JPH10239018A - 4光束生成装置及びそれを用いた位置検出装置 - Google Patents

4光束生成装置及びそれを用いた位置検出装置

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JPH10239018A
JPH10239018A JP9056862A JP5686297A JPH10239018A JP H10239018 A JPH10239018 A JP H10239018A JP 9056862 A JP9056862 A JP 9056862A JP 5686297 A JP5686297 A JP 5686297A JP H10239018 A JPH10239018 A JP H10239018A
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light
acousto
light beam
light beams
optic element
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JP9056862A
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Toru Kawaguchi
透 川口
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Nikon Corp
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】実質的に同一の場所で被検物の2次元的な位置
を計測するための2組の2光束を供給可能な4光束生成
装置と、これを用いた位置検出装置を提供する。 【解決手段】光源からの光束LBを光束分離手段DG1
に入射し、光束分離手段から射出する光束A,Bを第1
の音響光学素子RN1と第2の音響光学素子RN2とを
通過させることにより、それぞれ光軸対称に射出され且
つ両素子の駆動周波数差に比例した周波数差を有する一
対の光束を、2組P,R;Q,S生成した4光束生成装
置であって、第1の素子の超音波の駆動方向と光軸とを
含む平面に関して一方の側より入射する一方の光束Aの
第1の素子による回折効率が、他方の光束Bの回折効率
よりも高くなるように、第1の素子RN1を傾斜して配
置し、他方の光束の第2の素子による回折効率が、一方
の光束の回折効率よりも高くなるように、第2の素子R
N2を傾斜して配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検物の2次元的
な位置を検出する位置検出装置と、この位置検出装置に
用いる4光束生成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子、液晶表示素子または薄膜磁
気ヘッド等を製造するためのフォトリソグラフィ工程で
使用される露光装置においては、マスクと感光性基板と
の位置ずれ量を検出するために、へテロダイン干渉を利
用したアライメントセンサが用いられている。へテロダ
イン干渉を利用した被検物の位置検出装置としては、例
えば特開平6−82215号に開示されているように、
1次元回折格子と第1のブラッグ音響光学素子とを第1
のリレー光学系に関して共役に配置し、第1のブラッグ
音響光学素子と第2のブラッグ音響光学素子とを第2の
リレー光学系に関して共役に配置することにより、両音
響光学素子の駆動周波数差に比例した周波数差を有する
一対の光束を1組生成し、この一対の光束を用いてヘテ
ロダイン干渉計を構成したものが知られている。
【0003】また特開平6−241726号には、ラマ
ンナス音響光学素子とブラッグ音響光学素子とをリレー
光学系に関して共役に配置することにより、両音響光学
素子の駆動周波数差に比例した周波数差を有する一対の
光束を1組生成し、この一対の光束を用いてヘテロダイ
ン干渉計を構成したものが開示されている。また特開平
7−335526号には、2個のブラッグ音響光学素子
を隣接して配置することにより、両音響光学素子の駆動
周波数差に比例した周波数差を有する一対の光束を1組
生成し、この一対の光束を用いてヘテロダイン干渉計を
構成したものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例は、何れも
多波長光が使用可能であるから、感光基板(ウエハ)上
の感光剤(レジスト)による薄膜干渉の影響を低減する
ことができ、また位置合わせ用マーク(格子マーク)の
非対称性による位置検出誤差を低減することができると
いうメリットがある。
【0005】ところが、音響光学素子を用いた2光束生
成手段から発生する2光束は1組だけであり、したがっ
て、検出可能な格子マーク(被検物)の位置計測方向は
1方向に限られる。このため、被検物の2次元的な位置
を検出するには、 (1)2光束生成手段を2組み直交させて使用する(例
えば、特開平7−142325)。 (2)2光束生成手段から発生する2光束を2分割し、
その一方を像回転して直交させる。 (3)直交したピッチ方向の全く別々の(かなり離れた
位置にある)格子マーク(図15参照)を検出するアラ
イメント系2組を配置する(例えば、特開平6−132
87)。等の対策が必要である。
【0006】そのためには、アライメント系の構成が複
雑化・大型化し、それに伴う系の不安定性が誘発され位
置検出精度の低下を招く恐れがある。また、特に(3)
の場合には、同一の被検物について異なる計測方向の検
出位置が互いに離れているため、各計測方向について周
囲環境の変化に起因する影響に大きな差異を生じ、被検
物の位置検出精度が劣化する不都合も懸念される。ま
た、ステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置
に適用する場合、図15のような位置合わせマークの配
置は不可能で、系の複雑化がさらに促進されることにも
なる。
【0007】本発明はかかる点に鑑み、多波長光が使用
可能で、感光基板(ウエハ)上の感光材(レジスト)に
よる薄膜干渉の影響や位置合わせ用マーク(格子マー
ク)の非対称性による位置検出誤差を低減できるメリッ
トを踏襲すると共に、比較的簡単な構成で、実質的に同
一の場所(極隣接した場所)で被検物(位置合わせマー
ク)の2次元的な位置を計測するための2組の2光束を
供給可能な4光束生成装置と、これを用いた位置検出装
置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、すなわち、光源からの
光束を光束分離手段に入射し、光束分離手段から射出す
る光束を第1の音響光学素子と、第1の音響光学素子と
は異なる周波数にて駆動された第2の音響光学素子とを
通過させることにより、第2の音響光学素子から射出す
る光束のうちの4本の光束として、それぞれ光軸対称に
射出され且つ両音響光学素子の駆動周波数差に比例した
周波数差を有する一対の光束を、2組生成した、4光束
生成装置であって、第1の音響光学素子の超音波の駆動
方向と光軸とを含む平面に関して一方の側より入射する
一方の光束の第1の音響光学素子による回折効率が、平
面に関して他方の側より入射する他方の光束の回折効率
よりも高くなるように、第1の音響光学素子を傾斜して
配置し、他方の光束の第2の音響光学素子による回折効
率が、一方の光束の回折効率よりも高くなるように、第
2の音響光学素子を傾斜して配置した、4光束生成装置
である。
【0009】本発明はまた、第1の音響光学素子と第2
の音響光学素子とを有し、第1の音響光学素子の超音波
の駆動方向と光軸とを含む平面に関して一方の側より入
射する一方の光束の第1の音響光学素子による回折効率
が、平面に関して他方の側より入射する他方の光束の回
折効率よりも高くなるように、第1の音響光学素子を傾
斜して配置し、他方の光束の第2の音響光学素子による
回折効率が、一方の光束の回折効率よりも高くなるよう
に、第2の音響光学素子を傾斜して配置した4光束生成
装置によって、それぞれ光軸対称に射出され且つ両音響
光学素子の駆動周波数差に比例した周波数差を有する第
1の一対の光束と第2の一対の光束とを生成し、被検物
上に第1の格子方向と第2の格子方向とを有する2次元
回折格子を光軸と直交して形成し、第1の格子方向と直
交する第1の平面に関して対称な2方向より、第1の一
対の光束を2次元回折格子に入射し、且つ両入射光束の
反射回折光又は透過回折光が第1の平面内に射出するよ
うに両光束の入射角を定め、第1の平面内に射出する両
光束の干渉によって生じる光ビート信号の位相に基づい
て、被検物の第1の格子方向に関する位置を検出し、第
2の格子方向と直交する第2の平面に関して対称な2方
向より、第2の一対の光束を2次元回折格子に入射し、
且つ両入射光束の反射回折光又は透過回折光が第2の平
面内に射出するように両光束の入射角を定め、第2の平
面内に射出する両光束の干渉によって生じる光ビート信
号の位相に基づいて、被検物の第2の格子方向に関する
位置を検出した、位置検出装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
以下の説明では、光軸方向をzとし、z方向と直交し、
互いに直交する2方向をx方向とy方向としている。ま
たx−y座標を+45°回転させた座標をX−Y座標と
している。また、 φ:各光束の光軸zに対する入射角又は射出角 φx:φのx成分、すなわち、x−z平面に射影した光
束の光軸zに対してなす角度 φy:φのy成分、すなわち、y−z平面に射影した光
束の光軸zに対してなす角度 としたとき、各光束の進行方向を(φ;φx,φy)、又
は(φx,φy)と標記する。ここで、 が成立する。また、音響光学素子での回折次数は、駆動
超音波の進行方向への回折をプラスとし、駆動超音波の
進行方向と対向する方向への回折をマイナスとしてい
る。
【0011】
【第1実施例】本発明による4光束生成装置の第1実施
例の構成を図1と図2に示す。この第1実施例は、1次
元回折格子DG1と第1のラマンナス音響光学素子(以
下ラマンナス素子と記す。)RN1とを、第1のリレー
光学系R1に関して共役に配置し、第1のラマンナス素
子RN1と第2のラマンナス素子RN2とを、第2のリ
レー光学系R2に関して共役に配置したものである。光
源(図示せず)からの光束LBは、y方向に格子を配列
した1次元回折格子DG1に入射している。ここで、 θ:1次元回折格子による1次光の回折角 とすると、1次元回折格子から射出する光束のうち、
(0,+θ)方向には+1次透過回折光(以下+1次光
と記す。)Aが射出し、(0,−θ)方向には−1次光
Bが射出する。すなわち、 [1次元回折格子からの射出] 光束A(θ;0,+θ) 光束B(θ;0,−θ) と表される。1次元回折格子での回折次数は、+y方向
への回折をプラスとし、−y方向への回折をマイナスと
している。
【0012】1次元回折格子から射出する光束A,Bと
その他の光束は、第1のリレー光学系R1に入射してい
る。第1のリレー光学系の瞳空間には、上記光束A,B
以外の不要な光、すなわち0次光と2次光以上の高次光
を遮光するように、第1の空間フィルターSF1が配置
されている。
【0013】第1のリレー光学系の集光点には、第1の
ラマンナス素子RN1が配置されている。したがって、 φ1y:光束A,Bの第1のラマンナス素子への入射角 とすると、光束A,Bの進行方向は光軸対称に反転する
から、 [第1のラマンナス素子への入射] 光束A(φ1y;0,−φ1y) 光束B(φ1y;0,+φ1y) となる。
【0014】第1のラマンナス素子の駆動超音波は、−
x方向に配置されている。また図2(b)に示すよう
に、第1のラマンナス素子の超音波作用領域のy−z断
面の長手方向は、光軸zに対して−φ1yだけ傾斜するよ
うに配置されている。この結果、−φ1y方向に入射した
光束Aは、超音波作用領域の全域を通過してラマンナス
回折作用を受ける。しかるに+φ1y方向に入射した光束
Bは、超音波作用領域の長手方向に対して2φ1yだけ傾
斜して超音波作用領域を通過する。ラマンナス素子によ
る回折効率は、概ね光束が通過する超音波作用領域の長
さに比例するので、光束Bは実質的にラマンナス回折作
用を受けない。
【0015】したがって、 φ1:第1のラマンナス素子からの1次光の射出角 φ1x:φ1のx成分 とすると、第1のラマンナス素子から射出する光束のう
ち、(0,+φ1y)方向には同方向に入射した光束Bの
0次光Eが射出し、(−φ1x,−φ1y)方向には(0,
−φ1y)方向に入射した光束Aの+1次光Fが射出し、
(+φ1x,−φ1y)方向には光束Aの−1次光Gが射出
する。
【0016】すなわち、射出光束の進行方向を左辺に記
し、右辺には入射光束を記し、第1のラマンナス素子に
よる回折次数をサフィックスとして記すと、 [第1のラマンナス素子からの射出] 光束E(φ1y; 0 ,+φ1y)=B0 光束F(φ1 ;−φ1x,−φ1y)=A+1 光束G(φ1 ;+φ1x,−φ1y)=A-1 となる。
【0017】第1のラマンナス素子から射出する光束E
〜Gとその他の光束は、第2のリレー光学系R2に入射
している。第2のリレー光学系の瞳空間には、上記光束
E〜G以外の不要な光を遮光するように、すなわち光束
Bの1次光以上と、光束Aの0次光と2次光以上とを遮
光するように、第2の空間フィルターSF2が配置され
ている。
【0018】第2のリレー光学系の集光点には、第2の
ラマンナス素子RN2が配置されている。したがって、 φ2:光束F,Gの第2のラマンナス素子への入射角 φ2x:φ2のx成分 φ2y:φ2のy成分 とすると、光束E〜Gの進行方向は光軸対称に反転する
から、 [第2のラマンナス素子への入射] 光束E(φ2y; 0 ,−φ2y)=B0 光束F(φ2 ;+φ2x,+φ2y)=A+1 光束G(φ2 ;−φ2x,+φ2y)=A-1 となる。
【0019】第2のラマンナス素子の駆動超音波は、第
1のラマンナス素子と同方向に、すなわち−x方向に配
置されている。また図2(b)に示すように、第2のラ
マンナス素子の超音波作用領域のy−z断面の長手方向
は、光軸zに対して−φ2yだけ傾斜するように配置され
ている。この結果、−φ2y方向に入射した光束Eは、超
音波作用領域の全域を通過してラマンナス回折作用を受
ける。しかるに+φ2y方向に入射した光束F,Gは、超
音波作用領域の長手方向に対して2φ2yだけ傾斜して超
音波作用領域を通過する。しかも光束F,Gはx方向に
もφ2xだけ傾斜して超音波作用領域を通過するので、実
質的にラマンナス回折作用を受けない。
【0020】したがって、 φ2x:第2のラマンナス素子からの1次光の射出角のx
成分 となるように設定すると、第2のラマンナス素子から射
出する光束のうち、(+φ2x,+φ2y)方向には同方向
に入射した光束Fの0次光Pが射出し、(−φ2x,+φ
2y)方向には同方向に入射した光束Gの0次光Qが射出
する。また、(−φ2x,−φ2y)方向には(0,−
φ2y)方向に入射した光束Eの+1次光Rが射出し、
(+φ-2x,−φ2y)方向には光束Eの−1次光Sが射
出する。したがって例えば、 光束P(φ2;+φ2x,+φ2y)=F0 と表される。光束Fは光束Aの+1次光A+1であったか
ら、 光束P(φ2;+φ2x,+φ2y)=A+1,0 と表される。右辺の光束のサフィックスは、第1のラマ
ンナス素子での回折次数と、第2のラマンナス素子での
回折次数を示す。したがって結局、 [第2のラマンナス素子からの射出] 光束P(φ2;+φ2x,+φ2y)=A+1,0 光束Q(φ2;−φ2x,+φ2y)=A-1,0 光束R(φ2;−φ2x,−φ2y)=B0,+1 光束S(φ2;+φ2x,−φ2y)=B0,-1 となる。
【0021】第2のラマンナス素子から射出する光束P
〜Sとその他の光束は、第3のリレー光学系R3に入射
している。第3のリレー光学系の瞳空間には、上記光束
P〜S以外の不要な光を遮光するように、第3の空間フ
ィルターSF3が配置されている。
【0022】ここで、1次元回折格子DG1、第1のリ
レー光学系R1、第1のラマンナス素子RN1、第2の
リレー光学系R2、及び第2のラマンナス素子RN2に
ついて、以下の諸式が成立する。先ず、1次元回折格子
での1次回折について、次式が成立する。 λ:波長 P:格子ピッチ
【0023】第1のリレー光学系が正弦条件を満足して
いるとすると、次式が成立する。 β1:第1のリレー光学系の倍率
【0024】第1のラマンナス素子での1次回折につい
て、次式が成立する。 φ1R:第1のラマンナス素子による1次光の回折角 Λ1:第1のラマンナス素子の駆動超音波波長 f1:第1のラマンナス素子の駆動超音波周波数 v1:第1のラマンナス素子の駆動超音波速度
【0025】第2のリレー光学系が正弦条件を満足して
いるとすると、次式が成立する。 β2:第2のリレー光学系の倍率
【0026】第2のラマンナス素子での1次回折につい
て、次式が成立する。 φ2R:第2のラマンナス素子による1次光の回折角 Λ2:第2のラマンナス素子の駆動超音波波長 f2:第2のラマンナス素子の駆動超音波周波数 v2:第2のラマンナス素子の駆動超音波速度
【0027】第1のラマンナス素子からの射出光F,G
の射出角φ1とそのx,y成分φ1x,φ1yの間には、実
用的にφ1R≪1であることを考慮して、次式が成立す
る。 同様に、第2のラマンナス素子への入射光F,Gの入射
角φ2とそのx,y成分φ2x,φ2y、すなわち、第2の
ラマンナス素子からの射出光P〜Sの射出角φ2とその
x,y成分φ2x,φ2yの間には、実用的にφ2R≪1であ
ることを考慮して、次式が成立する。
【0028】実用的な観点からは、第1のラマンナス素
子の傾斜角度φ1yを十分に大きくして、光束Bの透過回
折光のうち、0次光の比率を十分に高くすることが好ま
しい。したがって、 となり、この結果、 となる。すなわち第2のラマンナス素子から射出する光
束P〜Sは、x方向の分離成分φ2xよりもy方向の分離
成分φ2yの方が大きくなる。
【0029】そこでこのような場合には、図1に示すよ
うに、第3のリレー光学系の瞳空間に一対の平行平板ガ
ラスPGを配置することにより、光束P〜Sの分離方向
を、それぞれ+X,+Y、−X,−Y方向とし、すなわ
ち光束PとRの分離方向と光束QとSの分離方向を直交
させることができる。なお、図1の例では、一対の平行
平板ガラスPGのうち、一方を光束PとQとに共通に配
置し、他方を光束RとSとに共通に配置しているが、一
方を光束PとSとに共通に配置し、他方を光束QとRと
に共通に配置することもできる。
【0030】さて、第1のラマンナス素子の駆動超音波
の周波数をf1とすると、第1のラマンナス素子を通過
することにより、+1次光は当初の周波数より+f1
け周波数変調を受け、−1次光は当初の周波数より−f
1だけ周波数変調を受け、0次光は周波数変調を受けな
い。同様に第2のラマンナス素子の駆動超音波の周波数
をf2(f2≒f1、f2≠f1)とすると、第2のラマン
ナス素子を通過することにより、+1次光は当初の周波
数より+f2だけ周波数変調を受け、−1次光は当初の
周波数より−f2だけ周波数変調を受け、0次光は周波
数変調を受けない。既述のように第2のラマンナス素子
からの射出光P〜Sのうち、例えば光束Pとは光束A
+1,0に他ならない。この光束A+1,0の周波数は、当初の
周波数より+f1だけ変調している。他の光束Q〜Sも
同様である。
【0031】他方、周波数faと周波数fbの光束(fa
≒fb、fa≠fb)が干渉すると、周波数|fa−fb
の光ビートを生じる。したがって第2のラマンナス素子
からの射出光P〜Sのうち、互いに光軸対称に射出する
光束PとRを干渉させると、表1に示す光ビート信号が
得られる。すなわちf1≒f2、f1≠f2とすることによ
り、光束A+1,0とB0,+1の干渉による周波数|f1−f2
|の光ビート信号を得ることができる。第2のラマンナ
ス素子からの射出光P〜Sのうち、互いに光軸対称に射
出する光束QとSを干渉させたときも同様である。かく
して光軸対称に射出され、第1のラマンナス素子と第2
のラマンナス素子との駆動周波数差に比例した周波数差
|f1−f2|を有する一対の光束を2組、すなわち光束
+1,0とB0,+1の組みと、光束A-1,0とB0,-1の組みと
を生成することができた。
【0032】
【表1】
【0033】なお光源については、互いに異なる波長の
光を射出する複数のレーザ光源を用い、これらの光源か
らの光束をブレーズド型の反射回折格子に入射すること
によって射出光束の射出方向を一致させ、この光束LB
を1次元回折格子DG1に入射させることができる。ま
た1次元回折格子DG1に代えて、ウォラストンプリズ
ムによって入射光束LBを2分割することもできる。但
しこの場合には、光束AとBの偏光方向が直交するの
で、その後の光学系中にλ/2板を配置して偏光方向を
揃えるか、あるいは最終的に光束PとR、及び光束Qと
Sを干渉させる直前に、偏光板を配置する必要がある。
【0034】
【第2実施例】本発明による4光束生成装置の第2実施
例の構成を図3と図4に示す。この第2実施例は、上記
第1実施例の第2のリレー光学系R2を削除して、第1
のラマンナス素子RN1と第2のラマンナス素子RN2
とを隣接して配置し、このラマンナス素子集合体の中間
点(厳密には、中間点を通りy軸に平行な直線と光軸z
との交点)と1次元回折格子DG1とを、第1のリレー
光学系R1に関して共役に配置したものである。
【0035】一般に1回の結像によって、像の大きさが
変化するほか、像の向きが光軸z周りに180°回転す
る。この第2実施例は、上記第1実施例の第2のリレー
光学系R2を削除したものであるから、 φ=φ1=φ2 φx=φ1x=φ2x φy=φ1y=φ2y であるほか、第2のラマンナス素子以降の構成が、上記
第1実施例を光軸z周りに180°回転した構成となっ
ている。
【0036】すなわちこの第2実施例では、第2のラマ
ンナス素子RN2の駆動超音波が+x方向に配置されて
いる。また第2のラマンナス素子の超音波作用領域のy
−z断面の長手方向が、光軸zに対して+φyだけ傾斜
するように配置されている。また第2のラマンナス素子
からの射出光は次のようになる。
【0037】[第2のラマンナス素子からの射出] 光束P(φ;+φx,+φy)=B0,+1 光束Q(φ;−φx,+φy)=B0,-1 光束R(φ;−φx,−φy)=A+1,0 光束S(φ;+φx,−φy)=A-1,0 さて、ラマンナス素子集合体からの射出光P〜Sのう
ち、互いに光軸対称に射出する光束PとRを干渉させる
と、表2に示すように、光束A+1,0とB0,+1の干渉によ
る周波数|f1−f2|の光ビート信号を得ることができ
る。第2のラマンナス素子からの射出光P〜Sのうち、
互いに光軸対称に射出する光束QとSを干渉させたとき
も同様である。かくして光軸対称に射出され、第1のラ
マンナス素子と第2のラマンナス素子との駆動周波数差
に比例した周波数差|f1−f2|を有する一対の光束を
2組、すなわち光束A+1,0とB0,+1の組みと、光束A
-1,0とB0,-1の組みとを生成することができた。
【0038】
【表2】
【0039】なお、本実施例の場合、光束R,Sの第1
のラマンナス素子による回折点と、光束P,Qの第2の
ラマンナス素子による回折点とがz方向にずれるため、
厳密には光束PとR、光束QとSとはそれぞれ光軸対象
にはならない。この場合、R2以降のラマンナス素子集
合体の中間点と共役な点において光束が完全には重なら
ないので、そのような共役点において視野絞りを設け
て、重なった部分の光束のみを取り出すことが望まし
い。
【0040】
【第3実施例】本発明による4光束生成装置の第3実施
例の構成を図5と図6に示す。この第3実施例は、2次
元回折格子DG2と第1のブラッグ音響光学素子(以下
ブラッグ素子と記す。)BR1とを、第1のリレー光学
系R1に関して共役に配置し、第1のブラッグ素子BR
1と第2のブラッグ素子BR2とを、第2のリレー光学
系R2に関して共役に配置したものである。光源(図示
せず)からの光束LBは、光軸zに直交して配置された
市松模様状の2次元回折格子DG2に入射している。市
松模様の各辺はx方向とy方向とに平行に配置されてお
り、本実施例では各格子要素は正方形に形成されてい
る。したがって、 θ:2次元回折格子による1次光の回折角 θx:θのx成分 とすると、θのy成分θyは、θy=θxであるから、 [2次元回折格子からの射出] 光束A(θ;+θx,+θx) 光束B(θ;−θx,+θx) 光束C(θ;−θx,−θx) 光束D(θ;+θx,−θx) となる。光束A〜D以外の光束は、第1の空間フィルタ
ーSF1によって遮光される。
【0041】第1のリレー光学系R1の瞳空間には、一
対の第1の平行平板ガラスPG1が配置されており、一
対の第1の平行平板ガラスのうち、一方は光束AとBと
に共通に配置され、他方は光束CとDとに共通に配置さ
れている。この結果、瞳空間における光束A〜Dはy方
向に平行移動するから、像空間における光束A〜Dは光
軸zに対する角度のy成分が変化する。
【0042】第1のリレー光学系R1の集光点には、第
1のブラッグ素子BR1が配置されている。したがっ
て、 φ1:光束A〜Dの第1のブラッグ素子への入射角 φ1x:φ1のx成分 φ1y:φ1のy成分 とすると、 [第1のブラッグ素子への入射] 光束A(φ1;−φ1x,−φ1y) 光束B(φ1;+φ1x,−φ1y) 光束C(φ1;+φ1x,+φ1y) 光束D(φ1;−φ1x,+φ1y) となる。
【0043】第1のブラッグ素子の駆動超音波は、−x
方向に配置されている。また図6(b)に示すように、
第1のブラッグ素子の超音波作用領域のy−z断面の長
手方向は、光軸zに対して−φ1yだけ傾斜するように配
置されている。この結果、−φ1y方向に入射した光束
A,Bは、超音波作用領域の全域を通過してブラッグ回
折作用を受ける。しかるに+φ1y方向に入射した光束
C,Dは、超音波作用領域の長手方向に対して2φ1y
け傾斜して超音波作用領域を通過する。ブラッグ素子に
よる回折効率は、概ね光束が通過する超音波作用領域の
長さに比例するので、光束C,Dは実質的にブラッグ回
折作用を受けない。なお、第1のリレー光学系R1の瞳
空間に配置した第1の平行平板ガラスPG1は、第1の
ブラッグ素子に入射する光束A〜Dの入射角のy成分φ
1yを大きくして、光束C,Dがブラッグ回折作用を受け
ないようにするためのものである。
【0044】したがって、 φ1x:第1のブラッグ素子からの1次光の射出角のx成
分 となるように設定すると、 [第1のブラッグ素子からの射出] 光束E(φ1;+φ1x,+φ1y)=C0 光束F(φ1;−φ1x,+φ1y)=D0 光束G(φ1;−φ1x,−φ1y)=B+1+A0 光束H(φ1;+φ1x,−φ1y)=A-1+B0 となる。光束E〜H以外の光束は、第2の空間フィルタ
ーSF2によって遮光される。
【0045】第2のリレー光学系R2の集光点には、第
2のブラッグ素子BR2が配置されている。したがっ
て、 φ2:光束E〜Hの第2のブラッグ素子への入射角 φ2x:φ2のx成分 φ2y:φ2のy成分 とすると、 [第2のブラッグ素子への入射] 光束E(φ2;−φ2x,−φ2y)=C0 光束F(φ2;+φ2x,−φ2y)=D0 光束G(φ2;+φ2x,+φ2y)=B+1+A0 光束H(φ2;−φ2x,+φ2y)=A-1+B0 となる。
【0046】第2のブラッグ素子の駆動超音波は、第1
のブラッグ素子と同方向に、すなわち−x方向に配置さ
れている。また図6(b)に示すように、第2のブラッ
グ素子の超音波作用領域のy−z断面の長手方向は、光
軸zに対して−φ2yだけ傾斜するように配置されてい
る。この結果、−φ2y方向に入射した光束EとFは、超
音波作用領域の全域を通過してブラッグ回折作用を受け
る。しかるに+φ2y方向に入射した光束GとHは、超音
波作用領域の長手方向に対して2φ2yだけ傾斜して超音
波作用領域を通過する。ブラッグ素子による回折効率
は、概ね光束が通過する超音波作用領域の長さに比例す
るので、光束GとHは実質的にブラッグ回折作用を受け
ない。
【0047】したがって、 φ2x:第2のブラッグ素子からの1次光の射出角のx成
分 となるように設定すると、 [第2のブラッグ素子からの射出] 光束P(φ2;+φ2x,+φ2y)=B+1,0+A0,0 光束Q(φ2;−φ2x,+φ2y)=A-1,0+B0,0 光束R(φ2;−φ2x,−φ2y)=D0,+1+C0,0 光束S(φ2;+φ2x,−φ2y)=C0,-1+D0,0 となる。光束P〜S以外の光束は、第3の空間フィルタ
ーSF3によって遮光される。また、第3のリレー光学
系の瞳空間には、その後の像空間における光束P〜Sの
分離方向がそれぞれ+X,+Y、−X,−Y方向となる
ように、一対の第2の平行平板ガラスPG2が配置され
いる。
【0048】ここで、2次元回折格子DG2、第1のリ
レー光学系R1、第1のブラッグ素子BR1、第2のリ
レー光学系R2、及び第2のブラッグ素子BR2につい
て、以下の諸式が成立する。先ず、2次元回折格子での
1次回折について、次式が成立する。 λ:波長 P:市松格子の対角線方向ピッチ(正方形の格子要素の
対角線長)
【0049】第1のブラッグ素子での1次回折につい
て、次式が成立する。 φ1R:第1のブラッグ素子による1次光の回折角 Λ1:第1のブラッグ素子の駆動超音波波長 f1:第1のブラッグ素子の駆動超音波周波数 v1:第1のブラッグ素子の駆動超音波速度
【0050】第2のリレー光学系が正弦条件を満足して
いるとすると、次式が成立する。 β2:第2のリレー光学系の倍率
【0051】第2のブラッグ素子での1次回折につい
て、次式が成立する。 φ2R:第2のブラッグ素子による1次光の回折角 Λ2:第2のブラッグ素子の駆動超音波波長 f2:第2のブラッグ素子の駆動超音波周波数 v2:第2のブラッグ素子の駆動超音波速度
【0052】さて、第1のブラッグ素子の駆動超音波の
周波数をf1とし、第2のブラッグ素子の駆動超音波の
周波数をf2とすると、第2のブラッグ素子からの射出
光P〜Sのうち、互いに光軸対称に射出する光束PとR
を干渉させると、表2に示す光ビート信号が得られる。
したがってローパスフィルターを介在させることによ
り、光束B+1,0とD0,+1との干渉による周波数|f1
2|の光ビート信号だけを得ることができる。第2の
ブラッグ素子からの射出光P〜Sのうち、互いに光軸対
称に射出する光束QとSを干渉させたときも同様であ
る。かくして光軸対称に射出され、第1のブラッグ素子
と第2のブラッグ素子との駆動周波数差に比例した周波
数差|f1−f2|を有する一対の光束を2組、すなわち
光束B+1,0とD0,+1の組みと、光束A-1,0とC0,-1の組
みとを生成することができた。
【0053】
【表3】
【0054】
【第4実施例】本発明による4光束生成装置の第4実施
例の構成を図7と図8に示す。この第4実施例は、上記
第3実施例の第2のリレー光学系R2の削除して、第1
のブラッグ素子BR1と第2のブラッグ素子BR2とを
隣接して配置し、このブラッグ素子集合体の中間点と2
次元回折格子DG2とを、第1のリレー光学系R1に関
して共役に配置したものである。一般に1回の結像によ
って、像の大きさが変化するほか、像の向きが光軸z周
りに180°回転する。この第4実施例は、上記第3実
施例の第2のリレー光学系R2を削除したものであるか
ら、 φ=φ1=φ2 φx=φ1x=φ2x φy=φ1y=φ2y であるほか、第2のブラッグ素子以降の構成が、上記第
3実施例を光軸z周りに180°回転した構成となって
いる。
【0055】すなわちこの第4実施例では、第2のブラ
ッグ素子BR2の駆動超音波が+x方向に配置されてい
る。また第2のブラッグ素子の超音波作用領域のy−z
断面の長手方向が、光軸zに対して+φyだけ傾斜する
ように配置されている。また第2のブラッグ素子からの
射出光は次のようになる。
【0056】[第2のブラッグ素子からの射出] 光束P(φ;+φx,+φy)=D0,+1+C0,0 光束Q(φ;−φx,+φy)=C0,-1+D0,0 光束R(φ;−φx,−φy)=B+1,0+A0,0 光束S(φ;+φx,−φy)=A-1,0+B0,0 さて、ブラッグ素子集合体からの射出光P〜Sのうち、
互いに光軸対称に射出する光束PとRを干渉させると、
表4に示す光ビート信号が得られる。したがってローパ
スフィルターを介在させることにより、光束B+1,0とD
0,+1の干渉による周波数|f1−f2|の光ビート信号だ
けを得ることができる。第2のブラッグ素子からの射出
光P〜Sのうち、互いに光軸対称に射出する光束QとS
を干渉させたときも同様である。かくして光軸対称に射
出され、第1のブラッグ素子と第2のブラッグ素子との
駆動周波数差に比例した周波数差|f1−f2|を有する
一対の光束を2組、すなわち光束B+1,0とD0,+1の組み
と、光束A-1,0とC0,-1の組みとを生成することができ
た。
【0057】
【表4】
【0058】なお、本実施例の場合、光束R,Sの第1
のラマンナス素子による回折点と、光束P,Qの第2の
ラマンナス素子による回折点とがz方向にずれるため、
厳密には光束PとR、光束QとSとはそれぞれ光軸対象
にはならない。この場合、R2以降のラマンナス素子集
合体の中間点と共役な点において光束が完全には重なら
ないので、そのような共役点において視野絞りを設け
て、重なった部分の光束のみを取り出すことが望まし
い。
【0059】
【第5実施例】本発明による位置検出装置の一実施例の
構成を図9に示す。この実施例は、上記4光束生成装置
によって生成した4光束を用いてヘテロダイン干渉計を
構成し、被検物の位置を検出するものであり、この実施
例では、走査型半導体露光装置のレチクルとウエハの位
置を検出している。露光光源(図示せず)からの露光光
は、スリット状の開口を有するレチクルブラインド1を
通過し、レンズ系2、ミラー3、コンデンサレンズ4、
ダイクロイックミラー5をその順に通過して、レチクル
R上にスリットの像を結像している。レチクルR上の回
路パターンのうち、スリット状に照明された部分を透過
した露光光は、投影光学系PLによってウエハW上に結
像している。レチクルブラインド1のスリットの長手方
向はx方向に配置されており、レチクルRとウエハWと
は、スリットの短手方向であるy方向に移動可能に配置
されている。本実施例の投影光学系PLは、中間結像を
行っていない。したがって図10に示すように、レチク
ルRとウエハWのうち、一方は+y方向に走査し、他方
は−y方向に走査される。こうしてレチクル上の回路パ
ターンのすべてが、ウエハW上に投影露光される。
【0060】ウエハWを載置したウエハステージ9は、
ウエハ駆動モータ10によって駆動されており、ウエハ
ステージ9の位置は、ウエハ側干渉計11によって測定
されている。ウエハ側干渉計11からの信号は、ウエハ
駆動モータ10を制御するウエハ駆動モータ制御部12
と、主制御部30とに送られている。同様にレチクルR
を載置したレチクルステージ6は、レチクル駆動モータ
8によって駆動されており、レチクルステージ6の位置
は、レチクル側干渉計によって測定されている。レチク
ル側干渉計からの信号は、レチクル駆動モータ8を制御
するレチクル駆動モータ制御部13と、主制御部30と
に送られている。
【0061】レチクルRの回路パターンの走査方向yの
両側には、図10と図11に示すように、市松模様状の
レチクル格子マーク45A,45Bが描かれている。格
子の辺方向は、x方向とy方向とに一致するように配置
されており、したがって格子の対角方向がX方向とY方
向とに一致している。レチクル格子マーク45A,45
Bの両側には透過窓44A,44Bが設けられており、
この透過窓44A,44Bの投影光学系PLに関する共
役位置に、ウエハ格子マーク47A,47Bが描かれて
いる。この格子の辺方向も、x方向とy方向とに一致す
るように配置されており、したがって格子の対角方向が
X方向とY方向とに一致している。レチクル格子マーク
45A,45Bとウエハ格子マーク47A,47Bの位
置は、本実施例による位置検出装置によって検出されて
いる。これらの4カ所の格子マークの位置の測定は、実
質的に同一の手法が用いられており、したがって以下に
はウエハ格子マーク47Aの位置測定について説明す
る。
【0062】アライメント光源20から発したアライメ
ント光は4光束生成装置21に入射しており、4光束生
成装置21によって前記光束P〜Sが生成される。これ
らの光束P〜Sは送受分離光学系22に入射しており、
光束P〜Sのうち一部は送受分離光学系22から基準検
出系26に入射している。基準検出系26では、光束P
とRとの干渉による基準ビート信号と、光束QとSとの
干渉による基準ビート信号が形成されている。これらの
基準ビート信号は、ローパスフィルタ27に送られて高
調波成分が除去された後に、位相差計測部28に送られ
る。
【0063】送受分離光学系22によって分離された光
束P〜Sの他の部分は、対物レンズ23、落射用ミラー
24、ダイクロイックミラー5をその順に通過して、ウ
エハ格子マーク47Aに入射している。各光束のうち光
束Pは、図12に示すように+X方向から入射し、光束
Qは+Y方向から入射し、光束Rは−X方向から入射
し、光束Sは−Y方向から入射している。各光束の入射
角は、格子マークによる1次反射回折光が同一の方向に
射出するように入射している。光束PとRの1次反射光
と、光束QとSの1次反射光は、往路を逆進して送受分
離光学系22に戻り、送受分離光学系22より光電検出
ユニット25に送られている。光電検出ユニット25で
は、光束PとRの1次反射光の干渉による測定ビート信
号と、光束QとSの1次反射光の干渉による測定ビート
信号が検出され、これらの測定ビート信号は、ローパス
フィルタ27に送られて高調波成分が除去された後に、
位相差計測部28に送られる。位相差計測部28では、
光束PとRによる基準ビート信号と測定ビート信号との
位相差と、光束QとSによる基準ビート信号と測定ビー
ト信号との位相差が測定され、これらの位相差に基づい
て、主制御部30において格子マークの2次元的位置
(x,y)が演算される。
【0064】位相差計測部28に送られる光ビート信号
のうち、両基準ビート信号は、格子マークの移動に関せ
ずに常に一定周波数のビート信号となる。他方、格子マ
ークがX方向に停止しているときには、光束PとRは格
子マークによって周波数変調を受けないから、光束Pと
Rの干渉による測定ビート信号の周波数は、光束PとR
の基準ビート信号の周波数と一致する。しかるに格子マ
ークがX方向に移動しているときには、その移動速度に
依存して光束PとRは互いに逆方向の周波数変調を受け
る。したがってその後に格子マークが停止したときに
は、測定ビート信号の位相は当初の位相からシフトする
こととなる。かくして測定ビート信号と基準ビート信号
との位相差を測定することにより、格子マークのX方向
のピッチの半分を周期として、格子マークのX方向の位
置を検出することができる。光束QとSによるY方向の
位置検出も同じである。しかる後、座標変換を施すこと
により、格子マークのx,y方向の位置を知ることがで
きる。
【0065】なお光束PとRの測定ビート信号と、光束
QとSの測定ビート信号は、光電検出ユニット25にお
いて分離される必要がある。すなわち光束PとRとの中
央に位置する光路と、光束QとSとの中央に位置する光
路とのうち、少なくともいずれか一方を、4光束発生装
置の光軸zからシフト又はチルトさせる必要がある。光
束PとRとの中央に位置する光路と、光束QとSとの中
央に位置する光路とのうち、少なくともいずれか一方を
シフトするためには、例えば4光束発生装置によって生
成した光束P〜Sの瞳空間の光路に、偏角プリズムを配
置すればよい。光束PとRとの中央に位置する光路と、
光束QとSとの中央に位置する光路とのうち、少なくと
もいずれか一方をチルトするためには、例えば4光束発
生装置によって生成した光束P〜Sの瞳空間の光路に、
平行平面板を配置すればよい。
【0066】また本実施例ではレチクルとウエハに形成
したマークとして市松模様状の格子マークを用いたが、
図13と図14に示すように、2個の1次元格子を隣接
して配置し、且つ両1次元格子の配列方向が交差するよ
うに配置したマークを用いることもできる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明の4光束生成装置に
よれば、光軸対称に射出され且つ2個の音響光学素子の
駆動周波数差に比例した周波数差を有する一対の光束を
2組生成することができる。またこの4光束生成装置を
用いてヘテロダイン干渉計を構成することにより、実質
的に同一の場所において被検物の2次元的な位置を一時
に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による4光束生成装置の第1実施例を示
す斜視図
【図2】第1実施例の音響光学素子の配置を示す(a)
平面図と、(b)正面図
【図3】本発明による4光束生成装置の第1実施例を示
す斜視図
【図4】第2実施例の音響光学素子の配置を示す(a)
平面図と、(b)正面図
【図5】本発明による4光束生成装置の第1実施例を示
す斜視図
【図6】第3実施例の音響光学素子の配置を示す(a)
平面図と、(b)正面図
【図7】本発明による4光束生成装置の第1実施例を示
す斜視図
【図8】第4実施例の音響光学素子の配置を示す(a)
平面図と、(b)正面図
【図9】本発明による位置検出装置の一実施例を示す構
成図
【図10】レチクルマークと投影光学系とウエハマーク
を示す斜視図
【図11】(a)レチクルマークと、(b)ウエハマー
クを示す平面図
【図12】(a)ウエハマークを示す拡大平面図と、
(b)図(a)中A−A線断面図
【図13】(a)レチクルマークと、(b)ウエハマー
クとの別の実施例を示す平面図
【図14】(a)別の実施例のウエハマークを示す拡大
平面図と、(b)図(a)中A−A線断面図
【図15】従来のウエハマークを示す平面図
【符号の説明】
DG1…1次元回折格子 DG2…2次元回折格子 RN,RN1,RN2…ラマンナス音響光学素子 BR,BR1,BR2…ブラッグ音響光学素子 R1,R2,R3…リレー光学系 SF1,SF2,SF3…空間フィルター PG,PG1,PG2…平行平板ガラス 1…レチクルブラインド 2…レンズ系 3…ミラー 4…コンデンサレン
ズ 5…ダイクロイックミラー 6…レチクルステー
ジ 8…レチクル駆動モータ 9…ウエハステージ 10…ウエハ駆動モータ 11…ウエハ側干渉
計 12…ウエハ駆動モータ制御部 13…レチクル駆動
モータ制御部 20…アライメント光源 21…4光束生成装
置 22…送受分離光学系 23…対物レンズ 24…落射用ミラー 25…光電検出ユニ
ット 26…基準検出系 27…ローパスフィ
ルタ 28…位相差計測部 30…主制御部 44A,44B…透過窓 45A,45B…レチクル格子マーク 47A,47B…ウエハ格子マーク R…レチクル W…ウエハ PL…投影光学系

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光束を光束分離手段に入射し、 該光束分離手段から射出する光束を第1の音響光学素子
    と、該第1の音響光学素子とは異なる周波数にて駆動さ
    れた第2の音響光学素子とを通過させることにより、該
    第2の音響光学素子から射出する光束のうちの4本の光
    束として、それぞれ所定の軸に対して対称に射出され且
    つ前記両音響光学素子の駆動周波数差に比例した周波数
    差を有する一対の光束を、2組生成した、4光束生成装
    置であって、 前記第1の音響光学素子の超音波の駆動方向と前記軸と
    を含む平面に関して一方の側より入射する一方の光束の
    前記第1の音響光学素子による回折効率が、前記平面に
    関して他方の側より入射する他方の光束の回折効率より
    も高くなるように、前記第1の音響光学素子を傾斜して
    配置し、 前記他方の光束の前記第2の音響光学素子による回折効
    率が、前記一方の光束の回折効率よりも高くなるよう
    に、前記第2の音響光学素子を傾斜して配置した、4光
    束生成装置。
  2. 【請求項2】前記第2の音響光学素子の射出側空間にリ
    レー光学系を配置し、 前記4本の光束の光軸と直交する平面内での分離方向
    が、90°回転対称となるように、前記リレー光学系の
    瞳空間に一対の平行平板ガラスを配置した、請求項1に
    記載の4光束生成装置。
  3. 【請求項3】前記光束分離手段と前記第1の音響光学素
    子との間に第1の集光手段を配置すると共に、前記第1
    の音響光学素子と前記第2の音響光学素子との間に第2
    の集光手段を配置し、 前記第1の集光手段は、前記光束分離手段から射出する
    光束のうち、前記所定の軸に対して対称に射出する2本
    の光束を集光し、 該集光した前記2光束を前記第1の音響光学素子として
    の第1のラマンナス音響光学素子に入射させ、 前記第1のラマンナス音響光学素子は、前記2光束のう
    ちの一方の光束の前記第1のラマンナス音響光学素子に
    よる回折効率が、他方の光束の回折効率よりも高くなる
    ように、前記軸に対して傾斜して配置され、 前記第2の集光手段は、該第1のラマンナス音響光学素
    子による前記2光束の透過回折光のうち、前記一方の光
    束の+1次透過回折光と−1次透過回折光と、前記他方
    の光束の0次透過回折光との都合3光束を集光し、 該集光した前記3光束を、前記第1のラマンナス音響光
    学素子とは異なる周波数にて駆動され、且つ該第1のラ
    マンナス音響光学素子の駆動方向と同方向から駆動され
    た前記第2の音響光学素子としての第2のラマンナス音
    響光学素子に入射させ、 前記第2のラマンナス音響光学素子は、前記3光束のう
    ちの前記0次透過回折光の前記第2のラマンナス音響光
    学素子による回折効率が、前記1次透過回折光の回折効
    率よりも高くなるように、前記軸に対して傾斜して配置
    された、請求項1又は2に記載の4光束生成装置。
  4. 【請求項4】前記光束分離手段と前記第1の音響光学素
    子との間に集光手段を配置し、 前記集光手段は、前記光束分離手段から射出する光束の
    うち、前記所定の軸に対して対称に射出する2本の光束
    を集光し、 該集光した前記2光束を、前記第1の音響光学素子とし
    ての第1のラマンナス音響光学素子と、該第1のラマン
    ナス音響光学素子と隣接して配置され、該第1のラマン
    ナス音響光学素子とは異なる周波数にて駆動され、且つ
    該第1のラマンナス音響光学素子とは逆方向から駆動さ
    れた前記第2の音響光学素子としての第2のラマンナス
    音響光学素子とに入射させ、 前記第1のラマンナス音響光学素子は、前記2光束のう
    ちの一方の光束の前記第1のラマンナス音響光学素子に
    よる回折効率が、他方の光束の回折効率よりも高くなる
    ように、前記軸に対して傾斜して配置され、 前記第2のラマンナス音響光学素子は、前記2光束のう
    ちの前記他方の光束の前記第2のラマンナス音響光学素
    子による回折効率が、前記一方の光束の回折効率よりも
    高くなるように、前記軸に対して傾斜して配置された、
    請求項1又は2に記載の4光束生成装置。
  5. 【請求項5】前記2光束分離手段は1次元回折格子であ
    る、請求項3又は4に記載の4光束生成装置。
  6. 【請求項6】前記光束分離手段と前記第1の音響光学素
    子との間に第1の集光手段を配置すると共に、前記第1
    の音響光学素子と前記第2の音響光学素子との間に第2
    の集光手段を配置し、 前記第1の集光手段は、前記光束分離手段から射出する
    光束のうち、前記所定の軸に対して対称に射出する4本
    の光束を集光し、 該集光した前記4光束を前記第1の音響光学素子として
    の第1のブラッグ音響光学素子に入射させ、 前記第1のブラッグ音響光学素子は、前記4光束のう
    ち、前記第1のブラッグ音響光学素子の超音波の駆動方
    向と平行な方向に隣接する一方の2光束の前記第1のブ
    ラッグ音響光学素子による回折効率が、他方の2光束の
    回折効率よりも高くなるように、前記軸に対して傾斜し
    て配置され、 前記第2の集光手段は、該第1のブラッグ音響光学素子
    による前記4光束の透過回折光のうち、前記一方の2光
    束のうちの前記駆動方向と逆方向の進行成分を有する光
    束の+1次透過回折光と、前記駆動方向と同方向の進行
    成分を有する光束の−1次透過回折光と、前記他方の2
    光束の0次透過回折光との都合4光束を集光し、 該集光した前記4光束を、前記第1のブラッグ音響光学
    素子とは異なる周波数にて駆動され、且つ該第1のブラ
    ッグ音響光学素子の前記駆動方向と同方向から駆動され
    た前記第2の音響光学素子としての第2のブラッグ音響
    光学素子に入射させ、 前記第2のブラッグ音響光学素子は、前記4光束のうち
    の前記0次透過回折光の前記第2のブラッグ音響光学素
    子による回折効率が、前記1次透過回折光の回折効率よ
    りも高くなるように、前記軸に対して傾斜して配置され
    た、請求項1又は2に記載の4光束生成装置。
  7. 【請求項7】前記光束分離手段と前記第1の音響光学素
    子との間に集光手段を配置し、 前記集光手段は、前記光束分離手段から射出する光束の
    うち、前記所定の軸に対して対称に射出する4本の光束
    を集光手段によって集光し、 該集光した前記4光束を、前記第1の音響光学素子とし
    ての第1のブラッグ音響光学素子と、該第1のブラッグ
    音響光学素子と隣接して配置され、該第1のブラッグ音
    響光学素子とは異なる周波数にて駆動され、且つ該第1
    のブラッグ音響光学素子とは逆方向から駆動された前記
    第2の音響光学素子としての第2のブラッグ音響光学素
    子とに入射させ、 前記第1のブラッグ音響光学素子は、前記4光束のう
    ち、前記両ブラッグ音響光学素子の超音波の駆動方向と
    平行な方向に隣接する一方の2光束の前記第1のブラッ
    グ音響光学素子による回折効率が、他方の2光束の回折
    効率よりも高くなるように、前記軸に対して傾斜して配
    置され、 前記第2のブラッグ音響光学素子は、前記4光束のう
    ち、前記他方の2光束の前記第2のブラッグ音響光学素
    子による回折効率が、前記一方の2光束の回折効率より
    も高くなるように、前記軸に対して傾斜して配置され
    た、請求項1又は2に記載の4光束生成装置。
  8. 【請求項8】前記光束分離手段と第1のブラッグ音響光
    学素子との間に配置した前記集光手段の瞳空間に、前記
    一方の2光束と他方の2光束とを互いに離隔する方向に
    変位させる一対の平行平板ガラスを配置した、請求項6
    又は7に記載の4光束生成装置。
  9. 【請求項9】前記4光束分離手段は2次元回折格子であ
    る、請求項6、7又は8に記載の4光束生成装置。
  10. 【請求項10】光源から発生する前記光束は、互いに波
    長の異なる複数の光を含み、又は一定の波長幅を有する
    光である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の4光束
    生成装置。
  11. 【請求項11】第1の音響光学素子と第2の音響光学素
    子とを有し、前記第1の音響光学素子の超音波の駆動方
    向と所定の軸とを含む平面に関して一方の側より入射す
    る一方の光束の前記第1の音響光学素子による回折効率
    が、前記平面に関して他方の側より入射する他方の光束
    の回折効率よりも高くなるように、前記第1の音響光学
    素子を傾斜して配置し、前記他方の光束の前記第2の音
    響光学素子による回折効率が、前記一方の光束の回折効
    率よりも高くなるように、前記第2の音響光学素子を傾
    斜して配置した4光束生成装置によって、それぞれ光軸
    対称に射出され且つ前記両音響光学素子の駆動周波数差
    に比例した周波数差を有する第1の一対の光束と第2の
    一対の光束とを生成し、 被検物上に形成され且つ第1の格子方向と第2の格子方
    向とを有する2次元回折格子を前記光軸と直交して設定
    し、 前記第1の格子方向と直交する第1の平面に関して対称
    な2方向より、前記第1の一対の光束を前記2次元回折
    格子に入射させ、且つ両入射光束の反射回折光又は透過
    回折光が前記第1の平面内に射出するように前記両光束
    の入射角を定め、 前記第1の平面内に射出する前記両光束の干渉によって
    生じる光ビート信号の位相に基づいて、前記被検物の前
    記第1の格子方向に関する位置を検出し、 前記第2の格子方向と直交する第2の平面に関して対称
    な2方向より、前記第2の一対の光束を前記2次元回折
    格子に入射させ、且つ両入射光束の反射回折光又は透過
    回折光が前記第2の平面内に射出するように前記両光束
    の入射角を定め、 前記第2の平面内に射出する前記両光束の干渉によって
    生じる光ビート信号の位相に基づいて、前記被検物の前
    記第2の格子方向に関する位置を検出した、位置検出装
    置。
  12. 【請求項12】前記第1の一対の光束と第2の一対の光
    束とは、前記2次元回折格子上の互いに異なる場所に入
    射し、 第1の平面内に射出する前記両光束と第2の平面内に射
    出する前記両光束とは、共に前記所定の軸と平行であ
    る、請求項11に記載の位置検出装置。
  13. 【請求項13】前記第1の一対の光束と第2の一対の光
    束とは、前記2次元回折格子上の同一の場所に入射し、 第1の平面内に射出する前記両光束と第2の平面内に射
    出する前記両光束とは、共に前記所定の軸に対して傾斜
    している、請求項11に記載の位置検出装置。
  14. 【請求項14】前記2次元回折格子は、市松模様状格子
    である、請求項11、12又は13に記載の位置検出装
    置。
  15. 【請求項15】前記2次元回折格子は、前記第1の格子
    方向に配列した1次元格子と、第2の格子方向に配列し
    た1次元格子とを、隣接して配置して形成した、請求項
    11又は12に記載の位置検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009248173A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Ulvac Japan Ltd レーザー加工装置、レーザービームのピッチ可変方法、及びレーザー加工方法

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