JPH10239028A - エッチング深さ測定方法及びその装置 - Google Patents

エッチング深さ測定方法及びその装置

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JPH10239028A
JPH10239028A JP4357197A JP4357197A JPH10239028A JP H10239028 A JPH10239028 A JP H10239028A JP 4357197 A JP4357197 A JP 4357197A JP 4357197 A JP4357197 A JP 4357197A JP H10239028 A JPH10239028 A JP H10239028A
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JP
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light
hole
etching depth
semiconductor wafer
major axis
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JP4357197A
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Akira Tsumura
明 津村
Wataru Yamada
渉 山田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、長方形状の微細化された穴形状で
も、穴内部の光の減衰を小さくして正確にエッチング深
さを測定する。 【解決手段】半導体ウエハ4に形成される穴の長径の2
分の1から長径の範囲の波長λのレーザ光を偏光子10
により直線偏光とし、かつその偏光方向を偏光回転子1
2により半導体ウエハ4の穴の短径方向に略一致させて
半導体ウエハ4に照射し、このときの反射回折光Q”を
光検出器13により検出し、この反射回折光Q”の強度
に対応した電気信号を演算処理部14に送って、半導体
ウエハ4に形成されている穴のエッチング深さを求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエッチング
中の半導体基板に形成されるエッチング深さをリアルタ
イムに測定するエッチング深さ測定方法及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】このようなエッチング深さ測定の技術と
しては、例えばH.P.Kleinknecht,J.Electroc hem.Soc.M
AY1978,P798,803 、特開昭60−86833号公報、特
開昭61−290308号公報がある。
【0003】このうち特開昭60−86833号公報
は、半導体装置に光を照射したときの反射して得られる
回折パターンのうち、被食刻部からの回折光と非食刻部
からの回折光との各光強度が同程度になる部分を検出し
て食刻深さを測定する技術である。
【0004】又、特開昭61−290308号公報は、
エッチング中の被試料面にコヒーレント光を照射したと
きの反射回折光を検出してエッチング深さを測定するも
ので、照射光の波長を633nmよりも短い波長のレー
ザ光とする技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
技術では、いずれも半導体基板として4MDRAM(穴
径:1μm前後)を測定ターゲットとするものであり、
その後、半導体の微細化は進んでおり、現在は0.5μ
m以下の穴径となっている。
【0006】又、半導体基板に形成される穴は、半導体
の微細化に伴って、その径が小さくなるばかりでなく、
その穴形状も丸形状から長方形状になってきている。こ
のような長方形状の微細化された穴径に対しての上記エ
ッチング深さ測定では、穴内部での光の減衰が大きく、
穴底から反射してくる光の強度が著しく低下し、エッチ
ング深さが測定できない。
【0007】又、半導体基板に照射するレーザ光の波長
を短くし、穴内部の光の減衰を小さくする方法がある
が、この方法では、紫外線レーザ光を使用するために、
その取扱い、安全性に問題がある。さらに、穴径が小さ
くなった場合には、対応するレーザ光がない。
【0008】そこで本発明は、長方形状の微細化された
穴形状でも、穴内部の光の減衰を小さくして正確にエッ
チング深さを測定できるエッチング深さ測定方法及びそ
の装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、被処
理体に光を照射したときの反射光の強度を検出して、被
処理体に形成されている穴のエッチング深さを測定する
エッチング深さ測定方法において、被処理体に照射する
光の偏光方向を穴の長径方向と交わる方向に位置合わせ
して光を被処理体に照射するエッチング深さ測定方法で
ある。
【0010】請求項2によれば、請求項1記載のエッチ
ング深さ測定方法において、光の偏光方向を穴の短径方
向に略一致させる。請求項3によれば、請求項1記載の
エッチング深さ測定方法において、直線偏光した光を被
処理体に照射する。
【0011】請求項4によれば、請求項1記載のエッチ
ング深さ測定方法において、被処理体に照射する光の波
長を穴の長径の2分の1から穴の長径の範囲とする。請
求項5によれば、被処理体に光を照射したときの反射光
の強度を検出して、被処理体に形成されている穴のエッ
チング深さを測定するエッチング深さ測定装置におい
て、被処理体に照射するための光を出力する光源と、被
処理体に照射する光の偏光方向を穴の長径方向と交わる
方向に位置合わせして光を被処理体に照射する偏光光学
系と、被処理体からの反射光を検出してその光強度に応
じた電気信号に変換出力する光検出器と、この光検出器
から出力された電気信号に基づいて穴のエッチング深さ
を求める演算処理手段と、を具備したエッチング深さ測
定装置である。
【0012】請求項6によれば、請求項5記載のエッチ
ング深さ測定装置において、偏光光学系は、光の偏光方
向を穴の短径方向に略一致させる。請求項7によれば、
請求項5記載のエッチング深さ測定装置において、偏光
光学系は、直線偏光した光を被処理体に照射する。請求
項8によれば、請求項5記載のエッチング深さ測定装置
において、光源は、穴の長径の2分の1から穴の長径の
範囲とする波長の光を出力する。
【0013】
【発明の実施の形態】
(1) 以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参
照して説明する。本発明のエッチング深さ測定方法は、
被処理体として半導体ウエハにレーザ光を照射したとき
の反射光の強度を検出して、半導体ウエハに形成されて
いる穴のエッチング深さを測定するもので、半導体ウエ
ハに照射するレーザ光の偏光方向を穴の長径方向と交わ
る方向に位置合わせしてレーザ光を半導体ウエハに照射
するものである。
【0014】このとき、レーザ光は、その偏光方向を穴
の短径方向に略一致させ、かつその偏光は直線偏光とし
て半導体ウエハに照射し、さらに波長を半導体ウエハに
形成される穴の長径の2分の1から長径の範囲とする。
【0015】図1はかかる方法を適用したエッチング深
さ測定装置の構成図である。エッチングチャンバ1内に
は、反応ガスが封入されており、かつその底部にはステ
ージ2が設けられるとともに上部には観察窓3が設けら
れている。
【0016】このエッチングチャンバ1内のステージ2
上には、半導体ウエハ4が載置され、この半導体ウエハ
4に対するエッチング処理が行われるようになってい
る。この半導体ウエハ4には、図2に示すようにこの半
導体ウエハ4の上方から見て長方形状の複数の穴5が羅
列して形成されている。又、図3はこれら穴5の断面図
であり、エッチングのためのマスク6が半導体ウエハ4
の表面上に形成されている。
【0017】これら穴5は、それぞれ短径がd1 、長径
がd2 に形成され、かつ穴5のエッチング深さをDとし
ている。なお、Tはマスク6の厚さである。一方、レー
ザ発振器7は、半導体ウエハ4に形成される穴の長径d
2 の2分の1から穴の長径d2 の範囲の波長λ、すなわ
ち d2 /2<λ<d2 …(1) のレーザ光を出力するものである。
【0018】このレーザ発振器7から出力されるレーザ
光の光路上には、半導体ウエハ4に照射するレーザ光の
偏光方向を半導体ウエハ4に形成される穴5の長径方向
と交わる方向に位置合わせしてレーザ光を半導体ウエハ
4に照射する偏光光学系8が配置されている。
【0019】又、この偏光光学系8は、レーザ光の偏光
方向を穴5の短径方向に略一致させ、かつレーザ光を直
線偏光して半導体ウエハ4に対してほぼ垂直方向から照
射するものとなっている。
【0020】具体的に偏光光学系8は、レーザ光の光路
上にビーム可変器9、偏光子10、反射ミラー11を配
置され、かつこの反射ミラー11の反射光路上に偏光回
転子12を配置した構成となっている。
【0021】このうちビーム可変器9は、レーザ発振器
7から出力されたレーザ光のビーム径を所定のサイズに
可変し、ほぼ平行光束にして出射するものである。偏光
子10は、ビーム可変器9からのレーザ光を入射し、こ
のレーザ光の所定の方向の偏光成分のみを取り出し、直
線偏光として出射するものである。
【0022】反射ミラー11は、偏光子10から出射さ
れたレーザ光を反射し、半導体ウエハ4の表面に対して
ほぼ垂直方向に照射する角度で配置されている。偏光回
転子12は、反射ミラー11で反射した直線偏光のレー
ザ光を、その偏光方向を穴5の短径方向に略一致させる
ように所定の回転角に偏光して出射するものである。
【0023】又、光検出器13がエッチングチャンバ1
の上方に配置されている。この光検出器13は、半導体
ウエハ4にレーザ光を照射したときに発生する多数の反
射回折光Q´(0次〜n次回折光:n=1,2,3,
…)のうち、その一部の反射回折光Q”を検出してその
光強度に応じた電気信号に変換出力する機能を有してい
る。
【0024】演算処理部14は、光検出器13から出力
される電気信号を入力し、この電気信号の強度変化に基
づいて演算処理し、半導体ウエハ4に形成される穴5の
エッチング深さDを求める機能を有している。
【0025】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。エッチングチャンバ1内において半導体
ウエハ4に対するエッチング中に、レーザ発振器7から
レーザ光が出力されると、このレーザ光は、ビーム可変
器9によりビーム径が所定のサイズに可変され、ほぼ平
行光束にして出射される。
【0026】次に、レーザ光は、偏光子10により所定
の方向の偏光成分のみが取り出され、直線偏光として出
射される。この直線偏光のレーザ光は、反射ミラー11
において半導体ウエハ4の表面に対してほぼ垂直方向に
反射される。
【0027】そして、この直線偏光のレーザ光は、偏光
回転子12によりその偏光方向を半導体ウエハ4に形成
される穴5の短径方向に略一致させるように所定の回転
角に偏光されて出射される。
【0028】このようにして半導体ウエハ4に形成され
る穴5の短径方向に略一致させるように所定の回転角に
偏光された直線偏光のレーザ光は、観察窓3を透過して
エッチング中の半導体ウエハ4に照射される。
【0029】このように直線偏光のレーザ光が半導体ウ
エハ4に照射されると、このとき半導体ウエハ4からは
多数の反射回折光Q´が発生する。ところで、エッチン
グにより半導体ウエハ4に形成される穴5が深くなる
と、反射回折光Q´の強度Iは、 I=C−γ・ cos{4π(D+T)/λ+φ) (2) と変化する。ここで、Cは定数、γは減衰定数、Dは穴
5の深さ、Tはマスク厚さ、λはレーザ光の波長であ
る。
【0030】この式(1) からマスク厚さTが不変とする
と、反射回折光Q´の強度Iは、図4(a) に示すように
エッチング深さDがλ/4変化する毎に半周期変化する
ことが分かる。なお、同図は反射回折光Q´の強度Iに
対応した電気信号の強度を示している。
【0031】この現象を用いると、エッチング深さDの
変化は、図4(b) に示すように上記電気信号の周期をカ
ウントし、λ/4づつ積算すれば求められる。従って、
光検出器13は、これら反射回折光Q´のうち、その一
部の反射回折光Q”を検出してその光強度に応じた電気
信号に変換出力する。
【0032】演算処理部14は、光検出器13から出力
される電気信号を入力し、この電気信号のレベルに基づ
いてこの電気信号の周期をカウントし、λ/4づつ深さ
の値を積算することにより半導体ウエハ4に形成される
穴5のエッチング深さDを求める。
【0033】このようにしてエッチング深さDを求める
ものであり、上記の如く直線偏光のレーザ光を半導体ウ
エハ4に形成される穴5の短径方向に略一致させるよう
に所定の回転角に偏光させて照射するのは、次の理由に
よる。
【0034】上記式(2) の減衰定数γは、穴径の関数と
なり、穴径が小さくなると大きくなり(減衰が大きくな
り)、光検出器13により反射回折光Q´の検出ができ
なくなる。
【0035】ところが、穴5を導波管として考えると、
穴5の方向すなわち図2に示すように穴5の開口が長形
であれば、長辺方向又は短辺方向の方向とレーザ光の偏
光方向とによってレーザ光の減衰率は異なる。
【0036】そこで、半導体ウエハ4に形成される穴5
を方形導波管と考えると、直線偏光のレーザ光を穴5の
短径方向に合わせたとき、この穴内部での減衰率が最も
小さくなる。
【0037】図5にかかるレーザ偏光方向と穴5の方向
とを変化させたときの光検出器13から出力される電気
信号の強度の例を示し、同図(a) がレーザ偏光方向を穴
5の短径方向に合わせた場合、同図(b) がレーザ偏光方
向を穴5の長径方向に合わせた場合である。
【0038】同図からレーザ偏光方向を穴5の短径方向
に合わせた方が減衰率が小さくなり、穴5の深くまで電
気信号が現れていることが分かる。従って、偏光回転子
12により直線偏光のレーザ光の偏光方向を穴5の短径
方向に合わせ、半導体ウエハ4に照射する。
【0039】又、このように直線偏光のレーザ光の偏光
方向を穴5の短径方向に合わせたときに光の減衰率が小
さくなる関係は、レーザ光の波長λが、穴5の径に比べ
て、十分小さいときは顕著に現れず、穴5の径が小さく
なってきたときに顕著に現れてくる。そして、導波管の
理論から波長が穴径(長径)/2よりも大きい場合、レ
ーザ光は穴内部にほとんど入っていかない。
【0040】従って、レーザ光の波長λは、上記式(1)
に示す通り穴5の長径をd2 とすると、上記の通りd2
/2<λ<d2 の範囲となる。かくして、演算処理部1
4は、光検出器13から出力される電気信号の周期をカ
ウントし、λ/4づつ深さの値を積算することにより半
導体ウエハ4に形成される例えば0.5μm以下の穴径
のエッチング深さDを求めることができる。
【0041】このように上記第1の実施の形態において
は、半導体ウエハに形成される穴5の長径d2 の2分の
1から長径d2 の範囲の波長λのレーザ光を直線偏光と
し、かつその偏光方向を穴5の短径方向に略一致させて
半導体ウエハ4に照射し、このときの反射回折光Q”の
強度を検出して、半導体ウエハ4に形成されている穴5
のエッチング深さを測定するので、半導体ウエハ4の微
細化が進み、例えば穴径が0.5μm以下のエッチング
深さDであっても、この穴5の内部でレーザ光が減衰す
ることなく、正確にエッチング深さを測定できる。
【0042】又、0.5μm以下の穴径でも紫外線レー
ザを使用せずに可視光レーザ光でも測定可能となり、取
扱い、安全性が向上し、コストもダウンできる。さら
に、紫外レーザ又は紫外ランプを光源とすることによ
り、今後の半導体の微細化による0.3μm以下の穴で
も測定可能となる。 (2) 次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
なお、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい
説明は省略する。
【0043】図2はエッチング深さ測定装置の構成図で
ある。反射ミラー11の反射光路上には、偏光回転子1
2及びハーフミラー15が配置されている。
【0044】このうちハーフミラー15は、レーザ光を
透過差せてエッチングチャンバ1内の半導体ウエハ4に
照射し、かつ半導体ウエハ4に発生した反射回折光のう
ち正反射光(0次回折光)を分岐して光検出器13に向
かって出射するものとなっている。
【0045】このような構成であれば、エッチングチャ
ンバ1内において半導体ウエハ4に対するエッチング中
に、レーザ発振器7からレーザ光が出力されると、この
レーザ光は、ビーム可変器9によりビーム径が所定のサ
イズに可変され、ほぼ平行光束にして出射され、次に偏
光子10により所定の方向の偏光成分のみが取り出され
て直線偏光として出射され、さらに反射ミラー11で反
射し、偏光回転子12によりその偏光方向を半導体ウエ
ハ4に形成される穴5の短径方向に略一致させるように
所定の回転角に偏光される。
【0046】そして、このレーザ光は、ハーフミラー1
5、観察窓3を透過してエッチング中の半導体ウエハ4
の表面に対してほぼ垂直方向に照射される。すなわち、
半導体ウエハ4に形成される穴5の長径をd2 とする
と、d2 /2<λ<d2 の範囲となる波長λのレーザ光
が、直線偏光に偏光され、かつその偏光方向を穴5の短
径方向に合わせ、半導体ウエハ4に照射される。
【0047】このように直線偏光のレーザ光が半導体ウ
エハ4に照射されると、このとき半導体ウエハ4からは
多数の反射回折光Q´が発生する。これら反射回折光Q
´のうち正反射光は、ハーフミラー15によって分岐さ
れ、光検出器13に入射する。
【0048】この光検出器13は、正反射光を検出して
その光強度に応じた電気信号に変換出力する。演算処理
部14は、光検出器13から出力される電気信号の周期
をカウントし、λ/4づつ深さの値を積算することによ
り半導体ウエハ4に形成される例えば0.5μm以下の
穴径のエッチング深さDを求めることができる。
【0049】このように上記第2の実施の形態において
は、正反射光を検出してその光強度からエッチング深さ
Dを測定するようにしても、上記第1の実施の形態と同
様に、半導体ウエハ4の微細化が進み、例えば穴径が
0.5μm以下のエッチング深さDであっても、この穴
5の内部でレーザ光が減衰することなく、正確にエッチ
ング深さを測定できる。
【0050】又、0.5μm以下の穴径でも紫外線レー
ザを使用せずに可視光レーザ光でも測定可能となり、取
扱い、安全性が向上し、コストもダウンできる。さら
に、紫外レーザ又は紫外ランプを光源とすることによ
り、今後の半導体の微細化による0.3μm以下の穴で
も測定可能となる。
【0051】なお、本発明は、上記第1及び第2の実施
の形態に限定されるものでなく、次の通り変形してもよ
い。例えば、レーザ発振器7の代わりにランプと単色光
のみを取り出すフィルタ(干渉フィルタ)とを組み合わ
せて使用してもよい。
【0052】又、半導体ウエハ4に形成される穴5の深
さ測定に限らず、溝や凹部の深さ測定にも適用できる。
さらに、深さ測定する対象の穴形状は、長方形状に限ら
ず、楕円形状の穴にも適用できる。
【0053】又、直線偏光のレーザ光の偏光方向を穴5
の短径方向に合わせて半導体ウエハ4に照射している
が、このレーザ光の偏光方向は、図7に示すように穴5
の長径方向に対して任意の角度θで交わるように回転偏
光してもよい。
【0054】この場合、レーザ光の偏光方向は、穴5の
短径方向に合わせたときに最も穴内部での減衰率が少な
くなる。ところで、完全な直線偏光のレーザ光を得るの
は難しく、実際には僅かに楕円偏光がかかったレーザ光
となっている。しかし、上記図7に示すようにレーザ光
の偏光方向を任意の角度θで穴5の長径方向に交わるよ
うに回転偏光してもよいことから、僅かに楕円偏光がか
かったレーザ光を半導体ウエハ4に照射しても、上記各
実施の形態と同様な効果を奏することは言うまでもな
い。
【0055】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、長
方形状の微細化された穴形状でも、穴内部の光の減衰を
小さくして正確にエッチング深さを測定できるエッチン
グ深さ測定方法及びその装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるエッチング深さ測定装置の第1
の実施の形態を示す構成図。
【図2】半導体ウエハの上方から見て羅列して形成され
た複数の穴を示す図。
【図3】半導体ウエハに形成された穴の断面図。
【図4】反射回折光の光強度に応じた電気信号からエッ
チング深さを求める作用を示す図。
【図5】レーザ偏光方向と穴の方向とを変化させたとき
の電気信号の強度例を示す図。
【図6】本発明に係わるエッチング深さ測定装置の第2
の実施の形態を示す構成図。
【図7】半導体ウエハに照射するレーザ光の偏光方向の
向きを示す図。
【符号の説明】
1…エッチングチャンバ、 4…半導体ウエハ、 5…穴、 7…レーザ発振器、 8…偏光光学系、 9…ビーム可変器、 10…偏光子、 11…反射ミラー、 12…偏光回転子、 13…光検出器、 14…演算処理部、 15…ハーフミラー。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体に光を照射したときの反射光の
    強度を検出して、前記被処理体に形成されている穴のエ
    ッチング深さを測定するエッチング深さ測定方法におい
    て、 前記被処理体に照射する光の偏光方向を前記穴の長径方
    向と交わる方向に位置合わせして前記光を前記被処理体
    に照射することを特徴とするエッチング深さ測定方法。
  2. 【請求項2】 前記光の偏光方向を前記穴の短径方向に
    略一致させることを特徴とする請求項1記載のエッチン
    グ深さ測定方法。
  3. 【請求項3】 直線偏光した光を前記被処理体に照射す
    ることを特徴とする請求項1記載のエッチング深さ測定
    方法。
  4. 【請求項4】 前記被処理体に照射する光の波長を前記
    穴の長径の2分の1から前記穴の長径の範囲とすること
    を特徴とする請求項1記載のエッチング深さ測定方法。
  5. 【請求項5】 被処理体に光を照射したときの反射光の
    強度を検出して、前記被処理体に形成されている穴のエ
    ッチング深さを測定するエッチング深さ測定装置におい
    て、 前記被処理体に照射するための光を出力する光源と、 前記被処理体に照射する光の偏光方向を前記穴の長径方
    向と交わる方向に位置合わせして前記光を前記被処理体
    に照射する偏光光学系と、 前記被処理体からの反射光を検出してその光強度に応じ
    た電気信号に変換出力する光検出器と、 この光検出器から出力された電気信号に基づいて前記穴
    のエッチング深さを求める演算処理手段と、を具備した
    ことを特徴とするエッチング深さ測定装置。
  6. 【請求項6】 前記偏光光学系は、前記光の偏光方向を
    前記穴の短径方向に略一致させることを特徴とする請求
    項5記載のエッチング深さ測定装置。
  7. 【請求項7】 前記偏光光学系は、直線偏光した光を前
    記被処理体に照射することを特徴とする請求項5記載の
    エッチング深さ測定装置。
  8. 【請求項8】 前記光源は、前記穴の長径の2分の1か
    ら前記穴の長径の範囲とする波長の光を出力することを
    特徴とする請求項5記載のエッチング深さ測定装置。
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Cited By (3)

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