JPH10236999A - ポリグリセリンの製造方法 - Google Patents

ポリグリセリンの製造方法

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JPH10236999A
JPH10236999A JP9127950A JP12795097A JPH10236999A JP H10236999 A JPH10236999 A JP H10236999A JP 9127950 A JP9127950 A JP 9127950A JP 12795097 A JP12795097 A JP 12795097A JP H10236999 A JPH10236999 A JP H10236999A
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acid
glycerin
reaction
polyglycerin
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Jun Sato
純 佐藤
Hiroshi Bandai
宏 萬代
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分子量分布の狭い高品質のポリグリセリンを
高重合率及び高選択率で生成させるポリグリセリンの製
造方法を提供する。 【解決手段】 グリセリン又はその低重体を重縮合反応
させてポリグリセリンを製造する方法において、(i)蒸
留釜の上に不溶性の固体触媒層を有する触媒塔を配設し
た構造の重合反応装置を用いること、(ii)該装置の蒸留
釜内においてグリセリン又はその低重合体を減圧蒸留し
て、該グリセリン又はその低重合体の蒸気を該触媒塔内
に導入させるとともに、該触媒塔内において該グリセリ
ン又はその低重合体を重縮合反応させること、(iii)該
グリセリン又はその低重合体の重縮合反応により生成し
たポリグリセリンを該触媒塔から該蒸留釜内に流下させ
ること、を特徴とするポリグリセリンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色調、臭気が良好
で分子量分布の狭い高品質のポリグリセリンを高収率で
与えるポリグリセリンの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オリゴグリセリンを製造するために、グ
リセリン又はその低重合体を酸触媒の存在下で加熱重合
させる方法は知られている(USP3968169号
等)。しかしながら、このような方法においては、得ら
れるオリゴグリセリンの分子量分布が広く、特定のオリ
ゴグリセリンを選択性良く得ることは非常に困難であっ
た。一方、固体酸触媒による着色や臭気の問題のない分
子量分布の狭い高品質のポリグリセリンの高収率製造法
については、特願平7−321207号に示されてい
る。この方法は、特定酸強度の酸性度が一定の関係を示
す層状構造を有する珪酸塩を触媒とし、必要に応じてト
リエチレングリコールモノアセテートの如き、極性溶媒
の存在下110〜190℃の温度及び400mmHg以
下の圧力でグリセリン又はその低重合体(グリセリンの
2〜4量体)からなる反応原料を重縮合反応させる工程
を含むポリグリセリンの製造方法である。この方法にお
いては、着色や臭気は問題ないが、ポリグリセリンを高
重合率及び高選択率で得ることは非常に困難である。従
って得られるポリグリセリンは分子量分布の広いものと
なり、その品質は用途(例えば感触が良好な、さっぱり
した、べたつきのない高級化粧品や香粧品用、薬品用の
保湿剤、可溶化剤、液性改良剤、ベース基剤等)によっ
ては不満足なものになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、分子量分布
の狭い高品質のポリグリセリンを高重合率及び高選択率
で生成させるポリグリセリンの製造方法を提供すること
をその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、グリセリン又はその
低重体を重縮合反応させてポリグリセリンを製造する方
法において、(i)蒸留釜の上に不溶性の固体触媒層を有
する触媒塔を配設した構造の重合反応装置を用いるこ
と、(ii)該装置の蒸留釜内においてグリセリン又はその
低重合体を減圧蒸留して、該グリセリン又はその低重合
体の蒸気を該触媒塔内に導入させるとともに、該触媒塔
内において該グリセリン又はその低重合体を重縮合反応
させること、(iii)該グリセリン又はその低重合体の重
縮合反応により生成したポリグリセリンを該触媒塔から
該蒸留釜内に流下させること、を特徴とするポリグリセ
リンの製造方法が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明においては、蒸留釜の上に
触媒塔を配設した構造の重合反応装置を用いる。この場
合、触媒塔としては、通常の一段又は多段の蒸留塔を用
いることができ、例えば、Oldershaw型多孔板
塔や、Raschingリングを詰めた塔等を用いるこ
とができる。本発明においては、この蒸留塔に触媒を充
填して触媒塔として用いる。この場合、蒸留塔に対する
触媒の充填方法としては、充填材を有する蒸留塔におい
ては、その充填材の少なくとも一部として触媒を充填す
ればよく、また、棚段を有する蒸留塔においては、その
棚段に触媒を充填すればよい。蒸留塔に対する触媒の充
填は、蒸留塔内において、触媒と蒸気又は凝縮液とが接
触するように行えばよく、特に制約されない。また、触
媒の充填は、蒸留塔全体に対して行う必要はなく、蒸留
塔の一部、例えば、中間部のみに行うことができる。蒸
留塔の中間部に触媒を充填して触媒塔を形成する場合、
その触媒充填層より上方及び下方の触媒未充填部分は通
常の蒸留塔分離部として作用し、これらの部分では凝縮
液の再気化及び再凝縮が起る。
【0006】本発明で用いる触媒は、反応液に対して不
溶性を示す固体触媒であり、従来公知の各種の固体酸触
媒を用いることができる。このような固体酸触媒として
は、(i)層構造を有する珪酸塩に酸を含浸させ、乾燥し
たもの(触媒A)、(ii)Fe、Ti、Zr、Hf、M
o、W、V、Sn、Si、Al、Zn、Mg及びCaの
中から選ばれる少なくとも1種の金属を含む無定型又は
結晶性酸化物に酸を吸着させて焼成したもの(触媒
B)、(iii)焼成前のこれら無定型又は結晶性酸化物の
一部水酸化物又はその水酸化物に酸根含有シランカップ
リング剤やチタンカップリング剤を反応させたもの(触
媒C)、(iv)酸型のカチオン交換樹脂(触媒D)、(v)
Cu、Zn、B、Al、Fe(II)、Ni及びMnの
中から選ばれる少なくとも1種の金属を含む無機酸塩を
焼成したもの(触媒E)、(vi)ヘテロポリ酸の不溶性酸
性塩(触媒F)等が挙げられる。
【0007】触媒Aにおいて、その原料珪酸塩として
は、層状構造を有するもの又はこれを主成分とするもの
であればどのようなものでも用いることができる。この
ようなものとしては、従来公知のもの、例えば、スメク
タイト族珪酸塩の他、酸性白土、活性白土、バーミキュ
ライト等を挙げることができる。また、スメクタイト族
珪酸塩としては、モンモリロナイト、バイデーライト、
ノントロナイト、ボルコンスコアイト、サポナイト、鉄
サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト等を挙げるこ
とができる。更にスメクタイト族珪酸塩を主成分とする
ものとして、ベントナイト等を挙げることができる。触
媒原料が層状構造を有しない珪酸塩やその他の物質を含
む場合、層状構造を有する珪酸塩の含有量は、触媒製造
原料中10重量%以上、好ましくは20重量%以上に規
定するのがよい。触媒A又はBを好ましく製造するに
は、流動床装置、ドラム型混合機、リボンミキサー、高
速回転ミキサー(ヘンシェルミキサー)、V型混合機等
を用い、触媒原料を流動させながら、10〜90wt%
酸水溶液を噴霧させ、酸を含浸又は吸着させる。酸を含
浸又は吸着させた触媒原料はこれをそのまま又は必要に
応じ水洗して遊離酸根を除去した後、110〜160℃
で3〜5hr、常圧又は減圧下で乾燥し、更に必要に応
じて、常圧又は減圧下3〜6hr、300〜1000℃
で焼成する。
【0008】前記酸としては、無機酸及び有機酸のいず
れも使用することができる。このようなものとしては、
例えば、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、ポリリン酸、亜リ
ン酸、過塩素酸、ギ酸、酢酸、蓚酸、モノクロル酢酸、
トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸、パ
ラトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、メタンス
ルホン酸、ナフタリンスルホン酸、ホウ酸、タングステ
ン酸、モリブデン酸、バナジン酸、クロム酸、ヘテロポ
リ酸(12タングストリン酸、12タングストケイ酸、
12モリブドリン酸、12モリブドケイ酸、12タング
ストモリブドリン酸、12バナドモリブドリン酸、11
モリブド1タングストリン酸、10モリブド2タングス
トリン酸、8モリブド4タングストリン酸、5モリブド
7タングストリン酸、3モリブド9タングストリン酸、
1モリブド11タングストリン酸、11モリブド1タン
グストケイ酸、8モリブド4タングストケイ酸、6モリ
ブド6タングストケイ酸、3モリブド9タングストケイ
酸、1モリブド11タングストケイ酸、11タングスト
1バナドリン酸、10タングスト2バナドリン酸、8タ
ングスト4バナドリン酸、11モリブド1バナドリン
酸、10モリブド2バナドリン酸、8モリブド4バナド
リン酸等)等が挙げられる。
【0009】触媒Bにおいて、その金属酸化物は天然物
でも合成物のいずれでもかまわない。これらのものに
は、ゼオライト(A、X、Y、フォージャサイト、M
型、L型、オフレタイト、エリオナイト、モルデナイ
ト、フェリエライト、クリノプチライト、ZSM−5、
ZSM−11、シリカライト、ゼオライトβ、MCM−
22、SSZ−26、MCM−41、MCM−48
等)、置換ゼオライト(ALPO、SAPO−5、MA
PO、GAPO等)、メタロシリケート(TS−1、T
S−2、Ti−MCM−41、Ti−MCM−48、V
S−2(I)、VS−2(II)、鉄−シリケート、マン
ガン−シリケート、コバルト−シリケート、亜鉛−シリ
ケート、ホウ素−シリケート等)等を挙げることができ
る。
【0010】触媒Cは、原料金属酸化物の一部水酸化物
又はその水酸化物と、酸根含有シランカップリング剤や
チタンカップリング剤を反応させることによって製造さ
れる。この場合の反応は、水−アルコール混合溶媒中に
おいて、50〜110℃で1〜10時間加熱することに
よって行われる。また、前記反応において、シランカッ
プリング剤やチタンカップリング剤として、酸根の前駆
体基を含有したカップリング剤も用いることができ、こ
の場合には、反応後、前駆体の酸根への変換反応を行な
わせる(例えば−Cl、−Br基のstrecker反
応による−SO3H基への変換、−SH基のパーオキシ
ド、二酸化クロム、過マンガン酸塩、ハロゲン等の酸化
剤による−SO3H基への変換等)。
【0011】触媒Dとしては、市販の強酸性陽イオン交
換樹脂であればよく、ゲル型であってもポーラス型であ
ってもかまわない。一般的には、スチレン−ジビニルベ
ンゼン三次元共重合体、フェノール−ホルマリン縮合物
のスルホン化物、テトラフルオロエチレン−パーフルオ
ロ〔2−(フルオロスルホニルエトキシ)プロピルビニ
ルエーテル〕共重合体等が用いられる。これらのものと
しては、三菱化学株式会社製、ダイヤイオン:SKI
B、SK102、SK116、PK206、PK20
8、HPK25、HPK55、ローム&ハース社製、ア
ンバーライト:IR120B、IR122、IR12
4、200C、252、200CT、デュオライト:C
20、C26、C25D、ES26、ダウケミカル社
製、ダウエックス:HCR−S、HGR−W2、50W
−X8、MSC−1、サイブロン社製、アイオナック:
C−240、バイエル社製、レバチット:S−100、
S−109、SP−112、SP−120、バイエルキ
ャタリスト:K1131、K1411、K1431、K
1481、K2411、K−2431、K2441、K
2461、K2611、K2631、K2641、K2
661、デュポン社製、ナフィオン:117、417、
ナフィオンNR−50、デグサ社製、デロキサン:AS
P1/9、ASP1/7、ASPIV/6−2、ASP
II/3.6%Al等がある。触媒E(ヘテロポリ酸の
不溶性酸性塩)としては、Cs2.50.5PW1240等が
挙げられる。
【0012】本発明で用いる触媒において、その酸強度
Hoは、触媒の種類、触媒原料の種類並びに含浸又は吸
着させる酸の種類、もしくはカップリング剤の酸根の種
類及び濃度により調節することができ、酸性度は触媒の
種類、触媒原料の種類並びに含浸又は吸着させる酸、も
しくはカップリング剤の酸根量により調節することがで
きる。一方、酸強度Hoに対する酸性度の分布は、触媒
の種類、触媒原料の種類、含浸又は吸着させる酸の乾燥
又は焼成温度と時間によって調節できる。
【0013】本発明で用いる固体酸触媒において、その
酸強度(Ho)が+3.3から−16.12における酸
性度は、0.100〜2.50meq/g、好ましくは
0.200〜2.400meq/gの範囲にあることが
好ましい。酸性度が0.100meq/gより小さくな
ると、グリセリン又はその低重合体の重合率が低くなる
ので好ましくなく、一方、2.50meq/gより大き
くなるとグリセリン重合体の分子量分布が広くなるので
好ましくない。
【0014】本明細書における酸強度Hoと酸性度は、
Hammet指示薬法とn−ブチルアミン滴定法で常法
により測定されたものである。Hammet指示薬法に
ついては、文献〔田部、竹下 酸塩基触媒、4章、16
1頁(1975)、産業図書〕に詳述されている。また
n−ブチルアミン滴定法については、文献〔田部、竹下
酸塩基触媒、4章、164頁(1975)、産業図
書〕に詳述されている。
【0015】本発明で用いる触媒は、前記したものに限
られるものでなく、例えば、触媒原料に酸を含浸又は吸
着させ、乾燥又は焼成する代りに、触媒原料分散水溶液
に電位をかけ、電気泳動法による触媒原料表面又は層間
に存在する金属イオンのHイオンへの交換によって得ら
れたH型触媒等も含まれる。前記酸強度Hoと酸性度を
有する天然物、例えば、酸性白土自体も本発明における
触媒として用いることができる。本発明で用いる触媒に
おいて、その酸強度(Ho)は、もちろん前記範囲より
低い酸強度領域及び/又は高い酸強度領域を含むことが
できる。
【0016】触媒塔に用いる固体触媒は、粉体状、顆粒
状、ペレット状、筒体状、球状、柱体状等の形態である
ことができるが、通常、平均粒径0.01〜30mm、
好ましくは0.1〜10mmの球状ないしペレット状で
用いるのが好ましい。
【0017】本発明の方法を好ましく実施するには、重
合反応装置における蒸留釜に反応原料を仕込み、減圧下
において加熱し、反応原料を蒸気状で触媒塔内に導入さ
せる。触媒塔内に導入された反応原料は、ここで凝縮
し、さらに気化及び凝縮を繰返す。従って、触媒塔内に
おいては、反応原料は、蒸気状及び/又は液体状で触媒
と接触し、重縮合反応を受け、ポリグリセリンに変換さ
れる。この反応原料の重縮合により生成したポリグリセ
リンは、その沸点が反応原料よりも大幅に高いことか
ら、液体状で触媒塔から蒸留釜に流下する。前記のよう
にして触媒塔内において反応原料の重縮合反応を行わせ
ることにより、蒸留釜内にはポリグリセリンが時間の経
過とともに蓄積する。また、触媒塔の塔頂からは副生水
が留出し、また、場合によっては未反応の反応原料が留
出する。
【0018】重縮合反応温度(触媒層温度)は、使用す
る反応原料によって異なるが、その減圧条件下での沸点
であり、通常、90〜250℃、好ましくは100〜2
40℃である。90℃より低くなると反応原料の重合率
が低くなるので好ましくなく、250℃より高くなると
反応原料の分解反応が起こり、得られるポリグリセリン
に不快臭や着色が生じるので好ましくない。重合反応装
置内は減圧条件に保持されるが、その圧力は、反応温
度、反応原料の種類、触媒量、触媒に接触する反応原料
量等によって異なるが、通常、0.01〜100mmH
g、好ましくは0.05〜90mmHgの範囲が適当で
ある。0.01mmHgより低くなると、特殊な減圧装
置が必要になり、工業上実際的でない。一方、100m
mHgより高くなると、蒸留温度が高くなりすぎるた
め、好ましくない。
【0019】本発明においては、前記したように、反応
原料は触媒塔の触媒層と接触することにより重縮合反応
を受けるが、この場合、触媒層に接触している反応原料
の反応生成物に対する重量比を1以上、好ましくは1.
1以上にするのがよい。1より低いと、生成物の分子量
分布が広くなるので好ましくない。その上限は特に制約
されないが、通常、500程度であり、これより高くな
ると反応時間が長くなるので好ましくない。反応時間
は、反応温度、圧力、触媒量、反応原料の量及び種類等
により異なるため一義的に規定できないが、通常、1〜
24時間、好ましくは3〜16時間程度である。
【0020】本発明においては、触媒塔における反応原
料の反応効率を高めるために、必要に応じて反応原料を
触媒塔の頂部又は中間部より添加し、触媒層中に接触し
ている反応原料と反応生成物との割合を最適比になるよ
うにコントロールすることができる。反応原料を触媒塔
の頂部又は中間部より添加する場合は、蒸留釜は加熱し
ないで生成物の受器として使用することもできる。蒸留
釜には、触媒の種類によっては、触媒塔から微量〜少量
落下する脱離酸触媒を中和する為に、必要に応じて蒸留
温度で反応しない程度の弱い塩基を加えることも出来
る。これらには酸化ベリリウム、シリカ、酸化亜鉛、炭
酸ソーダ、炭酸カリ、重炭酸カリ、重炭酸ソーダ、炭酸
アンモニウム、炭酸バリウム、炭酸ストロンチウム、炭
酸ソーダカリウム、タングステン酸ソーダ・2H2O等
がある。
【0021】触媒の使用量は、触媒塔の形態及び容量等
によって異なるが、通常は、反応原料に対して0.1〜
100重量%、好ましくは0.5〜50重量%である。
0.1重量%より少なくなると、重縮合反応の効率が悪
くなり実際的でなくなる。一方、100重量%より多く
しても重縮合反応速度は変らないばかりか、触媒の回収
工程の効率が悪くなるので、工業的に有利でない。
【0022】本発明で用いる反応原料はグリセリン又は
その低重合体である。グリセリン低重合体には、グリセ
リンの2〜4量体が包含される。グリセリン低重合体と
しては、1,3−ジグリセリン、1,2−ジグリセリ
ン、1,3−トリグリセリン、1,2−トリグリセリ
ン、1,3−,1,2−トリグリセリン、1,3−テト
ラグリセリン等が挙げられる。本発明においては、前記
反応原料を用いることにより、その反応原料の2量化物
を有利に得ることができる。本発明において、反応原料
としてグリセリンを用いる場合、グリセリンの2量体か
らなるポリグリセリン(オリゴグリセリン)を有利に製
造することができる。反応原料としてグリセリンの低重
合体、例えばグリセリンの2量体を用いる場合には、グ
リセリンの4量体を、また、グリセリンの3量体を用い
る場合には、グリセリンの6量体を、さらに、グリセリ
ンの4量体を用いる場合には、グリセリンの8量体を選
択的に製造することができる
【0023】本発明においては、反応原料は、必要に応
じ、反応溶媒との混合物として用いることができる。こ
の場合の反応溶媒は、反応に不活性な溶媒ならば限定は
ないが、主として極性溶媒が用いられる。このような反
応溶媒としては、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン
酸メチル、酢酸イソアミル、エチレングリコールモノメ
チルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、
エチルカルビトール、トリエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、2−(2−エトキシエトキシ)エタノー
ル、ブチルカルビトール、エチレングリコールモノアセ
テート、エチレングリコールジアセテート、エチレング
リコールジプロピオネート、ジエチレングリコールモノ
アセテート、トリエチレングリコールジアセテート、セ
ロソルブアセテート、グリコール酸メチル、グリコール
酸エチル、グリコール酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチ
ル、乳酸ブチル、乳酸アミル、リンゴ酸ジエチル、リン
ゴ酸ジブチル、グリセリンモノアセテート、グリセリン
ジアセテート、グリセリントリアセテート、グリセリン
モノプロピオネート、グリセリンジプロピオネート、グ
リセリントリプロピオネート、グリセリンモノブチレー
ト、グリセリンジブチレート、グリセリントリブチレー
ト、グリセリンモノエチルエーテル、グリセリントリエ
チルエーテル、グリセリンジメチルエーテル、グリセリ
ン酸モノメチル、グリセリン酸ジエチル、グリセリン酸
トリエチル、グリセリン酸トリプロピル、メトキシエタ
ノール、エトキシエタノール、ジアセトンアルコール、
アセチルアセトン、シクロヘキサノン等が挙げられる。
反応溶媒と反応原料との比率は特に制限されないが、反
応系の制御等の点から、溶媒と原料グリセリンとの重量
比は、好ましくは1/999〜950/50、更に好ま
しくは20/980〜900/100に規定するのがよ
い。
【0024】本発明によれば、反応率(重合率)を90
〜99%。好ましくは91〜98%でかつ高選択率でオ
リゴグリセリンを製造することができる。本発明の方法
は、バッチ方式及び連続方式のいずれの方式によっても
実施することができる。
【0025】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。
【0026】参考例1 酸性白土(水沢化学工業社製「ミズカエース#60
0」、粉末度:80μm、フルイ通過分:93.0wt
%、比表面積:108m2/g)をドラム型混合機を用
い、流動させながらその流動粉末の表面に70wt%硫
酸を噴霧させ、均一に含浸させた後、蒸溜水で洗浄排液
中に硫酸根がなくなるまで洗浄後、150℃、常圧の条
件で6時間乾燥し、硫酸処理酸性白土を得た。これを打
錠成型機を用い、25℃、2000気圧/cm2、0.
03秒の条件で加圧成型を行ない、球状体触媒(3mm
φ)を得た。これを450〜500℃で3hr焼成し
た。このものの酸強度(Ho)が+3.3から−16.
12における酸性度は、1.025meq/gであっ
た。
【0027】実施例1 電磁撹拌機、スニーダー式分留管(カラム長10cm、
幅2cm、球数2)、冷却器、水分離器、温度計をつけ
た100mlフラスコに50.0gのグリセリンとトリ
エチレングリコールモノアセテート5.0gを仕込み、
更にスニーダー式分留管の球の上の段部に5.0gの参
考例1で得られた硫酸処理活性白土触媒5.0gを充填
した。反応混合物を窒素雰囲気下で150〜151℃に
加熱し、2mmHgの圧力条件下、触媒層に接触してい
るグリセリン蒸気及び/又は液体対反応生成物の割合を
1.9(重量比)となるように還流させ、水分離器より
縮合水を除去しながら8時間反応を継続して液状のポリ
グリセリンを得た。得られたポリグリセリンは、減圧下
のトッピングにより溶媒であるトリエチレングリコール
モノアセテートを除去し、更にアルカリ吸着剤充填フィ
ルターを通して濾過後、常法によりトリメチルシリル化
を行ない、ガスクロマトグラフィーにてその重合率及び
重合度分布を測定した。その結果、その重合率は92.
5%であり、その重合度分布において、ジグリセリン8
3.7wt%、トリグリセリン9.2wt%、テトラグ
リセリン7.1wt%であった。このポリグリセリンの
色相はAPHA10を示し、ほぼ無色であり、また、こ
のポリグリセリンには、アクロレン臭、ゴム臭、こげ
臭、酸臭等の臭気はほとんど感じられなかった。
【0028】実施例2 参考例1と同様にして、表1に示す性状の触媒を調製
し、これらの触媒を用いるとともに、反応溶媒としてグ
リセリンジアセテート5.0gを用いた他は実施例1と
同様にして、温度165〜166℃、圧力4mmHgの
条件下でグリセリンの重縮合反応を行なった。得られた
液状のポリグリセリンはこれをガスクロマトグラフィー
にて、同様にその重合度分布を求めた。その結果を表1
に示す。なお、表1に示したPFSA及びヘテロポリ酸
の具体的内容は以下の通りである。 (1)PFSA:ペンタフルオロエタンスルホン酸 (2)ヘテロポリ酸A:12タングストリン酸 (3)ヘテロポリ酸B:12モリブドリン酸
【0029】
【表1】
【0030】表1の結果から、本発明による重縮合反応
によれば、着色や臭気の問題のない分子量分布の狭いポ
リグリセリンが高重合率で得られることがわかる。
【0031】参考例2 100メッシュの粉末ZrO2に、参考例1と同様に、
30wt%硫酸を噴霧、吸着させた。これを空気中、2
5℃、常圧で乾燥させた後、600℃、常圧の条件で3
hr焼成を行った。得られた固体粒子は、打錠成型機を
用い、25℃、2000気圧/cm2、0.03秒の条
件で加圧成型を行い、円柱状硫酸化ジルコニア触媒(3
mmφ×4mm)を得た。これを更に650℃で2hr
焼成を行った。このものの酸強度(Ho)+3.3から
−16.12における酸性度は、0.812meq/g
であった。
【0032】参考例3 参考例2において、TiO2を用い、焼成温度500
℃、成型後の焼成温度525℃を用いた以外は同様にし
て、硫酸化チタニアの円柱状触媒を得た。このものの酸
強度(Ho)+3.3から−16.12における酸性度
は、0.745meq/gであった。
【0033】参考例4 参考例2において、SiO2を用い、焼成温度500
℃、成型後の焼成温度500℃を用いた以外は同様にし
て、硫酸化シリカの円柱状触媒を得た。このものの酸強
度(Ho)+3.3から−16.12における酸性度は
0.562meq/gであった。
【0034】参考例5 参考例2において、Fe23を用い、焼成温度500
℃、成型後の焼成温度500℃を用いた以外は同様にし
て、硫酸化酸化鉄の円柱状触媒を得た。このものの酸強
度(Ho)+3.3から−16.12における酸性度は
0.587meq/gであった。
【0035】参考例6 参考例2において、SnO2を用い、焼成温度530
℃、成型後の焼成温度550℃を用いた以外は同様にし
て、硫酸化酸化スズの円柱状触媒を得た。このものの酸
強度(Ho)+3.3から−16.12における酸性度
は0.423meq/gであった。
【0036】参考例7 参考例2において、Al23を用い、焼成温度630
℃、成型後の焼成温度650℃を用いた以外は同様にし
て、硫酸化アルミナの円柱状触媒を得た。このものの酸
強度(Ho)+3.3から−16.12における酸性度
は0.457meq/gであった。
【0037】参考例8 SiO2担体成型体(日揮化学KK製、外径5mm、内
径2mm×4mm、ドーナツ状円柱)50gに、3−ク
ロロプロピルトリメトキシシラン7.5gを水−イソプ
ロピルアルコール(1:1wt比)200ml中で、還
流条件下で7hr反応させ、得られたシリカのアルキル
ハロゲン化物に、更に9gのNa2SO3を加え、同じ条
件で7hr反応させ、シリカのアルキルスルホン化物を
得た。これを蒸留水で中性になるまで充分に水洗後、3
N−HCl 500mlでイオン交換し、H型に変換し
た。生成物は蒸留水で中性になるまで充分に水洗後、空
気中150℃で24hr乾燥し、シリカのアルキルスル
ホン化物触媒58gを得た。このものの酸強度(Ho)
+3.3から−16.12における酸性度は0.663
meq/gであった。
【0038】参考例9 100メッシュの粉末硫酸ニッケルを、空気中、350
℃、常圧の条件で3hr焼成を行った。得られた粉末粒
子は、加湿後(水分含有量15wt%)、回転式造粒機
を用い、25℃、10hrの条件で成型を行い、球状成
型体を得た。これを更に350℃常圧下で2hr焼成を
行い、球状触媒(4mmφ)を得た。このものの酸強度
(Ho)+3.3から−16.12における酸性度は
0.205meq/gであった。
【0039】実施例3 実施例1において、スニーダ式分留管の代わりに、ビグ
リュー式分留管(カラム長10cm、幅2cm、段数
1)を用い、参考例2〜9で得た成型体触媒又は市販の
成型体触媒を用いた以外は同様にして実験を行った。得
られた液状のポリグリセリンは、これをガスクロマトグ
ラフィーにて、同様にその重合率及び重合度分布を求め
た。その結果を表2に示す。
【0040】
【表2】
【0041】実施例4 実施例3において、触媒として参考例1で得られた触媒
を用い、触媒層に接触しているグリセリン蒸気及び/又
は液体反応生成物の割合を表3で示す割合(重量比)と
なる様に還流させた以外は、実施例3と同様にして実験
を行った。得られた液状のポリグリセリンは、これをガ
スクロマトグラフィーにて、同様にその重合率及び重合
度分布を求めた。その結果を表3に示す。
【0042】
【表3】
【0043】実施例5 実施例3において、触媒として参考例2で得た触媒を用
い、グリセリンの代わりに1,3−ジグリセリンを用
い、さらに、加熱温度を210〜211℃にした以外は
実施例3と同様にして実験を行った。得られたポリグリ
セリンは、同様にこれをガスクロマトグラフィーにて、
その重合率及び重合度分布を測定した結果、重合率は9
2.6%であり、その重合度分布において、テトラグリ
セリン83.8wt%、ヘキサグリセリン10.6wt
%、オクタグリセリン5.6wt%であった。このポリ
グリセリンは半ペースト状液体であり、その色相はAP
HA10でほぼ無色であり、アクロレイン臭、ゴム臭、
こげ臭、酸臭等の臭気のほとんど感じられないものであ
った。
【0044】実施例6 実施例1において、グリセリンの代わりに1,3−、
1,3−トリグリセリンを用い、加熱温度を210〜2
11℃、圧力を0.1mmHgにした以外は、実施例1
と同様にして実験を行った。得られたポリグリセリン
は、同様にこれをガスクロマトグラフィーにてその重合
率及び重合度分布を測定した結果、重合率91.4%、
重合度分布において、ヘキサグリセリン82.4wt
%、ノナグリセリン13.8wt%、ドデカグリセリン
3.8wt%であった。このポリグリセリンは半ペース
ト状固体であり、その色相はほぼ無色であり、このもの
は、アクロレイン臭、ゴム臭、こげ臭、酸臭等の臭気の
ほとんど感じられないものであった。
【0045】実施例7 実施例3において、触媒として表1に示したNo.8の
触媒を用い、グリセリンの代わりに1,3−、1,3
−、1,3−テトラグリセリンを用い、加熱温度を23
5〜236℃、圧力を0.05mmHgにした以外は実
施例3と同様にして実験を行った。得られたポリグリセ
リンは、同様にこれをガスクロマトグラフィーにて、そ
の重合率及び重合度分布を測定した結果、重合率91.
2%、重合度分布において、オクタグリセリン81.5
wt%、ドデカグリセリン14.1wt%、ヘキサデカ
グリセリン4.1wt%であった。
【0046】実施例8 実施例1において、スニーダ式分留管のトップ部に分液
ロートを配設した分岐管のついたものを用い、150m
lフラスコに30gのグリセリンを仕込み、更に分液ロ
ートに50mlの1,3−ジグリセリンを仕込み、これ
を触媒層に8時間かけて滴下し、触媒層でグリセリンと
完全に反応する様に調節し、グリセリン蒸気及び/又は
液体と1,3−ジグリセリンとの合計量対反応生成物と
の重量比を1.2とした以外は実施例1と同様にして実
験を行った。得られたポリグリセリンは、これをガスク
ロマトグラフィーにて同様にその重合率及び重合度分布
を測定した結果、重合率92.6%であり、重合度分布
において、ジグリセリン4.5wt%、トリグリセリン
81.0wt%、テトラグリセリン10.1wt%、ペ
ンタグリセリン3.2wt%、ヘキサグリセリン1.2
wt%であった。このポリグリセリンはペースト状液体
であり、その色相はAPHA20でほぼ無色であり、ま
たこのものは、アクロレイン臭、ゴム臭、こげ臭、酸臭
等の臭気のほとんど感じられないものであった。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、ポリグリセリンを高選
択率及び高重合率で効率よく製造することができる。本
発明において、その触媒として、特に、+3.3〜−1
6.12の範囲における酸強度(Ho)の酸性度が0.
100〜2.50meq/gである固体酸触媒を用いる
ことにより、着色や臭気のない高品質のポリグリセリン
を製造することができる。従って、本発明で得られるポ
リグリセリンは、特別の分離精製工程を経由することな
く、そのまま製品として使用することの可能なものであ
る。本発明で得られるオリゴグリセリンは、分子量分布
の狭いものであり、このものは、必要に応じアルカリ吸
着剤層中を通して処理すると、感触が良好なさっぱりし
た、べたつきのない、高級化粧品や香粧品用の保湿剤、
可溶化剤、液性改良剤及びベース基剤等として有利に用
いることができる。本発明によれば、その重合反応装置
として、蒸留釜の上に触媒塔を配設した構造の装置を用
いたことにより、反応原料の重合はその触媒塔の触媒層
部分で起り、そして、重合により生成した沸点の高めら
れた重合体は、触媒層から迅速に分離し、触媒塔内を下
方に流下する。従って、本発明の場合は、触媒層におい
ては樹脂化のような過酷な反応が進行しないので、触媒
の寿命が長くなり、触媒コストの低減化及び製品コスト
の低減化が達成される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリセリン又はその低重体を重縮合反応
    させてポリグリセリンを製造する方法において、 (i)蒸留釜の上に不溶性の固体触媒層を有する触媒塔を
    配設した構造の重合反応装置を用いること、 (ii)該装置の蒸留釜内においてグリセリン又はその低重
    合体を減圧蒸留して、該グリセリン又はその低重合体の
    蒸気を該触媒塔内に導入させるとともに、該触媒塔内に
    おいて該グリセリン又はその低重合体を重縮合反応させ
    ること、 (iii)該グリセリン又はその低重合体の重縮合反応によ
    り生成したポリグリセリンを該触媒塔から該蒸留釜内に
    流下させること、を特徴とするポリグリセリンの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 該ポリグリセリンが、グリセリンの2〜
    8量体の中から選ばれる少なくとも1種のオリゴグリセ
    リンである請求項1のポリグリセリンの製造方法。
  3. 【請求項3】 固体触媒として、+3.3から−16.
    12の範囲における酸強度(Ho)の酸性度が0.10
    0〜2.50meq/gである固体酸を用いるととも
    に、重縮合反応温度として90〜250℃を用い、重合
    反応圧力として0.01〜100mmHgを用いる請求
    項1又は2のポリグリセリンの製造方法。
  4. 【請求項4】 触媒層に接触しているグリセリン又はそ
    の低重合体の反応生成物に対する重量比が1.0以上で
    ある請求項1〜3のいずれかのポリグリセリンの製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007063210A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Daicel Chem Ind Ltd ポリグリセリンおよびその製造方法
JP2012062297A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd 保湿剤並びにこれを含有する化粧品又は外用剤
CN102604073A (zh) * 2012-01-16 2012-07-25 梅州五指石科技有限公司 一种微波制备高聚合度聚甘油的方法

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