JPH10238637A - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JPH10238637A
JPH10238637A JP9275580A JP27558097A JPH10238637A JP H10238637 A JPH10238637 A JP H10238637A JP 9275580 A JP9275580 A JP 9275580A JP 27558097 A JP27558097 A JP 27558097A JP H10238637 A JPH10238637 A JP H10238637A
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cam
valve seat
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正敏 岡野
Shozo Yoshitomi
昭三 吉冨
Yoshikatsu Kida
義勝 喜田
Naotake Tsuboi
直武 坪井
Toshikatsu Nasu
利勝 那須
Yukio Imoto
幸夫 井本
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    • F16K1/20Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members with pivoted discs or flaps with axis of rotation arranged externally of valve member
    • F16K1/2007Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members with pivoted discs or flaps with axis of rotation arranged externally of valve member specially adapted operating means therefor
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    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/44Mechanical actuating means
    • F16K31/52Mechanical actuating means with crank, eccentric, or cam
    • F16K31/524Mechanical actuating means with crank, eccentric, or cam with a cam

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁座の加工に高精度の困難な作業を必要とせ
ずに、長期に亙って優れた弁座のシール耐久性を維持す
ることが可能であると共に、弁開時の操作力が軽減され
たバタフライ弁を提供する。 【解決手段】 ロッド4に設けられたスライドキー5と
弁体3のボス部9との間に、ボス部に一体的に連結する
ジスクブッシュ10が配設されている。ジスクブッシュ
の周囲には、ワッシャ7が配設され、該ジスクブッシュ
とワッシャは、ぴったり嵌合すると筒状アセンブリを形
成する。ワッシャの周囲には、シートリング2a側にジ
スクブッシュが部分的に突出可能な切欠き6cを有する
ブッシュ6が配設されている。ジスクブッシュが切欠き
から突出している間は、弁体は直線的に運動し、切欠き
から退出している間は、前記筒状アセンブリがブッシュ
に回動可能に支持され、弁体はロッドと一緒に回る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バタフライ弁のよ
うな弁装置に関し、特に、シール耐久性の向上を図ると
共に、弁開時の操作力を軽減させるように改良した弁装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバタフライ弁は、一般に、弁座に
ゴムを使用したものが多く、そのようなバタフライ弁で
は高温高圧の流体が流れる流路において用いるには通常
不適であった。そのため、高温高圧条件下で用いられる
バタフライ弁には、金属製の弁座が用いられるようにな
ってきた。金属製の弁座を有するバタフライ弁として
は、金属製Oリングをシール材として弁座部に採用した
ものや、弁体の回転軸を流路の中心軸線から偏芯させる
ことによって、閉弁状態中、勾配弁座面にシール圧を加
えて気密を保つ、いわゆるチルチング型のものが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に金属製の弁座を有
するバタフライ弁の場合には、弁座におけるシール効果
を確保にするために、弁体を弁座の所定位置に確実に着
座させる必要があり、このために、弁体と弁座の加工精
度を非常に高いものにする必要がある。具体的には、金
属製Oリングを使用する弁座においては、閉弁時、弁体
外周のシール部が金属製Oリングの弁座に均一に接触し
なければならないが、このために、弁体と金属製Oリン
グとの位置関係に留意して、両者を高精度に製作する必
要があった。
【0004】また、チルチング型のバタフライ弁におい
ては、設計上は、弁体と弁座との接触は全閉点のみであ
るはずであるが、実際には、上述した弁体の回転軸の嵌
合部が弛み、いわゆるガタが生じるため、開弁を始める
と、必ず弁体と弁座とが擦り合ってしまう。また、回転
軸が偏芯しているため、弁閉時に弁体に作用する圧力の
不均衡も大きい。以上のことより、チルチング型のバタ
フライ弁は、全閉時からの開トルクが過大で開弁しにく
いことがあり、特に高圧の流体のシールには不向きであ
った。
【0005】従って、本発明は、弁座の加工に高精度で
困難な作業を必要とせずに、弁座のシール耐久性を長期
に亙って高く維持することが可能であると共に、弁開時
の操作力を軽減しうる弁装置を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載の本発明によると、流体通路を内部
に画成する弁箱と、該流体通路に形成された弁座と、前
記流体通路を選択的に遮断及び開放するように前記弁座
に対して係合・離脱可能に支持され前記弁箱内に設けら
れた弁体と、前記弁箱を貫いて前記流体通路に入り該弁
体を支持する回動軸とを備えた弁装置は、前記弁体と前
記回動軸との間に設けられ、前記弁座に係合した前記弁
体を前記弁座から離脱させるため及び前記弁座から離脱
している前記弁体を前記弁座に係合させるため、前記回
動軸を回転させる際、該回動軸の所定角度位置の回転に
応動して、該回動軸の回転運動を前記弁体のほぼ直線的
な運動に変換する運動変換機構を備えることを特徴とし
ている。
【0007】請求項1に記載の弁装置において、回動軸
が全閉状態から開弁方向に所定角度範囲で回動する間
は、運動変換機構は、回動軸の回転運動をほぼ直線的な
運動として弁体に伝達する。これにより、弁体は、弁座
と実質的に摺動することなくほぼ直線的に動作する。一
方、回動軸が前記所定角度範囲外で回動する間は、運動
変換機構は、回動軸の回転運動をそのまま弁体に回転運
動として伝達する。前記運動変換機構は、1個でもよい
し、前記回動軸の長手方向に沿って離間して複数個設け
てもよい。
【0008】前記運動変換機構は、前記回動軸に設けら
れたカム装置と、前記カム装置及び前記弁体の間に前記
カム装置の運動を前記弁体に伝達するために配設され、
前記カム装置に係合するカム面を有していて、前記弁体
と一体的に運動する運動伝達部材と、該運動伝達部材の
ほぼ直線的な運動を許容するように該運動伝達部材を部
分的に囲む直線運動許容部材と、前記弁箱に取り付けら
れ、前記運動伝達部材及び前記直線運動許容部材を回動
可能に支持し、前記弁座のほぼ軸心方向に前記運動伝達
部材が前記直線運動許容部材から突出可能にする第1の
切欠きが形成されている運動変換部材とから構成される
のが好ましい。
【0009】また、前記カム装置は、前記回動軸の外周
面に直径方向に対峙して配設された1対のスライドキー
からなり、前記運動伝達部材は、内周面が前記カム面と
して形成されている筒状部材からなり、前記直線運動許
容部材は、前記筒状部材が該直線運動許容部材の内部か
ら側方に選択的に突出するのを許容する大きさの第2の
切欠きが形成された部分筒状部材からなり、前記第1及
び第2の切欠きが整列した時に前記運動伝達部材の直線
的な運動を許容するのが好適である。
【0010】更に、前記スライドキーのカム面は円弧面
でよく、前記弁座に係合した前記弁体を前記弁座から離
脱させるため及び前記弁座から離脱している前記弁体を
前記弁座に係合させるため、前記円弧面が係合する前記
筒状部材の前記カム面も円弧面でよい。しかし、少なく
とも一方の前記1対のスライドキーのカム面を平坦面と
し、該平坦面が係合する前記筒状部材の前記カム面も平
坦面とすれば、面接触となるため、ロッドの回転運動を
弁体の直線運動に好適に変換することができる。
【0011】また、前記カム装置は、一対のスライドキ
ーに加え、更に、回動軸の外周面に配設され前記一対の
スライドキーを補助するセンターキーを含んでいてもよ
く、それに伴い、前記筒状部材の前記内周面に、該筒状
部材が前記第2の切欠きに関し非突出位置にあるときに
前記センターキーの開弁動作時における進行方向側に接
触するセンターキー用カム面を形成してもよい。
【0012】また、好適には、前記運動変換機構は、前
記回動軸の外周面に直径方向に対峙して配設された1対
のスライドキーからなるカム装置と、前記カム装置及び
前記弁体の間に前記カム装置の運動を前記弁体に伝達す
るために配設され、前記カム装置に係合するカム面を内
周面に有する筒状部材からなり、前記弁体と一体的に運
動する運動伝達部材と、該運動伝達部材のほぼ直線的な
運動を許容するように該運動伝達部材を直径方向に対峙
して部分的に囲む直線運動許容部材と、前記弁箱に取り
付けられ、前記運動伝達部材及び前記直線運動許容部材
を回動可能に支持し、前記弁座のほぼ軸心方向に前記運
動伝達部材が前記直線運動許容部材から突出可能にする
ように直径方向に対峙して部分的に囲む運動変換部材と
から構成される。この場合には、直線運動許容部材及び
運動変換部材の加工が容易となり、製造コストの低減を
図ることができる。前記カム装置は前記回動軸と一体の
部分としてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態即ち実
施形態について添付図面を参照して詳細に説明するが、
図中、同一符号は、同一又は対応部分を示すものとす
る。以下の説明は、方向については、図1の紙面右側を
「前側」とし、紙面左側を「後側」とし、また、図1に
おいて中心軸線O2に関し上方を「上側」とし、下方を
「下側」とし、図1の紙面の表側を「左側」とし、紙面
の裏側を「右側」として行うこととする。
【0014】図1は、全閉状態にある本実施形態の弁装
置の縦断面図である。図2は、図1のX−X線における
断面であり、図3及び図4は、開弁途中の状態、全開状
態をそれぞれ示す図2に相当する図である。本実施形態
の弁装置は、主に、弁箱1、フランジ部2、弁体3、ロ
ッド4及び駆動装置20より構成されている。
【0015】弁箱1は、中心軸線O2を有する実質的に
ほぼ円筒形の部材であって、内部には流体通路1aが画
成されている。流体通路1aにおける流体の流れは、図
1において参照符号Rを付した矢印で示されるように、
前側から後側に向かう。流体通路1aを画成する弁箱1
の内面には、弁体3に形成されたストッパ3aと当接可
能なストッパ1bが形成されている(図2参照)。スト
ッパ1b,3aが互いに当接する時期については、後述
する弁の動作説明の際に併せて説明する。フランジ部2
は、弁箱1の後側に図2に示すような手段により連結さ
れている。フランジ部2には、環状の弁座面12を有す
るシートリング2aが一体的に設けられている。上述の
中心軸線O2は、弁座面12の軸心と一致している。
尚、シートリング2aについては、フランジ部2と別体
であってもよい。
【0016】弁体3は、弁箱1内において回動可能に配
設されており、該弁体3の後側の周面には、截頭円錐状
の弁座面11が形成されている。弁座面11は、弁体3
の全閉時に、図1及び図2に示すように、前述の弁座面
12と係合して流体通路1aを遮断する。弁座面11
は、金属等から剛につくられているので、一般的な弁に
おける弁座補修方法によってシール機能を発揮するよう
好適な形状に維持することができる。また、弁座面11
及び12は、通常の玉型弁と同様の截頭円錐形状でもよ
いが、特に小口径の弁の場合には、球座面にすると更に
高いシール効果が発揮される。弁体3の前側部分には、
図1に示されるように、弁箱1内の流体通路1aを画成
する壁部1cに近接して、中心軸線O2に関し対称的に
上下に1つずつ、合計2つのボス部9が形成されてい
る。弁体3は、ボス部9において、後から詳細に説明す
るジスクブッシュ(運動伝達部材)10を介して、ロッ
ド(回動軸)4に支持されている。
【0017】ロッド4は、両ボス部9を貫通して図1に
おいて上下方向に延び、後から詳細に説明するブッシュ
(運動変換部材)6を介して弁箱1に支持されている。
ロッド4の上端部は、弁箱1を貫いて上方に延び、図示
のように配設された通常の駆動装置20に接続されてい
る。ロッド4には、各ボス部9により囲まれた部分の周
面に、所定の大きさのキー溝が形成されている。キー溝
は、図1及び図2から分かるように、円周方向にほぼ1
80度離間した2箇所、ロッド軸方向に離間した2箇
所、合計4箇所に形成されている。各キー溝には、スラ
イドキー(カム装置)5が嵌合されている。スライドキ
ー5は、後から詳細に説明するように、ジスクブッシュ
10に当接している。
【0018】次に、運動変換機構について説明する。本
実施形態の運動変換機構は、ジスクブッシュ(運動伝達
部材)10と、ワッシャ(直線運動許容部材)7と、ブ
ッシュ(運動変換部材)6とから構成されている。図5
の(a)〜(d)は、キー付きロッド4、ジスクブッシ
ュ10、ワッシャ7及びブッシュ6を各々単体で示した
図である。図6の(a)〜(d)は、図1のY−Y線に
沿って、弁の開閉状態別に示した断面図である。ジスク
ブッシュ10は、ボス部9とロッド4との間に配設さ
れ、弁体3と一体的に動作するようにボス部9に固定さ
れている。
【0019】ジスクブッシュ10の外形は、前側部分に
形成された曲率半径D1/2の曲面S1と、後側部分に
形成された曲率半径D2/2(D2>D1)の曲面S2
と、曲面S1及びS2を接続する平面S3とからなる。
更に、ジスクブッシュ10には、軸心方向に延び、ロッ
ド4が貫通する穴13が設けられており、該穴13はカ
ム面もしくは円弧面10a〜10gにより画成されてい
る。これらカム面10a〜10gは、カム凸部(カム
面)10h〜10jと協働して、後から動作説明するよ
うに、ロッド4に嵌合したスライドキー5と当接し、弁
体3に所定の運動を生じさせる。また、カム面10a〜
10g,カム凸部10h〜10jの形状は、ロッド4の
回転中、どの角度においても、スライドキー5とジスク
ブッシュ10との間が完全に離間しないように設計され
ている。それにより、弁装置の開閉動作中、弁体3のガ
タを防ぐことができるようになっている。
【0020】上述のカム面のうち、カム面10b,10
d,10fはぼ同じ中間曲率半径を有する円弧面であ
り、カム面10a,10eはそれより大きい曲率半径及
び小さい曲率半径を有する円弧であり、カム面10c,
10gはカム10bと10dとを接続する平面である。
曲率半径等の差により各カム間にはカム凸部10h,1
0i,10jが存在する。
【0021】ワッシャ7は、ロッド4の軸心方向に関し
て弁体3から外れた位置でジスクブッシュ10の端部を
部分的に取り囲むように配設される。図1及び図5から
分かるように、ワッシャ7は、中央にロッド4が貫通す
る穴14が穿設された外径がほぼD2の円板部7aと、
該円板部7aからほぼ垂直にロッド軸心に沿って延びる
ほぼ外径D2、内径D1の部分円環部7bとから構成さ
れている。部分円環部7bの後側部分は、ジスクブッシ
ュ10の曲面S2に相当する部分が切り取られていて、
切欠き7cを形成している。また、部分円環部7bの内
周面は、ジスクブッシュ10の曲面S1及び平面S3に
対応した形状を有する。従って、ワッシャ7とジスクブ
ッシュ10とが嵌合すると、部分円環部7bの内周面と
ジスクブッシュ10の曲面S1及び平面S3とが当接し
て、図1から了解されるように、外径D2の筒状アセン
ブリが形成される。
【0022】ブッシュ6は、図1及び図5の(d)から
分かるように、弁箱1及びロッド4の間に固定されロッ
ド4が貫通する穴15を有する相対的に小径の円筒部6
aと、弁箱1及びワッシャ7の間に位置し内径がほぼD
2の部分円筒部6bとから主に構成されている。そし
て、該部分円筒部6bは、ワッシャ7を取り囲んで配設
され、該ワッシャ7及びジスクブッシュ10の嵌合によ
り形成された上記筒状アセンブリは、部分円筒部6b内
において回動自在に支持される(図6参照)。部分円筒
部6bの後側部分には、弦長Hを有する切欠き6cが弧
状に形成されている。切欠き6cの弦長Hは、ジスクブ
ッシュ10の平面S3,S3間の距離にほぼ等しいよう
に設定するのが好適である(図5参照)。
【0023】次に、本実施形態の弁装置の動作について
説明する。図2には、全閉時の弁装置が示されている。
また、図6の(a)には、全閉時のスライドキー5と運
動変換機構の関係が示されている。全閉時は、図6の
(a)に示されるように、スライドキー5のうち、後側
スライドキー5bがジスクブッシュ10を後側に押すよ
うにカム凸部10iと当接し、前側スライドキー5aが
カム面10aと当接している。このため、ジスクブッシ
ュ10の平面S3の後側端縁は、ブッシュ6の切欠き6
c内へ中心軸線O2に沿ってLmm突出し、そのためジ
スクブッシュ10の曲面S1は、部分円環部7bの内周
面から離間して、曲面S1と該内周面との間に隙間16
が生じる。また、弁体3の前側面には、流れ方向Rに関
して弁体3の上流側にある流体の圧力P1(図1)がシ
ートリング2aの方向に作用している。この圧力P1に
よって、弁体3の弁座面11は、シートリング2aの弁
座面12に圧着され、弁体3を横断する流体通路1aの
流れが遮断される。更に、この時、前述した弁体3のス
トッパ3aは、弁箱1のストッパ1bからLmmだけ離
間する(図2参照)。
【0024】上述した全閉状態からの弁体3の開動作に
ついて説明する。弁体3を開くために駆動装置20を作
動すると、ロッド4は、図2及び図6の(a)において
矢印Qで示される方向に、ロッド4の長手方向軸心O1
の回りに回転する。この回転に伴って、ロッド4に取り
付けられたスライドキー5も矢印Qの方向に回転する。
この時、前側スライドキー5aは、ジスクブッシュ内周
面が円弧面10aから凸部10hにかけて長手方向軸心
O1までの距離が漸減するようなカム面に形成されてい
るため、ジスクブッシュ10を前側に押しながら回転す
る。そのため、ジスクブッシュ10は、切欠き6c、切
欠き7c及び部分円環部7b内を中心軸線O2に沿って
前側方向に摺動する。しかし、ジスクブッシュ10の平
面S3が切欠き6c内に突出している限り、ジスクブッ
シュ10が回転しようとしても、その平面S3が切欠き
6cを画成する部分円筒部6bの端面6dに引っ掛かる
ので、ジスクブッシュ10は、ロッド4及びスライドキ
ー5の回転により伴回りすることはない。
【0025】前述のようにジスクブッシュ10が前側に
摺動すると、該ジスクブッシュ10と一体に結合された
弁体3も、中心軸線O2と平行に前側に移動する。これ
により、弁体3の弁座面11がシートリング2aの弁座
面12から離間し、弁体3の前側面に作用する圧力P1
は、弁体3の後側に解放される。
【0026】以上のように、全閉状態からロッド4が本
実施形態では約20°回転する間は、弁体3の回転が阻
止されているため、ロッド4の回転運動が運動変換機構
によって並進運動に変換されて弁体3に伝達され、弁体
3が確実に前方に移動する。尚、この角度は、臨界的な
値ではなく、カム面、スライドキー等の形状に応じて2
0°以上或いは20°以下の種々の値とすることができ
る。また、カム面、スライドキー等の形状に応じて弁体
の直線運動も直線状から円弧状まで変化するが、運動距
離(Lmm)は僅かであるから、実質的に直線状と考え
ることができる。また、特に弁開時には、弁体に作用す
る流体圧力に勝って同弁体を開く必要があるため、運動
変換機構を介して弁体に大きな力を付与しうるように、
上述の運動距離はある程度小さい方が好ましく、そのよ
うにカム面、スライドキー等の形状を設計するとよい。
【0027】上述したジスクブッシュ10及び弁体3の
前方への移動は、ロッド4が全閉状態から矢印Qの方向
に約20°回転する間継続する。即ち、ロッド4が約2
0°回転すると、弁体3は、図2の状態から前側にLm
m移動し、図3に示されるように、弁体3のストッパ3
aが弁箱1のストッパ1bに当接する。同時に、ジスク
ブッシュ10は、図6の(a)の状態から前側にLmm
移動し、図6の(b)に示すように、ジスクブッシュ1
0の曲面S1が部分円環部7bの内周面に当接する。こ
れにより、ジスクブッシュ10の平面S3は、Lmmだ
け前側に移動し、切欠き6cを画成する端面6dよりも
内側に引っ込むので、切欠き6cとの係合から外れる。
また、ブッシュ6内においては、ジスクブッシュ10及
びワッシャ7がぴったり嵌合し、切欠きにおいて両者の
境界線に凹凸の無い直径D2の筒状アセンブリが形成さ
れる。更に、スライドキー5については、前側スライド
キー5aが凸部10hに引っ掛かった状態となり、後側
スライドキー5bはカム面10e内にぴったり嵌まり込
んだ状態となる[図6の(b)参照]。
【0028】弁装置の各部が図3及び図6の(b)に示
される状態になった後、更に、ロッド4が矢印Qの方向
に回転すると、ロッド4の回転力は、スライドキー5を
介してジスクブッシュ10にそのまま回転力として伝達
される。即ち、上述のように、前側スライドキー5aが
凸部10hに引っ掛かり、平面S3が切欠き6cから外
れているため、ジスクブッシュ10及びワッシャ7から
なる筒状アセンブリが、ブッシュ6内において、ロッド
4と一緒に回転し[図6の(c)参照]、ジスクブッシ
ュ10と一体的に連結された弁体3も、ロッド4と一緒
に回転して、最終的には、図4及び図6の(d)に示さ
れる全開状態となる。
【0029】以上のように、ロッド4が全閉状態から本
実施形態では約20°回転した後、弁体3は中心軸線O
2に沿って直線的に移動することはできず、ロッド4の
回転力が運動変換機構によって回転力としてそのまま弁
体3に伝達されるため、弁体3が確実に開弁方向に回転
する。
【0030】次に、全開状態から弁体3が閉動作する場
合について説明する。図4及び図6の(d)に示される
状態から、ロッド4が矢印Qと反対方向に回転すると、
カム面10eに嵌合した後側スライドキー5bが凸部1
0dに引っ掛かり、ジスクブッシュ10及びワッシャ7
からなる筒状アセンブリがブッシュ6内においてロッド
4と同方向に回転する。これにより、ジスクブッシュ1
0と一体的に連結した弁体3も、ロッド4と同方向(閉
弁方向)に回転する。運動変換機構が、図6の(c)の
状態を経て(b)の状態になると、ブッシュ6の切欠き
6cに対するワッシャ7の切欠き7cの角度位置が一致
して両者が直線的に整列すると共に、図3に示されるよ
うに、弁体3に設けられたストッパ3aが弁箱1側のス
トッパ1bに当接する。ロッド4が矢印Qと反対方向に
更に回転すると、弁体3はストッパ1b,3aにより回
転を阻止されているため、後側スライドキー5bにより
凸部10iが押されるジスクブッシュ10は、切欠き6
c、切欠き7c及び部分円環部7b内を中心軸心O2に
沿って後側に摺動する。これにより、ジスクブッシュ1
0と連結した弁体3も、中心軸心O2と平行に後側に移
動する。弁体3が図3の状態からLmm後方に移動する
と、弁座面11が弁座面12とぴったり封止係合し、弁
装置は全閉状態となる。
【0031】以上に説明してきた本実施形態の弁装置で
は、弁体3は、全閉状態から開動作する場合、弁座面1
2の中心軸心O2と平行にシートリング2aから離間す
るため、弁体3とシートリング2aの弁座面11,12
間における摺動が実質的に生じない。このため、弁座面
11,12の摩耗が減り、長期に亙って優れたシール耐
久性を維持することが可能となると共に、摺動による摩
擦抵抗が減少することで弁体操作力を極めて軽くするこ
とが可能となる。
【0032】また、閉弁する際は、弁体3は、弁座面1
2の中心軸線O2と平行に移動してシートリング2aと
係合し、流体圧力をシールするため、極めて高いシール
効果が得られる。
【0033】更に、弁座面は、弁体が上述の如く実質的
に平行移動することから、一般的な弁における通常の弁
座補修方法により、高精度で困難な作業を必要とせず
に、シール機能を発揮するよう好適な形状に維持するこ
とができる。
【0034】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、本発明は、この実施形態に限定されるもので
はなく、様々な改変が可能であり、例えば、図7及び図
8[前述した実施形態における図6の(b)に相当する
図である]に示すように変更して実施することも可能で
ある。
【0035】説明が冗長となることを避けるため、前述
した実施形態とは異なる部分についてのみ主に説明する
と、図7の変形実施形態においては、ロッド4’に設け
られたスライドキーのうち後側のスライドキー5b’
は、その下半部のカム面b1の形状は前述したものと同
様に円弧状でよいが、図7において見て上半部のカム面
b2はほぼ直線状の平坦面b2となっており、従って、
この平坦面b2と係合するジスクブッシュ10’のカム
面10Iもほぼ直線状の平坦面となっている。また、他
方の前側のスライドキー5a’は、図7において見て上
半部のカム面a2が直線状の傾斜平坦面からなる。下半
部のカム面a1も傾斜の向きを除いてほぼ同様の直線状
の平坦面からなっているが、必ずしもその必要はなく、
円弧状とすることができる。ジスクブッシュ10’のカ
ム面10A及び10Hは、かかるスライドキー5a’の
形状及び動作に適応する形状を有し、カム面10Hは傾
斜平坦面である。
【0036】従って、この変形実施形態においては、ロ
ッド4’を所定角度の範囲で正逆方向に回転させ弁体を
開閉する際に、いずれの場合でも、スライドキーとジス
クブッシュとが直線状に傾斜した平坦面で面接触しなが
ら弁体を直線状に移動させるため、ロッドの回転力が確
実に弁体に伝わるので、作動の信頼性が向上し、特に大
型の弁に使用するのに好適である。
【0037】図8の変形実施形態においては、スライド
キー5a’5b’のカム面及びジスクブッシュ10’の
カム面の形状は図7と同様であるが、ブッシュ6’及び
ワッシャ7’の形状が異なっている。即ち、これらの部
材に必要とされることは、前述した切欠きを有すると共
に、ロッドの回転に伴うジスクブッシュの回転及び摺動
を案内することであるから、図1〜図7に示した実施形
態のように、断面がU字状に形成する必要はなく、図示
のように上下からジスクブッシュ10’を挟むような構
造としてもよい。この場合、ブッシュ6’及びワッシャ
7’の加工が簡単になり、製造コストの低減を期待する
ことができる。
【0038】また、本発明は、例えば、図9[図6の
(a)及び(b)に相当する図である]に示すように変
更して実施することも可能である。
【0039】この改変実施形態についても、説明が冗長
となることを避けるため、前述した図1から図6に示し
た実施形態に係るものと異なる部分についてのみ主に説
明する。図9の改変実施形態において、ロッド4の外周
面には、前側スライドキー5a及び後側スライドキー5
bの各々に対しほぼ直角となる位置にセンターキー17
が設けられている。このセンターキー17のカム面は、
円弧状に形成されている。一方、ジスクブッシュ10の
カム面10aとカム面10fとの間には、カム面10
k,10m,10nが形成されている。カム面10m
は、センターキー17の円弧状カム面の前半分側(開弁
動作時における進行方向側)の曲率とほぼ同じ曲率の円
弧面であり、図9の(b)に示される状態すなわちジス
クブッシュ10が切欠き7cに関し非突出位置にありロ
ッド4の長手方向軸心O1とジスクブッシュ10の曲面
S1、S2の曲率中心O3とが合致した状態のときに、
センターキー17のカム面の前半分側と全体的に係合す
るように形成されている。カム面10nは、カム面10
mとカム面10fとを結ぶ曲面であり、カム面10mよ
りもその曲率が大きく、センターキー17と接触するこ
とがないように形成されている。このカム面10nによ
り、センターキー17の動作空間が形成されている。カ
ム面10kは、カム面10aとカム面10mとを結ぶ平
面である。また、曲率半径等の差によりカム面10kと
カム面10mとの間にはカム凸部10pが存在する。
【0040】図9の(a)に示される全閉時から開弁動
作が始まり、ロッド4がQ方向に回転すると、前側スラ
イドキー5aがジスクブッシュ10を前側に押しながら
回転し、ジスクブッシュ10は、ワッシャ7内において
中心軸線O2に沿って前進する。ジスクブッシュ10が
全閉時からLmm前進すると、図9の(b)に示される
ように、ロッド4の長手方向軸心O1とジスクブッシュ
10の曲面S1、S2の曲率中心O3とが合致した状態
となる。この間、センターキー17はカム面10mと接
触することなく弧状に移動し、図9の(b)に示される
状態においてセンターキー17の前半分側がカム面10
mと係合する。しかし、数十万回の作動による部品の摩
耗によって或いは実施者による部品製作時の加工精度が
十分でなかったことによって、前側スライドキー5a又
は後側スライドキー5bとジスクブッシュ10のカム面
との間に僅かに隙間が生じた場合には、上記の動作中、
センターキー17は、図9の(b)に示される位置に移
動し終わる前からカム面10m或いはカム凸部10pと
当接してそのままジスクブッシュ10を前方に押し続
け、長手方向軸心O1と曲率中心O3とが合致した状態
に導くことができる。すなわち、本実施形態では、前側
スライドキー5a及び後側スライドキー5bに加え、こ
れらスライドキー5a,5bの働きを補助するセンター
キー17が設けられているため、長手方向軸心O1と曲
率中心O3との合致をその分更に確実なものとしてい
る。
【0041】また、センターキー17に関しては、上記
のごとくカム面10nとは接触しないことから、常にジ
スクブッシュ10のカム面と接触している前側スライド
キー5aや後側スライドキー5bと比べて摩耗条件は好
適である。更に、センターキー17は、図9の(b)に
示されるようにカム面10mと係合した後、図示省略す
るが更にロッド4がQ方向に回転する場合には、ロッド
4の回転力をジスクブッシュ10に伝達する役割も果た
すため、その分、前側スライドキー5a及び後側スライ
ドキー5bに課される回転力の負担は軽減される。
【0042】また、別の変更として、図示しないが、ボ
ス部9と最初から一体に、ジスクブッシュ10に相当す
る部分を形成してもよい。即ち、ジスクブッシュ10を
別部材として付加せずに、弁体3のボス部9のロッド4
が貫通する穴の内面に、直接、上述したカム面、凸部1
0a〜10jと同様の作用を奏するカム面、凸部を形成
してもよい。
【0043】また、特に弁が大口径のものである場合に
は、ロッド4にキー溝を設けてスライドキー5を嵌合さ
せる代わりに、スライドキー5に相当する凸部分を備え
た板状のカムをロッド4に設けたり、ロッド自体にスラ
イドキーに相当する凸部を形成して、スライドキーをロ
ッドと一体の部分としてもよい。更に、ボス部9はロッ
ドの長手方向に沿って2つ設けるのが弁体の支持の安定
上から好ましいが、ただ一つでも、また、その他の数で
もよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の弁装置に
よれば、弁座面間の摺動が実質的に無くなるので、弁座
の摩耗を防止できると共に、従来、摺動時の摩擦抵抗に
抗して弁体を動作させていた分の操作力が必要なく、弁
体の開閉操作が極めて軽くなる。また、カム装置である
スライドキーのカム面と運動伝達部材であるジスクブッ
シュのカム面とが面接触するように構成すれば、弁体の
開閉動作の信頼性が向上することができる。更に、カム
装置にスライドキーを補助するセンターキーを設けるこ
とにより、弁体の開閉動作の確実性が増加している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態による弁装置の横断面
図である。
【図2】 全閉状態における弁装置を図1のX−X線に
沿って示す断面図である。
【図3】 開弁途中もしくは閉弁途中にある弁装置を図
1のX−X線に沿って示す断面図である。
【図4】 全開状態における弁装置を図1のX−X線に
沿って示す断面図である。
【図5】 (a)〜(d)は、図1の第1実施形態によ
る弁装置のロッド、ジスクブッシュ、ワッシャ及びブッ
シュを各々単体で示した断面図である。
【図6】 (a)〜(d)は、本発明の第1実施形態に
よる弁装置の運動変換機構を説明するため、図1のY−
Y線に沿って弁装置の異なる開閉過程別に示した断面図
である。
【図7】 本発明の第2実施形態による弁装置の図6の
(b)に相当する断面図である。
【図8】 本発明の第3実施形態による弁装置の図6の
(b)に相当する断面図である。
【図9】 (a)及び(b)は、本発明の第4実施形態
による弁装置の図6の(a)及び(b)に相当する断面
図である。
【符号の説明】
1…弁箱、1a…流体通路、2a…シートリング(弁
座)、3…弁体、4,4’…ロッド(回動軸)、5,5
a,5a’,5b,5b’…スライドキー(カム装
置)、6,6’…ブッシュ(運動変換部材)、6c…第
1の切欠き、7,7’…ワッシャ(直線運動許容部
材)、7c…第2の切欠き、10,10’…ジスクブッ
シュ(運動伝達部材)、10a〜10g,10k,10
n…カム面、10m…カム面(センターキー用カム
面)、10h〜10j,10p…カム凸部(カム面)、
10A,10H…平坦面(カム面)、11,12…弁座
面、17…センターキー(カム装置)、a1,a2…平
坦面、b1…カム面、b2…平坦面(カム面)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪井 直武 福岡県北九州市門司区中町1番14号 岡野 バルブ製造株式会社内 (72)発明者 那須 利勝 福岡県北九州市門司区中町1番14号 岡野 バルブ製造株式会社内 (72)発明者 井本 幸夫 福岡県北九州市門司区中町1番14号 岡野 バルブ製造株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体通路を内部に画成する弁箱と、該流
    体通路に形成された弁座と、前記流体通路を選択的に遮
    断及び開放するように前記弁座に対して係合・離脱可能
    に支持され前記弁箱内に設けられた弁体と、前記弁箱を
    貫いて前記流体通路に入り該弁体を支持する回動軸とを
    備えた弁装置において、前記弁体と前記回動軸との間に
    設けられ、前記弁座に係合した前記弁体を前記弁座から
    離脱させるため及び前記弁座から離脱している前記弁体
    を前記弁座に係合させるため、前記回動軸を回転させる
    際、該回動軸の所定角度位置の回転に応動して、該回動
    軸の回転運動を前記弁体のほぼ直線的な運動に変換する
    運動変換機構を備えたことを特徴とする弁装置。
  2. 【請求項2】 前記運動変換機構は、前記回動軸の長手
    方向に沿って離間して複数個設けられている請求項1記
    載の弁装置。
  3. 【請求項3】 前記運動変換機構は、前記回動軸に設け
    られたカム装置と、前記カム装置及び前記弁体の間に前
    記カム装置の運動を前記弁体に伝達するために配設さ
    れ、前記カム装置に係合するカム面を有していて、前記
    弁体と一体的に運動する運動伝達部材と、該運動伝達部
    材のほぼ直線的な運動を許容するように該運動伝達部材
    を部分的に囲む直線運動許容部材と、前記弁箱に取り付
    けられ、前記運動伝達部材及び前記直線運動許容部材を
    回動可能に支持し、前記弁座のほぼ軸心方向に前記運動
    伝達部材が前記直線運動許容部材から突出可能にする第
    1の切欠きが形成されている運動変換部材とから構成さ
    れる請求項1又は請求項2記載の弁装置。
  4. 【請求項4】 前記カム装置は、前記回動軸の外周面に
    直径方向に対峙して配設された1対のスライドキーから
    なり、前記運動伝達部材は、内周面が前記カム面として
    形成されている筒状部材からなり、前記直線運動許容部
    材は、前記筒状部材が該直線運動許容部材の内部から側
    方に選択的に突出するのを許容する大きさの第2の切欠
    きが形成された部分筒状部材からなり、前記第1及び第
    2の切欠きが整列した時に前記運動伝達部材の直線的な
    運動を許容する請求項3記載の弁装置。
  5. 【請求項5】 前記カム装置には、前記1対のスライド
    キーに加え、前記回動軸の外周面に配設され該一対のス
    ライドキーを補助するセンターキーが含まれている請求
    項4記載の弁装置。
  6. 【請求項6】 前記筒状部材の前記内周面には、該筒状
    部材が前記第2の切欠きに関し非突出位置にあるときに
    前記センターキーの開弁動作時における進行方向側に接
    触するセンターキー用カム面が形成されている請求項5
    記載の弁装置。
  7. 【請求項7】 前記スライドキーのカム面は円弧面であ
    り、前記弁座に係合した前記弁体を前記弁座から離脱さ
    せるため及び前記弁座から離脱している前記弁体を前記
    弁座に係合させるため、前記円弧面が係合する前記筒状
    部材の前記カム面も円弧面である請求項4〜6のいずれ
    かに記載の弁装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも一方の前記1対のスライドキ
    ーのカム面は平坦面を含み、前記弁座に係合した前記弁
    体を前記弁座から離脱させるため及び/又は前記弁座か
    ら離脱している前記弁体を前記弁座に係合させるため、
    前記平坦面が係合する前記筒状部材の前記カム面も平坦
    面である請求項4〜6のいずれかに記載の弁装置。
  9. 【請求項9】 前記運動変換機構は、前記回動軸の外周
    面に直径方向に対峙して配設された1対のスライドキー
    からなるカム装置と、前記カム装置及び前記弁体の間に
    前記カム装置の運動を前記弁体に伝達するために配設さ
    れ、前記カム装置に係合するカム面を内周面に有する筒
    状部材からなり、前記弁体と一体的に運動する運動伝達
    部材と、該運動伝達部材のほぼ直線的な運動を許容する
    ように該運動伝達部材を直径方向に対峙して部分的に囲
    む直線運動許容部材と、前記弁箱に取り付けられ、前記
    運動伝達部材及び前記直線運動許容部材を回動可能に支
    持し、前記弁座のほぼ軸心方向に前記運動伝達部材が前
    記直線運動許容部材から突出可能にするように直径方向
    に対峙して部分的に囲む運動変換部材とから構成される
    請求項1又は請求項2記載の弁装置。
  10. 【請求項10】 前記カム装置は前記回動軸と一体の部
    分からなる請求項3〜9のいずれかに記載の弁装置。
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