JPH10236919A - 水中油型固型化粧料 - Google Patents

水中油型固型化粧料

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JPH10236919A
JPH10236919A JP5839197A JP5839197A JPH10236919A JP H10236919 A JPH10236919 A JP H10236919A JP 5839197 A JP5839197 A JP 5839197A JP 5839197 A JP5839197 A JP 5839197A JP H10236919 A JPH10236919 A JP H10236919A
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JP
Japan
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water
oil
resin
poe
acid
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Application number
JP5839197A
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English (en)
Inventor
Daisuke Aso
大輔 阿曽
Tomoko Ikeda
智子 池田
Masanori Aizawa
正典 相沢
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 清涼感、うるおい感、みずみずしさ等の使用
性および耐水性に優れ、かつ、製品化した際に水分の蒸
発による中味の減少が少なく、携帯性を向上させた水中
油型固型化粧料を提供する。 【解決手段】 アクリル酸系樹脂、メタクリル酸系樹
脂、セルロース誘導体またはポリビニルアルコール系樹
脂のような水溶性樹脂あるいは水系エマルジョン樹脂を
含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、清涼感、うるおい
感、みずみずしさ等の使用性および耐水性に優れ、か
つ、製品化した際に水分の蒸発による中味の減少が少な
く、携帯性を向上させた水中油型固型化粧料に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファンデーション等に代表される
固型化粧料は、特に携帯性に優れているために市場に対
するニーズは高いが、その剤型はパウダータイプ、油性
タイプのものが大半を占めており、水を含有したタイプ
は限られていた。また、水を含有したものでも、剤型的
には油中水型液状化粧料を固型化したものがほとんどで
あり、これらのものは水が内相にあるために、水の多量
配合は困難であった。これに対して、水中油型のものは
外相が水であるのでその固型化が困難であり、現在市場
にあるものはほんのわずかである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】油中水型の場合、固型
化が容易である等の長所がある反面、水の多量配合が困
難であるために、水中油型の化粧料と比較して清涼感・
うるおい感・スキンケア性に欠ける等不利な点も数多く
挙げられる。一方、水中油型の場合では、油中水型にお
けるワックスに相当するような適当な固型化剤が少ない
ために、その形状は液状もしくはクリーム状が大半であ
った。また外相が水であるために、携帯性の向上を目的
にコンパクトとした場合には水分の蒸発による中味の減
少が著しいといったことや、耐水性が弱いために皮膚上
での保持性に劣るといったことも欠点に挙げられる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の点
に着目し、使用性、携帯性共に優れた水中油型固型化粧
料を得るべく鋭意検討を重ねた結果、水中油型固型化粧
料に水溶性樹脂あるいは水系エマルジョン樹脂を配合す
ることで、清涼感、うるおい感等の水系化粧料の利点を
持ちながら、水分の蒸発による中味の減少が抑制されて
携帯性を高めるための固型化が可能となり、かつ耐水性
が良好な化粧料が得られることを見出し、本発明を完成
させるに至った。
【0005】すなわち、本発明は、水溶性樹脂あるいは
水系エマルジョン樹脂を含有することを特徴とする水中
油型固型化粧料である。
【0006】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明で用いられる水溶性樹脂あるいは水系エマルジョン
樹脂としては、例えば、三菱油化株式会社製商品名のユ
カフォーマー、大東化成工業株式会社製商品名のダイト
ゾール等のアクリル酸系・メタクリル酸系、積水化学株
式会社製商品名のエスダイン等の酢酸ビニル系、大阪有
機化学工業株式会社製商品名のCGポリマー等のポリビ
ニルピロリドン系、Hercules社製商品名のナトロゾール
等のセルロース誘導体系、クラレ株式会社製商品名のク
ラレポバール等のポリビニルアルコール系、その他スチ
レン・ブタジエン系、合成ゴム系、オレフィン系、アル
キッド系、トルエンスルホンアミド系等の樹脂が挙げら
れる。また、これら2種以上の混合物を用いてもよい。
これらのうち、水溶性樹脂としては、アクリル酸系樹
脂、メタクリル酸系樹脂、セルロース誘導体系樹脂、ポ
リビニルアルコール系樹脂が好ましく、特にアクリル酸
系樹脂、メタクリル酸系樹脂が好ましい。また水系エマ
ルジョン樹脂では、アクリル酸系樹脂、メタクリル酸系
樹脂が好ましい。
【0007】本発明における樹脂の配合量は全組成中の
0.1〜30.0重量%であり、特に1.0〜10.0
重量%の範囲が好ましい。樹脂の配合量が0.1重量%
未満では期待する効果が得られず、30.0重量%を超
えると皮膜感がかなり強くなり、ごわごわ・つっぱり等
の使用感触が悪くなる。
【0008】本発明における水中油型固型化粧料の固型
化としては、寒天等の多糖類系高分子あるいはその誘導
体を用いた方法、ケイ酸ナトリウムマグネシウム等の水
膨潤性粘土鉱物を用いた方法、ゼラチン等の蛋白質系高
分子あるいはその誘導体を用いた方法、両性界面活性剤
と脂肪酸とワックスを組み合わせて用いる方法等が挙げ
られる。また、目的とする剤型によっては、これらの2
種以上の方法を組み合わせても良い。
【0009】水については、全組成中の30.0〜9
5.0重量%、特に50.0〜80.0重量%の範囲で
配合した場合に、使用性、携帯性共に優れたものが得ら
れる。
【0010】本発明に用いられる油分としては、通常化
粧品に対して一般に用いられる皮膚安全性の高いもの
で、例えば液体油脂として、アボガド油・ツバキ油・タ
ートル油・マカデミアナッツ油・ミンク油・オリーブ油
・ナタネ油・卵黄油・ゴマ油・パーシック油・小麦胚芽
油・サザンカ油・ヒマシ油・アマニ油・サフラワー油・
綿実油・大豆油・落花生油・茶実油・コメヌカ油・ホホ
バ油・胚芽油・トリグリセリン・トリオクタン酸グリセ
リン・トリパルミチン酸グリセリン等、固体油脂とし
て、カカオ油・ヤシ油・馬脂・硬化ヤシ油・パーム油・
牛脂・羊脂・硬化牛脂・パーム核油・豚脂・牛骨脂・モ
クロウ核油・硬化油・牛脚油・モクロウ・硬化ヒマシ油
等、ロウとして、ミツロウ・キャンデリラロウ・綿ロウ
・カルナウバロウ・ベイベリーロウ・イボタロウ・鯨ロ
ウ・モンタンロウ・ヌカロウ・ラノリン・カポックロウ
・酢酸ラノリン・液状ラノリン・サトウキビロウ・ラノ
リン脂肪酸イソステアリル・ラウリン酸ヘキシル・還元
ラノリン・ジョジョバロウ・硬質ラノリン・セラックロ
ウ・ポリオキシエチレン(以下、POEと略す。)ラノ
リンアルコールエーテル・POEラノリンアルコールア
セテート・POEコレステロールエーテル・ラノリン脂
肪酸ポリエチレングリコール等、炭化水素として、流動
パラフィン・オゾケライト・スクワラン・プリスタン・
パラフィン・セレシン・スクワレン・ワセリン・マイク
ロクリスタリンワックス等、高級脂肪酸として、ラウリ
ン酸・ミリスチン酸・パルミチン酸・ステアリン酸・ベ
ヘニン酸・オレイン酸・12−ヒドロキシステアリン酸
・ウンデシレン酸・トール酸・イソステアリン酸・リノ
ール酸・リノレイン酸・エイコサペンタエン酸・ドコサ
ヘキサエン酸等、高級アルコールとして、ラウリルアル
コール・セチルアルコール・ステアリルアルコール・ベ
ヘニルアルコール・ミリスチルアルコール・オレイルア
ルコール・セトステアリルアルコール・モノステアリル
グリセリンエーテル・2−デシルテトラデシノール・ラ
ノリンアルコール・コレステロール・フィトステロール
・ヘキシルドデカノール・イソステアリルアルコール・
オクチルドデカノール等、エステル油としてミリスチン
酸イソプロピル・オクタン酸セチル・ミリスチン酸オク
チルドデシル・パルミチン酸イソプロピル・ステアリン
酸ブチル・ラウリン酸ヘキシル・ミリスチン酸ミリスチ
ル・オレイン酸デシル・ジメチルオクタン酸ヘキシルデ
シル・乳酸セチル・乳酸ミリスチル・乳酸ラノリン・ス
テアリン酸イソセチル・イソステアリン酸イソセチル・
12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル・ジ−2−
エチルヘキシル酸エチレングリコール・ジペンタエリス
リトール脂肪酸エステル・モノイソステアリン酸−N−
アルキルグリコール・ジカプリン酸ネオペンチルグリコ
ール・リンゴ酸ジイソステアリル・ジ−2−ヘプチルウ
ンデカン酸グリセリン・トリ−2−エチルヘキシル酸ト
リメチロールプロパン・トリイソステアリル酸トリメチ
ロールプロパン・テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタ
エリスリトール・トリ−2−エチルヘキシル酸グリセリ
ン・トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン・セ
チル2−エチルヘキサノエート・2−エチルヘキシルパ
ルミテート・トリミリスチン酸グリセリン・トリ−2−
ヘプチルウンデカン酸グリセライド・ヒマシ油脂肪酸メ
チルエステル・オレイン酸オイル・セトステアリルアル
コール・アセトグリセライド・パルミチン酸2−ヘプチ
ルウンデシル・アジピン酸ジイソブチル・N−ラウロイ
ル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル
・アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル・エチルラウ
レート・セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル・ミリスチ
ン酸2−ヘキシルデシル・パルミチン酸2−ヘキシルデ
シル・アジピン酸2−ヘキシルデシル・セバチン酸ジイ
ソプロピル・コハク酸2−エチルヘキシル・酢酸エチル
・酢酸ブチル・酢酸アミル・クエン酸トリエチル等、シ
リコーンとして、ジメチルポリシロキサン・メチルフェ
ニルポリシロキサン・メチルハイドロジェンポリシロキ
サン・デカメチルポリシロキサン・ドデカメチルポリシ
ロキサン・テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロ
キサン・3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂
・シリコーンゴム等が挙げられるが、上記の成分に限定
されるものではない。またこれら油分の含有量は水中油
型固型化粧料中、1.0〜30.0重量%であり、好ま
しくは5.0〜20.0重量%である。
【0011】本発明に用いられる粉末としては、通常化
粧品に対して一般に用いられるもので、タルク・カオリ
ン・雲母・絹雲母(セリサイト)・白雲母・金雲母・合
成雲母・紅雲母・黒雲母・リチア雲母・バーミキュライ
ト・炭酸マグネシウム・炭酸カルシウム・ケイ酸アルミ
ニウム・ケイ酸バリウム・ケイ酸カルシウム・ケイ酸マ
グネシウム・ケイ酸ストロンチウム・タングステン酸金
属塩・マグネシウム・シリカ・ゼオライト・硫酸バリウ
ム・焼成硫酸カルシウム・焼セッコウ・リン酸カルシウ
ム・フッ素アパタイト・ヒドロキシアパタイト・セラミ
ックパウダー・金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチ
ン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等)・窒化
ホウ素等の無機粉末、ポリアミド樹脂粉末・ポリエチレ
ン粉末・ポリメタクリル酸メチル粉末・ポリスチレン粉
末・スチレン−アクリル酸の共重合体樹脂粉末・ベンゾ
グアナミン樹脂粉末・ポリ四フッ化エチレン粉末・セル
ロース粉末等の有機粉末、二酸化チタン・酸化亜鉛等の
無機白色顔料、酸化鉄(ベンガラ)・チタン酸鉄等の無
機赤色系顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化
鉄・黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄・カーボンブラ
ック・低次酸化チタン等の無機黒色系顔料、マンゴバイ
オレット・コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料、
酸化クロム・水酸化クロム・チタン酸コバルト等の無機
緑色系顔料、群青・紺青等の無機青色系顔料、酸化チタ
ンコーテッドマイカ・酸化チタンコーテッドオキシ塩化
ビスマス・酸化チタンコーテッドタルク・着色酸化チタ
ンコーテッドマイカ・オキシ塩化ビスマス・魚鱗泊等の
パール顔料、アルミニウムパウダー・カッパーパウダー
等の金属粉末顔料、赤色201号・赤色202号・赤色
204号・赤色205号・赤色220号・赤色226号
・赤色228号・赤色405号・橙色203号・橙色2
04号・黄色205号・黄色401号・青色404号等
の有機顔料、赤色3号・赤色104号・赤色106号・
赤色227号・赤色230号・赤色401号・赤色50
5号・橙色205号・黄色4号・黄色5号・黄色202
号・黄色203号・緑色3号・青色1号等のジルコニウ
ム・バリウム・アルミニウムレーキ等の有機顔料、クロ
ロフィル・β−カロチン等の天然色素等が挙げられる。
これらの中から1種または2種以上を任意に選択して用
いてもかまわない。また本発明において、これらの粉末
に対して疎水性を向上させるために、これらの粉末に疎
水化処理を行っても良い。この疎水化処理の際に用いら
れる疎水性物質として、金属石鹸・油脂・ロウ・シリコ
ーン化合物・フッ素化合物・炭化水素・脂肪酸エステル
類等が例示される。そしてこれら粉末の含有量は水中油
型固型化粧料中、1.0〜40.0重量%が好ましく、
より好ましくは5〜30.0重量%である。
【0012】本発明においては界面活性剤を含ませるこ
とができる。界面活性剤としては、通常化粧品に対して
一般に用いられるもので、例えば、脂肪酸石鹸(ラウリ
ン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)・高級ア
ルキル硫酸エステル塩(ラウリル硫酸ナトリウム、ラウ
リル硫酸カリウム等)・アルキルエーテル硫酸エステル
塩(POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE
ラウリル硫酸ナトリウム等)・N−アシルサルコシン酸
塩(ラウロイルサルコシンナトリウム等)・高級脂肪酸
アミドスルホン酸塩(N−ミリストイル−N−メチルタ
ウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナト
リウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等)・リ
ン酸エステル塩(POEオレイルエーテルリン酸ナトリ
ウム、POEステアリルエーテルリン酸等)・スルホコ
ハク酸塩(ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナト
リウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキ
シエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプ
ロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等)・ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩(リニアドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホ
ン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンス
ルホン酸等)・N−アシルグルタミン酸塩(N−ラウロ
イルグルタミン酸ナトリウム、N−ステアロイルグルタ
ミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミ
ン酸モノナトリウム等)・高級脂肪酸エステル硫酸エス
テル塩(硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム
等)・POEアルキルエーテルカルボン酸塩・POEア
ルキルアリルエーテルカルボン酸塩・α−オレフィンス
ルホン酸塩・高級脂肪酸エステルスルホン酸塩・2級ア
ルコール硫酸エステル塩・高級脂肪酸アルキロールアミ
ド硫酸エステル塩・ラウロイルモノエタノールアミドコ
ハク酸ナトリウム・N−パルミトイルアスパラギン酸ジ
トリエタノールアミン・カゼインナトリウム等のアニオ
ン界面活性剤、アルキルトリメチルアンモニウム塩(塩
化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルト
リメチルアンモニウム等)・ジアルキルジメチルアンモ
ニウム塩(塩化ジステアリルジメチルアンモニウム塩
等)・アルキルピリジニウム塩(塩化ポリ[N,N−ジ
メチル−3,5−メチレンピペリジニウム]、塩化セチ
ルピリジニウム等)・アルキル4級アンモニウム塩・ア
ルキルジメチルベンジンアンモニウム塩・アルキルイソ
キノリニウム塩・ジアルキルモリホニウム塩・POEア
ルキルアミン・アルキルアミン塩・ポリアミン脂肪酸誘
導体・アミルアルコール脂肪酸誘導体・4級アンモニウ
ム塩(塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等)
等のカチオン界面活性剤、イミダゾリン系両性界面活性
剤(2−ウンデシル−N,N,N−[ヒドロキシエチル
カルボキシメチル]−2−イミダゾリンナトリウム、2
−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1
−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)・ベタイン
系両性界面活性剤(2−ヘプタドデシル−N−カルボキ
シメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタ
イン、ラウリルメチル酢酸ベタイン、アルキルベタイ
ン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等の両性界面
活性剤、ソルビタン脂肪酸エステル類(モノオレイン酸
ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノラ
ウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モ
ノステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタ
ン、トリオレイン酸ソルビタン、ペンタ−2−エチルヘ
キシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチ
ルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等)・グリセリ
ンまたはポリグリセリン脂肪酸類(モノ綿実油脂肪酸グ
リセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸
グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、モノステア
リン酸ジグリセリン・α,α−オレイン酸ピログルタミ
ン酸グリセリン、モノステアリングリセリンリンゴ酸
等)・プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノス
テアリン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸プロ
ピレングリコール等)・硬化ヒマシ油誘導体・グリセリ
ンアルキルエーテル類・POEソルビタン脂肪酸エステ
ル類(POEソルビタンモノオレエート、POEソルビ
タンモノステアレート、POEソルビタンモノラウレー
ト、POEソルビタンテトラオレエート等)・POEソ
ルビット脂肪酸エステル類(POEソルビットモノラウ
レート、POEソルビットモノオレエート、POEソル
ビットペンタオレエート、POEソルビットモノステア
レート等)・POEグリセリン脂肪酸エステル類(PO
Eグリセリンモノステアレート、POEグリセリンモノ
イソステアレート、POEグリセリントリイソステアレ
ート等)・POE脂肪酸エステル類(POEモノオレエ
ート、POEジステアレート、イソステアリン酸ポリエ
チレングリコール等)・POEアルキルエーテル類(P
OEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、PO
Eステアリルエーテル、POEベヘニルテーテル、PO
Eオクチルドデシルエーテル、POEコレスタノールエ
ーテル等)・POEアルキルフェニルエーテル類(PO
Eオクチルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエ
ーテル、POEジニルフェニルエーテル等)・POE−
POPアルキルエーテル類(POE−POPセチルエー
テル、POE−POP2−デシルテトラデシルエーテ
ル、POE−POPモノブチルエーテル、POE−PO
P水添ラノリン、POE−POPグリセリンエーテル
等)・テトラPOE−テトラPOPエチレンジアミン縮
合物類・POEヒマシ油または硬化ヒマシ油誘導体(P
OEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ
油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油トリイソ
ステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン
酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE硬化ヒマシ
油マレイン酸等)・POEミツロウ−ラノリン誘導体
(POEソルビットミツロウ等)・アルカノールアミド
類(ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノ
エタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等)
・POEプロピレングリコール脂肪酸エステル・POE
アルキルアミン・POE脂肪酸アミド・ショ糖脂肪酸エ
ステル・POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物
・ルキルエトキシジメチルアミンオキシド・トリオレイ
ルリン酸等の非イオン性界面活性剤等が挙げられる。こ
れらの中から1種または2種以上を選択して用いてもか
まわない。そしてこれらの界面活性剤の含有量は水中油
型固型化粧料中、0.5〜10.0重量%である。
【0013】本発明の水中油型固型化粧料には、上記成
分に加えて必要に応じ、保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、低級アルコール、多価アルコール、香
料、薬剤等を本発明の効果を損なわない質的、量的条件
下で使用することが可能である。また、特に水中油型化
粧料の特徴である清涼感を向上させるために、1−メン
トール、カンファー、サリチル酸誘導体、トラネキサム
酸誘導体等の清涼剤を含有させてもよい。
【0014】本発明の水中油型固型化粧料は、水溶性樹
脂あるいは水系エマルジョン樹脂を配合して、水分の蒸
発による中味の減少を抑えたものであり、例えば固型化
粧水、固型乳液、固型美容液、化粧下地、ファンデーシ
ョン、頬紅、アイシャドー、アイライナー、サンケア製
品、ボディ化粧品等の製品への応用が可能である。
【0015】
【実施例】次に、実施例を挙げて、本発明を詳細に説明
する。本発明はこれによって限定されるものではない。
なお配合量は特に断わらない限り重量%である。
【0016】 実施例1 水中油型固型ファンデーション (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 15.8 重量% (2) キャンデリラロウ 5.0 (3) ステアリン酸 1.0 (4) 酸化鉄赤 1.0 (5) 酸化鉄黄 3.0 (6) 酸化鉄黒 0.2 (7) 二酸化チタン 10.0 (8) カオリン 5.0 (9) タルク 25.8 (10) 1,3−ブチレングリコール 3.0 (11) 防腐剤 適量 (12) イオン交換水 残余 (13) 2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリ ニウムベタイン(純分30%) 5.0 (14) 水溶性アクリル酸エステル共重合体樹脂 10.0 (純分30%) (製法)(1)〜(3)の各成分を70〜80℃で加熱混合し
て油相部とし、(10)〜(14)を70〜80℃で攪拌混合し
て水相部とする。油相部に水相部を加えて乳化させ、あ
らかじめ混合粉砕しておいた(4)〜(9)を混合分散した。
これを容器に充填して冷却し、固型乳化ファンデーショ
ンを得た。
【0017】 実施例2 水中油型固型ファンデーション (1) イオン交換水 残余 (2) 1,3−ブチレングリコール 3.0 重量% (3) 寒天 3.0 (4) ポリビニルアルコールを保護コロイドとする酢酸ビニル−2−エチルヘキシ ルアクリレート共重合体ポリマーエマルジョン(純分50%) 12.0 (5) 酸化鉄赤 1.0 (6) 酸化鉄黄 3.0 (7) 酸化鉄黒 0.2 (8) 二酸化チタン 10.0 (9) カオリン 5.0 (10) タルク 15.8 (11) ステアリン酸 2.0 (12) イソヘキサデシルアルコール 7.0 (13) モノステアリン酸グリセリン 2.0 (14) 液状ラノリン 2.0 (15) 流動パラフィン 8.0 (製法)(1)〜(4)を加熱混合し、これに混合粉砕した
(5)〜(10)を加えて均一に分散した(水相)。別に(11)
〜(15)を加熱調製し(油相)、水相と油相を混合・乳化
した後、中皿容器に充填し、冷却して固型ファンデーシ
ョンを得た。
【0018】 実施例3 水中油型固型ファンデーション (1) イオン交換水 残余 (2) 1,3−ブチレングリコール 3.0 重量% (3) ケイ酸ナトリウムマグネシウム 8.0 (4) スチレン、メタクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク リレート共重合体ポリマーエマルジョン(純分40%) 15.0 (5) 酸化鉄赤 1.0 (6) 酸化鉄黄 3.0 (7) 酸化鉄黒 0.2 (8) 二酸化チタン 10.0 (9) カオリン 5.0 (10) タルク 15.8 (11) ステアリン酸 2.0 (12) イソヘキサデシルアルコール 7.0 (13) モノステアリン酸グリセリン 2.0 (14) 液状ラノリン 2.0 (15) 流動パラフィン 8.0 (製法)(1)〜(4)を加熱混合し、これに混合粉砕した
(5)〜(10)を加えて均一に分散した(水相)。別に(11)
〜(15)を加熱調製し(油相)、水相と油相を混合・乳化
した後、中皿容器に充填し、冷却して固型ファンデーシ
ョンを得た。
【0019】 比較例1 水中油型固型ファンデーション (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 15.8 重量% (2) キャンデリラロウ 5.0 (3) ステアリン酸 1.0 (4) 酸化鉄赤 1.0 (5) 酸化鉄黄 3.0 (6) 酸化鉄黒 0.2 (7) 二酸化チタン 10.0 (8) カオリン 5.0 (9) タルク 25.8 (10) 1,3−ブチレングリコール 3.0 (11) 防腐剤 適量 (12) イオン交換水 残余 (13) 2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリ ニウムベタイン(純分30%) 5.0 (製法)(1)〜(3)の各成分を70〜80℃で加熱混合し
て油相部とし、(10)〜(13)を70〜80℃で攪拌混合し
て水相部とする。油相部に水相部を加えて乳化させ、あ
らかじめ混合粉砕しておいた(4)〜(9)を混合分散した。
これを容器に充填して冷却し、固型乳化ファンデーショ
ンを得た。
【0020】 比較例2 水中油型固型ファンデーション (1) イオン交換水 残余 (2) 1,3−ブチレングリコール 3.0 重量% (3) 寒天 3.0 (4) 酸化鉄赤 1.0 (5) 酸化鉄黄 3.0 (6) 酸化鉄黒 0.2 (7) 二酸化チタン 10.0 (8) カオリン 5.0 (9) タルク 15.8 (10) ステアリン酸 2.0 (11) イソヘキサデシルアルコール 7.0 (12) モノステアリン酸グリセリン 2.0 (13) 液状ラノリン 2.0 (14) 流動パラフィン 8.0 (製法)(1)〜(3)を加熱混合し、これに混合粉砕した
(4)〜(9)を加えて均一に分散した(水相)。別に(10)〜
(14)を加熱調製し(油相)、水相と油相を混合・乳化し
た後、中皿容器に充填し、冷却して固型ファンデーショ
ンを得た。
【0021】 比較例3 水中油型固型ファンデーション (1) イオン交換水 残余 (2) 1,3−ブチレングリコール 3.0 重量% (3) ケイ酸ナトリウムマグネシウム 8.0 (4) 酸化鉄赤 1.0 (5) 酸化鉄黄 3.0 (6) 酸化鉄黒 0.2 (7) 二酸化チタン 10.0 (8) カオリン 5.0 (9) タルク 15.8 (10) ステアリン酸 2.0 (11) イソヘキサデシルアルコール 7.0 (12) モノステアリン酸グリセリン 2.0 (13) 液状ラノリン 2.0 (14) 流動パラフィン 8.0 (製法)(1)〜(3)を加熱混合し、これに混合粉砕した
(4)〜(9)を加えて均一に分散した(水相)。別に(10)〜
(14)を加熱調製し(油相)、水相と油相を混合・乳化し
た後、中皿容器に充填し、冷却して固型ファンデーショ
ンを得た。
【0022】 比較例4 油中水型固型乳化ファンデーション (1) シリコーン処理タルカ 15.0 重量% (2) シリコーン処理マイカ 4.0 (3) シリコーン処理二酸化チタン 10.0 (4) シリコーン処理酸化鉄 3.0 (5) 無水ケイ酸 1.0 (6) ナイロンパウダー 2.0 (7) デカメチルシクロペンタシロキサン 残余 (8) ジメチルポリシロキサン 10.0 (9) スクワラン 3.0 (10) ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 2.0 (11) 固形パラフィン 4.0 (12) キャンデリラロウ 1.0 (13) 精製水 9.0 (14) 1,3−ブチレングリコール 3.0 (15) 防腐剤 適量 (製法)(7)〜(12)を加熱混合し、これに混合粉砕した
(1)〜(6)を加えて均一に分散する。これに、均一溶解し
た(13)〜(14)を加えて混合・乳化した後、中皿容器に充
填し、冷却して固型ファンデーションを得た。
【0023】実施例1〜3および比較例1〜4で得られ
た固型ファンデーションについて、以下の評価方法およ
び評価基準によって官能評価を行った。
【0024】(評価方法および評価基準) (1) ファンデーションの清涼感・うるおい感・みずみず
しさ・化粧もち(耐水性) 以下の基準に従って専門パネルn=10名で官能評価を
行った。
【0025】 ◎:非常に良い。 ○:やや良い。 △:やや悪い。 ×:非常に悪い。
【0026】(2) 水分の蒸発による中味の減少の評価 皿状容器に充填した乳化ファンデーションを室温で1日
間保存した場合の重量の減少率(次式)で評価した。
【0027】
【数1】
【0028】 ◎:減少率が1%以下。 ○:減少率が1〜5%。 △:減少率が5〜10%。 ×:減少率が10%以上。
【0029】
【表1】 ────────────────────────── 実施例 比較例 評価項目 ──────────────── 1 2 3 1 2 3 4 ────────────────────────── 減少率 ○ ○ ○ △ △ × ◎ 清涼感 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ × うるおい感 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ × みずみずしさ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ × 化粧もち(耐水性) ○ ○ ○ × × × ◎ ──────────────────────────
【0030】表1からも明らかなように、比較例1〜3
は実施例1〜3とほぼ同程度の清涼感・うるおい感・み
ずみずしさを持つものの、中味の減少率と化粧もち(耐
水性)については問題がある。そして比較例4は比較例
1〜3の欠点を解決しているものの、油中水型乳化タイ
プであるために清涼感・うるおい感・みずみずしさに大
きく欠けるものであった。これに対して実施例1〜3
は、使用性はいずれも良好で、水分の蒸発による中味の
減少が抑えられ、かつ耐水性も向上した従来にない水中
油型乳化タイプの固型乳化ファンデーションであった。
【0031】 実施例4 固型化粧水 (1) イオン交換水 残余 (2) ソルビット 4.0 重量% (3) ジプロピレングリコール 6.0 (4) ポリエチレングリコール1500 5.0 (5) POE(20)オレイルアルコールエーテル 0.5 (6) 寒天 4.0 (7) ポリビニルアルコールとヒドロキシエチルセルロールを保護コロイドとする 酢酸ビニル単独ポリマーエマルジョン(純分50%) 12.0 (8) エタノール 10.0 (9) 清涼剤 適量 (10) 香料 適量 (11) 防腐剤 適量 (12) キレート剤 適量 (13) 褐色防止剤 適量 (14) 緩衝剤 適量 (製法)(1)の一部をとり、(2)〜(4)、(7)および(12)〜
(14)を加えて溶解する。(8)に(5)および(9)〜(11)を加
えて溶解して前述の溶液に添加混合する。(1)の残部に
(6)、(7)を加え、加熱溶解したものを添加して冷却し、
固型化粧水を得た。
【0032】 実施例5 固型乳液 (1) イオン交換水 残余 (2) エタノール 5.0 重量% (3) グリセリン 4.0 (4) 1,3−ブチレングリコール 4.0 (5) 寒天 3.5 (6) 水溶性アクリル酸樹脂(純分25%) 15.0 (7) 清涼剤 適量 (8) セチルアルコール 1.0 (9) ミツロウ 0.5 (10) ワセリン 2.0 (11) スクワラン 6.0 (12) ジメチルポリシロキサン 2.0 (13) POE(10)モノオレイン酸エステル 1.0 (14) グリセロールモノステアリン酸エステル 1.0 (15) 防腐剤 適量 (16) 香料 適量 (製法)(1)に(2)〜(7)を加えて70℃で加熱溶解し、
(8)〜(16)を70℃に加熱調製したものを加えて混合乳
化し、冷却して固型乳液を得た。
【0033】 実施例6 化粧下地 (1) イオン交換水 残余 (2) プロピレングリコール 5.0 重量% (3) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (4) 防腐剤 適量 (5) 2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニ ウムベタイン(純分30%) 5.0 (6) ヒドロキシエチルセルロースを保護コロイドとする酢酸ビニル単独ポリマー エマルジョン(純分50%) 20.0 (7) ステアリン酸 2.0 (8) デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (9) キャンデリラロウ 5.0 (10) 香料 適量 (製法)(1)〜(6)の各成分を70℃で加熱混合し、70
℃に保つ(水相)。別に(7)〜(10)を70℃にて加熱調
製し(油相)、水相と油相を混合乳化した後、容器に充
填して冷却し、固型化粧下地を得た。
【0034】 実施例7 頬紅 (1) イオン交換水 残余 (2) プロピレングリコール 10.0 重量% (3) モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.9 (4) トリエタノールアミン 1.0 (5) 寒天 2.5 (6) ケイ酸アルミニウムマグネシウム 1.5 (7) スチレン、メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、メタクリル酸の共 重合ポリマーエマルジョン(純分30%) 17.0 (8) タルク 7.0 (9) 二酸化チタン 2.0 (10) 酸化鉄(赤) 0.3 (11) 赤色202号 0.5 (12) ステアリン酸 2.2 (13) イソへキサデシルアルコール 7.0 (14) モノステアリン酸グリセリン 2.0 (15) 液状ラノリン 2.0 (16) 流動パラフィン 8.0 (17) 防腐剤 適量 (18) 香料 適量 (製法)(1)〜(7)の各成分を70℃で加熱混合し、これ
に混合粉砕した(8)〜(11)を加えてホモミキサーで均一
に分散し、70℃に保つ(水相)。別に(12)〜(18)を7
0℃にて加熱調製し(油相)、水相と油相をホモミキサ
ーで混合乳化した後、容器に充填して冷却し、固型乳化
頬紅を得た。
【0035】 実施例8 アイシャドー (1) イオン交換水 残余 (2) 1,3−ブチレングリコール 5.0 重量% (3) グリセリン 1.0 (4) トリエタノールアミン 1.2 (5) 防腐剤 適量 (6) ケイ酸ナトリウムマグネシウム 4.0 (7) ベントナイト(含水ケイ酸アルミニウム) 5.0 (8) 水溶性アクリル酸エステル共重合体樹脂 17.0 (純分30%) (9) タルク 10.0 (10) カオリン 2.0 (11) 着色顔料 5.0 (12) ステアリン酸 3.0 (13) ミリスチン酸イソプロピル 8.0 (14) モノラウリン酸プロピレングリコール 3.0 (15) 香料 適量 (製法)(1)〜(8)の各成分を70℃で加熱混合し、これ
に混合粉砕した(9)〜(11)を加えてホモミキサーで均一
に分散し、70℃に保つ(水相)。別に(12)〜(15)を7
0℃にて加熱調製し(油相)、水相と油相をホモミキサ
ーで混合乳化した後、容器に充填して冷却し、固型乳化
アイシャドーを得た。
【0036】 実施例9 口紅 (1) イオン交換水 残余 (2) グリセリン 5.0 重量% (3) プロピレングリコール 2.0 (4) 防腐剤 適量 (5) 2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニ ウムベタイン(純分30%) 5.0 (6) ポリビニルアルコールを保護コロイドとする酢酸ビニル、2−エチルヘキシ ルアクリレート共重合ポリマーエマルジョン(純分50%) 6.0 (7) スチレン、メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシ ルアクリレート、メタクリル酸の共重合ポリマーエマルジョン 7.0 (8) 二酸化チタン 4.5 (9) 赤色201号 0.5 (10) 赤色202号 2.0 (11) 赤色223号 0.1 (12) ステアリン酸 1.0 (13) キャンデリラロウ 7.0 (14) ミリスチン酸イソプロピル 8.0 (15) モノラウリン酸プロピレングリコール 3.0 (16) 流動パラフィン 5.0 (17) 香料 適量 (製法)(1)〜(7)を70〜80℃で加熱混合して水相部
とし、(12)〜(17)を70〜80℃で攪拌溶解して油相部
とした。油相部と水相部を攪拌混合させて乳化させ、あ
らかじめ混合粉砕しておいた(8)〜(11)を加えて均一に
分散させた。これを容器に充填して冷却し、乳化口紅を
得た。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の水中油型
固型化粧料は、従来の固型化粧料では実現が困難であっ
た使用性(清涼感、うるおい感、みずみずしさ等)を持
ち、しかも水分の蒸発による中味の減量を抑え、固型化
を可能にして携帯性を向上させたものであり、かつ耐水
性に優れた、従来にない画期的な水中油型固型化粧料で
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性樹脂あるいは水系エマルジョン樹
    脂を含有することを特徴とする水中油型固型化粧料。
  2. 【請求項2】 水溶性樹脂あるいは水系エマルジョン樹
    脂が、アクリル酸系樹脂、メタクリル酸系樹脂、セルロ
    ース誘導体系樹脂またはポリビニルアルコール系樹脂で
    ある請求項1記載の水中油型固型化粧料。
  3. 【請求項3】 水溶性樹脂あるいは水系エマルジョン樹
    脂の配合量が0.1〜30.0重量%である請求項1ま
    たは2記載の水中油型固型化粧料。
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