JPH10238837A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JPH10238837A
JPH10238837A JP5701997A JP5701997A JPH10238837A JP H10238837 A JPH10238837 A JP H10238837A JP 5701997 A JP5701997 A JP 5701997A JP 5701997 A JP5701997 A JP 5701997A JP H10238837 A JPH10238837 A JP H10238837A
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JP
Japan
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ventilation
room
outside air
duct
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP5701997A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Naganuma
達哉 長沼
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房効率の低下を抑えつつ換気を行う。 【解決手段】 換気装置2は、暖炉4の煙突6を内側に
含む換気ダクト8と、外気を換気ダクト8内に流通させ
る送風機10と、換気ダクト8内を流通した外気を部屋
12内に導く第1の開口14とを備えている。したがっ
て、送風機10を運転することで、部屋12の壁16に
設けられた換気口18を通じて外気が換気ダクト8内に
導入される。そして、煙突6を内側に含む換気ダクト8
の熱交換部804を外気が流通する間、外気は暖炉4の
排熱によって加温され、その後、第1の開口14より部
屋12内に排出される。このように、外気は暖炉4の排
熱により加温されて部屋12内に導入されるので、単に
外気をそのまま部屋12内に導入する場合にくらべ、暖
房効率の低下は大幅に抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は換気装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】暖房を行っている部屋は、暖房効率の点
からは閉め切った状態であることが望ましいが、長時間
部屋を閉め切った状態にすると空気が悪くなるため、適
宜、外気を室内に取り入れ、換気を行う必要がある。し
かし、そのような換気を行うことにより、低温の外気が
室内に流入することになり、暖房効率は低下せざるをえ
ない。特に外気温が氷点下を記録するような寒冷地で
は、このような換気に伴う効率の低下は無視できない。
さらに、暖炉などで木を燃やしたり、あるいは石油スト
ーブで灯油を燃焼させるたりする場合は、室内の空気の
汚れ方は大きく、より頻繁な換気が必要であるため、暖
房効率の低下はさらに大きくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決するためになされたもので、その目的は、暖房
効率の低下を抑えつつ換気を行うことが可能な換気装置
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、部屋内に配設された暖房設備と、前記暖房設
備から突設され室外に開口する煙突と、前記部屋内外を
連通する換気口を備えた換気装置において、前記換気口
に接続する換気ダクトを部屋内に設け、前記換気ダクト
に、前記煙突の一部が該換気ダクトの内部で該換気ダク
トと平行に延在し、該煙突の外面と換気ダクトの内面と
の間に換気ダクトの延在方向に沿って延在する空間を有
する熱交換部を設け、前記換気ダクトに外気を前記換気
ダクト内に流通させる送風機を設け、前記換気ダクト
に、前記熱交換部を流通した前記外気を室内に導く第1
の開口を設けたことを特徴とする。本発明はまた、前記
熱交換部が、前記暖房設備の上方箇所から部屋の天井の
近傍箇所まで上下に延在し、前記煙突は、前記熱交換部
の内側で熱交換部と同一軸心上に設けられていることを
特徴とする。本発明はまた、前記熱交換部を流通した前
記外気を床下に導く第2のダクトと、床下を流通した前
記外気を室内に導く第2の開口とをさらに備えたことを
特徴とする。本発明はまた、前記換気口から換気ダクト
内に入った外気の前記熱交換部への流入を制御する第1
のダンパと、前記換気口から換気ダクト内に入った外気
を前記熱交換部に到達する前に、前記外気を室内に流出
させる第3の開口と、前記第3の開口の近傍に設けら
れ、前記第3の開口を通じた前記外気の室内への流出を
制御する第2のダンパと、前記第1の開口の近傍に設け
られ、前記第1の開口を通じた前記外気の室内への流出
を制御する第3のダンパとをさらに備えたことを特徴と
する。本発明はまた、前記第2のダクトに設けられ、前
記第2のダクトを通じた前記外気の床下への導入を制御
する第4のダンパをさらに備えたことを特徴とする。
【0005】本発明の換気装置では、送風機により駆動
されて換気ダクト内を流通する外気は、ダクトが暖房設
備の煙突を内側に含む熱交換部を通過することで加温さ
れ、その後、第1の開口を通じて室内に導かれる。本発
明の換気装置では、換気ダクトを流通して加温された外
気は、第2のダクトを通じて床下に導かれ、床を温めつ
つ床下を流通し、そして、第2の開口より室内に導かれ
る。本発明の換気装置では、第1および第3のダンパを
例えば閉鎖状態に設定し、第2のダンパを開放状態に設
定すると、外気は加温されることなく室内に導かれる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を実施例
にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明によ
る換気装置の一例を示す断面側面図である。図1に示す
ように、この換気装置2は、暖炉4の煙突6を内側に含
む換気ダクト8と、外気を換気ダクト8内に流通させる
送風機10と、換気ダクト8内を流通した外気を部屋1
2内に導く第1の開口14とを備え、壁16には換気口
18が設けられている。前記換気ダクト8は筒状で、天
井15の近傍において部屋12内をほぼ水平に延在し一
端が換気口18に接続された上水平部802と、暖炉4
の上方箇所で上下に延在し上端が前記上水平部802に
接続された熱交換部804と、熱交換部804の下端に
接続され暖炉の上方箇所でほぼ水平に延在する下水平部
806とで構成され、下水平部806の端部に第1の開
口14が形成されている。
【0007】前記煙突6は、熱交換部804の内部に熱
交換部804と平行に、実施例では同一軸心上に配置さ
れ、熱交換部804において、煙突6の外面と換気ダク
ト8の内面との間に環状の空間20が形成されている。
煙突6の上部は熱交換部804の上端から上方に突出し
て天井15を上方に貫通し、下部は熱交換部804の下
端から下方に突出し暖炉4に接続されている。したがっ
て、この換気装置2では、送風機10を運転すること
で、部屋12の壁16に設けられた換気口18を通じて
外気が換気ダクト8内に導入される。そして、煙突6を
内側に含む熱交換部804の環状の通路20を外気が流
通する間、外気は暖炉4の排熱によって加温され、その
後、第1の開口14より部屋12内に排出される。この
ように、本実施例の換気装置2では、外気は暖炉4の排
熱により加温されて部屋12内に導入されるので、単に
外気をそのまま部屋12内に導入する場合にくらべ、暖
房効率の低下は大幅に抑えられる。
【0008】次に、第2の実施例について説明する。図
2は本発明の第2の実施例を示す断面側面図である。図
2に示すように、この換気装置22では、図1の換気装
置2に対して、換気ダクト8を流通した外気を床下24
に導く第2のダクト26と、床下24を流通した外気を
室内に導く第2の開口28とをさらに設けて構成されて
いる。したがって、この換気装置22では、換気ダクト
8の熱交換部804を流通して加温された外気は、上述
のように第1の開口14を通じて部屋12内に排出され
る一方、第2のダクト26により床下24に導かれ、床
下24を流通した後、床30に形成された第2の開口2
8より部屋12内に排出される。そのため、この換気装
置22では、外気が床下24を流通することで床30が
温められるので、上記換気装置2で得られる効果に加え
て、床暖房も同時に行えるという効果を得ることができ
る。
【0009】次に、第3の実施例について説明する。図
3は本発明の第3の実施例を示す断面側面図である。図
3に示すように、この実施例の換気装置32では、図2
の換気装置22に対して、換気ダクト8を通じた外気の
熱交換部804への流入を制御する第1のダンパ34
と、換気ダクト8内を流通した外気が熱交換部804に
到達する前に、外気を室内に導く第3の開口36と、第
3の開口36を通じた外気の室内への流出を制御する第
2のダンパ38と、第1の開口14を通じた外気の室内
への流出を制御する、第1の開口14近傍に設けられた
第3のダンパ40とを備え、さらに、第2のダクト26
を通じた外気の床下24への導入を制御する第4のダン
パ42を備えている。
【0010】したがって、この換気装置32では、例え
ば部屋12の温度が高すぎるため、外気の導入で部屋1
2の温度を少し下げようとするような場合には、第1、
第3、第4のダンパ34、40、42は閉鎖状態に設定
し、第2のダンパ38は開放状態に設定する。これによ
り、換気口18より換気ダクト8内に導かれた外気は、
換気ダクト8の熱交換部804の方には流動せず、した
がって加温されることなく第3の開口36を通じて部屋
12内に排出される。また、第1ないし第4のダンパ3
4、38、40、42の開度を適切に設定することによ
り、外気の一部が熱交換部804を通じて室内に導入さ
れるようにしてもよく、換気による温度調節をきめ細か
く行うことも可能である。そのため、この換気装置32
では、上述の場合とは逆に第1、第3、第4のダンパ3
4、40、42は開放状態に設定し、第2のダンパ38
は閉鎖状態に設定することで上述した換気装置2、22
と同じ効果が得られることに加えて、換気を行うと同時
に部屋12の温度も調節できるという効果が得られる。
【0011】なお、図1に示した換気装置2にこのよう
な温度調節の機能を持たせる場合には、いうまでもなく
第3のダンパ40は不要であり、第1、第2、第4のダ
ンパ34、38、42のみを設ければよい。また、特に
第3の実施例の場合には、必要に応じて暖房より換気に
重点をおくことになるので、排風機44を部屋12に設
けて、部屋12内の空気を積極的に排出し、換気効果を
一層高めるよう図ることも有用である。そして、上記実
施例では暖房設備として暖炉4が設置されている場合を
例に説明したが、例えば灯油を燃焼させる暖房設備など
で、燃焼ガスを室外に排出するための煙突を利用して本
発明を実施することも無論可能である。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明の換気装置で
は、送風機により換気ダクト内を流通する外気は、換気
ダクトが暖房設備の煙突を内側に含む箇所を通過するこ
とで加温され、そして第1の開口を通じて室内に導かれ
る。すなわち、外気は暖房設備の排熱により加温されて
室内に導かれるので、単に外気をそのまま部屋内に導入
する場合にくらべ、換気に伴う暖房効果の低下は大幅に
抑えられる。また、本発明の換気装置では、換気ダクト
を流通して加温された外気は第2のダクトを通じて床下
に導かれ、床を温めつつ床下を流通し、そして、第2の
開口より室内に導かれる。したがって、換気に伴う暖房
効果の低下が大幅に抑えられるだけでなく、床暖房も行
えるという効果が得られる。また、本発明の換気装置で
は、第1および第3のダンパを例えば閉鎖状態に設定
し、第2のダンパを開放状態に設定すると、外気は加温
されることなく室内に導かれる。したがって、換気に伴
う暖房効果の低下が大幅に抑えられるという効果が得ら
れることに加えて、第1ないし第3のダンパを適切に設
定することで、必要に応じて低温の外気をそのまま室内
に導入するなどして室内の温度調節を行うことも可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による換気装置の一例を示す断面側面図
である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面側面図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例を示す断面側面図であ
る。
【符号の説明】
2、22、32 換気装置 4 暖炉 6 煙突 8 換気ダクト 804 熱交換部 10 送風機 14 第1の開口 18 換気口 26 第2のダクト 28 第2の開口 30 床 34 第1のダンパ 36 第3の開口 38 第2のダンパ 40 第3のダンパ 42 第4のダンパ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部屋内に配設された暖房設備と、 前記暖房設備から突設され室外に開口する煙突と、 前記部屋内外を連通する換気口を備えた換気装置におい
    て、 前記換気口に接続する換気ダクトを部屋内に設け、 前記換気ダクトに、前記煙突の一部が該換気ダクトの内
    部で該換気ダクトと平行に延在し、該煙突の外面と換気
    ダクトの内面との間に換気ダクトの延在方向に沿って延
    在する空間を有する熱交換部を設け、 前記換気ダクトに外気を前記換気ダクト内に流通させる
    送風機を設け、 前記換気ダクトに、前記熱交換部を流通した前記外気を
    室内に導く第1の開口を設けた、 ことを特徴とする換気装置。
  2. 【請求項2】 前記熱交換部は、前記暖房設備の上方箇
    所から部屋の天井の近傍箇所まで上下に延在し、前記煙
    突は、前記熱交換部の内側で熱交換部と同一軸心上に設
    けられている請求項1記載の換気装置。
  3. 【請求項3】 前記熱交換部を流通した前記外気を床下
    に導く第2のダクトと、床下を流通した前記外気を室内
    に導く第2の開口とをさらに備えた請求項1または2記
    載の換気装置。
  4. 【請求項4】 前記換気口から換気ダクト内に入った外
    気の前記熱交換部への流入を制御する第1のダンパと、
    前記換気口から換気ダクト内に入った外気を前記熱交換
    部に到達する前に、前記外気を室内に流出させる第3の
    開口と、前記第3の開口の近傍に設けられ、前記第3の
    開口を通じた前記外気の室内への流出を制御する第2の
    ダンパと、前記第1の開口の近傍に設けられ、前記第1
    の開口を通じた前記外気の室内への流出を制御する第3
    のダンパとをさらに備えた請求項1、2または3記載の
    換気装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のダクトに設けられ、前記第2
    のダクトを通じた前記外気の床下への導入を制御する第
    4のダンパをさらに備えた請求項3記載の換気装置。
JP5701997A 1997-02-25 1997-02-25 換気装置 Pending JPH10238837A (ja)

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JP5701997A JPH10238837A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 換気装置

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JP5701997A JPH10238837A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 換気装置

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ID=13043734

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JP (1) JPH10238837A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1939530A1 (de) * 2006-12-29 2008-07-02 Karl-Heinz Wolf Zusatzeinrichtung für Kaminöfen
JP2020012624A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 三谷計画株式会社 燃焼暖房装置及び熱交換用通気管

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1939530A1 (de) * 2006-12-29 2008-07-02 Karl-Heinz Wolf Zusatzeinrichtung für Kaminöfen
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