JPH10239397A - Ic試験装置 - Google Patents

Ic試験装置

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JPH10239397A
JPH10239397A JP4433097A JP4433097A JPH10239397A JP H10239397 A JPH10239397 A JP H10239397A JP 4433097 A JP4433097 A JP 4433097A JP 4433097 A JP4433097 A JP 4433097A JP H10239397 A JPH10239397 A JP H10239397A
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JP
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signal
circuit
phase difference
output
phase
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JP4433097A
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Kensuke Takabe
健介 高部
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/319Tester hardware, i.e. output processing circuits
    • G01R31/31903Tester hardware, i.e. output processing circuits tester configuration
    • G01R31/31908Tester set-up, e.g. configuring the tester to the device under test [DUT], down loading test patterns
    • G01R31/3191Calibration

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Measuring Phase Differences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号の間で位相差が生じた場合に、この位相
差を自動的に検出して、自動的に位相差をなくすことが
できるIC試験装置を提供すること。 【解決手段】 信号選択回路30は試験デバイスに印加
する試験パタンから2つの試験信号を選択し、基準信号
及び比較信号として出力する。位相差抽出回路40は基
準信号と比較信号との位相差を抽出し、マスク回路50
は位相差抽出回路40で抽出した位相差の内、不要な箇
所を除去するマスクを生成する。位相差検出回路60は
抽出された位相差から位相差が有るか否かを検出し、カ
ウンタ回路90のカウントを進めるか否かを指示する。
位相フェイル検出回路70は比較信号が基準信号よりも
位相が進んでいるか否かを検出してフェイル信号を出力
する。カウンタ回路90は、フェイル信号が出力されて
いない場合、プログラマブルディレイ回路20の遅延量
を決定して比較信号を遅延する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC(Integrated
Circuit)試験装置に係り、特に試験デバイスへ印加す
る信号間の位相ズレを排除するIC試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】RAM(Random Access Memory)等のI
Cが製造された場合に、製造されたICが正常に動作し
て所望の機能を果たすか否かを試験する必要がある。通
常、この試験の際にはIC試験装置が用いられる。試験
デバイスがRAMの場合のIC試験装置の簡単な動作例
を説明する。まず、IC試験装置とRAMとの間を複数
のアドレス線、複数のデータ線、及びRAS信号等のク
ロック信号線によって接続する。接続が完了するとアド
レス線で指定されたメモリ位置にデータ線を介してデー
タを書き込み、その後、書き込んだデータを読み出して
書き込んだデータと読み出したデータとが一致するか否
かを判定する。指定するメモリ位置を変えながらこの処
理を繰り返し行うことにより試験が行われる。
【0003】試験デバイスとIC試験装置とは、前述し
たように、複数のアドレス線及びデータ線によって接続
されているため、各線を伝達する信号の間には位相差が
生ずることがある。この位相差をスキュー(skew)とい
う。このスキューは一般的には、複数の伝送系において
同一の信号を伝送する際に、その信号間に生ずる位相又
は時間的な振幅の期待値からのずれを表している。IC
試験装置においては、試験デバイスに印加する信号を駆
動するためのドライバ特性のバラツキ等に原因がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した位
相差が生じてしまう場合には、接続線の間にディレイラ
インを挿入して遅延量を可変したり、ディレイラインを
交換してオシロスコープ等で遅延量を変化させながら調
整を行っている。しかしながら、一般的に上述した試験
は、1つのIC試験装置と1つの試験デバイスとを接続
して試験を行うわけではなく、1つのIC試験装置に対
して複数の試験デバイスを接続して、一度に大量の試験
デバイスを試験するようにしている。このため、試験デ
バイスに印加する信号の位相調整が個々の試験デバイス
に対して必要であり、また、前述したように、個々の試
験デバイスに接続する線の本数も多いため、各信号間の
位相差をなくすためには長時間をようし、かつ極めて手
間がかかるという問題があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、信号の間で位相差が生じた場合に、この位相差
を自動的に検出して、自動的に位相差をなくすことがで
きるIC試験装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、複数の試験信号から2つの信号を基準信
号及び比較信号として選択する選択手段と、前記基準信
号と比較信号との位相差を抽出する抽出手段と、前記抽
出手段で抽出された位相差に応じて前記比較信号の遅延
量を決定する決定手段と、前記決定手段で決定された遅
延量に応じて前記比較信号を遅延する遅延手段と、前記
位相差を検出し、前記位相差が無くなった場合に、前記
決定手段に対して遅延量の固定を指示する検出手段と、
前記基準信号と比較信号との位相差が無くなったと前記
検出手段で検出された場合に、前記選択手段に対して選
択する試験信号の変更を指示し、前記試験信号各々の位
相を同位相にする制御手段とを具備することを特徴とす
る。また、本発明は、前記基準信号の位相に対する前記
比較信号の位相の進みを検出してフェイル信号を前記制
御手段に出力するフェイル検出手段を具備することを特
徴とする。前記抽出手段は、前記基準信号と前記比較信
号との論理演算によって位相差を抽出する位相抽出部
と、前記基準信号と前記比較信号との論理演算により、
前記位相抽出部で抽出された位相差の不要箇所を除去す
るためのマスクを生成するマスク生成部とを具備するこ
とが好ましい。また、前記制御手段は、前記決定手段で
決定された遅延量、前記フェイル検出手段から出力され
るフェイル信号、及び前記検出手段から出力される検出
信号が入力され、これらの信号に基づいて前記複数の試
験信号の位相ズレ求めることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態によるIC(Integrated Circuit)試験装置の構成を
示すブロック図である。尚、このIC試験装置は、CP
U(制御手段:図示省略)によって各部が制御され動作
する。図1において、10は試験パターンを発生する信
号発生源であり、例えば8ビットのパラレル信号を発生
する。20は信号発生源10と接続されたプログラマブ
ルディレイ回路(遅延手段)であり、信号発生源10か
ら出力される試験パターンを後述するカウンタ回路90
(決定手段)から出力される信号に基づいて各信号線毎
に遅延させる。このプログラマブルディレイ回路20の
出力には、入力される信号線と同数の信号線20aが接
続されており出力バッファ(図示省略)と接続されてい
る。この出力バッファへ供給された試験パタン(複数の
試験信号)は試験デバイスへ供給される。
【0008】上記信号線20a各々に接続された信号線
には信号選択回路30(選択手段)が接続されている。
この信号選択回路は、上記CPUの制御のもと信号線2
0aから2本の信号線を選択し、選択された一方の信号
線上の信号を基準信号として信号線30aに出力し、他
方の信号線上の信号を比較信号として信号線30bに出
力する。この信号線30a,30bは位相差抽出回路4
0(位相抽出部)及びマスク回路50(マスク生成部)
へ接続される。
【0009】上記位相差抽出回路40は上記基準信号と
比較信号との位相差を検出して出力する。図示したよう
に、位相差抽出回路40はEXOR(イクスクルーシブ
オア)回路41、AND回路42、及びNAND回路4
3からなる。信号線30aはEXOR回路41及びAN
D回路42の一方の入力端に接続される。信号線30b
はEXOR回路41の他方の入力端及びNAND回路4
3の一方の入力端に接続される。また、EXOR回路4
1の出力端はAND回路42及びNAND回路43の他
端に接続される。
【0010】上記マスク回路50は位相差抽出回路40
から出力される検出信号のマスク信号、つまり上記検出
信号の内、不要な信号をマスクするための信号を出力す
る回路である。マスク回路50は、図示のように、AN
D回路51、OR回路52、ディレイ回路53、及びD
フリップフロップ(以下、Dffと称する)54からな
る。マスク回路50に接続される基準信号及び比較信号
はAND回路51及びOR回路52のそれぞれの入力端
に接続される。
【0011】AND回路51の出力端にはディレイ回路
53が接続されており、このディレイ回路53の出力は
Dff54のクロック端(CLK)に接続されている。
またOR回路52の出力端はDff54の反転セット入
力端Sに接続されている。Dff54のD入力端は接地
されている。このDff54のQ出力端及びQ ̄出力端
から出力される信号が上述したマスク信号となる。尚、
表記の都合のため、記号“Q”の上に記号“ ̄”が記号
を“Q ̄”と記載する。この記号“Q ̄”はQ出力の反
転出力であることを意味する。
【0012】60は位相差検出回路(検出手段)であ
り、位相差抽出回路40及びマスク回路50から出力さ
れる信号に基づいて、信号選択回路30から出力される
基準信号と比較信号との間に位相差があるか否かを検出
する回路である。位相差検出回路60は、図示されたよ
うに、OR回路61、NOT回路62、Dff63、デ
ィレイ回路64、NOT回路65、及びDff66から
なる。
【0013】位相差抽出回路40中のNAND回路43
の出力信号は、OR回路61の一方の入力端に接続さ
れ、マスク回路50中のDff54のQ ̄出力はOR回
路61の他方の入力端に接続される。つまり、OR回路
61はNAND回路43から出力される信号のうち不要
な信号をDff54のQ ̄出力から出力される信号によ
ってマスクする。OR回路61の出力はDff63の反
転リセット入力端Rに入力される。また、NOT回路6
2には信号選択回路30から出力される基準信号が入力
されており、出力端はDff63のクロック端(CL
K)に接続されている。また、Dff63のD入力端は
ハイレベル(+5V)に固定されている。
【0014】また、上記NOT回路62の出力端はディ
レイ回路64に接続され、このディレイ回路64にはN
OT回路65が接続されている。NOT回路65の出力
端はDff66のクロック端(CLK)に接続されてい
る。つまり、結果としてDff66のクロック端(CL
K)には、ディレイ回路64で遅延された基準信号が入
力されることになる。
【0015】Dff66のD入力端は、Dff63のQ
出力端が接続されている。また、Dff66の反転リセ
ット入力端Rには前述したCPUから出力される反転リ
セット信号が入力される。この反転リセット信号は図1
に示されたIC試験装置の動作をリセットするか否かを
示す信号であり、反転リセット信号がハイレベルである
場合には、通常の動作が行われ、ローレベルの場合には
動作がリセットされる。以上、位相差検出回路60の内
部構成を示したが、この位相差検出回路60は基準信号
と比較信号との間に位相差がある場合には、Dff66
のQ出力はローレベルであるが、位相差が無い場合には
ハイレベルとなる。
【0016】70は位相フェイル検出回路(フェイル検
出手段)であり、信号選択回路30から出力される基準
信号と比較信号との位相関係を調べるためのものであ
る。つまり、基準信号が比較信号よりも遅れているか否
かを検出し、基準信号が比較信号よりも位相が遅れてい
る場合にはフェイル信号を出力する回路である。位相フ
ェイル検出回路70は図示されているように、AND回
路71及びDff72からなる。上記AND回路71の
一方の入力端は位相差抽出回路40内のAND回路42
の出力端と接続されており、他方の入力端はマスク回路
50内のDff54のQ出力端が接続されている。
【0017】つまり、上記AND回路71はAND回路
42から出力される信号のうち不要な信号をDff54
のQ出力端から出力される信号によってマスクする。A
ND回路71の出力端はDff回路72のクロック端
(CLK)と接続されており、D入力端はハイレベル
(+5V)に固定されている。また、反転リセット入力
端Rには、前述したCPUから出力される反転リセット
信号が入力される。Dff72のQ ̄出力端からはフェ
イル信号が出力される。
【0018】図中80は、前述したCPUから供給され
る反転リセット信号が供給され、Dff66のQ出力
端、及び後述するフェイル判断回路110の出力端と接
続されたAND回路である。このAND回路80の出力
端はカウンタ回路90の反転リセット入力端に入力され
る。また、カウンタ回路90のクロック端はNOT回路
62の出力端と接続されている。カウンタ回路90は、
プログラマブルディレイ回路20における比較信号の遅
延時間を示す値を設定するためのものである。つまり、
カウンタ回路90は、例えば基準信号が比較信号よりも
遅延している場合には比較信号の遅延量を入力されるク
ロック毎に徐々に増加させる。
【0019】カウンタ回路90の出力端Qは数ビットか
らなり、カウントした値が出力される。この出力端Qは
プログラマブルディレイ回路20が接続されており、プ
ログラマブルディレイ回路20はこの出力端Qから出力
される値に基づいて遅延量を設定する。また、カウンタ
回路90の出力端はAND回路100が接続されてい
る。AND回路100はカウンタ回路90の出力端Qの
全てのビットがハイレベルとなった場合に、その出力端
からハイレベルの信号を出力する。
【0020】110はフェイル判断回路であり、位相フ
ェイル検出回路70中のDff72のQ ̄出力端及びA
ND回路100の出力端が接続されている。フェイル判
断回路110は、位相フェイル検出回路70において位
相フェイルが検出された場合やカウンタ回路90の全出
力がハイレベルとなった場合にカウンタ回路90をリセ
ットするとともに、CPUにその旨を通知する役割を果
たす。
【0021】120はデータリードバック回路であり、
その入力端は位相差検出回路60内のDff66のQ出
力端、カウンタ回路90のQ出力端、及びフェイル判断
回路110の出力端にそれぞれ接続されており、入力端
から入力される各種情報をラッチしてCPUへ出力す
る。つまり、CPUはデータリードバック回路120か
ら出力される信号によって、信号発振源10から出力さ
れる試験パターンの位相ズレやフェイルの有無の情報を
得ることができる。
【0022】以上、本発明の一実施形態によるIC試験
装置の構成を説明したが、次に本発明の一実施形態によ
るIC試験装置の動作について説明する。まず、信号選
択回路30から出力される基準信号と比較信号との位相
差を検出するまでの動作について説明する。
【0023】〔基準信号のパルス幅が比較信号のパルス
幅より長い場合〕図2は基準信号のパルス幅が比較信号
のパルス幅より長い場合のIC試験装置各部の信号波形
を示す図である。以下、図1及び図2を参照して基準信
号のパルス幅が比較信号のパルス幅より長い場合を例に
挙げて位相フェイル信号が得られるまでの動作を説明す
る。尚、図2中の横軸は時間経過に対応している。図1
中の信号発振源10から試験パターンが出力され、プロ
グラマブルディレイ回路20を通過すると、試験パター
ンは出力バッファへ出力されるとともに、信号選択回路
30へ入力する。信号選択回路30はCPUの制御の
下、信号線20aから2つの信号線を選択し、信号線3
0a及び信号線30bへ基準信号及び比較信号をそれぞ
れ出力する。
【0024】出力された基準信号及び比較信号の波形
は、図2(a),図2(b)にそれぞれ示されている。
この図から分かるように基準信号のパルス幅の方が比較
信号のパルス幅よりも長い。これらの信号は位相差抽出
回路40内のEXOR回路41に入力され、排他的論理
和が演算される。EXOR回路41の出力はAND回路
42及びNAND回路43の一方の入力端に入力され
る。AND回路42の他方の入力端には基準信号が入力
されており、この基準信号とEXOR回路41の出力と
が論理積演算される。AND回路42の出力を図2
(c)に示す。
【0025】また、上記基準信号及び比較信号は、マス
ク回路50内のAND回路51及びOR回路52に入力
され、それぞれ論理積及び論理和が演算される。AND
回路51及びOR回路52の出力を図2(d)及び図2
(e)にそれぞれ示す。AND回路51の出力はディレ
イ回路53を介してDff54のクロック端CLKに入
力され、OR回路52の出力はDff54の反転セット
入力端Sに接続されている。図2(d)及び図2(e)
に示された信号がAND回路51及びOR回路52から
出力されている場合、Dff54のQ出力端からは、図
2(f)に示された信号が出力される。また、Dff5
4のQ ̄出力端からは、図2(g)に示された信号が出
力される。
【0026】前述したAND回路42の出力信号及びD
ff54のQ出力端の出力信号は位相フェイル検出回路
70内のAND回路71に入力され、論理積演算され
る。つまり、基準信号及び比較信号が図2(a),
(b)に示された信号である場合、図2(c)に示され
たように、AND回路42からは2つのパルスが出力さ
れるが位相フェイルを検出する上で必要な信号は図中左
側の信号のみであるので、Dff54のQ出力端から出
力される信号によって、図2(c)中の右側の信号をA
ND回路71によってマスクする。AND回路71の出
力を図2(h)に示す。この信号が位相フェイル検出回
路70内において位相フェイルを検出するために用いら
れる。
【0027】〔比較信号のパルス幅が基準信号のパルス
幅より長い場合〕図3は比較信号のパルス幅が基準信号
のパルス幅より長い場合のIC試験装置各部の信号波形
を示す図である。以下、図1及び図3を参照して比較信
号のパルス幅が基準信号のパルス幅より長い場合を例に
挙げて位相差検出信号が得られるまでの動作を説明す
る。尚、図3中の横軸は時間経過に対応している。図1
中の信号発振源10から試験パターンが出力され、プロ
グラマブルディレイ回路20を通過すると、試験パター
ンは出力バッファへ出力されるとともに、信号選択回路
30へ入力する。信号選択回路30はCPUの制御の
下、信号線20aから2つの信号線を選択し、信号線3
0a及び信号線30bへ基準信号及び比較信号をそれぞ
れ出力する。
【0028】出力された基準信号及び比較信号の波形
は、図3(a),図3(b)にそれぞれ示されている。
この図から分かるように比較信号のパルス幅の方が基準
信号のパルス幅よりも長い。これらの信号は位相差抽出
回路40内のEXOR回路41に入力され、排他的論理
和が演算される。EXOR回路41の出力はAND回路
42及びNAND回路43の一方の入力端に入力され
る。NAND回路43の他方の入力端には比較信号が入
力されており、この比較信号とEXOR回路41の出力
とがNAND演算される。NAND回路43の出力を図
3(c)に示す。
【0029】また、上記基準信号及び比較信号は、マス
ク回路50内のAND回路51及びOR回路52に入力
され、それぞれ論理積及び論理和が演算される。AND
回路51及びOR回路52の出力を図3(d)及び図3
(e)にそれぞれ示す。AND回路51の出力はディレ
イ回路53を介してDff54のクロック端(CLK)
に入力され、OR回路52の出力はDff54の反転セ
ット入力端Sに接続されている。図3(d)及び図3
(e)に示された信号がAND回路51及びOR回路5
2から出力されている場合、Dff54のQ出力端から
は、図3(f)に示された信号が出力される。また、D
ff54のQ ̄出力端からは、図3(g)に示された信
号が出力される。
【0030】前述したNAND回路43の出力信号及び
Dff54のQ ̄出力端の出力信号は位相差検出回路6
0内のOR回路61に入力され、論理和演算される。つ
まり、基準信号及び比較信号が図3(a),(b)に示
された信号である場合、図3(c)に示されたように、
NAND回路43からは2つの立ち下がりパルスが出力
されるが位相差を検出する上で必要な信号は前述した場
合と同様に図中左側の信号のみであるので、Dff54
のQ ̄出力端から出力される信号によって、図3(c)
中の右側の信号をOR回路61によってマスクする。O
R回路61の出力を図3(h)に示す。この信号が位相
差検出回路60内において位相差を検出するために用い
られる。
【0031】以上、信号選択回路30から出力される基
準信号と比較信号との位相差を検出するまでの動作につ
いて説明したが、次に、検出した位相差を用いて、基準
信号と比較信号との位相差をなくす動作について説明す
る。図4は、本発明の一実施形態によるIC試験装置の
各部における信号波形を示す図である。図4(a)は基
準信号の波形であり、図4(b)は比較信号の波形であ
る。この図に示されたように、比較信号の方が基準信号
よりも位相が進んでいる場合を例に挙げて説明する。
【0032】図4(a),(b)に示された基準信号及
び比較信号が位相差抽出回路40及びマスク回路50へ
入力されると、比較信号が基準信号よりも位相が進んで
いるために、AND回路71の出力はローレベルになる
ため、Dff72からはフェイル信号が出力されない。
このフェイル信号はフェイル判断回路110を介してA
ND回路80に入力され、反転リセット信号がハイレベ
ルの場合には、AND回路80を開状態にする。
【0033】位相差検出回路60内のOR回路61は、
前述したように、基準信号と比較信号との位相差を示す
信号を出力しており、この出力信号がDff63の反転
リセット入力端Rへ入力される。OR回路61から出力
される信号がローレベルの場合、Dff63をリセット
する。図4(c)は、OR回路61の出力信号波形を示
している。つまり、図4(c)中のORゲート61から
出力される信号がローレベルである間、Dff63はリ
セットされる。
【0034】また、Dff63のクロック端(CLK)
には、NOT回路62において反転された基準信号が入
力される。図4(d)は、NOT回路62の出力信号波
形を示す。Dff63はクロック端(CLK)に入力さ
れる反転された基準信号に同期してQ出力端から出力信
号を出力する。図4(d)はDff63のQ出力端から
出力される信号の波形を示す。
【0035】また、図4(d)に示された信号はディレ
イ回路64及びNOT回路65を介してDff66のク
ロック端(CLK)へ入力される。Dff66はクロッ
ク端(CLK)に入力される信号に同期してDff63
のQ出力端から出力される信号をQ出力端から出力し、
Q出力端から出力される信号を反転した信号をQ ̄出力
端からそれぞれ出力する。図4(f)はDff66のQ
出力端から出力される信号の波形を示す。この図に示さ
れたように、Dff66のQ出力端からは、基準信号と
比較信号との位相差がある場合にはローレベルの信号が
出力される。
【0036】反対に、基準信号と比較信号との位相差が
ある場合には、Dff66のQ ̄出力端からは、ハイレ
ベルの信号が出力される。Dff66のQ ̄出力端から
出力される信号はAND回路80に入力される。つま
り、CPUから反転リセット信号が出力されておらず、
且つ比較信号の方が基準信号よりも位相が進んでいる場
合にはカウンタ回路90はリセットされず、クロック端
に入力される反転された基準信号に応じてカウントが進
み、カウント値がQ出力端から出力される。
【0037】カウンタ回路90のカウント値はプログラ
マブルディレイ回路20へ出力され、カウント値に応じ
て比較信号が伝達される信号線の遅延量を増加させる。
このようにして、図4に示されたように、除々に基準信
号が遅延され、基準信号と比較信号との位相差がなくな
るとDff63のQ出力端から出力される信号はハイレ
ベルに固定されるとともに、基準信号と比較信号との位
相が合った時点でDff66のQ出力端から出力される
信号がローレベルからハイレベルに立ち上がる。
【0038】Dff66のQ ̄出力端から出力される信
号は、反対に基準信号の位相と比較信号の位相とが合っ
た時点でハイレベルからローレベルへ立ち下がり、AN
D回路80が閉状態になりカウンタ90がリセットされ
る。この結果、プログラマブルディレイ回路20におけ
る遅延量の変更はこれ以上進まなくなり、信号選択回路
30で選択された基準信号と比較信号とに対応する信号
が同位相で出力バッファへ出力されることとなる。以
下、同様に、CPUの制御の下、信号選択回路30が信
号線20aから異なった信号線を選択し、前述した動作
を繰り返せば、試験パタンが同位相で出力されることに
なる。
【0039】尚、フェイル判断回路110から出力され
るフェイル信号、カウンタ90のQ出力端Q、及びDf
f66から出力される信号はデータリードバック回路1
20へ出力され、これらの信号がラッチされた後、CP
Uへ出力される。CPUはこれらの信号に基づいて、試
験パタンを構成する各試験パタンの位相ズレを求める。
CPUはフェイル信号を受け取った場合には、信号選択
回路30に対して信号線20aの内、他の信号線を選択
するように指示して上記動作を繰り返す。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
選択手段が複数の試験信号から2つの信号を基準信号及
び比較信号として選択し、抽出手段が基準信号と比較信
号との位相差を抽出するようにしているので、試験デバ
イスに供給する試験信号の位相差を自動的に検出するこ
とができるという効果がある。また、本発明によれば、
抽出手段で抽出された位相差に応じて比較信号の遅延量
を決定する決定手段と、決定手段で決定された遅延量に
応じて比較信号を遅延する遅延手段と、位相差を検出
し、位相差が無くなった場合に、決定手段に対して遅延
量の固定を指示する検出手段と、基準信号と比較信号と
の位相差が無くなったと検出手段で検出された場合に、
選択手段に対して選択する試験信号の変更を指示し、試
験信号各々の位相を同位相にする制御手段とを具備した
ので、試験デバイスに供給する複数の試験信号各々を自
動的に同位相にすることができるという効果がある。さ
らに、本発明によれば、制御手段は決定手段で決定され
た遅延量、フェイル検出手段から出力されるフェイル信
号、及び検出手段から出力される検出信号が入力され、
これらの信号に基づいて複数の試験信号の位相ズレ求め
ているので、位相ズレを後々データとして利用すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるIC試験装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】 基準信号のパルス幅が比較信号のパルス幅よ
り長い場合のIC試験装置各部の信号波形を示す図であ
る。
【図3】 比較信号のパルス幅が基準信号のパルス幅よ
り長い場合のIC試験装置各部の信号波形を示す図であ
る。
【図4】 本発明の一実施形態によるIC試験装置の各
部における信号波形を示す図である。
【符号の説明】
20 プログラマブルディレイ回路(遅延手段) 30 信号選択回路(選択手段) 40 位相差抽出回路(位相抽出部) 50 マスク回路(マスク生成部) (上記40,50は抽出手段を構成する) 60 位相差検出回路(検出手段) 70 位相フェイル検出回路(フェイル検出手段) 90 カウンタ回路(決定手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の試験信号から2つの信号を基準信
    号及び比較信号として選択する選択手段と、 前記基準信号と比較信号との位相差を抽出する抽出手段
    と、 前記抽出手段で抽出された位相差に応じて前記比較信号
    の遅延量を決定する決定手段と、 前記決定手段で決定された遅延量に応じて前記比較信号
    を遅延する遅延手段と、 前記位相差を検出し、前記位相差が無くなった場合に、
    前記決定手段に対して遅延量の固定を指示する検出手段
    と、 前記基準信号と比較信号との位相差が無くなったと前記
    検出手段で検出された場合に、前記選択手段に対して選
    択する試験信号の変更を指示し、前記試験信号各々の位
    相を同位相にする制御手段とを具備することを特徴とす
    るIC試験装置。
  2. 【請求項2】 前記基準信号の位相に対する前記比較信
    号の位相の進みを検出してフェイル信号を前記制御手段
    に出力するフェイル検出手段を具備することを特徴とす
    る請求項1記載のIC試験装置。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段は、前記基準信号と前記比
    較信号との論理演算によって位相差を抽出する位相抽出
    部と、 前記基準信号と前記比較信号との論理演算により、前記
    位相抽出部で抽出された位相差の不要箇所を除去するた
    めのマスクを生成するマスク生成部とを具備することを
    特徴とする請求項1記載のIC制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記決定手段で決定さ
    れた遅延量、前記フェイル検出手段から出力されるフェ
    イル信号、及び前記検出手段から出力される検出信号が
    入力され、これらの信号に基づいて前記複数の試験信号
    の位相ズレ求めることを特徴とする請求項2記載のIC
    試験装置。
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