JP2596823Y2 - 車両用補助電源装置 - Google Patents

車両用補助電源装置

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JP2596823Y2 JP1993059120U JP5912093U JP2596823Y2 JP 2596823 Y2 JP2596823 Y2 JP 2596823Y2 JP 1993059120 U JP1993059120 U JP 1993059120U JP 5912093 U JP5912093 U JP 5912093U JP 2596823 Y2 JP2596823 Y2 JP 2596823Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用補助電源装置に係
り、詳しくはバッテリの容量低下を防止することができ
る車両用補助電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車内でテレビ等のアクセサリ
装置を使用しようとする場合、そのアクセサリ装置に電
源を供給するためにシガレットライターソケットが用い
られている。このシガレットライターソケットは、イグ
ニッションキーをアクセサリ位置に回転操作した状態、
又はイグニッション位置に回転操作してエンジンを駆動
した状態で使用可能になっている。
【0003】イグニッションキーをイグニッション位置
に回転操作した状態では、エンジンが駆動され、その駆
動に基づいて発電機が駆動される。そして、アクセサリ
装置にはその発電機で発生した電圧が供給される。一
方、イグニッションキーをアクセサリ位置に回転操作し
た状態では、エンジンが駆動されていないので、アクセ
サリ装置には自動車に搭載したバッテリの電圧が供給さ
れる。
【0004】又、自動車には補助電源装置が設けられて
いるものがある。補助電源装置はシガレットライターソ
ケットから供給される電源の電流容量と、バッテリの電
圧を監視している。そして、使用される電流が予め設定
された電流値よりも多い場合、補助電源装置はアクセサ
リ装置に供給する電源を停止する過電流防止機能を備え
ている。又、バッテリの電圧が予め設定された電圧以下
に低下した場合、補助電源装置はアクセサリ装置に供給
する電源を停止する低電圧検出機能を備えている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、イグニッシ
ョンキーをアクセサリ位置に回転操作した状態で高負荷
となる容量(例えば7〜8アンペア)のアクセサリ装置
をうっかり使用してしまう場合がある。この場合、エン
ジンは駆動されていないので、バッテリの電源が消費さ
れることになる。そして、バッテリの容量が低下する
と、補助電源装置は低電圧検出機能によりアクセサリ装
置に電源の供給を停止する。しかしながら、バッテリの
電圧は低下しているので、エンジンの始動を保証するこ
とができなくなるという問題がある。
【0006】本考案は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、使用する電流が多い場
合に、その電流を供給する電流経路を切換えてバッテリ
の容量低下を防止することができる車両用補助電源装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の考案では、アクセサリ接点とイグ
ニッション接点とを備えると共にバッテリに接続された
イグニッションスイッチが、アクセサリ接点と接続され
て該アクセサリ接点を介してバッテリの電圧をアクセサ
リ装置に供給する車両用補助電源装置において、前記ア
クセサリ接点とイグニッション接点をそれぞれ接続し、
両接点のうち何れか一方の接点が前記アクセサリ装置と
接続された状態と、両接点ともアクセサリ装置と切り離
された状態とを切り換える切換手段と、前記切換手段と
アクセサリ装置との間に接続された低抵抗と、前記低抵
抗に流れる電流と予め設定された第1,第2の電流値と
を比較し、電流が第1の電流値より小さい場合にはアク
セサリ装置とアクセサリ接点とが接続され、電流が第1
の電流値よりも大きく且つ第2の電流値よりも小さい場
合にはアクセサリ装置とイグニッション接点とが接続さ
れ、電流が第2の電流値よりも大きい場合には両接点と
もアクセサリ装置と切り離されるように前記切換手段を
制御する制御手段とを設けたことを要旨とする。
【0008】又、請求項2に記載の考案では、請求項1
に記載の車両用補助電源装置において、前記切換手段
を、前記アクセサリ接点とイグニッション接点とをそれ
ぞれ接続し、両接点を切換接続する第1の切換手段と、
第1の切換手段とアクセサリ装置との間に接続され、第
1の切換手段とアクセサリ装置とを接続又は切り離す第
2の切換手段とから構成したことを要旨とする。 請求項
3に記載の考案では、請求項1に記載の車両用補助電源
装置において、前記切換手段を、前記アクセサリ接点と
アクセサリ装置との間に接続され、アクセサリ接点とア
クセサリ装置とを接続又は切り離す第1の切換手段と、
前記イグニッション接点とアクセサリ装置との間に接続
され、イグニッション接点とアクセサリ装置とを接続又
は切り離す第2の切換手段とから構成したことを要旨と
する。
【0009】
【作用】従って、請求項1乃至3に記載の考案によれ
ば、制御手段は低抵抗に流れる電流と予め設定された第
1,第2の電流値とを比較する。そして、電流が第1の
電流値よりも小さい場合には切換手段によりアクセサリ
装置とアクセサリ接点とが接続される。このため、バッ
テリの電源がアクセサリ接点を介してアクセサリ装置に
供給される。又、電流が第1の電流値よりも大きく且つ
第2の電流値よりも小さい場合には切換手段によりアク
セサリ装置とイグニッション接点とが接続される。この
ため、アクセサリ装置へバッテリの電源は供給されず、
エンジンの駆動に基づいて駆動している発電機からイグ
ニッション接点を介してアクセサリ装置へ電源が供給可
能となる。更に、電流が第2の電流値よりも大きい場合
には制御手段により両接点ともアクセサリ装置と切り離
される。このため、アクセサリ装置への電源供給は停止
される。
【0010】請求項2及び3に記載の考案によれば、切
換手段が第1の切換手段と第2の切換手段という2つの
手段から構成されていることから、制御手段による切換
制御が行い易くなる。
【0011】
【実施例】(第一実施例) 以下、本考案を具体化した第一実施例を図1に従って説
明する。
【0012】図1に示すように、イグニッションスイッ
チ1が図示しない自動車の運転席に設けられている。自
動車には所定の電圧(本実施例では12V)のバッテリ
Eが搭載され、そのバッテリEのプラス端子がイグニッ
ションスイッチ1の一端側接点1aに接続されている。
【0013】イグニッションスイッチ1にはアクセサリ
接点ACCとイグニッション接点IGとが設けられてい
る。イグニッションスイッチ1は図示しないイグニッシ
ョンキーの回転操作量に基づいてアクセサリ接点ACC
とイグニッション接点IGとに接続される。
【0014】即ち、イグニッションキーを回転操作する
と、その操作に基づいて先ずイグニッションスイッチ1
とアクセサリ接点ACCとが接続される。そして、イグ
ニッションキーを回転操作すると、その操作に基づいて
イグニッションスイッチ1とアクセサリ接点ACC及び
イグニッション接点IGとが接続される。
【0015】前記アクセサリ接点ACCはヒューズ2を
介して補助電源装置3に接続されている。イグニッショ
ンスイッチ1がアクセサリ接点ACCに接続されると、
バッテリEの電源をアクセサリ接点ACCを介して補助
電源装置3に供給する。補助電源装置3はバッテリEか
らの電源が供給されると、その電源により駆動する。
【0016】前記イグニッション接点IGはヒューズ4
を介して補助電源装置3に接続されている。又、イグニ
ッション接点IGは図示しない点火装置に接続されてい
る。イグニッションスイッチ1がイグニッション接点I
Gに接続されると、バッテリEの電源をイグニッション
接点IGを介して補助電源装置3及び点火装置に供給す
る。
【0017】尚、イグニッションスイッチ1がアクセサ
リ接点ACCとイグニッション接点IGとに接続された
状態においては、自動車のエンジン(図示せず)が駆動
された状態であって、その駆動に基づいて図示しない発
電機が駆動される。そして、その発電機はイグニッショ
ンスイッチ1の一端側接点1aに接続され、発電機に発
生した電圧が供給されるようになっている。
【0018】即ち、イグニッションスイッチ1とアクセ
サリ接点ACCとが接続された場合、補助電源装置3に
はバッテリEの電圧が供給される。一方、イグニッショ
ンスイッチ1とアクセサリ接点ACC及びイグニッショ
ン接点IGとが接続された場合、補助電源装置3には発
電機に発生した電圧が供給され、その電圧に基づいて補
助電源装置3が駆動される。
【0019】補助電源装置3は第1のリレー5と第2の
リレー6とを備えている。リレー5,6は電磁式リレー
であって、リレー5の一端側接点とリレー6の一端側接
点とが互いに接続されている。リレー5,6には常閉路
接点5a,6aと常開路接点5b,6bとが設けられて
いる。又、リレー5,6にはそのリレー5,6を切換操
作するためのコイル7,8が設けられている。即ち、コ
イル7,8に電流を流さない時、即ち励磁されていない
(オフ)の時、リレー5,6は常閉路接点5a,6aに
接続される。そして、コイル7,8に電流を流してオン
(励磁)になると常開路接点5a,6aから常閉路接点
5b,6bに切換操作が行われ、リレー5,6は常閉路
接点5b,6bに接続される。
【0020】リレー5の常閉路接点5aはアクセサリ接
点ACCに接続され、常開路接点5bはイグニッション
接点IGに接続されている。リレー6の常閉路接点6a
は低抵抗R1の一端に接続され、低抵抗R1の他端はシ
ガレットライターソケット(図示せず)を介して図示し
ないアクセサリ装置に接続されている。低抵抗R1はバ
ッテリEからアクセサリ装置に流れる電流を検出するた
めに設けられている。
【0021】補助電源装置3は低抵抗R1とアクセサリ
装置との間のアクセサリ電圧Vaを読み取る。この電圧
Vaはアクセサリ装置に供給される電圧であって、バッ
テリEから供給される電圧が低抵抗R1により発生する
電圧降下した電圧となる。この電圧降下は低抵抗R1に
流れる電流、即ち、アクセサリ装置に流れる電流Iaに
比例する。従って、アクセサリ電圧Vaはアクセサリ装
置に流れる電流Iaに対応した一次関数となる。即ち、
アクセサリ電圧Vaを読み取ることによりアクセサリ装
置に流れる電流Iaを検出することができる。
【0022】そして、補助電源装置3は読み取ったアク
セサリ電圧Vaに基づいてコイル7,8をオン・オフ制
御してリレー5,6を切換制御する。コイル7,8が共
にオフの時、アクセサリ装置はリレー5,6を介してア
クセサリ接点ACCに接続され、バッテリEから抵抗R
1を介してアクセサリ装置に電流Iaが流れる。
【0023】コイル7がオンであってコイル8がオフの
時、アクセサリ装置はリレー5,6を介してイグニッシ
ョン接点IGに接続される。この時、イグニッションス
イッチ1がイグニッション接点IGに接続されている
と、バッテリEから抵抗R1を介してアクセサリ装置に
電流Iaが流れることになる。一方、コイル8がオンの
時は、アクセサリ装置は両接点ACC,IGの何れにも
接続されないので、バッテリEの電圧の供給が停止され
ることになる。
【0024】前記低抵抗R1とアクセサリ装置との間に
はダイオードD1のアノードが接続され、ダイオードD
1のカソードは抵抗R2を介して比較器9,10の非反
転入力端子に接続されている。
【0025】前記アクセサリ接点ACCはダイオードD
2のアノードに接続され、ダイオードD2のカソードは
高電位線L1を介してツェナーダイオードZDのカソー
ドに接続されている。ツェナーダイオードZDのアノー
ドは低電位線L2に接続され、その低電位線L2は抵抗
R16を介して接地されている。ツェナーダイオードZ
Dには電解コンデンサC3が並列に接続されている。
【0026】イグニッションスイッチ1がアクセサリ接
点ACCに接続されると、高電位線L1にはアクセサリ
接点ACCとダイオードD2を介してバッテリEの電圧
が印加される。そして、高電位線L1と低電位線L2は
ツェナーダイオードZD及び抵抗R16によって定まる
所定の電圧に保持され、コンデンサC3により平滑化さ
れる。
【0027】高電位線L1と低電位線L2との間には分
圧回路が接続されている。分圧回路は抵抗R3,R4,
R5により構成され、抵抗R3〜R5は直列に接続され
ている。高電位線L1には抵抗R3の一端が接続され、
低電位線L2には抵抗R5の一端が接続されている。抵
抗R3〜R5は高電位線L1と低電位線L2との間の電
圧を抵抗R3〜R5の値に応じて分圧する。そして、抵
抗R3,R4間からは第1の分圧電圧V1が得られ、抵
抗R4,R5間からは第2の分圧電圧V2が得られる。
【0028】第1,第2の分圧電圧V1,V2はアクセ
サリ装置に流れる電流Iaが予め設定された第1,第2
の電流I1,I2になったときのアクセサリ電圧Vaに
対応して設定されている。第1の電流I1はバッテリE
から供給することができる値に設定され、使用する容量
が第1の電流I1以下の場合にはバッテリEの容量低下
を低く抑えることができるようになっている。第2の電
流I2は発電機に発生する電圧により供給可能な電流に
設定され、使用する容量が第2の電流I2以下の場合に
は発電機から供給することが可能である。そして、電流
Iaが第2の電流I2より大きい場合にはその使用する
容量を発電機が駆動されていても供給することができな
い、過電流となっている。
【0029】従って、アクセサリ電圧Vaと第1,第2
の分圧電圧V1,V2を比較し、アクセサリ電圧Vaが
第1の分圧電圧V1よりも高い場合、アクセサリ装置に
流れる電流Iaは第1の電流I1よりも小さいと判断す
ることができる。又、アクセサリ電圧Vaが第1の分圧
電圧V1と第2の分圧電圧V2の間にある場合、電流I
aは第1の電流I1と第2の電流I2との間にあると判
断することができる。そして、アクセサリ電圧Vaが第
2の分圧電圧V2よりも低い場合、電流Iaは第2の電
流I2よりも大きいと判断することができる。
【0030】このアクセサリ電圧Vaは比較器9,10
の非反転入力端子に入力される。比較器9,10の電源
端子は高電位線L1と低電位線L2とに接続され、駆動
電源が供給される。
【0031】比較器9の反転入力端子は抵抗R3と抵抗
R4との間に接続されている。比較器9の出力端子は抵
抗R6を介してPNPトランジスタT1のベースに接続
されている。
【0032】比較器9はアクセサリ電圧Vaと第1の分
圧電圧V1とを入力し、両電圧Va,V1を比較する。
そして、アクセサリ電圧Vaが第1の分圧電圧V1より
も低い、即ち、アクセサリ装置に流れる電流Iaが第1
の電流I1よりも大きい場合、比較器9はLレベルとな
る信号を出力する。又、アクセサリ電圧Vaが分圧電圧
V1よりも高い、即ち、電流Iaが第1の電流I1より
も小さい場合、比較器9はHレベルとなる信号を出力す
る。
【0033】トランジスタT1のエミッタは高電位線L
1に接続されている。トランジスタT1のコレクタは前
記コイル7の一端に接続され、コイル7の他端は接地さ
れている。コイル7にはダイオードD4が並列に接続さ
れ、そのアノードは接地されている。
【0034】トランジスタT1のエミッタ−ベース端に
はコンデンサC1と抵抗R7とが並列に接続されてい
る。トランジスタT1のコレクタとコイル7との間には
ダイオードD3のアノードが接続され、ダイオードD3
のカソードは抵抗R10を介してNPNトランジスタT
2のベースに接続されている。
【0035】トランジスタT2のエミッタは低電位線L
2に接続され、エミッタ−ベース間には抵抗R9がトラ
ンジスタT2と並列に接続されている。そして、トラン
ジスタT2のコレクタは抵抗R8を介して前記トランジ
スタT1のベースに接続されている。
【0036】トランジスタT1はそのベースにかかる電
圧がHレベルのときはオフする。そして、コイル7には
電流が流れないので、コイル7はオフとなる。その結
果、リレー5は常閉路接点5aに接続される。
【0037】トランジスタT1のベースにかかる電圧が
Lレベルになると、トランジスタT1はオンとなりコイ
ル7に電流を流してオンにする。すると、リレー5はコ
イル7の励磁によって常開路接点5bに切換接続され
る。
【0038】即ち、アクセサリ装置に流れる電流Iaが
第1の電流I1以下の時、コイル7はオフとなりリレー
5は常閉路接点5aに接続される。そして、アクセサリ
装置にはアクセサリ接点ACCを介してバッテリEの電
圧が供給されることになる。又、電流Iaが第1の電流
I1以上の時、コイル7はオンとなりリレー5は常開路
接点5bに接続される。そして、アクセサリはイグニッ
ション接点IGに接続される。
【0039】この時、イグニッションスイッチ1がアク
セサリ接点ACCのみに接続されていると、バッテリE
の電圧の供給が停止される。又、イグニッションスイッ
チ1がイグニッション接点IGに接続されエンジンが駆
動されていると、そのエンジンの駆動により回転駆動さ
れる発電機によって発生する電圧がアクセサリ装置に供
給されることになる。
【0040】前記コイル7に流れる電流はダイオードD
3,抵抗R10を介してトランジスタT2のベースに流
れる。すると、トランジスタT2はオンとなりトランジ
スタT1のベース電圧をLレベルにする。その結果、ト
ランジスタT1はオンに保持される。
【0041】前記比較器10の反転入力端子は抵抗R4
と抵抗R5との間に接続されている。又、比較器10の
非反転入力端子は前記ダイオードD1と抵抗R2を介し
て低抵抗R1に接続されている。比較器10の出力端子
は抵抗R11を介してPNPトランジスタT3のベース
に接続されている。
【0042】比較器10はアクセサリ電圧Vaと分圧電
圧V2とを入力し、両電圧Va,V2を比較する。そし
て、アクセサリ電圧Vaが分圧電圧V2より高い場合、
比較器10はトランジスタT3のベース電圧をHレベル
にする。一方、アクセサリ電圧Vaが分圧電圧V2より
低い場合、比較器10はトランジスタT3のベース電圧
をLレベルにする。
【0043】トランジスタT3のエミッタは前記高電位
線L1に接続され、エミッタ−ベース間にはコンデンサ
C2と抵抗R12とが並列に接続されている。トランジ
スタT3のコレクタは前記第2のコイル8の一端に接続
され、コイル8の他端は接地されている。コイル8には
ダイオードD5が並列に接続されている。
【0044】前記第2のリレー6の常開路接点6bはダ
イオードD6のアノードに接続され、ダイオードD6の
カソードは抵抗R14を介してNPN接合のトランジス
タT4のベースに接続されている。トランジスタT4の
エミッタは前記低電源線Lに接続され、エミッタ−ベー
ス間には抵抗R15が並列に接続されている。そして、
トランジスタT4のコレクタは抵抗R13を介して前記
トランジスタT3のベースに接続されている。
【0045】トランジスタT3はそのベース電圧がHレ
ベルのときはオフする。そして、コイル8には電流が流
れないので、コイル8はオフとなる。その結果、リレー
6は常閉路接点6aに接続される。一方、トランジスタ
T3のベース電圧がLレベルになると、トランジスタT
3はオンとなりコイル8に電流を流してオンにする。そ
して、リレー6はコイル8の励磁によって常開路接点6
bに切換接続される。すると、常開路接点6bからダイ
オードD6,抵抗R14を介してトランジスタT4のベ
ースにバッテリEの電圧が印加され、トランジスタT4
はオンとなる。トランジスタT4はトランジスタT3の
ベースから抵抗R13を介して電流をながしてトランジ
スタT3のベース電圧をLレベルにする。従って、トラ
ンジスタT4はトランジスタ3をオンに保持する。
【0046】即ち、アクセサリ装置に流れる電流Iaが
第2の電流I2以下の時、コイル8はオフとなりリレー
6は常閉路接点6aに接続されている。従って、アクセ
サリ装置にはアクセサリ接点ACC又はイグニッション
接点IGを介してバッテリEの電圧が供給されることに
なる。一方、アクセサリ装置に流れる電流Iaが第2の
電流I2以上の時、コイル8はオンとなりリレー6は常
開路接点6bに接続される。その結果、補助電源装置3
はアクセサリ装置にバッテリEの電圧の供給を停止す
る。
【0047】次に、このように構成された車両用補助電
源装置の作用について説明する。先ず、アクセサリ装置
に流れる電流Iaが第1,第2の電流I1,I2よりも
小さい場合について説明する。
【0048】低抵抗R1には電流Iaに基づいた電圧降
下が発生する。そして、アクセサリ電圧Vaはその電圧
降下により決定される。この時、電流Iaが第1,第2
の電流I1,I2よりも小さいので、アクセサリ電圧V
aは第1,第2の分圧電圧V1,V2よりも大きくな
る。このアクセサリ電圧Vaと両分圧電圧V1,V2は
比較器9,10に入力される。
【0049】比較器9はアクセサリ電圧Vaと分圧電圧
V1とを入力し、両電圧Va,V1を比較する。この
時、アクセサリ電圧Vaは分圧電圧V1よりも大きいの
で、比較器9はトランジスタT1のベース電圧をHレベ
ルにする。その結果、トランジスタT1はオフとなるの
で、コイル7はオフとなる。そして、リレー5は常閉路
接点5aに接続される。
【0050】一方、比較器10はアクセサリ電圧Vaと
第2の分圧電圧V2とを入力し、両電圧Va,V2を比
較する。この時、アクセサリ電圧Vaは第2の分圧電圧
V2よりも大きいので、比較器10はトランジスタT3
のベース電圧をHレベルにする。その結果、トランジス
タT3はオフとなるので、コイル8はオフとなる。そし
て、リレー6は常閉路接点6aに接続される。
【0051】即ち、リレー5は常閉路接点5aに接続さ
れ、リレー6は常閉路接点6aに接続される。従って、
アクセサリ装置はリレー5とリレー6を介してアクセサ
リ接点ACCに接続され、そのアクセサリ接点ACCか
らバッテリEの電圧が供給される。
【0052】次に、アクセサリ装置の使用電流Iaが第
1の電流I1よりも大きく、且つ第2の電流I2よりも
小さい場合について説明する。電流Iaが第1の電流I
1よりも大きく且つ第2の電流I2よりも小さいので、
アクセサリ電圧Vaは第1の分圧電圧V1よりも小さく
且つ第2の分圧電圧V2よりも大きくなる。そして、ア
クセサリ電圧Vaと両分圧電圧V1,V2は比較器9,
10に入力される。
【0053】比較器9はアクセサリ電圧Vaと第1の分
圧電圧V1とを入力し、両電圧Va,V1を比較する。
アクセサリ電圧Vaは第1の分圧電圧V1よりも小さい
ので、比較器9はトランジスタT1のベース電圧をLレ
ベルにする。その結果、トランジスタT1はオンとなる
ので、コイル7はオンとなる。そして、リレー5は常開
路接点5bに接続される。そして、トランジスタT1の
状態はトランジスタT2により保持される。
【0054】一方、比較器10はアクセサリ電圧Vaと
第2の分圧電圧V2とを入力し、両電圧Va,V2を比
較する。そして、アクセサリ電圧Vaは第2の分圧電圧
V2よりも大きいので、比較器10はトランジスタT3
のベース電圧をHレベルにする。その結果、トランジス
タT3はオフとなるので、コイル8はオフとなる。そし
て、リレー6は常閉路接点6aに接続される。
【0055】即ち、リレー5は常開路接点5bに接続さ
れ、リレー6は常閉路接点6aに接続される。従って、
アクセサリ装置はリレー5とリレー6を介してイグニッ
ション接点IGに接続される。
【0056】この時、イグニッションスイッチ1がアク
セサリ接点ACCのみに接続されていると、アクセサリ
装置はバッテリEに接続されないので、その電源供給が
停止されることになる。この後、イグニッションキーを
回転操作してイグニッションスイッチ1をイグニッショ
ン接点IGに接続してエンジンを始動させると、エンジ
ンの駆動に基づいて発電機が駆動し電圧が発生する。そ
して、アクセサリ装置には発電機に発生した電圧がイグ
ニッション接点IGを介して供給され、バッテリEの電
圧は供給されない。従って、バッテリEの容量低下を防
止することができる。
【0057】次に、アクセサリ装置に流れる電流Iaが
第2の電流I2よりも大きい場合について説明する。電
流Iaが第1,第2の電流I1,I2よりも大きいの
で、アクセサリ電圧Vaは第1,第2の分圧電圧V1,
V2よりも小さくなる。そして、アクセサリ電圧Vaと
両分圧電圧V1,V2は比較器9,10に入力される。
【0058】比較器9はアクセサリ電圧Vaと第1の分
圧電圧V1とを入力し、両電圧Va,V1を比較する。
アクセサリ電圧Vaは第1の分圧電圧V1よりも小さい
ので、比較器9はトランジスタT1のベース電圧をLレ
ベルにする。その結果、トランジスタT1はオンとなる
ので、コイル7はオンとなる。そして、リレー5は常開
路接点5bに接続される。そして、トランジスタT1の
状態はトランジスタT2により保持される。
【0059】一方、比較器10はアクセサリ電圧Vaと
分圧電圧V1とを入力し、両電圧Va,V1を比較す
る。そして、アクセサリ電圧Vaは分圧電圧V1よりも
小さいので、比較器10はトランジスタT3のベース電
圧をLレベルにする。その結果、トランジスタT3はオ
ンとなるので、コイル8はオンとなる。そして、リレー
6は常開路接点6bに接続される。そして、トランジス
タT3の状態はトランジスタT4により保持される。
【0060】即ち、リレー5は常開路接点5bに接続さ
れる。しかし、リレー6は常開路接点6bに接続される
ので、アクセサリ装置はアクセサリ接点ACC、イグニ
ッション接点IGの何れにも接続されない。従って、補
助電源装置3はアクセサリ装置に駆動電源の供給を停止
する。
【0061】このように、本実施例においては、低抵抗
R1に流れる電流Iaを検出し、その電流Iaと予め設
定した第1,第2の電流I1,I2とを比較する。その
比較結果に基づいてリレー5,6を切換制御し、アクセ
サリ装置とアクセサリ接点ACC及びイグニッション接
点IGとを接続又は離間させるようにした。その結果、
アクセサリ装置に流れる電流Iaが多い場合、アクセサ
リ装置とアクセサリ接点ACC及びイグニッション接点
IGとを切り離すことができるのでアクセサリ装置に駆
動電源の供給を停止することができ、バッテリEの容量
低下を防止することができる。 (第二実施例) 次に、本考案を具体化した第二実施例を図2に従って説
明する。
【0062】尚、本実施例において、図1に示した第一
実施例と同じ構成部材については符号を等しくしてその
詳細な説明を省略する。図2に示すように、補助電源装
置3には第1のリレー5と第2のリレー6とが並列に設
けられている。リレー5の一端側接点はイグニッション
スイッチ1のアクセサリ接点ACCに接続され、リレー
6の一端側接点はイグニッション接点IGに接続されて
いる。リレー5の常閉路接点5aはリレー6の常開路接
点6bと低抵抗R1の一端とに接続され、常開路接点5
bはダイオードD6のアノードに接続されている。そし
て、リレー6の常閉路接点6aは開放されている。
【0063】従って、アクセサリ装置はコイル7がオフ
であってリレー5が常閉路接点5aに接続されると、リ
レー5を介してアクセサリ接点ACCに接続される。
又、アクセサリ装置はコイル8がオンであってリレー6
が常開路接点6bに接続されると、リレー6を介してイ
グニッション接点IGに接続される。そして、コイル7
がオンで且つコイル8がオフの時、リレー5は常開路接
点5bに接続され、リレー6は常閉路接点6aに接続さ
れる。従って、アクセサリ装置はアクセサリ接点AC
C,イグニッション接点IG何れにも接続されない。
【0064】トランジスタT3のコレクタは抵抗R2
1,R22を介して接地されている。抵抗R21とR2
2との間にはNPNトランジスタT4のベースが接続さ
れている。トランジスタT4のコレクタは抵抗R13を
介してトランジスタT3のベースに接続され、エミッタ
は接地されている。
【0065】リレー5の常開路接点5bはダイオードD
6のアノードに接続されている。ダイオード6のカソー
ドは抵抗R14を介してダイオードD8,D9のアノー
ドに接続されている。ダイオードD8のカソードは前記
トランジスタT4のコレクタに接続されている。
【0066】前記ダイオードD9のカソードはNPNト
ランジスタT5のベースに接続されている。トランジス
タT5のエミッタは接地され、ベース−エミッタ間には
抵抗R23が並列接続されている。トランジスタT5の
コレクタは前記第2のコイル8の一端に接続され、コイ
ル8の他端は高電位線L1に接続されている。また、コ
イル8にはダイオードD5が並列に接続されている。
【0067】コイル7がオンになると、リレー5は常開
路接点5aに切換接続される。すると、バッテリEの電
圧はリレー5からダイオードD6、抵抗R14,ダイオ
ードD8を介してトランジスタT4のコレクタに印加さ
れる。更に、ダイオードD9を介してトランジスタT5
のベースに印加され、トランジスタT5がオンとなる。
その結果、コイル8に電流が流れてオンとなり、リレー
6は常開路接点6bに切換接続される。すると、バッテ
リEの電圧はリレー6と低抵抗R1を介してアクセサリ
装置に供給されることになる。
【0068】比較器10はアクセサリ電圧Vaと第2の
分圧電圧V2とを入力し、両電圧Va,V2を比較す
る。そして、アクセサリ電圧Vaが第2の分圧電圧V2
より高い場合、比較器10はトランジスタT3のベース
電圧をHレベルにする。一方、アクセサリ電圧Vaが分
圧電圧V2より低い場合、比較器10はトランジスタT
3のベース電圧をLレベルにする。
【0069】トランジスタT3のベース電圧がLレベル
になると、トランジスタT3はオンとなる。そして、そ
の電流はトランジスタT4のベースに流れ、トランジス
タT4がオンとなる。すると、バッテリEからダイオー
ドD6、抵抗R14、ダイオードD8を介してトランジ
スタT4に電流が流れ、トランジスタT5のベースには
電流が流れなくなる。その結果、トランジスタT5はオ
フし、コイル8もオフとなる。従って、リレー6は常閉
路接点6aに切換接続される。その結果、アクセサリ装
置には電圧が供給されなくなる。
【0070】即ち、アクセサリ装置に流れる電流Iaが
第1の電流I1以上で第2の電流I2以下の時、コイル
8はオンとなりリレー6は常開路接点6bに接続されて
いる。従って、アクセサリ装置にはイグニッション接点
IGを介してバッテリEの電圧が供給されることにな
る。一方、アクセサリ装置に流れる電流Iaが第2の電
流I2以上の時、コイル8はオフとなりリレー6は常閉
路接点6aに接続される。その結果、補助電源装置3は
アクセサリ装置にバッテリEの電圧の供給を停止する。
【0071】次に、このように構成された車両用補助電
源装置の作用について説明する。先ず、アクセサリ装置
に流れる電流Iaが第1,第2の電流I1,I2よりも
小さい場合について説明する。
【0072】低抵抗R1には電流Iaに基づいた電圧降
下が発生する。そして、アクセサリ電圧Vaはその電圧
降下により決定される。この時、電流Iaが第1,第2
の電流I1,I2よりも小さいので、アクセサリ電圧V
aは第1,第2の分圧電圧V1,V2よりも大きくな
る。このアクセサリ電圧Vaと両分圧電圧V1,V2は
比較器9,10に入力される。
【0073】比較器9はアクセサリ電圧Vaと分圧電圧
V1とを入力し、両電圧Va,V1を比較する。この
時、アクセサリ電圧Vaは分圧電圧V1よりも大きいの
で、比較器9はトランジスタT1のベース電圧をHレベ
ルにする。その結果、トランジスタT1はオフとなるの
で、コイル7はオフとなる。そして、リレー5は常閉路
接点5aに接続される。
【0074】一方、比較器10はアクセサリ電圧Vaと
第2の分圧電圧V2とを入力し、両電圧Va,V2を比
較する。この時、アクセサリ電圧Vaは第2の分圧電圧
V2よりも大きいので、比較器10はトランジスタT3
のベース電圧をHレベルにする。その結果、トランジス
タT3はオフとなる
【0075】この時、リレー5の常開路接点5bは開放
されているので、トランジスタT5のベースには電圧が
かからずにオフとなる。その結果、コイル8に電流がな
がれずにオフとなり、リレー6は常閉路接点6aに接続
される。
【0076】即ち、リレー5は常閉路接点5aに接続さ
れ、リレー6は常閉路接点6aに接続される。従って、
アクセサリ装置はリレー5を介してアクセサリ接点AC
Cに接続され、そのアクセサリ接点ACCからバッテリ
Eの電圧が供給される。
【0077】次に、アクセサリ装置の使用電流Iaが第
1の電流I1よりも大きく、且つ第2の電流I2よりも
小さい場合について説明する。電流Iaが第1の電流I
1よりも大きく且つ第2の電流I2よりも小さいので、
アクセサリ電圧Vaは第1の分圧電圧V1よりも小さく
且つ第2の分圧電圧V2よりも大きくなる。そして、ア
クセサリ電圧Vaと両分圧電圧V1,V2は比較器9,
10に入力される。
【0078】比較器9はアクセサリ電圧Vaと第1の分
圧電圧V1とを入力し、両電圧Va,V1を比較する。
アクセサリ電圧Vaは第1の分圧電圧V1よりも小さい
ので、比較器9はトランジスタT1のベース電圧をLレ
ベルにする。その結果、トランジスタT1はオンとなる
ので、コイル7はオンとなる。そして、リレー5は常開
路接点5bに接続される。そして、トランジスタT1の
状態はトランジスタT2により保持される。
【0079】リレー5が常開路接点5bに接続される
と、バッテリEの電圧がアクセサリ接点ACC、リレー
5、ダイオードD6、抵抗R14及びダイオード9を介
してトランジスタT5のベースに印加される。すると、
トランジスタT5がオンとなりコイル8に電流が流れて
オンとなる。その結果、リレー6は切換え制御され、常
開路接点6bに接続される。
【0080】一方、比較器10はアクセサリ電圧Vaと
第2の分圧電圧V2とを入力し、両電圧Va,V2を比
較する。そして、アクセサリ電圧Vaは第2の分圧電圧
V2よりも大きいので、比較器10はトランジスタT3
のベース電圧をHレベルにする。その結果、トランジス
タT3はオフのままとなる。
【0081】即ち、リレー5は常開路接点5bに接続さ
れ、リレー6は常開路接点6bに接続される。従って、
アクセサリ装置はリレー6を介してイグニッション接点
IGに接続される。
【0082】この時、イグニッションスイッチ1がアク
セサリ接点ACCのみに接続されていると、アクセサリ
装置はバッテリEに接続されないので、その電源供給が
停止されることになる。この後、イグニッションキーを
回転操作してイグニッションスイッチ1をイグニッショ
ン接点IGに接続してエンジンを始動させると、エンジ
ンの駆動に基づいて発電機が駆動し電圧が発生する。そ
して、アクセサリ装置には発電機に発生した電圧がイグ
ニッション接点IGを介して供給される。従って、バッ
テリEの容量低下を防止することができる。
【0083】次に、アクセサリ装置に流れる電流Iaが
第2の電流I2よりも大きい場合について説明する。電
流Iaが第1,第2の電流I1,I2よりも大きいの
で、アクセサリ電圧Vaは第1,第2の分圧電圧V1,
V2よりも小さくなる。そして、アクセサリ電圧Vaと
両分圧電圧V1,V2は比較器9,10に入力される。
【0084】比較器9はアクセサリ電圧Vaと第1の分
圧電圧V1とを入力し、両電圧Va,V1を比較する。
アクセサリ電圧Vaは第1の分圧電圧V1よりも小さい
ので、比較器9はトランジスタT1のベース電圧をLレ
ベルにする。その結果、トランジスタT1はオンとなる
ので、コイル7はオンとなる。そして、リレー5は常開
路接点5bに接続される。トランジスタT1の状態はト
ランジスタT2により保持される。
【0085】一方、比較器10はアクセサリ電圧Vaと
分圧電圧V1とを入力し、両電圧Va,V1を比較す
る。そして、アクセサリ電圧Vaは分圧電圧V1よりも
小さいので、比較器10はトランジスタT3のベース電
圧をLレベルにする。その結果、トランジスタT3はオ
ンとなり、トランジスタ4のベースに電流を流す。する
と、トランジスタT4がオンとなりトランジスタT5の
ベースに流れていた電流はダイオードD8を介してトラ
ンジスタT4に流れるので、トランジスタT5はオフと
なる。その結果、コイル8はオフとなるので、リレー6
は常閉路接点6aに接続される。即ち、リレー5は常開
路接点5bに接続される。しかし、リレー6は常閉路接
点6aに接続されるので、アクセサリ装置はアクセサリ
接点ACC、イグニッション接点IGの何れにも接続さ
れない。従って、補助電源装置3はアクセサリ装置に駆
動電源の供給を停止する。
【0086】このように、本実施例においては、低抵抗
R1に流れる電流Iaを検出し、その電流Iaと予め設
定した第1,第2の電流I1,I2とを比較する。その
比較結果に基づいてリレー5,6を切換制御し、アクセ
サリ装置とアクセサリ接点ACC及びイグニッション接
点IGとを接続又は離間させるようにした。その結果、
アクセサリ装置に流れる電流Iaが多い場合、アクセサ
リ装置とアクセサリ接点ACC及びイグニッション接点
IGとを切り離すことができるのでアクセサリ装置に駆
動電源の供給を停止することができ、バッテリEの容量
低下を防止することができる。
【0087】尚、本考案は上記各実施例に限定されるも
のではなく、以下の態様で実施してもよい。 (1)上記各実施例では、第1,第2の切換手段として
電磁式のリレー5,6を設けたが、MOS型トランジス
タ等のトランジスタや、GTO(Gate Turn Off thyris
tor ),SCR(Silicon Controlled Switch ),トラ
イアック等のサイリスタを用いて実施するようにしても
よい。尚、トランジスタやサイリスタ等を駆動できるよ
うに補助電源装置3の回路素子を適宜変更する必要があ
る。
【0088】(2)上記各実施例では比較器9,10を
別々に用意して実施したが、1パッケージになった比較
器を用いて実施するようにしてもよい。
【0089】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によれば、制
御手段によって低抵抗に流れる電流と予め設定された第
1,第2の電流値とが比較され、その比較結果に基づい
てアクセサリ装置とアクセサリ接点及びイグニッション
接点との間の接離が切り換えられる。その結果、使用電
流が多いアクセサリ装置の場合にはバッテリの電圧がア
クセサリ装置へ供給されないため、バッテリの容量低下
を大幅に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例を示す車両用補助電源装置
の回路図である。
【図2】第二実施例を示す車両用補助電源装置の回路図
である。
【符号の説明】
1…イグニッションスイッチ、3…補助電源装置、5…
第1のリレー、6…第2のリレー、9…第1の比較器、
10…第2の比較器、ACC…アクセサリ接点、IG…
イグニッション接点、R1…低抵抗、I1…第1の電
流、I2…第2の電流、Ia…低抵抗R1に流れる電
流、T1,T3…PNPトランジスタ、T4,T5…N
PNトランジスタ。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセサリ接点(ACC)とイグニッシ
    ョン接点(IG)とを備えると共にバッテリ(E)に接
    続されたイグニッションスイッチ(1)が、アクセサリ
    接点(ACC)と接続されて該アクセサリ接点(AC
    C)を介してバッテリ(E)の電圧をアクセサリ装置に
    供給する車両用補助電源装置において、前記アクセサリ
    接点(ACC)とイグニッション接点(IG)をそれぞ
    れ接続し、両接点(ACC,IG)のうち何れか一方の
    接点が前記アクセサリ装置と接続された状態と、両接点
    (ACC,IG)ともアクセサリ装置と切り離された状
    態とを切り換える切換手段(5,6)と、 前記切換手段(5,6)とアクセサリ装置との間に接続
    された低抵抗(R1)と、 前記低抵抗(R1)に流れる電流(Ia)と予め設定さ
    れた第1,第2の電流値(I1,I2)とを比較し、電
    流(Ia)が第1の電流値(I1)より小さい場合には
    アクセサリ装置とアクセサリ接点(ACC)とが接続さ
    れ、電流(Ia)が第1の電流値(I1)よりも大きく
    且つ第2の電流値(I2)よりも小さい場合にはアクセ
    サリ装置とイグニッション接点(IG)とが接続され、
    電流(Ia)が第2の電流値(I2)よりも大きい場合
    には両接点(ACC,IG)ともアクセサリ装置と切り
    離されるように前記切換手段(5,6)を制御する制御
    手段(9,10,T1,T3)と を設けたことを特徴と
    する車両用補助電源装置。
  2. 【請求項2】 前記切換手段(5,6)を、前記アクセ
    サリ接点(ACC)とイグニッション接点(IG)とを
    それぞれ接続し、両接点(ACC,IG)を切換接続す
    る第1の切換手段(5)と、第1の切換手段(5)とア
    クセサリ装置との間に接続され、第1の切換手段(5)
    とアクセサリ装置とを接続又は切り離す第2の切換手段
    (6)とから構成したことを特徴とする請求項1に記載
    の車両用補助電源装置。
  3. 【請求項3】 前記切換手段(5,6)を、前記アクセ
    サリ接点(ACC)とアクセサリ装置との間に接続さ
    れ、アクセサリ接点(ACC)とアクセサリ装置とを接
    続又は切り離す第1の切換手段(5)と、前記イグニッ
    ション接点(I G)とアクセサリ装置との間に接続さ
    れ、イグニッション接点(IG)とアクセサリ装置とを
    接続又は切り離す第2の切換手段(6)とから構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用補助電源装
    置。
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