JPH10234200A - 回転界磁形同期発電機 - Google Patents
回転界磁形同期発電機Info
- Publication number
- JPH10234200A JPH10234200A JP9033986A JP3398697A JPH10234200A JP H10234200 A JPH10234200 A JP H10234200A JP 9033986 A JP9033986 A JP 9033986A JP 3398697 A JP3398697 A JP 3398697A JP H10234200 A JPH10234200 A JP H10234200A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- excitation
- coil
- field current
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 title claims abstract description 27
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 147
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 54
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000005281 excited state Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】過大な界磁電流が流れ続けて界磁コイルが焼損
したり自動電圧調整器が破壊したりするのを防止する。 【解決手段】界磁電流If を検出する界磁電流検出器7
と、界磁電流検出器により検出された界磁電流が制限値
を超える状態が所定の時間継続したときに励磁制限指令
信号を発生する励磁制限指令発生回路8Aと、励磁制限
指令信号が発生していないときには励磁コイル3cの全
出力電圧を励磁電圧Vf として自動電圧調整器4に与
え、励磁制限指令信号が発生したときに一定時間だけ励
磁電圧Vf を励磁コイル3cの全出力電圧よりも低い値
に切り換える励磁電圧切換回路8Bとを設けた。
したり自動電圧調整器が破壊したりするのを防止する。 【解決手段】界磁電流If を検出する界磁電流検出器7
と、界磁電流検出器により検出された界磁電流が制限値
を超える状態が所定の時間継続したときに励磁制限指令
信号を発生する励磁制限指令発生回路8Aと、励磁制限
指令信号が発生していないときには励磁コイル3cの全
出力電圧を励磁電圧Vf として自動電圧調整器4に与
え、励磁制限指令信号が発生したときに一定時間だけ励
磁電圧Vf を励磁コイル3cの全出力電圧よりも低い値
に切り換える励磁電圧切換回路8Bとを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転界磁形の同期
発電機に関するものである。
発電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転界磁形の同期発電機は、界磁コイル
を有する回転子と、負荷に電力を供給する主電機子コイ
ル及び界磁コイルを励磁するための出力を発生する励磁
コイルを有する固定子とを備えている。この種の発電機
では、負荷に与えられる電圧を設定値に保つため、励磁
コイルから与えられる励磁電圧を入力として主電機子コ
イルの出力電圧を設定値に保つように界磁コイルに流す
界磁電流を制御する自動電圧調整器が設けられている。
を有する回転子と、負荷に電力を供給する主電機子コイ
ル及び界磁コイルを励磁するための出力を発生する励磁
コイルを有する固定子とを備えている。この種の発電機
では、負荷に与えられる電圧を設定値に保つため、励磁
コイルから与えられる励磁電圧を入力として主電機子コ
イルの出力電圧を設定値に保つように界磁コイルに流す
界磁電流を制御する自動電圧調整器が設けられている。
【0003】図5は自動電圧調整器を備えた従来の回転
界磁形同期発電機の構成を示したもので、同図において
1は回転子2と固定子3とからなる発電機本体、4は自
動電圧調整器、5は負荷である。
界磁形同期発電機の構成を示したもので、同図において
1は回転子2と固定子3とからなる発電機本体、4は自
動電圧調整器、5は負荷である。
【0004】回転子2は、発電機のフレームに軸受けを
介して支持された回転軸に取り付けられた回転子鉄心2
aと、該回転子鉄心2aに巻回された界磁コイル2b
と、回転子鉄心2aに取り付けられた初期励磁用磁石2
cとからなっていて、図示しない原動機により回転駆動
される。固定子3は、回転子鉄心2aに設けられた磁極
部に対向する磁極部を有する固定子鉄心3aと該固定子
鉄心に巻回された主電機子コイル3b及び励磁コイル3
cとからなり、主電機子コイル3bの出力端子間に負荷
5が接続されている。
介して支持された回転軸に取り付けられた回転子鉄心2
aと、該回転子鉄心2aに巻回された界磁コイル2b
と、回転子鉄心2aに取り付けられた初期励磁用磁石2
cとからなっていて、図示しない原動機により回転駆動
される。固定子3は、回転子鉄心2aに設けられた磁極
部に対向する磁極部を有する固定子鉄心3aと該固定子
鉄心に巻回された主電機子コイル3b及び励磁コイル3
cとからなり、主電機子コイル3bの出力端子間に負荷
5が接続されている。
【0005】自動電圧調整器4は、励磁コイル3cから
与えられる励磁電圧Vf を電源電圧とし、主電機子コイ
ル3bの両端に得られる出力電圧(負荷の両端の電圧)
Voを検出して、出力電圧Vo を定格値に保つために界
磁コイル2bに流す必要がある直流電流を界磁電流If
として出力する。自動電圧調整器4から出力される界磁
電流If はブラシ6aと該ブラシが接触するスリップリ
ング6bとからなる周知の給電機構6を介して界磁コイ
ル2bに供給されている。
与えられる励磁電圧Vf を電源電圧とし、主電機子コイ
ル3bの両端に得られる出力電圧(負荷の両端の電圧)
Voを検出して、出力電圧Vo を定格値に保つために界
磁コイル2bに流す必要がある直流電流を界磁電流If
として出力する。自動電圧調整器4から出力される界磁
電流If はブラシ6aと該ブラシが接触するスリップリ
ング6bとからなる周知の給電機構6を介して界磁コイ
ル2bに供給されている。
【0006】図5に示した同期発電機において、図示し
ない原動機により回転子2が回転駆動されると、初期励
磁用磁石2cから生じる磁束が主電機子コイル3b及び
励磁コイル3cと鎖交するため、これらのコイルに電圧
が誘起する。励磁コイル3cに電圧が誘起すると、自動
電圧調整器4が界磁コイル2bに界磁電流If を供給す
るため、回転子鉄心2aの磁極部(界磁極)が励磁され
る。これにより主電機子コイル3b及び励磁コイル3c
に誘起する電圧の波高値が増大していき、発電機の出力
電圧が確立する。
ない原動機により回転子2が回転駆動されると、初期励
磁用磁石2cから生じる磁束が主電機子コイル3b及び
励磁コイル3cと鎖交するため、これらのコイルに電圧
が誘起する。励磁コイル3cに電圧が誘起すると、自動
電圧調整器4が界磁コイル2bに界磁電流If を供給す
るため、回転子鉄心2aの磁極部(界磁極)が励磁され
る。これにより主電機子コイル3b及び励磁コイル3c
に誘起する電圧の波高値が増大していき、発電機の出力
電圧が確立する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】自動電圧調整器を備え
た従来の回転界磁形同期発電機では、その回転数を定格
回転数まで上昇させる過程で、回転数の上昇に伴って界
磁電流If が増大していき、発電機の出力電圧Vo が上
昇していく。界磁電流If は、回転数の上昇により発電
機の出力電圧Vo が定格値に向けて上昇していく過程で
定格運転時の制限値を超えるようになる。発電機の出力
電圧Vo が上昇して定格値を超える領域に入ると、自動
電圧調整器4が発電機の出力電圧を定格値に保つように
界磁電流If を制御するため、界磁電流If は回転数の
上昇に伴って低下していくようになり、発電機の回転数
がある回転数を超える領域では、界磁電流If が定格運
転時の制限値を下回るようになる。
た従来の回転界磁形同期発電機では、その回転数を定格
回転数まで上昇させる過程で、回転数の上昇に伴って界
磁電流If が増大していき、発電機の出力電圧Vo が上
昇していく。界磁電流If は、回転数の上昇により発電
機の出力電圧Vo が定格値に向けて上昇していく過程で
定格運転時の制限値を超えるようになる。発電機の出力
電圧Vo が上昇して定格値を超える領域に入ると、自動
電圧調整器4が発電機の出力電圧を定格値に保つように
界磁電流If を制御するため、界磁電流If は回転数の
上昇に伴って低下していくようになり、発電機の回転数
がある回転数を超える領域では、界磁電流If が定格運
転時の制限値を下回るようになる。
【0008】発電機の回転数を定格回転数に保って運転
している状態で負荷を増大させていくと、自動電圧調整
器4は、負荷の増大に伴う出力電圧の降下分を補うよう
に界磁電流If を増加させ、過負荷運転領域では、界磁
電流が定格運転時の制限値を超えるようになる。
している状態で負荷を増大させていくと、自動電圧調整
器4は、負荷の増大に伴う出力電圧の降下分を補うよう
に界磁電流If を増加させ、過負荷運転領域では、界磁
電流が定格運転時の制限値を超えるようになる。
【0009】上記のように、回転界磁形同期発電機で
は、回転数が定格回転数に向けて上昇していく過程で、
界磁電流が定格時の制限値を超える領域が存在する。そ
のため、回転数がこの領域の回転数に保たれた状態で発
電機の運転が行われると、界磁電流が制限値を超える状
態が継続して界磁コイルの銅損による発熱が多くなると
いう問題があった。
は、回転数が定格回転数に向けて上昇していく過程で、
界磁電流が定格時の制限値を超える領域が存在する。そ
のため、回転数がこの領域の回転数に保たれた状態で発
電機の運転が行われると、界磁電流が制限値を超える状
態が継続して界磁コイルの銅損による発熱が多くなると
いう問題があった。
【0010】また従来の回転界磁形同期発電機では、定
格回転数で過負荷運転が行われたときにも、界磁電流が
制限値を超えることがあるため、長時間過負荷運転が行
われると、上記の場合と同様に界磁電流が制限値を超え
る状態が継続して界磁コイルの銅損による発熱が多くな
るという問題があった。
格回転数で過負荷運転が行われたときにも、界磁電流が
制限値を超えることがあるため、長時間過負荷運転が行
われると、上記の場合と同様に界磁電流が制限値を超え
る状態が継続して界磁コイルの銅損による発熱が多くな
るという問題があった。
【0011】界磁電流が制限値を超える状態が長時間継
続すると、発電機の使用環境によっては、界磁コイルが
過熱してコイル導体が焼損したり、界磁コイルが熱膨張
により破損したりするおそれがあった。また界磁電流が
制限値を超える状態が長時間継続すると、自動電圧調整
器4を構成する回路素子での発熱が多くなって、該回路
素子が破壊するおそれもあった。
続すると、発電機の使用環境によっては、界磁コイルが
過熱してコイル導体が焼損したり、界磁コイルが熱膨張
により破損したりするおそれがあった。また界磁電流が
制限値を超える状態が長時間継続すると、自動電圧調整
器4を構成する回路素子での発熱が多くなって、該回路
素子が破壊するおそれもあった。
【0012】本発明の目的は、界磁電流が制限値を超え
る状態が長時間継続して界磁コイルが焼損したり自動電
圧調整器が破壊したりするのを防止することができるよ
うにした回転界磁形同期発電機を提供することにある。
る状態が長時間継続して界磁コイルが焼損したり自動電
圧調整器が破壊したりするのを防止することができるよ
うにした回転界磁形同期発電機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、界磁コイルを
有する回転子と、負荷に電力を供給する主電機子コイル
及び界磁コイルを励磁するための出力を発生する励磁コ
イルを有する固定子と、励磁コイルから与えられる励磁
電圧を入力として主電機子コイルの出力電圧を設定値に
保つように界磁コイルに流す界磁電流を制御する自動電
圧調整器とを備えた回転界磁形同期発電機に係わるもの
である。
有する回転子と、負荷に電力を供給する主電機子コイル
及び界磁コイルを励磁するための出力を発生する励磁コ
イルを有する固定子と、励磁コイルから与えられる励磁
電圧を入力として主電機子コイルの出力電圧を設定値に
保つように界磁コイルに流す界磁電流を制御する自動電
圧調整器とを備えた回転界磁形同期発電機に係わるもの
である。
【0014】本発明においては、界磁コイルに供給され
る界磁電流を検出する界磁電流検出器と、該界磁電流検
出器により検出された界磁電流が制限値を超えている状
態が第1の設定時間の間継続した時に励磁電圧を励磁コ
イルの全出力電圧よりも低い電圧に制限して界磁電流を
制限値以下に減少させ、励磁電圧の制限により界磁電流
が制限値以下に制限されている状態が第2の設定時間の
間継続したときに励磁電圧の制限を解除するように界磁
コイルに入力される励磁電圧の大きさを制御する励磁制
御装置とを設けた。
る界磁電流を検出する界磁電流検出器と、該界磁電流検
出器により検出された界磁電流が制限値を超えている状
態が第1の設定時間の間継続した時に励磁電圧を励磁コ
イルの全出力電圧よりも低い電圧に制限して界磁電流を
制限値以下に減少させ、励磁電圧の制限により界磁電流
が制限値以下に制限されている状態が第2の設定時間の
間継続したときに励磁電圧の制限を解除するように界磁
コイルに入力される励磁電圧の大きさを制御する励磁制
御装置とを設けた。
【0015】上記のような励磁制御装置を設けると、発
電機の回転数が定格回転数以下の特定の回転数(励磁コ
イルの全出力電圧を自動電圧調整器に与えた場合に界磁
電流が制限値を超える回転数)に保持されて界磁電流が
制限値を超える状態が生じた場合や、定格回転数で過負
荷運転が行われて界磁電流が制限値を超える状態が生じ
た場合に、励磁コイルから自動電圧調整器に与える励磁
電圧を励磁コイルの全出力電圧よりも低い値に制限して
界磁電流を制限値以下に減少させる動作と、励磁電圧を
励磁コイルの全出力電圧に戻して界磁電流を増大させる
動作とを交互に繰り返し行わせることができる。そのた
め、本来であれば界磁電流が制限値を超える状態が継続
する状況が生じたときに、界磁電流の平均値を抑えて界
磁コイルの発熱を抑制することができ、界磁コイルが焼
損したり、自動電圧調整器が破壊したりするのを防止す
ることができる。
電機の回転数が定格回転数以下の特定の回転数(励磁コ
イルの全出力電圧を自動電圧調整器に与えた場合に界磁
電流が制限値を超える回転数)に保持されて界磁電流が
制限値を超える状態が生じた場合や、定格回転数で過負
荷運転が行われて界磁電流が制限値を超える状態が生じ
た場合に、励磁コイルから自動電圧調整器に与える励磁
電圧を励磁コイルの全出力電圧よりも低い値に制限して
界磁電流を制限値以下に減少させる動作と、励磁電圧を
励磁コイルの全出力電圧に戻して界磁電流を増大させる
動作とを交互に繰り返し行わせることができる。そのた
め、本来であれば界磁電流が制限値を超える状態が継続
する状況が生じたときに、界磁電流の平均値を抑えて界
磁コイルの発熱を抑制することができ、界磁コイルが焼
損したり、自動電圧調整器が破壊したりするのを防止す
ることができる。
【0016】上記励磁制御装置は例えば、界磁電流検出
器により検出される界磁電流が制限値を超えている状態
が第1の設定時間の間継続したときに励磁制限指令信号
を発生し、励磁制限指令信号が発生した時刻から第2の
設定時間が経過した時に励磁制限指令信号を消滅させる
励磁制限指令発生回路と、励磁制限指令信号が発生して
いないときには励磁コイルの全出力電圧を励磁電圧とし
て自動電圧調整器に入力し、励磁制限指令信号が発生し
ている間は励磁コイルの全出力電圧よりも低い値に制限
された電圧を励磁電圧として自動電圧調整器に入力する
励磁電圧切換回路とを備えることにより構成できる。
器により検出される界磁電流が制限値を超えている状態
が第1の設定時間の間継続したときに励磁制限指令信号
を発生し、励磁制限指令信号が発生した時刻から第2の
設定時間が経過した時に励磁制限指令信号を消滅させる
励磁制限指令発生回路と、励磁制限指令信号が発生して
いないときには励磁コイルの全出力電圧を励磁電圧とし
て自動電圧調整器に入力し、励磁制限指令信号が発生し
ている間は励磁コイルの全出力電圧よりも低い値に制限
された電圧を励磁電圧として自動電圧調整器に入力する
励磁電圧切換回路とを備えることにより構成できる。
【0017】励磁電圧の切換を可能にするには、例え
ば、励磁コイルの中間部からタップを引き出して、該励
磁コイルから2種類の電圧を取り出し得るようにする。
この場合、励磁電圧切換回路は、励磁制限指令信号が発
生していないときには励磁コイルの両端の電圧を励磁電
圧として自動電圧調整器に入力し、励磁制限指令信号が
発生しているときには励磁コイルの一端とタップとの間
に得られる電圧を励磁電圧として自動電圧調整器に入力
するように励磁コイルから自動電圧調整器に入力される
電圧を切り換えるリレーにより構成できる。
ば、励磁コイルの中間部からタップを引き出して、該励
磁コイルから2種類の電圧を取り出し得るようにする。
この場合、励磁電圧切換回路は、励磁制限指令信号が発
生していないときには励磁コイルの両端の電圧を励磁電
圧として自動電圧調整器に入力し、励磁制限指令信号が
発生しているときには励磁コイルの一端とタップとの間
に得られる電圧を励磁電圧として自動電圧調整器に入力
するように励磁コイルから自動電圧調整器に入力される
電圧を切り換えるリレーにより構成できる。
【0018】励磁制限指令発生回路は例えば、界磁電流
検出器の出力信号により一定の時定数で充電される制限
時間設定用コンデンサと、該制限時間設定用コンデンサ
に蓄積された電荷を一定の時定数で放電させる放電回路
と、界磁電流が制限値を超えて制限時間設定用コンデン
サの両端の電圧のレベルが一定値を超えた時に導通して
該制限時間設定用コンデンサの両端の電圧のレベルが一
定値を超えている間導通状態を保持するスイッチ回路
と、スイッチ回路が導通しているときに励磁コイルの出
力電圧で該スイッチ回路と電流制限素子とを通して一定
の時定数で充電され、スイッチ回路が遮断状態になった
ときに放電させられる制限開始時間設定用コンデンサ
と、制限開始時間設定用コンデンサの両端の電圧が設定
値を超えたときに励磁コイルからスイッチ回路を通して
駆動信号が与えられて導通して励磁制限指令信号を出力
する励磁制限指令出力用スイッチ回路とにより構成でき
る。この場合、界磁電流が制限値を超えてから第1の設
定時間が経過した時に制限開始時間設定用コンデンサの
両端の電圧が設定値を超えるように制限開始時間設定用
コンデンサの充電時定数が設定される。また制限値を超
えていた界磁電流が制限値以下になった時刻から第2の
設定時間が経過した時にスイッチ回路が遮断状態になる
ように制限時間設定用コンデンサの放電時定数が設定さ
れる。
検出器の出力信号により一定の時定数で充電される制限
時間設定用コンデンサと、該制限時間設定用コンデンサ
に蓄積された電荷を一定の時定数で放電させる放電回路
と、界磁電流が制限値を超えて制限時間設定用コンデン
サの両端の電圧のレベルが一定値を超えた時に導通して
該制限時間設定用コンデンサの両端の電圧のレベルが一
定値を超えている間導通状態を保持するスイッチ回路
と、スイッチ回路が導通しているときに励磁コイルの出
力電圧で該スイッチ回路と電流制限素子とを通して一定
の時定数で充電され、スイッチ回路が遮断状態になった
ときに放電させられる制限開始時間設定用コンデンサ
と、制限開始時間設定用コンデンサの両端の電圧が設定
値を超えたときに励磁コイルからスイッチ回路を通して
駆動信号が与えられて導通して励磁制限指令信号を出力
する励磁制限指令出力用スイッチ回路とにより構成でき
る。この場合、界磁電流が制限値を超えてから第1の設
定時間が経過した時に制限開始時間設定用コンデンサの
両端の電圧が設定値を超えるように制限開始時間設定用
コンデンサの充電時定数が設定される。また制限値を超
えていた界磁電流が制限値以下になった時刻から第2の
設定時間が経過した時にスイッチ回路が遮断状態になる
ように制限時間設定用コンデンサの放電時定数が設定さ
れる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わる同期発電機
の構成例を概略的に示したもので、同図において1は回
転子2と固定子3とにより構成された同期発電機本体、
4は自動電圧調整器、5は負荷である。
の構成例を概略的に示したもので、同図において1は回
転子2と固定子3とにより構成された同期発電機本体、
4は自動電圧調整器、5は負荷である。
【0020】回転子2は従来のものと同様に、回転軸に
取り付けられた回転子鉄心2aと該鉄心に巻回された界
磁コイル2bと、回転子鉄心2aに取り付けられた初期
励磁用磁石2cとからなっている。また固定子3は、回
転子鉄心2aの磁極部に対向する磁極部を有する固定子
鉄心3aと、固定子鉄心3aに巻回された主電機子コイ
ル3b及び励磁コイル3cとからなっていて、励磁コイ
ル3cの中間部からタップtが引き出されている。図示
の例では、励磁コイル3cの中央部からタップtが引き
出されていて、励磁コイル3cの一端3c1とタップtと
の間に、該励磁コイルの両端に得られる電圧(全出力電
圧)Ve の1/2の電圧Ve ´(=Ve/2)が得られ
るようになっている。なおタップtを引き出す位置は、
必ずしも励磁コイル3cの中央部である必要はない。
取り付けられた回転子鉄心2aと該鉄心に巻回された界
磁コイル2bと、回転子鉄心2aに取り付けられた初期
励磁用磁石2cとからなっている。また固定子3は、回
転子鉄心2aの磁極部に対向する磁極部を有する固定子
鉄心3aと、固定子鉄心3aに巻回された主電機子コイ
ル3b及び励磁コイル3cとからなっていて、励磁コイ
ル3cの中間部からタップtが引き出されている。図示
の例では、励磁コイル3cの中央部からタップtが引き
出されていて、励磁コイル3cの一端3c1とタップtと
の間に、該励磁コイルの両端に得られる電圧(全出力電
圧)Ve の1/2の電圧Ve ´(=Ve/2)が得られ
るようになっている。なおタップtを引き出す位置は、
必ずしも励磁コイル3cの中央部である必要はない。
【0021】自動電圧調整器4は、励磁コイル3cから
与えられる励磁電圧Vf を入力とし、主電機子コイル3
bの両端に得られる発電機の出力電圧Vo を検出して、
出力電圧Vo を定格値に保つために必要な界磁電流(直
流電流)If を出力する。この界磁電流If はブラシ6
aと該ブラシが接触するスリップリング6bとからなる
給電機構6を通して界磁コイル2bに与えられている。
与えられる励磁電圧Vf を入力とし、主電機子コイル3
bの両端に得られる発電機の出力電圧Vo を検出して、
出力電圧Vo を定格値に保つために必要な界磁電流(直
流電流)If を出力する。この界磁電流If はブラシ6
aと該ブラシが接触するスリップリング6bとからなる
給電機構6を通して界磁コイル2bに与えられている。
【0022】本発明においては、自動電圧調整器4から
界磁コイル2bに与えられる界磁電流If を検出する界
磁電流検出器7と、界磁電流検出器7により検出された
界磁電流が制限値を超える状態が所定時間継続したとき
に、自動電圧調整器4に与える励磁電圧Vf を励磁コイ
ル3cが発生する全出力電圧Ve よりも低い電圧Ve´
に切り換える励磁制御装置8とを設ける。
界磁コイル2bに与えられる界磁電流If を検出する界
磁電流検出器7と、界磁電流検出器7により検出された
界磁電流が制限値を超える状態が所定時間継続したとき
に、自動電圧調整器4に与える励磁電圧Vf を励磁コイ
ル3cが発生する全出力電圧Ve よりも低い電圧Ve´
に切り換える励磁制御装置8とを設ける。
【0023】図示の界磁電流検出器7は自動電圧調整器
4から給電機構6に至る配線に装着された変流器からな
っていて、界磁電流If に比例した界磁電流検出信号
(電圧信号)を発生する。
4から給電機構6に至る配線に装着された変流器からな
っていて、界磁電流If に比例した界磁電流検出信号
(電圧信号)を発生する。
【0024】励磁制御装置8は、界磁電流検出器7によ
り検出された界磁電流If が制限値を超えている状態が
第1の設定時間の間継続した時に励磁電圧Vf を励磁コ
イルの全出力電圧Ve よりも低い電圧Ve ´に制限して
界磁電流を制限値以下に減少させ、励磁電圧Vf の制限
により界磁電流If が制限値以下に制限されている状態
を第2の設定時間の間継続させた後に励磁電圧Vf の制
限を解除するように界磁コイルに入力される励磁電圧の
大きさを制御する装置である。
り検出された界磁電流If が制限値を超えている状態が
第1の設定時間の間継続した時に励磁電圧Vf を励磁コ
イルの全出力電圧Ve よりも低い電圧Ve ´に制限して
界磁電流を制限値以下に減少させ、励磁電圧Vf の制限
により界磁電流If が制限値以下に制限されている状態
を第2の設定時間の間継続させた後に励磁電圧Vf の制
限を解除するように界磁コイルに入力される励磁電圧の
大きさを制御する装置である。
【0025】この励磁制御装置8は、図1に示したよう
に、界磁電流検出器7の出力が入力された励磁制限指令
発生回路8Aと、励磁コイル3cの一端3c1と他端3c2
との間に得られる全出力電圧Ve 及び励磁コイルの一端
3c1とタップtとの間に得られる電圧Ve ´(=Ve /
2)が入力された励磁電圧切換回路8Bとにより構成で
きる。
に、界磁電流検出器7の出力が入力された励磁制限指令
発生回路8Aと、励磁コイル3cの一端3c1と他端3c2
との間に得られる全出力電圧Ve 及び励磁コイルの一端
3c1とタップtとの間に得られる電圧Ve ´(=Ve /
2)が入力された励磁電圧切換回路8Bとにより構成で
きる。
【0026】励磁制限指令発生回路8Aは、界磁電流検
出器7により検出される界磁電流If が制限値を超えて
いる状態が第1の設定時間T1 の間継続したときに励磁
制限指令信号を発生し、界磁電流If が制限値以下にな
った時刻から第2の設定時間T2 が経過した時に励磁制
限指令信号を消滅させるように構成される。
出器7により検出される界磁電流If が制限値を超えて
いる状態が第1の設定時間T1 の間継続したときに励磁
制限指令信号を発生し、界磁電流If が制限値以下にな
った時刻から第2の設定時間T2 が経過した時に励磁制
限指令信号を消滅させるように構成される。
【0027】励磁電圧切換回路8Bは、励磁制限指令信
号が発生していないときには励磁コイル3cの全出力電
圧Ve を励磁電圧Vf として自動電圧調整器4に入力
し、励磁制限指令信号が発生している間は励磁コイル3
cの全出力電圧Ve よりも低い値に制限された電圧Ve
´を励磁電圧Vf として自動電圧調整器4に入力するよ
うに構成される。
号が発生していないときには励磁コイル3cの全出力電
圧Ve を励磁電圧Vf として自動電圧調整器4に入力
し、励磁制限指令信号が発生している間は励磁コイル3
cの全出力電圧Ve よりも低い値に制限された電圧Ve
´を励磁電圧Vf として自動電圧調整器4に入力するよ
うに構成される。
【0028】図1に示した例では、励磁コイル3cの一
端3c1とタップとの間に得られる電圧Ve ´が励磁制限
指令発生回路8Aに制限された電源電圧として入力され
ている。
端3c1とタップとの間に得られる電圧Ve ´が励磁制限
指令発生回路8Aに制限された電源電圧として入力され
ている。
【0029】図1の発電機においては、界磁電流If が
制限値を超える状態が第1の設定時間T1 の間継続した
ときに励磁制限指令発生回路8Aが励磁制限指令信号を
発生し、界磁電流If が制限値以下になった時刻(励磁
制限指令信号が発生した時刻)から第2の設定時間T2
が経過したときに励磁制限指令信号を消滅させる。
制限値を超える状態が第1の設定時間T1 の間継続した
ときに励磁制限指令発生回路8Aが励磁制限指令信号を
発生し、界磁電流If が制限値以下になった時刻(励磁
制限指令信号が発生した時刻)から第2の設定時間T2
が経過したときに励磁制限指令信号を消滅させる。
【0030】励磁電圧切換回路8Bは、電磁リレーや無
接点リレー等からなっていて、励磁制限指令信号が発生
していないときに励磁コイル3cの全出力電圧Ve を励
磁電圧Vf として自動電圧調整器4に与え、励磁制限指
令信号が発生したときには、励磁コイル3cの一端とタ
ップとの間に得られる低い電圧Ve ´を励磁電圧Vfと
して自動電圧調整器4に与える。
接点リレー等からなっていて、励磁制限指令信号が発生
していないときに励磁コイル3cの全出力電圧Ve を励
磁電圧Vf として自動電圧調整器4に与え、励磁制限指
令信号が発生したときには、励磁コイル3cの一端とタ
ップとの間に得られる低い電圧Ve ´を励磁電圧Vfと
して自動電圧調整器4に与える。
【0031】自動電圧調整器4は、励磁コイル3cの全
出力電圧が励磁電圧Vf として与えられているときに、
発電機の出力電圧Vo を定格値に保つために必要な正規
の界磁電流If を出力し、励磁制限指令信号が発生して
励磁電圧Vf が励磁コイル3cの全出力電圧よりも低い
電圧Ve ´に切り換えられたときには、正規の界磁電流
If よりも小さい値に制限された界磁電流を出力する。
出力電圧が励磁電圧Vf として与えられているときに、
発電機の出力電圧Vo を定格値に保つために必要な正規
の界磁電流If を出力し、励磁制限指令信号が発生して
励磁電圧Vf が励磁コイル3cの全出力電圧よりも低い
電圧Ve ´に切り換えられたときには、正規の界磁電流
If よりも小さい値に制限された界磁電流を出力する。
【0032】従って、発電機が定格回転数よりも低い回
転数で運転されて、制限値を超える界磁電流If が流れ
続ける状態が生じたときには、制限値を超える界磁電流
が第1の設定時間の間流れる動作と、制限値以下の界磁
電流が第2の設定時間の間流れる動作とが交互に繰り返
えされ、界磁電流の平均値が減少させられる。制限値を
超える界磁電流が流れる時間(第1の設定時間)と制限
値以下に制限された界磁電流が流れる時間(第2の設定
時間)との比を適当に設定しておくことにより、界磁コ
イル2bに与えられる界磁電流の平均値を制限値以下に
抑えることができ、界磁コイル2bで生じる発熱を抑制
することができる。
転数で運転されて、制限値を超える界磁電流If が流れ
続ける状態が生じたときには、制限値を超える界磁電流
が第1の設定時間の間流れる動作と、制限値以下の界磁
電流が第2の設定時間の間流れる動作とが交互に繰り返
えされ、界磁電流の平均値が減少させられる。制限値を
超える界磁電流が流れる時間(第1の設定時間)と制限
値以下に制限された界磁電流が流れる時間(第2の設定
時間)との比を適当に設定しておくことにより、界磁コ
イル2bに与えられる界磁電流の平均値を制限値以下に
抑えることができ、界磁コイル2bで生じる発熱を抑制
することができる。
【0033】本発明に係わる同期発電機の更に具体的な
構成例を図2に示した。図2に示した例では、励磁電圧
切換回路8Bが電磁リレーからなっている。図示の電磁
リレーは、励磁コイル10と、励磁コイル10により駆
動される可動接点m1 及びm2 と、励磁コイル10が非
励磁状態にあるときに可動接点m1 及びm2 がそれぞれ
接触する固定接点b1 及びb2 と、励磁コイル10が励
磁されたときに可動接点m1 及びm2 がそれぞれ接触す
る固定接点a1 及びa2 とを備えている。このリレーの
固定接点b1 及びa2 は共通に接続されて自動電圧調整
器4の一方の励磁電圧入力端子に接続され、固定接点a
1 及び固定接点b2 は遊び接点とされている。可動接点
m1 は励磁コイル3cの他端3c2に接続され、可動接点
m2 は励磁コイルのタップtに接続されている。
構成例を図2に示した。図2に示した例では、励磁電圧
切換回路8Bが電磁リレーからなっている。図示の電磁
リレーは、励磁コイル10と、励磁コイル10により駆
動される可動接点m1 及びm2 と、励磁コイル10が非
励磁状態にあるときに可動接点m1 及びm2 がそれぞれ
接触する固定接点b1 及びb2 と、励磁コイル10が励
磁されたときに可動接点m1 及びm2 がそれぞれ接触す
る固定接点a1 及びa2 とを備えている。このリレーの
固定接点b1 及びa2 は共通に接続されて自動電圧調整
器4の一方の励磁電圧入力端子に接続され、固定接点a
1 及び固定接点b2 は遊び接点とされている。可動接点
m1 は励磁コイル3cの他端3c2に接続され、可動接点
m2 は励磁コイルのタップtに接続されている。
【0034】励磁制限指令発生回路8Aは、第1ないし
第3のスイッチ素子としてのトランジスタTR1 ないし
TR3 と、抵抗R1 ないしR8 と、制限時間設定用コン
デンサC1 と、制限開始時間設定用コンデンサC2 と、
ダイオードD1 ないしD3 と、ツェナーダイオードZD
1 とにより構成されている。
第3のスイッチ素子としてのトランジスタTR1 ないし
TR3 と、抵抗R1 ないしR8 と、制限時間設定用コン
デンサC1 と、制限開始時間設定用コンデンサC2 と、
ダイオードD1 ないしD3 と、ツェナーダイオードZD
1 とにより構成されている。
【0035】更に詳細に説明すると、制限時間設定用コ
ンデンサC1 は、ダイオードD1 と抵抗R1 とを通して
界磁電流検出器7の出力端子間に接続され、界磁電流検
出器7の出力信号によりダイオードD1 及び抵抗R1 を
通して一定の時定数で図示の極性に充電される。制限時
間設定用コンデンサC1 の両端には放電用抵抗R2 が接
続されている。制限時間設定用コンデンサC1 の正極性
側の端子はツェナーダイオードZD1 と抵抗R3 との直
列回路を通して第1のスイッチ素子を構成するNPNト
ランジスタTR1 のベースに接続され、該トランジスタ
TR1 のエミッタはコンデンサC1 の負極性側端子につ
ながる共通ラインL1 に接続されている。トランジスタ
TR1 のコレクタは抵抗R4 を通してダイオードD2 の
カソードに接続され、該ダイオードD2 のアノードは励
磁コイル3cのタップtに接続されている。第1のスイ
ッチ素子を構成するトランジスタTR1 は、制限時間設
定用コンデンサC1 の両端の電圧によりツェナーダイオ
ードZD1 と第1の電流制限素子としての抵抗R3 とを
通してベース電流(駆動信号)が与えられ、励磁コイル
3cが出力する電圧Ve ´の一方の半サイクルにおいて
ダイオードD2 と抵抗R4 とを通してコレクタに電圧が
印加される。
ンデンサC1 は、ダイオードD1 と抵抗R1 とを通して
界磁電流検出器7の出力端子間に接続され、界磁電流検
出器7の出力信号によりダイオードD1 及び抵抗R1 を
通して一定の時定数で図示の極性に充電される。制限時
間設定用コンデンサC1 の両端には放電用抵抗R2 が接
続されている。制限時間設定用コンデンサC1 の正極性
側の端子はツェナーダイオードZD1 と抵抗R3 との直
列回路を通して第1のスイッチ素子を構成するNPNト
ランジスタTR1 のベースに接続され、該トランジスタ
TR1 のエミッタはコンデンサC1 の負極性側端子につ
ながる共通ラインL1 に接続されている。トランジスタ
TR1 のコレクタは抵抗R4 を通してダイオードD2 の
カソードに接続され、該ダイオードD2 のアノードは励
磁コイル3cのタップtに接続されている。第1のスイ
ッチ素子を構成するトランジスタTR1 は、制限時間設
定用コンデンサC1 の両端の電圧によりツェナーダイオ
ードZD1 と第1の電流制限素子としての抵抗R3 とを
通してベース電流(駆動信号)が与えられ、励磁コイル
3cが出力する電圧Ve ´の一方の半サイクルにおいて
ダイオードD2 と抵抗R4 とを通してコレクタに電圧が
印加される。
【0036】トランジスタTR1 のコレクタはまた第2
のスイッチ素子を構成するPNPトランジスタTR2 の
ベースに抵抗R5 を通して接続され、トランジスタTR
2 のエミッタは抵抗R6 を通してダイオードD2 のカソ
ードに接続されている。トランジスタTR2 (第2のス
イッチ素子)は、トランジスタTR1 (第1のスイッチ
素子)が導通状態になったときにベース電流(駆動信
号)が与えられて導通する。
のスイッチ素子を構成するPNPトランジスタTR2 の
ベースに抵抗R5 を通して接続され、トランジスタTR
2 のエミッタは抵抗R6 を通してダイオードD2 のカソ
ードに接続されている。トランジスタTR2 (第2のス
イッチ素子)は、トランジスタTR1 (第1のスイッチ
素子)が導通状態になったときにベース電流(駆動信
号)が与えられて導通する。
【0037】トランジスタTR2 のコレクタと共通ライ
ンL1 との間に制限開始時間設定用コンデンサC2 が接
続され、該制限開始時間設定用コンデンサC2 の両端に
は放電用抵抗R7 が接続されている。制限開始時間設定
用コンデンサC2 は、トランジスタTR2 (第2のスイ
ッチ素子)が導通状態になった時に励磁コイル3cの出
力電圧で、ダイオードD2 と第2の電流制限素子として
の抵抗R6 とトランジスタTR2 のエミッタコレクタ間
とを通して一定の時定数で充電される。
ンL1 との間に制限開始時間設定用コンデンサC2 が接
続され、該制限開始時間設定用コンデンサC2 の両端に
は放電用抵抗R7 が接続されている。制限開始時間設定
用コンデンサC2 は、トランジスタTR2 (第2のスイ
ッチ素子)が導通状態になった時に励磁コイル3cの出
力電圧で、ダイオードD2 と第2の電流制限素子として
の抵抗R6 とトランジスタTR2 のエミッタコレクタ間
とを通して一定の時定数で充電される。
【0038】トランジスタTR2 のコレクタは、エミッ
タが共通ラインL1 に接続されたNPNトランジスタT
R3 (第3のスイッチ素子)のベースに抵抗R8 を通し
て接続され、トランジスタTR3 のコレクタは、カソー
ドがダイオードD2 のカソードに接続されたダイオード
D3 のアノードに接続されている。トランジスタTR3
のコレクタにリレーの励磁コイル10の一端が接続さ
れ、該励磁コイルの他端はダイオードD2 のカソードに
接続されている。
タが共通ラインL1 に接続されたNPNトランジスタT
R3 (第3のスイッチ素子)のベースに抵抗R8 を通し
て接続され、トランジスタTR3 のコレクタは、カソー
ドがダイオードD2 のカソードに接続されたダイオード
D3 のアノードに接続されている。トランジスタTR3
のコレクタにリレーの励磁コイル10の一端が接続さ
れ、該励磁コイルの他端はダイオードD2 のカソードに
接続されている。
【0039】この例では、コンデンサC1 −ツェナーダ
イオードZD1 −抵抗R3 −トランジスタTR1 のベー
スエミッタ間回路−コンデンサC1 の回路と、コンデン
サC1 −抵抗R2 −コンデンサC1 の回路とにより制限
時間設定用コンデンサC1 に蓄積された電荷を一定の時
定数で放電させる制限時間設定用コンデンサ放電回路が
構成されている。この放電回路においては、界磁電流が
制限値を超えたときにツェナーダイオードZD1 が導通
するように該ツェナーダイオードの導通レベルが設定さ
れている。また界磁電流が制限値以下の状態にあるとき
に、コンデンサC1 の両端の電圧が界磁電流検出器7の
出力信号にほぼ比例して変化するように、抵抗R3 の抵
抗値が十分に大きく設定されている。
イオードZD1 −抵抗R3 −トランジスタTR1 のベー
スエミッタ間回路−コンデンサC1 の回路と、コンデン
サC1 −抵抗R2 −コンデンサC1 の回路とにより制限
時間設定用コンデンサC1 に蓄積された電荷を一定の時
定数で放電させる制限時間設定用コンデンサ放電回路が
構成されている。この放電回路においては、界磁電流が
制限値を超えたときにツェナーダイオードZD1 が導通
するように該ツェナーダイオードの導通レベルが設定さ
れている。また界磁電流が制限値以下の状態にあるとき
に、コンデンサC1 の両端の電圧が界磁電流検出器7の
出力信号にほぼ比例して変化するように、抵抗R3 の抵
抗値が十分に大きく設定されている。
【0040】図2の発電機においてはまた、ツェナーダ
イオードZD1 と抵抗R3 ないしR6 とトランジスタT
R1 及びTR2 とにより、界磁電流が制限値を超えて制
限時間設定用コンデンサの両端の電圧のレベルが一定値
を超えた時に導通して該制限時間設定用コンデンサの両
端の電圧のレベルが一定値を超えている間導通状態を保
持するスイッチ回路が構成されている。制限開始時間設
定用コンデンサC2 は、上記スイッチ回路が導通してい
るときに励磁コイル3cの出力電圧でスイッチ回路と電
流制限素子(抵抗R6 )とを通して一定の時定数で充電
され、スイッチ回路が遮断状態になったときに放電用抵
抗R7 を通して放電させられる。界磁電流が制限値以下
になってトランジスタTR1 及びTR2 (スイッチ回
路)が遮断状態になったときにコンデンサC2 の電荷を
速やかに放電させるように、抵抗R7 の抵抗値は比較的
小さく設定されている。
イオードZD1 と抵抗R3 ないしR6 とトランジスタT
R1 及びTR2 とにより、界磁電流が制限値を超えて制
限時間設定用コンデンサの両端の電圧のレベルが一定値
を超えた時に導通して該制限時間設定用コンデンサの両
端の電圧のレベルが一定値を超えている間導通状態を保
持するスイッチ回路が構成されている。制限開始時間設
定用コンデンサC2 は、上記スイッチ回路が導通してい
るときに励磁コイル3cの出力電圧でスイッチ回路と電
流制限素子(抵抗R6 )とを通して一定の時定数で充電
され、スイッチ回路が遮断状態になったときに放電用抵
抗R7 を通して放電させられる。界磁電流が制限値以下
になってトランジスタTR1 及びTR2 (スイッチ回
路)が遮断状態になったときにコンデンサC2 の電荷を
速やかに放電させるように、抵抗R7 の抵抗値は比較的
小さく設定されている。
【0041】更に、抵抗R8 とトランジスタTR3 とに
より、制限開始時間設定用コンデンサの両端の電圧が設
定値を超えたときに励磁コイル3cからスイッチ回路を
通して駆動信号が与えられて導通して励磁制限指令信号
を出力する励磁制限指令出力用スイッチ回路が構成され
ている。
より、制限開始時間設定用コンデンサの両端の電圧が設
定値を超えたときに励磁コイル3cからスイッチ回路を
通して駆動信号が与えられて導通して励磁制限指令信号
を出力する励磁制限指令出力用スイッチ回路が構成され
ている。
【0042】そして、界磁電流If が制限値を超えてか
ら第1の設定時間T1 が経過した時に制限開始時間設定
用コンデンサC2 の両端の電圧が設定値を超えるように
制限開始時間設定用コンデンサC2 の充電時定数が設定
され、制限値を超えていた界磁電流が制限値以下になっ
た時刻から第2の設定時間T2 が経過した時に上記スイ
ッチ回路が遮断状態になるように制限時間設定用コンデ
ンサC1 の放電時定数が設定されている。
ら第1の設定時間T1 が経過した時に制限開始時間設定
用コンデンサC2 の両端の電圧が設定値を超えるように
制限開始時間設定用コンデンサC2 の充電時定数が設定
され、制限値を超えていた界磁電流が制限値以下になっ
た時刻から第2の設定時間T2 が経過した時に上記スイ
ッチ回路が遮断状態になるように制限時間設定用コンデ
ンサC1 の放電時定数が設定されている。
【0043】図2の発電機において、界磁電流If が制
限値を超えてトランジスタTR1 及びTR2 が導通する
と、励磁コイル3cの一端3c1とタップtとの間に得ら
れる出力電圧によりダイオードD2 と抵抗R6 とトラン
ジスタTR2 のエミッタコレクタ間とを通して制限開始
時間設定用コンデンサC2 が図示の極性に充電される。
界磁電流が制限値を超えた後第1の設定時間T1 が経過
して制限開始時間設定用コンデンサC2 の両端の電圧が
設定値に達すると、第3のスイッチ素子を構成するトラ
ンジスタTR3 に与えられるベース電流(駆動信号)が
該トランジスタTR3 を導通状態にするレベルに達する
ため、トランジスタTR3 が導通して励磁コイル10に
励磁電流を流す。この例では、トランジスタTR3 のコ
レクタエミッタ間を通して流れる励磁コイル10の励磁
電流が励磁制限指令信号となる。励磁コイル10に励磁
電流が流れると、リレーの可動接点m1 及びm2 がそれ
ぞれ固定接点a1 及びa2 側に切り替わるため、励磁コ
イル3cの一端3c1とタップtとの間に得られる電圧V
e ´(=Ve /2)が自動電圧調整器4に励磁電圧Vf
として与えられる。これにより界磁電流If が制限値I
m よりも低い値まで減少させられる。
限値を超えてトランジスタTR1 及びTR2 が導通する
と、励磁コイル3cの一端3c1とタップtとの間に得ら
れる出力電圧によりダイオードD2 と抵抗R6 とトラン
ジスタTR2 のエミッタコレクタ間とを通して制限開始
時間設定用コンデンサC2 が図示の極性に充電される。
界磁電流が制限値を超えた後第1の設定時間T1 が経過
して制限開始時間設定用コンデンサC2 の両端の電圧が
設定値に達すると、第3のスイッチ素子を構成するトラ
ンジスタTR3 に与えられるベース電流(駆動信号)が
該トランジスタTR3 を導通状態にするレベルに達する
ため、トランジスタTR3 が導通して励磁コイル10に
励磁電流を流す。この例では、トランジスタTR3 のコ
レクタエミッタ間を通して流れる励磁コイル10の励磁
電流が励磁制限指令信号となる。励磁コイル10に励磁
電流が流れると、リレーの可動接点m1 及びm2 がそれ
ぞれ固定接点a1 及びa2 側に切り替わるため、励磁コ
イル3cの一端3c1とタップtとの間に得られる電圧V
e ´(=Ve /2)が自動電圧調整器4に励磁電圧Vf
として与えられる。これにより界磁電流If が制限値I
m よりも低い値まで減少させられる。
【0044】界磁電流If が制限値よりも低くなると、
界磁電流検出器7の出力電圧が界磁電流制限時間設定用
コンデンサC1 の両端の電圧よりも低くなるため、該コ
ンデンサC1 の電荷は抵抗R2 を通して一定の時定数で
放電していく。界磁電流が制限値以下に減少した後、第
2の設定時間が経過してコンデンサC1 の両端の電圧が
ツェナーダイオードZD1 のツェナー電圧よりも低くな
ると該ツェナーダイオードZD1 が遮断状態になるた
め、トランジスタTR1 が遮断状態になり、トランジス
タTR2 が遮断状態になる。これによりトランジスタT
R3 が遮断状態になるため、励磁コイル10を流れてい
た電流が零になり(界磁電流制限指令信号が消滅し)、
リレーの可動接点m1 及びm2 がそれぞれ固定接点b1
及びb2 側に切替わる。従って、励磁コイル3cから自
動電圧調整器4に与えられる励磁電圧が励磁コイルの全
出力電圧Ve に回復し、界磁電流If が正規の値に回復
する。
界磁電流検出器7の出力電圧が界磁電流制限時間設定用
コンデンサC1 の両端の電圧よりも低くなるため、該コ
ンデンサC1 の電荷は抵抗R2 を通して一定の時定数で
放電していく。界磁電流が制限値以下に減少した後、第
2の設定時間が経過してコンデンサC1 の両端の電圧が
ツェナーダイオードZD1 のツェナー電圧よりも低くな
ると該ツェナーダイオードZD1 が遮断状態になるた
め、トランジスタTR1 が遮断状態になり、トランジス
タTR2 が遮断状態になる。これによりトランジスタT
R3 が遮断状態になるため、励磁コイル10を流れてい
た電流が零になり(界磁電流制限指令信号が消滅し)、
リレーの可動接点m1 及びm2 がそれぞれ固定接点b1
及びb2 側に切替わる。従って、励磁コイル3cから自
動電圧調整器4に与えられる励磁電圧が励磁コイルの全
出力電圧Ve に回復し、界磁電流If が正規の値に回復
する。
【0045】上記のように、図2の同期発電機において
は、界磁電流If が制限値を超えてから第1の設定時間
T1 が経過した時にトランジスタTR3 (第3のスイッ
チ素子)が導通するように制限開始時間設定用コンデン
サC2 の充電時定数が設定され、制限値を超えていた界
磁電流If が制限値以下になった時刻から第2の設定時
間T2 が経過した時にトランジスタTR1 (第1のスイ
ッチ素子)が遮断状態になるように制限時間設定用コン
デンサC1 の放電時定数が設定されている。
は、界磁電流If が制限値を超えてから第1の設定時間
T1 が経過した時にトランジスタTR3 (第3のスイッ
チ素子)が導通するように制限開始時間設定用コンデン
サC2 の充電時定数が設定され、制限値を超えていた界
磁電流If が制限値以下になった時刻から第2の設定時
間T2 が経過した時にトランジスタTR1 (第1のスイ
ッチ素子)が遮断状態になるように制限時間設定用コン
デンサC1 の放電時定数が設定されている。
【0046】上記第1の設定時間T1 は、発電機の正常
な起動時にその回転数が零から定格回転数まで変化する
過程で界磁電流If が定格運転時の制限値を超えた状態
を保持する時間よりも長く設定しておく。また第2の設
定時間T2 は、界磁電流Ifを制限しないと、該界磁電
流の値が許容し得ない時間(発電機の機械的設計、巻線
設計、使用環境等により異なる)にわたって定格時の制
限値を超える値に保持される状態が生じたときに、界磁
電流の平均値を定格時の制限値以下に(界磁巻線が焼損
したり自動電圧調整器の構成部品が破壊したりするおそ
れがない値以下に)抑制するように、第1の設定時間T
1 の長さとの関係で適当な値に設定する。
な起動時にその回転数が零から定格回転数まで変化する
過程で界磁電流If が定格運転時の制限値を超えた状態
を保持する時間よりも長く設定しておく。また第2の設
定時間T2 は、界磁電流Ifを制限しないと、該界磁電
流の値が許容し得ない時間(発電機の機械的設計、巻線
設計、使用環境等により異なる)にわたって定格時の制
限値を超える値に保持される状態が生じたときに、界磁
電流の平均値を定格時の制限値以下に(界磁巻線が焼損
したり自動電圧調整器の構成部品が破壊したりするおそ
れがない値以下に)抑制するように、第1の設定時間T
1 の長さとの関係で適当な値に設定する。
【0047】なお図2において、11は界磁電流If を
測定するために挿入された電流計である。この電流計は
実際には省略することができる。
測定するために挿入された電流計である。この電流計は
実際には省略することができる。
【0048】図2に示した発電機において、回転子2が
回転させられると、初期励磁用磁石2cにより励磁コイ
ル3cに電圧Ve が誘起する。界磁電流If が制限値以
下になっている状態では、励磁制限指令信号が発生しな
い(励磁電圧切換回路8Bを構成するリレーが励磁され
ない)ため、リレーの可動接点m1 及びm2 はそれぞれ
固定接点b1 及びb2 に接触している。この状態では、
励磁コイル3cの両端の電圧(励磁コイルの全出力電
圧)Ve が自動電圧調整器4に励磁電圧Vf として入力
される。自動電圧調整器4は、主電機子コイル3bの両
端の出力電圧Voを定格値に保つために必要な界磁電流
If を界磁コイル2bに与える。これにより回転子鉄心
が増磁され、励磁コイル3cに誘起する電圧が上昇する
とともに、主電機子コイル3bに誘起する出力電圧が上
昇していく。
回転させられると、初期励磁用磁石2cにより励磁コイ
ル3cに電圧Ve が誘起する。界磁電流If が制限値以
下になっている状態では、励磁制限指令信号が発生しな
い(励磁電圧切換回路8Bを構成するリレーが励磁され
ない)ため、リレーの可動接点m1 及びm2 はそれぞれ
固定接点b1 及びb2 に接触している。この状態では、
励磁コイル3cの両端の電圧(励磁コイルの全出力電
圧)Ve が自動電圧調整器4に励磁電圧Vf として入力
される。自動電圧調整器4は、主電機子コイル3bの両
端の出力電圧Voを定格値に保つために必要な界磁電流
If を界磁コイル2bに与える。これにより回転子鉄心
が増磁され、励磁コイル3cに誘起する電圧が上昇する
とともに、主電機子コイル3bに誘起する出力電圧が上
昇していく。
【0049】図2に示した同期発電機の実特性の一例を
図3及び図4に示した。図3は出力電圧Vo 対回転数N
特性及び界磁電流If 対回転数N特性を示し、図4は発
電機を定格回転数で運転した場合の、出力電圧Vo 対負
荷容量特性及び界磁電流If対負荷容量特性を示す。
図3及び図4に示した。図3は出力電圧Vo 対回転数N
特性及び界磁電流If 対回転数N特性を示し、図4は発
電機を定格回転数で運転した場合の、出力電圧Vo 対負
荷容量特性及び界磁電流If対負荷容量特性を示す。
【0050】図3においてIf1は無負荷時の特性を示
し、If2は負荷時の特性を示している。またVo1及びV
o2はそれぞれIf1及びIf2に対応していて、Vo1は無負
荷時の特性を示し、Vo2は負荷時の特性を示している。
図4の横軸の負荷容量は定格負荷に対する百分率で示し
ており、100%が定格負荷を示している。図2及び図
3に示した特性を測定するために用いた同期発電機の定
格電圧は105[V]、定格回転数は3600[rp
m]であり、定格運転時の界磁電流If の制限値Im
(図3のfa 点の電流)は2.25[A]である。
し、If2は負荷時の特性を示している。またVo1及びV
o2はそれぞれIf1及びIf2に対応していて、Vo1は無負
荷時の特性を示し、Vo2は負荷時の特性を示している。
図4の横軸の負荷容量は定格負荷に対する百分率で示し
ており、100%が定格負荷を示している。図2及び図
3に示した特性を測定するために用いた同期発電機の定
格電圧は105[V]、定格回転数は3600[rp
m]であり、定格運転時の界磁電流If の制限値Im
(図3のfa 点の電流)は2.25[A]である。
【0051】発電機が起動させられると、発電機の回転
数が定格回転数(3600rpm)まで上昇する間に、
界磁電流If がf1 点からf6 点まで変化する。この
間、界磁電流If は、f2 点〜f4 点の範囲で(回転数
が約2250〜2700rpmの範囲にあるときに)制
限値Im を超える。界磁電流If が制限値Im を超える
とコンデンサC1 の両端の電圧がツェナーダイオードZ
D1 のツェナー電圧を超えるため、トランジスタTR1
が導通し、トランジスタTR2 が導通する。トランジス
タTR2 の導通によりコンデンサC2 が一定の時定数で
充電される。界磁電流If が制限値Im を超えた後、第
1の設定時間T1 が経過すると、コンデンサC2 の端子
電圧がトランジスタTR3 を導通状態にするレベルに達
するため、該トランジスタTR3 が導通して励磁コイル
10に電流を流すが、第1の設定時間T1 は、発電機の
起動が正常に行われた時に界磁電流がf2 点からf4 点
まで変化するのに要する時間よりも長く設定されている
ため、発電機の起動が正常に行われたときにはトランジ
スタTR3 が導通することはなく、自動電圧調整器に与
えられる励磁電圧Vf は制限されることがない。
数が定格回転数(3600rpm)まで上昇する間に、
界磁電流If がf1 点からf6 点まで変化する。この
間、界磁電流If は、f2 点〜f4 点の範囲で(回転数
が約2250〜2700rpmの範囲にあるときに)制
限値Im を超える。界磁電流If が制限値Im を超える
とコンデンサC1 の両端の電圧がツェナーダイオードZ
D1 のツェナー電圧を超えるため、トランジスタTR1
が導通し、トランジスタTR2 が導通する。トランジス
タTR2 の導通によりコンデンサC2 が一定の時定数で
充電される。界磁電流If が制限値Im を超えた後、第
1の設定時間T1 が経過すると、コンデンサC2 の端子
電圧がトランジスタTR3 を導通状態にするレベルに達
するため、該トランジスタTR3 が導通して励磁コイル
10に電流を流すが、第1の設定時間T1 は、発電機の
起動が正常に行われた時に界磁電流がf2 点からf4 点
まで変化するのに要する時間よりも長く設定されている
ため、発電機の起動が正常に行われたときにはトランジ
スタTR3 が導通することはなく、自動電圧調整器に与
えられる励磁電圧Vf は制限されることがない。
【0052】発電機の回転数が定格値よりも低く、かつ
制限値を超える界磁電流が流れる範囲(図3のf2 〜f
4 間)のある回転数に第1の設定時間以上保持される
と、図2のトランジスタTR3 が導通して励磁コイル1
0が励磁されるため、リレーの可動接点m1 及びm2 が
それぞれ固定接点a1 及びa2 に接触する状態に切替え
られ、励磁コイル3cから自動電圧調整器4に与えられ
る励磁電圧Vf が励磁コイル3cの全出力電圧Ve から
該全出力電圧の1/2の電圧Ve ´に切替えられて、界
磁電流が制限値以下に減少させられる。励磁電圧がVe
´(=Ve /2)に切り換えられると、図3のf2 〜f
4 間の特性は、同図のf2 ´〜f4 ´のようになり、界
磁電流がほぼ1/2に減少させられる。界磁電流が制限
された後第2の設定時間T2 が経過すると、トランジス
タTR1 及びTR2 が遮断状態になり、トランジスタT
R3 が遮断状態になるため、リレーの可動接点m1 及び
m2がそれぞれ固定接点b1 及びb2 側に切り換えられ
て、自動電圧調整器4に与えられる励磁電圧Vf が励磁
コイル3cの全出力電圧に回復させられる。励磁電圧V
f が励磁コイルの全出力電圧Ve に回復することにより
界磁電流If が再び制限値Im を超え、界磁電流が制限
値を超えている状態が第1の設定時間T1 を超えると、
前記と同様にしてトランジスタTR3 が導通して界磁電
流の制限動作が行われる。
制限値を超える界磁電流が流れる範囲(図3のf2 〜f
4 間)のある回転数に第1の設定時間以上保持される
と、図2のトランジスタTR3 が導通して励磁コイル1
0が励磁されるため、リレーの可動接点m1 及びm2 が
それぞれ固定接点a1 及びa2 に接触する状態に切替え
られ、励磁コイル3cから自動電圧調整器4に与えられ
る励磁電圧Vf が励磁コイル3cの全出力電圧Ve から
該全出力電圧の1/2の電圧Ve ´に切替えられて、界
磁電流が制限値以下に減少させられる。励磁電圧がVe
´(=Ve /2)に切り換えられると、図3のf2 〜f
4 間の特性は、同図のf2 ´〜f4 ´のようになり、界
磁電流がほぼ1/2に減少させられる。界磁電流が制限
された後第2の設定時間T2 が経過すると、トランジス
タTR1 及びTR2 が遮断状態になり、トランジスタT
R3 が遮断状態になるため、リレーの可動接点m1 及び
m2がそれぞれ固定接点b1 及びb2 側に切り換えられ
て、自動電圧調整器4に与えられる励磁電圧Vf が励磁
コイル3cの全出力電圧に回復させられる。励磁電圧V
f が励磁コイルの全出力電圧Ve に回復することにより
界磁電流If が再び制限値Im を超え、界磁電流が制限
値を超えている状態が第1の設定時間T1 を超えると、
前記と同様にしてトランジスタTR3 が導通して界磁電
流の制限動作が行われる。
【0053】上記のように、界磁電流が制限値を超える
状態で運転が行われたときには、励磁電圧Vf を励磁コ
イルの全出力電圧とする動作と励磁コイルの全出力電圧
の1/2とする動作とが交互に繰り返されるため、界磁
電流の平均値が制限値Im 以下に制限され、界磁コイル
の焼損が防止される。
状態で運転が行われたときには、励磁電圧Vf を励磁コ
イルの全出力電圧とする動作と励磁コイルの全出力電圧
の1/2とする動作とが交互に繰り返されるため、界磁
電流の平均値が制限値Im 以下に制限され、界磁コイル
の焼損が防止される。
【0054】また発電機を定格回転数で回転させて、図
4に示したように、発電機の負荷容量を増大させると、
出力電圧Vo はV1 ,V2 ,…,V5 と変化する。自動
電圧調整器4は負荷の増大に伴う電圧降下分を補償する
べく界磁電流If をf1 ,f2 ,…,f5 のように増加
させるが、図示の例では、負荷容量が200[%]に達
すると、電圧降下分の補償を行うことができなくなり、
主電機子コイル3bの主力電圧Vo 及び励磁コイル3c
の出力電圧が急激に低下していく。励磁コイル3cの出
力電圧の低下により、界磁電流はf5 まで上昇した後、
曲線If ´に沿って減少していき、出力電圧Vo はV5
からV6 へと低下していく。
4に示したように、発電機の負荷容量を増大させると、
出力電圧Vo はV1 ,V2 ,…,V5 と変化する。自動
電圧調整器4は負荷の増大に伴う電圧降下分を補償する
べく界磁電流If をf1 ,f2 ,…,f5 のように増加
させるが、図示の例では、負荷容量が200[%]に達
すると、電圧降下分の補償を行うことができなくなり、
主電機子コイル3bの主力電圧Vo 及び励磁コイル3c
の出力電圧が急激に低下していく。励磁コイル3cの出
力電圧の低下により、界磁電流はf5 まで上昇した後、
曲線If ´に沿って減少していき、出力電圧Vo はV5
からV6 へと低下していく。
【0055】発電機が図4のf3 〜f5 間で過負荷運転
されて界磁電流If が長時間制限値Im を超える値に保
持されると、前記と同様にして励磁電圧が制限される動
作と励磁電圧が復帰させられる動作とが繰り返されて、
界磁電流の平均値が制限値以下に抑制される。図4のf
3 点の界磁電流が流れている状態で励磁電圧の制限動作
が行われると界磁電流は同図のf3 ´点まで減少させら
れ、出力電圧Vo はV3 からV3 ´まで低下させられ
る。また図4のf4 点の界磁電流が流れている状態で励
磁電圧の制限動作が行われると界磁電流は同図のf4 ´
点まで減少させられ、出力電圧Vo はV4 からV4 ´ま
で低下させられる。
されて界磁電流If が長時間制限値Im を超える値に保
持されると、前記と同様にして励磁電圧が制限される動
作と励磁電圧が復帰させられる動作とが繰り返されて、
界磁電流の平均値が制限値以下に抑制される。図4のf
3 点の界磁電流が流れている状態で励磁電圧の制限動作
が行われると界磁電流は同図のf3 ´点まで減少させら
れ、出力電圧Vo はV3 からV3 ´まで低下させられ
る。また図4のf4 点の界磁電流が流れている状態で励
磁電圧の制限動作が行われると界磁電流は同図のf4 ´
点まで減少させられ、出力電圧Vo はV4 からV4 ´ま
で低下させられる。
【0056】図2に示した例では、制限時間設定用コン
デンサC1 の両端の電圧が一定値を超えたときに導通す
るスイッチ回路をツェナーダイオードZD1 と抵抗R3
ないしR6 と、トランジスタTR1 及びTR2 とにより
構成しているが、このスイッチ回路の構成は図示の例に
限定されるものではない。例えば、図2に示した例にお
いて、トランジスタTR2 及び抵抗R5 ,R6 を省略し
て、ツェナーダイオードZD1 と抵抗R3 とトランジス
タTR1 と抵抗R4 とによりスイッチ回路を構成し、ト
ランジスタTR1 のエミッタと共通ラインL1 との間に
コンデンサC2と抵抗R7 との並列回路を接続して、励
磁コイル3cの出力電圧で抵抗R4 とトランジスタTR
1 のコレクタエミッタ間回路とを通してコンデンサC2
を充電するように構成してもよい。
デンサC1 の両端の電圧が一定値を超えたときに導通す
るスイッチ回路をツェナーダイオードZD1 と抵抗R3
ないしR6 と、トランジスタTR1 及びTR2 とにより
構成しているが、このスイッチ回路の構成は図示の例に
限定されるものではない。例えば、図2に示した例にお
いて、トランジスタTR2 及び抵抗R5 ,R6 を省略し
て、ツェナーダイオードZD1 と抵抗R3 とトランジス
タTR1 と抵抗R4 とによりスイッチ回路を構成し、ト
ランジスタTR1 のエミッタと共通ラインL1 との間に
コンデンサC2と抵抗R7 との並列回路を接続して、励
磁コイル3cの出力電圧で抵抗R4 とトランジスタTR
1 のコレクタエミッタ間回路とを通してコンデンサC2
を充電するように構成してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、発電機
の回転数が定格回転数以下の特定の回転数に保持されて
界磁電流が制限値を超える状態が生じた場合や、定格回
転数で過負荷運転が行われて界磁電流が制限値を超える
状態が生じた場合に、励磁コイルから自動電圧調整器に
与える励磁電圧を励磁コイルの全出力電圧よりも低い値
に制限して界磁電流を制限値以下に減少させる動作と、
励磁電圧を励磁コイルの全出力電圧に戻して界磁電流を
増大させる動作とを交互に繰り返し行わせるようにした
ので、界磁電流の平均値を抑えて界磁コイルの発熱を抑
制することができ、界磁コイルが焼損したり、自動電圧
調整器が破壊したりするのを防止することができる利点
がある。
の回転数が定格回転数以下の特定の回転数に保持されて
界磁電流が制限値を超える状態が生じた場合や、定格回
転数で過負荷運転が行われて界磁電流が制限値を超える
状態が生じた場合に、励磁コイルから自動電圧調整器に
与える励磁電圧を励磁コイルの全出力電圧よりも低い値
に制限して界磁電流を制限値以下に減少させる動作と、
励磁電圧を励磁コイルの全出力電圧に戻して界磁電流を
増大させる動作とを交互に繰り返し行わせるようにした
ので、界磁電流の平均値を抑えて界磁コイルの発熱を抑
制することができ、界磁コイルが焼損したり、自動電圧
調整器が破壊したりするのを防止することができる利点
がある。
【図1】本発明に係わる界磁回転形同期発電機の一構成
例を概略的に示した構成図である。
例を概略的に示した構成図である。
【図2】図1の同期発電機で用いる各回路の具体的な構
成例を示した回路図である。
成例を示した回路図である。
【図3】本発明に係わる同期発電機の出力電圧対回転数
特性及び界磁電流対回転数特性の一例を示した線図であ
る。
特性及び界磁電流対回転数特性の一例を示した線図であ
る。
【図4】本発明に係わる同期発電機の出力電圧対負荷容
量特性及び界磁電流対負荷容量特性の一例を示した線図
である。
量特性及び界磁電流対負荷容量特性の一例を示した線図
である。
【図5】従来の界磁回転形同期発電機の構成を概略的に
示した構成図である。
示した構成図である。
1 同期発電機本体 2 回転子 2a 回転子鉄心 2b 界磁コイル 3 固定子 3a 固定子鉄心 3b 主電機子コイル 3c 励磁コイル 4 自動電圧調整器 5 負荷 7 界磁電流検出器 8 励磁制御装置 8A 励磁制限指令発生回路 8B 励磁電圧切換回路
Claims (4)
- 【請求項1】 界磁コイルを有する回転子と、負荷に電
力を供給する主電機子コイル及び前記界磁コイルを励磁
するための出力を発生する励磁コイルを有する固定子
と、前記励磁コイルから与えられる励磁電圧を入力とし
て前記主電機子コイルの出力電圧を設定値に保つように
前記界磁コイルに流す界磁電流を制御する自動電圧調整
器とを備えた回転界磁形同期発電機において、 前記界磁コイルに供給される界磁電流を検出する界磁電
流検出器と、 前記界磁電流検出器により検出された界磁電流が制限値
を超えている状態が第1の設定時間の間継続した時に前
記励磁電圧を励磁コイルの全出力電圧よりも低い電圧に
制限して前記界磁電流を制限値以下に減少させ、前記励
磁電圧の制限により界磁電流が制限値以下に制限されて
いる状態を第2の設定時間の間継続させた後に前記励磁
電圧の制限を解除するように前記界磁コイルに入力され
る励磁電圧の大きさを制御する励磁制御装置とを具備し
たことを特徴とする回転界磁形同期発電機。 - 【請求項2】 前記励磁制御装置は、 前記界磁電流検出器により検出される界磁電流が制限値
を超えている状態が第1の設定時間の間継続したときに
励磁制限指令信号を発生し、前記励磁制限指令信号が発
生した時刻から第2の設定時間が経過した時に前記励磁
制限指令信号を消滅させる励磁制限指令発生回路と、 前記励磁制限指令信号が発生していないときには前記励
磁コイルの全出力電圧を前記励磁電圧として自動電圧調
整器に入力し、前記励磁制限指令信号が発生している間
は前記励磁コイルの全出力電圧よりも低い値に制限され
た電圧を前記励磁電圧として自動電圧調整器に入力する
励磁電圧切換回路とを備えていることを特徴する請求項
1に記載の回転界磁形同期発電機。 - 【請求項3】 前記励磁コイルの中間部からタップが引
き出され、 前記励磁電圧切換回路は、前記励磁制限指令信号が発生
していないときには前記励磁コイルの両端の電圧を前記
励磁電圧として前記自動電圧調整器に入力し、前記励磁
制限指令信号が発生しているときには前記励磁コイルの
一端とタップとの間に得られる電圧を前記励磁電圧とし
て自動電圧調整器に入力するように前記励磁コイルから
自動電圧調整器に入力される電圧を切り換えるリレーか
らなっている請求項2に記載の回転界磁形同期発電機。 - 【請求項4】 前記励磁制限指令発生回路は、 前記界磁電流検出器の出力信号により一定の時定数で充
電される制限時間設定用コンデンサと、 前記制限時間設定用コンデンサに蓄積された電荷を一定
の時定数で放電させる放電回路と、 前記界磁電流が制限値を超えて前記制限時間設定用コン
デンサの両端の電圧のレベルが一定値を超えた時に導通
して該制限時間設定用コンデンサの両端の電圧のレベル
が一定値を超えている間導通状態を保持するスイッチ回
路と、 前記スイッチ回路が導通しているときに前記励磁コイル
の出力電圧で前記スイッチ回路と電流制限素子とを通し
て一定の時定数で充電され、前記スイッチ回路が遮断状
態になったときに放電させられる制限開始時間設定用コ
ンデンサと、 前記制限開始時間設定用コンデンサの両端の電圧が設定
値を超えたときに前記励磁コイルから前記スイッチ回路
を通して駆動信号が与えられて導通して前記励磁制限指
令信号を出力する励磁制限指令出力用スイッチ回路とを
備え、 前記界磁電流が制限値を超えてから第1の設定時間が経
過した時に前記制限開始時間設定用コンデンサの両端の
電圧が設定値を超えるように前記制限開始時間設定用コ
ンデンサの充電時定数が設定され、 制限値を超えていた界磁電流が制限値以下になった時刻
から第2の設定時間が経過した時に前記スイッチ回路が
遮断状態になるように前記制限時間設定用コンデンサの
放電時定数が設定されていることを特徴とする請求項2
または3に記載の回転界磁形同期発電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9033986A JPH10234200A (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | 回転界磁形同期発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9033986A JPH10234200A (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | 回転界磁形同期発電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10234200A true JPH10234200A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12401811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9033986A Withdrawn JPH10234200A (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | 回転界磁形同期発電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10234200A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2946198A1 (fr) * | 2009-05-26 | 2010-12-03 | Mitsubishi Electric Corp | Moteur-generateur de type a enroulement inducteur |
FR2967312A1 (fr) * | 2010-11-04 | 2012-05-11 | Mitsubishi Electric Corp | Machine electrique rotative de type a enroulement inducteur |
JP2012223073A (ja) * | 2011-04-14 | 2012-11-12 | Mitsubishi Electric Corp | 電力変換器の制御装置 |
-
1997
- 1997-02-18 JP JP9033986A patent/JPH10234200A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2946198A1 (fr) * | 2009-05-26 | 2010-12-03 | Mitsubishi Electric Corp | Moteur-generateur de type a enroulement inducteur |
FR2967312A1 (fr) * | 2010-11-04 | 2012-05-11 | Mitsubishi Electric Corp | Machine electrique rotative de type a enroulement inducteur |
JP2012223073A (ja) * | 2011-04-14 | 2012-11-12 | Mitsubishi Electric Corp | 電力変換器の制御装置 |
US8736234B2 (en) | 2011-04-14 | 2014-05-27 | Mitsubishi Electric Corporation | Power converter control apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7365520B2 (en) | Vehicle-generator output voltage control apparatus | |
EP0911941B1 (en) | Power supply unit for vehicles | |
JPS6127983B2 (ja) | ||
JPH10234200A (ja) | 回転界磁形同期発電機 | |
US4064546A (en) | Protection circuits | |
JPH07298515A (ja) | 車両用交流発電機の制御装置 | |
JPH06276796A (ja) | 自励式交流発電機の励磁電流制御装置 | |
JP2649291B2 (ja) | 車両用交流発電機 | |
JP3303581B2 (ja) | 交流発電機の出力電圧確立検出装置 | |
JPS6341294B2 (ja) | ||
US4381483A (en) | Change system for vehicle battery with relay actuated charge indicator | |
JP4169173B2 (ja) | 車載用電源装置及び車載装置 | |
JP3015098B2 (ja) | オルタネータ | |
JP2712795B2 (ja) | エンジン発電機の予備励磁回路 | |
JP2924424B2 (ja) | ブラシレス同期発電機の自動電圧調整装置 | |
US4309648A (en) | Control device for battery charging AC generator | |
JP2596823Y2 (ja) | 車両用補助電源装置 | |
JP3327612B2 (ja) | 車両用充電発電機の制御装置 | |
JP2005160129A (ja) | バッテリ充電制御装置 | |
KR100436436B1 (ko) | 전동차용 배터리의 충전기 | |
JPH0345614B2 (ja) | ||
JP2511734Y2 (ja) | エンジン駆動式発動発電機の運転制御装置 | |
JPH0224543Y2 (ja) | ||
JPH07115737A (ja) | 車両用充電発電機の制御装置 | |
JP2003079168A (ja) | 単相誘導電動機の始動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |