JPH10239447A - ボックス探知器、及び探知装置 - Google Patents

ボックス探知器、及び探知装置

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JPH10239447A
JPH10239447A JP9058276A JP5827697A JPH10239447A JP H10239447 A JPH10239447 A JP H10239447A JP 9058276 A JP9058276 A JP 9058276A JP 5827697 A JP5827697 A JP 5827697A JP H10239447 A JPH10239447 A JP H10239447A
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Shohachi Shimizu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】壁裏に設置されたボックスの概略位置と、ボッ
クス開口を壁表に臨ませるための透孔の穿孔中心位置と
の双方を一つの探知器により探知可能とする。 【解決手段】壁裏に設置された自身の概略位置を壁表に
提供できる金属箔F (第1被探知部) と、その開口を壁
表に臨ませるために、壁材Wに穿孔される透孔Hの穿孔
中心位置C1,C2 を壁表に提供できる磁石M (第2被探
知部)とを備え、前記金属箔F(第1被探知部)と磁石
M(第2被探知部)とは、それぞれ異なる探知手段によ
り探知される構成の配線ボックスB1 と、該配線ボック
スB1 の金属箔F及び磁石Mのうちいずれか一方のみを
探知可能な金属センサーS1 及び磁気センサーS2 とを
備えたボックス探知器A1 とでボックス探知装置を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁裏に設置された
配線ボックスの概略位置と、壁材に穿孔される透孔の穿
孔中心位置との双方を探知できるボックス探知器、及び
探知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】壁裏に設置される配線ボックス(以下、
単に「ボックス」という)は、自身の位置を壁表から探
知可能にするための被探知部を備えている。この被探知
部の代表的なものとして、ボックス本体の開口面の上下
両端部に横方向に貼り付けられた金属箔、或いはボック
ス本体の上下端部に、その開口面に臨んで設けられた磁
石等が挙げられる。前者の金属箔は金属探知器により、
また後者の磁石は磁気探知器によって、それぞれ探知さ
れ、これらの探知器によりボックス外形の一部を探知し
て、該ボックスの全体形状を抽出し、ノコギリ等によっ
て壁材を切断して、ボックス開口を壁表に臨ませてい
る。
【0003】このように、金属或いは磁気の探知器によ
り探知されたボックス形状の一部に基づいて、ボックス
形状の全体を抽出して、壁表に罫書く作業、及び罫書き
線に沿ってノコギリ等によって壁材を切断する作業は、
いずれも面倒で、しかも困難な作業であった。
【0004】本出願人は、自身の概略位置を壁表に提供
できる第1被探知部と、その開口を壁表に臨ませるため
に、壁材に穿孔される透孔の穿孔中心位置を壁表に提供
できる第2被探知部とを備えたボックスを開発し、最初
に第1被探知部によってボックスの概略位置を探知し、
その後に第2被探知部によって、ボックス開口を壁表に
臨ませるための透孔の穿孔中心位置を探知して、該中心
位置を中心にして、壁表に透孔を穿孔すると、ボックス
開口を壁表に臨ませることが可能となる。この2種類の
被探知部を備えたボックスにおいては、各被探知部を区
別するために、これらは異なる材質で構成する必要があ
るため、2種類の各被探知部を探知するための探知器に
関しても、同様に2種類が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、壁裏に設置
されたボックスの概略位置と、ボックス開口を壁表に臨
ませるための透孔の穿孔中心位置との双方を一つの探知
器によって確実に探知可能にすることを課題としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明は、壁裏に設置された自身の概略位置を壁表に
提供できる第1被探知部と、その開口を壁表に臨ませる
ために、壁材に穿孔される透孔の穿孔中心位置を壁表に
提供できる第2被探知部とを備え、前記第1及び第2の
各被探知部は異なる素材で構成されて、それぞれ異なる
探知手段により探知される構成のボックスと、該配線ボ
ックスの第1被探知部のみを探知可能な第1探知部、及
びその第2被探知部のみを探知可能な第2探知部を備え
た探知器との組み合わせから成るボックス探知装置であ
る。
【0007】まず、ボックス探知器の第1探知部によっ
て、ボックスの第1被探知部を探知して、壁裏に設置さ
れた該ボックスの概略位置を探す。その後に、同じボッ
クス探知器に備え付けられた第2探知部によって、ボッ
クスの第2被探知部を探知して、当該位置を壁表に表示
する。このようにして、壁表に表示された位置は、ボッ
クス開口を壁表に臨ませるために、壁材に穿孔される透
孔の穿孔中心位置であって、当該中心位置を中心にして
壁材に1ないし複数の円穿孔を行うと、ボックス開口が
壁表に臨む。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて、本発明を
更に詳細に説明する。図1は、ボックス探知器A1 を使
用してボックスB1 の概略位置を探知している状態の斜
視図であり、図2は、ボックス探知器A1 の斜視図であ
り、図3は、壁裏のボックスB1 の磁石M(第2被探知
部)を探知して、当該位置を壁表に表示している状態の
側面断面図であり、図4は、同様の状態の正面図であ
る。ボックスB1 は、図1及び図3に示されるように、
ボックス本体1の開口面の上下端部にそれぞれ金属箔F
が横方向に沿って貼り付けられ、ボックス本体1の底壁
2に筒体3がボックス開口4に臨んで突設されて、該筒
体3の頂部に磁石Mが埋設され、ボックス本体1の上下
方向に沿って相対向する周壁5の内側にそれぞれボス体
6が前記金属箔Fを介して前記ボックス開口4に臨んだ
状態となって設けられた構成である。前記磁石Mの位置
は、図4に示されるように、2回の円穿孔による2つの
透孔Hの重合により、前記各ボス体6のいずれもが壁表
に臨み、しかもボックス開口4のみが壁表に臨むという
2つの条件を満足する該2回の円穿孔の一方の中心位置
である。従って、磁石Mは、ボックスB1 の中心(方形
状のボックスB1 の各対角線の交点をいう)から該ボッ
クスB1 の長手方向に沿って所定長だけずれた位置に配
置されている。そして、前記金属箔Fは、壁裏に設置さ
れたボックスB1 の概略位置を壁表に提供するための第
1被探知部を構成しており、前記磁石Mは、ボックス開
口4を壁表に臨ませるための2回の円穿孔のうちの一方
の円穿孔の中心位置を壁表に提供する第2被探知部を構
成している。
【0009】一方、上記ボックスB1 の金属箔F(第1
被探知部)及び磁石M(第2被探知部)の双方を探知可
能なボックス探知器A1 は、図1ないし図3に示される
ように、前記ボックスB1 の大きさ、及び形状に対応し
た直方体状の探知器本体11の前面の四隅部にそれぞれ
金属センサーS1 が設けられ、該前面の中央部に上下方
向に所定間隔をおいて一対の磁気センサーS2 が設けら
れた構成である。この一対の磁気センサーS2 の間隔
(D1)は、2回の円穿孔によりボックス開口4を壁表に
臨ませるための該2回の円穿孔の各中心位置C1,C2
間隔(E1)〔図4参照〕と同一であり、しかも金属セン
サーS1 と磁気センサーS2 との上下方向に沿った間隔
(D2)は、ボックスB1 に貼り付けられた金属箔Fの幅
方向の中央部と、磁石Mの中心との間の距離(E2)〔図
1参照〕と等しい。また、探知器本体11の背面におけ
る前記各金属センサーS1 及び各磁気センサーS2 に対
応する位置には、それぞれ発光ダイオード等からなる探
知確認ランプL1,L2 が設けられている。この探知確認
ランプL1,L2 は、それぞれ金属センサーS1 及び磁気
センサーS2 が金属箔F(第1被探知部)及び磁石M
(第2被探知部)を探知したことを確認するためのもの
である。また、一対の磁気センサーS2 の中心部には、
突起体12が突設されている。なお、図中13は、探知
器本体11の背面側に設けられた手持ち部を示す。
【0010】そして、上記ボックス探知器A1 を使用し
て、壁裏に設置された前記ボックスB1 のボックス開口
4を壁表に臨ませるための円穿孔の中心となる磁石M
(第2被探知部)の位置を探知するには、以下のように
して行う。このボックスB1 では、2回の円穿孔による
各透孔の重合により、そのボックス開口4を壁表に臨ま
せるので、最終的には、磁石M(第2被探知部)の位置
が探知できればよい。この磁石M(第2被探知部)は、
円穿孔の中心位置を表示するものであって、探知位置の
正確性が求められる。よって、磁石M(第2被探知部)
は、上下一対の金属箔F(第1被探知部)に比較して、
その占有面積が小さいので、広い壁表においては、最初
に一対の金属箔F(第1被探知部)のいずれか一方、或
いはその双方の位置を探知して、ボックスB1 の概略位
置を求め、その後に、目的とする磁石M(第2被探知
部)の正確な位置を探知した方が能率がよい。
【0011】従って、まず広い壁表において、ボックス
探知器A1 を上下及び左右に移動させて、前記一対の金
属箔F(第1被探知部)のいずれか一方の位置を探知
し、引き続いて、その他方の位置を探知することによ
り、壁裏のボックスB1 の概略位置が判明する。ボック
ス探知器A1 の4つの金属センサーS1 がそれぞれ上下
一対の各金属箔Fの両端部を探知すると、その背面側に
設けられた4つの探知確認ランプL1 の全てが点灯す
る。これにより、ボックス探知器A1 は、壁裏のボック
スB1 の直前の部分に配置されていることが分かり、こ
の状態では、図3に示されるように、ボックスB1 に設
けられた磁石M(第2被探知部)が探知器A1の磁気セ
ンサーS2 によって探知されて、その探知確認ランプL
2 も点灯する。ここで、第1及び第2の各被探知部は、
それぞれ金属箔F及び磁石Mの互いに異なる材質で構成
されており、しかもボックス探知器A1 に設けられた金
属センサーS1 は前記金属箔Fのみを、また磁気センサ
ーS2 は前記磁石Mのみをそれぞれ探知可能であるため
に、一つのボックス探知器A1 であっても、異なる材質
から成る2種類の被探知部が混同することなく、確実に
識別されて探知される。そして、前記磁石M(第2被探
知部)が探知された状態において、探知器本体11をそ
のまま壁材Wに押圧すると、図4に示されるように、一
対の磁気センサーS2 の中央部に突設された各突起体1
2が壁材Wに突刺されて、壁材Wに磁石M(第2被探知
部)の位置(C1)と、該位置(C1)から上方に間隔(D
1)をおいて別の位置(C2)がそれぞれ刻設される。
【0012】壁材Wに刻設された上記各位置(C1,C2)
は、ボックスB1 の開口4を壁表に臨ませるために、壁
材Wに穿孔される2つの透孔Hの各穿孔中心位置を表示
している。このため、図4に示されるように、各穿孔中
心位置(C1,C2)を中心にして穿孔具(図示せず)によ
り壁材Wに2つの透孔Hを穿孔すると、この2つの透孔
Hの重合により、前記各ボス体6のいずれもが壁表に臨
み、しかもボックス開口4の部分のみが壁表に臨むとい
う2つの条件を満足する開口が壁材Wに設けられる。
【0013】次に、本発明の別の実施例について説明す
る。図5は、ボックス探知器A2 を使用してボックスB
1 の磁石M(第2被探知部)を探知した状態の斜視図で
あり、図6は、ボックス探知器A2 の斜視図であり、図
7は、壁裏のボックスB1 の磁石M(第2被探知部)を
探知して、当該位置を壁表に表示している状態の側面断
面図であり、図8は、ボックス探知器A2 によりボック
スB1 の概略位置を探知している状態の正面図であり、
図9は、壁裏のボックスB1 の磁石M(第2被探知部)
を探知して、当該位置を壁表に表示している状態の正面
図である。本実施例のボックス探知器A2 は、図5ない
し図7に示されるように、厚板状の探知器本体21の前
端面の上下端部に、金属センサーS1 と磁気センサーS
2 とがそれぞれ設けられて、その後端面における各セン
サーS1,S2 の背後の部分にそれぞれ探知確認ランプL
1,L2 が設けられ、該探知器本体21の中央部に方形状
の空所22が設けられて、その背面側の部分が手持ち部
23となった構成である。また、前記探知器A1 と同様
に、磁気センサーS2 の中央部には、突起体24が突設
されている。また、磁気センサーS2 の突起体24の部
分には、リング状をしたクッション材25が貼り付けら
れていて、該クッション材25の非圧縮時には、前記突
起体24は、クッション材25の内部に入り込んでい
る。このボックス探知器A2 においては、両センサーS
1,S2 の間の間隔(D3)は、ボックスB1 の上方の金属
箔Fの幅方向の中央部と磁石Mの中心部との距離(E3)
と等しくなっている。
【0014】そして、このボックス探知器A2 を使用し
て壁裏のボックスB1 の磁石M(第2被探知部)を探知
するには、以下のようにして行う。まず、図8に示され
るように、金属センサーS1 を上方に位置させて、該ボ
ックス探知器A2 を上下及び左右の両方向に移動させ
て、該金属センサーS1 によって、ボックスB1 の金属
箔F(第1被探知部)を探知する。この金属箔F(第1
被探知部)が探知された状態において、探知器A2 を横
方向(水平方向)に移動させて、磁気センサーS2 が磁
石M(第2被探知部)を探知した場合には、その位置に
おいて、探知器本体21を壁材Wに押圧させると、磁気
センサーS2 の部分に貼り付けられた前記クッション材
25が圧縮変形されて、突起体24が相対的に突出し
て、壁材Wに突刺される。この突起体24の突刺痕によ
り、図7及び図9に示されるように、ボックスB1 の磁
石M(第2被探知部)の位置(C1)が壁材Wに表示され
る。このように、クッション材25の非圧縮時におい
て、突起体24がクッション材25の内部に入り込んで
いると、壁表においてボックス探知器A2 を移動させ
て、ボックスB1 の概略位置を探知する際に、磁気セン
サーS2 の部分に突設された突起体24が壁材Wに引っ
掛からない利点がある。一方、探知器A2 の金属センサ
ーS1 によって金属箔F(第1被探知部)が探知された
状態において、該探知器A2 を横方向(水平方向)に移
動させても、ボックスB1 の磁石M(第2被探知部)が
探知されない場合には、金属センサーS1 により探知さ
れた金属箔F(第1被探知部)は、下方のものであると
判明するので、探知器A2 の全体をボックスB1 の高さ
分だけ上方に移動させて、再度上方の金属箔F(第1被
探知部)を探知して、同様の操作を行う。
【0015】ボックス探知器A2 により磁気探知された
上記位置(C1)は、ボックスB1 の開口4を壁表に臨ま
せるために、壁材Wに穿孔される2つの透孔Hの一方の
穿孔中心位置を表示するものであって、該位置(C1)を
中心にして穿孔具(図示せず)により壁材Wに透孔Hを
穿孔すると、一方のボス体6が壁表に臨んだ状態で、ボ
ックス開口4のほぼ半分が壁表に臨む。ボックスB1
開口4のほぼ全てを壁表に臨ませるための2回目の円穿
孔の中心位置(C2)は、壁表に露出したボス体6 の位置
を基準にして、ボックスB1 の各種位置を表示したゲー
ジ具(図示せず)等を使用すると、簡単に見つけ出せれ
る。そして、上記中心位置(C2)を中心にして、壁材W
に2回目の円穿孔を行うと、2つの透孔Hの重合によ
り、ボックスB1 の各ボス体6のいずれもが壁表に臨
み、しかもボックス開口4の部分のみが壁表に臨むとい
う2つの条件を満足する開口が壁材Wに設けられる。
【0016】引き続いて、本発明の更に別の実施例につ
いて説明する。図10は、ボックス探知器A3 を使用し
てボックスB2 の磁石M(第2被探知部)を探知した状
態の斜視図であり、図11は、ボックス探知器A3 の斜
視図であり、図12は、壁裏のボックスB2 の磁石M
(第2被探知部)を探知して、当該位置を壁表に表示し
ている状態の側面断面図であり、図13は、ボックス探
知器A3 により探知された穿孔中心位置(C1)を中心に
して壁材Wを円穿孔して、ボックスB2 の開口を壁表に
臨ませる状態を示す正面図である。図10に示されるよ
うに、ボックスB2 には、前記ボックスB1 と同様に、
壁表に円穿孔の中心位置を提供するための磁石M(第2
被探知部)を備えていると共に、自身の概略位置を壁表
に提供するための一対の金属円盤G(第1被探知部)を
備えている。ボックスB2 は、その上下方向に沿って相
対向する周壁5の外側には金属円盤埋設部7が張り出し
て設けられ、各埋設部7に前記金属円盤Gが埋設されて
いる構成を除いて、前記ボックスB1 と同一構成であ
る。
【0017】一方、ボックス探知器A3 は、図10及び
図11に示されているように、探知器本体31の前端面
の上下端部にそれぞれ金属センサーS1 が設けられ、各
金属センサーS1 の間に一対の磁気センサーS2 が設け
られ、探知器本体31に方形状の空所32が形成される
ことにより、該探知器本体31には、手持ち部33が設
けられた構成である。一対の金属センサーS1 の間隔
(D4)は、ボックスB2の一対の金属円盤Gの間隔
(E4)〔図13参照〕に等しく、一対の磁気センサーS
2 の間隔(D5)は、2回の円穿孔によりボックス開口4
を壁表に臨ませることのできる該2回の円穿孔の各中心
位置C1,C2 の間隔(E5)〔図13参照〕と同一であ
る。また、金属センサーS1 と、これに隣接する磁気セ
ンサーS2 との間の距離(E6)は、ボックスB2 の金属
円盤G(第1被探知部)の中心と、前記円穿孔の中心位
置(C1)との間の間隔(D6)に等しい。また、各磁気セ
ンサーS2の中央部には、それぞれ突起体34が突設さ
れている。
【0018】そして、壁裏に設置されたボックスB2
開口4を壁表に臨ませるための2回の円穿孔の各中心位
置C1,C2 を探知するには、図10に示されるように、
壁表において、一対の金属センサーS1 がそれぞれ金属
円盤Gを探知するまで、ボックス探知器A3 を上下及び
左右に移動させる。ボックスB2 には、金属円盤G(第
1被探知部)が2個設けられているため、1個の磁石M
(第1被探知部)を探知するよりも探知され易い。ま
た、一対の金属センサーS1 のいずれか一方のみが金属
円盤Gを探知した場合には、その位置の直上または直下
にボックスB2 が存在するので、ボックス探知器A3
上方又は下方に移動させることにより、ボックスB2
全体の位置を容易に探知できる。このようにして、一対
の金属センサーS1 のそれぞれが金属円盤Gを探知する
と、一対の磁気センサーS2 のうち下方のものが、磁石
M(第2被探知部)の位置を探知して、探知確認ランプ
2が点灯する。この状態で、探知器本体31を壁材W
に押圧させると、一対の磁気センサーS2 の中央部に設
けられた各突起体34によって、壁材Wに前記2回の円
穿孔の各中心位置C1,C2 が刻設される。
【0019】上記したボックス探知器A1 と同A3
は、ボックスB1,B2 の開口を壁表に臨ませるための2
つの円穿孔の各中心の間隔と同一間隔をおいた2つの磁
気センサーS2 (第2探知部)を備えているため、上記
各ボックスB1,B2 が図示のものと上下反転した状態で
設置されていても、その磁石M(第2被探知部)の位置
が探知可能となる利点を有する。
【0020】このように、本発明に係るボックス探知装
置においては、該装置を構成するボックスには、自身の
概略位置を壁表に提供できる第1被探知部と、ボックス
開口を壁表に臨ませるための円穿孔の中心位置を壁表に
提供できる第2被探知部との2種類の被探知部が設けら
れている。ここで、第2被探知部は、ボックス開口を壁
表に臨ませるための円穿孔の中心位置を表示するもので
あって、その探知位置の正確性が求められるので、この
第2被探知部の占有面積は比較的小さいのに対して、第
1被探知部の占有面積は大きくできる。上記各実施例で
は、第1被探知部として、ボックス本体1の開口面の上
下端部に横方向に貼り付けられた一対の金属箔Fと、ボ
ックス本体1の上下の相対向する周壁5の外側に設けら
れた一対の金属円盤Gとを挙げたが、ボックス本体1の
周縁に沿って枠状にして金属箔を貼り付けて第1被探知
部を構成してもよいし、ボックス本体1の上下端部のい
ずれか一方のみに金属箔を横方向に沿って貼り付けて第
1被探知部を構成してもよい。
【0021】また、上記実施例の各ボックスB1,B
2 は、いずれも一つの配線器具が取付けられて、しかも
一つの磁石M(第2被探知部)を備えているのみである
が、探知対象のボックスが複数の配線器具を取付けるこ
とが可能なものでは、横方向(水平方向)に沿って所定
間隔をおいた複数の円穿孔中心の位置を探知する必要が
あって、このようなボックスには、複数の第2被探知部
が設けられることが多い。本発明においては、ボックス
に第2被探知部が複数個設けられていてもよく、これに
対応して、探知器には、該ボックスの複数の第2被探知
部の位置に対応した複数の第2探知部を備えているもの
であってもよい。
【0022】また、ボックス探知器A2 においては、磁
気センサーS2 の部分にクッション材25を貼り付け
て、その中央部に突設された突起体24を該クッション
材25の内部に入り込ませて、壁表において、ボックス
探知器A2 を移動させる際に、突起体24が障害となら
ないようにしてあるが、他のボックス探知器A1,A3
おいても、磁気センサーS2 の部分にクッション材を貼
り付けて、その内部に突起体12,34を入り込ませる
構成にしてもよい。更に、上記各ボックス探知器A1
3 では、ボックスの概略位置を壁表に提供するための
第1被探知部を金属材で構成して、ボックス開口を壁表
に臨ませるための円穿孔の中心位置を壁表に提供するた
めの第2被探知部を磁石で構成したが、この第1及び第
2の各被探知部を上記と逆の素材で構成してもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、広い壁表において、一
つの探知器のみによって、壁裏に配置されたボックスの
概略位置と、そのボックス開口を壁表に臨ませるための
透孔の穿孔中心位置との双方が探知可能となって、ボッ
クスの探知作業を簡単に、しかも確実に行うことができ
る。また、ボックスの第1及び第2の各被探知部の間隔
と、探知器の第1及び第2の各探知部の間隔とを等しく
すると、壁裏のボックス位置を探知した状態において、
同時に円穿孔の中心位置が探知されるため、最終目的で
ある円穿孔の中心位置の探知が極めて能率的に行える。
更に、探知器における円穿孔中心を探知するための第2
探知部に突起体を突設しておくと、壁裏のボックスの第
2被探知部を探知した状態において、探知器本体を壁材
に押圧させると、該壁材に円穿孔の中心位置が表示さ
れ、別体の表示手段が不要となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボックス探知器A1 を使用してボックスB1
概略位置を探知している状態の斜視図である。
【図2】ボックス探知器A1 の斜視図である。
【図3】壁裏のボックスB1 の磁石M(第2被探知部)
を探知して、当該位置を壁表に表示している状態の側面
断面図である。
【図4】同様の状態の正面図である。
【図5】ボックス探知器A2 を使用してボックスB1
磁石M(第2被探知部)を探知した状態の斜視図であ
る。
【図6】ボックス探知器A2 の斜視図である。
【図7】壁裏のボックスB1 の磁石M(第2被探知部)
を探知して、当該位置を壁表に表示している状態の側面
断面図である。
【図8】ボックス探知器A2 によりボックスB1 の概略
位置を探知している状態の正面図である。
【図9】壁裏のボックスB1 の磁石M(第2被探知部)
を探知して、当該位置を壁表に表示している状態の正面
図である。
【図10】ボックス探知器A3 を使用してボックスB2
の磁石M(第2被探知部)を探知した状態の斜視図であ
る。
【図11】ボックス探知器A3 の斜視図である。
【図12】壁裏のボックスB2 の磁石M(第2被探知
部)を探知して、当該位置を壁表に表示している状態の
側面断面図である。
【図13】ボックス探知器A3 により探知された穿孔中
心位置(C1)を中心にして壁材Wに円穿孔して、ボック
スB2 の開口を壁表に臨ませる状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 〜A3 :ボックス探知器 B1,B2 :ボックス F:金属箔(第1被探知部) G:金属円盤(第1被探知部) M:磁石(第2被探知部) S1 :金属センサー(探知手段) S2 :磁気センサー(探知手段) W:壁材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁裏に設置された自身の概略位置を壁表
    に提供できる第1被探知部と、その開口を壁表に臨ませ
    るために、壁材に穿孔される透孔の穿孔中心位置を壁表
    に提供できる第2被探知部とを備え、前記第1及び第2
    の各被探知部は異なる素材で構成されている配線ボック
    スを探知するためのボックス探知器であって、 前記配線ボックスの第1被探知部のみを探知可能な第1
    探知部と、その第2被探知部のみを探知可能な第2探知
    部とを備えていることを特徴とするボックス探知器。
  2. 【請求項2】 壁裏に設置された自身の概略位置を壁表
    に提供できる第1被探知部と、その開口を壁表に臨ませ
    るために、壁材に穿孔される透孔の穿孔中心位置を壁表
    に提供できる第2被探知部とを備え、前記第1及び第2
    の各被探知部は異なる素材で構成されて、それぞれ異な
    る探知手段により探知される構成の配線ボックスと、 該配線ボックスの第1被探知部のみを探知可能な第1探
    知部と、その第2被探知部のみを探知可能な第2探知部
    とを備えた探知器と、 から成るボックス探知装置。
  3. 【請求項3】 配線ボックスの第1及び第2の各被探知
    部の間隔と、探知器の第1及び第2の各探知部の間隔と
    が等しいことを特徴とする請求項2に記載のボックス探
    知装置。
  4. 【請求項4】 探知器の第2探知部には、その探知位置
    を壁表に表示するための突起体が突設されていることを
    特徴とする請求項2に記載のボックス探知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009503477A (ja) * 2005-07-27 2009-01-29 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 位置測定装置
JP2021035325A (ja) * 2019-08-19 2021-03-01 株式会社マーキス 穿孔装置
CN114114450A (zh) * 2021-12-06 2022-03-01 李婷婷 一种自然资源探测装置及探测方法

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