JPH10234634A - 床清掃ロボットの制御方法 - Google Patents

床清掃ロボットの制御方法

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JPH10234634A
JPH10234634A JP9058494A JP5849497A JPH10234634A JP H10234634 A JPH10234634 A JP H10234634A JP 9058494 A JP9058494 A JP 9058494A JP 5849497 A JP5849497 A JP 5849497A JP H10234634 A JPH10234634 A JP H10234634A
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JP
Japan
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speed
cleaning
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area
running
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JP9058494A
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Inventor
Akira Horibe
明 堀部
Tetsuto Osawa
哲人 大沢
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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  • Electric Suction Cleaners (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の領域を再現モードで清掃走行する場
合、適応的な清掃走行を可能とし、清掃の品質向上、清
掃効率の向上を図る。 【解決手段】 所定領域を床面を清掃しながら往復走行
した後に他の領域へ移行し、複数の領域を順次連続して
清掃可能とする床清掃ロボットにおいて、各領域の走行
速度を設定可能とするとともに、各領域における走行パ
ターンを記憶する記憶モードの機能を有する一方、この
記憶走行パターンにしたがって各領域を順次連続して清
掃可能とする再現モードの機能を有する。主制御部15
は、操作パネル部12の再現スイッチがオンにされ、前
記各領域の走行速度を設定する操作パネル部12の速度
設定部が操作された場合同操作による速度設定を優先と
し、当該再現モードにおいて各領域の走行を高速、ある
いは低速に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はビル等の建物の複
数の領域(通路)の床面を順次自動的に清掃する床清掃
ロボットの走行制御技術に係り、特に詳しくは各通路の
清掃を再現する際に速度設定を可能とし、通路の汚れに
合わせた清掃を行うようにした床清掃ロボットの制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この床清掃ロボットは、建物内の所定場
所(フロア)の通路の床面を清掃しながら往復走行し、
かつ複数の通路を順次自動的に清掃するために、例えば
図4に示すように、本体1の前面に前方の壁面等を検知
する超音波センサ2を配置し、その両側面に両側壁等を
検知する超音波センサ(検知手段)3を配置している。
【0003】本体1を走行させるための左右車輪の駆動
用モータ4,5にはロータリーエンコーダ(検知手段)
6,7が付いており、このロータリーエンコーダ6,7
を用いて少なくとも走行距離を検知する。なお、図示し
ないが、本体1は床を清掃する手段として散水装置、吸
引装置、ブラシやスクイジィ等を備えている。また、図
5に示す複数の通路を連続して清掃する場合各通路の清
掃を指示する必要がある。そのために、図6に示すよう
に、運転モード切替スイッチ部8、場所のコース設定ス
イッチ部9、自動清掃の内容設定スイッチ部10および
速度設定部11を有する操作パネル部12を本体1の所
定位置に設けている。
【0004】簡単に説明すると、運転モード設定部8は
自動清掃スイッチ8aおよび手動清掃スイッチ8bを有
し、自動的に清掃を行い、あるいは手動によって清掃が
行える。場所のコース設定部9は、例えば建物の一通路
のみを清掃する場合に設定するスイッチ9a、建物の複
数通路を連続して清掃する場合に通路から通路への移行
を設定する左折スイッチ9b11ない9b15および右
折スイッチ9b21ないし9b25を有し、複数(5
つ)の通路を連続して清掃可能とする。
【0005】自動清掃の内容設定部10は、既に記憶し
ている走行パターンにしたがって所定場所の自動清掃を
再現するための再現スイッチ10a、所定場所を清掃し
なら走行パターンを記憶する記憶スイッチ10b,所定
場所の清掃走行パターンを記憶せず、清掃走行のみとす
るためのスイッチ10cと、前記記憶時に当該場所に番
号を付し、再現時に当該場所を番号で読み出し可能とす
るためのスイッチ10dとを有し、記憶モード、再現モ
ード等による清掃運転を可能とする。速度設定部11
は、本体1の速度を高速に設定する高速スイッチ11a
および低速に設定する低速スイッチ11bを有し、各通
路における走行速度を設定する。
【0006】なお、運転モード設定部8は、自動清掃ス
イッチ8aの操作により点灯するランプ(LED)8
c、手動清掃スイッチ8bの操作により点灯するランプ
(LED)8dを備えている。場所のコース設定部9は
1通路のみを設定するスイッチ9a、左折スイッチ9b
11ない9b15および右折スイッチ9b21ないし9
b25の操作により点灯するランプ(LED)9c,9
dを備えている。自動清掃の内容設定部10は、各スイ
ッチ10a,10b,10cの操作により点灯するラン
プ(LED)10e,10f,10g、所定場所の記憶
番号を表示する記憶番号表示器(セグメント表示器)1
0hを備えている。速度設定部11は高速スイッチ11
aの操作により点灯するランプ(LED)11cおよび
低速スイッチ11bの操作により点灯するランプ(LE
D)11dを備えている。
【0007】例えば、図5に示す複数通路(例えば第1
ないし第4の通路)を清掃する場合、第1の通路から第
4の通路までのコースを場所のコース設定部9で設定す
る。この場合、第1の通路から第2の通路への移行が左
へ曲がる必要があるために左折スイッチ9b11をオン
とし、第2の通路から第3の通路への移行が右に曲がる
必要があるために右折スイッチ9b22をオンとし、第
3の通路から第4の通路への移行が右に曲がる必要があ
るために右折スイッチ9b32をオンとする。なお、左
折スイッチ9b11、右折スイッチ9b22および右折
スイッチ9b32に対応しているランプ9dが点灯す
る。
【0008】このとき、速度設定部11のスイッチも合
わせて操作する。例えば、第2の通路における走行速度
を低速とし、他の通路を高速にする場合、最初に高速に
設定した後、前記左折スイッチ9b11をオンとしてか
ら低速スイッチ11bをオンとし、第2の通路の走行速
度を低速に設定する。続いて、前記右折スイッチ9b2
2をオンとしてから高速スイッチ11bをオンとし、第
3の通路の走行速度を高速に設定する。続いて、前記右
折スイッチ9b23をオンとする。この場合、既に高速
に設定されていることから、速度設定部11を操作せず
とも、第4の通路の走行速度が高速に設定される。
【0009】そして、運転モード設定部8の自動清掃ス
イッチ8aをオンにする一方、自動清掃の内容設定部1
0で今回の清掃走行パターンを記憶するか、記憶せずに
清掃走行するかを選択する。なお、既に記憶されている
走行パターンにしたがって自動清掃する場合には、場所
のコース設定部9を操作せずに、再現スイッチ10aを
オンとし、かつ場所選択スイッチ10dで登録されてる
場所の番号を指定する。
【0010】しかる後、図示しないスタートスイッチを
オンにすると、前述したように、本体1を走行させると
ともに、清掃手段を所定に制御し、また各超音波センサ
2,3によって本体1の周囲を監視する。
【0011】前方の壁面を検知した場合、それまでの走
行距離を算出し、本体1を反転して再び初列同様に走行
を開始する。走行距離が初列時と同じになったら、本体
1を反転して再び走行を開始する。前記往復走行によ
り、第1の通路の床面清掃が終了すると、図5の波線矢
印に示すように、前方の壁面手前で本体1を停止し、第
2の通路への移行処理(90度回転等の処理)を行う。
【0012】続いて、前述同様に、本体1を走行しなが
ら床面を清掃し、第2の通路の床面清掃が終了すると、
前方の壁面手前で本体1を停止し、第3の通路へ移行処
理を行う。この移行処理後、前述同様に本体1を往復走
行しながら床面を清掃し、第3の通路の床面清掃が終了
すると、本体1を停止する。
【0013】また、記憶モードの場合には、前記コース
の設定を記憶するだけなく、通路の幅、長さや各通路の
走行速度も記憶し、これら情報を走行パターンとし、か
つ場所選択スイッチ10dで選択された番号を付してそ
の走行パターンを登録する。また、再現モードの場合に
は、その場所選択スイッチ10で選択された番号の走行
パターンにしたがって本体1を走行し、かつ清掃手段を
制御する。
【0014】このようにして、所定場所の複数領域(通
路)を人手を煩わせることなく、自動的各通路を順に清
掃することができ、また設定したコースにしたがって清
掃走行し、さらにそのコースを清掃しながら走行パター
ンを記憶し、さらにまた既に記憶した走行パターンを再
現して清掃走行することができ、清掃目的に適用して選
択することができる。
【0015】しかも、複数の通路の汚れ具合いに応じて
各通路における走行速度を高速、低速とすることによ
り、適応的な清掃が可能となり、所定領域の清掃の均一
化が図れ、つまり清掃の品質向上が図れ、また経済性に
優れ、清掃効率の向上を実現することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記床清掃
ロボットの制御方法において、例えば図5に示す各通路
を再現モードで清掃する場合再現スイッチ10aをオン
とし、かつ場所選択スイッチ10dでその場所の番号
(既に記憶している場所の番号)を選択し、しかる後ス
タートスイッチをオンとすれば、第1、第3および第4
の通路では高速走行となり、第2の通路では低速走行と
なる。
【0017】しかしならが、そのときに限って第2の通
路の汚れが他の通路と同程度になっていることもあり、
このような場合でも第2の通路での走行が低速となるた
めに、その分時間が余分にかかり、つまり清掃効率が低
下し、またバッテリが消耗し、経済的でない。
【0018】また、第2の通路の汚れが酷いということ
は同じフロアの第1、第3および第4の通路の汚れも酷
くなる可能性がある。このようなことから、第1、第3
および第4の通路の汚れが第2の通路と同程度になって
いる場合でも第1、第3および第4の通路の走行が高速
となるために、各通路の汚れがきれいにとれず、つまり
清掃品質が低下することとなる。
【0019】この発明は前記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は所定場所(複数の領域(通路))にお
ける清掃走行を適応的に行うことができ、清掃の品質向
上、清掃効率の向上、ひいては経済性に優れた床清掃ロ
ボットの制御方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は所定領域の床面を清掃しながら往復走行
し、該所定領域から他の領域へ移行した後同他の領域の
床面を清掃しながら往復走行し、複数の領域を順次連続
して清掃する際に各領域の走行速度を設定可能とし、少
なくとも前記清掃走行の走行パターンを記憶する記憶モ
ードの機能と、該記憶走行パターンにしたがって各領域
を順次連続して清掃可能とする再現モードの機能とを有
する床清掃ロボットの制御方法であって、前記再現モー
ド時に前記走行速度を設定する手段によって速度設定を
行った場合、前記記憶走行パターンにおける各領域の走
行速度を前記設定された速度を優先するようにしたこと
を特徴としている。
【0021】この発明は所定領域の床面を清掃しながら
往復走行し、該所定領域から他の領域へ移行した後同他
の領域の床面を清掃しながら往復走行し、複数の領域を
順次連続して清掃するために、当該本体を左折あるいは
右折して他の領域に移行し、かつ該左折あるいは右折を
複数回設定可能とする手段と、前記領域における走行速
度を少なくとも低速あるいは高速に設定する手段と、前
記設定手段によって設定された各領域において清掃しな
がら往復走行する際同各領域における走行パターンを記
憶する記憶モードの機能と、該記憶走行パターンにした
がって各領域を順次連続して清掃可能とする再現モード
の機能とを有する床清掃ロボットの制御方法であって、
前記再現モード時に、前記走行速度を設定する手段によ
って低速設定を行った場合前記記憶走行パターンにかか
わらず、各領域における走行速度を低速とし、前記走行
速度を設定する手段によって高速設定を行った場合前記
記憶走行パターンにかかわらず、各領域における走行速
度を高速としたことを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1ないし図3を参照して詳細に説明する。なお、図中、
図4および図6と同一部分には同一符号を付して重複説
明を省略する。また、この発明の床清掃ロボットの本体
については図4を参照、当該操作パネルにつては図6を
参照されたい。
【0023】図1において、この床清掃ロボットの制御
装置は、各超音波センサ2,3の超音波センサ部13に
よる検出信号により所定地区(所定領域;通路)の前方
壁面や両側壁面めでの距離等を測定する副制御部(CP
Uボード)14と、図6に示す操作パネル部12の操
作、副制御部14の測定結果およびロータリーエンコー
ダ6,7からのエンコーダパルス等をもとにして走行
(速度を含む)、停止および反転(移行を含む)等の制
御指示を出す一方、本体1の走行路を記憶し、かつ操作
パネル部12のランプや記憶番号表示器等の表示制御を
行う主制御部(CPUボード)15、この主制御部15
からの制御指示にしたがって駆動用モータ4,5の駆動
信号を出力する駆動輪制御回路16と、この駆動信号に
より駆動用モータ4,5を駆動する駆動回路17とを備
えている。
【0024】主制御部15は、場所のコース設定部9の
移行設定操作の後に速度設定部111を操作すると、そ
の移行設定先の領域の走行速度を設定する。また、主制
御部16は清掃手段(散水装置、吸引装置、ブラシおよ
びスクイジィ等)を所定に制御する。
【0025】次に、前記構成の床清掃ロボットに適用さ
れる制御方法の作用を図2のフローチャート図および図
3の走行路図を参照して説明する。なお、図3は図5に
示す清掃走行路図に対応している。
【0026】まず、図3に示す各領域(例えば第1ない
し第4の通路)について、図5で説明した従来例と同様
に、第1の通路、第3の通路および第4の通路がそれほ
ど汚れていないが、第2の通路が極端に汚れているめ
に、第1、第3および第4の通路における走行速度を高
速とし、第2の通路における走行速度を低速にするもの
とする。
【0027】この場合、第1ないし第4の通路を順に連
続して清掃走行とするために、場所のコース設定部9を
操作する。本体1を第1の通路から第2の通路へ移行
し、また第1の通路の走行速度を高速とするるために、
高速スイッチ11aをオンにし、左折スイッチ9b11
をオンにし、1回目の移行設定を行う。
【0028】第2の通路では低速走行に決めていること
から、低速スイッチ11bをオンにし、また第2の通路
から第3の通路へ移行させるために、右折スイッチ9b
22をオンにし、2回目の移行設定を行う。第3の通路
では高速走行に決めていることから、高速スイッチ11
aをオンにし、また第3の通路から第4の通路へ移行さ
せるために、右折スイッチ9b23をオンにし、3回目
の移行設定を行う。
【0029】第4の通路では高速走行に決めていること
から、高速スイッチ11aをオンのままとする。第4の
通路において清掃終了とする場合当該操作で設定終了に
なる。なお、各通路の走行速度を通常高速と決めていれ
ば、第2の通路の走行速度のみ低速に設定するだけで済
むようにもできる。前記処理後、操作パネル部12のス
タートスイッチ(図示せず)をオンにして本体1をスタ
ートすると、主制御部15は移行設定および速度設定に
したがって本体1を走行し、かつ各通路を往復走行しな
がら清掃するための制御を実行する。
【0030】この場合、運転モード設定部8の自動清掃
スイッチ8aをオンにし、自動内容設定部10のスイッ
チ10bをオンにすると、第1ないし第4の通路を自動
的に清掃走行し、かつ当該複数の通路を清掃する走行パ
ターン(走行速度も含む)を記憶する。また、場所選択
スイッチ10で登録番号を設定すれば、この当該走行パ
ターンを設定番号に登録する。
【0031】前記記憶された走行パターンにより同じ所
(第1ないし第4の通路)を清掃する場合には、少なく
とも自動内容設定部10の再現スイッチ10aをオンに
し、スタートスイッチをオンとすれば、第1ないし第4
の通路を前回の同じく清掃することができる。
【0032】この再現モード時において、主制御部15
は図2に示すルーチンを実行し、まず再現スイッチ10
aがオンになると(ステップST1)、低速スイッチ1
1bがオンであるか否かを判断する(ステップST
2)。例えば、通常と異なり、第1、第3および第4の
通路の汚れが第2の通路の汚れと同程度に酷いために、
低速スイッチ11bをオンにしていると、記憶された走
行パターンのうち、走行速度については無視し、当該設
定された低速を優先する。つまり、全通路(図3に示す
第1ないし第4の通路)における走行速度を低速に設定
する(ステップST3)。これにより、第1、第3およ
び第4の通路についても、丁寧な清掃が行われるため、
全ての通路をきれいに清掃することができ、つまり清掃
の品質の低下がなくなる。
【0033】また、低速スイッチ11bはオフであれ
ば、ステップST2からST4に進み、高速スイッチ1
1aがオンであるか否かを判断する。例えば、第2の通
路の汚れがそれほどでなく、第1、第3および第4の通
路と同程度の汚れであるために、高速スイッチ11aを
オンにしていると、記憶された走行パターンのうち、走
行速度については無視し、当該設定された高速を優先す
る。つまり、全通路(第1ないし第4の通路)における
走行速度を高速に設定する(ステップST5)。これに
より、第2の通路について、汚れを確実に清掃すことが
でき、しかも短時間で済むことになるため、清掃効率の
低下がなく、ひいては経済性の向上(特にバッテリの消
耗が少なくて済むこと)になる。
【0034】なお、高速スイッチ11aおよび低速スイ
ッチ11bの何れも、オンでなかれば、記憶されている
走行パターンの走行速度を設定する(ステップST
6)。したがって、当該再現モードにおいては、前回と
同じ清掃が行われる。
【0035】このように、再現モードを実行する際、記
憶清掃走行時に汚れが酷かった通路がそれほど汚れてい
ない場合、あるいは記憶清掃走行時に汚れがそれほどで
なかった通路が酷く汚れている場合でも、速度設定部1
1を操作(ワンタッチ操作)するだけよく、しかも汚れ
に対応した清掃走行を行うことができ、つまり適応的な
清掃が可能となる。また、再現モードをそのまま利用す
ることができることから、例えば場所のコース設定部9
の再操作、運転モード設定部8の再操作を行わずに済
み、面倒な操作を繰り返す必要がない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この床清掃ロボッ
トの制御方法の請求項1記載の発明によると、再現モー
ドに際して、走行速度を設定する手段によって速度設定
を行った場合記憶走行パターンにおける各領域の走行速
度を前記設定された速度を優先するようにしたので、当
該複数の領域の汚れ具合いが記憶清掃走行時と異なって
いる場合その汚れに合わせた清掃を行うことができ、つ
まり所定場所(複数の領域(通路))において清掃走行
を適応的に行うことができ、清掃の品質向上、清掃効率
の向上を図ることができ、ひいては経済性に優れている
という効果がある。
【0037】請求項2記載の発明によると、再現モード
に際して、走行速度を設定する手段によって低速設定を
行った場合記憶走行パターンの速度を無視して各領域に
おける走行速度を低速とし、前記走行速度を設定する手
段によって高速設定を行った場合記憶走行パターンの速
度を無視して各領域における走行速度を高速としたの
で、所定場所(複数領域(通路))において清掃走行を
適応的に行うことができ、ワンタッチ操作で済むという
効果がある。
【0038】例えば、記憶モードにおいて1つの通路の
みが極端に汚れているために同通路の清掃走行を低速と
していた場合、同じフロアの他の通路の汚れが少ないと
いうことは、通常汚れが酷い通路であっても、その通路
の汚れが少なくなる可能性があり、このようなときの再
現モードにおいてワンタッチ操作で全ての領域の清掃走
行を高速することができ、その分時間が少なくなり、清
掃効率の向上を図ることができ、バッテリの消耗が少な
くて済み、経済的である。
【0039】また、その逆に記憶モードにおいて1つの
領域の汚れが少ないために同領域の清掃走行を高速とし
ていた場合、同じフロアの他の通路の汚れが酷いという
ことは、通常汚れが少ない通路であっても、その通路の
汚れが酷くなる可能性があり、このようなときの再現モ
ードにおいてワンタッチ操作で全ての領域の清掃走行を
低速することができ、各領域の清掃品質の向上が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示し、床清掃ロボッ
トの制御方法が適用される制御装置の概略的ブロック線
図。
【図2】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的フローチャート図。
【図3】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的清掃走行路図。
【図4】従来の床清掃ロボットの概略的正面図。
【図5】図4に示す床清掃ロボットの動作を説明するた
めの概略的清掃走行路図。
【図6】床清掃ロボットの操作パネル部を説明するため
の概略的配置図。
【符号の説明】
1 本体(床清掃ロボットの) 9 場所のコース設定部 9b11,9b12,9b13,9b14,9b15
左折スイッチ 9b21,9b22,9b23,9b24,9b25
右折スイッチ 10 自動清掃の内容設定部 10a 再現スイッチ 10b 記憶スイッチ 11 速度設定部 11a 高速スイッチ 11b 低速スイッチ 12 操作パネル部 15 主制御部(CPUボード)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定領域の床面を清掃しながら往復走行
    し、該所定領域から他の領域へ移行した後同他の領域の
    床面を清掃しながら往復走行し、複数の領域を順次連続
    して清掃する際に各領域の走行速度を設定可能とし、少
    なくとも前記清掃走行の走行パターンを記憶する記憶モ
    ードの機能と、該記憶走行パターンにしたがって各領域
    を順次連続して清掃可能とする再現モードの機能とを有
    する床清掃ロボットの制御方法であって、前記再現モー
    ド時に前記走行速度を設定する手段によって速度設定を
    行った場合、前記記憶走行パターンにおける各領域の走
    行速度を前記設定された速度を優先するようにしたこと
    を特徴とする床清掃ロボットの制御方法。
  2. 【請求項2】 所定領域の床面を清掃しながら往復走行
    し、該所定領域から他の領域へ移行した後同他の領域の
    床面を清掃しながら往復走行し、複数の領域を順次連続
    して清掃するために、当該本体を左折あるいは右折して
    他の領域に移行し、かつ該左折あるいは右折を複数回設
    定可能とする手段と、前記領域における走行速度を少な
    くとも低速あるいは高速に設定する手段と、前記設定手
    段によって設定された各領域において清掃しながら往復
    走行する際同各領域における走行パターンを記憶する記
    憶モードの機能と、該記憶走行パターンにしたがって各
    領域を順次連続して清掃可能とする再現モードの機能と
    を有する床清掃ロボットの制御方法であって、前記再現
    モード時に、前記走行速度を設定する手段によって低速
    設定を行った場合前記記憶走行パターンにかかわらず、
    各領域における走行速度を低速とし、前記走行速度を設
    定する手段によって高速設定を行った場合前記記憶走行
    パターンにかかわらず、各領域における走行速度を高速
    としたことを特徴とする床清掃ロボットの制御方法。
JP9058494A 1997-02-26 1997-02-26 床清掃ロボットの制御方法 Withdrawn JPH10234634A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022249486A1 (ja) * 2021-05-28 2022-12-01 株式会社やまびこ 情報処理システム、作業機及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022249486A1 (ja) * 2021-05-28 2022-12-01 株式会社やまびこ 情報処理システム、作業機及びプログラム

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