JPH10235086A - 衣類乾燥機 - Google Patents
衣類乾燥機Info
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- JPH10235086A JPH10235086A JP9059986A JP5998697A JPH10235086A JP H10235086 A JPH10235086 A JP H10235086A JP 9059986 A JP9059986 A JP 9059986A JP 5998697 A JP5998697 A JP 5998697A JP H10235086 A JPH10235086 A JP H10235086A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- baffle
- front plate
- clothes dryer
- drum
- rear plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F58/00—Domestic laundry dryers
- D06F58/02—Domestic laundry dryers having dryer drums rotating about a horizontal axis
- D06F58/04—Details
- D06F58/06—Mountings for the rotating drums
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドラムの組立作業を容易にする。
【解決手段】 金属製のドラムの胴部２０に樹脂製のバ
ッフル２１をネジ２４で固定し、前面板３０及び後面板
４０の凹面３３に該バッフル２１が嵌合するように位置
合わせを行なう。そして、前面板３０及び後面板４０を
ネジ３６でバッフル２１の側部ボス２３に螺着すること
により三者を一体化する。
ッフル２１をネジ２４で固定し、前面板３０及び後面板
４０の凹面３３に該バッフル２１が嵌合するように位置
合わせを行なう。そして、前面板３０及び後面板４０を
ネジ３６でバッフル２１の側部ボス２３に螺着すること
により三者を一体化する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は衣類乾燥機に関し、
詳しくは衣類乾燥機のドラムの構造に関する。
詳しくは衣類乾燥機のドラムの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、コインランドリー店舗等に設置
されている衣類乾燥機は、湿った衣類を収容した水平ド
ラム内に乾燥した熱風を供給し、衣類から蒸発した水分
を含む湿った熱風を本体外部へ排出する構成となってい
る。ドラムは水平軸を中心にゆっくりと回転され、これ
によりドラム内の衣類は攪拌されてむらのない乾燥が実
行される。
されている衣類乾燥機は、湿った衣類を収容した水平ド
ラム内に乾燥した熱風を供給し、衣類から蒸発した水分
を含む湿った熱風を本体外部へ排出する構成となってい
る。ドラムは水平軸を中心にゆっくりと回転され、これ
によりドラム内の衣類は攪拌されてむらのない乾燥が実
行される。
【０００３】この種の従来の衣類乾燥機では、ドラムの
円筒形状の胴部及び後面板は樹脂材により一体に成形さ
れ、ドラムの前面板はステンレス鋼板等の金属板から成
る。ドラム胴部の内部の適宜の箇所にはボスが形成さ
れ、前面板をそのボスにネジで螺着することにより二つ
の部材は一体化されている。
円筒形状の胴部及び後面板は樹脂材により一体に成形さ
れ、ドラムの前面板はステンレス鋼板等の金属板から成
る。ドラム胴部の内部の適宜の箇所にはボスが形成さ
れ、前面板をそのボスにネジで螺着することにより二つ
の部材は一体化されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂製
のドラムでは、乾燥動作時にドラム内周壁面と衣類との
摩擦により静電気が発生し易く、帯電した衣類により使
用者に不快な思いを与える恐れがある。また、ドラム表
面に黴が繁殖し易い等、衛生面での管理も難しい。この
ため、ドラム全体を例えばステンレス鋼板等の金属板で
構成することが好ましいが、その場合には、従来のよう
なドラム胴部と前面板及び後面板との取付方法を採るこ
とができず、組立が容易なドラム構造が要望されてい
た。
のドラムでは、乾燥動作時にドラム内周壁面と衣類との
摩擦により静電気が発生し易く、帯電した衣類により使
用者に不快な思いを与える恐れがある。また、ドラム表
面に黴が繁殖し易い等、衛生面での管理も難しい。この
ため、ドラム全体を例えばステンレス鋼板等の金属板で
構成することが好ましいが、その場合には、従来のよう
なドラム胴部と前面板及び後面板との取付方法を採るこ
とができず、組立が容易なドラム構造が要望されてい
た。
【０００５】本発明は上記問題を解決するために成され
たもので、その目的とするところは、組立作業性の良好
な金属製のドラムを備えた衣類乾燥機を提供することに
ある。
たもので、その目的とするところは、組立作業性の良好
な金属製のドラムを備えた衣類乾燥機を提供することに
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明の第１の衣類乾燥機は、前面板、胴部
及び後面板から成る円筒形状のドラムを備えた衣類乾燥
機において、前記胴部の内部に該胴部の筒長と略同一長
を有するバッフルを取り付け、前記前面板又は後面板を
前記バッフルの側端面に螺着することにより該前面板又
は後面板を胴部に固定したことを特徴としている。
に成された本発明の第１の衣類乾燥機は、前面板、胴部
及び後面板から成る円筒形状のドラムを備えた衣類乾燥
機において、前記胴部の内部に該胴部の筒長と略同一長
を有するバッフルを取り付け、前記前面板又は後面板を
前記バッフルの側端面に螺着することにより該前面板又
は後面板を胴部に固定したことを特徴としている。
【０００７】本発明に係る第２の衣類乾燥機は、上記第
１の衣類乾燥機において、前記前面板又は後面板の前記
バッフル側端面に密接する位置に該バッフルと反対側に
膨出した凹面を形成したことを特徴としている。
１の衣類乾燥機において、前記前面板又は後面板の前記
バッフル側端面に密接する位置に該バッフルと反対側に
膨出した凹面を形成したことを特徴としている。
【０００８】本発明に係る第３の衣類乾燥機は、上記第
２の衣類乾燥機において、前記前面板又は後面板の周縁
部を胴部側に折り曲げて該胴部の縁端部に重ね合わせ、
該前面板又は後面板とバッフルとの螺着位置から周縁上
で離れた位置にて、胴部内側から該胴部及び折曲箇所に
ネジを貫通して胴部外側でナットに螺合して固定したこ
とを特徴としている。
２の衣類乾燥機において、前記前面板又は後面板の周縁
部を胴部側に折り曲げて該胴部の縁端部に重ね合わせ、
該前面板又は後面板とバッフルとの螺着位置から周縁上
で離れた位置にて、胴部内側から該胴部及び折曲箇所に
ネジを貫通して胴部外側でナットに螺合して固定したこ
とを特徴としている。
【０００９】本発明に係る第４の衣類乾燥機は、上記第
３の衣類乾燥機において、胴部内側に突出するネジ頭部
を多角形状としたことを特徴としている。
３の衣類乾燥機において、胴部内側に突出するネジ頭部
を多角形状としたことを特徴としている。
【００１０】本発明に係る第５の衣類乾燥機は、上記第
３の衣類乾燥機において、前記前面板又は後面板の周縁
部を胴部側に折り曲げた箇所に、胴部の円周形状の縁端
部を遊嵌する溝部を設けたことを特徴としている。
３の衣類乾燥機において、前記前面板又は後面板の周縁
部を胴部側に折り曲げた箇所に、胴部の円周形状の縁端
部を遊嵌する溝部を設けたことを特徴としている。
【００１１】本発明に係る第６の衣類乾燥機は、上記第
５の衣類乾燥機において、前記溝部は円周上の複数の箇
所で胴部の縁端部を挟むように幅を狭くしたことを特徴
としている。
５の衣類乾燥機において、前記溝部は円周上の複数の箇
所で胴部の縁端部を挟むように幅を狭くしたことを特徴
としている。
【００１２】
【発明の実施の形態及び発明の効果】上記第１の衣類乾
燥機では、例えば、バッフルはそれ自体にネジ止めが可
能であるように樹脂材等から成り、ドラムの胴部の外側
からネジによってその内周壁面に固定される。このと
き、バッフルの側端面は胴部の縁端にほぼ一致する。従
って、前面板又は後面板を胴部の開口を塞ぐように合わ
せると、前面板又は後面板の裏側（ドラム内部側）がバ
ッフルの側端面にほぼ密着する。そこで、前面板又は後
面板設けたネジ孔の位置をバッフルの取付位置に合わせ
て、該ネジ孔にネジを貫通させてバッフルに螺着する。
これにより、前面板又は後面板はバッフルを介して胴部
に固定される。
燥機では、例えば、バッフルはそれ自体にネジ止めが可
能であるように樹脂材等から成り、ドラムの胴部の外側
からネジによってその内周壁面に固定される。このと
き、バッフルの側端面は胴部の縁端にほぼ一致する。従
って、前面板又は後面板を胴部の開口を塞ぐように合わ
せると、前面板又は後面板の裏側（ドラム内部側）がバ
ッフルの側端面にほぼ密着する。そこで、前面板又は後
面板設けたネジ孔の位置をバッフルの取付位置に合わせ
て、該ネジ孔にネジを貫通させてバッフルに螺着する。
これにより、前面板又は後面板はバッフルを介して胴部
に固定される。
【００１３】従って、上記第１の衣類乾燥機によれば、
前面板又は後面板の特定箇所（つまりネジ孔の位置）を
胴部に取り付けられたバッフルの位置に合わせてネジ止
めすればよいので、位置合せも取付も容易であって作業
性に優れる。
前面板又は後面板の特定箇所（つまりネジ孔の位置）を
胴部に取り付けられたバッフルの位置に合わせてネジ止
めすればよいので、位置合せも取付も容易であって作業
性に優れる。
【００１４】また、上記第２の衣類乾燥機では、前面板
及び後面板の凹面にバッフルの側端面が緩く嵌合するの
で、組立作業の際に胴部に対する前面板及び後面板の円
周上での位置決めが行ない易い。また、ドラム内側に存
在する前面板又は後面板とバッフルとの密着面が凹面内
となるので、乾燥動作時に衣類がこの密着部分に挟まり
難く、衣類に対する損傷を軽減することができる。
及び後面板の凹面にバッフルの側端面が緩く嵌合するの
で、組立作業の際に胴部に対する前面板及び後面板の円
周上での位置決めが行ない易い。また、ドラム内側に存
在する前面板又は後面板とバッフルとの密着面が凹面内
となるので、乾燥動作時に衣類がこの密着部分に挟まり
難く、衣類に対する損傷を軽減することができる。
【００１５】この種の衣類乾燥機では、通常、バッフル
はドラム内部に三個程度設けられる。このため、特にド
ラム径が大きい場合には、このバッフルを介した固定の
みでは充分な強度の確保が難しい。そこで、上記第３の
衣類乾燥機では、ドラム円周上においてバッフルを介し
た取付箇所から離れた位置で、前面板又は後面板と胴部
とをネジとナットを用いて固定する。この際、ドラム内
側での突起が衣類を損傷することを防止するために、ネ
ジはドラム内側から挿入して外側でナットに螺合する。
これにより、前面板又は後面板と胴部とは確実に固定さ
れ高い堅牢性を有する。
はドラム内部に三個程度設けられる。このため、特にド
ラム径が大きい場合には、このバッフルを介した固定の
みでは充分な強度の確保が難しい。そこで、上記第３の
衣類乾燥機では、ドラム円周上においてバッフルを介し
た取付箇所から離れた位置で、前面板又は後面板と胴部
とをネジとナットを用いて固定する。この際、ドラム内
側での突起が衣類を損傷することを防止するために、ネ
ジはドラム内側から挿入して外側でナットに螺合する。
これにより、前面板又は後面板と胴部とは確実に固定さ
れ高い堅牢性を有する。
【００１６】また、上記第４の衣類乾燥機では、ドラム
内側に突出するネジの頭部を多角形状、例えば四角形と
しているので、該ネジ頭部の角が前面板の内側に当接し
て回転位置が規制される。このため、ドラム外側でネジ
先端のネジ山にナットを螺合する際に、ネジ頭部側を治
具・工具等を用いて仮固定しなくとも、ネジ頭部がカラ
回りせずナットをスムーズに螺合させることができる。
従って、組立作業性が大きく向上する。
内側に突出するネジの頭部を多角形状、例えば四角形と
しているので、該ネジ頭部の角が前面板の内側に当接し
て回転位置が規制される。このため、ドラム外側でネジ
先端のネジ山にナットを螺合する際に、ネジ頭部側を治
具・工具等を用いて仮固定しなくとも、ネジ頭部がカラ
回りせずナットをスムーズに螺合させることができる。
従って、組立作業性が大きく向上する。
【００１７】また、上記第５の衣類乾燥機では、胴部に
前面板又は後面板を取り付ける際に、溝部に胴部の縁端
部を嵌め込むようにすると、前面板又は後面板が撓むこ
ともなく、バッフルへのネジ止め等の組立作業が容易に
行なえる。
前面板又は後面板を取り付ける際に、溝部に胴部の縁端
部を嵌め込むようにすると、前面板又は後面板が撓むこ
ともなく、バッフルへのネジ止め等の組立作業が容易に
行なえる。
【００１８】更に、上記第６の衣類乾燥機では、前面板
又は後面板の周縁に形成された凹部に胴部の縁端部を挿
入した際に、幅が狭くなった溝部の位置で該縁端部が軽
く挟持されるので円周上での位置決めが容易になる。
又は後面板の周縁に形成された凹部に胴部の縁端部を挿
入した際に、幅が狭くなった溝部の位置で該縁端部が軽
く挟持されるので円周上での位置決めが容易になる。
【００１９】
【実施例】以下、本発明による衣類乾燥機の一実施例を
図１〜図８に基づいて説明する。図１は、この衣類乾燥
機の外観を示す斜視図である。外箱は、前面、天面及び
両側面を覆う主フレーム板１と、底面板２と、図示しな
い後面板とから構成されている。通常、主フレーム板１
及び底面板２は利用者の目に触れるため塗装鋼板が使用
され、後面板は塗装がなされていない鋼板が使用され
る。底面板２は両側部が上方に折り曲げられており、そ
の折曲部と主フレーム板１との密着部がネジ３により共
締めされている。また、後面板は後面側に折り曲げられ
た主フレーム板１にネジで固定されている。前面には中
央が透視可能なドア４が設けられ、ドア４の左下方には
操作パネル５が設けられている。
図１〜図８に基づいて説明する。図１は、この衣類乾燥
機の外観を示す斜視図である。外箱は、前面、天面及び
両側面を覆う主フレーム板１と、底面板２と、図示しな
い後面板とから構成されている。通常、主フレーム板１
及び底面板２は利用者の目に触れるため塗装鋼板が使用
され、後面板は塗装がなされていない鋼板が使用され
る。底面板２は両側部が上方に折り曲げられており、そ
の折曲部と主フレーム板１との密着部がネジ３により共
締めされている。また、後面板は後面側に折り曲げられ
た主フレーム板１にネジで固定されている。前面には中
央が透視可能なドア４が設けられ、ドア４の左下方には
操作パネル５が設けられている。
【００２０】図２は、この衣類乾燥機の概略の側面断面
図である。外箱内部の略中央には円筒形状のドラム１０
が図示しない水平軸を中心に回転自在に据えられてい
る。ドラム１０上部に配置されたモータ１１は、ベルト
１２を介してドラム１０を回転すると共にファン１３を
回転する。ファン１３が回転すると、後面に設けられて
いる吸気フィルタ１４にて塵埃が除去された外気が吸気
口１５から吸い込まれる。取り込まれた外気はヒータ１
６により加熱されて、前方からドラム１０内へ送り込ま
れる。ドラム１０内では熱風と湿った衣類との間で熱交
換が行なわれる。そして、湿った熱風がドラム１０後部
の排気フィルタ１７を通る際に糸屑等が除去され、排気
口１８から上方に排出される。
図である。外箱内部の略中央には円筒形状のドラム１０
が図示しない水平軸を中心に回転自在に据えられてい
る。ドラム１０上部に配置されたモータ１１は、ベルト
１２を介してドラム１０を回転すると共にファン１３を
回転する。ファン１３が回転すると、後面に設けられて
いる吸気フィルタ１４にて塵埃が除去された外気が吸気
口１５から吸い込まれる。取り込まれた外気はヒータ１
６により加熱されて、前方からドラム１０内へ送り込ま
れる。ドラム１０内では熱風と湿った衣類との間で熱交
換が行なわれる。そして、湿った熱風がドラム１０後部
の排気フィルタ１７を通る際に糸屑等が除去され、排気
口１８から上方に排出される。
【００２１】次に、本発明の衣類乾燥機の特徴であるド
ラム１０の構造を図３〜図８を参照して説明する。図３
はドラム１０の正面外観図、図４はドラムの構造を示す
ための図３のＡ1−Ａ2線断面図、図５は図４をドラム１
０内周側（図４では下方）から見た平面図である。
ラム１０の構造を図３〜図８を参照して説明する。図３
はドラム１０の正面外観図、図４はドラムの構造を示す
ための図３のＡ1−Ａ2線断面図、図５は図４をドラム１
０内周側（図４では下方）から見た平面図である。
【００２２】ドラム１０は、円筒形状の胴部２０、中央
が円形に開口した略円板形状の前面板３０及び同様に中
央が円形に開口した略円板形状の後面板４０の三体構造
を有する。図３に示すように、前面板３０には衣類投入
用の中央開口３１の周囲に熱風を送り込むための多数の
通風孔３２が形成されている。一方、胴部２０の内周壁
には互いに１２０°の回転角を保って三個のバッフル２
１が取り付けられる。バッフル２１は樹脂材により一体
に成形された部材であって、中空となっている内部には
所定の三箇所にボス２２が形成されている。また、バッ
フル２１の長手方向の両端には側方からネジ止めを行な
うための側部ボス２３が形成されている。胴部２０のバ
ッフル取付位置にはバッフル２１のボス２２に対応する
箇所にネジ孔が形成されており、そのネジ孔に挿入した
ネジ２４をバッフル２１のボス２２にネジ込むことによ
りバッフル２１を胴部２０の内周に固定している。
が円形に開口した略円板形状の前面板３０及び同様に中
央が円形に開口した略円板形状の後面板４０の三体構造
を有する。図３に示すように、前面板３０には衣類投入
用の中央開口３１の周囲に熱風を送り込むための多数の
通風孔３２が形成されている。一方、胴部２０の内周壁
には互いに１２０°の回転角を保って三個のバッフル２
１が取り付けられる。バッフル２１は樹脂材により一体
に成形された部材であって、中空となっている内部には
所定の三箇所にボス２２が形成されている。また、バッ
フル２１の長手方向の両端には側方からネジ止めを行な
うための側部ボス２３が形成されている。胴部２０のバ
ッフル取付位置にはバッフル２１のボス２２に対応する
箇所にネジ孔が形成されており、そのネジ孔に挿入した
ネジ２４をバッフル２１のボス２２にネジ込むことによ
りバッフル２１を胴部２０の内周に固定している。
【００２３】前面板３０のバッフルに対応する位置に
は、略三角形状のバッフル端面部よりも若干広い面積を
もって外側に膨出した凹面３３が形成されている。ま
た、前面板３０の周縁部は胴部２０の方向に略垂直に折
り曲げられている。図６は、この折曲部分の詳細を示す
図であり、（ａ）は図３のＢ1−Ｂ2線断面図、（ｂ）は
Ｃ1−Ｃ2線断面図である。図６（ａ）に示すように、前
面板３０の周縁部は一旦ドラム外側（図６では下側）に
折り曲げられた後に胴部２０の方向へ略垂直に折り曲げ
られており、これにより胴部２０の縁端部を緩く嵌挿す
る溝部３５を形成している。この溝部３５は前面板３０
の周縁部全周に亘って形成されているが、前面板３０の
周縁上の特定箇所３４では、図６（ｂ）に示すように、
溝部３５の内周側の壁部３５ａが外周側に窪んでおり、
これにより溝幅が狭くなっている。
は、略三角形状のバッフル端面部よりも若干広い面積を
もって外側に膨出した凹面３３が形成されている。ま
た、前面板３０の周縁部は胴部２０の方向に略垂直に折
り曲げられている。図６は、この折曲部分の詳細を示す
図であり、（ａ）は図３のＢ1−Ｂ2線断面図、（ｂ）は
Ｃ1−Ｃ2線断面図である。図６（ａ）に示すように、前
面板３０の周縁部は一旦ドラム外側（図６では下側）に
折り曲げられた後に胴部２０の方向へ略垂直に折り曲げ
られており、これにより胴部２０の縁端部を緩く嵌挿す
る溝部３５を形成している。この溝部３５は前面板３０
の周縁部全周に亘って形成されているが、前面板３０の
周縁上の特定箇所３４では、図６（ｂ）に示すように、
溝部３５の内周側の壁部３５ａが外周側に窪んでおり、
これにより溝幅が狭くなっている。
【００２４】ドラム１０の組立時に胴部２０と前面板３
０とを取り付ける際には、前面板３０の凹面３３の位置
が胴部２０に固定されたバッフル２１に合致するように
円周上での位置を決め、溝部３５に胴部２０の縁端部を
導き入れる。これにより、前面板３０の凹面３３にバッ
フル２１の側端面が緩やかに嵌合する。そして、前面板
３０に設けられているネジ孔にネジ３６を挿入し、バッ
フル２１の側部ボス２３にそのネジ３６を螺着すること
により前面板３０を胴部２０に固定する。
０とを取り付ける際には、前面板３０の凹面３３の位置
が胴部２０に固定されたバッフル２１に合致するように
円周上での位置を決め、溝部３５に胴部２０の縁端部を
導き入れる。これにより、前面板３０の凹面３３にバッ
フル２１の側端面が緩やかに嵌合する。そして、前面板
３０に設けられているネジ孔にネジ３６を挿入し、バッ
フル２１の側部ボス２３にそのネジ３６を螺着すること
により前面板３０を胴部２０に固定する。
【００２５】上記組立作業においては、前面板３０の周
縁に溝部３５があるため胴部２０を前面板３０の周縁に
適切に収めることができ、しかも胴部２０の縁端部は溝
幅の狭くなった溝部３５の箇所で軽く挟持されるので作
業が容易になる。
縁に溝部３５があるため胴部２０を前面板３０の周縁に
適切に収めることができ、しかも胴部２０の縁端部は溝
幅の狭くなった溝部３５の箇所で軽く挟持されるので作
業が容易になる。
【００２６】上述のようなバッフル２１を介しての前面
板３０と胴部２０との取付は、ドラム１０の円周上で三
箇所のみであって堅牢性が充分ではない。そこで、円周
上においてバッフル２１の取付位置のそれぞれ中間の位
置（両隣接の取付位置から回転角６０°の箇所）で、胴
部２０と前面板３０の折曲部との重合部分をネジ及びナ
ットを用いて螺着している。
板３０と胴部２０との取付は、ドラム１０の円周上で三
箇所のみであって堅牢性が充分ではない。そこで、円周
上においてバッフル２１の取付位置のそれぞれ中間の位
置（両隣接の取付位置から回転角６０°の箇所）で、胴
部２０と前面板３０の折曲部との重合部分をネジ及びナ
ットを用いて螺着している。
【００２７】図７はこの螺着部分の詳細構造を示す断面
斜視図、図８は角ネジ３７を締着した状態での図７のＤ
1−Ｄ2線断面図である。前面板３０の周縁端の溝部３５
から更に延伸する折曲部３９と胴部２０との重合部には
貫通するネジ孔２５が設けられており、そのネジ孔２５
に胴部２０内側から頭部が角形状の角ネジ３７を貫通さ
せ、外側でナット３８を螺合させて締着する。バッフル
２１を介する三箇所の取付箇所の略中間の三箇所で、こ
のような角ネジ３７とナット３８による締着を行なう。
斜視図、図８は角ネジ３７を締着した状態での図７のＤ
1−Ｄ2線断面図である。前面板３０の周縁端の溝部３５
から更に延伸する折曲部３９と胴部２０との重合部には
貫通するネジ孔２５が設けられており、そのネジ孔２５
に胴部２０内側から頭部が角形状の角ネジ３７を貫通さ
せ、外側でナット３８を螺合させて締着する。バッフル
２１を介する三箇所の取付箇所の略中間の三箇所で、こ
のような角ネジ３７とナット３８による締着を行なう。
【００２８】角ネジ３７は、その頭部の水平な１辺を前
面板３０に対し略平行にしてネジ孔２５に挿入される。
ネジ孔２５は前面板３０の内面近傍に設けられているた
め、突出した角ネジ３７の角は前面板３０の内面に当接
する。従って、角ネジ３７の先端部にナット３８を入れ
て螺合すべく一方向に回転させる際に、ネジ３７の頭部
をスパナ等の工具により固定しなくとも前面板３０の内
面により係止されるので、ナット３８をスムーズに締め
付けることができる。
面板３０に対し略平行にしてネジ孔２５に挿入される。
ネジ孔２５は前面板３０の内面近傍に設けられているた
め、突出した角ネジ３７の角は前面板３０の内面に当接
する。従って、角ネジ３７の先端部にナット３８を入れ
て螺合すべく一方向に回転させる際に、ネジ３７の頭部
をスパナ等の工具により固定しなくとも前面板３０の内
面により係止されるので、ナット３８をスムーズに締め
付けることができる。
【００２９】また、角ネジ３７の頭部は胴部２０の内周
壁の円弧の内側に位置しているので、この角ネジ３７を
強く締め込むとネジ頭部の側面下部が胴部２０の内周壁
面に接触する。このネジ頭部の側面下部は各辺が直線に
なっているため、一旦強く締め付けると緩む方向に回転
させるときの抵抗が大きくなる。このため、乾燥運転時
にもネジ３７が緩む恐れが少ない。
壁の円弧の内側に位置しているので、この角ネジ３７を
強く締め込むとネジ頭部の側面下部が胴部２０の内周壁
面に接触する。このネジ頭部の側面下部は各辺が直線に
なっているため、一旦強く締め付けると緩む方向に回転
させるときの抵抗が大きくなる。このため、乾燥運転時
にもネジ３７が緩む恐れが少ない。
【００３０】なお、胴部２０への前面板３０の取付につ
いてのみ説明したが、後面板４０も前面板３０と同様の
取付としている。
いてのみ説明したが、後面板４０も前面板３０と同様の
取付としている。
【００３１】上記実施例は一例であって、本発明の趣旨
の範囲で適宜変更や修正を行なえることは明らかであ
る。
の範囲で適宜変更や修正を行なえることは明らかであ
る。
【図１】 本発明の一実施例である衣類乾燥機の外観斜
視図。
視図。
【図２】 本実施例の衣類乾燥機の概略断面図。
【図３】 本実施例の衣類乾燥機におけるドラムの正面
外観図。
外観図。
【図４】 図３のＡ1−Ａ2線断面図。
【図５】 図４をドラム内周側から見た平面図。
【図６】 前面板の周縁部の詳細構造を示す断面図。
【図７】 前面板と胴部との取付構造を示す断面斜視
図。
図。
【図８】 図７のＤ1−Ｄ2線断面図。
１０…ドラム ２０…胴部 ２１…バッフル ２２…ボス ２３…側部ボス ３０…前面板 ３３…凹面 ３５…溝部 ３７…角ネジ ３８…ナット ４０…後面板
Claims (6)
- 【請求項１】 前面板、胴部及び後面板から成る円筒形
状のドラムを備えた衣類乾燥機において、前記胴部の内
部に該胴部の筒長と略同一長を有するバッフルを取り付
け、前記前面板又は後面板を前記バッフルの側端面に螺
着することにより該前面板又は後面板を胴部に固定した
ことを特徴とする衣類洗濯機。 - 【請求項２】 請求項１に記載の衣類乾燥機において、
前記前面板又は後面板の前記バッフル側端面に密接する
位置に該バッフルと反対側に膨出した凹面を形成したこ
とを特徴とする衣類洗濯機。 - 【請求項３】 請求項２に記載の衣類乾燥機において、
前記前面板又は後面板の周縁部を胴部側に折り曲げて該
胴部の縁端部に重ね合わせ、該前面板又は後面板とバッ
フルとの螺着位置から周縁上で離れた位置にて、胴部内
側から該胴部及び折曲箇所にネジを貫通して胴部外側で
ナットに螺合して固定したことを特徴とする衣類洗濯
機。 - 【請求項４】 請求項３に記載の衣類乾燥機において、
胴部内側に突出するネジ頭部を多角形状としたことを特
徴とする衣類洗濯機。 - 【請求項５】 請求項３に記載の衣類乾燥機において、
前記前面板又は後面板の周縁部を胴部側に折り曲げた箇
所に、胴部の円周形状の縁端部を遊嵌する溝部を設けた
ことを特徴とする衣類乾燥機。 - 【請求項６】 請求項５に記載の衣類乾燥機において、
前記溝部は円周上の複数の箇所で胴部の縁端部を挟むよ
うに幅を狭くしたことを特徴とする衣類乾燥機。
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| JP05998697A JP3263624B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 衣類乾燥機 |
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ID=13129011
Family Applications (1)
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- 1998-02-26 CN CN98105369A patent/CN1093200C/zh not_active Expired - Fee Related
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