JPH10239544A - 光導波路素子及び光導波路素子の製造方法 - Google Patents

光導波路素子及び光導波路素子の製造方法

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JPH10239544A
JPH10239544A JP9359234A JP35923497A JPH10239544A JP H10239544 A JPH10239544 A JP H10239544A JP 9359234 A JP9359234 A JP 9359234A JP 35923497 A JP35923497 A JP 35923497A JP H10239544 A JPH10239544 A JP H10239544A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ビームのモード形状が小さい光ファイバに対
する結合損失を小さくして、光学素子の損失不良をなく
す。 【解決手段】LiNbO3 基板26にTiの拡散による
光導波路が形成された光ICチップにおいて、LiNb
3 基板26の表面のうち、Ti拡散部分に対応する表
面に段差80(Ti膜の酸化反応に伴う段差)を有し、
かつ、該段差80の両方の側端部分80aの高さTsを
中央部分80bの高さTcよりも高くして、前記側端部
分80aが中央部分80bよりも盛り上がった形状にし
て構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路素子及び
光導波路の製造方法に関し、特に、LiNbO3基板に
Tiの拡散による光導波路(Ti拡散型LiNbO3
波路)が形成された光導波路素子及び光導波路素子の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光導波路は、放射を一定領域に
閉じ込め、そのエネルギの流れを経路の軸に平行に案内
して伝搬させる機能を有する。そのため、現在では、光
ファイバケーブルで代表される光の導波線路を光導波路
に変えることによって、光学部品の小型化を図るように
している。
【0003】前記光導波路としては、例えばGaAs
系、InP系の半導体導波路、Si上に酸化膜を形成し
たり、ガラス基板を用いる誘電体(ガラス)導波路、L
iNbO3 やLiTaO3 結晶で構成した強誘電体結晶
導波路がある。
【0004】特に、光導波路型変調器等のように、光導
波路を伝送する光ビームに電極を通じて情報を乗せるよ
うな光学素子としては、優れた電気光学特性を有するL
iNbO3 結晶にTiを拡散させたTi拡散型LiNb
3 導波路が用いられる。
【0005】このTi拡散型LiNbO3 導波路は、通
常、図13に示すように、LiNbO3 基板100上に
厚さ数100Åの金属Ti膜102を形成し、1000
℃程度の温度で4〜10時間の熱拡散を経て作製され
る。
【0006】そして、前記Ti拡散型LiNbO3 導波
路は、図14に示すように、熱拡散によって生じるLi
NbO3 基板100上のTi拡散部分における段差10
4が小さく、しかも、該段差104の表面がなめらかで
あることが、特性上、良いとされ、段差104の表面に
起伏のある(一般に表面荒れと称している)ものは、光
ビームの伝搬損失を増大させるため、好ましくないと考
えられていた。
【0007】そこで、従来では、前記表面荒れを防止す
るために、Ti拡散中に水蒸気を導入したり、Liを含
む粉末(例えばLiNbO3 の粉末)を拡散炉内に配置
したりすることが行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光導波路の
損失は、前記伝搬損失と光ファイバの光モードとの結合
損失との組合せで決定される。ここで、前記結合損失と
は、光導波路を伝送する光ビームのモード形状(光導波
路における光軸と直交する面についての光ビームの形
状)と光ファイバを伝送する光ビームのモード形状(光
ファイバにおける光軸と直交する面についてのコア形
状)との比で表され、この比が1よりも大きいあるいは
小さくなるほど結合損失は大きくなる。
【0009】前記LiNbO3 基板100の表面形状が
なめらかな光導波路は、図14に示すように、Ti拡散
部分における段差104の高さ分布が均一となってお
り、また、Tiの拡散分布についての光軸と直交する面
の形状、即ち、光導波路を伝搬する光ビームのモード形
状BSはほぼ円形とされている。これは、表面がなめら
かであることによって、Tiの拡散がほぼ等方的に行わ
れるからと考えられる。
【0010】前記光導波路は、光の振動面(偏波面)を
ランダムに変えて伝搬させる一般的な光ファイバに対す
る結合損失は小さいのであるが、前記偏波面を一定の方
向に保ちながら光ビームを伝搬させる偏波面保存ファイ
バ(polarization-maintaining fiber)の中で、光ビー
ムのモード形状が円形でない光ファイバに対する結合損
失は大きくなる。特に、光ビームのモード形状における
アスペクト比が1でない光ファイバ、例えばコア形状が
楕円形状の光ファイバに対する結合損失は非常に大きな
ものとなる。
【0011】偏波面保存ファイバを用いて光学部品を作
製する場合においては、該光学部品の光学特性(デバイ
ス特性)に前記結合損失が大きく影響するため、多少の
伝搬損失を犠牲にしてでも結合損失を小さくする必要が
ある。
【0012】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、光ビームのモード形状が楕円状の光ファ
イバに対する結合損失を小さくすることができ、光学素
子の損失不良をなくすことができる光導波路素子及び光
導波路素子の製造方法を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明の他の目的は、光導波路変調
器等の光学部品に使用される偏波面保存ファイバに対す
る結合損失を小さくすることができ、前記光導波路変調
器等を搭載した光学電子機器の性能向上を実現させるこ
とができる光導波路素子及び光導波路素子の製造方法を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る光導波路素子は、LiNbO3 基板にTiの拡散に
よる光導波路が形成された光導波路素子において、前記
光導波路の少なくとも一方の側端部分を前記光導波路の
中央部分よりも盛り上げて構成する。
【0015】これにより、LiNbO3 基板のうち、T
i拡散部分における段差の高さ分布は不均一となる。具
体的には、Ti拡散部分の段差における少なくとも一方
の側端部分が中央部分よりも盛り上がった状態とされ、
この場合、Tiの拡散分布が前記盛り上がり部分の存在
によって異方的となり、Tiの拡散分布についての光軸
と直交する面の形状、即ち、光導波路を伝搬する光ビー
ムのアスペクト比を変えることが可能となる。
【0016】しかも、前記側端部分の盛り上がりを制御
したり、Ti拡散源であるTi膜の幅を適宜選定するこ
とによって、所望のアスペクト比を有するモード形状を
得ることができる。
【0017】このように、本発明に係る光導波路素子に
おいては、光ビームのアスペクト比の変わった光ファイ
バに対する結合損失を小さくすることができ、光学素子
の損失不良をなくすことができる。これは、光学素子の
歩留まりの向上につながり、光学素子を搭載した光学電
子機器等の生産性の向上に寄与させることができる。
【0018】次に、請求項2記載の光導波路素子は、L
iNbO3 基板にTiの拡散による光導波路が形成され
た光導波路素子において、前記Tiの拡散分布が、前記
光導波路に光学的に結合される偏波面保存ファイバとほ
ぼ同じアスペクト比を有して構成する。この場合、前記
偏波面保存ファイバのコア断面形状が楕円形状であって
もよい(請求項3記載の発明)。
【0019】前記請求項2又は3記載の発明に係る光導
波路素子においては、光導波路変調器等の光学部品に使
用される偏波面保存ファイバに対する結合損失を小さく
することができ、前記光導波路変調器等を搭載した光学
電子機器の性能向上を実現させることができる。
【0020】次に、請求項4記載の光導波路素子の製造
方法は、LiNbO3 基板上にTi膜を形成する膜形成
工程と、前記Ti膜が形成された前記LiNbO3 基板
を熱処理して、LiNbO3 基板にTiを拡散させる熱
拡散工程を含み、前記LiNbO3 基板への前記Tiの
拡散が完了する前に前記熱拡散工程を終了することを特
徴とする。
【0021】これにより、TiのLiNbO3 基板への
拡散を途中で止めるような状態で光導波路が形成される
ことになる。この場合、光導波路の中央にTiの拡散残
りができる程度で拡散工程が終了することとなるため、
光導波路の中央における表面屈折率を上げることがで
き、LiNbO3 基板と光導波路の屈折率差を大きくと
ることができる。
【0022】その結果、Tiの拡散分布についての光軸
と直交する面の形状、即ち、光導波路を伝搬する光ビー
ムの基板方向のモード形状を小さくすることが可能とな
り、しかも、Tiの拡散源であるTi膜の幅を適宜選定
したり、熱拡散工程の終了時点を適宜選定することによ
って、所望のアスペクト比を有するモード形状を得るこ
とができ、偏波面保存ファイバの光ビームのモード形状
に光導波路の光ビームのモード形状をより近づけること
ができる。
【0023】このように、本発明に係る光導波路素子の
製造方法においては、光ビームのアスペクト比の異なる
光ファイバに対する結合損失を小さくすることができ、
光学素子の損失不良をなくすことができる。これは、光
学素子の歩留まりの向上につながり、光学素子を搭載し
た光学電子機器等の生産性の向上に寄与させることがで
きる。また、光導波路変調器等の光学部品に使用される
偏波面保存ファイバに対する結合損失を小さくすること
ができ、前記光導波路変調器等を搭載した光学電子機器
の性能向上を実現させることができる。
【0024】そして、前記方法において、前記熱拡散工
程の終了時点の決定を、拡散時間を制御することによっ
て行うようにしてもよい(請求項5記載の発明)。この
場合、熱処理雰囲気の温度を制御しながら行ってもよい
(請求項6記載の発明)。
【0025】特に、前記熱処理を酸化雰囲気で行う場合
においては、前記熱酸化工程の終了を、前記Ti膜の酸
化に伴う高さ方向への成長期間内であって、かつ、前記
Ti膜の側端部分における成長高さが、該Ti膜の中央
部分の成長高さよりも高い時点とすることが好ましい
(請求項7記載の発明)。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光導波路素子
及び光導波路素子の製造方法を例えばクローズドループ
方式の位相変調形光ファイバジャイロに搭載される光I
Cチップに適用した実施の形態例(以下、実施の形態に
係る光ICチップと記す)を図1〜図12を参照しなが
ら説明する。
【0027】本実施の形態に係る光導波路素子が搭載さ
れる光ファイバジャイロは、図1に示すように、長尺の
光ファイバ10(断面楕円形状のコアを有する偏波面保
存ファイバ)が所定ターン巻回されてなるファイバコイ
ル12と、光源14から導出された光ファイバ16と光
検出器18に通じる光ファイバ20とを光学的に結合す
るカプラ22と、前記ファイバコイル12と前記カプラ
22間に配された光ICチップ24を有している。この
光ICチップ24は、例えばLiNbO3 基板26に所
定形状の光導波路28(例えば、Y字光導波路)が形成
されて構成され、該光導波路28上には位相変調器30
と偏光子32とがマウントされている。上記光源14と
しては、例えばスーパルミネッセントダイオード(SL
D)を用いることができる。
【0028】この場合、ファイバコイル12から導出さ
れた光ファイバ10の2つの端部は、光ICチップ24
との接合方向を規制する第1のアレイ34に固着され、
また、カプラ22から導出された光ファイバの1つの端
部(光源14から導出された光ファイバ16の端部)
は、光ICチップ24との接合方向を規制する第2のア
レイ36に固着され、これら第1及び第2のアレイ34
及び36を通じて上記各光ファイバ10及び16のそれ
ぞれの端部が光ICチップ24と光学的に結合されるよ
うになっている。
【0029】具体的には、図2Aに示すように、上記第
1のアレイ34は、一主面に少なくとも一方の端面に向
かって延びる2本の例えばV字溝(図示せず)が形成さ
れた基板34Aと、該基板34Aの前記V字溝を塞ぐた
めの蓋基板34Bとで構成されている。上記2本のV字
溝は、その間隔が光ICチップ24の光導波路28にお
ける2本の分岐路の光軸に合致する間隔と同じにされて
いる。
【0030】前記第1のアレイ34を組み立てる場合
は、まず、上記基板34AのV字溝に光ファイバ10の
2本の端部を這わせた後、光ファイバ10の偏波保存面
を光導波路28を伝搬する光の偏波面の方向に合わせる
(例えばコア断面の長軸方向を例えば水平方向に合わせ
る)。その後、上方から蓋基板34Bを被せて接着剤に
て両者を接着し、上記第1のアレイ34の端面中、光フ
ァイバ10の自由端側の端面34aを研磨することによ
って光ファイバ10への第1のアレイ34の固着作業が
終了する。
【0031】第2のアレイ36は、一主面に少なくとも
一方の端面に向かって延びる1本のV字溝(図示せず)
が形成された基板36Aと、該基板36Aの前記V字溝
を塞ぐための蓋基板36Bとで構成されている。そし
て、この第2のアレイ36を組み立てる場合は、まず、
上記基板36AのV字溝に光ファイバ16の1本の端部
を這わせた後、光ファイバ16の偏波保存面を光導波路
28を伝搬する光の偏波面の方向に合わせる(例えばコ
ア断面の長軸方向を例えば水平方向に合わせる)。その
後、その上方から蓋基板36Bを被せて接着剤にて接着
し、第2のアレイ36の端面中、光ファイバ16の自由
端側の端面36aを研磨することによって光ファイバ1
6への第2のアレイ36の固着作業が終了する。
【0032】一方、光ICチップ24は、以下のように
して作製される。即ち、まず、例えばウェーハ(例え
ば、LiNbO3 基板26)の一主面(機能面)に、所
定形状の光導波路28(図1参照)を形成すると同時
に、該光導波路28上に偏光子32及び位相変調器30
(図1参照)を形成して1枚のウェーハ上に多数の光I
Cパターンを形成する。
【0033】その後、数個の光ICパターンを1組とし
て、ウェーハから組単位に光ICパターンを切り出す
(切断工程)。その後、各組の端面、特に上記第1及び
第2のアレイ34及び36が接合される端面a及びb
(図2A参照)を研磨処理する(研磨工程)。その後、
各組から各々光ICパターンを切断して多数の光ICチ
ップ24に分離する(チップ切断工程)。個々に分離さ
れた一つの光ICチップ24が光ファイバジャイロの光
集積回路として使用されることとなる。
【0034】そして、図2Aに示すように、1つの光I
Cチップ24に対して、すでに光ファイバ10及び16
が固着された第1及び第2のアレイ34及び36がそれ
ぞれ接合される。光ICチップ24の両端面a及びbの
うち、偏光子32近傍の端面aに第2のアレイ36が、
位相変調器30近傍の端面bに第1のアレイ34が光軸
を合わせてそれぞれ接合される。
【0035】各アレイ34及び36の接合においては、
光出力が最も強くなるようにXYZの直交3軸方向と2
芯の回転方向の光軸調整がとられながら接合(この場
合、接着剤による接着)が行われる。
【0036】このようにして、図1に示すように、光I
Cチップ24を搭載した光ファイバジャイロが作製され
ることになる。
【0037】ここで、図3〜図7の製造工程図を参照し
ながら光ICチップ24の製造方法、特に光ICパター
ンの製造方法についての一具体例を説明する。この図3
〜図7で示す製造工程図は、光ICチップ24のうち、
偏光子32(図1参照)が形成されている領域Z1と、
位相変調器30(同じく図1参照)が形成されている領
域Z2と、アライメントマーク(図1では図示せず)が
形成されている領域Z3の製造過程を示すものである。
【0038】まず、図3Aに示すように、LiNbO3
基板26を洗浄処理する。
【0039】その後、図3B示すように、LiNbO3
基板26上にフォトレジストを塗布してフォトレジスト
膜50とする。
【0040】その後、図3Cに示すように、フォトレジ
スト膜50を露光、現像処理して、後に光導波路が形成
される部分とアライメントマークが形成される部分に開
口(窓を含む)50aを形成する。
【0041】次に、図4Aに示すように、フォトレジス
ト膜50の開口50aを含む全面にTi膜52を形成す
る。
【0042】その後、図4Bに示すように、LiNbO
3 基板26上のフォトレジスト膜50をリフトオフ処理
して、該フォトレジスト膜50上に形成されていたTi
膜52をフォトレジスト膜50と共に除去する。この時
点で、光導波路が形成される部分とアライメントマーク
が形成される部分のみにTi膜52が残される。
【0043】その後、図4Cに示すように、LiNbO
3 基板26を熱拡散炉に投入して、熱処理を行う。この
熱処理にてTi膜52が酸化されることによって、Li
NbO3 基板26内にTiが拡散され、LiNbO3
板26にTiの拡散による光導波路28が形成されると
同時に、アライメントマークとなる部分にTi拡散領域
54が形成される。
【0044】その後、図5Aに示すように、前記Ti拡
散領域54上にCr層56を形成する。このCr層56
の形成によってアライメントマークが可視化され、位置
決めのための光学的検出が可能となる。
【0045】その後、図5Bに示すように、光導波路2
8上のうち、後に偏光子が形成される部分に、偏光子の
バッファ層となる酸化物膜58を形成する。
【0046】その後、図5Cに示すように、前記酸化物
膜58上に、Al膜60を形成する。
【0047】その後、図6Aに示すように、LiNbO
3 基板26上にフォトレジストを塗布し、フォトレジス
ト膜62とする。
【0048】その後、図6Bに示すように、フォトレジ
スト膜62を露光、現像処理して、後に位相変調器30
の電極が形成される部分に開口(窓を含む)62aを形
成する。
【0049】次に、図7Aに示すように、フォトレジス
ト膜62の開口62aを含む全面に、多層構造の電極膜
64を形成する。
【0050】その後、図7Bに示すように、LiNbO
3 基板26上のフォトレジスト膜62をリフトオフ処理
して、該フォトレジスト膜62上に形成されていた電極
膜64をフォトレジスト膜62と共に除去する。
【0051】この時点で、光導波路28上に酸化物膜5
8とAl膜60との積層膜による偏光子が形成され、分
岐された光導波路28の両側に電極膜64による電極が
形成される。
【0052】そして、本実施の形態に係る光ICチップ
24においては、図4Cに示すTi膜52の熱拡散処理
後におけるLiNbO3 基板26の形状、特に光軸と直
交する面の形状を以下のようにしている。
【0053】即ち、図8に示すように、LiNbO3
板26の表面のうち、Ti拡散部分に対応する表面に段
差80(Ti膜52の酸化反応に伴う段差)を有し、か
つ、該段差80の両方の側端部分80aの高さTsを中
央部分80bの高さTcよりも高くして、前記側端部分
80aが中央部分80bよりも盛り上がった形状にして
いる。
【0054】本実施の形態では、前記形状とするため
に、次に示すような処理を行うようにしている。
【0055】まず、図3A〜図4Bに示す工程を経て、
LiNbO3 基板26上にTi膜52を選択的に形成し
た後(図9A参照)、図4Cに示す工程にてTiのLi
NbO3 基板26への熱拡散処理が行われるが、このと
き、酸化雰囲気で行われることから、図9Bに示すよう
に、LiNbO3 基板26上のTi膜52は、その酸化
反応によって、酸化チタン(TiO2 )に変化してい
き、この酸化反応によって生じる段差80は、時間の経
過に伴って高さ方向に成長していくことになる。
【0056】前記段差80の高さ方向への成長は、段差
80の側端部分80aと中央部分80bとでは、その成
長の進度が異なることが実験によって判明した。その実
験結果を図10に示す。図10Aは、実験に使用したサ
ンプルの断面図であり、該サンプルは、本実施の形態に
係る光ICチップ24と同様に、LiNbO3 基板26
上にTi膜52を同じ蒸着条件で形成するようにしてい
る。そして、Ti膜52の側端部分をA位置、中央部分
をB位置として定義し、Ti膜52の酸化に伴う成長度
合い(成長幅)をΔTと定義した。また、図10Bにお
いて、A位置の特性を実線aで示し、B位置の特性を実
線bで示す。
【0057】理論的には、中央部分80bは上方からの
酸化反応のみであるが、側端部分80aは上方からの酸
化反応と横方向からの酸化反応の少なくとも2方向から
の酸化反応が進むため、高さ方向の成長速度が中央部分
80bよりも速くなると考えられる。
【0058】高さ方向への成長の度合い(成長幅)は、
Ti膜52の厚み等によってその最大値が決定され、成
長幅ΔTが一旦最大値に達すると、その後は、時間の経
過に伴って段差80の高さは徐々に低くなっている。こ
れは、成長幅ΔTが一旦最大値に達した時点においてT
i膜52の酸化反応が終了し、その後は、LiNbO 3
基板26へのTi拡散のみが進行するからと考えられ
る。この高さ(成長幅)ΔTの時間に伴う減少は、Ti
の拡散が終了した時点で飽和する。
【0059】そして、図10Bの特性図において、熱拡
散開始時点t0から中央部分80bが最大値に達する時
点t3までの時間は、Ti膜52の酸化反応が進行して
いる時間であり(この時間内においても、LiNbO3
基板26へのTi拡散が進行している)、特に、側端部
分80aは、酸化反応の進度が中央部分80bよりも速
いため、その最大値に達するまでの時間は、中央部分8
0bが最大値に達する時間よりも短い。
【0060】前記側端部分80aが最大値に達した時点
t1において、該側端部分80aの酸化反応が終了し、
その後は、TiのLiNbO3 基板26への拡散によっ
て徐々にその高さTsが減少していく。図9Cに段差8
0の側端部分80aが最大値に達した時点t1での段差
80の形状を示し、図9D〜図9Fに高さが徐々に減少
していく状態の段差80の形状を示す。
【0061】この側端部分80aの高さTsの減少過程
における段差形状の移り変わりは、まず、側端部分80
aが最大値に達した時点t1(図9C参照)から、図9
Dに示す形状を経た後、時点t2において、側端部分8
0aの高さTsと中央部分80bの高さTcとが一致し
(図9E参照)、次の時点t3において、中央部分80
bが最大値に達する。この時点t3では、側端部分80
aの高さTsよりも中央部分80bの高さTcの方が大
きくなっている。その後は、中央部分80bもTiのL
iNbO3 基板26への拡散によってその高さTcが減
少し始め、時点t4以降においては、側端部分80aの
高さTsと中央部分80bの高さTcはほぼ同じになり
(図9F参照)、この段階では、段差80の表面は非常
になめらかな状態となっている。
【0062】そして、本実施の形態においては、Ti膜
52の酸化反応期間内(時点t0〜時点t3)のうち、
段差80の側端部分80aが最大値に達した時点t1か
ら該側端部分80aの高さTsと中央部分80bの高さ
Tcとが一致する時点t2までの任意の時点(図9D参
照)にて熱拡散処理を強制的に終了させる。即ち、Li
NbO3 基板26へのTiの拡散が完了する前に熱拡散
工程を終了させる。
【0063】拡散終了時点の決定は、時間制御にて容易
に行うことができるが、その他の方法としては、拡散時
間を一定、例えば、従来と同じ時間(図10Bの時間軸
で示すと、例えば時点t4までの時間)に設定しておく
代わりに、拡散炉内の温度を低く設定して、時点t4に
おいて、前記時点t1から時点t2までの間に生じる現
象と同じ現象を起こさせるようにしてもよい。
【0064】このように、本実施の形態に係る光ICチ
ップ24においては、LiNbO3基板26のTi拡散
部分(28、54)に対応する表面に形成された段差8
0(Ti膜52の酸化反応によって形成された段差)の
側端部分80aを中央部分80bよりも盛り上がった形
状にしたので、前記Ti拡散部分における段差80の高
さ分布が不均一となり、Tiの拡散分布は、前記盛り上
がり部分(側端部分80a)の存在によって異方的とな
る。その結果、図8に示すように、Tiの拡散分布につ
いての光軸と直交する面の形状、即ち、光導波路28を
伝搬する光ビームの基板方向のモード形状BSを小さく
することが可能となる。
【0065】しかも、前記側端部分80aの盛り上がり
を制御したり、Ti拡散源であるTi膜52の幅を適宜
選定することによって、所望のアスペクト比を有するモ
ード形状BSを得ることができる。
【0066】従って、本実施の形態に係る光ICチップ
24においては、光ビームのアスペクト比の異なる光フ
ァイバに対する結合損失を小さくすることができ、光学
素子の損失不良をなくすことができる。これは、光IC
チップ24の歩留まりの向上につながり、光ICチップ
24を搭載した光ファイバジャイロ等の光学電子機器の
生産性の向上に寄与させることができる。
【0067】特に、本実施の形態においては、光ICチ
ップ24の製造方法において、LiNbO3 基板26へ
のTiの拡散が完了する前に熱拡散工程を終了するよう
にしている。これにより、TiのLiNbO3 基板26
への拡散を途中で止めるような状態で光導波路28が形
成されることとなって、光導波路28の中央にTiの拡
散残りができる程度で拡散工程が終了することとなるた
め、光導波路28の中央における表面屈折率を上げるこ
とができ、LiNbO3 基板26と光導波路28の屈折
率差を大きくとることができる。
【0068】また、上述のように、熱拡散の終了を制御
することによって、図8に示すように、LiNbO3
板26のTi拡散部分に対応する表面に形成された段差
80の側端部分80aを中央部分80bよりも盛り上が
った形状にすることができ、Tiの拡散分布を異方的に
することができる。
【0069】本実施の形態においては、段差80の側端
部分80aを盛り上げるようにしているため、Tiの拡
散分布の形状(光軸に直交する面の形状)に、当該光I
Cチップ24に光学的に結合される偏波面保存ファイバ
とほぼ同じアスペクト比を持たせることができる。
【0070】更に、LiNbO3 基板26上に形成され
るTi膜52の幅や厚みTを適宜選択することにより、
光導波路28を伝搬する光ビームのモード形状BSを、
例えば短軸3μm(縦)×長軸5μm(横)の断面楕円
形のコアを有する偏波面保存ファイバを伝搬する光ビー
ムのモード形状とほぼ同じ形状にすることができ、該偏
波面保存ファイバとの結合損失を大幅に減少させること
ができる。本実施の形態では、前記光導波路28を伝搬
する光ビームのモード形状BSを、前記偏波面保存ファ
イバを伝搬する光ビームのモード形状に対し、±5%程
度の誤差範囲でほぼ同じにすることが可能である。
【0071】また、本実施の形態に係る光ICチップ2
4の製造方法においては、図4Cに示す熱拡散処理にお
いて、Ti拡散が完了する前に熱拡散処理を強制的に終
了させて、段差80の側端部分80aを中央部分80b
よりも盛り上げた形状にしているが、この形状は、アラ
イメントマークが形成される部分の段差においても同様
に形成される。
【0072】いままでは、図11に示すように、アライ
メントマークAMが形成される部分の段差80もその表
面がなめらかに形成されていたことから、光学的にアラ
イメントマークAMを検出するためには、LiNbO3
基板26やフォトレジスト膜82等と比べて光反射率の
高い材料、例えばCr膜などの金属膜84を形成する必
要があったが、本実施の形態に係る光ICチップ24の
ように、即ち、例えば図12に示すように、段差80の
側端部分80aが盛り上がり形状とされていれば、光学
的にその輪郭が明瞭に検出されるため、前記アライメン
トマーク用の金属膜84を形成する必要がなくなり、前
記金属膜84を形成するためのマスク作製工程、洗浄や
乾燥処理等を含む金属膜84の成膜工程等を省略するこ
とができ、製造工程の簡略化並びに工数の削減を図るこ
とができる。
【0073】前記実施の形態では、光ファイバジャイロ
に使用される光ICチップ24に適用した場合を示した
が、その他、光通信の送受信モジュール、光ディスク
(コンパクトディスク、CD−ROM、CD−R、光磁
気ディスク等の円盤状記録媒体)の光ヘッド、光計算機
用の演算素子、広帯域波長可変レーザ等において使用さ
れる光導波路素子にも適用することができる。
【0074】なお、この発明は上述の実施の形態に限ら
ず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を
採り得ることはもちろんである。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光導
波路素子によれば、LiNbO3 基板にTiの拡散によ
る光導波路が形成された光導波路素子において、前記光
導波路の少なくとも一方の側端部分を前記光導波路の中
央部分よりも盛り上げるようにしている。
【0076】このため、光ビームのアスペクト比の異な
る光ファイバに対する結合損失を小さくすることがで
き、光学素子の損失不良をなくすことができるという効
果を得ることができると共に、光導波路変調器等の光学
部品に使用される偏波面保存ファイバに対する結合損失
を小さくすることができ、前記光導波路変調器等を搭載
した光学電子機器の性能向上を実現させることができる
という効果が達成される。
【0077】また、本発明に係る光導波路素子の製造方
法によれば、LiNbO3 基板上にTi膜を形成する膜
形成工程と、前記Ti膜が形成された前記LiNbO3
基板を熱処理して、LiNbO3 基板にTiを拡散させ
る熱拡散工程を含み、前記LiNbO3 基板への前記T
iの拡散が完了する前に前記熱拡散工程を終了すること
を特徴としている。
【0078】このため、光ビームのアスペクト比の異な
る光ファイバに対する結合損失を小さくすることがで
き、光学素子の損失不良をなくすことができるという効
果を得ることができると共に、光導波路変調器等の光学
部品に使用される偏波面保存ファイバに対する結合損失
を小さくすることができ、前記光導波路変調器等を搭載
した光学電子機器の性能向上を実現させることができる
という効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光導波路素子及び光導波路素子の
製造方法を例えばクローズドループ方式の位相変調形光
ファイバジャイロに搭載される光ICチップに適用した
実施の形態例(以下、実施の形態に係る光ICチップと
記す)が搭載される光ファイバジャイロを示す構成図で
ある。
【図2】図2Aは本実施の形態に係る光ICチップと第
1及び第2のアレイとの位置合わせ工程を示す説明図で
あり、図2Bは本実施の形態に係る光ICチップと第1
及び第2のアレイとの光軸調整と接着工程を示す説明図
である。
【図3】図3AはLiNbO3 基板の洗浄処理を示す工
程図であり、図3Bはフォトレジスト膜の形成処理を示
す工程図であり、図3Cはフォトレジスト膜に対する露
光現像処理を示す工程図である。
【図4】図4AはTi膜の形成処理を示す工程図であ
り、図4BはTi膜に対するリフトオフを示す工程図で
あり、図4CはTi膜の熱拡散処理を示す工程図であ
る。
【図5】図5AはCr膜の形成・パターニング処理を示
す工程図であり、図5Bは酸化物膜の形成・パターニン
グ処理を示す工程図であり、図5CはAl膜の形成・パ
ターニング処理を示す工程図である。
【図6】図6Aはフォトレジスト膜の形成処理を示す工
程図であり、図6Bはフォトレジスト膜に対する露光現
像処理を示す工程図である。
【図7】図7Aは電極膜の形成処理を示す工程図であ
り、図7Bは電極膜のパターニング処理を示す工程図で
ある。
【図8】本実施の形態に係る光ICチップにおいて、特
にTi拡散部分における段差の光軸に直交する面の断面
形状を拡大して示す断面図である。
【図9】図9AはLiNbO3 基板上にTi膜を形成し
た状態を示す断面図であり、図9Bは前記Ti膜の酸化
反応に伴って段差が高さ方向に成長する段階を示す断面
図である。図9Cは段差の側端部分が高さ方向の最大値
に到達した段階を示す断面図であり、図9Dは段差の側
端部分の高さが徐々に減少していく状態を示す断面図で
あり、図9Eは段差の側端部分の高さと中央部分の高さ
とが一時的に一致した状態を示す断面図であり、図9F
はTi拡散が完全に終了した段階を示す断面図である。
【図10】図10Aは一つの実験例(Ti膜の酸化反応
によって生じる段差の高さ方向への成長度合いをみた実
験例)に使用したサンプルを示す断面図であり、図10
Bは前記実験例の実験結果を示す特性図である。
【図11】一般的なアライメントマークの可視化処理
(金属膜の形成処理)を示す断面図である。
【図12】本実施の形態に係る光ICチップの製造方法
において、アライメントマークの可視化のための金属膜
の形成処理を省略した状態を示す断面図である。
【図13】Ti拡散型LiNbO3 導波路の作製過程、
特にLiNbO3 基板上にTi膜を形成した状態を示す
断面図である。
【図14】従来の光導波路における光ビームのモード形
状を示す説明図である。
【符号の説明】
10…光ファイバ 12…ファイバコイ
ル 14…光源 16…光ファイバ 24…光ICチップ 26…LiNbO3
基板 28…光導波路 30…位相変調器 32…偏光子 34…第1のアレイ 36…第2のアレイ 52…Ti膜 56…Cr層 58…酸化物膜 60…Al膜 64…電極膜 80…段差 80a…側端部分 80b…中央部分 AM…アライメント
マーク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LiNbO3 基板にTiの拡散による光導
    波路が形成された光導波路素子において、 前記光導波路の少なくとも一方の側端部分が、前記光導
    波路の中央部分よりも盛り上がっていることを特徴とす
    る光導波路素子。
  2. 【請求項2】LiNbO3 基板にTiの拡散による光導
    波路が形成された光導波路素子において、 前記Tiの拡散分布が、前記光導波路に光学的に結合さ
    れる偏波面保存ファイバとほぼ同じアスペクト比を有す
    ることを特徴とする光導波路素子。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光導波路素子において、 前記偏波面保存ファイバのコア断面形状が楕円形状であ
    ることを特徴とする光導波路素子。
  4. 【請求項4】LiNbO3 基板上にTi膜を形成する膜
    形成工程と、 前記Ti膜が形成された前記LiNbO3 基板を熱処理
    して、LiNbO3 基板にTiを拡散させる熱拡散工程
    を含み、 前記LiNbO3 基板への前記Tiの拡散が完了する前
    に前記熱拡散工程を終了することを特徴とする光導波路
    素子の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載の光導波路素子の製造方法に
    おいて、 前記熱拡散工程の終了は、拡散時間を制御することによ
    って行われることを特徴とする光導波路素子の製造方
    法。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載の光導波路素子の製造
    方法において、 前記熱拡散工程の終了は、熱処理雰囲気の温度を制御す
    ることによって行われることを特徴とする光導波路素子
    の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項4記載の光導波路素子の製造方法に
    おいて、 前記熱処理が酸化雰囲気で行われ、 前記熱酸化工程の終了は、前記Ti膜の酸化に伴う高さ
    方向への成長期間内であって、かつ、前記Ti膜の側端
    部分における成長高さが、該Ti膜の中央部分の成長高
    さよりも高い時点であることを特徴とする光導波路の製
    造方法。
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