JPH10239920A - 自動原稿送り装置および画像形成装置 - Google Patents

自動原稿送り装置および画像形成装置

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JPH10239920A
JPH10239920A JP4065497A JP4065497A JPH10239920A JP H10239920 A JPH10239920 A JP H10239920A JP 4065497 A JP4065497 A JP 4065497A JP 4065497 A JP4065497 A JP 4065497A JP H10239920 A JPH10239920 A JP H10239920A
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Pending
Application number
JP4065497A
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English (en)
Inventor
Masakazu Fukuchi
真和 福地
Akitoshi Matsubara
昭年 松原
Shizuo Kayano
鎮雄 萱野
Tadayoshi Ikeda
忠義 池田
Masahiko Matsunawa
正彦 松縄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステープル原稿を検知することで、紙詰まり
などのトラブルの発生を防ぎ、しかも、省スペースであ
りながら、簡単な構成によりステープルを検知すること
を課題とする。 【解決手段】 ステープルの検知する検出部材50を、
走査手段60により原稿の送り出し方向と直交する方向
に移動させて行うことにより、簡単な構成により、ステ
ープル原稿を検知することができる。また、ステープル
が検出された場合には、原稿の給紙を禁止し、複写を行
わないようにしたので、紙詰まりなどのトラブルの発生
を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一組の原稿を載置
する原稿台と、前記原稿台上に載置された一組の原稿の
うち1枚の原稿を分離して送り出す送出手段とを有する
自動原稿送り装置および該自動原稿送り装置を有し、前
記自動原稿送り装置から送り出された原稿の複写を行う
画像形成装置に関する。特に、本発明は、一組の原稿に
付されたステープルの検知に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿の画像を複写する画像形成(複写)
装置である電子写真方式の複写機には、原稿を自動的に
送る自動原稿送り装置を備えたものがある。この自動原
稿送り装置は、原稿台上に載置された一組の原稿のうち
1枚の原稿を分離して送り出すものである。ところが、
ステープルによって綴じられた一組の原稿(以下、ステ
ープルを付された(一組の)原稿あるいはステープル原
稿という)を複写する際に、ユーザーがステープルを取
り除かずに原稿台上にステープル原稿を載置して、複写
をすることがある。この場合、ステープルによって一組
の原稿が綴じられているので、自動原稿送り装置は一組
の原稿のうち1枚の原稿を分離することができない。さ
らに、分離をしようとすると、原稿が引き裂かれたり、
ステープル原稿の全部が送り出され、搬送経路上で紙詰
まりというトラブルが発生してしまう。このため、ユー
ザーの複写作業が中断されるばかりでなく、過度のトラ
ブルの場合はサービスマンによる修理が必要とされ、ユ
ーザーは複写作業ができなくなる。
【0003】このため、特開昭59−203031号公
報に記載された発明では原稿中に存在するステープル等
の磁性体異物を、原稿を一様にカバーし得る大きさの金
属感知器で検出し、ユーザーに報知するとともに原稿の
搬送を停止する制御を行うようにしている。また、特開
平6−186807号公報に記載された発明では原稿を
搬送して感圧導電性ローラ間を通過せしめて原稿のステ
ープルを検知している。また、特開平4−272048
号公報に記載された発明では原稿のステープルが見つか
る可能性が最も高い位置に電場発生手段を設けステープ
ルの検知をしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭59−203031号公報の記載によると、原稿を
一様にカバーできる大きさの金属感知器、すなわち、大
型の金属感知器を必要とし、装置が大型化になり、しか
も高コストに成らざるを得ない。また、特開平6−18
6807号公報の記載によると、感圧導電性ローラ間を
通過せしめなければステープルを検知することができな
いため、ステープルを付したまま原稿を搬送する必要が
あり、原稿を破損する恐れがある。また、特開平4−2
72048号公報の記載によると、ステープルの検知に
電場発生手段を設けているため高コストを招く。
【0005】そこで、本発明は、ステープル原稿を検知
することで、紙詰まりなどのトラブルの発生を防ぎ、し
かも、省スペースでありながら、簡単な構成によりステ
ープルを検知することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の構成
により解決することができる。
【0007】(1) 一組の原稿を載置する原稿台と、
前記原稿台上に載置された一組の原稿のうち1枚の原稿
を分離して送り出す送出手段とを有する自動原稿送り装
置において、前記原稿台上に載置された一組の原稿に付
されているステープルを検出する検出部材と、前記送出
手段による送り出し方向における前記原稿台上に載置さ
れた一組の原稿の端部側を、前記送り出し方向と直交す
る方向に、前記検出部材を走査させる走査手段とを有す
ることを特徴とする自動原稿送り装置。
【0008】(2) 前記検出部材は、磁気的にステー
プルを検出する検出部材であることを特徴とする(1)
に記載の自動原稿送り装置。
【0009】(3) 前記検出部材によりステープルが
検出されたとき、前記原稿台上に載置された一組の原稿
がステープルを付されている原稿であることを表示する
表示手段を有することを特徴とする(1)または(2)
に記載の自動原稿送り装置。
【0010】(4) 前記検出部材は、原稿の送り出し
方向先端部および後端部のステープルを検出することを
特徴とする(1)〜(3)いずれか1つに記載の自動原
稿送り装置。
【0011】(5) (1)〜(4)いずれか1つに記
載の自動原稿送り装置を有し、前記自動原稿送り装置か
ら送り出された原稿の複写を行う画像形成装置におい
て、操作手段に設けられた複写釦の押動作に基づいて、
前記検出部材により、前記原稿台上に載置されている一
組の原稿にステープルが付されているか否かを検出し、
前記検出部材によりステープルが検出されないときは、
前記自動原稿送り装置の前記送出手段を駆動し、前記原
稿台上に載置された一組の原稿のうち1枚の原稿を分離
して送り出し、送り出された原稿の複写を行うように制
御し、前記検出部材によりステープルが検出されたとき
は、複写動作を行わないように制御することを特徴とす
る画像形成装置。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明を適用した自動原稿送り装置の
概略構成断面図である。図2は、図1の自動原稿送り装
置の原稿台近傍であって、検出手段を斜め下方から見た
斜視図である。図3は、図1の自動原稿送り装置とそれ
を搭載した複写機のブロック図である。
【0013】自動原稿送り装置1は、公知の画像形成装
置である電子写真方式の複写機2の上に設けられてい
る。自動原稿送り装置1は、一組の原稿を載置する原稿
台10と、原稿台10上に載置された一組の原稿のうち
1枚の原稿を分離して送り出す送出手段20と、送り出
された原稿を搬送する搬送手段30と、原稿を排紙する
排紙手段40とを有している。そして、この自動原稿送
り装置1は、自動原稿送り装置1の制御手段3によって
制御されるとともに、複写機2の制御手段4によって制
御される複写シーケンス制御7と同期を取りながら制御
される(図3参照)。また、この自動原稿送り装置1の
エラー表示や状態表示は複写機2側の表示手段5に表示
され、自動原稿送り装置1の操作は複写機2側の操作手
段6によって操作される。
【0014】原稿台10は、可動押圧板11、揺動軸1
2、載置板13とを有している。可動押圧板11は、原
稿の送り出し方向下流側に、揺動軸12を中心にして揺
動可能に設けられており、複写機2側に設けられた操作
手段6の図示しない複写釦の押圧に応じて、図1におい
て上側に揺動し、可動押圧板11上に載置されている一
組の原稿の先端部を後述する送り出しローラ21に押圧
する。また、載置板13は、原稿を載置するための固定
した板である。
【0015】この原稿台10には、載置する原稿の端部
を規制する端部規制部材として、原稿の先端(送り出し
方向下流側)を付き当て規制する先端規制板14と、原
稿の後端を規制する後端規制板15とが設けられてい
る。本実施の形態では、先端規制板14は固定した状態
で設置され、原稿をこの先端規制板14に付き当てて原
稿台10上に載置し、その後、載置板13上に原稿の送
り出し方向にスライド可能に設けられている後端規制板
15によって、原稿の後端を規制する。また、原稿台1
0の上方には原稿台10上に原稿が載置されているかか
否かを検出するための原稿検知センサS1が設けられて
いる。
【0016】送出手段20は、送り出しローラ21と、
送出駆動ローラ22と、送出従動ローラ23と、送出駆
動ローラ22と送出従動ローラ23とを巻回し回動する
給紙ベルト24と、給紙ベルト24の下方に位置し給紙
ベルト24との接点において給紙ベルト24の回動方向
と逆方向に回動する重送防止ローラ25とを有してい
る。原稿台10上に載置された一組の原稿は、可動押圧
板11によって送り出しローラ21に押圧されており、
複写機2からの給紙開始信号に基づいて、送り出しロー
ラ21を駆動し、原稿を送り出すとともに、給紙ベルト
24と重送防止ローラ25とによって、送り出された原
稿を1枚に分離し、後段の搬送手段30へと原稿を送り
出す。
【0017】搬送手段30は、複数のローラ対(図番な
し)と、搬送駆動ローラ31と、搬送従動ローラ32
と、原稿押さえローラ33と、テンションローラ34
と、これらローラ31〜34の間に回転可能に張架され
ている搬送ベルトとを有している。この搬送手段30
は、送出手段20から送り出された原稿を、プラテンガ
ラス3上へと搬送して所定位置(原稿の先端がセンサS
2によって検出される位置)に原稿をセットする。ここ
で、複写機2の複写シーケンスが開始され、複写機2の
読み取り光学系(図番なし)によって、プラテンガラス
3上にセットされた原稿が走査され、複写機2の画像シ
ーケンス制御7によって制御される図示しない画像形成
手段によって、直接あるいは電気信号への変換を介した
原稿の光像を用いて、画像形成がなされる。原稿の走査
が終了すると、搬送手段30は、プラテンガラス3上の
原稿を後段の排紙手段40へと送り出す。
【0018】排紙手段40は、複数のローラ対(図番な
し)により構成され、搬送手段30によって送り出され
た原稿を、排紙台41上へと排紙する手段である。
【0019】なお、本実施の形態において自動原稿送り
装置1は、原稿台10上に載置された片面原稿を送り出
し排紙台41へと排紙するものであるが、両面原稿のた
めに搬送手段40に原稿の表裏面を反転させる反転手段
を設けてもよく、または/および、送り出された原稿を
原稿台10上に戻す循環経路を設けてもよい。
【0020】ところで、原稿台10上に載置される一組
の原稿がステープルによって綴じられていた場合、送出
手段20によって1枚の原稿を分離することができず、
トラブルが発生する。そのために、本実施の形態の自動
原稿送り装置1においては、送出手段20による原稿の
送り出し方向(以下、送り出し方向ともいう)における
原稿台10上に載置された一組の原稿の端部側に、ステ
ープルを検出する検出部材50を設け、早期にステープ
ルを検出できるようにしている。なお、本実施の形態で
は、検出部材50を先端側だけでなく、後端側にも設け
ており、原稿の両端部および原稿の四隅を全て検出でき
るので好ましいが、先端側だけでもよい。また、後端部
側に設けた検出部材50は、後端規制板15に設置する
ことが好ましく、原稿のサイズが異なっていても確実に
後端部のステープルを検出することができる。
【0021】この検出部材50は、載置された原稿の面
と平行であって送り出し方向と直交する方向に、走査手
段60によって移動可能に設けられている。より具体的
に説明すると(図2参照、但し図2においては、先端側
の検出部材50のみを示している)、検出部材50は、
基台51上に設けられている。この基台51は、走査手
段60の一部である一対の案内部材61に案内されて、
載置された原稿の面と平行であって送り出し方向と直交
する方向に移動可能となっている。一方、走査手段60
は、検出部材50を送り出し方向と直交する方向に走査
させるための手段であり、上述した一対の案内部材6
1、モータ62、一対のプーリー63、64およびワイ
ヤー65からなる。一方のプーリー63はモータ62の
軸に設けられている。また、ワイヤー65は、一対のプ
ーリー63、64間に懸架されており、また、その一部
が基台51に固定されている。したがって、モータ62
の回転に伴って、プーリー63、64間に懸架されたワ
イヤー65が駆動され、ワイヤー65に固定されている
基台51が案内部材61に沿って動き、検出部材50が
送り出し方向と直交する方向に走査させることができ
る。
【0022】このように、本実施の形態では、検出部材
50が、送り出し方向と直交する方向に走査するので、
小さい検出部材50で、ステープルを検出することがで
きるので、紙詰まりなどのトラブルの発生を防ぎ、しか
も、省スペースでありながら、簡単な構成によりステー
プルを検知することができる。
【0023】また、本実施の形態では、載置された一組
の原稿のうち送出手段20によって送り出される原稿に
対峙して検出部材50を設ける(本実施の形態では、一
組の原稿のうち最上位の原稿を送り出すので、一組の原
稿のうち最上位の原稿の上方に検出部材50を設けてい
る)ことにより、一組の原稿のうち一部の原稿にステー
プルが付されていた場合であっても、その原稿を送出す
るときにステープルを検出できるようにしている。
【0024】また、走査手段60によって移動する検出
部材50の移動範囲は、原稿台10上に載置できる原稿
の最大のサイズに相当する範囲であってもよいが、複写
機2の制御手段4あるいは自動原稿送り装置1の制御手
段3において検知された原稿台10上に載置された原稿
のサイズに応じた範囲の方が、移動範囲が狭くてすみ、
ステープルを検出するための時間を短縮できる。
【0025】本実施の形態では、この検出部材50とし
て、磁気的にステープルを検出する磁気センサを用いて
いる。このため、本実施の形態では、磁性体(鉄など)
を含むステープルを磁気的、すなわち、磁性体の存在に
よる磁界の変化を検出するので、検出部材50(磁気セ
ンサ)と被検出体のステープルとが接触、非接触に係わ
らず検出可能である。従って、原稿に検出部材50(磁
気センサ)が接近するか、軽く接触するようにして、検
出部材50(磁気センサ)を移動させることができ、原
稿を傷めず確実にステープルを検出できる。特に、透磁
率の変化を検出する磁気センサであることが、電気的ノ
イズや電波障害を受けることがほとんど無く、安定した
検出が可能な点で好ましい。
【0026】この検出部材50の具体例についてさらに
詳細に説明する。図4は、検出部材50の具体例を示す
図であり、(a)は検出部材50の正面図(原稿から見
た図)であり、(b)は回路構成図である。この検出部
材50は、LC発振回路の発振周波数変化を用いて、ス
テープルが有る箇所とない箇所とで透磁率に変化が生じ
るので、この変化を検出してステープルの検出を行うも
のである。
【0027】すなわち、ステープルがある場合とない場
合では透磁率が変化する。コイルをステープルに近づけ
ると、コイルのインダクタンスは透磁率により変化す
る。LC発振回路の発振周波数は、 f=1/(2π(LC)1/2) で与えられるから、周波数fを測定すれば、ステープル
を検出することができる。
【0028】そこで、図4に示した検出部材50は、平
面コイルを用いることにより、小型化を図るとともに、
検出能力の安定化を図っている。また、図4に示した検
出部材50は、複数の平面コイルを直列接続することに
より、コイルのインダクタンスを小さくすることなく、
検出範囲を限定することができ、更に安定した検出能力
を有することになる。
【0029】すなわち、ガラスエポキシなどからなるプ
リント基板501の表面上に、渦巻き状に配置された2
個の平面コイル502、503を、電極A1,A2,A
3により接続され、電気的に直列に接続している。この
際に、隣り合う平面コイル502、503が発生する磁
束の方向が互いに反対になるようにしてある。そして、
この平面コイルを502、503を用いて、図4(b)
に示すように、コンデンサC1、C2、トランジスタ
Q、抵抗Rとともに、典型的なコルピッツ発振回路で構
成する。この回路に電圧Vが印加されたとき、発振信号
がトランジスタQのソースから出力される。そして、こ
の発振信号を検出して、ステープルの検出を行う。
【0030】なお、検出部材50として、図4(b)で
示したコルピッツ発振回路だけでなく、他のLC回路で
あってもよい。
【0031】また、検出部材50の他の例として、図5
に示すような透磁率の変化を検出する磁気センサであっ
てもよい。なお、図5(a)は検出部材の外観斜視図で
あり、図5(b)は回路構成図である。
【0032】検出部材50は、突起状の検出部に作動ト
ランス504が格納され、この作動トランス504は、
駆動コイルL1、検出コイルL2および基準コイルL3
を同一のコアに巻回したものである。そして、駆動コイ
ルL1を高周波駆動回路(OSC)によって高周波で駆
動すると、作動出力すなわち出力電圧Vout=(V3
−V2)が出力される。V2は検出コイルL2の両端電
圧、V3は基準コイルL3の両端電圧を示している。こ
こで、検出部に格納される駆動コイルL1、検出コイル
L2および基準コイルL3は検出部近傍の磁力、すなわ
ち、ステープルあるなしにより、それに相当する出力電
圧Voutを出力する。したがって、この出力電圧Vo
utの変化を検出すれば、ステープルのありなしが検出
できる。
【0033】次に、上述した検出部材50を搭載した自
動原稿送り装置1を有する複写機2の、ステープル検知
に関するフローを図6に基づいて説明する。
【0034】まず、複写機2の表示手段5には「原稿を
セットして下さい」と表示してある(S1)。そして、
原稿検知センサS1により、原稿台10上に原稿が載置
されているか否かの検出を行う(S2)。原稿が原稿台
10に載置されていなければS1に戻る。一方、原稿の
先端を先端規制板14に付き当て、原稿の後端を後端規
制板15によって規制して、ユーザーが一組の原稿を原
稿台10上に載置されると、原稿検知センサS1によっ
て原稿が検出される。原稿が検出されると、表示手段5
に「コピーできます」の表示を行い(S3)、複写機2
の操作手段6に設けられた図示しない複写釦が押された
か否かの検出を行う(S4)。複写釦が押されていなけ
れば、S3に戻り、ユーザーにより複写釦がおされた場
合、この押動作に基づいて、制御手段3は走査手段60
を駆動して検出部材50を原稿の送り出し方向と直交す
る方向に移動させるとともに、検出部材50によりステ
ープルの検知がなされる(S5)。ステープルが検出さ
れない場合は、複写機2からの給紙開始信号に基づい
て、送出手段20や搬送手段30を駆動して給紙を開始
する(S7)。
【0035】給紙を開始すると、原稿がプラテンガラス
3上にセットされる(S8)まで、送り出し方向と直交
する方向に検出部材50を往復動させ、ステープル検知
が継続される(S7)。これは、本実施の形態では、原
稿の先端および後端を検出部材50で検出するようにし
たので、原稿の搬送方向における先端および後端部以外
の箇所(側端部など)にステープルが付されていた場合
に、S5でのステープル検知だけでは検出できないため
に行われるものである。なお、検出部材50を先端側に
2つ設け、一方を走査手段60により移動可能に設け、
他方を原稿台10上に載置された原稿の送り出し方向と
直交する方向の端部に設けした(好ましくは、原稿台1
0上に載置された原稿のサイズに応じて移動する)場合
は、このS8まで走査手段60による往復動をさせる必
要がなく、その間は原稿台10上に載置された原稿の端
部(前記他方の検出部材とは反対側の端部)に移動させ
て、この位置ステープルの検出を行えばよい。なお、こ
のS7でのステープル検知は、原稿がセットされるまで
(S8)ではなく、少なくとも送り出しローラ21によ
り原稿が送り出される間であってもよい。S7のステー
プル検知で、ステープルが検出されると送出手段20や
搬送手段30による原稿の給紙を停止する(S9)。
【0036】原稿がセットされるまで(S8)ステープ
ルが検知されなかったときは、複写シーケンスをスター
トさせる(S10)。そして、原稿検知センサS1によ
って、原稿台10上に原稿があるか否かの検出を行い
(S11)、原稿がなければ複写シーケンスの終了を待
ってS1に戻る。一方、S11において原稿があれば、
S5に戻り、再び、原稿台10上に載置されている原稿
にステープルが付されているか否か検出を行い(S
5)、ステープルが検出され無ければ、複写機3の複写
シーケンスに同期を取りながら(複写機2からの給紙開
始信号に基づいて)給紙が開始される(S6)。
【0037】一方、S5においてステープルが検出され
た場合、または、S7においてステープルが検出されS
9で給紙が停止された場合は、原稿の送り出し(給紙)
を禁止する信号を発生させ、原稿の給紙が行われないよ
うにする(S12)。さらに、複写機本体側にも複写動
作を禁止する信号を発生させ、複写動作の開始を禁止す
るようにする(S13)。
【0038】そして、表示手段5に「ステープルを外し
て下さい」との表示を行い(S14)、原稿台10上に
載置されている原稿がステープル原稿であることを表示
する。すなわち、ステープルが検出された場合には、原
稿の送り出し(給紙)を禁止し、複写が行われないよう
にしている。そして、ステープルを外すには、原稿台1
0から原稿を取り出さなければならないので、原稿検知
センサS1による原稿の有り無しの検知を行い(S1
5)、原稿があればS14に戻り、無ければ原稿が取り
出されたものとしてS1に戻る。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によると、
ステープル原稿を検知することで、紙詰まりなどのトラ
ブルの発生を防ぎ、しかも、省スペースでありながら、
簡単な構成によりステープルを検知することができる。
特に、本発明においては、検出部材を原稿送り出し方向
と直交する方向に走査させて、原稿のステープルの有無
を検出するので、原稿のどの位置にステープルがあって
も確実に検出することができる。
【0040】さらに、磁気的にステープルを検出するこ
とにより、原稿と検出部材とが接触あるいは非接触に係
わらずステープルを検出することができ、原稿を傷めな
いばかりでなく、検出部材の走査も簡単な機構で実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動原稿送り装置の概略構成
断面図である。
【図2】図1の自動原稿送り装置の原稿台近傍であっ
て、検出手段を斜め下方から見た斜視図である。
【図3】図1の自動原稿送り装置とそれを搭載した複写
機のブロック図である。
【図4】検出部材の具体例を示す図である。
【図5】検出部材の他の例を示す図である。
【図6】ステープル検知に関するフロー図である。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置 2 複写機(画像形成装置) 5 表示手段 6 操作手段 10 原稿台 15 後端規制板 20 送出手段 30 搬送手段 40 排紙手段 50 検出部材 60 走査手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 忠義 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 松縄 正彦 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一組の原稿を載置する原稿台と、前記原
    稿台上に載置された一組の原稿のうち1枚の原稿を分離
    して送り出す送出手段とを有する自動原稿送り装置にお
    いて、 前記原稿台上に載置された一組の原稿に付されているス
    テープルを検出する検出部材と、 前記送出手段による送り出し方向における前記原稿台上
    に載置された一組の原稿の端部側を、前記送り出し方向
    と直交する方向に、前記検出部材を走査させる走査手段
    とを有することを特徴とする自動原稿送り装置。
  2. 【請求項2】 前記検出部材は、磁気的にステープルを
    検出する検出部材であることを特徴とする請求項1に記
    載の自動原稿送り装置。
  3. 【請求項3】 前記検出部材によりステープルが検出さ
    れたとき、前記原稿台上に載置された一組の原稿がステ
    ープルを付されている原稿であることを表示する表示手
    段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の
    自動原稿送り装置。
  4. 【請求項4】 前記検出部材は、原稿の送り出し方向先
    端部および後端部のステープルを検出することを特徴と
    する請求項1〜3いずれか1つに記載の自動原稿送り装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか1つに記載の自動
    原稿送り装置を有し、前記自動原稿送り装置から送り出
    された原稿の複写を行う画像形成装置において、 操作手段に設けられた複写釦の押動作に基づいて、前記
    検出部材により、前記原稿台上に載置されている一組の
    原稿にステープルが付されているか否かを検出し、 前記検出部材によりステープルが検出されないときは、
    前記自動原稿送り装置の前記送出手段を駆動し、前記原
    稿台上に載置された一組の原稿のうち1枚の原稿を分離
    して送り出し、送り出された原稿の複写を行うように制
    御し、 前記検出部材によりステープルが検出されたときは、複
    写動作を行わないように制御することを特徴とする画像
    形成装置。
JP4065497A 1997-02-25 1997-02-25 自動原稿送り装置および画像形成装置 Pending JPH10239920A (ja)

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