JPH10238718A - 低NOxバーナ - Google Patents
低NOxバーナInfo
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- JPH10238718A JPH10238718A JP5847497A JP5847497A JPH10238718A JP H10238718 A JPH10238718 A JP H10238718A JP 5847497 A JP5847497 A JP 5847497A JP 5847497 A JP5847497 A JP 5847497A JP H10238718 A JPH10238718 A JP H10238718A
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- combustion
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Abstract
る混合室1の前端面に炎孔板2を有する低NOxバーナ
において、上記炎孔板2には炎孔3を同心状又は平行に
複数列設けると共に、隣合う炎孔列の対応する炎孔3
a,3b同士の火炎が互いに衝突するように、少なくと
も一方の炎孔3aを傾斜させた。 【効果】 火炎同士の衝突により保炎を行うものである
から、バーナタイル保存方式に比し、長いバーナタイル
を必要とせず、バーナボディを軽量且つコンパクトに構
成できる。また火炎同士がリフティングを抑制し合っ
て、全体として比較的短い火炎長で燃焼を完結させ且つ
燃焼を安定化させることができるので、燃焼断面負荷を
大きくとることができる上に、ターンダウン比を大きく
設定することができる。
Description
NOxバーナに関するものである。
1.0以下の燃料リッチ燃焼と、空気比1.3以上の希
薄燃焼との二つの方法がある。このうち希薄燃焼法は火
炎温度が低いため、燃料リッチ燃焼法に比し大幅にNO
x値を低減できるという利点がある。従って、例えば繊
維染色後の乾燥工程においては、僅かなNOxも繊維を
変色させてしまうことがあるために、この種の希薄燃焼
型低NOxバーナ(例えば空気比1.5)が重用されて
いる。しかしその反面、空気比が大きくなると燃焼速度
が遅くなるためにリフティングが発生し易くなり、火炎
が吹き消えたり未燃分が残ったりし易いという欠点があ
り、その対策として従来は、図1に示すように、炎孔板
2の周囲の燃焼筒4をバーナタイルで構成すると共に、
その筒長を長くし、このバーナタイルによって保炎を行
っていた。このバーナタイル保炎方式によれば、熱容量
の大きいバーナタイルが赤熱されて混合気に接触するた
めに、吹き消えが起こり難くなって燃焼が安定する上
に、未燃混合気にもバーナタイルから熱が伝わって燃焼
し易くなって、熱効率も改善される。
ーナタイルで保炎を行う希薄燃焼方式は、低NOx効果
が優れている反面、大きなタイル長を必要とするため
に、バーナボディが大型化し重量も大きくなるという欠
点があり、また燃料が希薄で炎孔からの噴出速度が速い
上に、未燃分が多くて燃焼断面負荷が大きくとれないた
めに保炎の余裕が小さく、ターンダウン比も大きくとれ
ないという欠点があった。本発明はこれらの欠点を改善
し、軽量且つコンパクトでしかもターンダウン比も大き
くとれるような希薄燃焼型の低NOxバーナを提供する
ことを目的とするものである。
ーナは、図2に示すように、空気比が1.3以上の希薄
混合気が供給される混合室1の前端面に炎孔板2を有す
る低NOxバーナにおいて、上記炎孔板2に炎孔3を同
心状又は平行に複数列設けると共に、隣合う炎孔列の対
応する炎孔3a,3b同士の少なくとも一方3aを傾斜
させることにより、その火炎同士を衝突させるようにし
たものであって、火炎同士を衝突させて乱流を発生させ
ることにより、実質的に混合気の軸方向の流速を低下さ
せてリフトを防止し、保炎を行うようにした点に特徴を
有するものである。従ってこの構成によれば、バーナタ
イルの赤熱面で保炎する方法に比し、遥かに短い距離で
強固な保炎を行うことができ、全体として短い火炎長で
燃焼を完結させることができる。
ナの一実施例を示したもので、混合室1の後部には空気
比が1.3以上(例えば1.6)の希薄混合気が供給さ
れており、この混合室1の前端面に炎孔板2が装着さ
れ、炎孔板2の周縁には前方に突出する燃焼筒4が設け
られている。炎孔板2には、図3に示すように、炎孔
3,3a,3bが同心状に設けられ、これらのうち隣合
う2列の炎孔の対応する炎孔3a,3b同士の火炎が互
いに衝突するように、一方の列の各炎孔3aが傾斜して
形成されている。なお本実施例では、火炎の分布を調整
するために、傾斜した炎孔3aと交差させて補正用の炎
孔3cが穿設されており、この炎孔3cにも傾斜炎孔3
aとは全く独立に所定量の混合気を供給することができ
る。
で、同図(a)又は(b)に示すように、傾斜させる炎
孔列はどの列でもよく、また同図(c)に示すように、
3列の炎孔3a,3b,3cを互いに衝突させるように
してもよい。なお同図(b)において、最外側の炎孔列
3cを燃焼筒4に向けて傾斜させているのは、燃焼筒4
と衝突させることにより、混合気の軸方向の流速を遅く
してリフティングを防止すると同時に、燃焼筒4を高温
に維持することによって、火炎の冷却によるアルデヒド
の発生を抑制し、アルデヒドによる繊維の変色を防止す
るためである。図5は本発明の更に他の実施例を示した
もので、角形バーナの炎孔板2に設けた3列ずつの炎孔
3,3a,3bのうち、両側の2列の炎孔3a,3bを
傾斜させ、火炎同士を衝突させるようにしたものであ
る。
バーナ(定格負荷=15万kcal/h,燃焼筒の内径
D=130mmφ,筒長L=107mm)を使用して、
空気比を種々に変化させた場合における燃焼量とNOx
値との関係を測定したものである。なおここには示され
ていないが、空気比1.6では燃焼量6〜16万kca
l/hでNOx値5ppm以下という結果を得た。また
本実施例による燃焼断面負荷を、図1に示した従来のバ
ーナ(定格負荷=10万kcal/h,燃焼筒の内径D
=140φ,筒長L=230mm)と比較すると、従来
バーナでは燃焼断面負荷=667×104 kcal/m
2 hとなるのに対し、本実施例では燃焼断面負荷=11
53×104 kcal/m2 hとなる。従って同一燃焼
量では断面積が約6割に低減でき、筒長の短縮化と共に
大幅な小型化、軽量化が可能である。
を互いに衝突させて、乱流を起こさせることによって実
質上流速を下げ、リフティングを防止することにより保
炎するようにしたものであるから、バーナタイルの赤熱
面で保炎する方法に比し、長いバーナタイルを必要とせ
ず、バーナボディを軽量且つコンパクトに構成できると
いう利点があり、また火炎同士がリフトを抑制し合っ
て、全体として比較的短い火炎長で燃焼を完結させ、且
つ燃焼を安定化させることができるので、燃焼断面負荷
を大きくとることができ、ターンダウン比を比較的大き
く設定することができるという利点がある。
面図。
部断面図。
図、(b)は(a)におけるA−A断面図。
フ。
Claims (2)
- 【請求項1】 空気比が1.3以上の希薄混合気が供給
される混合室の前端面に炎孔板を有する低NOxバーナ
において、上記炎孔板に炎孔を同心状又は平行に複数列
設けると共に、隣合う炎孔列の対応する炎孔同士の火炎
が互いに衝突するように、少なくとも一方の炎孔を傾斜
させて成る低NOxバーナ。 - 【請求項2】 炎孔板の周囲に前方へ突出した燃焼筒を
設けると共に、最外側の列の炎孔を外方へ傾斜させて、
該炎孔から出た火炎を燃焼筒に衝突せしめて成る請求項
1記載の低NOxバーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05847497A JP3699555B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 低NOxバーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05847497A JP3699555B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 低NOxバーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10238718A true JPH10238718A (ja) | 1998-09-08 |
JP3699555B2 JP3699555B2 (ja) | 2005-09-28 |
Family
ID=13085440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05847497A Expired - Lifetime JP3699555B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 低NOxバーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3699555B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014009930A (ja) * | 2012-07-03 | 2014-01-20 | Rinnai Corp | 管状バーナ |
CN105441613A (zh) * | 2014-08-29 | 2016-03-30 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种高炉炉缸泄漏煤气的收集处理装置及其收集处理方法 |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP05847497A patent/JP3699555B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014009930A (ja) * | 2012-07-03 | 2014-01-20 | Rinnai Corp | 管状バーナ |
CN105441613A (zh) * | 2014-08-29 | 2016-03-30 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种高炉炉缸泄漏煤气的收集处理装置及其收集处理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3699555B2 (ja) | 2005-09-28 |
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