JPH10240623A - 読み出し保護機能付きマイクロコンピュータ - Google Patents

読み出し保護機能付きマイクロコンピュータ

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JPH10240623A
JPH10240623A JP9045094A JP4509497A JPH10240623A JP H10240623 A JPH10240623 A JP H10240623A JP 9045094 A JP9045094 A JP 9045094A JP 4509497 A JP4509497 A JP 4509497A JP H10240623 A JPH10240623 A JP H10240623A
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JP
Japan
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address
register
program
program memory
prohibited
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JP9045094A
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Inventor
Michiaki Nishikawa
道明 西川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部プログラムからの内部プログラムやデー
タの読み出しを制限して保護を図る一方で、読み出しが
禁止されないプログラムやデータの読み出しを可能とす
る。 【解決手段】 内部プログラムメモリ100及び外部プ
ログラムメモリ101から命令をフェッチする際のアド
レスを保持するレジスタ103と、このレジスタから出
力された前記アドレスがプログラムの実行が禁止された
アドレス空間に存在するか否かを検出する手段136
(105,106)と、この検出手投により、前記アド
レスがプログラムの実行が禁止されているアドレス空間
であることが検出された場合に前記内部プログラムメモ
リ100の複数箇所の連続した任意のアドレス空間から
のプログラム実行を禁止する手段128とを備えてお
り、前記検出手投には内部プログラムメモリからのみア
クセス可能な禁止空間設定レジスタ107を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外部にプログラムメ
モリを増設し、この外部プログラムメモリに記憶される
ユーザプログラムに基づいて動作することが可能なマイ
クロコンピュータに関し、特に内部に設けられたメモリ
に記憶されているプログラムやデータの読み出し保護を
図ったマイクロコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】外部プログラムメモリの増設が可能なマ
イクロコンピュータでは、増設された外部プログラムメ
モリのプログラムに基づいてマイクロコンピュータを動
作させたときに、マイクロコンピュータの内部に設けら
れているプログラムメモリやデータメモリから秘諾性の
高いプログラムやデータが読み出されるおそれがある。
このため、この種の読み出し保護を図ったマイクロコン
ピュータが提案されている。例えば、特開平7−200
413号公報の技術では、プログラムカウンタから出力
されたアドレスが内蔵プログラムメモリのアドレス空間
に存在するか否かを検出し、このアドレスが内蔵プログ
ラムメモリのアドレス空間に存在しない場合に内蔵プロ
グラムメモリの読み出しを禁止する技術が記載されてい
る。また、特開平5−173890号公報の技術では、
携帯データキャリア用データ保護マイクロプロセッサに
おいて、ユーザープログラムの実行による不法記憶領域
へのアクセスを禁止するために用いられている。
【0003】この技術を図3を用いて説明する。同図に
おいて、310はマイクロプロセッサ、311は制御ユ
ニット、312は論理演算ユニット、313はレジスタ
ファイル、315はデータレジスタ、PCはプログラム
カウンタである。また、330はメモリアレイであり、
RAM領域331、ROM領域332、EEPROM領
域333、EEPROM領域334で構成される。そし
て、前記マイクロプロセッサ310に保護回路320が
設けられており、その比較器321はアドレスレジスタ
314と補助レジスタ322の内容を比乾し、アドレス
レジスタ314内のアドレス値が補助レジスタ322内
のアドレスwよりも小さな場合、二次プログラムが不法
記憶領域にアクセスしていると判断し、信号を出力す
る。また、比較器323はプログラムカウンタPCと補
助レジスタ324の内容を比較し、前記PCの内容がレ
ジスタ324内のアドレスwと等しいか、またはそれ以
上の場合、二次プログラムが実行中であるとして信号を
出力する。比較器321と323の双方から信号出力が
あると、ANDゲート325はライン326を介して制
御ユニット311にリセット信号を出力し、二次プログ
ラムの実行を阻止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
のマイクロコンピュータでは、ユーザプログラムが実行
されているときにアクセスされるアドレスを、予め設定
されたアドレスと比較し、ユーザプログラムの配置され
ているアドレス範囲を越えるようなアクセスを行った場
合にそのアクセスを禁止させる構成とされているが、こ
の前提されたアドレスは1箇所しか設定していないた
め、この条件を満たすアドレスへのアクセスは全く不可
能になる。このため、仮にシステム内にあるデータの保
護を必要としない公のデータ及びサブルーチン等が存在
する場合でも、これらに対してのアクセスを行うことが
できず、マイクロコンピュータにおけるユーザプログラ
ムの機能を十分に生かすことができないという問題が生
じる。
【0005】本発明の目的は、保護が必要とされるアド
レスへのアクセスを禁止する一方で、保護が必要とされ
ないアドレスへのアクセスを可能にし、ユーザプログラ
ムの機能を十分に生かすことが可能な読み出し保護機能
付きマイクロコンピュータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部プログラ
ムメモリ及び外部プログラムメモリから命令をフェッチ
する際のアドレスを保持するレジスタと、このレジスタ
から出力された前記アドレスがプログラムの実行が禁止
されたアドレス空間に存在するか否かを検出する手段
と、この検出手投により、前記アドレスがプログラムの
実行が禁止されているアドレス空間であることが検出さ
れた場合に前記内蔵プログラムメモリの複数箇所の連続
した任意のアドレス空間からのプログラム実行を禁止す
る手段とを備え、前記検出手投には内部プログラムメモ
リからのみアクセス可能な禁止空間設定レジスタを備え
ている。
【0007】また、本発明は、内部プログラムメモリ及
び外部プログラムメモリにアクセスする際のアドレスを
保持するレジスタと、このレジスタから出力された前記
アドレスがデータの読み出しが禁止されたアドレス空間
に存在するか否かを挨出する手投と、前記検出手投によ
り、前記アドレスがデータの読み出しが禁止されている
アドレス空間であることが検出された場合に前記内蔵プ
ログラムメモリの複数箇所の連続した任意のアドレス空
間からのデータの読み出しを禁止する手段とを備え、前
記検出手投には内部プログラムメモリからのみアクセス
可能な禁止空間設定レジスタを備えている。
【0008】ここで、前記禁止空間設定レジスタは、1
以上の下限レジスタと上限レジスタの対で構成され、こ
れら下限および上限レジスタによって前記連続した任意
のアドレス空間を設定する構成とされる。また、前記プ
ログラムの実行及び読み出しが禁止されている空間をア
クセスしていることが検出された場合に前記マイクロコ
ンピュータの動作をリセットさせる手段を備える。この
ように、1つのユーザプログラムに対して、データメモ
リの読み出し禁止範囲及びプログラム実行禁止範囲を複
数設定することを可能とし、また、ユーザプログラムの
種類によって、設定された読み出し禁止範囲の数を可変
するように構成する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態のマ
イクロコンピュータのブロック図である。同図におい
て、プログラムデータメモリ129は、プログラムを記
憶する内部プログラムデータメモリ100と、外部プロ
グラムメモリ101とで構成される。そして、前記プロ
グラムデータメモリ129のプログラムを実行するCP
Ul02と、プログラムデータメモリ129から命令を
フェッチする際のアドレスを出力するプログラムカウン
タ(PC)103と、そのアドレスが実行禁止アドレス
空間であることを検出するプログラム実行禁止検出回路
136と、前記プログラムデータメモリ129にアクセ
スする際のアドレスが代入されるアドレスレジスタ(P
A)104と、このデータのアドレスがアクセス禁止空
間であること検出するデータ読み出し禁止検出回路13
7と、前記2つの検出回路から同時に信号が検出された
時にCPUl02をリセットする信号130を出力する
リセット発生回路128、ここではORゲートとで構成
されている。
【0010】前記プログラム実行禁止検出回路136
は、実行禁止範囲設定レジスタ107と、このレジスタ
107のデータとプログラムデータメモリ129から命
令をフェッチする際のPC103のアドレスとを比較
し、PCl03の値が実行禁止範囲内であれば検出信号
を出力する比較器105,106と、実行禁止範囲の設
定数を記憶するレジスタ119と、このレジスタ119
の信号132,133と前記比較器105,106の出
力を入力とする検出許可回路121,122と、前記許
可回路121,122の出力信号を入力とするプログラ
ム実行禁止信号発生回路125を備えている。なお、前
記レジスタ107は、下限レジスタ108,110と上
限レジスタ109,111で構成されている。
【0011】一方、前記データ読み出し禁止検出回路1
37は、データ読み出し禁止範囲設定レジスタ114
と、このレジスタ114のデータとPA104からのデ
ータとを比較しPAl04の値がデータ読み出し禁止範
囲内であれば検出信号を出力する比較器112,113
と、データ読み出し禁止範囲の設定数を記憶するレジス
タ120と、このレジスタ120の信号134,135
と前記比較器112,113の出力信号を入力とする検
出許可回路123,124と、これら検出許可回路12
3,124の出力を入力とするデータ読み出し禁止要求
信号発生回路126と、このデータ読み出し禁止要求信
号発生回路126の出力信号であるデータ読みだし禁止
要求信号138と前記CPU102からのデータリード
信号131を入力とする読み出し禁止信号発生回路12
7を備えている。なお、前記レジスタ114は、下限レ
ジスタ115,117と上限レジスタ116,118で
構成されている。
【0012】次に動作について説明する。マイクロコン
ピュータがリセット直後の状態では実行禁止範囲設定レ
ジスタ107、読み出し禁止範朗設定レジスタ114、
実行禁止範囲設定数レジスタ119及び読み出し禁止範
囲設定数レジスタ120は製造業者が予め設定した値と
なっている。この時に外部プログラムメモリ101にユ
ーザプログラムがロードされた場合、CPUl02は外
部プログラムメモリ101にプログラムがロードされた
事を検知して、そのユーザの種類を判別してオベレーテ
ィングシステム内にある前記ユーザ用の実行禁止範囲設
定レジスタ107、読み出し禁止範囲設定レジスタ11
4、実行禁止範囲設定敷レジスタ119及び読み出し禁
止範囲設定数レジスタ120の値を設定する。例えば、
今プログラムデータメモリ129においてプログラム実
行を禁止したい範囲をa〜dとし、読み出し禁止にした
い範囲をa〜b,c〜dとしたい場合は、実行禁止範囲
設定レジスタ107の下限レジスタ108に「a」、上
限レジスタ109に「d」が代入され、実行禁止範囲設
定数レジスタ119には「1」が代入される。また、読
み出し禁止範囲設定レジスタ114の下限レジスタ11
5に「a」、上限レジスタ116に「b」、下限レジス
タ117に「c」、上限レジスタ118に「d」が代入
され、読み出し禁止範囲設定数レジスタ120には
「2」が代入される。
【0013】この状態においてCPUl02がユーザプ
ログラムを実行して、プログラムデータメモリ129の
a〜b内に配置されているサブルーチンをコールしよう
とした場合、先ずプログラムデータメモリ129から命
令をフェッチする際のアドレスがPCl03に代入され
る。そうするとプログラム実行禁止検出回路136の比
較器105,106に前記PCl03の値が入力され
る。これにより、比較器106に入力されている下限レ
ジスタ108及び上限レジスタ109とPCl03の値
が比較され、PCl03の値が下限レジスタ108以上
でかつ上限レジスタ109以下であるため、比較器10
6は検出信号“H”を出力する。また比較器105の検
出信号は下限レジスタ110及び上限レジスタ111の
初期値によって“H”もしくは“L”の任意の信号が出
力される。
【0014】そうすると今、実行禁止範囲設定数レジス
タ119は「1」に設定されているので、このレジスタ
119の出力信号132は“H”、出力信号133は
“L”として出力され、検出許可回路122の入力には
比較器106の出力“H”および実行禁止範囲設定数レ
ジスタ119の出力信号132の“H”が入力される。
このため、検出許可回路122は、2つの入力信号が共
に“H”なので、論理積をとるとその出力は“H”とな
る。この“H”の出力は、不正にシステム内のルーチン
を実行しようとしていることを検知したことを意味して
いる。
【0015】また、検出許可回路121の出力は実行禁
止範囲設定数レジスタ119の出力信号133が“L”
であるために事実上比較器105の比較結果は無視され
る。よって、データ読み出し禁止信号発生回路125の
出力は検出許可回路122および検出許可回路121の
論理和となるので“H”となる。よって不正に命令を実
行していると判断することが出来る。また、今は読み出
し中ではないのでCPU102からのリード信号131
は“L”となり、リセット発生回路128の入力はプロ
グラム実行禁止信号が“H”で読み出し禁止信号が
“L”でリセット信号が発生し、CPUl02をリセッ
トすることによってユーザプログラムの実行を禁止する
ことができる。
【0016】また、ユーザプログラム実行中にプログラ
ムデータメモリ129のc〜dの空間のデータを読み出
そうとしたときには、プログラム実行禁止検出回路13
6の比較器106はPCl03の値が下限レジスタ10
8以上、上限レジスタ109以下の範囲ではないので検
出信号“L”を出力する。また実行禁止範囲設定レジス
タ119は「1」となっているので、実行禁止範囲設定
数カウンタ119の出力信号133は“L”、出力信号
132は“H”となりこれらの信号を入力とする検出許
可回路121,122の出力は共に“L”となる。よっ
て、プログラム実行禁止検出回路136の出力は“L”
となる。
【0017】一方、データ読み出し禁止検出回路137
は、プログラムデータメモリ129にアクセスするとき
のアドレスが代入されるPA104の値が下限レジスタ
115の値以上でかつ上限レジスタ116以下の両方の
条件を満たしていないので比較器113の出力である検
出信号は“L”となり、また前記PA104の値が下限
レジスタ117の値以上でかつ上限レジスタ118以下
の両方の条件を満たしているため、比較器112の出力
である検出信号は“H”となり、さらに読み出し禁止範
囲設定数カウンタ120は「2」となっているので、こ
のカウンタ120の出力信号134,135は共に
“H”となり、検出許可回路123は“L”、検出許可
回路124は“H”を出力する。これにより、データ読
み出し禁止要求信号発生回路126は“H”を出力す
る。また、今読み出し中なのでCPU102からのリー
ド信号131は“H”であるため、データ読み出し禁止
信号はそのままりセット信号発生回路128の入力とな
りリセット信号発生回路128の出力は“H”となり、
リセット信号が発生し、CPU102をリセットするこ
とによって読み出し禁止範囲からの読み出しを禁止する
ことができる。
【0018】図2は本発明の第2の実施形態のマイクロ
コンピュータのブロック図である。この読み出し保護機
能付きマイクロコンピュータは、複数のユーザが外部プ
ログラムメモリ202にロードすることができ、かつそ
のユーザのレベルに応じて内部プログラムデータメモリ
201の読み出し範囲を伸長させたいときに使用され
る。同図において、プログラムデータメモリ200は、
前記したプログラムを記憶する内部プログラムデータメ
モリ201と外部プログラムデータメモリ202とで構
成される。これに、前記プログラムを実行するCPU2
03と、プログラムデータメモリ200から命令をフェ
ッチする際のアドレスが出力されるPC204と、この
アドレスが実行禁止アドレス空間であることを検出する
プログラム実行禁止検出回路229と、プログラムデー
タメモリ200からデータを読み出すときのアドレスが
代入されるPA205と、このアドレスがアクセス禁止
空間であること検出するデータ読み出し禁止検出回路2
30と、前記2つの検出回路229,230から同時に
信号が検出された時に前記CPU203をリセットする
リセット発生回路228で構成されている。
【0019】前記プログラム実行禁止検出回路229
は、実行禁止範囲設定レジスタ207と、このレジスタ
207のデータとプログラムデータメモリ200から命
令をフェッチする際のPC204のデータとを比較し、
PC204の値が実行禁止範囲内であれば検出信号を出
力する比較器206と、実行禁止範囲の設定数を記憶す
るレジスタ210と、このレジスタ210の信号211
と前記比較器206の出力を入力とするプログラム実行
禁止信号発生回路211を備えている。なお、前記実行
禁止範囲設定レジスタ207は上限レジスタ208と下
限レジスタ209とで構成される。
【0020】また、 データ読み出し禁止検出回路23
0は、データ読み出し禁止範囲設定レジスタ212と、
このレジスタ212のデータとプログラムデータメモリ
200からデータを読み出す際のPA205のデータと
を比較し、PA205の値がデータ読み出し禁止範囲内
であれば検出信号を出力する比較器219,220,2
21と、データ読み出し禁止範囲の設定数を記憶するレ
ジスタ222と、このレジスタ222の信号232,2
33,234と前記比較器219,220,221の出
力信号を入力とする検出許可回路223,224,22
5と、これらの回路223,224,225の出力を入
力とするデータ読み出し禁止要求信号発生回路226
と、この回路226の出力信号であるデータ読み出し禁
止要求信号とCPU203からのデータリード信号23
1を入力とする読み出し禁止信号発生回路227を備え
ている。なお、前記レジスタ212は下限レジスタ21
3,215,217と上限レジスタ214,216,2
18とで構成される。
【0021】以上のように、プログラム実行禁止検出回
路229及びデータ読み出し禁止検出回路230の基本
的な構成は第1の実施形態とほとんど同じである。ただ
し、この実施形態においては、実行禁止範囲設定レジス
タ207とデータ読み出し禁止範囲設定レジスタ212
が共に論理配線によって製造業者が予め設定した値以外
に変更することができないように構成されている点で、
前記第1の実施形態とは構成が相違している。
【0022】次に動作について説明する。マイクロコン
ピュータがリセット直後の状態で実行禁止範囲設定レジ
スタ207、読み出し禁止範囲設定レジスタ212、実
行禁止範囲設定数レジスタ210及び読み出し禁止範囲
設定数レジスタ222は製造業者が予め設定した値とな
っている。その時に、外部プログラムメモリ202にユ
ーザプログラムがロードされた場合、CPU203は外
部プログラムメモリ202にプログラムがロードされた
事を検知して、そのユーザの種類を判別してオベレーテ
ィングシステム内にある前記ユーザ用の実行禁止範囲設
定数レジスタ210、及び読み出し禁止範囲設定数レジ
スタ222の値のみを設定する。
【0023】例えば、今製造業者により、実行禁止範囲
設定レジスタ207の下限レジスタ209にアドレス
「a」、上限レジスタ208にアドレス「e」、読み出
し禁止範囲設定レジスタ212の下限レジスタ213に
アドレス「a」、上限レジスタ214にアドレス
「c」、下限レジスタ215にアドレス「c」、上限レ
ジスタ216にアドレス「d」、下限レジスタ217に
アドレス「d」、上限レジスタ218にアドレス「e」
が設定されているとし、前記ユーザ用の実行禁止範囲設
定数レジスタ210の値が「1」、読み出し禁止範囲設
定数レジスタ222の値が「2」となっているとする。
この場合、内部プログラムメモリを実行したら、比較器
206がアドレスa〜eの範囲であるために検出信号を
出力してCPU203をリセットしてプログラムの実行
を阻止する。よって外部プログラムメモリ範囲以外での
プログラムはできない。
【0024】次に、内部プログラムデータメモリ201
のアドレスd〜eの範囲を読み出した場合、比較器21
9の検出信号は“L”、比較器220の検出信号は
“L”、比較器221の検出信号は“H”となる。しか
し、読み出し禁止範囲設定レジスタ212の出力信号2
32及び出力信号233は“H”、出力信号234は
“L”となり、データ読み出し禁止要求信号は“L”と
なるので問題なくデータを読み出せる。
【0025】また、内部プログラムデータメモリ201
のアドレスc〜dの範囲を読み出した場合、比較器21
9の検出信号は“L”、比較器220の検出信号は
“H”、比較器221の検出信号は“L”となり、読み
出し禁止範囲設定レジスタ212の出力信号は前記信号
と同じレベルであるために出力信号233及び比較器2
20の検出信号は共に“H”であるためにデータ読み出
し禁止要求信号が“H”となりCPU203がリセット
されプログラムデータメモリc〜dの読み出しを阻止す
ることができる。
【0026】ここでもし読み出し禁止範囲設定数レジス
タ222の値が「1」となっていた場合、前記同様に内
部プログラムデータメモリ201のアドレスc〜dの範
囲を読み出したとき、比較器の検出信号は前記と同じレ
ベルであるが読み出し禁止範囲設定レジスタ212の出
力信号233が“L”となるので検出許可回路224の
出力は“L”となるため、データ読み出し禁止要求信号
が“L”となり問題なくデータを読み出すことができ
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は複数のプロ
グラム実行禁止アドレス及び複数の読みだし禁止アドレ
スを検出する手段と、それぞれのアドレスを検出したと
きに実行を禁止する手段とを設けているので、任意の連
続した複数のアドレス空間に対してのプログラム実行及
び読み出し禁止を行うことができる。これにより、本発
明では、予め複数の読みだし禁止範囲アドレスを設定し
ておき、ユーザの種類によって読み出し禁止範囲設定レ
ジスタの値を任意に調整することによって読み出しでき
る範囲を限定させることができ、読み出しを禁止する必
要があるプログラムやデータのみを確実に保護すること
ができる一方で、読み出しを禁止する必要がないプログ
ラムやデータの読み出しを可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロコンピュータの第1の実施形
態のブロック図である。
【図2】本発明のマイクロコンピュータの第2の実施形
態のブロック図である。
【図3】従来のマイクロコンピュータの一例のブロック
図である。
【符号の説明】
100,201 内部プログラムメモリ 101,202 外部プログラムメモリ 102,203 CPU 103,204 プログラムカウンタ 105,106,112,113,206,219,2
20,221 比較器 107,207 実行禁止範囲設定レジスタ 108,110,115,117,209,213,2
15,217 下限レジスタ 109,111,116,118,208,214,2
16,218 上限レジスタ 114,212 データ読み出し禁止範囲設定レジスタ 119,210 実行禁止範囲設定数レジスタ 120,222 読み出し禁止範囲設定数レジスタ 121,122,123,124,223,224,2
25 検出許可回路 125,211 プログラム実行禁止信号発生回路 126,226 データ読み出し禁止要求信号発生回路 127,227 読み出し禁止信号発生回路 128,228 リセット発生回路 129,200 プログラムデータメモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にプログラムメモリまたはデータメ
    モリを有し、外部にプログラムメモリを増設する事がで
    きるマイクロコンピュータにおいて、前記内部プログラ
    ムメモリ及び外部プログラムメモリから命令をフェッチ
    する際のアドレスを保持するレジスタと、このレジスタ
    から出力された前記アドレスがプログラムの実行が禁止
    されたアドレス空間に存在するか否かを検出する手段
    と、この検出手投により、前記アドレスがプログラムの
    実行が禁止されているアドレス空間であることが検出さ
    れた場合に前記内蔵プログラムメモリの複数箇所の連続
    した任意のアドレス空間からのプログラム実行を禁止す
    る手段とを備え、前記検出手投には内部プログラムメモ
    リからのみアクセス可能な禁止空間設定レジスタを備え
    たことを特徴とする読み出し保護機能付きマイクロコン
    ピュータ。
  2. 【請求項2】 内部にプログラムメモリまたはデータメ
    モリを有し、外部にプログラムメモリを増設する事がで
    きるマイクロコンピュータにおいて、前記内部プログラ
    ムメモリ及び外部プログラムメモリにアクセスする際の
    アドレスを保持するレジスタと、このレジスタから出力
    された前記アドレスがデータの読み出しが禁止されたア
    ドレス空間に存在するか否かを挨出する手投と、前記検
    出手投により、前記アドレスがデータの読み出しが禁止
    されているアドレス空間であることが検出された場合に
    前記内蔵プログラムメモリの複数箇所の連続した任意の
    アドレス空間からのデータの読み出しを禁止する手段と
    を備え、前記検出手投には内部プログラムメモリからの
    みアクセス可能な禁止空間設定レジスタを備えたことを
    特徴とする読み出し保護機能付きマイクロコンピュー
    タ。
  3. 【請求項3】 内部にプログラムメモリまたはデータメ
    モリを有し、外部にプログラムメモリを増設する事がで
    きるマイクロコンピュータにおいて、前記内部プログラ
    ムメモリ及び外部プログラムメモリから命令をフェッチ
    する際のアドレスを保持する第1のレジスタと、この第
    1のレジスタから出力された前記アドレスがプログラム
    の実行が禁止されたアドレス空間に存在するか否かを検
    出する第1の検出手段と、この第1の検出手投により、
    前記アドレスがプログラムの実行が禁止されているアド
    レス空間であることが検出された場合に前記内蔵プログ
    ラムメモリの複数箇所の連続した任意のアドレス空間か
    らのプログラム実行を禁止する手段と、前記内部プログ
    ラムメモリ及び外部プログラムメモリにアクセスする際
    のアドレスを保持する第2のレジスタと、この第2のレ
    ジスタから出力された前記アドレスがデータの読み出し
    が禁止されたアドレス空間に存在するか否かを挨出する
    第2の検出手投と、この第2の検出手投により、前記ア
    ドレスがデータの読み出しが禁止されているアドレス空
    間であることが検出された場合に前記内蔵プログラムメ
    モリの複数箇所の連続した任意のアドレス空間からのデ
    ータの読み出しを禁止する手段と、前記第1および第2
    の検出手投にはそれぞれ内部プログラムメモリからのみ
    アクセス可能な禁止空間設定レジスタを備えたことを特
    徴とする読み出し保護機能付きマイクロコンピュータ。
  4. 【請求項4】 前記禁止空間設定レジスタは、1以上の
    下限レジスタと上限レジスタの対で構成され、これら下
    限および上限レジスタによって前記連続した任意のアド
    レス空間を設定する請求項1ないし3のいずれかの読み
    出し保護機能付きマイクロコンピュータ。
  5. 【請求項5】 前記プログラムの実行及び読み出しが禁
    止されている空間をアクセスしていることが検出された
    場合に前記マイクロコンピュータの動作をリセットさせ
    る手段を備える請求項4の読み出し保護機能付きマイク
    ロコンピュータ。
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