JPH10238823A - エンジン駆動熱ポンプ装置の室外機ユニット - Google Patents

エンジン駆動熱ポンプ装置の室外機ユニット

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JPH10238823A
JPH10238823A JP4204097A JP4204097A JPH10238823A JP H10238823 A JPH10238823 A JP H10238823A JP 4204097 A JP4204097 A JP 4204097A JP 4204097 A JP4204097 A JP 4204097A JP H10238823 A JPH10238823 A JP H10238823A
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JP
Japan
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engine
case
frame
compressor
pipe
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JP4204097A
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English (en)
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Yoshihide Takano
好秀 鷹野
Kazunari Taira
一成 平
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の配管及び電気配線が動力部を収納した
ケースの内外にわたって配設される構造において、組立
性を向上させる。 【解決手段】 動力部収納ケース1のフレーム2内にコ
ンプレッサ21及びフレーム2を含む動力部を収納し、
動力部収納ケース1とその上方に配設された補助ケース
18に、エンジン22の燃料系、吸・排気系、冷却系及
び潤滑系と、コンプレッサ21に連結される冷媒循環系
等の構成部品を組み込んで室外機ユニットを構成してい
る。また、シール部材85により燃料供給管36、冷却
水管50a,50b及び電装品のワイヤーハーネス8
0,81を一括に保持し、シール部材85を、フレーム
2に形成された切欠き部17に嵌着することにより燃料
供給管36等をフレーム2の内外にわたって配設すると
ともにシールを達成するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン駆動の空
調装置等の熱ポンプ装置における室外機ユニットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンプレッサをエンジンで駆
動するようにしたエンジン駆動熱ポンプ装置は空調装置
等において一般に知られている。このエンジン駆動熱ポ
ンプ装置は、空調装置に適用されるような場合に、1乃
至複数の部屋に配設される室内機ユニットとこれに接続
される室外機ユニットとで構成される。
【0003】室外機ユニットは、コンプレッサ及びエン
ジンを含む動力部と、エンジンの燃料系、吸・排気系、
冷却系及び潤滑系や上記コンプレッサに連結される冷媒
循環系の一部等を備え、これらをケース内に収納した構
成となっている(例えば、特開昭61−162861号
公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の室外機ユニッ
トでは、コンプレッサやエンジン等の振動騒音等を防止
することや、運搬性、据付け性を向上する必要があるた
め、上記ケースとして剛性の高いものを用いるのが望ま
しい。
【0005】しかし、大型の室外機ユニット等の場合に
は、ケース全体を剛性の高いものとするとコスト高を招
くことになるので、例えば、直方体形状の各綾線部に棒
状の支柱及び桁を配置するとともに、各面に板状のパネ
ルを配置し、互いにボルト等で連結して形成するケース
を上下に配置することにより室外機ユニットを構成し、
振動発生源となるエンジン等の動力部を下段のケースに
収納する一方、室外熱交換器等を上段のケースに収納す
ることが行われている。これにより、サイズ小型化のた
めに運搬性が向上し、かつ、それぞれ剛性を向上するこ
とができる。
【0006】このような室外機ユニットでは、上下各ケ
ースにわたって流体の配管及び電気配線を配設する必要
があるが、室外機ユニットの組立性を考えると、各配管
等を容易に各ケース内外にわたって配設できることが望
まれる。また、この場合、配管等とケースの隙間をシー
ルして雨水等の侵入を防止するとともに、エンジン騒音
の外部への放出を防止する必要もあり、このようなシー
ル部材の組付性をも考慮する必要がある。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、動力部を収納したケースの内外にわた
って流体の配管及び電気配線が配設された構造におい
て、組立性を向上させることができる室外機ユニットを
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンプレッサ
及びエンジン等の動力部をケース内に納め、ケース外に
配置されたユニット構成部材と上記動力部とにわたって
流体の配管及び電気配線を配設するようにした室外機ユ
ニットにおいて、上記ケースの側壁に切欠き部を形成す
るとともに、流体の配管及び電気配線をシール部材によ
って一体に保持し、このシール部材を上記切欠き部に嵌
着することにより流体の配管及び電気配線を上記ケース
内外にわたって配設したものである(請求項1)。
【0009】このようにすれば、流体の配管及び電気配
線をシール部材によって一括に保持した状態で切欠き部
に嵌着するだけで、流体の配管等をケース内外にわたっ
て配設するとともにシールが達成される。そのため、流
体の配管等の組付性が向上する。この場合、上記流体の
配管としては、エンジンの燃料系及び冷却系の配管を、
上記電気配線としては、電源系及び信号系のワイヤーハ
ーネスを、上記切欠き部を介してケース内外に配設する
ことができる(請求項3)。
【0010】このような構成においては、シール部材
に、流体の配管及び電気配線をそれぞれ嵌合するための
独立した貫通穴を設ける(請求項2)のが好ましい。こ
のようにすれば、各流体の配管等を個別にシールするこ
とができるため、シール性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0012】図1〜図3は、本発明のエンジン駆動熱ポ
ンプ装置の一例としての空調装置における室外機ユニッ
トとその内部構造を示している。図1及び図2に示すよ
うに、室外機ユニットは、動力部収納ケース1とその上
方に配置される補助ケース18とからなる枠組みを有し
ており、この枠組みに室外機ユニットの構成部品を組み
込んだ構造となっている。
【0013】動力部収納ケース1は、熱ポンプ装置のコ
ンプレッサとこれを駆動するエンジンとを含む動力部を
収納、保持するもので、概略直方体の箱状とされ、当実
施形態においては、このケース1の主要部をなすフレー
ム2が、少なくとも上下両面、一側面及び背面の4面の
壁を一体に成形した鋳造品、すなわちアルミ合金ダイカ
スト品により構成されている。
【0014】具体的に説明すると、上記フレーム2は、
図5〜図8に示すように、前面側の略全体に開口部3を
有するとともに、一方の側面(図5では右側の側面)に
部分的に開口部を有し、上面部2a、底面部2b、背面
部2c及び左側面部2dの各壁と、前面と右側面との間
のコーナー部に設けられた支柱2eとが、アルミダイカ
ストで一体成形され、上記各壁で囲われた内部が、動力
部を収納するエンジンルームとなっている。上記底面部
2bはフレーム2の左側面部2dより外側に張出してお
り、この張出部分2fの上方に熱ポンプ装置の冷媒循環
系の配管等を装備するための小室が形成されるようにな
っている。
【0015】上記フレーム2の上面部2aの右側の部分
には後記エンジン22の吸気管等を通す窓4や排気管を
通す穴5が設けられている。上面部2aの左側の部分は
右側の部分よりも低く形成され、かつ、その一部には、
後記アキュムレータ64等での結露により生じる水を集
めて背面側に導く凹部6が形成され、この凹部6の前端
の壁面に冷媒循環系の取付け部7が設けられている。上
面部2aの左側の前段部には縦壁8が形成され、この縦
壁8に、後記ワイヤーハーネス80,81を通す上下一
対の通路8a,8bが形成されている。
【0016】上記フレーム2の底面部2bには、その下
面側に、左右両端近傍に位置して前後方向に延びる一対
の脚部10と、この一対の脚部10の間に配設された補
強用のリブ11及び遮音用の突部12が一体に連設され
るとともに、上面側に、エンジンマウントブラケットの
回り止め用の突条13及び取付け穴14等が設けられて
いる。
【0017】また、左側面部2dには、パックドバルブ
取付け用のブラケット15、正面パネル取付用ブラケッ
ト16等が一体に連成されているとともに、ワイヤーハ
ーネス及び冷却水配管等を通すための切欠き部17が形
成されている。
【0018】そして、フレーム2に対し、その前面側の
開口部3を覆う正面パネル、右側面の開口部を覆う右側
面パネル、左側面部2dの外方において上記張出部分2
fの上方の小室を囲う側面カバー、背面側下部を覆う背
面下部カバー等がボルト等により着脱可能に取付けられ
ることにより動力部収納ケース1が構成されている。
【0019】一方、補助ケース18は、図1に示すよう
に、略中央にファン配置用の空洞部19aを備えた合成
樹脂製の本体部分19を有しており、この本体部分19
に正面カバー、天井カバーあるいはファンガード等の各
種カバーがボルト等で着脱可能に取付けられる構成とな
っている。
【0020】そして、上記動力部収納ケース1のフレー
ム2上に補助ケース18の本体部分19が設置、固定さ
れ、これらに対して上記各種パネル及びカバー類等が組
付けられるとともに、その背面部に室外熱交換器20及
びラジエータ56が取り付けられることにより室外機ユ
ニットの枠組部分が構成されている。なお、図1及び図
2では、便宜上、両ケース1,18のカバーやパネルを
取外した状態で内部を示している。
【0021】上記動力部収納ケース1のフレーム2によ
り形成されたエンジンルーム内には、熱ポンプ装置のコ
ンプレッサ21と、これを駆動するエンジン22とを含
む動力部が収納されている。当実施形態において上記エ
ンジン22は水冷ガスエンジンであり、このエンジン2
2のクランク軸22aとコンプレッサ21の回転軸とが
駆動ベルト23を介して接続されるとともに、コンプレ
ッサ21のハウジングがエンジン22のクランクケース
に連結された状態で、これらエンジン22及びコンプレ
ッサ21が、マウント24及びマウントブラケット25
を介してフレーム2の底面部2b上に設置されている。
【0022】また、上記補助ケース18には、その空洞
部19内に送風ファン30が配置されている。さらに、
エンジンの吸気系、燃料系、排気系、潤滑系及び冷却系
と上記コンプレッサ21に連結される冷媒循環系の一部
とが上記両ケース1,18にわたって配設されている。
【0023】エンジンの吸気系は、エアクリーナ31
と、このエアクリーナ31に外気を導入する吸気導入管
32と、エアクリーナ31を通った空気をエンジンに導
く吸気管33とを備えている。上記エアクリーナ31及
び吸気導入管32は上記補助ケース18内に配置されて
いる。また、吸気管33は、エアクリーナ31から下方
に導出され、上記フレーム2の上面部2aに設けられた
窓穴4を通ってフレーム2内に延び、エンジン22のヘ
ッド部22b上側に設置されたミキサー34に接続され
ている。そして、このミキサー34で空気と燃料が混合
されて、その混合気がエンジン22に供給されるように
なっている。なお、エアクリーナ31の下方にはブロー
バイガス通路に接続されるオイルセパレータ35が配置
されている。
【0024】エンジンの燃料系は、上記ミキサー34に
接続された燃料供給管36を備え、この燃料供給管36
の上流側はフレーム2の左側面部2dに形成された上記
切欠き部17を介して外側方に延び、外部の燃料ガス供
給源(図示せず)に接続されるようになっており、この
燃料供給管36に電磁弁37,38及びゼロガバナ39
が介設されている。
【0025】エンジンの排気系は、エンジン22の横に
接続される排ガス熱交換器42から導出された排気管4
1を備え、この排気管41は上方へ延び、フレーム2の
上面部に設けられた穴5を通って補助ケース18内に達
し、エアクリーナ31の上方に配置された排気サイレン
サ43に接続されている。なお、44は排ガス熱交換器
42や排気サイレンサ43等からのドレン水を濾過する
ドレンフィルタであって、フレーム2内の側部下端に配
置されている。
【0026】エンジンの潤滑系はオイルタンク45を備
えている。このオイルタンク45は、エンジン22の側
方に配置され、オイル流通管46を介してエンジン22
のオイルパンに接続されている。
【0027】また、エンジンの冷却系は、フレーム2の
張出部分2fに配置された水ポンプ51から吐出される
冷却水をエンジン22に導く冷却水管50aを備え、こ
の冷却水管50aがフレーム2の上記切欠き部17を介
してエンジンルーム内に導入されて排ガス熱交換器42
に接続され、この排ガス熱交換器42から水ポンプ52
を経てエンジン22のウォータジャケット53の冷却水
入口に接続されるとともに、ウォータジャケット53の
冷却水出口からサーモスタット54を介して導出された
冷却水管50bが上記切欠き部17を介してエンジンル
ーム外に導出されてリニア三方弁55に接続されてい
る。さらに、上記リニア三方弁55から2本の冷却水管
50c,50dが導出され、各冷却水管50c,50d
がラジエータ56及び二重管熱交換器57にそれぞれ接
続されるとともに、ラジエータ56及び二重管熱交換器
57からそれぞれ導出された冷却水管50e,50fが
合流して冷却水ポンプ51に接続されている。また、冷
却水管50fには、リカバリタンク58及び加圧キャッ
プ59が接続されている。
【0028】上記水ポンプ52は上記フレーム2の背面
側下部に設けられた水ポンプ室92内に配置され、水ポ
ンプ51はフレーム2の左側面部2dの外側の小室内
で、上記張出部2f上に配置されている。上記ラジエー
タ56は室外熱交換器20の前面側に装備され、上記送
風ファン30の後方に配置されている。また、上記二重
管熱交換器57、リカバリタンク58及び加圧キャップ
59は補助ケース18の上部に配設されている。
【0029】一方、上記コンプレッサ21に連結される
冷媒循環系は、コンプレッサ21の吐出口にフレキシブ
ルチューブ61aを介して上流端側が接続された吐出側
冷媒管60aと、コンプレッサ21の吸入口にフレキシ
ブルチューブ61bを介して下流端側が接続された吸入
側冷媒管60bとを備え、吐出側冷媒管60aの下流端
及び吸入側冷媒管60bの上流端が四方弁62に接続さ
れている。また吐出側冷媒管60aにはオイルセパレー
タ63が介設され、吸入側冷媒管60bにはアキュムレ
ータ64が介設されている。上記オイルセパレータ63
及びアキュムレータ64は補助ケース10の左側方部に
配置されている。
【0030】上記四方弁62から冷媒管60c,60e
が導出されている。冷媒管60cは、下方に延びて上記
フレーム2の左側面部2dの外側の小室に達し、この小
室内で、パックドバルブ65及びストレーナ66を経て
その先で複数に分岐しており、各分岐管60dの先端に
はフランジ67が設けられている。
【0031】また、冷媒管60eは、二重管熱交換器5
7を経て室外熱交換器20に達し、さらに室外熱交換器
20から導出された冷媒管60fが上記フレーム2の左
側面部2dの外側の小室に達し、この小室内で、フィル
タドライヤ68、サイトグラス69、パックドバルブ7
0を経て分岐部71に達しており、分岐部71から導出
された分岐管60gには電子膨張弁72及びストレーナ
73が介設され、各分岐管60gの先端にはフランジ7
4が設けられている。
【0032】そして、図外の複数の室内熱交換器との接
続用の配管が、上記各分岐管60d及び60gの各先端
のフランジ67,74に着脱可能に接続されるようにな
っている。
【0033】図4は、フレーム2により形成されたエン
ジンルーム内の電装品に対する電気配線のレイアウトを
模式的に示している。
【0034】この図に示すように、エンジンルーム内に
は、電源系(200V系)のワイヤーハーネス80とそ
れ以外の信号系のワイヤーハーネス81とが配索されて
いる。これらのワイヤーハーネス80,81は、それぞ
れ上記補助ケース18に取付けられた電装品ボックス8
2(図1参照)から導出されてフレーム2内に導入され
ている。
【0035】ワイヤーハーネス80,81の幹線部は、
同図に示すように上面部2aの左側前端部の縦壁8に形
成された通路8a,8bにそれぞれ通されてフレーム2
の上面部2aに沿って配索されている。そして、電源系
のワイヤーハーネス80の幹線部からは、コンプレッサ
21、エンジン22のオイルパン、オイルセパレータ3
5、ドレンフィルタ44等の各ヒーター類、あるいはエ
ンジン22のスタータモータ、イグニッションコイル、
冷却水ポンプ51,52等の各電装部品に対する電線が
分岐してそれぞれ接続され、信号系のワイヤーハーネス
81の幹線部からは、コンプレッサ21、冷却水温、エ
ンジンルーム内等の各サーミスタ、あるいは燃料制御
弁、クランク軸パルサー、カム軸パルサー、エンジンオ
イルレベルスイッチ、スロットルモータ等の各種電装部
品に対する電線が分岐してそれぞれ接続されている。
【0036】ここで、上記各ワイヤーハーネス80,8
1は、上記エンジンにおける燃料系の燃料供給管36及
び冷却系の冷却水管50a,50bと一体に上記切欠き
部17を介してエンジンルームの内外にわたって配設さ
れている。
【0037】切欠き部17は、図4及び図8に示すよう
に、フレーム2の左側面部2dの上部に形成され、フレ
ーム2の前面側に開口して前後方向に延びる細長の形状
とされており、上記ワイヤーハーネス80,81等はシ
ール部材を介してこの切欠き部に保持されている。
【0038】シール部材(85)は、図8に示すように
細長の形状とされ、その長手方向には、ワイヤーハーネ
ス80,81等を嵌め込むための貫通穴が形成されてい
る。具体的には、シール部材85の一端側から冷却水管
50a,50bを嵌合する貫通穴86,87、燃料供給
管36を嵌合する貫通穴88、ワイヤーハーネス80,
81を嵌合する貫通穴89,90が一列に並べて形成さ
れている。各貫通穴86〜90に対しては、シール部材
85の周囲からそれぞれ切り込み86a〜90aが形成
されており、ワイヤーハーネス80,81等がこれらの
切り込み86a〜90aを介して各貫通穴86〜90に
嵌入されるようになっている。また、シール部材85に
は、その周縁部にわたって溝部92が形成されている。
【0039】そして、上記冷却水管50a,50b、燃
料供給管36、ワイヤーハーネス80,81をそれぞれ
貫通穴86〜90に嵌入した状態で、同図に示すよう
に、シール部材85が切欠き部17に嵌着されることに
より、ワイヤーハーネス80,81等がエンジンルーム
の内外にわたって配設されている。この際、上記溝部9
2に切欠き部17の縁部17が圧入されることによりシ
ール部材85が切欠き部17に嵌着される。
【0040】以上のような当実施形態の室外機ユニット
によると、コンプレッサ21及びエンジン22を含む動
力部が動力部収納ケース1に収納され、エンジンの燃料
系、吸・排気系、冷却系、潤滑系等の構成部材や配管、
及びコンプレッサ21に接続される冷媒潤滑系の構成部
材や配管が、上記動力部収納ケース1とその上方に設置
された補助ケース18とに配設されるため、エンジン2
2の振動騒音を抑えながらコスト高を抑えた合理的な構
造となっている。
【0041】つまり、上記動力部収納ケース1の主要部
をなすフレーム2は、上面部2a、底面部2b、背面部
2c及び左側面部2dの4面の壁及び前面右側コーナー
の支柱2eがアルミ合金ダイカストで一体成形されてい
るためフレーム2の剛性が高く、振動騒音の発生原因と
なるコンプレッサ21及びエンジン22等の動力部が、
このように剛性の高いフレーム2に収納されることで振
動騒音が効果的に抑えられる。その一方、動力部以外の
構成部材の多くを補助ケース18に収納するようにして
いるので、比較的コスト高となるフレーム2が最小限度
の大きさに抑えられ、これにより室外機ユニットのコス
ト高が抑えられている。
【0042】その上、動力部収納ケース1のフレーム2
と補助ケース18とにわたって配設されるエンジンの燃
料系、吸・排気系、冷却系の配管、コンプレッサ21に
接続される冷媒潤滑系の配管及び各種電気配線のうち、
燃料供給管36、冷却水管50a,50b及び電装品の
ワイヤーハーネス80,81は、シール部材85により
一括に保持され、このシール部材85が上記切欠き部1
7に嵌着されることによって燃料供給管36等がフレー
ム内外にわたって配設されるとともにシールが達成され
るようになっているので、極めて組立性のよいものとな
っている。
【0043】しかも、シール部材85に形成された貫通
穴86〜90に燃料供給管36等を個別に嵌合させるの
で、複数の配管等をシール部材で一体にまとめるように
いしながらも、シール性がよく、これによってエンジン
ルームへの雨水等の侵入及びエンジン騒音の外部への洩
れを確実に防止することができるという特徴もある。
【0044】また、室外機ユニットの枠組みが動力部収
納ケース1とその上方に配置される補助ケース18とか
ら構成されるため、各ケース1,18毎に分離すること
により、サイズ小型化のため運搬性が向上し、かつ、そ
れぞれ剛性を向上することができることに加え、特に、
下段ケースとなる動力部収納ケース1が上述のように高
い剛性を有しているので、補助ケース18を載置した状
態で動力部収納ケース1の下側にフォークリフトの爪を
挿入して運搬する等が可能となる。また、動力部収納ケ
ース1が振動を受けて共振しても騒音源となることがな
いという利点もある。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、コンプ
レッサ及びエンジン等の動力部をケース内に納め、ケー
ス外に配置されたユニット構成部材と動力部とにわたっ
て流体の配管及び電気配線を配設するようにした室外機
ユニットにおいて、流体の配管及び電気配線をシール部
材によって一括に保持し、ケースの側壁に形成された切
欠き部にシール部材を嵌着することにより流体の配管等
をケース内外にわたって配設するとともにシールを達成
するようにしたので、流体の配管等の組付性を容易にし
て室外機ユニットの組立性を向上させることができる。
【0046】このような構成において、シール部材に、
流体の配管及び電気配線をそれぞれ嵌合するための独立
した貫通穴を設けて各配管等を保持するようにすれば、
シール性が高まり、ケース内への雨水等の侵入をより確
実に防止することができるとともに、エンジン騒音の外
部への洩れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジン駆動熱ポンプ装置の室外機ユ
ニットの一例を示す正面図である。
【図2】上記室外機ユニットの側面図である。
【図3】上記室外機ユニットの内部構成を示す説明図で
ある。
【図4】動力部収納ケース内に配索されるワイヤーハー
ネスを示す正面図である。
【図5】上記室外機ユニットに適用される動力部収納ケ
ースのフレームを示す正面図である。
【図6】上記フレームの平面図である。
【図7】上記フレームの断面図である。
【図8】上記フレームの側面図ある。
【図9】上記フレームに対する燃料供給管等の挿通構造
を説明する要部斜視図である。
【符号の説明】
1 動力部収納ケース 2 フレーム 17 切欠き部 18 補助ケース 21 コンプレッサ 22 エンジン 36 燃料供給管 50a,50b 冷却水管 80,81 ワイヤーハーネス 85 シール部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサ及びエンジン等の動力部を
    ケース内に納め、ケース外に配置されたユニット構成部
    材と上記動力部とにわたって流体の配管及び電気配線を
    配設するようにした室外機ユニットにおいて、上記ケー
    スの側壁に切欠き部を形成するとともに、流体の配管及
    び電気配線をシール部材によって一体に保持し、このシ
    ール部材を上記切欠き部に嵌着することにより流体の配
    管及び電気配線を上記ケース内外にわたって配設したこ
    とを特徴とするエンジン駆動熱ポンプ装置の室外機ユニ
    ット。
  2. 【請求項2】 上記シール部材には、流体の配管及び電
    気配線をそれぞれ嵌合するための独立した貫通穴を設け
    たことを特徴とする請求項1記載のエンジン駆動熱ポン
    プ装置の室外機ユニット。
  3. 【請求項3】 上記流体の配管としてエンジンの燃料系
    及び冷却系の配管を、上記電気配線として電源系及び信
    号系のワイヤーハーネスを上記切欠き部を介してケース
    内外に配設することを特徴とする請求項1又は2記載の
    エンジン駆動熱ポンプ装置の室外機ユニット。
JP4204097A 1997-02-26 1997-02-26 エンジン駆動熱ポンプ装置の室外機ユニット Pending JPH10238823A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009085444A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Sanyo Electric Co Ltd 熱源側ユニット、空気調和装置、および、空気調和システム
KR101384888B1 (ko) * 2006-12-19 2014-04-16 엘지전자 주식회사 공기조화기

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