示される画素の濃度値をそれぞれ入力端子に入力
し、平均値AVR55を算出する。
【0040】次の図10は、第1の2値化部4と、第1
パターンマッチング部6の回路構成図である。該回路
は、9個の比較器と、各比較器から出力された比較結果
に基づいて、パターンマッチング処理を施すROMと、
2つのインバータ及び4つの論理和ゲートからなる論理
回路とから構成される。比較器の各入力端子には、5×
5マトリクス内の各画素の濃度値がそれぞれ入力される
と共に、その全てに対して前に説明した5×5しきい値
計算部2で算出されるしきい値AVR55が入力され
る。しきい値は、各画素の濃度値と比較され、この比較
結果に基づいて2値化処理が施され、この結果がROM
のアドレスに出力される。ROMは、入力された2値化
結果に基づいてパターンマッチング処理を施し、この結
果を出力する。ROMから出力される情報信号は、エッ
ジ強調の有無を表す信号(EDGEON55)と、エッジ強調する
場合は、その方向を表す信号(横:EHON55,縦:EVON5
5、斜−1:ED1ON55、斜−2:ED2ON55)と、2値化結果
が全て白、もしくは全て黒であることを示す切換信号(E
DGESEL)である。
【0041】また、図11は、第2の2値化部5と、第
2パターンマッチング部7の回路構成図である。該回路
は、9個の比較器と、各比較器から出力された比較結果
に基づいて、パターンマッチング処理を施すROMと、
2つのインバータ及び4つの論理和ゲートからなる論理
回路とから構成される。比較器の各入力端子には、3×
3マトリクス内の各画素の濃度値がそれぞれ入力される
と共に、その全てに対して前に説明した3×3しきい値
計算部4で算出されるしきい値AVR33が入力され
る。入力されたしきい値は、各画素の濃度値と比較さ
れ、この比較結果に基づいて2値化処理が施され、この
結果がROMのアドレスに出力される。ROMは、入力
された2値化結果に基づいてパターンマッチング処理を
施し、この結果を出力する。ROMから出力される情報
信号は、エッジ強調の有無を表す信号(EDGEON33)と、エ
ッジ強調する場合は、その方向を表す信号(横:EHON3
3,縦:EVON33、斜め−1:ED1ON33、斜め−2:ED2ON3
3)とがそれぞれ出力端子から出力される。
【0042】次の図12、図13及び図14は、ROM
に格納されている3×3マトリクスのパターンを、エッ
ジを強調する方向毎(斜め−1方向、斜め−2方向、垂
直方向、水平方向)に分類して示す図である。ROMに
入力された3×3マトリクスの2値化結果は、図12、
図13及び図14に示される各パターンと照合される。
ここで、例えば入力された2値化結果のデータが、垂直
方向のエッジ強調パターンの1つに該当する場合、RO
Mからは、値1のEVONが出力されると共に、値0の
EHON,ED1ON,ED2ONが出力される。ま
た、入力された3×3マトリクスの2値化結果を照合し
た結果、該当するパターンがない場合には、エッジ強調
を実行しないように、ROMテーブルが設定されてい
る。
【0043】データセレクタ8では、第1パターンマッ
チング部6で得られたEDGESEL信号に従い、第1
パターンマッチング部6で5×5のマトリクスでの2値
化結果が全て白、もしくは全て黒であるとき、3×3の
マトリクスを用いたときの2値化結果(EDGEON33,EHON
33,ED1ON33,ED2ON33)を選択し、全て白、もしくは全
て黒でない場合には、5×5のマトリクスを用いたとき
の2値化結果(EDGEON55,EHON55,EVON55,ED1ON55,ED2ON
55)を選択してEDGEON,EHON,ED1ON,ED2ONとして出力端
子から出力する。
【0044】次の図15は、4方向ラプラシアン計算部
9の内部ブロック図である。ここでは、図16に示す水
平、垂直、斜め2方向の計4方向の一次元の2次微分フ
ィルタの出力値(EDGE-H,EDGE-V,EDGE-D1,EDGE-D2)を
算出する。4方向→1方向ラプラシアン選択部10で
は、データセレクタ8で得られたエッジ強調の有無と方
向を示す信号EDGEON,EHON,EVON,ED1ON,ED2ONに従い、4
方向ラプラシアン計算部9の出力EDGE-H,EDGE-V,EDGE-D
1,EDGE-D2から1つを選択して出力する。なお、エッジ
強調無しとされた場合は、4方向→1方向ラプラシアン
選択部10の出力は、ゼロにリセットされる。
【0045】以上のようにして得られたエッジ強調量(E
DGE)は、エッジ強調量計算部11に入力され、注目画素
P33に加算され、エッジ強調処理が施された8ビットの
画像データPoutが、得られる。図17には、エッジ強
調量計算部11の構成ブロック図を示す。この回路で
は、加算結果が画像データのとる上限と下限(00とff)
で、リミットを行っている。
【0046】以上のようなエッジ強調処理を施すことに
より、簡単な構成で、不要な方向のエッジ強調を排除す
ることができる。これにより、複写動作の繰り返しによ
る文字のかすれ、部分的な太りを排除することができ、
特に複数回コピーを繰り返した時に、文字画像の保存性
が向上する。
【0047】また、本実施例では、エッジ方向選択部2
0において、エッジ強調処理の実行の有無及びその方向
を調べるが、エッジ強調処理の実行の度合、即ち、エッ
ジ量の制御(エッジ強調処理を実行しない場合には0)
及びその方向を調べるようにしても良い。
【0048】なお、本実施例では、大きな(5×5)マ
トリクスによる2値化結果が全て白もしくは黒の場合に
のみ、小さな(3×3)マトリクスによる2値化パター
ンを参照するようにしていたが、この2値化パターンは
全て黒もしくは白であるパターンと多少異なっていても
良い。
【0048】
【発明の効果】本発明の画像処理装置は、2値化パター
ンを基づいてエッジ強調の有無及びその方向を決定する
ため、従来と比較して簡単な回路構成で、不要な方向の
エッジ強調を排除することができる。これによりコピー
動作による文字のかすれ、部分的な太りを排除すること
が可能となり、特に複数回コピーを繰り返した際の文字
画像の保存性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 所定のしきい値で単純2値化処理を施した場
合の2値化結果と、その結果に基づいてエッジ強調を施
した場合の例を示す図である。
【図2】 本発明にかかる画像処理装置の概略構成図で
ある。
【図3】 5×5マトリクスメモリ1の構成回路図であ
る。
【図4】 図3に示すメモリ1により形成される5×5
のマトリクスを示す図である。
【図5】 (a)は、典型的な鉛筆書きの原稿を読み取
って得られる画像データの内の所定の領域の様子につい
て示す図である。(b)は、「*」印を注目画素として
5×5マトリクスで2値化した結果を示す図である。
(c)は、「*」印を注目画素として3×3マトリクス
で2値化した結果を示す図である。
【図6】 (a)は、5画素分で1周期の濃淡の存在す
る画像データの図である。(b)は、ラプラシアンフィ
ルタを用いた場合に、(a)の画像データ中主にエッジ
強調処理が施される範囲を示す図である。
【図7】 (a)は、図6(a)の読取画像を2値化し
た結果を示す図であり、(b)は、(a)の2値化結果
によってエッジ強調処理に係る範囲を求めたもの。
【図8】 5×5マトリクスしきい値計算部2及び3×
3マトリクスしきい値計算部3の内部構成回路図であ
る。
【図9】 (a)は、図8の回路に入力する3×3マト
リクスの画素を斜線を用いて示す図であり、(b)は、
図8の回路に入力する5×5のマトリクスの画素を斜線
を用いて示す図である。
【図10】 2値化部と、パターンマッチング部5の回
路構成図である。
【図11】 2値化部6と、パターンマッチング部7の
回路構成図である。
【図12】 パターンマッチング部5及び7のROMに
格納されている斜め方向のエッジ強調を行う3×3マト
リクスのパターンを示す図である。
【図13】 パターンマッチング部5及び7のROMに
格納されている垂直方向のエッジ強調を行う3×3マト
リクスのパターンを示す図である。
【図14】 パターンマッチング部5及び7のROMに
格納されている水平方向のエッジ強調を行う3×3マト
リクスのパターンを示す図である。
【図15】 4方向ラプラシアン計算部9の内部ブロッ
ク図である。
【図16】 図15に示す4方向ラプラシアン計算部9
から出力される縦、横、斜めの4方向の1次元の2次微
分フィルタの出力値を算出したものを示す図である。
【図17】 エッジ強調量加算部11の構成ブロックを
示す図である。
【図18】 (a)〜(c)は、典型的なラプラシアン
フィルタを示す図である。
【図19】 (a)〜(c)は、図18の(a)に示す
ラプラシアンフィルタを用いてエッジ強調処理を行った
場合の例を示す図である。
【符号の説明】
1…5×5マトリクスメモリ 2…5×5しきい値計算部 3…3×3しきい値計算部 4,5…2値化部 6,7…パターンマッチング部 8…データセレクタ 9…4方向ラプラシアン計算部 10…4方向→1方向ラプラシアン選択部 11…エッジ強調量計算部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−3564(JP,A) 特開 平1−162991(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 5/00 G06T 9/20 H04N 1/409

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取った原稿画像の画像データのエッ
    ジ強調処理を実行する画像処理装置であって、 中心に注目画素を備える第1のマトリクスを構成する画
    素の画像データの平均値に基づいて2値化を行うための
    しきい値を決定する第1決定手段と、 第1決定手段により決定されたしきい値を用いて第1の
    マトリクス内の画像データを2値化する第1の2値化手
    段と、 第1の2値化手段による2値化データの第1のマトリク
    ス内での分布に基づいてエッジ強調処理の有無について
    判断する判断手段と、 上記注目画素に対するエッジ量を検出するエッジ量検出
    手段と、 判断手段によりエッジ強調処理を実行すると判断された
    場合、エッジ量検出手段により検出されたエッジ量に基
    づいて、注目画素についてエッジ強調処理を実行するエ
    ッジ強調手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 読み取った原稿画像の画像データのエッ
    ジ強調処理を実行する画像処理装置であって、 中心に注目画素を備える第1のマトリクスを構成する画
    素の画像データの平均値に基づいて2値化を行うための
    しきい値を決定する第1決定手段と、 第1決定手段により決定されたしきい値を用いて第1の
    マトリクス内の画像データを2値化する第1の2値化手
    段と、 中心に上記注目画素を備え、第1のマトリクスよりもサ
    イズの小さな第2のマトリクスを構成する画素の画像デ
    ータの平均値に基づいて2値化のためのしきい値を決定
    する第2決定手段と、 第2決定手段によるしきい値を用いて第2のマトリクス
    を構成する画素の画像データを2値化する第2の2値化
    手段と、 第1の2値化手段による2値化データが第1のマトリク
    ス内での分布が所定のパターンであるか否かを判定する
    判定手段(EDGSEL)と、 判定手段により2値化データが所定のパターンでないと
    判定された場合、第1の2値化手段による2値化データ
    の第1のマトリクス内での分布に基づいてエッジ強調処
    理の有無について判断する第1判断手段と、 判定手段により2値化データが所定のパターンであると
    判断された場合、第2の2値化手段による2値化データ
    の第2のマトリクス内での分布に基づいてエッジ強調処
    理の有無について判断する第2判断手段と、 上記注目画素に対するエッジ量を検出するエッジ量検出
    手段と、 上記第1判断手段又は第2判断手段がエッジ強調処理を
    実行すると判断した場合、上記エッジ量検出手段により
    検出されたエッジ量に基づいて、注目画素についてエッ
    ジ強調処理を実行するエッジ強調手段とを備えることを
    特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 イメージリーダで読み取った原稿画像の
    画像データのエッジ強調処理を実行する画像処理装置で
    あって、 中心に注目画素を備える第1のマトリクスを構成する画
    素の画像データの平均値に基づいて2値化を行うための
    しきい値を決定する決定手段と、 決定手段により決定されたしきい値を用いて第1マトリ
    クス内の画像データを2値化する2値化手段と、 第1のマトリクスよりもサイズの小さく中心に上記注目
    画素を備える第2のマトリクス内の2値化データに基づ
    いてエッジ強調処理の有無を判断する判断手段と、 上記注目画素に対するエッジ量を検出するエッジ量検出
    手段と、 判断手段によりエッジ強調処理を実行すると判断された
    場合、エッジ量検出手段により検出されたエッジ量に基
    づいて、エッジ強調処理を実行するエッジ強調手段とを
    備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2又は請求項3に記載
    された画像処理装置において、 判断手段は、複数の2値化パターンを記憶するメモリを
    備え、2値化手段による2値化データとメモリに記憶し
    ているパターンとを比較し、この結果に基づいて、エッ
    ジ強調処理の実行の有無を判断することを特徴とする画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3又は請求
    項4に記載された画像処理装置において、 判断手段は、複数の方向についてエッジ強調処理の有無
    を判断し、 エッジ量検出手段は、上記の複数方向のエッジ量を検出
    し、 エッジ強調手段は、エッジ量検出手段により検出された
    複数の方向のエッジ量から、判断手段によりエッジ強調
    処理有りと判断された方向のエッジ量を選択し、エッジ
    強調処理を実行することを特徴とする画像処理装置。
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