JPH10234351A - 培養装置 - Google Patents
培養装置Info
- Publication number
- JPH10234351A JPH10234351A JP4248597A JP4248597A JPH10234351A JP H10234351 A JPH10234351 A JP H10234351A JP 4248597 A JP4248597 A JP 4248597A JP 4248597 A JP4248597 A JP 4248597A JP H10234351 A JPH10234351 A JP H10234351A
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- JP
- Japan
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- stainless steel
- antimicrobial
- metal
- touched
- shelf
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M41/00—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
- C12M41/12—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of temperature
- C12M41/14—Incubators; Climatic chambers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M37/00—Means for sterilizing, maintaining sterile conditions or avoiding chemical or biological contamination
Abstract
(57)【要約】
【課題】安全で持続的な抗菌性のある培養装置を提供す
る。 【解決手段】抗菌の必要な内箱3、棚板8、棚支え9、
加湿用トレー10に抗菌活性金属を含有するステンレス
スチールを用いる。
る。 【解決手段】抗菌の必要な内箱3、棚板8、棚支え9、
加湿用トレー10に抗菌活性金属を含有するステンレス
スチールを用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、炭酸ガス系イン
キュベータ等の細胞や微生物を培養する培養装置に関す
るものである。
キュベータ等の細胞や微生物を培養する培養装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の培養装置は、一般的に装置の内面
にステンレススチールを用いている。また、抗菌効果を
謳うものにあっては、装置内面に銅を用いている。
にステンレススチールを用いている。また、抗菌効果を
謳うものにあっては、装置内面に銅を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】培養装置は、内部を常
に清潔に保ちながら使用すべきものであり、装置内面に
ステンレススチールを用いるものにあっては、通常、定
期的な清掃や、滅菌処理を行っている。ステンレススチ
ールは、装置製造上の溶接技術が確立されている、加工
性がよい、清掃がしやすい等の利点があるが、定期的な
清掃や滅菌処理をおこたると、カビや菌が繁殖する。ス
テンレススチール製の装置内面に抗菌剤を含有する塗料
を塗布することも行われているが、その場合、内部の清
掃時や収納物の出し入れ時にその塗料が剥がれることが
ある。また、装置内面に銅を用いるものにあっては、細
胞や微生物の培養に有害な緑青の発生があったり、装置
製造上の溶接が困難である、加工性が悪い、製造コスト
が高い等の問題がある。
に清潔に保ちながら使用すべきものであり、装置内面に
ステンレススチールを用いるものにあっては、通常、定
期的な清掃や、滅菌処理を行っている。ステンレススチ
ールは、装置製造上の溶接技術が確立されている、加工
性がよい、清掃がしやすい等の利点があるが、定期的な
清掃や滅菌処理をおこたると、カビや菌が繁殖する。ス
テンレススチール製の装置内面に抗菌剤を含有する塗料
を塗布することも行われているが、その場合、内部の清
掃時や収納物の出し入れ時にその塗料が剥がれることが
ある。また、装置内面に銅を用いるものにあっては、細
胞や微生物の培養に有害な緑青の発生があったり、装置
製造上の溶接が困難である、加工性が悪い、製造コスト
が高い等の問題がある。
【0004】この発明は、安全で持続的な抗菌性のある
培養装置を提供することを目的としている。
培養装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の培養装置は、
内部の壁面や棚及び人の手の触れる抗菌の必要な部分に
抗菌活性金属を含有するステンレススチールを用いたも
のである。
内部の壁面や棚及び人の手の触れる抗菌の必要な部分に
抗菌活性金属を含有するステンレススチールを用いたも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1を参照し、この発明の培養装
置の実施の形態について説明する。
置の実施の形態について説明する。
【0007】この培養装置は、抗菌の必要な部分、特
に、装置内面及び内装部品を抗菌活性金属を含有するス
テンレススチールで構成することを特徴としている。
に、装置内面及び内装部品を抗菌活性金属を含有するス
テンレススチールで構成することを特徴としている。
【0008】ステンレススチールは、スチールにクロム
を12〜18%、ニッケルを7〜10%、炭素を0.2
%以下含み、更に、モリブデン、タングステン、チタ
ン、コバルト等が添加されたもので、いくつか知られて
いるが、その何れでもよい。
を12〜18%、ニッケルを7〜10%、炭素を0.2
%以下含み、更に、モリブデン、タングステン、チタ
ン、コバルト等が添加されたもので、いくつか知られて
いるが、その何れでもよい。
【0009】抗菌活性金属は、銅や銀等のイオン化傾向
の大きな金属が用いられ、その電気イオンによって優れ
た抗菌性を示す。混合率は、4%以下がよい。なぜな
ら、これらの抗菌活性金属を混合したステンレススチー
ルは、完全な合金とはならず、前記抗菌活性金属が析出
するので、3%より大であると、もろくなり、極端に多
くなると、混ぜ込めなくなるからである。ここで用いる
銅や銀は、培養装置の使用過程でステンレススチールよ
り脱落することがないので、抗菌効果は半永久的であ
る。しかも、混合率が小さいので、安全性も高い。
の大きな金属が用いられ、その電気イオンによって優れ
た抗菌性を示す。混合率は、4%以下がよい。なぜな
ら、これらの抗菌活性金属を混合したステンレススチー
ルは、完全な合金とはならず、前記抗菌活性金属が析出
するので、3%より大であると、もろくなり、極端に多
くなると、混ぜ込めなくなるからである。ここで用いる
銅や銀は、培養装置の使用過程でステンレススチールよ
り脱落することがないので、抗菌効果は半永久的であ
る。しかも、混合率が小さいので、安全性も高い。
【0010】特に、培養装置の内部は、細胞や微生物を
培養する上で、他の大腸菌やカビ等が繁殖することは好
ましくない。従って、その部分に抗菌活性金属を含有す
るステンレススチールを用いることは、非常に有意義で
ある。即ち、図1において、1はメッキされた鋼板製の
外箱2とステンレススチール製の内箱3との間に断熱材
(図示せず)を充填して一方を開口した本体4と、この
本体4の開口を開閉自在に閉塞する内扉5と外扉6とで
形成された培養庫である。本体4の内箱3の内部には所
定の温度に維持して細胞や微生物等の試料を培養する培
養室7が形成されている。この培養室7内にはステンレ
ススチール製の複数の棚板8が上下に配置されている。
この棚板8は内箱3に取り付けられたステンレススチー
ル製の棚支え9にセットすることで取付けられる。培養
室7の底にはこの培養室7内を所定の湿度に維持するス
テンレススチール製の加湿用トレー10が配置されてい
る。培養庫1の内箱3、棚板8、棚支え9及び加湿用ト
レー10はステンレススチールに抗菌活性金属を含有さ
せた素材で形成する。また、扉5、6の把手(図示せ
ず)等の人の手の触れる個所を抗菌活性金属を含有する
ステンレススチールで形成してもよい。
培養する上で、他の大腸菌やカビ等が繁殖することは好
ましくない。従って、その部分に抗菌活性金属を含有す
るステンレススチールを用いることは、非常に有意義で
ある。即ち、図1において、1はメッキされた鋼板製の
外箱2とステンレススチール製の内箱3との間に断熱材
(図示せず)を充填して一方を開口した本体4と、この
本体4の開口を開閉自在に閉塞する内扉5と外扉6とで
形成された培養庫である。本体4の内箱3の内部には所
定の温度に維持して細胞や微生物等の試料を培養する培
養室7が形成されている。この培養室7内にはステンレ
ススチール製の複数の棚板8が上下に配置されている。
この棚板8は内箱3に取り付けられたステンレススチー
ル製の棚支え9にセットすることで取付けられる。培養
室7の底にはこの培養室7内を所定の湿度に維持するス
テンレススチール製の加湿用トレー10が配置されてい
る。培養庫1の内箱3、棚板8、棚支え9及び加湿用ト
レー10はステンレススチールに抗菌活性金属を含有さ
せた素材で形成する。また、扉5、6の把手(図示せ
ず)等の人の手の触れる個所を抗菌活性金属を含有する
ステンレススチールで形成してもよい。
【0011】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0012】即ち、安全で抗菌効果が半永久的である培
養装置を得ることができる。その装置の内面及び内装部
品に抗菌活性金属を含有するステンレススチールを用い
れば、装置内に混入する菌の繁殖を防ぐことができる。
しかも、製造工程における利点や清掃のしやすさは、従
来のステンレススチール製のものと何ら変わることがな
い。
養装置を得ることができる。その装置の内面及び内装部
品に抗菌活性金属を含有するステンレススチールを用い
れば、装置内に混入する菌の繁殖を防ぐことができる。
しかも、製造工程における利点や清掃のしやすさは、従
来のステンレススチール製のものと何ら変わることがな
い。
【図1】この発明の培養装置の斜視図である。
3 培養装置の内箱 8 棚板 9 棚支え 10 加湿用トレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22C 38/00 302 C22C 38/00 302Z 38/52 38/52 // A01N 59/16 A01N 59/16 A 59/20 59/20 Z
Claims (1)
- 【請求項1】内部の壁面や棚及び人の手の触れる抗菌の
必要な部分に抗菌活性金属を含有するステンレススチー
ルを用いた培養装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4248597A JPH10234351A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 培養装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4248597A JPH10234351A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 培養装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003300633A Division JP2004000275A (ja) | 2003-08-25 | 2003-08-25 | 培養装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10234351A true JPH10234351A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12637373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4248597A Pending JPH10234351A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 培養装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10234351A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11256284A (ja) * | 1998-03-13 | 1999-09-21 | Nisshin Steel Co Ltd | 抗菌性に優れたフェライト系ステンレス鋼 |
US6333004B1 (en) * | 2000-01-10 | 2001-12-25 | Dan M. Sheldon | Apparatus and method for removing microbial contaminants from a flowing fluid |
DE10161903B4 (de) * | 2001-12-17 | 2006-05-04 | Kendro Laboratory Products Gmbh | Klimagerät mit strukturierten Innenoberflächen |
KR100991496B1 (ko) * | 2008-04-01 | 2010-11-04 | 주식회사 제이오텍 | 배양용 인큐베이터 |
US20110171724A1 (en) * | 2006-04-03 | 2011-07-14 | Sheldon Dan M | Apparatus and Method for Removing Microbial Contaminants From a Flowing Fluid |
US20140356934A1 (en) * | 2013-05-31 | 2014-12-04 | SunChrom GmbH | Incubation Chamber |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP4248597A patent/JPH10234351A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11256284A (ja) * | 1998-03-13 | 1999-09-21 | Nisshin Steel Co Ltd | 抗菌性に優れたフェライト系ステンレス鋼 |
US6333004B1 (en) * | 2000-01-10 | 2001-12-25 | Dan M. Sheldon | Apparatus and method for removing microbial contaminants from a flowing fluid |
DE10161903B4 (de) * | 2001-12-17 | 2006-05-04 | Kendro Laboratory Products Gmbh | Klimagerät mit strukturierten Innenoberflächen |
US20110171724A1 (en) * | 2006-04-03 | 2011-07-14 | Sheldon Dan M | Apparatus and Method for Removing Microbial Contaminants From a Flowing Fluid |
KR100991496B1 (ko) * | 2008-04-01 | 2010-11-04 | 주식회사 제이오텍 | 배양용 인큐베이터 |
US20140356934A1 (en) * | 2013-05-31 | 2014-12-04 | SunChrom GmbH | Incubation Chamber |
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