JPH10236316A - 台 車 - Google Patents
台 車Info
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- JPH10236316A JPH10236316A JP4785097A JP4785097A JPH10236316A JP H10236316 A JPH10236316 A JP H10236316A JP 4785097 A JP4785097 A JP 4785097A JP 4785097 A JP4785097 A JP 4785097A JP H10236316 A JPH10236316 A JP H10236316A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 載置空間高さを調節出来、且つ載置部を取り
外して洗浄出来る。更に、台車の構造が単純で軽量であ
り、取り扱い上安全である。 【解決手段】 断面略L形の支柱2と、この支柱2の上
端部と下端部の鈍角側3に締結されて上枠8及び下枠1
1を形成する枠部材9、12と、被運搬物を載置する左
右に分割された片持ち支持の棚板16と、この棚板16
を支え支柱2に固定された棚取付材26とを備え、棚板
16は、互いに離反する方向に回動させて立てかけら
れ、且つ棚取付材26から取り外せる。支柱2には、鋭
角側4を覆う滑らかな外側面37を持つカバー部材36
が嵌挿され、主要部材は、アルミニウム合金の押出形材
で形成される。
外して洗浄出来る。更に、台車の構造が単純で軽量であ
り、取り扱い上安全である。 【解決手段】 断面略L形の支柱2と、この支柱2の上
端部と下端部の鈍角側3に締結されて上枠8及び下枠1
1を形成する枠部材9、12と、被運搬物を載置する左
右に分割された片持ち支持の棚板16と、この棚板16
を支え支柱2に固定された棚取付材26とを備え、棚板
16は、互いに離反する方向に回動させて立てかけら
れ、且つ棚取付材26から取り外せる。支柱2には、鋭
角側4を覆う滑らかな外側面37を持つカバー部材36
が嵌挿され、主要部材は、アルミニウム合金の押出形材
で形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被運搬物を運搬す
る台車に係り、特に食品、学校給食、病院、医療、育苗
等に好適に使用し得る衛生的な台車に関するものであ
る。
る台車に係り、特に食品、学校給食、病院、医療、育苗
等に好適に使用し得る衛生的な台車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、被運搬物を運搬する台車は、種々
のものが知られている。例えば、台車の縦方向の支柱と
横方向の枠部材とを接続継手とボルト、ナットを用いて
締結するものや、接続継手を用いずに支柱と枠部材とを
直接溶接等で固着するものなどがある。更に、支柱の中
間位置に複数段の棚板を取り付け、場合によっては棚板
を可動式にしたものもある。
のものが知られている。例えば、台車の縦方向の支柱と
横方向の枠部材とを接続継手とボルト、ナットを用いて
締結するものや、接続継手を用いずに支柱と枠部材とを
直接溶接等で固着するものなどがある。更に、支柱の中
間位置に複数段の棚板を取り付け、場合によっては棚板
を可動式にしたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の台車において、支柱と枠部材とを接続継手とボル
ト、ナットを用いて締結するものは、構造的に複雑とな
り、部品点数も多く、それだけ台車の重量も大きくなり
経済的ではなかった。又、溶接で部材同士を固着するも
のは、溶接部の強度が低下したり、品質がばらつく虞れ
もあり、その上、高度の溶接技能が必要となり、経済的
にも不利であった。
来の台車において、支柱と枠部材とを接続継手とボル
ト、ナットを用いて締結するものは、構造的に複雑とな
り、部品点数も多く、それだけ台車の重量も大きくなり
経済的ではなかった。又、溶接で部材同士を固着するも
のは、溶接部の強度が低下したり、品質がばらつく虞れ
もあり、その上、高度の溶接技能が必要となり、経済的
にも不利であった。
【0004】更に、従来の台車の棚板取り付け構造は、
複雑であることが多く、被運搬物の大きさに応じて棚板
上部空間の高さを調節をすることが困難であった。又、
棚板を取り外すことは容易でなく、特に台車を食品、学
校給食、病院、医療等に使用する場合には清潔に保つこ
とが要求されるが、棚板を外して洗浄することは困難で
あった。
複雑であることが多く、被運搬物の大きさに応じて棚板
上部空間の高さを調節をすることが困難であった。又、
棚板を取り外すことは容易でなく、特に台車を食品、学
校給食、病院、医療等に使用する場合には清潔に保つこ
とが要求されるが、棚板を外して洗浄することは困難で
あった。
【0005】その上、従来の台車のコーナ部は、角ばっ
ており、取り扱い安全上不都合であった上、美観上もあ
まり良くなかった。
ており、取り扱い安全上不都合であった上、美観上もあ
まり良くなかった。
【0006】本発明の第1の課題は、種々の被運搬物の
高さに応じて載置空間高さを容易に調節することが出来
ると共に、載置部を取り外して洗浄し清潔に保つことが
出来ることである。
高さに応じて載置空間高さを容易に調節することが出来
ると共に、載置部を取り外して洗浄し清潔に保つことが
出来ることである。
【0007】本発明の第2の課題は、台車の構造が単純
で軽量であり、取り扱い上安全なことである。
で軽量であり、取り扱い上安全なことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、断面矩形の四隅に相当する場所に配置した支
柱に支えられた被運搬物を載置する載置手段が設けら
れ、前記支柱の下部近傍に車輪が取り付けられて前記被
運搬物を運搬する台車において、所定長さを有する断面
略L形の前記支柱と、該支柱の上端部と下端部の各々を
介して鈍角側に締結されて矩形状の上枠及び下枠を形成
する枠部材とを備え、前記載置手段は、前記台車の走行
方向又は走行方向と直角方向に対して左右に分割されて
いると共に片持ちに支持された棚部材を有し、該棚部材
は前記被運搬物を載置しない時は、互いに離反する方向
に少なくとも90度を越える角度迄回動させて立てかけ
ることが可能なことである。
本発明は、断面矩形の四隅に相当する場所に配置した支
柱に支えられた被運搬物を載置する載置手段が設けら
れ、前記支柱の下部近傍に車輪が取り付けられて前記被
運搬物を運搬する台車において、所定長さを有する断面
略L形の前記支柱と、該支柱の上端部と下端部の各々を
介して鈍角側に締結されて矩形状の上枠及び下枠を形成
する枠部材とを備え、前記載置手段は、前記台車の走行
方向又は走行方向と直角方向に対して左右に分割されて
いると共に片持ちに支持された棚部材を有し、該棚部材
は前記被運搬物を載置しない時は、互いに離反する方向
に少なくとも90度を越える角度迄回動させて立てかけ
ることが可能なことである。
【0009】断面略L形の支柱の上端部と下端部の各々
において、略L形の支柱の鈍角側に枠部材を締結するの
で、支柱の上端部と下端部に矩形状の上枠及び下枠が形
成され、台車の構造が単純で強度的にしっかりした構造
体が形成される。載置手段の棚部材は、左右に分割さ
れ、且つ片持ちに支持されているので、被運搬物を載置
しない時は、立てかけることが容易であり、種々の被運
搬物の高さに応じて被運搬物が接触する棚部材を立てか
けて載置部分の高さを容易に調節出来る。その上、棚部
材は左右に分割されているので軽量になる。更に、棚部
材は90度を越える角度迄回動させた状態で立てかける
ことが可能であるので、立てかけた時に倒れることがな
く安定している。
において、略L形の支柱の鈍角側に枠部材を締結するの
で、支柱の上端部と下端部に矩形状の上枠及び下枠が形
成され、台車の構造が単純で強度的にしっかりした構造
体が形成される。載置手段の棚部材は、左右に分割さ
れ、且つ片持ちに支持されているので、被運搬物を載置
しない時は、立てかけることが容易であり、種々の被運
搬物の高さに応じて被運搬物が接触する棚部材を立てか
けて載置部分の高さを容易に調節出来る。その上、棚部
材は左右に分割されているので軽量になる。更に、棚部
材は90度を越える角度迄回動させた状態で立てかける
ことが可能であるので、立てかけた時に倒れることがな
く安定している。
【0010】更に、上記台車において、前記載置手段
は、基端側が円弧状の溝及び該円弧状の溝の外側面を形
成する略円形断面の円形状片を設けた前記棚部材と、該
棚部材の円形状片を内側面で支え、該棚部材の円弧状の
溝に遊嵌して前記棚部材の上方への回動の案内となる円
弧状片を設けると共に該円弧状片を支える基体部が前記
支柱に締結される棚支持部材とを有することである。
は、基端側が円弧状の溝及び該円弧状の溝の外側面を形
成する略円形断面の円形状片を設けた前記棚部材と、該
棚部材の円形状片を内側面で支え、該棚部材の円弧状の
溝に遊嵌して前記棚部材の上方への回動の案内となる円
弧状片を設けると共に該円弧状片を支える基体部が前記
支柱に締結される棚支持部材とを有することである。
【0011】棚部材の円弧状の溝に棚支持部材の円弧状
片が遊嵌し、且つ円弧状片の円弧状内側面が棚部材の円
形状片を支えることによって、上記台車の作用に加え、
棚部材は円滑に上方に回動することが出来る。更に、棚
支持部材の基体部は、支柱に締結されるので、支柱の上
下枠部材と共に堅牢な台車枠体を形成する。
片が遊嵌し、且つ円弧状片の円弧状内側面が棚部材の円
形状片を支えることによって、上記台車の作用に加え、
棚部材は円滑に上方に回動することが出来る。更に、棚
支持部材の基体部は、支柱に締結されるので、支柱の上
下枠部材と共に堅牢な台車枠体を形成する。
【0012】更に、上記棚部材と棚支持部材とを有する
台車において、前記棚支持部材は上方に開口する開口部
を有し、前記棚部材を互いに離反する方向に回動した時
に一定の角度範囲で前記棚支持部材から上方に取り外せ
ることである。棚支持部材が上方に開口した開口部を有
することにより、上記棚部材と棚支持部材とを有する台
車の作用に加え、棚部材を一定の角度範囲で上方に取り
外せ、これによって、棚部材及び棚支持部材の双方を容
易に洗浄出来、清潔に保つことが出来る。
台車において、前記棚支持部材は上方に開口する開口部
を有し、前記棚部材を互いに離反する方向に回動した時
に一定の角度範囲で前記棚支持部材から上方に取り外せ
ることである。棚支持部材が上方に開口した開口部を有
することにより、上記棚部材と棚支持部材とを有する台
車の作用に加え、棚部材を一定の角度範囲で上方に取り
外せ、これによって、棚部材及び棚支持部材の双方を容
易に洗浄出来、清潔に保つことが出来る。
【0013】更に、上記いずれかの台車において、前記
支柱の両側の稜に嵌挿され、該支柱の鋭角側を覆う滑ら
かな外側面を持つカバー部材を備えたことである。滑ら
かな外側面を持つカバー部材を支柱の鋭角側に備えるこ
とにより、上記いずれかの台車の作用に加え、台車のコ
ーナが角ばらず、取り扱い上安全であり、美観上も良好
である。
支柱の両側の稜に嵌挿され、該支柱の鋭角側を覆う滑ら
かな外側面を持つカバー部材を備えたことである。滑ら
かな外側面を持つカバー部材を支柱の鋭角側に備えるこ
とにより、上記いずれかの台車の作用に加え、台車のコ
ーナが角ばらず、取り扱い上安全であり、美観上も良好
である。
【0014】そして、上記いずれかの台車において、前
記支柱、枠部材、載置手段の棚部材と棚取付材及びカバ
ー部材等の主要部材は、アルミニウム合金の押出形材で
形成されたことである。台車の主要部材がアルミニウム
合金の押出形材で形成されたことにより、上記いずれか
の台車の作用に加え、主要部材の断面形状を比較的自由
に設計出来、従って台車の構造に適した単純な部材とす
ることが出来る。その上、押出形材の表面に適宜アルマ
イト等の表面処理を施すことにより耐食性があり美麗な
表面を容易に経済的に得られる。
記支柱、枠部材、載置手段の棚部材と棚取付材及びカバ
ー部材等の主要部材は、アルミニウム合金の押出形材で
形成されたことである。台車の主要部材がアルミニウム
合金の押出形材で形成されたことにより、上記いずれか
の台車の作用に加え、主要部材の断面形状を比較的自由
に設計出来、従って台車の構造に適した単純な部材とす
ることが出来る。その上、押出形材の表面に適宜アルマ
イト等の表面処理を施すことにより耐食性があり美麗な
表面を容易に経済的に得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る台車の一実施
の形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、図1〜8
において、同一又は同等部分には同一符号を付けて示
す。
の形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、図1〜8
において、同一又は同等部分には同一符号を付けて示
す。
【0016】図1は、本発明に係る台車の一実施の形態
を示す正面断面図、図2は、図1の台車を示し、(A)
は平面図、(B)は側面図である。本実施の形態の台車
1は、惣菜、各種食品、学校給食等のバット、或いは病
院、医療関係備品等の容器を衛生的に運搬するのに好適
なものである。即ち、断面矩形の四隅に相当する場所に
配置した支柱2aと支柱2d、支柱2bと支柱2cの間
に被運搬物、例えば食品を入れたバットを載置する載置
手段15が支えられて設けられている。支柱2(支柱2
a〜2dを総称して「支柱2」と云う)の下部近傍に車
輪としてのキャスター41が取り付けられている。図
1、2において、キャスター41は自由車輪となってい
るが、走行方向51に対して前側又は後側の二つの車輪
を固定車輪にしても良い。
を示す正面断面図、図2は、図1の台車を示し、(A)
は平面図、(B)は側面図である。本実施の形態の台車
1は、惣菜、各種食品、学校給食等のバット、或いは病
院、医療関係備品等の容器を衛生的に運搬するのに好適
なものである。即ち、断面矩形の四隅に相当する場所に
配置した支柱2aと支柱2d、支柱2bと支柱2cの間
に被運搬物、例えば食品を入れたバットを載置する載置
手段15が支えられて設けられている。支柱2(支柱2
a〜2dを総称して「支柱2」と云う)の下部近傍に車
輪としてのキャスター41が取り付けられている。図
1、2において、キャスター41は自由車輪となってい
るが、走行方向51に対して前側又は後側の二つの車輪
を固定車輪にしても良い。
【0017】図1に示すように、載置手段15は、台車
の走行方向51(図2)に対して左右に分割され、片持
ちに支持された棚部材としての棚板16と、この棚板1
6を支え案内する棚支持部材としての棚取付材26とを
有し、棚板16と棚取付材26の組が8対(又は8段)
設けられている。この実施の形態において、載置手段1
5は、台車の走行方向51に対して左右に分割されてい
るが、台車の走行方向51と直角方向に対して左右に分
割されている場合にも本発明は適用出来る。
の走行方向51(図2)に対して左右に分割され、片持
ちに支持された棚部材としての棚板16と、この棚板1
6を支え案内する棚支持部材としての棚取付材26とを
有し、棚板16と棚取付材26の組が8対(又は8段)
設けられている。この実施の形態において、載置手段1
5は、台車の走行方向51に対して左右に分割されてい
るが、台車の走行方向51と直角方向に対して左右に分
割されている場合にも本発明は適用出来る。
【0018】図3は、図1、2の台車の棚板16を立て
かけた状態の正面断面図である。棚板16は被運搬物を
載置しない時は、互いに離反する方向に少なくとも90
度を越える角度迄回動させて立てかけることが可能であ
る。従って、8対ある棚板16の内、被運搬物を載置す
る棚板のみを水平方向にセットしておき、残りの棚板を
立てかけておくことが出来る。上記台車の載置手段15
は、台車の走行方向に対して左右に分割されたものであ
るが、走行方向と直角方向に対して分割させることも出
来る。
かけた状態の正面断面図である。棚板16は被運搬物を
載置しない時は、互いに離反する方向に少なくとも90
度を越える角度迄回動させて立てかけることが可能であ
る。従って、8対ある棚板16の内、被運搬物を載置す
る棚板のみを水平方向にセットしておき、残りの棚板を
立てかけておくことが出来る。上記台車の載置手段15
は、台車の走行方向に対して左右に分割されたものであ
るが、走行方向と直角方向に対して分割させることも出
来る。
【0019】図4は、図1、2の台車の支柱2c、上部
枠材9及びカバー部材36の固定状態を示し、(A)は
平面図、(B)は(A)の I−I 線断面図、(C)は
(A)の II 線矢視図である。台車の支柱2cは、強度
メンバーとなるもので、支柱の片5a、5bは厚肉であ
る。更に、所定長さを有する断面略L形でアルミニウム
合金の押出形材から形成されている。この支柱2cの上
端部における支柱の鈍角側3において、二つの片5a、
5bの各々に枠部材としての上部枠材9が固定される。
上部枠材9は、アルミニウム合金の中空押出形材で、そ
の断面は、図4(C)に示すように、内側側壁に八つの
ビスポケット10が設けられている。支柱2cと上部枠
材9とは、支柱2cの鋭角側4から支柱2cを貫通した
4本のビス50が上部枠材9の四つのビスポケット10
にねじ込まれて固定されている。
枠材9及びカバー部材36の固定状態を示し、(A)は
平面図、(B)は(A)の I−I 線断面図、(C)は
(A)の II 線矢視図である。台車の支柱2cは、強度
メンバーとなるもので、支柱の片5a、5bは厚肉であ
る。更に、所定長さを有する断面略L形でアルミニウム
合金の押出形材から形成されている。この支柱2cの上
端部における支柱の鈍角側3において、二つの片5a、
5bの各々に枠部材としての上部枠材9が固定される。
上部枠材9は、アルミニウム合金の中空押出形材で、そ
の断面は、図4(C)に示すように、内側側壁に八つの
ビスポケット10が設けられている。支柱2cと上部枠
材9とは、支柱2cの鋭角側4から支柱2cを貫通した
4本のビス50が上部枠材9の四つのビスポケット10
にねじ込まれて固定されている。
【0020】支柱2cの下端部においても、支柱2cと
下部枠材12とは、上端部と同様の構造で固定されてい
る。下部枠材12は、上部枠材9と同一のものである。
他の支柱2a、2b、2dと上部及び下部枠材9、12
の固定についても支柱2cの場合と同様である。従っ
て、台車1は、縦方向の4本の支柱2a〜2dと上部枠
材9及び下部枠材12と、上端部及び下端部において上
枠8及び下枠11を形成し、支柱2、上部枠材9及び下
部枠材12は強固に固定されている。
下部枠材12とは、上端部と同様の構造で固定されてい
る。下部枠材12は、上部枠材9と同一のものである。
他の支柱2a、2b、2dと上部及び下部枠材9、12
の固定についても支柱2cの場合と同様である。従っ
て、台車1は、縦方向の4本の支柱2a〜2dと上部枠
材9及び下部枠材12と、上端部及び下端部において上
枠8及び下枠11を形成し、支柱2、上部枠材9及び下
部枠材12は強固に固定されている。
【0021】更に、図4(A)に示すように、支柱の片
5a、5bの先端の稜6はカバー部材36の両端ビスポ
ケット38に適合する円形状断面になっており、カバー
部材36の両端ビスポケット38が嵌挿されることによ
り支柱の鋭角側4にカバー部材36が固定される。カバ
ー部材36は、支柱と上部枠材9、下部枠材12及び棚
取付材26を締結するビス頭を隠す。カバー部材36の
外側面は、滑らかな曲線になっており、本実施の形態に
おいては中央部が円弧、その両側部が直線状となり、中
央部と両端部の内側にビスポケット38を持ち、後述の
キャスター取付座45とキャップ材48がビスで固定さ
れる。又、カバー部材36もアルミニウム合金の押出形
材で形成されている。
5a、5bの先端の稜6はカバー部材36の両端ビスポ
ケット38に適合する円形状断面になっており、カバー
部材36の両端ビスポケット38が嵌挿されることによ
り支柱の鋭角側4にカバー部材36が固定される。カバ
ー部材36は、支柱と上部枠材9、下部枠材12及び棚
取付材26を締結するビス頭を隠す。カバー部材36の
外側面は、滑らかな曲線になっており、本実施の形態に
おいては中央部が円弧、その両側部が直線状となり、中
央部と両端部の内側にビスポケット38を持ち、後述の
キャスター取付座45とキャップ材48がビスで固定さ
れる。又、カバー部材36もアルミニウム合金の押出形
材で形成されている。
【0022】次に、載置手段15について、更に詳しく
説明する。図5は、図1、2の台車の棚板16と棚取付
材26の関係を示し、(A)は棚板16が水平の状態の
断面図、(B)は棚板16が立てかけられた状態の断面
図である。載置手段15は、被運搬物を載置する棚部材
としての棚板16と、棚板16を支える棚支持部材とし
ての棚取付材26とを有している。棚板16と棚取付材
26は、アルミニウム合金の押出形材で形成されてい
る。
説明する。図5は、図1、2の台車の棚板16と棚取付
材26の関係を示し、(A)は棚板16が水平の状態の
断面図、(B)は棚板16が立てかけられた状態の断面
図である。載置手段15は、被運搬物を載置する棚部材
としての棚板16と、棚板16を支える棚支持部材とし
ての棚取付材26とを有している。棚板16と棚取付材
26は、アルミニウム合金の押出形材で形成されてい
る。
【0023】更に、棚板16は、被運搬物が載置される
載置部17と、基端側21が円弧状の溝22及びこの円
弧状の溝22の外側面23を形成する略円形断面の円形
状片24とが設けられている。載置部17の先端側18
には、棚板16を上方に回動させるに便利な手かけ19
が設けられている。
載置部17と、基端側21が円弧状の溝22及びこの円
弧状の溝22の外側面23を形成する略円形断面の円形
状片24とが設けられている。載置部17の先端側18
には、棚板16を上方に回動させるに便利な手かけ19
が設けられている。
【0024】一方、棚取付材26は、棚板16の円形状
片24を内側面30で支え、棚板16の円弧状の溝22
に遊嵌して棚板16の上方への回動の案内となる円弧状
片27と、この円弧状片27を支える基体部33とが設
けられている。円弧状片27は、棚板16を水平に支え
るための突起31を有しており、棚板の基端側円弧状の
溝22の内側面を形成する内側下片25の先端が当接し
て棚板16を水平に支える。基体部33は、中空押出形
材で堅牢に形成されており、内側の上部と下部にビスポ
ケット34が設けられ、図示していない支柱にビスで締
結される。
片24を内側面30で支え、棚板16の円弧状の溝22
に遊嵌して棚板16の上方への回動の案内となる円弧状
片27と、この円弧状片27を支える基体部33とが設
けられている。円弧状片27は、棚板16を水平に支え
るための突起31を有しており、棚板の基端側円弧状の
溝22の内側面を形成する内側下片25の先端が当接し
て棚板16を水平に支える。基体部33は、中空押出形
材で堅牢に形成されており、内側の上部と下部にビスポ
ケット34が設けられ、図示していない支柱にビスで締
結される。
【0025】図6は、図5と同様の棚板16が上方に取
り外される途中の状態の断面図である。棚取付材26
は、上方に開口する開口部28を有し、棚板16を図5
の水平状態から互いに離反する方向、即ち図5で時計回
り方向に回動させつつ右斜め上方へ移動させ、更に左上
方へ移動させて棚板16を抜き去ることにより、一定の
角度範囲で棚取付材26から上方に取り外せるように形
成されている。
り外される途中の状態の断面図である。棚取付材26
は、上方に開口する開口部28を有し、棚板16を図5
の水平状態から互いに離反する方向、即ち図5で時計回
り方向に回動させつつ右斜め上方へ移動させ、更に左上
方へ移動させて棚板16を抜き去ることにより、一定の
角度範囲で棚取付材26から上方に取り外せるように形
成されている。
【0026】図7は、図1、2の台車の支柱2a〜2d
上端に取り付けられるキャップ材48を示し、(A)は
平面図、(B)は側面図である。キャップ材48には、
二つのビス孔49が設けられ、各々図4(A)に示した
支柱のビスポケット7とカバー部材のビスポケット38
にビスを介して固定される。キャップ材48の材質は、
アルミニウム合金、プラスチック等適宜選定される。
上端に取り付けられるキャップ材48を示し、(A)は
平面図、(B)は側面図である。キャップ材48には、
二つのビス孔49が設けられ、各々図4(A)に示した
支柱のビスポケット7とカバー部材のビスポケット38
にビスを介して固定される。キャップ材48の材質は、
アルミニウム合金、プラスチック等適宜選定される。
【0027】図8は、図1、2の台車のキャスター取付
座45を示し、(A)は平面図、(B)は側面図であ
る。キャスター取付座45にはナット46が溶接され、
このナット46を取り付けた側が上側となり下側から図
示していないキャスター41の取付ボルトが締結されロ
ックナットによってロックされる。更に、キャスター取
付座45には四個所のビス孔47が設けられ、図4
(A)に示すビスポケット7、38にビスで締結され
る。但し、カバー部材36の両端部のビスポケット38
に締結される時には、支柱の稜の一部が切り欠かれ、カ
バー部材36のビスポケット38にビスのための空間が
確保される。
座45を示し、(A)は平面図、(B)は側面図であ
る。キャスター取付座45にはナット46が溶接され、
このナット46を取り付けた側が上側となり下側から図
示していないキャスター41の取付ボルトが締結されロ
ックナットによってロックされる。更に、キャスター取
付座45には四個所のビス孔47が設けられ、図4
(A)に示すビスポケット7、38にビスで締結され
る。但し、カバー部材36の両端部のビスポケット38
に締結される時には、支柱の稜の一部が切り欠かれ、カ
バー部材36のビスポケット38にビスのための空間が
確保される。
【0028】以上の構造を有する本実施の形態の台車1
は、次のように作用する。即ち、断面略L形の支柱2の
上端部と下端部の各々において、略L形の支柱の鈍角側
3に上部枠材9と下部枠材12を締結するので、支柱2
の上端部と下端部に矩形状の上枠8及び下枠11が形成
され、台車の構造が単純で強度的にしっかりした構造体
が形成される。載置手段の棚板16は、左右に分割さ
れ、且つ片持ちに支持されているので、被運搬物を載置
しない時は、立てかけることが容易であり、種々の被運
搬物の高さに応じて被運搬物が接触する棚板を立てかけ
て載置部分の高さを容易に調節出来る。その上、棚板1
6は左右に分割されているので軽量になる。更に、棚板
16は90度を越える角度迄回動させた状態で立てかけ
ることが可能であるので、立てかけた時に倒れることな
く安定している。
は、次のように作用する。即ち、断面略L形の支柱2の
上端部と下端部の各々において、略L形の支柱の鈍角側
3に上部枠材9と下部枠材12を締結するので、支柱2
の上端部と下端部に矩形状の上枠8及び下枠11が形成
され、台車の構造が単純で強度的にしっかりした構造体
が形成される。載置手段の棚板16は、左右に分割さ
れ、且つ片持ちに支持されているので、被運搬物を載置
しない時は、立てかけることが容易であり、種々の被運
搬物の高さに応じて被運搬物が接触する棚板を立てかけ
て載置部分の高さを容易に調節出来る。その上、棚板1
6は左右に分割されているので軽量になる。更に、棚板
16は90度を越える角度迄回動させた状態で立てかけ
ることが可能であるので、立てかけた時に倒れることな
く安定している。
【0029】更に、棚板16の円弧状の溝22に棚取付
材26の円弧状片27が遊嵌し、且つ円弧状片27の円
弧状内側面30が棚板の円形状片24を支えることによ
って、棚板16は円滑に上方に回動することが出来る。
棚取付材の基体部33は、支柱2に締結されるので、支
柱の上部及び下部枠材9、12と共に堅牢な台車枠体を
形成する。
材26の円弧状片27が遊嵌し、且つ円弧状片27の円
弧状内側面30が棚板の円形状片24を支えることによ
って、棚板16は円滑に上方に回動することが出来る。
棚取付材の基体部33は、支柱2に締結されるので、支
柱の上部及び下部枠材9、12と共に堅牢な台車枠体を
形成する。
【0030】更に、棚取付材26が開口部28を有して
いるので棚板16を一定の角度範囲で上方に取り外せ、
これによって、棚板16及び棚取付材26の双方を容易
に洗浄出来、清潔に保つことが出来る。
いるので棚板16を一定の角度範囲で上方に取り外せ、
これによって、棚板16及び棚取付材26の双方を容易
に洗浄出来、清潔に保つことが出来る。
【0031】更に、滑らかな外側面37を持つカバー部
材36を支柱の鋭角側4に取り付けることにより、台車
のコーナが角ばらず、取り扱い上安全であり、美観上も
良好である。
材36を支柱の鋭角側4に取り付けることにより、台車
のコーナが角ばらず、取り扱い上安全であり、美観上も
良好である。
【0032】そして、台車の支柱2、枠部材9、12、
載置手段の棚板16と棚取付材26及びカバー部材36
等の主要部材が、アルミニウム合金の押出形材で形成さ
れたことにより、主要部材の断面形状を比較的自由に設
計出来、従って台車の構造に適した単純な部材とするこ
とが出来る。その上、押出形材の表面に適宜アルマイト
等の表面処理を施すことにより耐食性があり美麗な表面
を得ることが容易に経済的に出来る。
載置手段の棚板16と棚取付材26及びカバー部材36
等の主要部材が、アルミニウム合金の押出形材で形成さ
れたことにより、主要部材の断面形状を比較的自由に設
計出来、従って台車の構造に適した単純な部材とするこ
とが出来る。その上、押出形材の表面に適宜アルマイト
等の表面処理を施すことにより耐食性があり美麗な表面
を得ることが容易に経済的に出来る。
【0033】
【発明の効果】本発明の台車によれば、種々の被運搬物
の高さに応じて載置空間高さを容易に調節することが出
来ると共に、載置部を取り外して洗浄し清潔に保つこと
が出来る。更に、台車の構造が単純で軽量であり、取り
扱い上安全である。
の高さに応じて載置空間高さを容易に調節することが出
来ると共に、載置部を取り外して洗浄し清潔に保つこと
が出来る。更に、台車の構造が単純で軽量であり、取り
扱い上安全である。
【図1】本発明に係る台車の一実施の形態を示す正面断
面図である。
面図である。
【図2】図1の台車を示し、(A)は平面図、(B)は
側面図である。
側面図である。
【図3】図1、2の台車の棚板が立てかけられた状態の
断面図である。
断面図である。
【図4】図1、2の台車の支柱、上部枠材及びカバー部
材の固定状態を示し、(A)は平面図、(B)は(A)
の I−I 線断面図、(C)は(A)の II 線矢視図であ
る。
材の固定状態を示し、(A)は平面図、(B)は(A)
の I−I 線断面図、(C)は(A)の II 線矢視図であ
る。
【図5】図1、2の台車の棚板と棚取付材の関係を示
し、(A)は棚板が水平の状態の断面図、(B)は棚板
が立てかけられた状態の断面図である。
し、(A)は棚板が水平の状態の断面図、(B)は棚板
が立てかけられた状態の断面図である。
【図6】図5と同様の棚板が上方に取り外される途中の
状態の断面図である。
状態の断面図である。
【図7】図1、2の台車の支柱のキャップ材を示し、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図8】図1、2の台車のキャスター取付座を示し、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
(A)は平面図、(B)は側面図である。
1 台車 2、2a〜2d 支柱 3 鈍角側 4 鋭角側 6 稜 8 上枠 9 上部枠材(枠部材) 11 下枠 12 下部枠材(枠部材) 15 載置手段 16 棚板(棚部材) 21 基端側 22 円弧状の溝 23 外側面 24 円形状片 26 棚取付材(棚支持部材) 27 円弧状片 28 開口部 30 内側面 36 カバー部材 37 外側面 41 キャスター(車輪) 51 走行方向
Claims (5)
- 【請求項1】 断面矩形の四隅に相当する場所に配置し
た支柱に支えられた被運搬物を載置する載置手段が設け
られ、前記支柱の下部近傍に車輪が取り付けられて前記
被運搬物を運搬する台車において、所定長さを有する断
面略L形の前記支柱と、該支柱の上端部と下端部の各々
を介して鈍角側に締結されて矩形状の上枠及び下枠を形
成する枠部材とを備え、前記載置手段は、前記台車の走
行方向又は走行方向と直角方向に対して左右に分割され
ていると共に片持ちに支持された棚部材を有し、該棚部
材は前記被運搬物を載置しない時は、互いに離反する方
向に少なくとも90度を越える角度迄回動させて立てか
けることが可能なことを特徴とする台車。 - 【請求項2】 請求項1において、前記載置手段は、基
端側が円弧状の溝及び該円弧状の溝の外側面を形成する
略円形断面の円形状片を設けた前記棚部材と、該棚部材
の円形状片を内側面で支え、該棚部材の円弧状の溝に遊
嵌して前記棚部材の上方への回動の案内となる円弧状片
を設けると共に該円弧状片を支える基体部が前記支柱に
締結される棚支持部材とを有することを特徴とする台
車。 - 【請求項3】 請求項2において、前記棚支持部材は上
方に開口する開口部を有し、前記棚部材を互いに離反す
る方向に回動した時に一定の角度範囲で前記棚支持部材
から上方に取り外せることを特徴とする台車。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前
記支柱の両側の稜に嵌挿され、該支柱の鋭角側を覆う滑
らかな外側面を持つカバー部材を備えたことを特徴とす
る台車。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、前
記台車の主要部材は、アルミニウム合金の押出形材で形
成されたことを特徴とする台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4785097A JPH10236316A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 台 車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4785097A JPH10236316A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 台 車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10236316A true JPH10236316A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12786854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4785097A Pending JPH10236316A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 台 車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10236316A (ja) |
-
1997
- 1997-03-03 JP JP4785097A patent/JPH10236316A/ja active Pending
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