JPH10235300A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH10235300A
JPH10235300A JP5546997A JP5546997A JPH10235300A JP H10235300 A JPH10235300 A JP H10235300A JP 5546997 A JP5546997 A JP 5546997A JP 5546997 A JP5546997 A JP 5546997A JP H10235300 A JPH10235300 A JP H10235300A
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JP
Japan
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washing
tank
cleaning
plate
vacuum drying
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JP5546997A
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English (en)
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Eiji Yanagi
栄二 柳
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Maruyama Manufacturing Co Ltd
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Maruyama Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 機器部品(ワーク)の洗浄装置において、洗
浄効率の向上と、沈殿物の回収、掃除を容易に行なえる
ようにした洗浄装置に関する。 【解決手段】 内面1Aに凹所1Bを備える洗浄槽1
と、前記凹所1B内に配設され前記洗浄槽1内に向かっ
て洗浄液を噴射するノズル9と、前記洗浄槽1内に収容
され外側面に側方へ突出する板体を形成した洗浄かご1
0と、この洗浄かご10を前記洗浄槽1に対して出し入
れする上下動手段14、15、16と、前記洗浄かご1
0を所定の垂直位置に保持可能な位置制御手段とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は機器部品(ワー
ク)の洗浄装置において、洗浄効率の向上と、沈殿物の
回収、掃除を容易に行なえるようにした洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種洗浄装置においては、図1
1に示すように洗浄槽a内に突出して洗浄用のノズルb
を設けているため、ゴミ切粉等の沈殿物の回収用かごc
としては、上記ノズルbに当接しない範囲の小型のもの
しか使用できず、また前記ノズルbの下部にデッドスペ
ースdが生じるため、ここにごみ、切粉等が堆積し、掃
除が面倒であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいてこの発明
は、洗浄効率を高めつつ、沈殿物の回収、掃除を簡略化
しうるようにすることを解決すべき課題とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明で
は、内面(1A)に凹所(1B)を備える洗浄槽(1)
と、前記凹所(1B)内に配設され前記洗浄槽(1)内
に向かって洗浄液を噴射するノズル(9)と、前記洗浄
槽(1)内に収容され外側面(21)に側方へ突出する
板体(22)を形成した洗浄かご(10)と、この洗浄
かご(10)を前記洗浄槽(1)に対して出し入れする
上下動手段(14,15,16)と、前記洗浄かご(1
0)を所定の垂直位置に保持可能な位置制御手段(3
7)とを有する洗浄装置により、洗浄槽(1)内へのノ
ズル(9)の突出をなくすことで、洗浄槽(1)内での
ごみ、切粉等の回収、清掃を容易にするものである。
【0005】請求項2に係る発明では、前記請求項1記
載の洗浄装置において、真空吸引手段(63)を備えて
内部を減圧可能としかつ加熱手段(61)を有する真空
乾燥槽(59)と、前記洗浄かご(10)をこの真空乾
燥槽(59)内に搬入する搬入手段(68)とを有し、
前記真空乾燥槽(59)の内壁(60)に側方へ突出す
る板体(44〜46,48〜50)を形成し、この板体
(44〜46,48〜50)を、前記洗浄かご(10)
がこの真空乾燥槽(59)に搬入された際に、前記洗浄
かご(10)の板体(22)に当接させるようにしたも
のであって、前記洗浄槽(1)に隣る真空乾燥槽(5
9)によって、前記洗浄かご(10)内のワークの乾燥
を効果的に行なうものである。
【0006】請求項3に係る発明では、前記請求項2記
載の洗浄装置において、前記洗浄かご(10)に突設し
た板体(22)と、前記真空乾燥槽(59)に突設した
板体(44〜46,48〜50)とが、それぞれ複数段
に形成され、かつその際前記洗浄かご(10)に形成さ
れる板体(22)は下部のものに向かって順次その突出
量を小とされ、一方、前記真空乾燥槽(59)内に形成
される板体(44〜46,48〜50)は下部のものに
向かって順次その突出量を大とすることによって、熱の
伝達効率が向上し、乾燥時間の短縮を図れる。
【0007】
【発明の実施の形態】先ず図1ないし図4に示す洗浄装
置は、洗浄槽1、オーバフロー槽2、ストレーナ3、洗
浄ポンプ4、圧力計5、ラインヒータ6、フィルタ7、
差圧スイッチ8、ノズル9、洗浄かご10、ハンガ1
1、蓋12、スライドブッシュ13、ラック14、ピニ
オン15、モータ16、切粉受17、フロートスイッチ
18、19、温度センサ20等からなる。
【0008】前記洗浄ポンプ4の前後に設けられたバル
ブ38、39は、この洗浄ポンプ4の分解修理時の洩れ
を防止するためのものであり、前記フィルタ7の前後に
設けられたバルブ40、41は、フィルタ7のエレメン
ト(図示しない)の交換時の洩れ防止用のものである。
【0009】また前記フロートスイッチ18は、液レベ
ル上限用で、洗浄液の入れ過ぎの警報を発するためのも
ので、フロートスイッチ19は、液レベル下限用で液不
足の警報を発するためのものである。
【0010】上記実施例の作用としては、先ず図4に示
す状態(この状態は、作業開始時と作業終了時を示す)
で、洗浄かご10の外側面21にほぼ直交するフィン状
の板体22を持ち、ワーク23の入った状態の洗浄かご
10の最上段の上板24を、ハンガ11の水平部のアー
ム25の上をすべらすように押し込み、上板24の端部
26とアーム25の終端部27が当接するところまで押
し込み、セットを完了する。
【0011】この状態で、図示しないスイッチを押す
と、モータ16が回転し、このモータ16の出力軸に取
り付けられたピニオン15も回転する。すると、このピ
ニオン15と噛み合うラック14が下降する。このラッ
ク14の下部はストレート軸28となっており、その終
端部29に、ハンガ11が取り付けられている。
【0012】また、前記ストレート軸28の終端部29
の近傍には、ピン30が取り付けられており、このピン
30により支持されたスライドブッシュ13が、ストレ
ート軸28と嵌合している。更に前記スライドブッシュ
13の外周縁31には、蓋12が一体化して取り付けら
れている。よって、ラック14が下降すると、ワーク2
3の入った洗浄かご10も同様に下降する。
【0013】前記蓋12の外周端32と洗浄槽1の上部
縁33とが当接するところまで下降すると、蓋12と一
体化したスライドブッシュ13はその位置に保持され
る。更にラック14が下降すると、ストレート軸28と
嵌合するスライドブッシュ13は、滑り直線運動とな
り、このスライドブッシュ13は、ストレート軸28の
ガイドの役目をする。
【0014】なおもラック14が下降すると、ストレー
ト軸28の上部に取り付けられたピン34が、スライド
ブッシュ13の上面と当接し、蓋12の外周端32と洗
浄槽1の上部縁33が強く押され、パッキン36を押し
縮めた状態でモータ16が停止する。
【0015】モータ16がこの位置で停止するのは、洗
浄かご10が上限(原点)の状態すなわち図4の状態に
おいて、位置センサ37で、ピン34を検出し、図示し
ないシーケンサで、この原点位置からモータ16を何回
転させたら下限に来るかをメモリーして置くからである
(ただし位置検出の方法は、この限りではない)。
【0016】この状態では洗浄ポンプ4が運転され、オ
ーバフロー槽2内の洗浄液がストレーナ3、バルブ38
を通り、洗浄ポンプ4を通って、バルブ39を介し、ラ
インヒータ6に入って、加温されながらバルブ40を介
し、フィルタ7で濾過され、バルブ41を通り、ノズル
9から洗浄槽1内に噴出される。
【0017】洗浄槽1内に噴出した洗浄液は、洗浄かご
10の上板24と板体22との間、板体22と板体2
2’との間を充満しながら直進し、側壁21の網42を
通過して、洗浄かご10内に入り、ワーク23に当接
し、汚れを落としながら通過し、反対側の側壁43を通
過して、上板24’と板体44、板体44と板体45と
の間を通り、オーバフロー口47からオーバフロー槽2
に入り一巡することになる。この状態である一定の時間
(例えば30秒)洗浄し、上記した洗浄液の循環によ
り、ワーク23を洗浄する。
【0018】次に図2に示す状態まで洗浄かご10を上
昇させると、ノズル9から洗浄槽1内に噴出された洗浄
液は同様に板体22’と板体46との間、板体46と板
体48との間を充満しながら直進し、側壁21の網42
を通過して洗浄かご10内に入り、ワーク23に衝突
し、これらワーク23を揺動させて汚れを落としながら
反対側の側壁43を通過して、板体45と板体49、板
体49と板体50の間を通り、オーバフロー口47から
オーバフロー槽2に入り一巡する。
【0019】この状態で、同様にある一定の時間(例え
ば30秒間)保持し、洗浄液の循環流により、ワーク2
3を洗浄する。この図1と図2の状態を繰り返し、数サ
イクル実施し、洗浄かご10内のワーク23の隅々まで
洗浄する。
【0020】次に図3に示す状態まで洗浄かご10を、
上下動手段を構成する前記ラック14、ピニオン15、
モータ16を介して上昇させる。するとこの状態では、
洗浄かご10の底面51は、洗浄槽1の液面52(オー
バフロー口47と同じ高さ)より上部に位置することに
なる。
【0021】この状態で、数十秒間液切りを行なう。そ
の間、洗浄ポンプ4は運転を中止する。次に、ラック1
4を上昇させると、ピン30がスライドブッシュ13の
下面と当接する。ここで蓋12が開き始めて、洗浄槽1
内と外気が連通する。
【0022】更にラック14が上昇すると、図4に示す
状態となり、位置制御手段としての位置センサ37が感
知し、装置は停止し、作業終了となる。この状態で図示
しないブザー、シグナルタワー等で、作業者に作業が終
ったことを知らせる。作業者は、洗浄かご10の板体2
2を持ち、洗浄かご10をハンガ11から取り外すこと
で一連の作業が終了する。
【0023】連続して作業を続けると、ワーク23に付
着していた切粉、ごみ等のうち、洗浄液より比重の大き
なものは、切粉受17内に沈殿することになる。切粉受
17内にある程度、切粉、ごみ等が溜った時、この切粉
受17を洗浄槽1から引き上げ、内容物を捨てる。
【0024】洗浄液より比重が小さいごみ等は、オーバ
フロー槽2内に浮かぶことになり、このごみ等は図示し
ない網ですくい取れば、洗浄槽1及びオーバフロー槽2
の掃除が簡単に行なえるのである。
【0025】図5に示す第二実施例において、前記第一
実施例と異なるのは、洗浄槽1の側壁54の両側に対向
する位置に、ノズル9、9’とノズル55、55’が取
り付けられており、バルブ41と上記ノズル9、9’と
の間に、エアー操作弁56、57が設けられていること
であって、その他は第一実施例と同様であるので説明は
省略する。なお、差圧スイッチ8はフィルタ7の入口、
出口の圧力を測定し、設定圧より差圧が大きくなったと
き警報を発し、フィルタ7の目詰まりを知らせるのもの
である。
【0026】次ぎに第一実施例と異なる部分についての
み、この第二実施例の作用について説明する。すなわ
ち、図5の状態まで、洗浄かご10が洗浄槽1の液面5
2内に沈んでいる時に、初期の状態では、エアー操作弁
57は閉じており、フィルタ7で濾過された洗浄液は、
バルブ41を通過後、エアー操作弁56を通り、ノズル
9と9’から洗浄槽1内に噴出し、洗浄かご10の上板
24と板体22の間及び板体22と板体22’との間を
充満しながら直進して、ワーク23の汚れを落としなが
ら通過し、上板24’と板体44、板体44と板体45
との間を介して、オーバフロー槽2に入る。
【0027】この状態である一定時間洗浄したのち、エ
アー操作弁57を開き、エアー操作弁56を閉じるので
ある。すると、ノズル55、55’から噴出した洗浄液
は、先刻とは逆のルートを通り、すなわち上板24’と
板体44、板体44と板体45との間を充満しながら直
進して、同様にワーク23の汚れを落としながら通過
し、上板24と板体22の間及び板体22と板体22’
との間を介して、洗浄槽1内を回避し、前記板体22、
44と直交する洗浄かご10の外周部58を流れ、オー
バフロー槽2内に入る。
【0028】この1サイクルないし数サイクルを通過し
たのち、第一実施例の図2の状態で洗浄かご10を上昇
させ、同様にエアー操作弁56、57を操作し、洗浄サ
イクルを完了させるのである。
【0029】このような操作を行なうと、小さなワーク
を洗浄かご10内に一杯に充填して洗浄する場合、大き
なワークを1箇のみ入れて洗浄する場合等、一方向から
の流れだけでは落ちない様々な洗浄条件においても、効
率よく洗浄作業ができるのである。
【0030】次に図6に示す第三実施例において、第一
実施例と異なるのは、洗浄槽1に隣接して設けられた真
空乾燥槽59とその側壁60に埋設されたヒータ61及
び壁面温度を感知するための温度センサ62、真空乾燥
槽59の排気を行なうための真空ポンプ63と、排気中
のガスを冷却し液化するためのコールドトラップ64及
び真空吸引手段としての真空ポンプ63の排気に含まれ
るオイルミストを捕捉するためのフィルタ65、真空乾
燥槽59を大気開放するためのエアー操作弁66、コー
ルドトラップ64内に溜った液体を排出するためのエア
ー操作弁67、更には洗浄槽1から真空乾燥槽59へ洗
浄かご10を搬送するためのロッドレスシリンダ68等
から構成されているところである。
【0031】この第三実施例の作用中、洗浄槽1内の作
用については、第一実施例と同様であるので説明は省略
する。ただし第三実施例においては、洗浄かご10の側
壁21に設けられた板体22が洗浄かご10の下部へ行
くにしたがって順次短かくなっているが、洗浄槽1内の
水流には第一実施例と殆んど変わりはなく、洗浄効果の
差はない。洗浄、液切り終了後は、図7に示す状態まで
洗浄かご10は上昇する。
【0032】次に搬入手段としてのロッドレスシリンダ
68が動いて、洗浄かご10を真空乾燥槽59の上部ま
で搬送し、洗浄かご10が下降して、この洗浄かご10
が真空乾燥槽59内に格納されるが、この時洗浄かご1
0の底面51が、真空乾燥槽59の底面69と当接する
と同時に、洗浄かご10の板体22は真空乾燥槽59の
側壁60に設けられたフィン状の板体70と当接する。
【0033】板体22と板体70は互いに等間隔に設け
られており、また真空乾燥槽59の板体70は底面69
に向って順次長くなるように設定され、かつ洗浄かご1
0の板体22を安定して受け止め、かつ洗浄かご10の
真空乾燥槽59への搬入、搬出に支障を来たさない長さ
に設定されている。
【0034】更にこの時、蓋12は真空乾燥槽59の上
部縁71と当接して、パッキン72を押し縮めた状態と
なっている。この状態を図8に示す。この状態で真空ポ
ンプ63が運転され、エアー操作弁73が開くと、真空
乾燥槽59内の空気及びガスは、吸入口74からエアー
操作弁73を通り、コールドトラップ64内に入り、熱
交換器75で冷却される(図6参照)。
【0035】結露した液体は、コールドトラップ64の
底部76に溜る。一方、乾燥されたガスは、吸込管77
から真空ポンプ63内に入り、フィルタ65で真空ポン
プ63の潤滑油を濾過され、排気口78を介して、図示
しないダクトから大気へ放出される。
【0036】同時進行の状態で、真空乾燥槽59の側壁
60に埋設された加熱手段としてのヒータ61にも電源
から通電され、真空乾燥槽59を加熱するが、側壁60
及び底面69が加温されると同時に、側壁60に設けら
れた板体70も同様に加温される。すると、底面69及
び板体70を介して洗浄かご10の底面51、板体22
に熱が伝導され、洗浄かご10全体が加温されると同時
にワーク23にも熱が伝わり加温される。
【0037】この状態では、ワーク23及び洗浄かご1
0に付着した洗浄液は、加温されると同時に減圧され、
洗浄液の沸点が下がり、洗浄液が気化してガス状とな
り、次々に真空ポンプ63により、真空乾燥槽59から
排出される。ワーク23及び洗浄かご10は、洗浄液の
気化熱により冷却されるが、ヒータ61により再度加熱
される結果となり、ワーク23及び洗浄かご10の乾燥
が進行するのである。
【0038】図示しない外部タイマに予め設置された時
間が経過すると、エアー操作弁66が開き、開放口79
から大気が流入し、エアー操作弁66を介して真空乾燥
槽59内に多量に流入し、真空乾燥槽59内は大気圧に
なる。この時間はシーケンサ内のタイマで設定されてい
る。又は真空槽59に圧力センサを設けて、大気圧に戻
ったことを信号として取り出す。次にエアー操作弁73
が閉じて、真空ポンプ63が停止する。
【0039】この状態でモータ16が作動して、洗浄か
ご10を上昇させ、真空乾燥槽59から洗浄かご10を
取り出すと、一連の洗浄、真空乾燥作業が終了するので
ある。なお真空乾燥槽59に洗浄かご10が入っていな
い状態の時、シーケンサのカウンタで設定された乾燥回
数になった時、エアー操作弁67が開いて、コールドト
ラップ64内に溜まった洗浄液、水が回収缶80に回収
される。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば全体として、水流が効
率よく洗浄かご内を直進するので、洗浄効果が高く、し
たがってノズル個数が少なくて済むため洗浄用のポンプ
の小型化が達成できる。また切粉受を洗浄槽の大きさと
ほぼ同じ大きさにできるため掃除が簡単であり、更に板
体により洗浄液面の波立ちが防止できるため、吐出圧力
を上げても湯気立ちが少なく、洗浄液の持ち出しが少な
い。
【0041】また第二実施例に特有の効果として、洗浄
かごに一杯の大型のワークや小ねじのような小さなワー
クを洗浄かごに多量に充填しても洗浄液の噴流が突き抜
けやすく、洗浄性がよい。
【0042】更に第三実施例に特有の効果としては、熱
の伝達効率が良く、乾燥時間を短縮でき、ワーク(又は
洗浄かご)の冷却が短時間で可能であるという点が指摘
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例において洗浄第1工程
(洗浄かごが最も下った状態)を示す説明図である。
【図2】第一実施例において、洗浄第2工程を示す説明
図である。
【図3】第一実施例の液切り状態を示す説明図である。
【図4】第一実施例の洗浄作業前、洗浄作業終了時の状
態を示す説明図である。
【図5】第二実施例の第1洗浄工程を示す説明図であ
る。
【図6】第三実施例の第1洗浄工程を示す説明図であ
る。
【図7】第三実施例の洗浄作業前(後)の状態を示す説
明図である。
【図8】第三実施例の真空乾燥状態を示す説明図であ
る。
【図9】第一、第二実施例の洗浄かごの斜視図である。
【図10】ハンガの詳細斜視図である。
【図11】従来技術における洗浄状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 洗浄槽 1A 内面 1B 凹所 9 ノズル 10 洗浄かご 14 ラック(上下動手段) 15 ピニオン(上下動手段) 16 モータ(上下動手段) 21 外側面 22、22’ 板体 37 位置センサ(位置制御手段) 43 側壁 44、45、46、48、49、50 板体 59 真空乾燥槽 60 内壁 61 ヒ−タ(加熱手段) 63 真空ポンプ(真空吸引手段) 68 ロッドレスシリンダ(搬入手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面(1A)に凹所(1B)を備える洗
    浄槽(1)と、前記凹所(1B)内に配設され前記洗浄
    槽(1)内に向かって洗浄液を噴射するノズル(9)
    と、前記洗浄槽(1)内に収容され外側面(21)に側
    方へ突出する板体(22)を形成した洗浄かご(10)
    と、この洗浄かご(10)を前記洗浄槽(10)に対し
    て出し入れする上下動手段(14,15,16)と、前
    記洗浄かご(10)を所定の垂直位置に保持可能な位置
    制御手段(37)とを有することを特徴とする洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 真空吸引手段(63)を備えて内部を減
    圧可能としかつ加熱手段(61)を有する真空乾燥槽
    (59)と、前記洗浄かご(10)をこの真空乾燥槽
    (59)内に搬入する搬入手段(68)とを有し、前記
    真空乾燥槽(59)の内壁(60)に側方へ突出する板
    体(44〜46,48〜50)を形成し、この板体(4
    4〜46,48〜50)を、前記洗浄かご(10)がこ
    の真空乾燥槽(59)に搬入された際に前記洗浄かご
    (10)の板体(22)に当接させるようにした請求項
    1記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄かご(10)に突設した板体
    (22)と、前記真空乾燥槽(59)に突設した板体
    (44〜46,48〜50)とがそれぞれ複数段に形成
    され、かつその際前記洗浄かご(10)に形成される板
    体(22)は下部のものに向かって順次その突出量を小
    とされ、一方、前記真空乾燥槽(59)内に形成される
    板体(44〜46,48〜50)は下部のものに向かっ
    て順次その突出量を大としたことを特徴とする請求項2
    記載の洗浄装置。
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