JPH10235558A - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

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Publication number
JPH10235558A
JPH10235558A JP4243297A JP4243297A JPH10235558A JP H10235558 A JPH10235558 A JP H10235558A JP 4243297 A JP4243297 A JP 4243297A JP 4243297 A JP4243297 A JP 4243297A JP H10235558 A JPH10235558 A JP H10235558A
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JP
Japan
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turntable
chuck table
polishing
rotational force
rotation
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Application number
JP4243297A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Shinoyama
洋 篠山
Takashi Koda
隆 鴻田
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Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、半導体ウェーハを研磨する研磨装置
に関し、ターンテーブルのチャックテーブルを回転駆動
させるために必要なケーブルの配線方法を改善すること
にある。 【解決手段】被加工物を保持するチャックテーブル12
と、該チャックテーブルが2以上配設されたターンテー
ブル10と、該チャックテーブルに被加工物を搬出入す
る被加工物搬出入領域と、該チャックテーブルに保持さ
れた被加工物を研磨する研磨領域と、を少なくとも含
み、該ターンテーブルは、チャックテーブルを被加工物
搬出入領域と研磨領域とに位置付ける研磨装置1Aであ
って、該研磨領域の下部には、該ターンテーブルの回転
によって位置付けられたチャックテーブルに回転力を伝
達する駆動手段が配設されており、該チャックテーブル
と該駆動手段とはクラッチ手段30,31によって着脱
することとした研磨装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハを
研磨する研磨装置に係り、詳しくは研磨装置におけるタ
ーンテーブルの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウェーハのウェーハメイキ
ングにおいてはその両面が平坦面になるように研磨さ
れ、IC等の回路が形成されているウェーハにおいては
該回路が形成されていない裏面側が放熱効果を高めるた
め薄く研磨される。
【0003】その半導体ウェーハを研磨するための研磨
装置1の要部の概略構成とその作用を説明すると、図1
3に示すように、水平状態に置かれる作業テーブル2
と、該作業テーブル2上に起立して設けられた支持部材
3と、該支持部材3に上下方向に並列して摺動自在に設
けられたスライド板4,4を介して取り付けられた一対
の砥石用駆動部5,5と、該砥石用駆動部5の下部に突
出した回転軸6に取り付けられたホイールベース7と、
該ホイールベース7に取り付けられた研磨用の砥石8
と、前記スライド板4,4を各々摺動させる移動用駆動
部9,9と、が装備されている。
【0004】また、前記作業テーブル2上には、円盤状
で回転自在なターンテーブル10が配設され、該ターン
テーブル10は、作業テーブル2の内側にあるターンテ
ーブル回転手段で、その周方向に90度または180度
の回転に選択されて反復回転される。
【0005】更に、前記ターンテーブル10のテーブル
上には、半導体ウェーハ11を吸着・支持するチャック
テーブル12が、周方向に90度の均等配置で4箇所に
配設され、各々のチャックテーブル12がターンテーブ
ル10に対して回転自在となっている。
【0006】前記チャックテーブル12を自転させるチ
ャックテーブル回転手段である駆動部が該チャックテー
ブル12の下に配設され、ターンテーブル10に付随し
て回転される。なお、ターンテーブル10において、前
記駆動部5,5に対峙するチャックテーブル12,12
を含むテーブルの略半分を研磨領域Aと言い、残りのテ
ーブルの半分を被加工物搬出入領域Bと言う。
【0007】前記作業テーブル2上には、前記ターンテ
ーブル10のウェーハ搬出入領域Bにおけるチャックテ
ーブル12,12に各々対応して、一対のセンター合わ
せテーブル13,13が設けられるとともに、該センタ
ー合わせテーブル13,13とチャックテーブル12,
12との間に、一対の搬出入手段である搬出アーム1
4,14が設けられている。
【0008】前記センター合わせテーブル13,13の
後方位置の作業テーブル2上に、半導体ウェーハ11を
収納・貯蔵するカセット16が合計4個載置されてい
る。更に、前記各カセット16の開口部から略等距離に
して、該カセット16に収納された半導体ウェーハ11
を取り出したり、逆に、半導体ウェーハ11をカセット
16に収納したりするロボットアーム17が作業テーブ
ル2に設けられている。なお、符号15は半導体ウェー
ハ11の仮受け台を示しており、ウェーハ11の搬送に
おいて適宜使用される。
【0009】このような研磨装置1によって、カセット
16からロボットアーム17によって半導体ウェーハ1
1を取り出してセンター合わせテーブル13に載置し、
搬出アーム14で被加工物搬出入領域Bにおけるチャッ
クテーブル12に前記半導体ウェーハ11を搬出して、
当該チャックテーブル12に半導体ウェーハ11を吸着
・支持させる。そして、前記チャックテーブル12が研
磨領域Aにターンテーブル10によって位置付けられ、
該半導体ウェーハ11がホイールベース7と対峙し砥石
8によって所定厚さに研磨されるものである。
【0010】また、図14に示すように、ターンテーブ
ル10に2個のチャックテーブル12を備えて、そのタ
ーンテーブル10の回転方法やチャックテーブル12の
回転方法は概ね前記研磨装置1と同様に構成されてい
て、半導体ウェーハ11を薄く研磨する1種類研磨専用
の研磨装置1Aも知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記研
磨装置1,1Aにおけるターンテーブル10には、前記
チャックテーブル回転手段における駆動モータ,該チャ
ックテーブル12の傾きを調整する調整用駆動モータ,
その他のチャックテーブル回転検出用のセンサー等が付
随して設けられ、装置の框体側からこれらに電気的接続
を図る電気ケーブルが配線されている。
【0012】よって、ターンテーブル10の反復回転の
際に、そのターンテーブル10に付随して前記駆動モー
タ等が一緒に反復回転されてしまうので、これらに接続
されている前記電気ケーブルが框体側からよじれて引き
回され、その結果ターンテーブルの周辺に設置されてい
る機器に絡みついたり、それらの機器を損傷させたり、
場合によっては当該電気ケーブルが断線されたりするお
それがある。このように、従来の研磨装置における、タ
ーンテーブル側に設けられたチャックテーブルの駆動
部,チャックテーブル傾き調整装置の駆動部,センサー
等には、電気配線の引き回しに解決しなければならない
課題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る研磨装置の
上記課題を解決するための要旨は、被加工物を保持する
チャックテーブルと、該チャックテーブルが2以上配設
されたターンテーブルと、該チャックテーブルに被加工
物を搬出入する被加工物搬出入領域と、該チャックテー
ブルに保持された被加工物を研磨する研磨領域と、を少
なくとも含み、該ターンテーブルは、チャックテーブル
を被加工物搬出入領域と研磨領域とに位置付ける研磨装
置であって、該研磨領域の下部には、該ターンテーブル
の回転によって位置付けられたチャックテーブルに回転
力を伝達する駆動手段が配設されており、該チャックテ
ーブルと該駆動手段とはクラッチ手段によって着脱する
ことである。
【0014】また、前記被加工物搬出入領域の下部に
は、ターンテーブルの回転によって位置付けられたチャ
ックテーブルに回転力を伝達する駆動手段が配設されて
おり、該チャックテーブルと該駆動手段とはクラッチ手
段によって着脱すること、;前記クラッチ手段は、駆動
手段の上部に配設された回転力伝達板と、チャックテー
ブルの下部に配設された被回転力伝達板とを含み、該回
転力伝達板は昇降手段によって昇状態と降状態とに位置
付けられ、昇状態の時に該被回転力伝達板と接触して回
転力を伝達し、降状態の時に離脱すること、;前記回転
力伝達板と被回転伝達板との少なくとも一方に、吸引機
能を持たせたこと、;前記駆動手段は、駆動源と、駆動
力を伝達する伝達ベルトと、該伝達ベルトが巻かれるプ
ーリー手段とからなり、前記プーリー手段には、回転伝
達板を昇降動させる昇降手段が配設されているととも
に、該回転力伝達板の表面に吸引作用を施す吸引手段が
配設されていることである。
【0015】本発明の研磨装置によれば、ターンテーブ
ルによって公転されるチャックテーブルに対して、駆動
手段の回転力がクラッチ手段によって前記チャックテー
ブルに伝達されるので、該駆動手段は前記ターンテーブ
ルで公転されることがなく、研磨装置の框体の所定箇所
に固定されている。よって、当該駆動手段に電気的に配
線されるリード線も、前記ターンテーブルによって回転
移動されることがなく、該リード線等の配線が機器に絡
みつくおそれもなくなる。また、前記クラッチ手段に吸
引手段を付加することにより、そのクラッチ手段におけ
る回転力伝達板と被回転力伝達板とが吸着されて、確実
な回転力の伝達が遂行される。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明に関し、従来技術
(図14)と略同一の外観形状を有する研磨装置1Aに
おいて、その要部である研磨装置1Aにおけるターンテ
ーブルとチャックテーブル及び駆動手段について図面を
参照して説明する。なお、従来例に対応する部分には、
従来例と同一の符号を付けて説明する。
【0017】前記研磨装置1Aのターンテーブル10に
備えられたチャックテーブル12と、これを回転駆動さ
せる駆動手段の構成は、図1乃至図3に示すように、研
磨装置1Aの框体1cに、ターンテーブル10がロータ
リジョイント等の支持部材10dにより回転自在に支持
されている。
【0018】前記ターンテーブル10は、その下部にプ
ーリ部10aが設けられ、そこにベルト20が巻装され
るとともに、框体側部に配設した駆動プーリ21に巻き
掛けられている。
【0019】前記駆動プーリ21は、前記框体1cに取
付けられたブラケット1dで支持されており、該駆動プ
ーリ21の回転軸が、カップリングを介してその下部に
配設された駆動モータ22の回転軸に連結されている。
【0020】このターンテーブル10には、4箇所又は
2箇所にチャックテーブル12が回転自在にして設けら
れている。その支持方法は3点支持にして支持部が設ら
れており、そのうち2箇所の支持部では、図2乃至図3
に示すように、該支持部を上下方向に昇降させるチャッ
クテーブル傾き調整装置23が設けられている。
【0021】前記チャックテーブル傾き調整装置23
は、その調整用モータを回転させてロッドを昇降させる
ことで、チャックテーブル12の傾きを微調整するもの
である。
【0022】また、ターンテーブル10の周囲下側に
は、図3乃至図5に示すように、チャックテーブル用の
回転検出センサー18,前記チャックテーブル傾き調整
装置23の調整用モータ等に、それぞれ信号伝達や電源
供給のための電気ケーブル19aが配線され、併せてこ
れらに対応した電気ケーブル19bが框体側からターン
テーブル10の近傍に配線され、両者を接続するための
脱着コネクタ27が設けられている。
【0023】前記脱着コネクタ27は、ターンテーブル
10側に雌型コネクタ24が設けられ、框体1c側に雄
型コネクタ25が設けられて、構成されている。そし
て、前記雄型コネクタ25は、その側方近傍に併設され
ているエアーシリンダー26のロッド26aにブラケッ
トを介して係合され、該ロッド26aの伸縮により進退
させられるようになっている。そして、このエアーシリ
ンダー26によって前記雌型コネクタ24と雄型コネク
タ25との係合・脱着がなされて、前記駆動モータやセ
ンサー等への電源供給が行われたり、電源供給が遮断さ
れたりするものである。
【0024】また、前記チャックテーブル12の回転軸
は、前記ターンテーブル10の貫通孔から垂下されてロ
ータリーショイント28及びジョイント29を介して、
框体側の支持部材で回転自在に支持された平板状のクラ
ッチプレート30に連結される。
【0025】前記ロータリージョイント28は、チャッ
クテーブル傾き調整装置23で軸心の傾きが調整される
チャックテーブル12の回転軸と、被回転力伝達板であ
るクラッチプレート30の回転軸との軸心ズレを吸収す
るために設けられるものである。
【0026】前記クラッチプレート30の詳細は、図6
に示すように、例えば、ステンレス等の金属製で円盤状
のフランジ部30aと、それと一体に設けた軸部30b
と、フランジ部30aの表面に焼付け手段で貼着したゴ
ム板30c(例えば、ニトリルゴム、その他のゴムの弾
性体で、硬度が約70程度)とから構成されている。
【0027】前記軸部30bの中央部には、クラッチ連
結時の軸心位置決め用の位置決め孔30dが穿設されて
いる。また、この軸部30bの側周面の一部に、キー溝
30eが設けられている。
【0028】前記クラッチプレート30の真下には、互
いの軸心を合わせるようにして、昇降自在な回転力伝達
板であるクラッチプレート31が、クラッチ面を対向さ
せ対峙するようにして設けられている。
【0029】このクラッチプレート31の詳細は、図7
乃至図8に示すように、金属製の例えばステンレス製で
あって、全体が円盤状で前記クラッチプレート30とほ
ぼ同じ直径の大きさに形成され、そのクラッチ面側の中
央部には、後述の位置決めピン32を嵌合・固定するた
めの凹状の台座31aが設けられ、更に軸心に対して同
心円状に吸引溝31b,31cが設けられ、該吸引溝3
1b,31cを互いに連通させる連通溝31dが所望箇
所に設けられている。
【0030】前記吸引溝31b,31cの凹状の形状
は、図示したものに限らず、例えば、U字状,V字状,
半円形状,等にしたり、その溝数等も任意に設定できる
ものである。前記連通溝31dについても、その形状,
数についても図示したものに限らず種々設定できるもの
である。また、前記台座31aの底面に設けられた4個
のネジ孔31eは、後述の位置決めピン32をボルトで
ネジ止めするために設けたものである。
【0031】前記クラッチプレート31のクラッチ面と
反対側のボス部31fには、前記台座31aに貫通する
軸嵌合孔31gが設けられ、その側面には、軸嵌合孔3
1gに挿入される、後述のスプライン軸35をボルトで
締結して締め付け固定するための、貫通孔31i,ネジ
孔31h,締付け用の切欠き31jが、図7及び図9に
示すように、それぞれ設けられている。
【0032】クラッチプレート31の台座31aに収納
され固定される位置決めピン32は、図10乃至図11
に示すように、略円錐状の尖塔部32aとフランジ部3
2bと軸部32cとからなり、金属製で例えばステンレ
ス製で形成されている。
【0033】そして、前記尖塔部32aの基部の側面か
ら中心を通る吸引用の吸引孔32dが貫通して設けら
れ、該吸引孔32dに連通するように、軸部32cの軸
心に沿って下端面に開口する連通孔32eが穿設されて
いる。
【0034】また、前記フランジ部32bには、ボルト
を挿通させその頭部の台座となる取付孔32fが、前記
クラッチプレート31における台座31aのネジ孔31
eに各々対応して、4箇所で同心円状に配設されてい
る。
【0035】前記軸部32cの下部外周面には、周方向
に沿って凹溝32gが設けられ、この凹溝32gにゴム
製のOリング34を嵌着することで、後述のスプライン
軸35と当該軸部32cとの嵌合における気密性を保つ
ようになっている。
【0036】前記クラッチプレート30,31及び位置
決めピン32は、図12に示すように、軸心を揃えて配
置されるものである。
【0037】前記回転伝達板であるクラッチプレート3
1を回転させる駆動手段は、図1乃至図3に示すよう
に、研磨装置1Aの框体1cの側部に固定して設けられ
た駆動源である電動モータ36と、その電動モータ36
の駆動力を伝達する伝達ベルト37,38と、該伝達ベ
ルト38が巻かれるプーリー手段39とからなる。
【0038】前記プーリ手段39は、框体1cに固着さ
れているボールスプライン軸受け40と、この軸受け4
0に挿通されて回転自在に支持され、かつ、上下方向に
スライド自在なスプライン軸35と、該スプライン軸3
5を回転させるプーリ41と、前記スプライン軸35の
下部に連結されたロータリージョイント42と、該ロー
タリージョイント42を介してスプライン軸35を上下
方向に昇降させる昇降手段のエアーシリンダー43と、
前記ロータリージョイント42に一端が接続された吸引
管44とからなる。
【0039】前記スプライン軸35は、外周面に軸心方
向に平行な複数本の溝が設けられており、該軸35が挿
通される前記ボールプスライン軸受け40に対してスラ
イド自在となっている。
【0040】また、軸35の先端部が、クラッチプレー
ト31の台座31aに固定された位置決めピン32に軸
止めされることで該クラッチプレート31を支持し、且
つ、この軸の軸心に沿って中央に吸引用中空孔35a
(図10参照)が設けられ、位置決めピン32の連通孔
32eと連通して吸引作用するようになっている。
【0041】前記エアーシリンダー43は、框体1c側
に取付けられた水平支持部材45に固定されている。ま
た、前記吸引管44の一端が、框体1cの内部に備えら
れたバキューム装置(図示せず)に連結されている。
【0042】前記バキューム装置の吸引路は、前記吸引
管44からロータリージョイント42,スプライン軸3
5の吸引用中空孔35a,位置決めピン32の連通孔3
2e及び吸引孔32d、そして、クラッチプレート31
の吸引溝31b,連通溝31d,吸引溝31cへと到る
ものである。
【0043】そして、クラッチプレート30,31が当
接された際に、前記バキューム装置が稼働して、前記吸
引溝31b,31c内部の空気が前記吸引路を通って排
出されて吸引機能が発揮され、両クラッチプレート3
0,31が強固に吸着されるものである。
【0044】以上のようにしてチャックテーブル12を
回転させる駆動手段及びクラッチ手段が構成され、研磨
装置1Aにおける研磨領域Aまたは被加工物搬出入領域
Bにの下に設けられるものである。また、前記クラッチ
手段における吸引機能は、被回転伝達板のクラッチプレ
ート30側に設ける様にしても良いものである。
【0045】このような研磨装置1Aによれば、図1乃
至図2に示すように、駆動モータ22の回転によって駆
動プーリ21,ベルト20を介して、ターンテーブル1
0が、90度または180度のインデックス回転し、研
磨領域A若しくは被加工物搬出入領域Bにチャックテー
ブル12を位置付ける。
【0046】前記ターンテーブル10の回転停止後に、
昇降手段のエアーシリンダー43が稼働してそのロッド
が伸張し、ボールスプライン軸受け40に対してスライ
ド自在なスプライン軸35を押し上げる。
【0047】そして、このスプライン軸35の先端に支
持されたクラッチプレート31を、位置決めピン32を
クラッチプレート30の位置決め孔30dに嵌合させて
位置合わせをしつつ、当該クラッチプレート30に当接
させて昇状態にする。
【0048】この昇状態になると、バキューム装置が稼
働して、前記吸引管44からクラッチプレート31の吸
引溝31b,31cの内部の空気が排出されて真空状態
となり、クラッチプレート30,31が吸着される。
【0049】そして、電動モータ36が回転すると、伝
達ベルト37,38を介してプーリ手段のプーリ41と
前記スプライン軸35とが回転し、更にクラッチプレー
ト31が回転する。
【0050】前記クラッチプレート31の回転により、
これに吸着されたクラッチプレート30も回転し、ロー
タリージョイント28を介してチャックテーブル12が
回転する。そして、このチャックテーブル12上に載置
された半導体ウェーハ11が研磨作用されるものであ
る。
【0051】また、前記ターンテーブル10がインデッ
クス回転され、その回転が停止され位置決めされた後
に、図4に示すように、脱着コネクタ27においてエア
ーシリンダー26が稼働し、框体1c側の雄型コネクタ
25がターンテーブル10側の雌型コネクタ24に嵌合
されて、電気ケーブル19a,19bが電気的に導通
し、チャックテーブル用の回転検出センサー18やチャ
ックテーブル傾き調整装置23の調整用モータが稼働可
能状態になる。
【0052】このように、チャックテーブル12は、框
体1c側に設けられた駆動手段の回転伝達力をクラッチ
手段により回転され、ターンテーブル10側には当該チ
ャックテーブル12を回転させる駆動モータが設けられ
ていないので、框体1c側からターンテーブル10側へ
電気ケーブルを配線する必要が無くなって、ターンテー
ブル10の反復回転に伴う、電気ケーブルの周囲機器へ
の絡みつきが解消されるものである。
【0053】また、ターンテーブル10側に設けられる
センサー等への信号伝達方法やモータ等への電源供給方
法は、前記着脱自在な脱着コネクタ27によって電気的
接続が適宜に遂行されるので、框体側からターンテーブ
ル側へ直接的に電気ケーブルや信号用リード線を配線す
る必要がなく、ターンテーブル10の反復回転に伴う電
気ケーブルの周囲機器への絡みつきが解消されるもので
ある。
【0054】更に、クラッチ手段に吸引機能を付加した
ことで、クラッチプレート31の回転力が確実にクラッ
チプレート30に伝達されるものである。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の研磨装置
は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャッ
クテーブルが2以上配設されたターンテーブルと、該チ
ャックテーブルに被加工物を搬出入する被加工物搬出入
領域と、該チャックテーブルに保持された被加工物を研
磨する研磨領域と、を少なくとも含み、該ターンテーブ
ルは、チャックテーブルを被加工物搬出入領域と研磨領
域とに位置付ける研磨装置であって、該研磨領域の下部
には、該ターンテーブルの回転によって位置付けられた
チャックテーブルに回転力を伝達する駆動手段が配設さ
れており、該チャックテーブルと該駆動手段とはクラッ
チ手段によって着脱するので、ターンテーブル側には当
該チャックテーブルを回転させる駆動手段が設けられて
いないので、框体側からターンテーブル側へ電気ケーブ
ルを配線する必要が無くなって、ターンテーブルの反復
回転に伴う、電気ケーブルの機器への絡みつきが解消さ
れるという優れた効果を奏するものである。
【0056】前記クラッチ手段には、回転力伝達板と被
回転伝達板とを含み、その少なくとも一方に、吸引機能
を持たせたので、駆動手段からの回転力が確実にチャッ
クテーブルに伝達され、研磨作業が安定して遂行される
という優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る研磨装置の要部であるチャックテ
ーブルと駆動部とを示す縦断面図である。
【図2】同本発明に係る研磨装置の要部で、図1に対し
て直交方向の縦断面図である。
【図3】同本発明に係る研磨装置における、ターンテー
ブルの平面図である。
【図4】同本発明に係る研磨装置における、ターンテー
ブルの周囲に配設される脱着コネクタの使用状態説明図
である。
【図5】同本発明に係る研磨装置における、ターンテー
ブルの周囲に配設される脱着コネクタの使用状態説明図
である。
【図6】同本発明における研磨装置の、被回転力伝達板
であるクラッチプレートの断面図である。
【図7】同本発明における研磨装置の、回転力伝達板で
あるクラッチプレートの断面図である。
【図8】同本発明における研磨装置の、回転力伝達板で
あるクラッチプレートの平面図である。
【図9】同本発明における研磨装置の、回転力伝達板で
あるクラッチプレートのボス部の底面図である。
【図10】同本発明における研磨装置の、回転力伝達板
であるクラッチプレートに固定される位置決めピンの断
面図である。
【図11】同本発明における研磨装置の、回転力伝達板
であるクラッチプレートに固定される位置決めピンの平
面図である。
【図12】同本発明における研磨装置の、被回転力伝達
板と回転力伝達板と位置決めピンとの配置関係を示す説
明図である。
【図13】従来例に係る研磨装置1の斜視図である。
【図14】同従来例に係る研磨装置1Aの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1A 研磨装置、1c 框体、1d ブラケット、10
ターンテーブル、10a プーリ部、10d 支持部
材、12 チャックテーブル、18 回転検出センサ
ー、19a,19b 電気ケーブル、20 ベルト、2
1 駆動プーリ、22 駆動モータ、23 チャックテ
ーブル傾き調整装置、24 雌型コネクタ、25 雄型
コネクタ、26 エアーシリンダー、26a ロッド、
27 脱着コネクタ、28 ロータリジョイント、29
ジョイント、30 クラッチプレート、30a フラ
ンジ部、30c ゴム板、30d 位置決め孔、31
クラッチプレート、31a 台座、31b,31c 吸
引溝、31d 連通溝、31f ボス部、31g 軸嵌
合孔、31i 貫通孔、31j 切欠き、32 位置決
めピン、32a 尖塔部、32b フランジ部、32c
軸部、32d 吸引孔、32e 連通孔、32g 凹
溝、34 Oリング、35 スプライン軸、35a 吸
引用中空孔、36 駆動モータ、37,38 伝達ベル
ト、39 プーリ手段、40 ボールスプライン軸受
け、42 ロータリージョイント、43エアーシリンダ
ー、44 吸引管。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を保持するチャックテーブル
    と、該チャックテーブルが2以上配設されたターンテー
    ブルと、該チャックテーブルに被加工物を搬出入する被
    加工物搬出入領域と、該チャックテーブルに保持された
    被加工物を研磨する研磨領域と、を少なくとも含み、該
    ターンテーブルは、チャックテーブルを被加工物搬出入
    領域と研磨領域とに位置付ける研磨装置であって、 該研磨領域の下部には、該ターンテーブルの回転によっ
    て位置付けられたチャックテーブルに回転力を伝達する
    駆動手段が配設されており、該チャックテーブルと該駆
    動手段とはクラッチ手段によって着脱すること、 を特徴とする研磨装置。
  2. 【請求項2】 被加工物搬出入領域の下部には、ターン
    テーブルの回転によって位置付けられたチャックテーブ
    ルに回転力を伝達する駆動手段が配設されており、該チ
    ャックテーブルと該駆動手段とはクラッチ手段によって
    着脱すること、を特徴とする請求項1に記載の研磨装
    置。
  3. 【請求項3】 クラッチ手段は、駆動手段の上部に配設
    された回転力伝達板と、チャックテーブルの下部に配設
    された被回転力伝達板とを含み、該回転力伝達板は昇降
    手段によって昇状態と降状態とに位置付けられ、昇状態
    の時に該被回転力伝達板と接触して回転力を伝達し、降
    状態の時に離脱すること、 を特徴とする請求項1または2に記載の研磨装置。
  4. 【請求項4】 回転力伝達板と被回転伝達板との少なく
    とも一方に、吸引機能を持たせたこと、 を特徴とする請求項3に記載の研磨装置。
  5. 【請求項5】 駆動手段は、駆動源と、駆動力を伝達す
    る伝達ベルトと、該伝達ベルトが巻かれるプーリー手段
    とからなり、 前記プーリー手段には、回転伝達板を昇降動させる昇降
    手段が配設されているとともに、 該回転力伝達板の表面に吸引作用を施す吸引手段が配設
    されていること、 を特徴とする請求項4に記載の研磨装置。
JP4243297A 1997-02-26 1997-02-26 研磨装置 Pending JPH10235558A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014124710A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Disco Abrasive Syst Ltd 加工装置
CN109877685A (zh) * 2019-04-25 2019-06-14 宇晶机器(长沙)有限公司 连续式多工位抛光机工位转动装置
CN115716222A (zh) * 2022-11-25 2023-02-28 丽水市华洲汽车部件科技股份有限公司 一种汽车离合器面片数控双面定轨移动式磨床

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