JPH10236970A - 抗ヒスタミン作用物質 - Google Patents

抗ヒスタミン作用物質

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JPH10236970A
JPH10236970A JP9181681A JP18168197A JPH10236970A JP H10236970 A JPH10236970 A JP H10236970A JP 9181681 A JP9181681 A JP 9181681A JP 18168197 A JP18168197 A JP 18168197A JP H10236970 A JPH10236970 A JP H10236970A
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extraction
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water
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JP9181681A
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Takafumi Ishihara
隆文 石原
Hiromichi Okuda
拓道 奥田
Takeo Ishihara
健夫 石原
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Original Assignee
BIZEN KASEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アレルギーやアトピー症状の改善に有用な安
全かつ有用な抗ヒスタミン作用物質を提供する。 【解決手段】 グアバ葉を水、親水性溶媒又はこれらの
混合物を用いて加圧下に抽出処理して得られる抗ヒスタ
ミン作用物質。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グアバ(学名:P
sidium Guajava Linn;フトモモ科
に属する熱帯地方の常緑小高木)の葉から抽出して得ら
れる抗ヒスタミン作用を有するグアバ葉エキスに関し、
さらに詳しくは、強力な抗アレルギー又は抗アトピー作
用を有する、グアバ葉エキス及び該エキスを含有する組
成物に関する。
【0002】
【従来技術と発明が解決すべき課題】生活様式の変化、
特に食生活の変化や大気汚染の進行に関連して花粉症、
アトピー性皮膚炎、食物性アレルギー等のアレルギー性
疾患が増大し、社会に深刻な影響を与えている。例え
ば、成人におけるアトピー性皮膚炎はしばしば重篤な症
状を呈し、正常な社会生活ができなくなる場合もあり、
また、花粉症に悩まされている人が余りに多く、花粉情
報が必要な程である。ところで、様々なアレルギー症状
は、花粉等のアレルゲンに感作した個体の肥満細胞上の
IgEにアレルゲンが結合した場合に肥満細胞から放出
されるヒスタミンが、周りの神経、血管及び筋肉等を刺
激することにより誘発される。アレルギー反応を抑制す
る方法としては、ステロイドホルモンや抗ヒスタミン剤
を用いる方法、IgE抗体の産生を抑制する方法等があ
る。しかし、その原因が複雑であり、症状も様々である
アレルギー性の疾患を軽減するためには、医薬品はもと
より、食品、化粧品、医薬部外品等の様々な分野におい
て有用な製品の開発が必要である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、有効かつ
安全な抗ヒスタミン作用物質を得ることを目的として鋭
意研究を重ねた結果、グアバ葉から抽出して得たエキス
に強力な抗ヒスタミン活性が存在することを見い出し、
本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、グアバ葉
を水、親水性溶媒又はこれらの混合物を用いて加圧下に
抽出処理して得られる抗ヒスタミン作用物質を提供する
ものである。本発明はまた、グアバ葉を水、親水性溶媒
又はこれらの混合物を用いて1.1〜2気圧において室
温ないし加熱下に抽出することを特徴とする抗ヒスタミ
ン作用物質の製造法を提供するものである。さらに、本
発明は、上記の抗ヒスタミン作用物質を含有してなる組
成物を提供するものである。そのような組成物には食
品、化粧品、医薬品及び医薬部外品が含まれる。
【0004】
【発明の実施の形態】グアバ葉から強力な抗ヒスタミン
作用物質を調製するには、グアバ葉に含まれるタンニ
ン、ポリフェノールやサポニン等の複雑な各種成分の抽
出効率が最も良くなる条件を選択して行う。親水性溶媒
としては、エタノールやアセトン等、当該技術分野で通
常用いられる溶媒を用いることができる。これらは単独
又は相互にあるいは水と組み合わせて用いることができ
る。特に好ましい溶媒は水、エタノール又はアセトン、
及びそれらの任意の混合溶媒である。抽出処理は、グア
バ葉エキス中の抗ヒスタミン作用物質の活性が損なわれ
ない限り任意である。抽出条件は選択した溶媒により変
化するが、通常、加圧下、即ち1気圧を超えて約2気圧
程度までの範囲で、室温又は加熱して行う。好ましくは
1.1〜2気圧、より好ましくは1.3〜1.7気圧の
下、使用する溶媒の沸点までの温度で行う。抽出時の圧
力が1気圧以下の場合には抽出エキスの収量が低下し、
該抽出エキスの抗ヒスタミン活性が弱くなる。また2気
圧を超えてもさしつかえないが、抽出効率及び本発明の
所望の効果の点でさらなる利点はない。水の場合、抽出
温度は約30〜130℃、好ましくは40〜120℃で
ある。このような条件下、数十分から数時間、一般に数
十分、具体的には30〜40分間で抽出は完了する。グ
アバ葉は、生でも乾燥したものでも良いが、いずれも、
適当な大きさ、約1mm〜数cm、平均5mm角の大き
さに切断する。これを、例えば、圧力式抽出釜に入れ
て、撹拌し、又は撹拌せずに、常法通り抽出する。
【0005】抽出終了後、抽出液を分離し、残渣や不純
物を除去した後、例えば上昇缶式真空濃縮機にかけて濃
縮し、抽出溶媒を除去する。得られたグアバ葉エキス
は、グアバ葉に含まれる有効成分を高濃度で含有してい
るので、そのまま液状あるいはゲル状の食品に添加した
り、ペレット等の形に加工することができる。あるい
は、クロマトグラフィー等でさらに精製しても良い。本
発明方法で得られたグアバ葉エキスは、原料のグアバ葉
に存在し得る雑菌、特に耐熱芽胞菌の滅菌が完全であ
り、極めて安全性が高く、医薬組成物や食品に含有させ
る上で優れた特性を有する。
【0006】上記のようにして得られたグアバ葉エキス
は、そのままでも用いることができるが、フリーズドラ
イ(高真空冷凍乾燥機)又はスプレードライヤーによっ
て乾燥して粉末化すると、様々な剤形の医薬組成物に含
有させることができ、また、食品としては、従来の菓
子、飲料、調味料、乳製品、麺類等の配合成分として利
用できる。本発明のエキスは携帯に便利で食し易いペレ
ット状、顆粒、錠剤又はカプセル状に成形するのに好都
合である。本発明方法で得られたグアバ葉エキスは、後
述する試験例に示すごとく、インビボ及びインビトロで
優れた抗ヒスタミン作用を有し、アレルゲンの刺激によ
る肥満細胞からのヒスタミンの遊離を強く抑制すること
が分かった。特に、アトピー性皮膚炎モデルマウスにグ
アバ葉エキスを投与したところ、濃度依存的に即時型反
応、遅発型反応のいずれをも抑制した。また、ヒトのア
トピー性皮膚炎に類似した怒張、発赤、掻痒行動等をも
抑制したことから、本発明のグアバ葉エキスは、食品の
みならず医薬品としても、アトピーの治療又は予防のた
めに有用と考えられる。従って、本発明は、グアバ葉を
水、親水性溶媒、又はこれらの混合物で抽出することを
特徴とする抗ヒスタミン作用物質の製造方法を提供する
ものである。なお、本明細書中、グアバ葉から抽出して
得られた抗ヒスタミン作用を有するグアバ葉エキスを、
抗ヒスタミン作用物質とも呼称する。
【0007】さらに本発明は、グアバ葉由来の抗ヒスタ
ミン作用物質を含有する組成物を提供するものである。
そのような組成物は、抗アレルギー及び抗アトピー効果
のある、医薬組成物、食品、化粧品又は医薬部外品とし
て有用である。本発明の組成物が食品である場合、グア
バ葉由来の抗ヒスタミン作用物質を食品用の適当な基
剤、原材料と共にペレット、錠剤、カプセル等の形に成
形する。あるいは、チョコレート、クッキー、ゼリー、
キャンディー、グミキャンディー、スナック等の菓子類
や、ソース、だし、味噌、ケチャップ、マヨネーズ、ド
レッシング、ふりかけのような調味料、その他スープ、
漬物、ピザ、麺類、パン類、ヨーグルト、乳製品等の一
般食品にするとよい。また、例えば缶等の容器に入った
茶等のドリンク類に配合することもできる。本発明の組
成物が医薬組成物である場合、製薬的に許容される担
体、賦形剤、希釈剤、基剤、その他の添加剤を用いて、
当業者既知の方法で、経口又は非経口投与のための製剤
に製剤化される。例えば、錠剤、顆粒剤、粉末、カプセ
ル剤等の固形、溶液又は懸濁液等の液体製剤、クリー
ム、軟膏又はパップ剤等の外用剤として製剤化すること
ができる。また、本発明の組成物が化粧品や医薬部外品
である場合、適当な基剤等を用いてクリーム、液体状又
は個体状等の様々な態様の製品とすることができる。具
体的には、乳液、化粧水、口紅、白粉、シャンプー、浴
用剤、石鹸等が例示される。本発明の抗ヒスタミン作用
物質に同様の効果を有する物質を併用してもよく、その
ような物質として、抗アレルギー及び抗アトピー効果が
報告されているシソエキスが挙げられる。シソエキスは
シソの葉から水又は親水性溶媒を用いて常法により抽出
して得られるエキスである。
【0008】医薬組成物として用いる場合、本発明のグ
アバ葉エキスの1日あたりの適用量は経口投与に際して
は、通常、約10〜30,000mg、好ましくは約3
0〜3,000mg、外用剤の場合には約10〜30,
000mg、好ましくは約100mgとすることができ
る。また、食品に添加する場合、当該食品1〜500g
中に約10〜30,000mg、好ましくは約50〜
3,000mgを添加すればよい。更に、ファンデーシ
ヨン、リンス、石鹸等の化粧品、医薬部外品に添加する
場合、組成物全体の0.1wt%〜80wt%とするこ
とができる。しかしながら、各種組成物中のグアバ葉エ
キスの投与量又は配合量は、対象とする患者又は使用者
の状態、体重又は年齢、或いは剤形製品の形態又は使用
方法等の様々な条件を考慮して調節されねばならず、前
記の数値に限定されるものではない。
【0009】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をさ
らに詳細に説明する。 実施例1 乾燥グアバ葉約125kgを平均5mm角に粉砕し、圧
力式抽出釜(容量1500L)に入れた。水600Lを
加え、加熱した。抽出釜の内温が120℃、圧力が1.
3〜1.5気圧に達した後、30分間抽出を続けた。加
熱を止め、釜中でろ布を通し、ろ液をフィルタープレス
に通して不純物を除去した。次いで、分離した抽出液を
上昇缶式濃縮機にかけて水を除去し、濃縮グアバエキス
(ブリックス25)90Lを得た。このエキスをフリー
ズドライ(高真空冷凍乾燥機)又はスプレードライヤー
によって乾燥して粉末化し、薄茶色の粉末グアバ葉抽出
エキス約22kgを得た。
【0010】実施例2 乾燥グアバ葉約125kgを平均5mm角に粉砕し、圧
力式抽出釜(容量1500L)に入れた。99%エタノ
ール600Lを加え、60℃、1.3〜1.7気圧下で
30分間加熱した。加熱を止め、水600Lを加えた。
実施例1と同様に、濃縮、凍結乾燥することにより、薄
茶色の粉末グアバ葉抽出エキス19kgを得た。
【0011】実施例3 乾燥グアバ葉約125kgを平均5mm角に粉砕し、圧
力式抽出釜(容量1500L)に入れた。水−エタノー
ル(1:1)混合物600Lを加え、60℃、1.3〜
1.7気圧下で30分間抽出した。加熱を止め、実施例
1と同様に、濃縮、凍結乾燥することにより、薄茶色の
粉末グアバ葉抽出エキス約21kgを得た。
【0012】比較例1 乾燥グアバ葉約125kgを平均5mm角に粉砕し、圧
力式抽出釜(容量1500L)に入れた。99%エタノ
ール600Lを加え、60℃、1.0気圧下で30分間
抽出した。加熱を止め、実施例2と同様にし濃縮、凍結
乾燥することにより、薄茶色の粉末グアバ葉抽出エキス
約15kgを得た。
【0013】上記実施例2及び比較例1で調製した各抽
出エキスの抗ヒスタミン活性を下記の方法で試験した。 試験例1 通常、抗アレルギー性物質の効果を評価するには、Ig
Eを定量してIgE抗体の産生抑制効果を調べる方法、
あるいはCompound48/80等を用いて肥満細
胞を刺激し、遊離されるヒスタミンの量を測定する方法
が用いられる。本試験例では、後者の方法を用いた。 1.試薬 1)Syragainian Buffer:25mM
PIPES,119mM NaCl,5mM KC
l,5.6mM Glucose,0.4mMMgCl
,40mM NaOH(pH7.2) 2)Syragainian Buffer A:Sy
ragainianBuffer 50ml+10%
BSA 0.5ml+1M CaCl50μl 3)Syragainian Buffer B:Sy
ragainianBuffer 50ml+1M C
aCl 50μl+ジメチルスルホキシド250μl 4)Syragainian Buffer C:Sy
ragainianBuffer 50ml+1M C
aCl 50μl 5)Syragainian Buffer D:Sy
ragainianBuffer 50ml+1M C
aCl 50μl+Compound 48/80
(5mg/ml)50μl
【0014】2.肥満細胞の調製 1)250gのラットをエーテル麻酔し、断頭し頚動脈
切断により脱血死させる。 2)Syragainian Buffer A 15
mlを腹腔内に注射する。 3)腹部の両側から中心に向けて軽くマッサージを90
秒間行う。 4)腹部を縦に切開し、腹水液をプラスチックの駒込ピ
ペットで採取し、30mlプラスチック遠心管に回収す
る(3匹分をまとめる)。 5)遠心管を280×g,1分間遠心し、腹水細胞を沈
殿させて上清を除去する(6〜8%は肥満細胞)。 6)沈殿した腹水細胞に2mlのSyragainia
n Buffer Aを加え、均一な懸濁液にする。 7)別の10mlプラスチック遠心管に38%アルブミ
ン溶液4mlを入れ、6)の操作で作成した腹水細胞の
Syragainian Buffer A懸濁液を重
層する。 8)25分間室温で放置する。 9)遠心管を350×g、20分間遠心し、肥満細胞を
沈殿させ上清を除去する。 10)Syragainian Buffer A 3
mlを回収した肥満細胞に加え、350×g、20分間
遠心し、洗浄する(2回)。 11)洗浄した肥満細胞をSyragainian B
uffer A 1mlに懸濁して実験に用いる。
【0015】3.肥満細胞の細胞純度及び損傷程度の確
認 1)肥満細胞の細胞純度の確認 上記2.で調製した肥満細胞を含む溶液0.05mlに
0.5%トルイジンブルー液(0.1Mクエン酸緩衝
液、pH4.8)0.45mlを加え、10分後に赤紫
色に濃染する肥満細胞を血球計算盤を用いて数える。そ
の結果、肥満細胞の数は4.97×10/mlであっ
た。 2)肥満細胞の損傷程度の確認 肥満細胞を含む溶液0.05mlに0.25%ニグロシ
ン(PBS溶液、用時調製)0.45mlを加え、5分
後に青染する壊死した細胞を血球計算盤を用いて数え
る。その結果、壊死肥満細胞の数は3.0×10/m
lであった。上記1)及び2)から生存肥満細胞数は
4.94×10/mlであることが分かった。
【0016】4.ヒスタミン遊離阻害活性の測定 以下の方法で、実施例2及び比較例1で得た各グアバ葉
エキスの、肥満細胞からのヒスタミン遊離阻害活性を測
定した。 1)実施例2で得られたグアバ葉エキス(被検物質)を
Syragainian Buffer Bに溶解し
て、エキス濃度12.5μg/ml、50.0μg/m
l及び200.0μg/mlの試料溶液を調製する。 2)別々の試験官に各濃度の試料溶液100μlと2.
で調製した細胞浮遊液100μlを加え、37℃で5分
間プレインキュベートする。 3)別の2本の試験官にそれぞれSyragainia
n Buffer C10μl及びSyragaini
an Buffer D[Compound48/80
(5mg/ml)含有]10μlを入れる。 4)上記3)の2本の試験官に2)の溶液をそれぞれ4
0μlづつ加えて37℃で10分間インキュベートした
後、氷水中に浸して反応を停止する。 5)4℃で1,500×g、4分間遠心し、上清を30
μl分取して0.1M塩酸溶液を30μl加えて撹拌し
た後、その20μlをHPLCに注入し、ヒスタミン標
準液[50ng/20μl(0.1N HCl)]を標
準物質として用い、以下の条件で測定してヒスタミンを
定量する。 カラム:Shodex Asahipak ODS−5
0 4E,250mmx 4.6mm I.D. 移動相:アセトニトリル+50mMホウ酸緩衝液(四ホ
ウ酸ナトリウム,pH9.9)(18:82,v/v,
1mM o−フタルアルデヒド/N−アセチルシステイ
ン含有) カラム温度:40℃ 流量:0.5ml/min 検出:EX:330nm,EM:430nm インジェクション量:20μl 上記の工程において、試料溶液を添加せずに同様に測定
し、対照1及び対照2とする。次いで、下記の数式に従
って、各濃度のグアバ葉エキス溶液につき、肥満細胞か
らのヒスタミン遊離阻害(%)を算出した。
【数1】遊離阻害率(%)=100×[(C−D)−
(A−B)]/(A−B) A:被検物質非添加、Compound48/80添加 B:被検物質非添加、Compound48/80非添
加 C:被検物質添加、Compound48/80添加 D:被検物質添加、Compound48/80非添加 結果を表1及び図1に示す。なお比較例1で得られたグ
アバ葉エキスについても前記同様の方法で試験し、ヒス
タミン遊離阻害(%)を算出した。この結果を表2に示
す。
【0017】表1 グアバ葉エキス(実施例2)のヒス
タミン遊離阻害活性 ☆
【表1】
【0018】表2 グアバ葉エキス(比較例1)のヒス
タミン遊離阻害活性 ☆
【表2】 これらの結果から、本発明のグアバ葉エキスが、強力な
ヒスタミン遊離阻害活性を有することが明らかとなっ
た。
【0019】試験例2 実施例3で調製したグアバ葉エキスのインビボでの抗ヒ
スタミン活性を以下の方法で調べた。 [条件] 1.動物:4週令雌性BALB/cマウス(日本クレ
ア) 2.飼育条件:設定温度25±1℃、55±5%;空調
70%リターンエア方式;照明時間12時間自動点灯・
消灯(A.M.8:00〜P.M.8:00);飼育設
備プラスチックケージ;飼料滅菌した固形飼料CA−1
(日本クレア(株));給水 水道水をフィルター濾過
後、自動給水装置で給水。
【0020】[方法] (1)動物の体重測定後、1群あたり8頭づつ、4群に
分け、試験群の3群(G50群、G200群及びG50
0群)の各動物には、体重測定をした後、被検物質とし
て、実施例3で調製したグアバ葉エキス粉末25mg、
100mg、及び250mgを蒸留水5mlに加えて撹
拌して得た懸濁液(0.1ml/10g体重)を30日
間連続投与した。即ち、G50群の投与量は50mg/
kg、G200群の投与量は200mg/kg、そして
G500群の投与量は500mg/kgである。対照群
のマウスには、蒸留水を同様に投与した。なお、投与期
間中の給餌、給水は自由摂取とした。 (2)IgE抗体による皮膚反応の誘発 上記(1)に記載のごとく処理した各群のマウスに、抗
DNP IgE モノクローナル抗体(PCA力価×
2,560)0.5mlを尾静脈内投与し、受動的に感
作した。1時間後、耳介に0.15% DNFB アセ
トン−オリーブ油(4:1)溶液を塗布して反応を惹起
させ、その1、4、24、48時間後に耳介の厚さを測
定した。成績は、耳介の反応前データに対する測定時の
耳介の厚さの増加率で示した。なお、耳介測定期間中、
グアバ葉エキスは投与しない。 (3)試験終了時における生化学検査(血清LDH,L
DHアイソザイム)並びに剖検 上記(2)において、48時間目の耳介測定終了後、2
4時間絶食させて血液を採取し、剖検を行った。血液は
血清分離して測定した。
【0021】[結果]結果は、平均値±標準偏差(平均
値±SEM)で表し、有意差検定はStudent’s
−tを用いた。 (1)グアバ葉投与期間中、G50,G200,G50
0群では、15日目以降から、対照群に比較して、体重
増加の抑制効果が観察された。特にG500群では、2
5、30日目に対照群に比較して有意な体重増加の抑制
効果が認められた(表3参照)。 表3 グアバ葉エキス投与マウスの体重変化 ☆
【表3】 *:p<0.05 試験終了時の剖検の結果、対照群との比較でG500群
に明らかな腎周囲及び子宮周囲脂肪の減少が観察され
た。このように、対照群の動物に比較して臓器付着脂肪
量が少なかったことから、表3の結果は、グアバ葉エキ
ス中に、脂質代謝に影響を及ぼす成分が含まれているこ
とを示唆するものである。
【0022】(2)耳介の厚さ測定の結果を表4及び図
2に示す。図2において、縦軸は耳介の厚み(×10−
mm±SEM)、横軸は時間を表す。表4 グアバ葉
エキス投与マウスの耳介厚の変化(耳介厚=mm(±S
EM) ) ☆
【表4】 *:p<0.05 対照群では、1時間後の即時型反応と24時間後の遅発
型反応とを示した(二峰性反応)が、G50群及びG2
00群では4時間、G500群では1時間を各々ピーク
とする単峰性反応が観察され、遅発型に相当する反応は
認められなかった(図2参照)。特に、G500群で
は、即時型反応としての初期障害も軽度で、24時間後
には回復が確認された。状態観察からは、各群に尾静脈
の怒張、前肢並びに後肢の発赤、掻痒行動の症状が現れ
たものの、症状の程度には、明らかに群間差が見られ
た。対照群、G50群では全ての症状が投与直後より顕
著に現れ、四肢の発赤、強い掻痒行動はDNFB塗布4
時間後まで、尾静脈の怒張については24時間後まで持
続していた。一方、G200群及びG500群の両群で
は、同様の症状を観察したが、尾静脈の怒張、四肢の発
赤症状は軽度で、強い掻痒行動は見られず、DNFB塗
布約30分後には回復していた。
【0023】試験終了時における生化学検査測定結果を
表5に示す。 表5 血清LDH濃度 ☆
【表5】 *:p<0.01 対照群及びG50群では正常値より高いが、G200群
及びG500群では305.4±35.5IU/L,2
60.0±38.2IU/Lと正常範囲であったことか
ら、両群ともにIgE抗体による炎症の広がりを抑制し
たものと考えられる。また、アトピー性皮膚炎で特異的
に上昇すると言われているLDH(アイソザイム)の
分画比では、対照群>G50群>G200群>G500
群と明らかなグアバ葉エキスの濃度依存性が認められ
た。(データ図示せず。) このグアバ葉エキスの抗アトピー効果は、明らかに濃度
依存性であり、その持続時間は、およそ48時間と推定
された。対照動物で観察された二峰性皮膚反応は、la
te phase reaction(LPR)に相当
し、IgE特異的かつ肥満細胞依存性である(Kata
yama,I.ら、Int.Arch.Allergy
Immunol.93:148−154(199
0);片山一郎外、BIOTHERAPY7(7):1
029−1035(1993))。LPRの誘因機序に
ついては、マウスに投与されたIgE抗体が組織中の肥
満細胞のFc受容体と結合して抗原により架橋され、ケ
ミカルメディエーターや炎症細胞遊走因子を放出するこ
とで、炎症細胞の浸潤を引き起こすと考えられている
(音山数宣外、北里医学、25:24−30(199
5);西岡清、アトピー性皮膚炎、医薬ジャーナル社、
p53,p57−P63(1994))。このことか
ら、グアバ葉エキスは上記のカスケードのどこかをブロ
ックする作用を有することが予測される。さらに、即時
型、遅発型ともに抑制していることから、グアバ葉エキ
スは、アトピー性皮膚炎の初期段階のみならず炎症が進
行した状態での治療にも有用であることが期待される。
また、ヒトアトピー性皮膚炎の場合、具体的な病変形成
における細胞間相互作用、伝達物質の解析は十分になさ
れていないが、その発症にはI型とIV型のアレルギー
反応の関与、つまりIgE抗体、肥満細胞、リンパ球の
関与が認められている(山村優一、最新内科学大系2
3、中山書店、p3−p15;Mihm,M.C.J
r.ら、J.Invest.Dermatol.,6
7:305−312(1976);Uehara,M.
ら、Arch.Dermatol.,112:950−
954(1976);Bruynzeel−Koome
n,C.A.F.M.ら、J.Dermatol.,1
18:229−238(1988))。従って、マウス
で得られた上記の結果はヒトにも適用可能であると考え
られる。
【0024】 実施例4 抗アレルギー用食品1 成 分 実施例1で得たグアバ葉抽出エキス末 3.334kg ビタミンB 0.2kg ビタミンB 0.2kg ビタミンB 0.2kg デキストリン(基剤)1) 5.766kg 第3りん酸カルシウム(基剤) 0.3kg 注1):松谷化学製、商品名パインフロー 上記成分を配合機に入れ、10分間撹拌し、取り出した
後、直打式打錠機にかけて直径6mm、長さ4mm、重
量150mgのペレットを作った。これにセラックコー
ティングマシーンでセラックによる薄い膜でコーティン
グし、製品とした。このペレット1個あたりグアバ葉エ
キス末50mgを含有する。なお、この配合物は、造粒
機にかけて顆粒にしてもよい。
【0025】 実施例5 抗アレルギー用食品2 成 分 実施例1で得たグアバ葉抽出エキス末 4.0kg シソの葉エキス1) 1.0kg ビタミンB 0.2kg ビタミンB 0.2kg ビタミンB 0.2kg デキストリン(基剤)2) 4.1kg 第3りん酸カルシウム(基剤) 0.3kg 注1):アミノアップ社製、商品名シソ抽出液 注2):松谷化学製、商品名パインフロー 上記成分を実施例4と同様に処理し直径6mm、長さ4
mm、重量150mgのペレット製品とした。このペレ
ット1個あたりグアバ葉エキス末60mg、シソエキス
15mg、ビタミンB3mg、ビタミンB3mg及
びビタミンB3mgを含有する。この配合物も顆粒に
することができる。
【0026】実施例6 抗アレルギー用食品3 ショートニング300g、牛乳20g、砂糖50gを泡
立て器でよく混合し、これに卵60gを少しずつ加えて
さらによく混ぜ合わせた。別に小麦粉300g、ベーキ
ングパウダー1g及び実施例1で得られたグアバ葉エキ
ス末10.5gをよく混合し、先の混ぜ合わせたものに
加えてさらによく混合した。冷蔵庫で30分放置した
後、約70に分割して適当な型に成型し、約170℃の
オーブンで18〜25分間焼きクッキーを作成した。こ
のクッキーは、グアバ葉エキス末を配合せずに同様に作
成したクッキーに比べて風味及び食感になんら遜色ない
ものであった。このクッキーを1個を食することで、グ
アバ葉エキス150mgを食したことになる。
【0027】実施例7 抗アレルキー用浴用剤(粉末タ
イプ) 硫酸ナトリウム8g、炭酸水素ナトリウム10g、ホウ
砂0.4g、色素及び香料を適量配合し、実施例3で得
られたグアバ葉エキス1.6gを加えて十分混合し、袋
に入れ、通常の家庭用浴槽1回分の浴用剤とした。
【0028】実施例8 抗アレルギー用クリーム 精製水69.5gに、プロピレングリコール10g及び
実施例2で得られたグアバ葉エキス1gを加え、70℃
まで加熱した。これにステアリン酸14g、ワセリン2
g、ステアリン酸モノグリセリド2.5g、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノステアリン酸(20EO)1.
5g、香料0.5gを加え、70℃でホモミキサーで十
分に撹拌し、均一に乳化した後、撹拌しながら30℃に
冷却してクリームを得た。
【0029】 実施例9 錠剤 成 分 重量(mg/錠) 実施例3で得たグアバ葉エキス末 95 無水乳糖 50 粉末還元麦芽糖水飴 40 蔗糖脂肪酸エステル 10 第三リン酸カルシウム 5 上記成分を混合し、それぞれ200mgの錠剤に打錠し
た。
【0030】 実施例10 カプセル剤 成 分 重量(mg/カプセル) 実施例3で得たグアバ葉エキス末 60 ビタミンE 30 サフラワー油 180 ミツロウ 30 上記成分の混合物を通常の封入機を用いて、サイズ5の
オバール型ゼラチンカプセルに充填し、各々最終混合物
300mgを含有するゼラチン軟カプセル剤を得た。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、グアバ葉を原料とし
て、簡便な手段によって強力な抗ヒスタミン作用物質を
含むグアバ葉エキスを高収量で製造できる。また、本発
明の抗ヒスタミン作用物質物質を配合したアレルギー症
状やアトピー症状の改善に有用な食品、化粧品、医薬
品、医薬部外品等の組成物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 グアバエキスのラット肥満細胞脱顆粒に伴う
ヒスタミン遊離に及ぼす影響を示すグラフ。
【図2】 グアバエキス投与マウスの耳介の厚さの変化
を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A23L 2/52 A23L 2/38 C 2/38 A61K 7/00 K A61K 7/00 7/48 7/48 C07G 17/00 Z C07G 17/00 A21D 2/00 // A21D 2/00 A23L 2/00 F

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グアバ葉を水、親水性溶媒又はこれらの
    混合物を用いて加圧下に抽出処理して得られる抗ヒスタ
    ミン作用物質。
  2. 【請求項2】 抽出処理が、1.1〜2気圧、かつ室温
    ないし加熱下で行われるものである請求項1に記載の抗
    ヒスタミン作用物質。
  3. 【請求項3】 グアバ葉を水、親水性溶媒又はこれらの
    混合物を用いて1.1〜2気圧において室温ないし加熱
    下に抽出することを特徴とする抗ヒスタミン作用物質の
    製造法。
  4. 【請求項4】 抽出時の気圧が、1.3〜1.7気圧、
    温度が室温〜130℃である請求項3に記載の製造法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の抗ヒスタミン作
    用物質を含有してなる組成物。
  6. 【請求項6】 さらにシソ葉のエキスを併せ含有してな
    るものである請求項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 組成物が食品、化粧品、医薬品及び医薬
    部外品からなる群から選択されるものである請求項5に
    記載の組成物。
  8. 【請求項8】 食品が菓子、飲料、調味料、乳製品及び
    麺類からなる群から選択されるものである請求項7に記
    載の組成物。
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