JPH10239885A - 画像形成方法 - Google Patents
画像形成方法Info
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- JPH10239885A JPH10239885A JP9040914A JP4091497A JPH10239885A JP H10239885 A JPH10239885 A JP H10239885A JP 9040914 A JP9040914 A JP 9040914A JP 4091497 A JP4091497 A JP 4091497A JP H10239885 A JPH10239885 A JP H10239885A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photoreceptor
- roller
- toner
- image
- photoconductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置の小型化やパーコピーコストの低減を図
りつつ、帯電不良のない高品位な画像を安定して長期間
にわたり得ることができる画像形成方法を提供する。 【解決手段】 感光体に接触し感光体表面移動に従い回
転するローラー形状部材により該感光体を帯電し、像露
光によって該感光体上に静電潜像を形成し、該静電潜像
をトナーで現像する工程、及び転写材を介し該感光体に
当接して転写を行う転写部材を用いた転写工程を有し、
該転写工程の後に該感光体上に残余するトナーを現像工
程により回収する画像形成方法において、感光体表面の
水に対する接触角が90度以上であり、ローラー形状部
材表面移動速度と感光体表面移動速度が、該ローラー形
状部材と該感光体との接触部において異なる画像形成方
法。
りつつ、帯電不良のない高品位な画像を安定して長期間
にわたり得ることができる画像形成方法を提供する。 【解決手段】 感光体に接触し感光体表面移動に従い回
転するローラー形状部材により該感光体を帯電し、像露
光によって該感光体上に静電潜像を形成し、該静電潜像
をトナーで現像する工程、及び転写材を介し該感光体に
当接して転写を行う転写部材を用いた転写工程を有し、
該転写工程の後に該感光体上に残余するトナーを現像工
程により回収する画像形成方法において、感光体表面の
水に対する接触角が90度以上であり、ローラー形状部
材表面移動速度と感光体表面移動速度が、該ローラー形
状部材と該感光体との接触部において異なる画像形成方
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成方法に関
し、例えば、電子写真法のうちで反転現像を利用し、本
質的なクリーニング装置が不要であり、現像と転写残余
のトナー捕集が同一部材により行われるプリンター、複
写機及びファクシミリ等に適用される。
し、例えば、電子写真法のうちで反転現像を利用し、本
質的なクリーニング装置が不要であり、現像と転写残余
のトナー捕集が同一部材により行われるプリンター、複
写機及びファクシミリ等に適用される。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては多数の方法が
知られているが、一般には光導電性物質を利用し、種々
の手段により感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該
潜像をトナーで現像してトナー画像として可視化し、必
要に応じて紙等の転写材にトナー画像を転写した後、熱
及び圧力等により転写材上にトナー画像を定着して複写
物または印刷物を得る方法が用いられている。なお、転
写材上に転写されないで感光体上に残ったトナー粒子
(転写残トナー)はクリーニング工程により感光体上か
ら除去される。
知られているが、一般には光導電性物質を利用し、種々
の手段により感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該
潜像をトナーで現像してトナー画像として可視化し、必
要に応じて紙等の転写材にトナー画像を転写した後、熱
及び圧力等により転写材上にトナー画像を定着して複写
物または印刷物を得る方法が用いられている。なお、転
写材上に転写されないで感光体上に残ったトナー粒子
(転写残トナー)はクリーニング工程により感光体上か
ら除去される。
【0003】ところで、上記クリーニング工程において
は、従来ブレードクリーニング、ファーブラシクリーニ
ング及びローラークリーニング等の方法が用いられてい
るが、これらのいずれの方法も力学的に転写残トナーを
掻き落とすか、またはせき止めて転写残トナーを廃トナ
ー容器へと捕集するものであった。このため、クリーニ
ングブレード、ファーブラシ及びクリーニングローラー
等の部材を感光体表面に押し当てることに起因する問題
が生じていた。例えば、部材を強く押し当てることによ
り感光体を摩耗させ感光体が短命化することが挙げられ
る。
は、従来ブレードクリーニング、ファーブラシクリーニ
ング及びローラークリーニング等の方法が用いられてい
るが、これらのいずれの方法も力学的に転写残トナーを
掻き落とすか、またはせき止めて転写残トナーを廃トナ
ー容器へと捕集するものであった。このため、クリーニ
ングブレード、ファーブラシ及びクリーニングローラー
等の部材を感光体表面に押し当てることに起因する問題
が生じていた。例えば、部材を強く押し当てることによ
り感光体を摩耗させ感光体が短命化することが挙げられ
る。
【0004】装置面からみると、かかるクリーニング装
置を具備するために装置が必然的に大きくなり装置のコ
ンパクト化を目指すときのネックになっていた。
置を具備するために装置が必然的に大きくなり装置のコ
ンパクト化を目指すときのネックになっていた。
【0005】更には、パーコピーコスト低減の意味から
も、廃トナーの出ない現像同時クリーニングまたはクリ
ーナーレスと呼ばれるシステムが望まれていた。
も、廃トナーの出ない現像同時クリーニングまたはクリ
ーナーレスと呼ばれるシステムが望まれていた。
【0006】このようなシステムを実現するに当たり、
従来様々な方法が提案されている。
従来様々な方法が提案されている。
【0007】例えば、感光体の帯電方法として、特開平
5−273849号公報にあるように、コロトロン及び
スコロトロン等の所謂コロナ放電を用いる場合、オゾン
の発生が問題となる。更に、特開平5−241425号
公報にあるように帯電ブラシを用いることも可能で発生
するオゾン量を軽減できるが、ブラシのへたり、抜け及
び毛倒れ等により高寿命化に難点があった。
5−273849号公報にあるように、コロトロン及び
スコロトロン等の所謂コロナ放電を用いる場合、オゾン
の発生が問題となる。更に、特開平5−241425号
公報にあるように帯電ブラシを用いることも可能で発生
するオゾン量を軽減できるが、ブラシのへたり、抜け及
び毛倒れ等により高寿命化に難点があった。
【0008】帯電方法としてローラーを接触させて用い
る方法を用いる場合、コロナ帯電に比べ、発生するオゾ
ン量を軽減でき、かつブラシ等で解決困難であったブラ
シのへたり、抜け、毛倒れ等がローラーでは問題となら
ないので、高寿命化が期待できる。しかし、ローラー帯
電方法では転写残トナーが帯電ローラーの表面に付着
し、汚染等を引き起こし、耐久により均一帯電ができな
くなるという問題点を有していた。
る方法を用いる場合、コロナ帯電に比べ、発生するオゾ
ン量を軽減でき、かつブラシ等で解決困難であったブラ
シのへたり、抜け、毛倒れ等がローラーでは問題となら
ないので、高寿命化が期待できる。しかし、ローラー帯
電方法では転写残トナーが帯電ローラーの表面に付着
し、汚染等を引き起こし、耐久により均一帯電ができな
くなるという問題点を有していた。
【0009】帯電方法としてローラーを用いた従来技術
としては、特開平5−173400号公報において、帯
電ローラーの外周部分がシリコーンを含む材料で形成さ
れているローラーを用いることが開示されている。特開
平5−210300号公報においては、帯電ローラーと
像担持体の周速を異ならせた構成が開示されている。
としては、特開平5−173400号公報において、帯
電ローラーの外周部分がシリコーンを含む材料で形成さ
れているローラーを用いることが開示されている。特開
平5−210300号公報においては、帯電ローラーと
像担持体の周速を異ならせた構成が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、帯電ローラー
の外周部分がシリコーンを含む材料で形成されているロ
ーラーを用いることによって、転写残トナーの付着につ
いては若干の効果がみられるが、いずれは表面にトナー
がビルドアップしてしまい、帯電に問題を生じる。更に
は、現像同時クリーニングの問題点である転写残トナー
起因のポジあるいはネガゴーストについてはなんらの改
善効果も期待できない。
の外周部分がシリコーンを含む材料で形成されているロ
ーラーを用いることによって、転写残トナーの付着につ
いては若干の効果がみられるが、いずれは表面にトナー
がビルドアップしてしまい、帯電に問題を生じる。更に
は、現像同時クリーニングの問題点である転写残トナー
起因のポジあるいはネガゴーストについてはなんらの改
善効果も期待できない。
【0011】帯電ローラーと像担持体の周速を異ならせ
た場合は、ローラー表面にトナーが付着しても帯電に関
しては余裕代の広い構成となるが、感光体表面とローラ
ー表面の摺擦により感光体表面及び/またはローラー表
面の磨耗に起因する耐久特性の劣化が顕著である。
た場合は、ローラー表面にトナーが付着しても帯電に関
しては余裕代の広い構成となるが、感光体表面とローラ
ー表面の摺擦により感光体表面及び/またはローラー表
面の磨耗に起因する耐久特性の劣化が顕著である。
【0012】本発明は上記の問題点に鑑みて行われたも
のである。
のである。
【0013】本発明の目的は、装置の小型化やパーコピ
ーコストの低減を図りつつ、帯電不良のない高品位な画
像を安定して長期間にわたり得ることができる画像形成
方法を提供することにある。
ーコストの低減を図りつつ、帯電不良のない高品位な画
像を安定して長期間にわたり得ることができる画像形成
方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、感光体に接触し感光体表面
移動に従い回転するローラー形状部材により該感光体を
帯電し、像露光によって該感光体上に静電潜像を形成
し、該静電潜像をトナーで現像する工程、及び転写材を
介し該感光体に当接して転写を行う転写部材を用いた転
写工程を有し、該転写工程の後に該感光体上に残余する
トナーを現像工程により回収する画像形成方法におい
て、感光体表面の水に対する接触角が90度以上であ
り、ローラー形状部材表面移動速度と感光体表面移動速
度が、該ローラー形状部材と該感光体との接触部におい
て異なることを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、感光体に接触し感光体表面
移動に従い回転するローラー形状部材により該感光体を
帯電し、像露光によって該感光体上に静電潜像を形成
し、該静電潜像をトナーで現像する工程、及び転写材を
介し該感光体に当接して転写を行う転写部材を用いた転
写工程を有し、該転写工程の後に該感光体上に残余する
トナーを現像工程により回収する画像形成方法におい
て、感光体表面の水に対する接触角が90度以上であ
り、ローラー形状部材表面移動速度と感光体表面移動速
度が、該ローラー形状部材と該感光体との接触部におい
て異なることを特徴とする。
【0015】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
発明において、該ローラー形状部材表面移動速度が、該
ローラー形状部材と該感光体との接触部において該感光
体表面移動速度の110%以上であることを特徴とす
る。
発明において、該ローラー形状部材表面移動速度が、該
ローラー形状部材と該感光体との接触部において該感光
体表面移動速度の110%以上であることを特徴とす
る。
【0016】また、請求項3の発明は、請求項1または
2記載の発明において、ローラー形状部材表面移動方向
と感光体表面移動方向が、該ローラー形状部材と該感光
体の接触部において同方向であることを特徴とする。
2記載の発明において、ローラー形状部材表面移動方向
と感光体表面移動方向が、該ローラー形状部材と該感光
体の接触部において同方向であることを特徴とする。
【0017】また、請求項4の発明は、請求項1乃至3
のいずれか記載の発明において、該転写部材がローラー
である請求項1乃至3のいずれか記載の画像形成方法。
のいずれか記載の発明において、該転写部材がローラー
である請求項1乃至3のいずれか記載の画像形成方法。
【0018】また、請求項5の発明は、請求項1乃至4
のいずれか記載の発明において、該感光体の支持体より
最も離れた層が、フッ素原子を含む潤滑性粉体を含有す
ることにより、該感光体表面の水に対する接触角が90
度以上であることを特徴とする。
のいずれか記載の発明において、該感光体の支持体より
最も離れた層が、フッ素原子を含む潤滑性粉体を含有す
ることにより、該感光体表面の水に対する接触角が90
度以上であることを特徴とする。
【0019】本発明によれば、帯電部材を高寿命化し、
転写残余のトナー量を減少することにより帯電部材の汚
染を減少させることができる。また、帯電安定性を得な
がらかつ、感光体高寿命を保ちつつ、帯電ローラー高寿
命を同時に達成する。しかも、ネガ及びポジゴーストの
ない画像を提供できる。
転写残余のトナー量を減少することにより帯電部材の汚
染を減少させることができる。また、帯電安定性を得な
がらかつ、感光体高寿命を保ちつつ、帯電ローラー高寿
命を同時に達成する。しかも、ネガ及びポジゴーストの
ない画像を提供できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
【0021】本発明においては、ローラー形状接触帯電
部材を用いることによって高寿命化に適した現像同時ク
リーニング画像形成方法を提供している。
部材を用いることによって高寿命化に適した現像同時ク
リーニング画像形成方法を提供している。
【0022】水に対する接触角が90度以上である感光
体を用い、転写残余のトナー量を減少することにより、
帯電部材の汚染を減少しつつ、転写残トナーによる遮光
がほとんどなくネガゴースト画像を本質的に防止できる
感光体構造を示すと共に、現像時に転写残トナーのクリ
ーニング効率も向上し、ポジゴースト画像を防止してい
る。
体を用い、転写残余のトナー量を減少することにより、
帯電部材の汚染を減少しつつ、転写残トナーによる遮光
がほとんどなくネガゴースト画像を本質的に防止できる
感光体構造を示すと共に、現像時に転写残トナーのクリ
ーニング効率も向上し、ポジゴースト画像を防止してい
る。
【0023】更に、ローラー形状部材の周速表面の移動
速度と該感光体表面移動速度が異なるようにすることに
より、帯電安定性を長期間にわたり得ながら、感光体の
高寿命を保ちつつ、かつ帯電ローラーの高寿命を同時に
達成している。
速度と該感光体表面移動速度が異なるようにすることに
より、帯電安定性を長期間にわたり得ながら、感光体の
高寿命を保ちつつ、かつ帯電ローラーの高寿命を同時に
達成している。
【0024】ここで、ゴースト画像の発生メカニズムを
説明する。
説明する。
【0025】転写残トナーによる遮光が特に問題となる
のは、一枚の転写材に対し感光体表面が繰り返し使用さ
れる場合、つまり感光体一周分の長さが転写材の進行方
向長さよりも短い場合、転写残トナーが感光体上に存在
する状態で帯電、露光及び現像をしなければならないた
め、転写残トナーの存在する感光体表面部での電位が十
分落ちきらず現像コントラストが不十分になるので、反
転現像については周囲よりも濃度が低いネガゴーストと
して画像上に現れる。
のは、一枚の転写材に対し感光体表面が繰り返し使用さ
れる場合、つまり感光体一周分の長さが転写材の進行方
向長さよりも短い場合、転写残トナーが感光体上に存在
する状態で帯電、露光及び現像をしなければならないた
め、転写残トナーの存在する感光体表面部での電位が十
分落ちきらず現像コントラストが不十分になるので、反
転現像については周囲よりも濃度が低いネガゴーストと
して画像上に現れる。
【0026】一方、現像時に転写残トナーのクリーニン
グ効果が不十分であれば、転写残トナーの存在する感光
体表面上に、トナーが現像されるため周囲よりも濃度が
高く、ポジゴーストが発生する。
グ効果が不十分であれば、転写残トナーの存在する感光
体表面上に、トナーが現像されるため周囲よりも濃度が
高く、ポジゴーストが発生する。
【0027】本発明においては、上記説明のゴースト画
像を本質的に防止できる。更に、感光体表面の水に対す
る接触角が90度以上であることにより、ローラー形状
帯電部材表面の汚染を減少させることが可能である。
像を本質的に防止できる。更に、感光体表面の水に対す
る接触角が90度以上であることにより、ローラー形状
帯電部材表面の汚染を減少させることが可能である。
【0028】ローラー形状帯電部材の表面には、トナー
が付着しているので、この付着トナーが帯電を阻害する
傾向にあり、感光体表面移動速度とローラー形状帯電部
材表面移動速度を異ならせることにより、同一感光体表
面に対し実質的により多くのローラー表面を供給できる
ために帯電阻害に対し効果を得る。つまり、転写残トナ
ーが帯電部位に来たとき、感光体との付着力の小さいト
ナーは電界によって帯電部材の方へ移動し、帯電部材表
面の抵抗が局所的に変化するため、放電経路が遮断され
て感光体表面に電位がのりにくくなり、その結果帯電不
良を発生させるという問題点を効果的に解消する。
が付着しているので、この付着トナーが帯電を阻害する
傾向にあり、感光体表面移動速度とローラー形状帯電部
材表面移動速度を異ならせることにより、同一感光体表
面に対し実質的により多くのローラー表面を供給できる
ために帯電阻害に対し効果を得る。つまり、転写残トナ
ーが帯電部位に来たとき、感光体との付着力の小さいト
ナーは電界によって帯電部材の方へ移動し、帯電部材表
面の抵抗が局所的に変化するため、放電経路が遮断され
て感光体表面に電位がのりにくくなり、その結果帯電不
良を発生させるという問題点を効果的に解消する。
【0029】また、感光体表面とローラー表面に速度差
を設けた場合、互いの摺擦効果による感光体表面または
ローラー表面の磨耗あるいは汚染を防止するために、感
光体表面の接触角が90度以上の感光体が効果的であ
る。
を設けた場合、互いの摺擦効果による感光体表面または
ローラー表面の磨耗あるいは汚染を防止するために、感
光体表面の接触角が90度以上の感光体が効果的であ
る。
【0030】更に、転写部材としてローラーを用いる
と、転写材搬送部材も兼ねるため、装置の小型化が図
れ、またコロナ転写に比べて発生オゾン量が少ないの
で、本発明の画像形成方法に好適に用いられる。
と、転写材搬送部材も兼ねるため、装置の小型化が図
れ、またコロナ転写に比べて発生オゾン量が少ないの
で、本発明の画像形成方法に好適に用いられる。
【0031】帯電ローラーの材質は、例えば特開平1−
211799等公報に開示があるが、導電性基体には、
鉄、銅、ステンレス等の金属、カーボン分散樹脂、金属
あるいは金属酸化物分散樹脂等が用いられ、その形状と
しては、棒状及び板状等が使用できる。弾性ローラーの
構成としては、例えば導電性基体上に弾性層、導電層及
び抵抗層を設けたものが用いられる。弾性層は、クロロ
プレンゴム、イソプレンゴム、EPDMゴム、ポリウレ
タンゴム、エポキシゴム、ブチルゴム等のゴムまたはス
ポンジや、スチレン−ブタジエンサーモプラスチックエ
ラストマー、ポリウレタン系サーモプラスチックエラス
トマー、ポリエステル系サーモプラスチックエラストマ
ー及びエチレン−酢ビサーモプラスチックエラストマー
等のサーモプラスチックエラストマー等で形成すること
ができる。導電層は、体積抵抗率が107 Ω・cm以下
であることが好ましく、106 Ω・cm以下であること
がより好ましい。例えば、金属蒸着膜、導電性粒子分散
樹脂及び導電性樹脂等が用いられ、具体例としては、ア
ルミニウム、インジウム、ニッケル、銅及び鉄等の蒸着
膜、導電性粒子分散樹脂としては、カーボン、アルミニ
ウム、ニッケル及び酸化チタン等の導電性粒子をウレタ
ン、ポリエステル、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体及
びポリメタクリル酸メチル等の樹脂中に分散したもの等
が挙げられる。導電性樹脂としては、4級アンモニウム
塩含有ポリメタクリル酸メチル、ポリビニルアニリン、
ポリビニルピロール、ポリジアセチレン及びポリエチレ
ンイミン等が挙げられる。抵抗層は、例えば体積抵抗率
が106 〜1012Ω・cmの層であり、抵抗層には半導
性樹脂や導電性粒子分散絶縁樹脂等を用いることができ
る。半導性樹脂としては、エチルセルロース、ニトロセ
ルロース、メトキシメチル化ナイロン、エトキシメチル
化ナイロン、共重合ナイロン、ポリビニルヒドリン及び
カゼイン等の樹脂が挙げられる。導電性粒子分散樹脂と
しては、カーボン、アルミニウム、酸化インジウム、酸
化チタン等の導電性粒子をウレタン、ポリエステル、酢
酸ビニル−塩化ビニル共重合体及びポリメタクリル酸メ
チル等の絶縁性樹脂中に少量分散したもの等が挙げられ
る。
211799等公報に開示があるが、導電性基体には、
鉄、銅、ステンレス等の金属、カーボン分散樹脂、金属
あるいは金属酸化物分散樹脂等が用いられ、その形状と
しては、棒状及び板状等が使用できる。弾性ローラーの
構成としては、例えば導電性基体上に弾性層、導電層及
び抵抗層を設けたものが用いられる。弾性層は、クロロ
プレンゴム、イソプレンゴム、EPDMゴム、ポリウレ
タンゴム、エポキシゴム、ブチルゴム等のゴムまたはス
ポンジや、スチレン−ブタジエンサーモプラスチックエ
ラストマー、ポリウレタン系サーモプラスチックエラス
トマー、ポリエステル系サーモプラスチックエラストマ
ー及びエチレン−酢ビサーモプラスチックエラストマー
等のサーモプラスチックエラストマー等で形成すること
ができる。導電層は、体積抵抗率が107 Ω・cm以下
であることが好ましく、106 Ω・cm以下であること
がより好ましい。例えば、金属蒸着膜、導電性粒子分散
樹脂及び導電性樹脂等が用いられ、具体例としては、ア
ルミニウム、インジウム、ニッケル、銅及び鉄等の蒸着
膜、導電性粒子分散樹脂としては、カーボン、アルミニ
ウム、ニッケル及び酸化チタン等の導電性粒子をウレタ
ン、ポリエステル、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体及
びポリメタクリル酸メチル等の樹脂中に分散したもの等
が挙げられる。導電性樹脂としては、4級アンモニウム
塩含有ポリメタクリル酸メチル、ポリビニルアニリン、
ポリビニルピロール、ポリジアセチレン及びポリエチレ
ンイミン等が挙げられる。抵抗層は、例えば体積抵抗率
が106 〜1012Ω・cmの層であり、抵抗層には半導
性樹脂や導電性粒子分散絶縁樹脂等を用いることができ
る。半導性樹脂としては、エチルセルロース、ニトロセ
ルロース、メトキシメチル化ナイロン、エトキシメチル
化ナイロン、共重合ナイロン、ポリビニルヒドリン及び
カゼイン等の樹脂が挙げられる。導電性粒子分散樹脂と
しては、カーボン、アルミニウム、酸化インジウム、酸
化チタン等の導電性粒子をウレタン、ポリエステル、酢
酸ビニル−塩化ビニル共重合体及びポリメタクリル酸メ
チル等の絶縁性樹脂中に少量分散したもの等が挙げられ
る。
【0032】また、本発明に用いられる感光体として
は、感光体表面が高分子結着材を主体として構成された
ものが好ましい。例えば、セレン及びアモルファスシリ
コン等の無機感光体の上に樹脂を主体とした保護膜を設
けたもの、または機能分離型有機感光体の電荷輸送層と
して、電荷輸送材と樹脂からなる表面層を持つもの、更
にその上に上記のような保護層を設けたもの等がある。
このような表面層に離型性を付与する手段としては、
膜を構成する樹脂自体に表面エネルギーの低いものを用
いる、撥水や親油性を付与するような添加剤を加え
る。高い離型性を有する材料を粉体状にして分散す
る、等が挙げられる。の例としては、樹脂の構造中に
フッ素含有基及びシリコン含有基等を導入することによ
り達成する。としては、界面活性剤等を添加剤とすれ
ばよい。としては、フッ素原子を含む化合物、即ちポ
リ4フッ化エチレン、ポリフッ化ビニリデン及びフッ化
カーボン等の粉体が挙げられる。この中でも特にポリ4
フッ化エチレンが好適である。本発明においては、の
含フッ素樹脂等の潤滑性粉体の分散が好適である。
は、感光体表面が高分子結着材を主体として構成された
ものが好ましい。例えば、セレン及びアモルファスシリ
コン等の無機感光体の上に樹脂を主体とした保護膜を設
けたもの、または機能分離型有機感光体の電荷輸送層と
して、電荷輸送材と樹脂からなる表面層を持つもの、更
にその上に上記のような保護層を設けたもの等がある。
このような表面層に離型性を付与する手段としては、
膜を構成する樹脂自体に表面エネルギーの低いものを用
いる、撥水や親油性を付与するような添加剤を加え
る。高い離型性を有する材料を粉体状にして分散す
る、等が挙げられる。の例としては、樹脂の構造中に
フッ素含有基及びシリコン含有基等を導入することによ
り達成する。としては、界面活性剤等を添加剤とすれ
ばよい。としては、フッ素原子を含む化合物、即ちポ
リ4フッ化エチレン、ポリフッ化ビニリデン及びフッ化
カーボン等の粉体が挙げられる。この中でも特にポリ4
フッ化エチレンが好適である。本発明においては、の
含フッ素樹脂等の潤滑性粉体の分散が好適である。
【0033】これらの粉体を表面に含有させるために
は、結着樹脂中に該粉体を分散させた層を感光体最表面
に設けるか、あるいは、元々樹脂を主体として構成され
ている有機感光体であれば、新たに表面層を設けなくて
も、最上層に該粉体を分散させればよい。
は、結着樹脂中に該粉体を分散させた層を感光体最表面
に設けるか、あるいは、元々樹脂を主体として構成され
ている有機感光体であれば、新たに表面層を設けなくて
も、最上層に該粉体を分散させればよい。
【0034】該粉体の表面層の添加量は、表面層の固形
分総重量に対して1〜60重量%、更には2〜50重量
%が好ましい。1重量%より少ないと転写残余のトナー
が十分に減少せず、転写残トナーのクリーニング効率も
十分でなく、ゴースト防止効果が不十分であるばかり
か、感光体自体の耐摺擦性及びローラー寿命の低下を引
き起こし、60重量%を越えると膜の強度が低下した
り、感光体への入射光量が著しく低下したりするため、
好ましくない。また、該粉体の粒径については、画質の
面から、1μm以下が好ましく、0.5μm以下がより
好ましい。1μmより大きいと入射光の散乱によりライ
ンの切れが悪くなる傾向がある。
分総重量に対して1〜60重量%、更には2〜50重量
%が好ましい。1重量%より少ないと転写残余のトナー
が十分に減少せず、転写残トナーのクリーニング効率も
十分でなく、ゴースト防止効果が不十分であるばかり
か、感光体自体の耐摺擦性及びローラー寿命の低下を引
き起こし、60重量%を越えると膜の強度が低下した
り、感光体への入射光量が著しく低下したりするため、
好ましくない。また、該粉体の粒径については、画質の
面から、1μm以下が好ましく、0.5μm以下がより
好ましい。1μmより大きいと入射光の散乱によりライ
ンの切れが悪くなる傾向がある。
【0035】感光体表面移動速度とローラー形状帯電部
材の表面移動速度を異ならせる場合、好ましくは、感光
体とローラーの接触部における感光体表面移動速度を
V、ローラー表面移動速度をvとしたときに、v/Vの
絶対値が1.1以上、つまり110%以上であると帯電
性において安定した特性が得られる。
材の表面移動速度を異ならせる場合、好ましくは、感光
体とローラーの接触部における感光体表面移動速度を
V、ローラー表面移動速度をvとしたときに、v/Vの
絶対値が1.1以上、つまり110%以上であると帯電
性において安定した特性が得られる。
【0036】また、本発明に用いられる現像工程の好ま
しい例としては、現像剤と感光体表面が接触していると
いうことと、反転現像方法を用いるということである。
しい例としては、現像剤と感光体表面が接触していると
いうことと、反転現像方法を用いるということである。
【0037】二成分磁気ブラシ現像方法を用いる場合
は、そのキャリアとして、フェライト、マグネタイト及
び鉄粉、あるいはそれらをアクリル樹脂、シリコーン樹
脂及びフッ素樹脂等でコーティングしたものが用いられ
る。
は、そのキャリアとして、フェライト、マグネタイト及
び鉄粉、あるいはそれらをアクリル樹脂、シリコーン樹
脂及びフッ素樹脂等でコーティングしたものが用いられ
る。
【0038】このとき現像時あるいは現像前後の空白時
には、直流あるいは交流成分のバイアスを印加し、現像
と感光体上の残余のトナーを回収できるような電位に制
御される。このとき直流成分は、明部電位と暗部電位の
間に位置する。
には、直流あるいは交流成分のバイアスを印加し、現像
と感光体上の残余のトナーを回収できるような電位に制
御される。このとき直流成分は、明部電位と暗部電位の
間に位置する。
【0039】このときの重要因子は、現像工程前におけ
る感光体上のトナーの帯電極性及び帯電量である。例え
ばマイナス帯電性感光体及びマイナス帯電性トナーを用
いた場合、転写材の種類(厚み、抵抗及び誘電率等の違
い)と画像面積等の関係により、転写残トナーの極性が
プラスからマイナスまで変動するが、これらはマイナス
の直流電圧印加時には感光体帯電極性と同極性のマイナ
ス側に帯電される。
る感光体上のトナーの帯電極性及び帯電量である。例え
ばマイナス帯電性感光体及びマイナス帯電性トナーを用
いた場合、転写材の種類(厚み、抵抗及び誘電率等の違
い)と画像面積等の関係により、転写残トナーの極性が
プラスからマイナスまで変動するが、これらはマイナス
の直流電圧印加時には感光体帯電極性と同極性のマイナ
ス側に帯電される。
【0040】従って、トナーの現像されるべきではない
暗部電位部にはマイナスに帯電された転写残トナーは、
現像電界の関係上トナー担持体の方に引き寄せられてク
リーニングされるため、暗部電位をもつ感光体上にトナ
ーは残留しない。
暗部電位部にはマイナスに帯電された転写残トナーは、
現像電界の関係上トナー担持体の方に引き寄せられてク
リーニングされるため、暗部電位をもつ感光体上にトナ
ーは残留しない。
【0041】また、一成分現像剤として弾性ローラー表
面等にトナーをコーティングし、これを感光体表面と接
触させる方法も用いられる。このとき、トナーの磁性、
非磁性は問わず、ただトナーと感光体表面が接触してい
ることが重要となる。
面等にトナーをコーティングし、これを感光体表面と接
触させる方法も用いられる。このとき、トナーの磁性、
非磁性は問わず、ただトナーと感光体表面が接触してい
ることが重要となる。
【0042】このとき、トナーを介して感光体と感光体
表面に対向する弾性ローラー間に働く電界によって現像
と同時にクリーニングが行われるので、弾性ローラー表
面あるいは表面近傍が電位を持ち、感光体表面とトナー
担持体表面の狭い間隙で十分大きなクリーニング電界を
有する必要性がある。このため、弾性ローラーの弾性ゴ
ムが中抵抗領域に抵抗制御されて感光体表面との導通を
防ぎつつ電界を保つか、または導電性ローラーの表面層
に薄層の絶縁層を設けた導電性樹脂スリーブや、絶縁性
スリーブで感光体に対向しない側に導電層を設けた構成
も可能である。
表面に対向する弾性ローラー間に働く電界によって現像
と同時にクリーニングが行われるので、弾性ローラー表
面あるいは表面近傍が電位を持ち、感光体表面とトナー
担持体表面の狭い間隙で十分大きなクリーニング電界を
有する必要性がある。このため、弾性ローラーの弾性ゴ
ムが中抵抗領域に抵抗制御されて感光体表面との導通を
防ぎつつ電界を保つか、または導電性ローラーの表面層
に薄層の絶縁層を設けた導電性樹脂スリーブや、絶縁性
スリーブで感光体に対向しない側に導電層を設けた構成
も可能である。
【0043】一成分接触現像法を用いた場合、トナーを
担持するローラー表面は感光体と同方向に回転していて
もよいし、逆方向に回転していてもよい。トナー担持体
の回転が感光体と同方向である場合、該トナー担持体の
感光体の周速に対する周速比は100%以上が望まし
い。周速比が100%未満であると画像品質が悪くなっ
てしまい、一方周速比が高まれば高まるほど、現像部位
に供給されるトナーの量は多くなり、潜像に対してトナ
ーの脱着頻度が高くなり、不要な部分は掻き落とされ、
必要な部分には付与されるという繰り返しにより、潜像
に忠実な画像が得られる。
担持するローラー表面は感光体と同方向に回転していて
もよいし、逆方向に回転していてもよい。トナー担持体
の回転が感光体と同方向である場合、該トナー担持体の
感光体の周速に対する周速比は100%以上が望まし
い。周速比が100%未満であると画像品質が悪くなっ
てしまい、一方周速比が高まれば高まるほど、現像部位
に供給されるトナーの量は多くなり、潜像に対してトナ
ーの脱着頻度が高くなり、不要な部分は掻き落とされ、
必要な部分には付与されるという繰り返しにより、潜像
に忠実な画像が得られる。
【0044】現像同時クリーニングという観点からは、
感光体表面とトナーの付着部分を周速差により物理的に
引き剥がし、電界により回収するという効果も期待でき
ることから、感光体とトナー担持体との周速比は高いほ
ど好ましい。
感光体表面とトナーの付着部分を周速差により物理的に
引き剥がし、電界により回収するという効果も期待でき
ることから、感光体とトナー担持体との周速比は高いほ
ど好ましい。
【0045】また転写部材については、転写ローラーを
用いることにより転写材の搬送も兼ねるため、現像同時
クリーニングの最大の利点である装置の小型化を効果的
に実現することができる。
用いることにより転写材の搬送も兼ねるため、現像同時
クリーニングの最大の利点である装置の小型化を効果的
に実現することができる。
【0046】本発明のトナーに用いられる結着樹脂とし
ては、スチレン系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、フェノール樹脂及びエポキシ樹脂等のトナー用結着
樹脂として公知の広範な樹脂が単独あるいは複数種組み
合わせて使用可能である。
ては、スチレン系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、フェノール樹脂及びエポキシ樹脂等のトナー用結着
樹脂として公知の広範な樹脂が単独あるいは複数種組み
合わせて使用可能である。
【0047】着色剤としても、従来より知られている無
機及び有機の染料及び顔料が使用可能であり、例えばカ
ーボンブラック、アニリンブラック、アセチレンブラッ
ク、ナフトールイエロー、ハンザイエロー、ローダミン
レーキ、アリザリンレーキ、ベンガラ、フタロシアニン
ブルー及びインダンスレンブルー等が挙げられる。これ
らは通常、結着樹脂100重量部に対し0.5〜20重
量部使用される。
機及び有機の染料及び顔料が使用可能であり、例えばカ
ーボンブラック、アニリンブラック、アセチレンブラッ
ク、ナフトールイエロー、ハンザイエロー、ローダミン
レーキ、アリザリンレーキ、ベンガラ、フタロシアニン
ブルー及びインダンスレンブルー等が挙げられる。これ
らは通常、結着樹脂100重量部に対し0.5〜20重
量部使用される。
【0048】また、帯電制御の目的で、ニグロシン染
料、四級アンモニウム塩、サリチル酸系金属錯体及び金
属塩・アセチルアセトン等を用いることができる。
料、四級アンモニウム塩、サリチル酸系金属錯体及び金
属塩・アセチルアセトン等を用いることができる。
【0049】本発明に係るトナーを作成するには、公知
の方法が用いられるが、例えば、結着樹脂、ワックス、
金属塩ないしは金属錯体、着色剤としての顔料、染料、
または磁性体、必要に応じて荷電制御剤その他の添加剤
等をヘンシェルミキサー及びボールミル等の混合器によ
り十分混合してから、加熱ロール、ニーダー及びエクス
トルーダーの如き熱混練機を用いて溶融混練して樹脂類
をお互いに相溶せしめた中に金属化合物、顔料、染料ま
たは磁性体を分散または溶解せしめ、冷却固化後、粉砕
及び分級を行ってトナーを得ることができる。分級工程
においては生産効率上、多分割分級機を用いることが好
ましい。
の方法が用いられるが、例えば、結着樹脂、ワックス、
金属塩ないしは金属錯体、着色剤としての顔料、染料、
または磁性体、必要に応じて荷電制御剤その他の添加剤
等をヘンシェルミキサー及びボールミル等の混合器によ
り十分混合してから、加熱ロール、ニーダー及びエクス
トルーダーの如き熱混練機を用いて溶融混練して樹脂類
をお互いに相溶せしめた中に金属化合物、顔料、染料ま
たは磁性体を分散または溶解せしめ、冷却固化後、粉砕
及び分級を行ってトナーを得ることができる。分級工程
においては生産効率上、多分割分級機を用いることが好
ましい。
【0050】本発明に用いられるトナーの構成は、表面
上に無機微粉体を存在させることが好ましい。その効果
は、現像効率及び潜像再現性を向上させ、かぶりを減少
させることである。
上に無機微粉体を存在させることが好ましい。その効果
は、現像効率及び潜像再現性を向上させ、かぶりを減少
させることである。
【0051】本発明に用いる無機微粉体としては例えば
以下のようなものが用いられる。例えば、コロイダルシ
リカ、酸化チタン、酸化鉄、酸化アルミニウム、酸化マ
グネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸バリウム、
チタン酸ストロンチウム、チタン酸マグネシウム、酸化
セリウム及び酸化ジルコニウム等を使用できる。これら
のものは一種類あるいは二種類以上を混合して使用する
ことができる。
以下のようなものが用いられる。例えば、コロイダルシ
リカ、酸化チタン、酸化鉄、酸化アルミニウム、酸化マ
グネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸バリウム、
チタン酸ストロンチウム、チタン酸マグネシウム、酸化
セリウム及び酸化ジルコニウム等を使用できる。これら
のものは一種類あるいは二種類以上を混合して使用する
ことができる。
【0052】以下、本発明を実施例をもって説明する。
但し、本発明はこれに限定されない。
但し、本発明はこれに限定されない。
【0053】〔感光体製造例1〕感光体としては30
φ、254mmのアルミニウムシリンダーを支持体とし
た。これに、下記の層を順次浸漬塗布により積層して、
感光体を作成した。
φ、254mmのアルミニウムシリンダーを支持体とし
た。これに、下記の層を順次浸漬塗布により積層して、
感光体を作成した。
【0054】(1)導電性被覆層:酸化錫及び酸化チタ
ンの粉末をフェノール樹脂に分散したものを主体とす
る。膜厚15μm。
ンの粉末をフェノール樹脂に分散したものを主体とす
る。膜厚15μm。
【0055】(2)下引き層:変性ナイロン及び共重合
ナイロンを主体とする。膜厚0.6μm。
ナイロンを主体とする。膜厚0.6μm。
【0056】(3)電荷発生層:長波長域に吸収を持つ
アゾ顔料をブチラール樹脂に分散したものを主体とす
る。膜厚0.6μm。
アゾ顔料をブチラール樹脂に分散したものを主体とす
る。膜厚0.6μm。
【0057】(4)電荷輸送層:ホール搬送性ヒドラゾ
ン化合物をポリカーボネート樹脂(オストワルド粘度法
による分子量2万)に8:10の重量比で溶解したもの
を主体とし、更にポリ4フッ化エチレン粉体(粒径0.
2μm)を総固形分に対して9重量%添加し、均一に分
散した。膜厚25μm。水に対する接触角は96度であ
った。
ン化合物をポリカーボネート樹脂(オストワルド粘度法
による分子量2万)に8:10の重量比で溶解したもの
を主体とし、更にポリ4フッ化エチレン粉体(粒径0.
2μm)を総固形分に対して9重量%添加し、均一に分
散した。膜厚25μm。水に対する接触角は96度であ
った。
【0058】なお、接触角の測定は純水を用い、装置は
協和界面科学(株)製接触角計CA−DS型を用いた。
協和界面科学(株)製接触角計CA−DS型を用いた。
【0059】〔感光体製造例2〕感光体は、電荷発生層
までは感光体製造例1に準じて作成した。電荷輸送層
は、ホール搬送性ヒドラゾン化合物をポリカーボネート
樹脂に10:10の重量比で溶解したものを用いた。膜
厚20μm。更にその上に保護層として、同じ材料を
5:10の重量比で溶解した液にポリ4フッ化エチレン
粉体(粒径0.1μm)を総固形分に対して30重量%
添加し、均一に分散したものを用い、電荷輸送層の上に
スプレーコートした。膜厚4μm。水に対する接触角は
100度であった。
までは感光体製造例1に準じて作成した。電荷輸送層
は、ホール搬送性ヒドラゾン化合物をポリカーボネート
樹脂に10:10の重量比で溶解したものを用いた。膜
厚20μm。更にその上に保護層として、同じ材料を
5:10の重量比で溶解した液にポリ4フッ化エチレン
粉体(粒径0.1μm)を総固形分に対して30重量%
添加し、均一に分散したものを用い、電荷輸送層の上に
スプレーコートした。膜厚4μm。水に対する接触角は
100度であった。
【0060】〔感光体製造例3〕感光体製造例1でポリ
4フッ化エチレン粉体を添加しないで同様に感光体を作
成した。水に対する接触角は74度であった。 〔トナー製造例〕
4フッ化エチレン粉体を添加しないで同様に感光体を作
成した。水に対する接触角は74度であった。 〔トナー製造例〕
【0061】 ポリエステル樹脂 89重量部 サリチル酸誘導体金属塩 2重量部 カーボンブラック 5重量部 ポリオレフィン 4重量部
【0062】上記材料を乾式混合した後に、140℃に
設定した2軸混練押出機にて混練した。得られた混練物
を冷却し、気流式粉砕機により微粉砕した後に多分割分
級機により分級して粒度分布の調整されたトナー分級品
を得た。
設定した2軸混練押出機にて混練した。得られた混練物
を冷却し、気流式粉砕機により微粉砕した後に多分割分
級機により分級して粒度分布の調整されたトナー分級品
を得た。
【0063】このトナー分級品100重量部に更にシリ
コーンオイルにて処理された疎水性シリカ1.6重量部
を外添することにより、平均粒径8.5μmのトナー組
成物を得た。
コーンオイルにて処理された疎水性シリカ1.6重量部
を外添することにより、平均粒径8.5μmのトナー組
成物を得た。
【0064】(実施例1)電子写真装置としてレーザー
ビームプリンタ(キヤノン製:LBP−860)を用い
た。概略を図1に示す。また、プロセススピードは47
mm/sである。
ビームプリンタ(キヤノン製:LBP−860)を用い
た。概略を図1に示す。また、プロセススピードは47
mm/sである。
【0065】プロセスカートリッジとしては、帯電ロー
ラー101、現像器102、クリーニングブレード、感
光体106を備えているものを用いた。
ラー101、現像器102、クリーニングブレード、感
光体106を備えているものを用いた。
【0066】このプロセスカートリッジのクリーニング
ゴムブレードを取りはずし、更にプロセスカートリッジ
における現像部分を改造した。トナー供給体である金属
スリーブの代わりに発泡ウレタンからなる中抵抗ゴムロ
ーラー(φ16mm)104をトナー担持体とし、これ
を感光体に当接した。トナー担持体にトナーを塗布する
手段として、現像部分に塗布ローラー105を設け、該
塗布ローラーをトナー担持体に当接させた。更に、該ト
ナー担持体上トナーのコート層厚の制御のために樹脂を
コートしたステンレス製ブレード103を取付けた。ト
ナー担持体の回転方向が感光体との接触部分において感
光体と同方向であり、回転周速が該感光体回転周速に対
し140%となるように駆動した。図1中、107は転
写ローラー、108は転写材である。
ゴムブレードを取りはずし、更にプロセスカートリッジ
における現像部分を改造した。トナー供給体である金属
スリーブの代わりに発泡ウレタンからなる中抵抗ゴムロ
ーラー(φ16mm)104をトナー担持体とし、これ
を感光体に当接した。トナー担持体にトナーを塗布する
手段として、現像部分に塗布ローラー105を設け、該
塗布ローラーをトナー担持体に当接させた。更に、該ト
ナー担持体上トナーのコート層厚の制御のために樹脂を
コートしたステンレス製ブレード103を取付けた。ト
ナー担持体の回転方向が感光体との接触部分において感
光体と同方向であり、回転周速が該感光体回転周速に対
し140%となるように駆動した。図1中、107は転
写ローラー、108は転写材である。
【0067】更に、帯電ローラーを外部駆動により、回
転速度を所望の速度にできるようにし、帯電ローラーの
移動方向を感光体との接触部分において感光体移動方向
と同方向とし、表面移動速度を感光体表面移動速度の1
50%とした。
転速度を所望の速度にできるようにし、帯電ローラーの
移動方向を感光体との接触部分において感光体移動方向
と同方向とし、表面移動速度を感光体表面移動速度の1
50%とした。
【0068】感光体は感光体製造例1によって作成され
たものを用い、現像剤はトナー製造例によって得られた
ものを用いた。
たものを用い、現像剤はトナー製造例によって得られた
ものを用いた。
【0069】これらのプロセスカートリッジの改造に適
合するよう電子写真装置に改造及びプロセス条件設定を
行った。なお、印加方法は−1300Vの直流印加で行
った。このときの感光体帯電電位は暗部電位は−680
V、明部電位は−100Vであった。また、現像時の印
加電圧を直流成分(−350V)のみとした。
合するよう電子写真装置に改造及びプロセス条件設定を
行った。なお、印加方法は−1300Vの直流印加で行
った。このときの感光体帯電電位は暗部電位は−680
V、明部電位は−100Vであった。また、現像時の印
加電圧を直流成分(−350V)のみとした。
【0070】このカートリッジを用いて23℃、65%
の環境で10000枚の耐久試験を行い、初期、100
0枚、5000枚及び10000枚耐久時に帯電不良に
基づくベタ白上の汚れ及び感光体帯電電位を評価した。
ベタ白上の汚れについては、最も汚れの目立つ部分と未
通紙の紙を基準にした反射濃度差によって表した。汚れ
は反射式濃度計(TOKYO DENSHOKU C
O.,LTD製REFLECTOMETER ODEL
TC−6DS)を用いて測定(プリント後の汚れ部反
射濃度最悪値をDs、プリント前の用紙の反射濃度平均
値をDrとした時のDs−Drをベタ白汚れ量とした)
した。
の環境で10000枚の耐久試験を行い、初期、100
0枚、5000枚及び10000枚耐久時に帯電不良に
基づくベタ白上の汚れ及び感光体帯電電位を評価した。
ベタ白上の汚れについては、最も汚れの目立つ部分と未
通紙の紙を基準にした反射濃度差によって表した。汚れ
は反射式濃度計(TOKYO DENSHOKU C
O.,LTD製REFLECTOMETER ODEL
TC−6DS)を用いて測定(プリント後の汚れ部反
射濃度最悪値をDs、プリント前の用紙の反射濃度平均
値をDrとした時のDs−Drをベタ白汚れ量とした)
した。
【0071】ゴースト画像評価は、図2に示すような感
光体一周分だけ黒白の帯を出力したのち、1ドット横線
と2ドット分の空白により形成されるハーフトーンを出
力するパターンを用いた。転写材としては75g/m2
の普通紙を用いた。評価方法は、1枚のプリント画像の
うち感光体2周目で、1周目で黒画像形成された場所
(黒印字部)とされない場所(非画像部)でのマクベス
反射濃度計により測定された反射濃度の差をとることに
よった。つまり、次式によった。
光体一周分だけ黒白の帯を出力したのち、1ドット横線
と2ドット分の空白により形成されるハーフトーンを出
力するパターンを用いた。転写材としては75g/m2
の普通紙を用いた。評価方法は、1枚のプリント画像の
うち感光体2周目で、1周目で黒画像形成された場所
(黒印字部)とされない場所(非画像部)でのマクベス
反射濃度計により測定された反射濃度の差をとることに
よった。つまり、次式によった。
【0072】反射濃度差=反射濃度(像形成された場
所)−反射濃度(像形成されない場所) 反射濃度差が小さい程ゴーストのレベルはよい。
所)−反射濃度(像形成されない場所) 反射濃度差が小さい程ゴーストのレベルはよい。
【0073】ベタ白汚れについての評価結果は表2に挙
げた。感光体帯電特性については表3に挙げた。また、
ゴースト評価については表4に挙げた。
げた。感光体帯電特性については表3に挙げた。また、
ゴースト評価については表4に挙げた。
【0074】各特性をまとめた結果を表1に示す。
【0075】初期、1000枚、5000枚及び100
00枚時のベタ白上のよごれについては、帯電不良に基
づくものはなく、かぶりであった。更に、帯電電位も試
験を通じて良好なレベルであった。また、ゴーストも問
題なかった。
00枚時のベタ白上のよごれについては、帯電不良に基
づくものはなく、かぶりであった。更に、帯電電位も試
験を通じて良好なレベルであった。また、ゴーストも問
題なかった。
【0076】(実施例2)帯電ローラーを外部駆動によ
り、帯電ローラーの移動方向を感光体との接触部分にお
いて感光体移動方向と同方向とし、表面移動速度を感光
体表面移動速度の120%とした以外は実施例1と同様
の試験を行った。
り、帯電ローラーの移動方向を感光体との接触部分にお
いて感光体移動方向と同方向とし、表面移動速度を感光
体表面移動速度の120%とした以外は実施例1と同様
の試験を行った。
【0077】感光体帯電電位について実施例1よりも若
干劣るものの、汚れもなく良好なレベルである。
干劣るものの、汚れもなく良好なレベルである。
【0078】(実施例3)感光体は感光体製造例2によ
って作成されたものを用いた以外は実施例1と同様の試
験を行ったところ、実施例1と同様に非常に良好な結果
を得た。
って作成されたものを用いた以外は実施例1と同様の試
験を行ったところ、実施例1と同様に非常に良好な結果
を得た。
【0079】(実施例4)帯電ローラーを外部駆動によ
り、帯電ローラーの移動方向を感光体との接触部分にお
いて感光体移動方向と同方向とし、表面移動速度を感光
体表面移動速度の120%とした以外は実施例3と同様
の試験を行ったところ、非常に良好な結果を得た。
り、帯電ローラーの移動方向を感光体との接触部分にお
いて感光体移動方向と同方向とし、表面移動速度を感光
体表面移動速度の120%とした以外は実施例3と同様
の試験を行ったところ、非常に良好な結果を得た。
【0080】(比較例1)感光体は感光体製造例3によ
って作成されたものを用いた以外は実施例1と同様の試
験を行ったところ、初期ゴースト、ベタ白汚れ、感光体
帯電性につき実施例より劣る結果を得た。特にベタ白汚
れが進むと同時に、感光体電位の振れ幅が極端に大きく
なった。
って作成されたものを用いた以外は実施例1と同様の試
験を行ったところ、初期ゴースト、ベタ白汚れ、感光体
帯電性につき実施例より劣る結果を得た。特にベタ白汚
れが進むと同時に、感光体電位の振れ幅が極端に大きく
なった。
【0081】(比較例2)感光体は感光体製造例3によ
って作成されたものを用い、帯電ローラーを外部駆動に
より、帯電ローラーの移動方向を感光体との接触部分に
おいて感光体移動方向と同方向とし、表面移動速度を感
光体表面移動速度の100%とした以外は実施例1と同
様の試験を行ったところ、初期ゴースト、ベタ白汚れ、
感光体帯電性につき実施例より劣る結果を得た。特にベ
タ白汚れ、感光体帯電性につき劣悪な結果を得た。特に
ベタ白汚れが進むと同時に、感光体電位の振れ幅が極端
に大きくなったため、1000枚で試験を終了した。
って作成されたものを用い、帯電ローラーを外部駆動に
より、帯電ローラーの移動方向を感光体との接触部分に
おいて感光体移動方向と同方向とし、表面移動速度を感
光体表面移動速度の100%とした以外は実施例1と同
様の試験を行ったところ、初期ゴースト、ベタ白汚れ、
感光体帯電性につき実施例より劣る結果を得た。特にベ
タ白汚れ、感光体帯電性につき劣悪な結果を得た。特に
ベタ白汚れが進むと同時に、感光体電位の振れ幅が極端
に大きくなったため、1000枚で試験を終了した。
【0082】(比較例3)感光体は感光体製造例3によ
って作成されたものを用い、帯電ローラーを外部駆動に
より、帯電ローラーの移動方向を感光体との接触部分に
おいて感光体移動方向と同方向とし、表面移動速度を感
光体表面移動速度の120%とした以外は実施例1と同
様の試験を行ったところ、初期ゴースト、ベタ白汚れ、
感光体帯電性につき実施例より劣る結果を得た。特にベ
タ白汚れ、感光体帯電性につき劣悪な結果を得た。特に
ベタ白汚れが進むと同時に、感光体電位の振れ幅が極端
に大きくなったため、5000枚で試験を終了した。
って作成されたものを用い、帯電ローラーを外部駆動に
より、帯電ローラーの移動方向を感光体との接触部分に
おいて感光体移動方向と同方向とし、表面移動速度を感
光体表面移動速度の120%とした以外は実施例1と同
様の試験を行ったところ、初期ゴースト、ベタ白汚れ、
感光体帯電性につき実施例より劣る結果を得た。特にベ
タ白汚れ、感光体帯電性につき劣悪な結果を得た。特に
ベタ白汚れが進むと同時に、感光体電位の振れ幅が極端
に大きくなったため、5000枚で試験を終了した。
【0083】
【表1】
【0084】
【表2】
【0085】
【表3】
【0086】
【表4】
【0087】
【発明の効果】以上の例から明らかなように、本発明の
画像形成方法を用いれば、装置の小型化、パーコピーコ
ストの低減を図りつつ、帯電不良のない高品位な画像を
安定して供給することができる。
画像形成方法を用いれば、装置の小型化、パーコピーコ
ストの低減を図りつつ、帯電不良のない高品位な画像を
安定して供給することができる。
【図1】実施例1に用いたレーザービームプリンタの概
略図である。
略図である。
【図2】ゴースト評価パターンの概略図である。
101 帯電ローラー 102 現像器 103 トナー規制ブレード 104 現像ローラー 105 トナー塗布ローラー 106 感光体 107 転写ローラー 108 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 感光体に接触し感光体表面移動に従い回
転するローラー形状部材により該感光体を帯電し、像露
光によって該感光体上に静電潜像を形成し、該静電潜像
をトナーで現像する工程、及び転写材を介し該感光体に
当接して転写を行う転写部材を用いた転写工程を有し、
該転写工程の後に該感光体上に残余するトナーを現像工
程により回収する画像形成方法において、感光体表面の
水に対する接触角が90度以上であり、ローラー形状部
材表面移動速度と感光体表面移動速度が、該ローラー形
状部材と該感光体との接触部において異なることを特徴
とする画像形成方法。 - 【請求項2】 該ローラー形状部材表面移動速度が、該
ローラー形状部材と該感光体との接触部において該感光
体表面移動速度の110%以上である請求項1記載の画
像形成方法。 - 【請求項3】 ローラー形状部材表面移動方向と感光体
表面移動方向が、該ローラー形状部材と該感光体の接触
部において同方向である請求項2記載の画像形成方法。 - 【請求項4】 該転写部材がローラーである請求項1乃
至3のいずれか記載の画像形成方法。 - 【請求項5】 該感光体の支持体より最も離れた層が、
フッ素原子を含む潤滑性粉体を含有することにより、該
感光体表面の水に対する接触角が90度以上である請求
項1乃至4のいずれか記載の画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9040914A JPH10239885A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9040914A JPH10239885A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10239885A true JPH10239885A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12593779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9040914A Pending JPH10239885A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10239885A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006178416A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-07-06 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成方法及び画像形成装置 |
-
1997
- 1997-02-25 JP JP9040914A patent/JPH10239885A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006178416A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-07-06 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成方法及び画像形成装置 |
JP4604960B2 (ja) * | 2004-11-26 | 2011-01-05 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成方法及び画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040405 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040615 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041014 |