JPH10235624A - フェライト粉末の製造方法及び製造装置 - Google Patents
フェライト粉末の製造方法及び製造装置Info
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- JPH10235624A JPH10235624A JP9061890A JP6189097A JPH10235624A JP H10235624 A JPH10235624 A JP H10235624A JP 9061890 A JP9061890 A JP 9061890A JP 6189097 A JP6189097 A JP 6189097A JP H10235624 A JPH10235624 A JP H10235624A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/12—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials
- H01F1/34—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites
- H01F1/36—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites in the form of particles
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 粒度分布のばらつきが小さく、かつ、所望の
粒子径の造粒粉末を得ることができるフェライト粉末の
製造装置の提供。 【解決手段】 チャンバー1内に導入された圧力ノズル
4に設けられたオリフィス6の両側に相対向させて空芯
コイル5を設置したフェライト粉末の製造装置。
粒子径の造粒粉末を得ることができるフェライト粉末の
製造装置の提供。 【解決手段】 チャンバー1内に導入された圧力ノズル
4に設けられたオリフィス6の両側に相対向させて空芯
コイル5を設置したフェライト粉末の製造装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェライト粉末の
製造方法及び製造装置に関し、特に、スプレードライ方
式のフェライト粉末の製造方法及び製造装置に関するも
のである。
製造方法及び製造装置に関し、特に、スプレードライ方
式のフェライト粉末の製造方法及び製造装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】フェライトの製造工程は、原料粉末を混
合、仮焼、粉砕、造粒した後、成形し、本焼成する工程
が一般的である。
合、仮焼、粉砕、造粒した後、成形し、本焼成する工程
が一般的である。
【0003】その中で、成形工程における成形方法に
は、鋳込み成形、射出成形、等方成形、乾式成形等の方
法があるが、その中でも、乾式成形は、複雑な製品形状
を容易に大量に得ることができることから、一般的に用
いられている。
は、鋳込み成形、射出成形、等方成形、乾式成形等の方
法があるが、その中でも、乾式成形は、複雑な製品形状
を容易に大量に得ることができることから、一般的に用
いられている。
【0004】現在、工業的に広く用いられている乾式成
形用粉末は、工程の簡便さ、造粒粉末の流動性の良さに
おいて優れる、スプレードライ方式により製造されるも
のが多い。
形用粉末は、工程の簡便さ、造粒粉末の流動性の良さに
おいて優れる、スプレードライ方式により製造されるも
のが多い。
【0005】これは、熱風を吹き込んだチャンバー内に
スラリーを噴霧し、表面張力によって球状となった液滴
から溶媒を蒸発させ、乾燥と造粒を同時に行う方法であ
る。
スラリーを噴霧し、表面張力によって球状となった液滴
から溶媒を蒸発させ、乾燥と造粒を同時に行う方法であ
る。
【0006】又、均一な製品密度を得るために、フェラ
イト粉末には、 粉末の流動性が良く、ダイスの中に粉末が均一に充填
されること、 粉末とダイス壁面との摩擦が小さいこと、のような性
質が求められる。
イト粉末には、 粉末の流動性が良く、ダイスの中に粉末が均一に充填
されること、 粉末とダイス壁面との摩擦が小さいこと、のような性
質が求められる。
【0007】一般に、スプレードライ方式では、得られ
る二次粒子の粒径の制御が困難であり、又、粒度分布の
ばらつきが大きくなるため、流動性も悪く、ダイス壁面
間との摩擦が小さい粉末を得ることは難しい。
る二次粒子の粒径の制御が困難であり、又、粒度分布の
ばらつきが大きくなるため、流動性も悪く、ダイス壁面
間との摩擦が小さい粉末を得ることは難しい。
【0008】スプレードライ方式での造粒の場合、造粒
粉末の粒径は、スラリーが噴霧された時の液滴径によっ
て決定され、液滴径は、主にスラリーの濃度、粘度によ
って、ある程度、変更できる。即ち、スラリーの濃度及
び粘度を大きくすれば、粒径は大きくなり、又、濃度及
び粘度を低くすれば、粒径は小さくなる。
粉末の粒径は、スラリーが噴霧された時の液滴径によっ
て決定され、液滴径は、主にスラリーの濃度、粘度によ
って、ある程度、変更できる。即ち、スラリーの濃度及
び粘度を大きくすれば、粒径は大きくなり、又、濃度及
び粘度を低くすれば、粒径は小さくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スラリ
ーの濃度及び粘度を低くすれば、水分が多くなるため
に、乾燥に要する熱量を増やさなければならず、又、濃
度及び粘度を高くすれば、媒体のスラリーの輸送に支障
をきたし、装置的なトラブルが起こり易い等の問題があ
る。
ーの濃度及び粘度を低くすれば、水分が多くなるため
に、乾燥に要する熱量を増やさなければならず、又、濃
度及び粘度を高くすれば、媒体のスラリーの輸送に支障
をきたし、装置的なトラブルが起こり易い等の問題があ
る。
【0010】従って、本発明の技術的課題は、上記欠点
を解決し、粒度分布のばらつきが小さく、かつ、所望の
粒子径の造粒粉末を得ることができるフェライト粉末の
製造方法及び製造装置を提供することである。
を解決し、粒度分布のばらつきが小さく、かつ、所望の
粒子径の造粒粉末を得ることができるフェライト粉末の
製造方法及び製造装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、種々の検討
を行った結果、スラリーを噴霧し、溶媒の除去を行うチ
ャンバー内で噴霧したスラリーに磁界を加えることによ
り、所望の粒径を有し、顆粒を構成する一次粒子の分布
が均一となり、かつ、粒度分布のばらつきが小さい造粒
粉末の製造方法及び製造装置が発明できた。
を行った結果、スラリーを噴霧し、溶媒の除去を行うチ
ャンバー内で噴霧したスラリーに磁界を加えることによ
り、所望の粒径を有し、顆粒を構成する一次粒子の分布
が均一となり、かつ、粒度分布のばらつきが小さい造粒
粉末の製造方法及び製造装置が発明できた。
【0012】即ち、本発明は、固形分と溶媒を混合した
スラリーをスプレードライヤーのチャンバー内に噴霧し
て得られるフェライト粉末の製造方法において、前記ス
ラリーを噴霧し、噴霧したスラリーに磁界を印加し、前
記チャンバー内に熱風を投入し、噴霧したスラリーから
溶媒を除去することを特徴とするフェライト粉末の製造
方法である。
スラリーをスプレードライヤーのチャンバー内に噴霧し
て得られるフェライト粉末の製造方法において、前記ス
ラリーを噴霧し、噴霧したスラリーに磁界を印加し、前
記チャンバー内に熱風を投入し、噴霧したスラリーから
溶媒を除去することを特徴とするフェライト粉末の製造
方法である。
【0013】本発明は、固形分と溶媒を混合したスラリ
ーをチャンバー内に噴霧し、噴霧したスラリーから溶媒
を除去して造粒粉末を得るスプレードライ式のフェライ
ト粉末の製造装置において、前記チャンバー内に前記噴
霧したスラリーに磁界を印加する手段を設けたことを特
徴とするフェライト粉末の製造装置である。
ーをチャンバー内に噴霧し、噴霧したスラリーから溶媒
を除去して造粒粉末を得るスプレードライ式のフェライ
ト粉末の製造装置において、前記チャンバー内に前記噴
霧したスラリーに磁界を印加する手段を設けたことを特
徴とするフェライト粉末の製造装置である。
【0014】本発明は、上記フェライト粉末の製造装置
において、前記磁界を印加する手段として空芯コイルを
用いることを特徴とするフェライト粉末の製造装置であ
る。
において、前記磁界を印加する手段として空芯コイルを
用いることを特徴とするフェライト粉末の製造装置であ
る。
【0015】本発明は、上記フェライト粉末の製造装置
において、前記空芯コイルを、前記スラリーを供給する
ための圧力ノズルに設けられたオリフィスの両側に相対
向させて設置したことを特徴とするフェライト粉末の製
造装置である。
において、前記空芯コイルを、前記スラリーを供給する
ための圧力ノズルに設けられたオリフィスの両側に相対
向させて設置したことを特徴とするフェライト粉末の製
造装置である。
【0016】本発明によれば、ノズルより噴霧されたス
ラリーに任意の強さの磁界を印加すると、一次粒子が凝
集する。その結果、スラリーの粘度が高くなり、スラリ
ーが液膜から液滴に変化する過程において、大きな粒径
の液滴が生成され、造粒粉末の粒径は、大きくなり、ス
ラリーの濃度及び粘度の調整なしに、所望の粒径の造粒
粉末を得ることができ、生産性に優れた濃度及び粘度で
造粒を行うことができる。
ラリーに任意の強さの磁界を印加すると、一次粒子が凝
集する。その結果、スラリーの粘度が高くなり、スラリ
ーが液膜から液滴に変化する過程において、大きな粒径
の液滴が生成され、造粒粉末の粒径は、大きくなり、ス
ラリーの濃度及び粘度の調整なしに、所望の粒径の造粒
粉末を得ることができ、生産性に優れた濃度及び粘度で
造粒を行うことができる。
【0017】又、オリフィスから高速に流出する液膜
が、オリフィスから遠ざかる距離により薄くなり、速度
の低下に伴い、自然と表面張力により液滴状態に推移す
る。
が、オリフィスから遠ざかる距離により薄くなり、速度
の低下に伴い、自然と表面張力により液滴状態に推移す
る。
【0018】しかし、液膜から液滴が生じる際に、液滴
の元となる液膜部分にばらつきがあると、不完全な分離
が起き、例えば、2個に分離すべきところが、中間に微
妙な3個めの液滴を生じてしまう等、均一な粒度分布を
持つ顆粒が得られにくい。
の元となる液膜部分にばらつきがあると、不完全な分離
が起き、例えば、2個に分離すべきところが、中間に微
妙な3個めの液滴を生じてしまう等、均一な粒度分布を
持つ顆粒が得られにくい。
【0019】しかし、本発明によれば、スラリーに磁界
を印加し、一次粒子間に表面張力以外に磁気的な引力が
働くので、前述したような微妙な液滴は、生成しにく
く、造粒粉末の粒度分布は、シャープなものとなる。
を印加し、一次粒子間に表面張力以外に磁気的な引力が
働くので、前述したような微妙な液滴は、生成しにく
く、造粒粉末の粒度分布は、シャープなものとなる。
【0020】更に、一次粒子間に磁気的な引力が働くの
で、媒体の蒸発に伴う微粉の顆粒表面への移行を抑える
ことができ、顆粒内の一次粒子の分布は、均一なものと
なる。
で、媒体の蒸発に伴う微粉の顆粒表面への移行を抑える
ことができ、顆粒内の一次粒子の分布は、均一なものと
なる。
【0021】又、その結果、顆粒は、多孔な状態となる
ため、通気性を有し、乾燥効率が向上すると共に、顆粒
内部の圧力が増加せずに乾燥が進むため、顆粒が真球状
となる。
ため、通気性を有し、乾燥効率が向上すると共に、顆粒
内部の圧力が増加せずに乾燥が進むため、顆粒が真球状
となる。
【0022】又、噴霧されたスラリーに、高周波の磁界
を印加することにより、フェライト粒子の渦電流損失に
より発熱し、乾燥効率が向上する。
を印加することにより、フェライト粒子の渦電流損失に
より発熱し、乾燥効率が向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0024】図1は、本発明の実施の形態の乾式成形用
フェライト粉末の製造装置の説明図である。又、図2
は、図1に示す本発明の乾式成形用フェライト粉末の製
造装置に用いられる磁場発生装置の説明図である。
フェライト粉末の製造装置の説明図である。又、図2
は、図1に示す本発明の乾式成形用フェライト粉末の製
造装置に用いられる磁場発生装置の説明図である。
【0025】図1に示す対向流のスプレードライ方式の
フェライト粉末の製造装置において、圧力ノズル4に設
けられたオリフィス6から噴霧されたスラリー7は、液
膜状態から液滴8となる。なお、この時のスラリー7
は、混合後、予焼して、解砕したMn−Znフェライト
であり、固形分の濃度が60重量%である。
フェライト粉末の製造装置において、圧力ノズル4に設
けられたオリフィス6から噴霧されたスラリー7は、液
膜状態から液滴8となる。なお、この時のスラリー7
は、混合後、予焼して、解砕したMn−Znフェライト
であり、固形分の濃度が60重量%である。
【0026】又、噴霧され液滴化するスラリーは、図2
に示すように、圧力ノズル4のオリフィス6の両側に対
向して設けられた空芯コイル5間に発生させた3〜5K
Gの磁界中を通過させて液滴8となる。
に示すように、圧力ノズル4のオリフィス6の両側に対
向して設けられた空芯コイル5間に発生させた3〜5K
Gの磁界中を通過させて液滴8となる。
【0027】この磁界を通過した液滴8は、凝集した
後、表面張力によって球となり、チャンバー1内を落下
し、下部排出口9より造粒粉末として排出される。
後、表面張力によって球となり、チャンバー1内を落下
し、下部排出口9より造粒粉末として排出される。
【0028】なお、本発明の実施の形態において、チャ
ンバー1の寸法は、高さが6m、直胴部の直径が3.5
mであり、磁界を発生させるために圧力ノズル4の両側
に設けた空芯コイル5の直径は、10cmであり、空芯
コイル5間のギャップは、20cmである。
ンバー1の寸法は、高さが6m、直胴部の直径が3.5
mであり、磁界を発生させるために圧力ノズル4の両側
に設けた空芯コイル5の直径は、10cmであり、空芯
コイル5間のギャップは、20cmである。
【0029】又、チャンバー1に投入される熱風2の温
度は、300℃であり、排出口9から排出される熱風の
温度は、150℃であった。
度は、300℃であり、排出口9から排出される熱風の
温度は、150℃であった。
【0030】なお、フェライトのキュリー温度は、25
0℃程度であるのに対し、チャンバー内は300℃程度
であるが、磁場を印加する造粒初期の段階では、フェラ
イト粒子はスラリー状態であり、更に磁界を印加する出
口付近の温度は、150℃程度であるため、フェライト
粒子の温度は、キュリー温度まで上昇せず、磁化を失う
ことはない。
0℃程度であるのに対し、チャンバー内は300℃程度
であるが、磁場を印加する造粒初期の段階では、フェラ
イト粒子はスラリー状態であり、更に磁界を印加する出
口付近の温度は、150℃程度であるため、フェライト
粒子の温度は、キュリー温度まで上昇せず、磁化を失う
ことはない。
【0031】以上のごとくして得られた本発明によるフ
ェライト粉末と比較するために、上記製造方法におい
て、空芯コイル5に通電をしない状態でスラリーを噴霧
し、液滴8を、磁界中を通過させずに造粒し、比較フェ
ライト粉末を得た。
ェライト粉末と比較するために、上記製造方法におい
て、空芯コイル5に通電をしない状態でスラリーを噴霧
し、液滴8を、磁界中を通過させずに造粒し、比較フェ
ライト粉末を得た。
【0032】表1に、本発明による方法で造粒したフェ
ライト粉末と比較フェライト粉末の累積頻度が50%と
なる顆粒の平均粒径を示す。
ライト粉末と比較フェライト粉末の累積頻度が50%と
なる顆粒の平均粒径を示す。
【0033】
【0034】又、図3〜図5に、本発明による方法で造
粒したフェライト粉末と比較フェライト粉末の粒度分布
を示す。図3は、従来方法によるフェライト粉末の粒度
分布、図4は、印加磁界を3KGで造粒した本発明によ
るフェライト粉末の粒度分布、図5は、印加磁界を5K
Gで造粒した本発明によるフェライト粉末の粒度分布で
ある。
粒したフェライト粉末と比較フェライト粉末の粒度分布
を示す。図3は、従来方法によるフェライト粉末の粒度
分布、図4は、印加磁界を3KGで造粒した本発明によ
るフェライト粉末の粒度分布、図5は、印加磁界を5K
Gで造粒した本発明によるフェライト粉末の粒度分布で
ある。
【0035】表1及び図3〜図5より、本発明による方
法で造粒したフェライト粉末の方が、比較フェライト粉
末と比較して、シャープな粒度分布となっていることが
わかる。又、加える磁界の強さにより、造粒粉末の平均
粒径が異なり、印加磁界が大きいほど大きいことがわか
る。
法で造粒したフェライト粉末の方が、比較フェライト粉
末と比較して、シャープな粒度分布となっていることが
わかる。又、加える磁界の強さにより、造粒粉末の平均
粒径が異なり、印加磁界が大きいほど大きいことがわか
る。
【0036】
【発明の効果】以上、述べたごとく、本発明によれば、
スラリーを噴霧し溶媒の除去を行うチャンバー内で噴霧
したスラリーに、任意の磁界を加えることにより、粒度
分布のばらつきが小さく、所望の粒子径の造粒粉末を得
ることができるフェライト粉末の製造方法及び製造装置
が提供できる。
スラリーを噴霧し溶媒の除去を行うチャンバー内で噴霧
したスラリーに、任意の磁界を加えることにより、粒度
分布のばらつきが小さく、所望の粒子径の造粒粉末を得
ることができるフェライト粉末の製造方法及び製造装置
が提供できる。
【図1】本発明の実施の形態のフェライト粉末の製造装
置の説明図。
置の説明図。
【図2】図1に示すフェライト粉末の製造装置に用いら
れる磁場発生装置の説明図。
れる磁場発生装置の説明図。
【図3】従来の製造方法によるフェライト粉末の粒度分
布を示す図。
布を示す図。
【図4】3KGの磁場を印加した時の本発明によるフェ
ライト粉末の粒度分布を示す図。
ライト粉末の粒度分布を示す図。
【図5】5KGの磁場を印加した時の本発明によるフェ
ライト粉末の粒度分布を示す図。
ライト粉末の粒度分布を示す図。
1 チャンバー 2 熱風 3 印加磁場 4 圧力ノズル 5 空芯コイル 6 オリフィス 7 スラリー 8 液滴 9 (下部)排出口
Claims (4)
- 【請求項1】 固形分と溶媒を混合したスラリーをスプ
レードライヤーのチャンバー内に噴霧して得られるフェ
ライト粉末の製造方法において、前記スラリーを噴霧
し、噴霧したスラリーに磁界を印加し、前記チャンバー
内に熱風を投入し、噴霧したスラリーから溶媒を除去す
ることを特徴とするフェライト粉末の製造方法。 - 【請求項2】 固形分と溶媒を混合したスラリーをチャ
ンバー内に噴霧し、噴霧したスラリーから溶媒を除去し
て造粒粉末を得るスプレードライ式のフェライト粉末の
製造装置において、前記チャンバー内に前記噴霧したス
ラリーに磁界を印加する手段を設けたことを特徴とする
フェライト粉末の製造装置。 - 【請求項3】 請求項2記載のフェライト粉末の製造装
置において、前記磁界を印加する手段として空芯コイル
を用いることを特徴とするフェライト粉末の製造装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のフェライト粉末の製造装
置において、前記空芯コイルを、前記スラリーを供給す
るための圧力ノズルに設けられたオリフィスの両側に相
対向させて設置したことを特徴とするフェライト粉末の
製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9061890A JPH10235624A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | フェライト粉末の製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9061890A JPH10235624A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | フェライト粉末の製造方法及び製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10235624A true JPH10235624A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=13184204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9061890A Pending JPH10235624A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | フェライト粉末の製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10235624A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2019123681A1 (ja) * | 2017-12-20 | 2019-12-19 | Jfeケミカル株式会社 | MnCoZn系フェライトおよびその製造方法 |
CN116143509A (zh) * | 2021-11-22 | 2023-05-23 | 横店集团东磁股份有限公司 | 一种铁氧体、其制备方法及烧结永磁铁氧体的制备方法 |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP9061890A patent/JPH10235624A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2019123681A1 (ja) * | 2017-12-20 | 2019-12-19 | Jfeケミカル株式会社 | MnCoZn系フェライトおよびその製造方法 |
CN116143509A (zh) * | 2021-11-22 | 2023-05-23 | 横店集团东磁股份有限公司 | 一种铁氧体、其制备方法及烧结永磁铁氧体的制备方法 |
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