JPH10237940A - 真空式下水道システムの真空弁マス - Google Patents

真空式下水道システムの真空弁マス

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JPH10237940A
JPH10237940A JP4244397A JP4244397A JPH10237940A JP H10237940 A JPH10237940 A JP H10237940A JP 4244397 A JP4244397 A JP 4244397A JP 4244397 A JP4244397 A JP 4244397A JP H10237940 A JPH10237940 A JP H10237940A
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JP
Japan
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vacuum
vacuum valve
valve mass
hole
broken
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Pending
Application number
JP4244397A
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English (en)
Inventor
Akihiro Takahashi
晃裕 高橋
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空弁マス内部の真空度が所定値以上に高く
なっても、真空弁マス本体部もしくは蓋体が破壊される
のを確実に防止する。 【解決手段】 蓋体13に1つの透孔14を形成し、蓋
体13の下面における透孔14の周辺部にゴムもしくは
樹脂製の弾性シールリング15を当てがい、複数本のビ
ス16の締結により弾性シールリング15の下面に薄肉
のアクリル樹脂板によってなる安全板材17の周縁部上
面を圧着させることで、透孔14を安全板材17で気密
に閉塞してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空式下水道シス
テムの真空弁マスに係り、詳しくは所定値以上に高真空
化された場合において、真空弁マス本体部や蓋体が破壊
されるのを防止するように工夫した真空式下水道システ
ムの真空弁マスに関する。
【0002】
【従来の技術】真空式下水収集システムは、図5および
図6に示すように、真空ポンプ1を備えた下水収集場2
と樹脂製真空弁マス本体部3における機器取付板4より
上側の機器設置部3Aに配置した真空弁5の出口5Aと
を、真空下水管6を介して互いに連通させ、真空弁5の
入口5Bを吸込管7によって真空弁マス本体部3におけ
る機器取付板4より下側の汚水溜り3Bに連通させると
ともに、民家8の流し台、便器、衛生器具などの下水発
生源9で発生した汚水を汚水流入管10によって汚水溜
り3Bに流下させるように構成されている。また、真空
弁マス本体部3の上端部開口は樹脂製の蓋体13によっ
て着脱可能かつ気密に施蓋され、この蓋体13を地表面
GLと同じレベルに位置決めして地中に据付けられる。
【0003】このように構成された真空式下水収集シス
テムでは、民家8の下水発生源9で発生した下水(家庭
内排水または汚水)は、汚水流入管10を通って汚水溜
り3Bに排出される。汚水溜り3Bの水位が上昇する
と、水位検知管11内の空気圧が上昇する。この空気圧
上昇は真空弁制御手段12に負荷されて真空弁5を弁開
させる。その結果、汚水溜り3B内の汚水は吸込管7→
弁開している真空弁5の経路で真空下水管6に吸引排出
される。これにより、汚水溜り3B内の汚水のレベルが
吸込管7の下端開口7Aよりも下位のレベルまで低下し
て、下端開口7Aが露出すると、水位検知管11内の圧
力が低下し、その圧力は真空弁制御手段12に伝えられ
真空弁4を弁閉させるように働く。
【0004】一般に、真空弁マスは幅の狭い道路等に設
置される場合が多い。具体的には、クレーン車などの揚
重機器の進入不能な狭い道路等において、蓋体13を地
表面GLと同じレベルに位置決めした状態で地中に据付
けられる。このため、設置スペース上の制約をうけるこ
とになる。したがって、外寸法(特に、図6のWで示す
横幅)は小さいことが望ましく投影平面形状が長方形状
を呈することになる。しかも、人力によって設置しなけ
ればならないので、軽量化のために薄肉に成形される。
このような投影平面形状が長方形を呈する真空弁マス本
体部3を薄肉で成形すると、長手方向(X−X方向)に
のびる対向側壁3C,3Cが自然状態で幅方向内側(Y
−Y方向内側)に湾曲する。しかも地中に据付けた場合
には土圧の影響などにより対向側壁3C,3Cの幅方向
内側への湾曲が増大することになる。このため、内部の
真空度が所定値以上に高くなると真空弁マス本体部3も
しくは蓋体13が破壊されるおそれを有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の真空
式下水道システムの真空弁マスでは、内部の真空度が所
定値以上に高くなると真空弁マス本体部もしくは蓋体が
破壊されるおそれを有している。
【0006】そこで、本発明は、真空弁マス内部の真空
度が所定値以上に高くなっても、真空弁マス本体部もし
くは蓋体が破壊されるのを確実に防止することができる
真空式下水道システムの真空弁マスを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、真空弁マス本体部の内部
が真空ポンプに連通しているとともに、上端部開口に蓋
体が着脱可能かつ気密に施蓋されている真空式下水道シ
ステムの真空弁マスにおいて、前記真空弁マス本体部と
蓋体の少なくともいずれか一方に少なくとも1つの透孔
を形成し、この透孔を真空弁マス内部の真空度が所定値
以上に高くなった時に破壊される低強度の安全板材で気
密に閉塞していることを特徴としている。請求項2に記
載の発明は、真空弁マス本体部の内部が真空ポンプに連
通しているとともに、上端部開口に蓋体が着脱可能かつ
気密に施蓋されている真空式下水道システムの真空弁マ
スにおいて、前記真空弁マス本体部と蓋体の少なくとも
いずれか一方に少なくとも1つの透孔を形成し、この透
孔を真空弁マス内部の真空度が所定値以上に高くなった
時に弁開される安全弁で気密に閉塞していることを特徴
としている。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、真空弁マ
ス内部の真空度が所定値以上に高くなると、低強度の安
全板材が破壊して真空弁マス内部の真空を破壊すること
ができる。請求項2に記載の発明によれば、真空弁マス
内部の真空度が所定値以上に高くなると、安全弁が弁開
して真空弁マス内部の真空を破壊することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、請求項1に記載の発明の一
実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図5およ
び図6で説明した従来例と同一もしくは相当部分には同
一符号を付して詳しい構造および作用説明は省略する。
図1は一実施の形態を示す縦断面図、図2は図1のA−
A矢視拡大図であり、これらの図において、蓋体13に
は1つの透孔14が形成されている。蓋体13の下面に
おける透孔14の周辺部には、ゴムもしくは樹脂製の弾
性シールリング15が当てがわれており、複数本のビス
16の締結により弾性シールリング15の下面に薄肉の
アクリル樹脂板によってなる安全板材17の周縁部上面
を圧着させることで、透孔14を安全板材17で気密に
閉塞してある。安全板材17の肉厚は、真空弁マス内部
の真空度が何等かの原因で常用真空度を超える所定の値
になった場合、その時の高真空負荷によって破壊される
厚さに設定されている。また、安全板材17には両側で
互いに対向する位置のそれぞれに、エッジ状の切込み1
8,18が設けられている。なお、この切込み18,1
8は、必ずしも必要とするものではない。
【0010】このような構成であれば、真空弁マス内部
の真空度が何等かの原因で常用真空度を超える所定の値
以上に高くなると、エッジ状の切込み18,18それぞ
れの尖端からクラックが生じ、これらクラックが成長し
て安全板材17を破壊させる。これにより、真空弁マス
内部は真空破壊されるので、真空弁マス本体部3もしく
は蓋体13の破壊が確実に防止される。このため、新し
い安全板材17を使用して、透孔14を気密に閉塞する
簡単な作業により、真空式下水道システムの機能を速や
かに回復させることができる。しかも、安全板材17の
板厚または材質を変更することによって、安全板材17
の破壊点に相当する真空度の値を容易に可変することが
できる。
【0011】なお、前記実施の形態では、蓋体13に1
つの透孔14を形成し、この透孔を安全板材17によっ
て気密に閉塞しているが、蓋体13に複数の透孔14を
形成し、これら透孔14のそれぞれを安全板材17によ
って気密に閉塞してもよい。また、安全弁19によって
気密に閉塞される透孔14の形成部位は、前記実施の形
態で説明した蓋体13のみに限定されるものではなく、
真空弁マス本体部3と蓋体13の両者または真空弁マス
本体部3のみであってもよい。
【0012】つぎに、請求項2に記載の発明の一実施の
形態を図面に基づいて説明する。なお、図1および図2
で説明した請求項1に記載の発明と同一もしくは相当部
分には同一符号を付して詳しい構造説明は省略する。図
3は一実施の形態を示す縦断側面図、図4は図3のB−
B矢視拡大図であり、これらの図において、蓋体13に
は1つの透孔14が形成されている。蓋体13の下面に
おける透孔14の周辺部には、ゴムもしくは樹脂製の弾
性シールリング15が当てがわれており、複数の引きバ
ネ18の付勢により弾性シールリング15の下面に安全
弁19の周縁部上面を圧着させることで、透孔14を安
全弁19で気密に閉塞してある。また、前記複数の引き
バネ18のバネ定数は、真空弁マス内部の真空度が何等
かの原因で常用真空度を超える所定の値になった場合、
その時の高真空負荷によって安全弁19を弁開させる値
に設定されている。
【0013】このような構成であれば、真空弁マス内部
の真空度が何等かの原因で常用真空度を超える所定の値
以上に高くなると、複数の引きバネ18の付勢に抗して
安全弁19が弁開する。これにより、真空弁マス内部は
真空破壊されたのち安全弁19が弁閉するので、真空弁
マス本体部3もしくは蓋体13の破壊が確実に防止され
るとともに、真空式下水道システムの機能を自動的に速
やかに回復させることができる。しかも、複数の引きバ
ネ18のバネ定数を変えることによって、安全弁19の
弁開点に相当する真空度の値を容易に可変することがで
きる。
【0014】なお、前記実施の形態では、蓋体13に1
つの透孔14を形成し、この透孔を安全弁19によって
気密に閉塞しているが、蓋体13に複数の透孔14を形
成し、これら透孔14のそれぞれを安全弁19によって
気密に閉塞してもよい。また、安全弁19によって気密
に閉塞される透孔14の形成部位は、前記実施の形態で
説明した蓋体13のみに限定されるものではなく、真空
弁マス本体部3と蓋体13の両者または真空弁マス本体
部3のみであってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、真空弁マス内部の真空度が所定値以上に高くな
ると、低強度の安全板材が破壊して真空弁マス内部の真
空を破壊することができるので、真空弁マス本体部もし
くは蓋体の破壊が確実に防止されるとともに、新しい安
全板材を使用して、透孔を気密に閉塞する簡単な作業に
より、真空式下水道システムの機能を速やかに回復させ
ることができる。しかも、安全板材の板厚または材質を
変更することによって、安全板材の破壊点に相当する真
空度の値を容易に可変することもできる。請求項2に記
載の発明は、真空弁マス内部の真空度が所定値以上に高
くなると、安全弁が弁開して真空弁マス内部の真空を破
壊することができるので、真空弁マス本体部もしくは蓋
体の破壊が確実に防止されるとともに、真空式下水道シ
ステムの機能を自動的に速やかに回復させることができ
る。しかも、複数の引きバネのバネ定数を変えることに
よって、安全弁の弁開点に相当する真空度の値を容易に
可変することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の一実施の形態を示す縦
断面図である。
【図2】図1のA−A矢視拡大図である。
【図3】請求項2に記載の発明の一実施の形態を示す縦
断面図である。
【図4】図3のB−B矢視拡大図である。
【図5】従来例の縦断面図である。
【図6】図5の蓋体を除去して内部を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 真空ポンプ 3 真空弁マス本体部 13 蓋体 14 透孔 17 低強度の安全板材 19 安全弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空弁マス本体部の内部が真空ポンプに
    連通しているとともに、上端部開口に蓋体が着脱可能か
    つ気密に施蓋されている真空式下水道システムの真空弁
    マスにおいて、前記真空弁マス本体部と蓋体の少なくと
    もいずれか一方に少なくとも1つの透孔を形成し、この
    透孔を真空弁マス内部の真空度が所定値以上に高くなっ
    た時に破壊される低強度の安全板材で気密に閉塞してい
    ることを特徴とする真空式下水道システムの真空弁マ
    ス。
  2. 【請求項2】 真空弁マス本体部の内部が真空ポンプに
    連通しているとともに、上端部開口に蓋体が着脱可能か
    つ気密に施蓋されている真空式下水道システムの真空弁
    マスにおいて、前記真空弁マス本体部と蓋体の少なくと
    もいずれか一方に少なくとも1つの透孔を形成し、この
    透孔を真空弁マス内部の真空度が所定値以上に高くなっ
    た時に弁開される安全弁で気密に閉塞していることを特
    徴とする真空式下水道システムの真空弁マス。
JP4244397A 1997-02-26 1997-02-26 真空式下水道システムの真空弁マス Pending JPH10237940A (ja)

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JP (1) JPH10237940A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013199753A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Ebara Corp 真空ステーション

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013199753A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Ebara Corp 真空ステーション

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040622