JPH10238346A - ラジエター用リザーブタンク - Google Patents

ラジエター用リザーブタンク

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Publication number
JPH10238346A
JPH10238346A JP4210797A JP4210797A JPH10238346A JP H10238346 A JPH10238346 A JP H10238346A JP 4210797 A JP4210797 A JP 4210797A JP 4210797 A JP4210797 A JP 4210797A JP H10238346 A JPH10238346 A JP H10238346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
reserve tank
radiator
cooling water
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4210797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Takada
英樹 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP4210797A priority Critical patent/JPH10238346A/ja
Publication of JPH10238346A publication Critical patent/JPH10238346A/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コストの増加が抑えられ、強度・耐久性の低下
を損なうことなく走行時の冷却水漏れを防止可能なラジ
エター用リザーブタンクを提供するにある。 【解決手段】車両の進行方向に対してその長さが幅より
大きい偏平形状を有するリザーブタンク14を備えた水
冷エンジンのラジエターにおいて、上記リザーブタンク
14はその上面にキャップ17で塞がれる冷却水補充口
15を有するタンク本体16を有し、このタンク本体1
6の両側壁20および前後壁の少なくとも一方を波状に
形成する一方、波の形状をその周期の二分の一が波の振
幅より大きくなるように設定したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラジエター用リザー
ブタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等に用いられている水冷エンジン
には冷却水の放熱を行うラジエターが備えられている。
ラジエター内の冷却水圧力はその温度が高くなると非常
に高まるため、規定以上の圧力になるとプレッシャバル
ブを開いて冷却水をリザーブタンクに逃がすようにして
いる。
【0003】また、冷却水が冷えていく過程では逆にリ
ザーブタンクから冷却水をラジエター内に戻すようにし
ている。
【0004】ところで、自動車等が走行中に大きく揺れ
ると、図5に示すように、冷却水1がリザーブタンク2
のタンク本体3に設けられている冷却水補充口4まで達
し、この補充口4を塞ぐキャップ5との間から冷却水が
漏れる虞がある。
【0005】そこで、補充口4とキャップ5との間にラ
バー製のパッキング6を設けたり、補充口4とキャップ
5との合わせを高精度に形成することによりシール性を
向上させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補充口
とキャップとの間にパッキングを設けることは部品点数
の増加となり、コストが掛かる。また、補充口とキャッ
プとの合わせを高精度に形成することは生産性を低下さ
せ、やはりコストの上昇を招く。
【0007】ところで、実開昭63−136224号公
報や実開昭63−198420号公報に示すように、タ
ンク本体内の隔壁やタンク本体を波状や蛇腹状に形成す
ることによりタンク本体内の冷却水の揺れを押さえるこ
とができるが、例えば図6に示すように、波の周期(P
1)の二分の一が波の振幅(Q)より小さい((P1/
2)<Q)、すなわち波目が深かったり、図7に示すよ
うに、波が頂点を有する蛇腹状だと隔壁やタンク本体に
応力集中が発生してタンク本体の強度や耐久性が低下す
る。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、コストの増加が抑えられ、強度・耐久性の低下
を損なうことなく走行時の冷却水漏れを防止可能なラジ
エター用リザーブタンクを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るラジエター
用リザーブタンクは、上述した課題を解決するために、
請求項1に記載したように、車両の進行方向に対してそ
の長さが幅より大きい偏平形状を有するリザーブタンク
を備えた水冷エンジンのラジエターにおいて、上記リザ
ーブタンクはその上面にキャップで塞がれる冷却水補充
口を有するタンク本体を有し、このタンク本体の両側壁
および前後壁の少なくとも一方を波状に形成する一方、
波の形状をその周期の二分の一が波の振幅より大きくな
るように設定したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0011】図1は、本発明を適用した車両としての自
動車の平面図である。この自動車11の前部には水冷エ
ンジン12が搭載され、このエンジン12の前部にエン
ジン冷却水の放熱を行うラジエター13が配置される。
また、このラジエター13の近辺には冷却水を一時的に
保存(リザーブ)するリザーブタンク14が配置され、
図示しないオーバーフローパイプによってラジエター1
3と接続される。
【0012】図2は、リザーブタンク14の側面図であ
り、図3は図2のIII −III 線に沿うリザーブタンク1
4の縦断面図である。図1〜図3に示すように、このリ
ザーブタンク14は車両11の進行方向に対してその長
さ(L)が幅(W)より大きい(L>W)偏平形状を有
し、その上面に冷却水補充口15が形成されるタンク本
体16を有する。
【0013】冷却水補充口15にはキャップ17が被せ
られ、タンク本体16を液密に保つ。また、キャップ1
7にはタンク本体16の内外を連通するジョイントパイ
プ18が一体または一体的に形成され、タンク本体16
内のジョイントパイプ18端にはリザーブホース19
が、タンク本体16外のジョイントパイプ18端には図
示しないオーバーフローパイプがそれぞれ接続される。
【0014】タンク本体16の両側壁20および前後壁
21は波状に形成される。なお、タンク本体16の両側
壁20および前後壁21のいずれか一方のみを波状に形
成してもよい。
【0015】波の形状は、図4に示すように、その周期
(P)の二分の一が波の振幅(Q)より大きく((P/
2)>Q)なるように設定される。
【0016】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0017】リザーブタンク14のタンク本体16の両
側壁20および前後壁21の少なくとも一方を波状に形
成することにより、自動車11等が走行中に大きく揺れ
ても、図3に示すようにタンク本体16内の冷却水22
の揺れは押さえられる。よって、冷却水22が冷却水補
充口15まで達しにくくなり、補充口15を塞ぐキャッ
プ17との間から冷却水22が漏れる心配がない。その
結果、補充口15とキャップ17との間にラバー製のパ
ッキングを設けたり、補充口15とキャップ17との合
わせを高精度に形成する必要がなく、部品点数が削減で
きると共に、補充口15とキャップ17との合わせ面形
状が簡素化できるので生産性が向上する。
【0018】また、タンク本体16の両側壁20および
前後壁21の少なくとも一方を波状に形成し、波の形状
をその周期(P)の二分の一が波の振幅(Q)より大き
く((P/2)>Q)なるように設定することにより、
タンク本体16の剛性が高まると共に、タンク本体16
に応力集中が発生しないので耐久性が高まる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るラジ
エター用リザーブタンクによれば、車両の進行方向に対
してその長さが幅より大きい偏平形状を有するリザーブ
タンクを備えた水冷エンジンのラジエターにおいて、上
記リザーブタンクはその上面にキャップで塞がれる冷却
水補充口を有するタンク本体を有し、このタンク本体の
両側壁および前後壁の少なくとも一方を波状に形成する
一方、波の形状をその周期の二分の一が波の振幅より大
きくなるように設定したため、補充口を塞ぐキャップと
の間から冷却水が漏れる心配がなくなり、コストの増加
が抑えられると共に、充分な強度・耐久性を維持でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラジエター用リザーブタンクの一
実施形態を示す自動車の平面図。
【図2】リザーブタンクの側面図。
【図3】図2のIII −III 線に沿うリザーブタンクの縦
断面図。
【図4】タンク壁の波の周期と振幅との関係を現す図。
【図5】従来のリザーブタンクの縦断面図。
【図6】従来のリザーブタンクの波の形状およびその周
期と振幅との関係を現す図。
【図7】従来のリザーブタンクの波の形状およびその周
期と振幅との関係を現す図。
【符号の説明】
11 自動車(車両) 12 水冷エンジン 13 ラジエター 14 リザーブタンク 15 冷却水補充口 16 タンク本体 17 キャップ 20 タンク本体の両側壁 21 タンク本体の前後壁 22 冷却水 L リザーブタンクの長さ P 波の周期 Q 波の振幅 W リザーブタンクの幅

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の進行方向に対してその長さが幅よ
    り大きい偏平形状を有するリザーブタンクを備えた水冷
    エンジンのラジエターにおいて、上記リザーブタンク1
    4はその上面にキャップ17で塞がれる冷却水補充口1
    5を有するタンク本体16を有し、このタンク本体16
    の両側壁20および前後壁21の少なくとも一方を波状
    に形成する一方、波の形状をその周期Pの二分の一が波
    の振幅Qより大きくなるように設定したことを特徴とす
    るラジエター用リザーブタンク。
JP4210797A 1997-02-26 1997-02-26 ラジエター用リザーブタンク Pending JPH10238346A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4210797A JPH10238346A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 ラジエター用リザーブタンク

Applications Claiming Priority (1)

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JP4210797A JPH10238346A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 ラジエター用リザーブタンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10238346A true JPH10238346A (ja) 1998-09-08

Family

ID=12626748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4210797A Pending JPH10238346A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 ラジエター用リザーブタンク

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JP (1) JPH10238346A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7611167B2 (en) * 2004-10-06 2009-11-03 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle fuel tank

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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