JPH1023405A - 画像データの符号化方法、伝送方法、記録媒体及び合成装置 - Google Patents

画像データの符号化方法、伝送方法、記録媒体及び合成装置

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JPH1023405A
JPH1023405A JP17144996A JP17144996A JPH1023405A JP H1023405 A JPH1023405 A JP H1023405A JP 17144996 A JP17144996 A JP 17144996A JP 17144996 A JP17144996 A JP 17144996A JP H1023405 A JPH1023405 A JP H1023405A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成のために前景画像Fと寄与率αから前景
画像αFを計算し直す必要のない、画像データの符号化
方法、伝送方法、記録媒体及び合成方法を提供する。 【解決手段】 入力画像Iから第1及び第2の演算処理
部11,12で背景画像Bと寄与率αを計算するととも
に、上記入力画像Iと算出された背景画像Bと寄与率α
から第3の演算処理部13により前景画像αFを求め
る。そして、生成した前景画像αFと寄与率αをそれぞ
れ符号化器14,15で符号化し、さらに、それらを多
重化器16で多重化して、記録媒体17に記録したり、
もしくは、伝送路を通じて伝送を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データの符号
化方法、伝送方法、記録媒体及び合成装置に関し、例え
ば、ビデオテープやビデオディスクなどの記録媒体およ
びその符号化、復号装置と、テレビ放送やテレビ会議シ
ステムなどの伝送方式およびその符号化、復号装置に適
用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な画像の合成方法を図7に
示す。すなわち、合成画像Iを生成する場合には、前景
画像Fと背景画像Bをある混合比で合成する。この混合
比は、寄与率α(Key信号、Matte値)と呼ばれ
る。ここで、α=0ならば前景画像であり、α=1なら
ば背景画像であり、前景画像と背景画像の境界は、0<
α<1となる。この合成を式で表すと I=αF+(1−α)B ・・・(1) なる式(1)となる。
【0003】さて、前景画像Fと寄与率αが生成され
て、すぐに、もしくは、その場で、背景画像Bとの合成
が行われるとは限らず、時間的に後で合成されたり、別
の場所で合成される。
【0004】このため、図8に示すように、符号化側に
おいて生成した前景画像Fと寄与率αをそれぞれ符号化
器311,312で符号化し、さらに、それらを多重化
器320で多重化して、記録媒体330に記録したり、
もしくは、伝送路を通じて伝送が行われる。
【0005】そして、図9に示すように、復号側では、
これらの情報を記録媒体330から再生し、もしくは、
伝送路から受け取り、逆多重化器410によって分離
し、それぞれの符号化器421,422で復号すること
により前景画像Fと寄与率αをもとめ、それらを合成器
430により新しい背景画像B*と合成する。このとき
合成器430は、2個の乗算器431,432と1個の
加算器433により上述の式(1)を用いて合成画像I
を生成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
例では合成するべき前景画像Fが予め求められていた
が、例えば図10に示すように前景画像Fが分離されて
いない画像を取り扱う場合には、入力画像Iから、ま
ず、寄与率αを推定し、その寄与率αを用いて、元の画
像の背景画像Bから、前景画像Fを分離し、新しい背景
画像B*と合成する。この合成を式で表すと、 入力画像:I=αF+(1−α)B ・・・(2.1) 合成画像:I*=αF+(1−α)B* ・・・(2.2) なる式(2)となる。
【0007】このような例は、ブルーバック画像(背景
を青一色にした画像)から、クロマキー手法を用いて、
寄与率αを計算して、合成を行う場合などに多く見られ
る。このように、前景画像Fを分離してから合成する場
合には、伝送もしくは記録するために、従来例のように
前景画像Fと寄与率αを符号化すると無駄が生じる。な
ぜなら、図11に示すように、入力画像Iから前景画像
Fを求めるためには、入力画像Iから背景画像Bと寄与
率αを計算する各演算処理部301,302に加えて、
前景画像Fを求めるための F=(I−(1−α)B)/α ・・・(3) ただし、α=0、1の場合には、F=Iとする。
【0008】なる式(3)の計算を行う計算処理部30
3が必要である。
【0009】しかし、式(2.2)で明らかなように、
合成のためには前景画像αFが必要なため前景画像Fと
寄与率αから再び前景画像αFを計算し直す無駄が生
じ、問題があった。
【0010】本発明の目的は、上記の問題を解消した画
像データの符号化方法、伝送方法、記録媒体及び合成装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述した課
題を解決するために、前景画像Fが分離されている場合
と、分離されていない場合に、前景画像Fをそれぞれの
場合に適切な画像データに変換して、符号化する際の演
算量を減らす。また、上記の画像データがどのように変
換されたかを示すフラグを符号化し、画像データとαと
共に多重化する。復号側では、そのフラグに応じて、適
切な合成方法を選択し、合成する際の演算量を減らす。
これにより、画像データを符号化する場合の前処理や復
号した後の後処理において、無駄な演算をなくすことが
できる。また、画像データの符号化効率も向上する。
【0012】すなわち、本発明に係る画像データの符号
化方法は、背景画像Bの影響を補正した前景画像αFと
寄与率αを符号化し、符号化した前景画像αFと寄与率
αを多重化することを特徴とする。
【0013】本発明に係る画像データの符号化方法で
は、例えば、入力画像Iから寄与率αを求めるとともに
背景画像Bを求め、上記入力画像Iから上記背景画像B
の影響を補正した前景画像αFを求め、上記寄与率αと
前景画像αFを符号化して多重化する。
【0014】また、本発明に係る画像データの符号化方
法は、入力画像Iから寄与率αを求めるとともに背景画
像Bを求め、上記入力画像Iから上記背景画像Bの影響
を補正した前景画像αFを求め、前景画像F、背景画像
Bの影響を補正した前景画像αF、入力画像Iと背景画
像Bのいずれかを選択情報に基づいて選択的に符号化す
るとともに、上記選択情報を示すフラグと上記寄与率α
を符号化し、符号化した前景画像F、背景画像Bの影響
を補正した前景画像αF、入力画像Iと背景画像Bのい
ずれかと上記選択情報を示すフラグと上記寄与率αを多
重化することを特徴とする。
【0015】本発明に係る画像データの伝送方法は、背
景画像Bの影響を補正した前景画像αFと寄与率αを符
号化し、符号化した前景画像αFと寄与率αを多重化し
て伝送することを特徴とする。
【0016】本発明に係る画像データの伝送方法では、
例えば、入力画像Iから寄与率αを求めるとともに背景
画像Bを求め、上記入力画像Iから上記背景画像Bの影
響を補正した前景画像αFを求め、上記寄与率αと前景
画像αFを符号化して多重化して伝送する。
【0017】本発明に係る画像データの伝送方法は、入
力画像Iから寄与率αを求めるとともに背景画像Bを求
め、上記入力画像Iから上記背景画像Bの影響を補正し
た前景画像αFを求め、前景画像F、背景画像Bの影響
を補正した前景画像αF、入力画像Iと背景画像Bのい
ずれかを選択情報に基づいて選択的に符号化するととも
に、上記選択情報を示すフラグと上記寄与率αを符号化
し、符号化した前景画像F、背景画像Bの影響を補正し
た前景画像αF、入力画像Iと背景画像Bのいずれかと
上記選択情報を示すフラグと上記寄与率αを多重化して
伝送することを特徴とする。
【0018】本発明に係る画像データの記録媒体は、背
景画像Bの影響を補正した前景画像αFと寄与率αを符
号化して多重化した画像データが記録されてなることを
特徴とする。
【0019】本発明に係る画像データの合成装置は、背
景画像Bの影響を補正した前景画像αFと寄与率αが符
号化されて多重化された画像データから上記前景画像α
Fと寄与率αの各情報を分離する分離手段と、上記分離
手段により分離された各情報から上記前景画像αFと寄
与率αを復号する復号手段と、新しい背景画像B*と上
記復号手段により復号された前景画像αFと寄与率αに
基づいて新しい画像I*を合成する合成手段とを有する
ことを特徴とする。
【0020】また、本発明に係る画像データの合成装置
は、前景画像F、背景画像Bの影響を補正した前景画像
αF、入力画像Iと背景画像Bのいずれかとその選択情
報を示すフラグと寄与率αが符号化され多重化された画
像データから上記前景画像F、背景画像Bの影響を補正
した前景画像αF、入力画像Iと背景画像Bのいずれか
とその選択情報を示すフラグと寄与率αの各情報を分離
する分離手段と、上記分離手段により分離された情報か
ら上記前景画像F、背景画像Bの影響を補正した前景画
像αF、入力画像Iと背景画像Bの前景画像αFとその
選択情報を示すフラグと寄与率αを復号する復号手段
と、 新しい背景画像B*と上記復号手段により復号さ
れた上記前景画像F、背景画像Bの影響を補正した前景
画像αF、入力画像Iと背景画像Bの前景画像αFのい
ずれかと、その選択情報を示すフラグと寄与率αに基づ
いて新しい画像I*を合成する合成手段とを有すること
を特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像データの
符号化方法、伝送方法、記録媒体及び合成装置のいくつ
かの好ましい実施の形態について図面を参照しながら説
明する。
【0022】図1及び図2は本発明の第1の実施の形態
を示す図である。
【0023】この第1の実施の形態では、図1に示す符
号化装置10のように、入力画像Iから第1及び第2の
演算処理部11,12で背景画像Bと寄与率αを計算す
るとともに、上記入力画像Iと算出された背景画像Bと
寄与率αから第3の演算処理部13により前景画像αF
を求める。
【0024】このように、入力画像Iから前景画像Fを
分離する際に、前景画像Fを求めずに補正された前景画
像αFを求める演算では、上述の従来例における式
(3)の除算は必要なく、次の式(4)でαFを求める
ことができる。
【0025】 αF=(I−(1−α)B) ・・・(4) ただし、α=0、1の場合には、αF=Iとする。
【0026】また、寄与率αを符号化してもよいが、寄
与率αの代わりに(1−α)を符号化してもよい。
【0027】そして、生成した前景画像αFと寄与率α
をそれぞれ符号化器14,15で符号化し、さらに、そ
れらを多重化器16で多重化して、記録媒体17に記録
したり、もしくは、伝送路を通じて伝送を行う。
【0028】そして、復号側では、図2に示す復号装置
20のように、上記多重化された前景画像αFと寄与率
αの情報を記録媒体17から再生し、もしくは、伝送路
から受け取り、逆多重化器21によって分離し、それぞ
れの符号化器22,23で復号することにより前景画像
αFと寄与率αをもとめ、それらを合成器24で新しい
背景画像B*と合成することにより合成画像I*を生成
する。
【0029】このとき合成器24では、それぞれ1個の
乗算器25と加算器26により、 I*=αF+(1−α)B* ・・・(4) なる式(4)を用いて合成画像Iを生成する。
【0030】このように、復号側では、αFが復号され
るので、寄与率αと前景画像Fの乗算は必要ない。ま
た、寄与率αは、新しい背景画像B*と、(1−α)の
乗算に使われるだけなので、寄与率αの代わりに、(1
−α)を符号化してあれば、(1−α)を求める計算を
省略できる。
【0031】次に、図3及び図4は本発明の第2の実施
の形態を示す図である。
【0032】この第2の実施の形態では、図3に示す符
号化装置30のように、入力画像Iから第1及び第2の
演算処理部31,32で背景画像Bと寄与率αを計算し
て、算出した背景画像Bと寄与率αをそれぞれ符号化器
33,34で符号化するとともに、上記入力画像Iをそ
のまま符号化器35で符号化する。そして、上記符号化
器33,34,35で符号化された背景画像B、寄与率
αと入力画像Iを多重化器36で多重化して、記録媒体
37に記録したり、もしくは、伝送路を通じて伝送を行
う。
【0033】このように、第2の実施の形態では、入力
画像Iから前景画像Fを求めずに入力画像Iをそのまま
符号化する。また、入力画像Iから背景画像Bを分離し
て符号化する。さらに、寄与率αを符号化して、それら
を多重化して、記録媒体37に記録したり、もしくは、
伝送路を通じて伝送が行われる。
【0034】この第2の実施の形態は、背景画像Bを符
号化するため、背景画像Bの符号化に多くのデータが必
要でない場合、たとえば、入力画像Iがブルーバック画
像のように背景画像Bが均一もしくは簡単な場合に意味
を持つ。
【0035】そして、復号側では、図4に示す復号装置
40のように、上記多重化された背景画像B、寄与率α
と入力画像Iの情報を記録媒体37から再生し、もしく
は、伝送路から受け取り、逆多重化器41によって分離
し、それぞれの復号器42,43,44で背景画像B、
寄与率αと入力画像Iを復号する。演算処理部45で
は、上記背景画像B、寄与率αと入力画像Iの3つのデ
ータを用いて、入力画像Iから背景画像Bの影響を取り
除き、前景画像αFを求める。合成器46では、乗算器
47により得られる新しい背景画像B*と(1−α)の
乗算結果を上記演算処理部45で算出された前景画像α
Fに加算器48で加えることにより、合成画像I*を生
成する。
【0036】このように、第2の実施の形態では、符号
化装置30側で計算された寄与率αによる合成結果が望
ましくない場合でも、入力画像Iと背景画像Bから別の
手法で計算し直すことができる利点がある。その意味で
は、符号化される情報が冗長であるが、背景画像Bが均
一に近く、入力画像Iや寄与率αに比べてごく少ない情
報量で符号化できる場合には、符号化効率の点からは問
題ない。
【0037】次に、図5及び図6に示す本発明の第3の
実施の形態では、符号化装置100側で、入力画像に適
した画像データの組み合わせを決定し、その組み合わせ
情報をフラグとして符号化する。具体的な例は、 (1)前景画像Fと寄与率α (2)前景画像αFと寄与率α (3)入力画像I、寄与率αおよび背景画像B である。
【0038】この第3の実施の形態における符号化装置
100は、図5に示すように、入力画像(I又はF)が
供給されるコントローラ110により制御される第1及
び第2のスイッチ111,112と第1及び第2の切替
スイッチ121,122を備えるとともに、第1乃至第
3の演算処理部131,132,133、第1乃至第4
の符号化器141,142,143,144と多重化器
150を備えてなる。
【0039】この符号化装置100において、上記コン
トローラ110は、入力画像と利用者の選択に応じて、
上記の3つの組み合わせ(1),(2),(3)から、
最適な組み合わせを選択するものであって、上記第1及
び第2の切替スイッチ121,122を制御して、前景
画像F(1の場合)もしくは入力画像I(3の場合)を
そのまま符号化するか、入力画像Iから補正された前景
画像αFを計算する(2の場合)かを選択するとととも
に、上記第1及び第2のスイッチ111,112を制御
して、背景画像Bを符号化する(3の場合)か否かを選
択する。さらに、上記コントローラ110は、この選択
情報をフラグとして出力する。選択情報は、例えば次の
表1のように2ビットのフラグに割り当てられる。
【0040】
【表1】
【0041】上記第1の演算処理部131は、上記第1
のスイッチ111を介して供給される入力画像(I)か
ら背景画像Bとを計算する。また、上記第2の演算処理
部132は、入力画像(I又はF)から寄与率αを計算
する。さらに、上記第3の演算処理部133は、上記第
1の切替スイッチ121を介して供給される入力画像I
と算出された背景画像Bと寄与率αから前景画像αFを
上述の式(4)を用いて算出する。
【0042】第1の符号化器141は、上記第1の演算
処理部131により算出された背景画像Bを符号化して
第2のスイッチ112を介して多重化器150に供給す
る。また、第2の符号化器142は、上記第2の演算処
理部132により算出された寄与率αを符号化して上記
多重化器150に供給する。上記第2の符号化器142
では、寄与率αの代わりに(1−α)を符号化してもよ
い。また、第3の符号化器143は、上記第2の切替ス
イッチ122を介して供給される入力画像(I又はF)
又は上記第1の演算処理部131により算出された前景
画像αFを符号化して上記多重化器150に供給する。
さらに、第4の符号化器144は、上記コントローラ1
10により与えられる上記選択情報(フラグ)を符号化
して上記多重化器150に供給する。
【0043】そして、上記多重化器150は、上記第1
乃至第4の符号化器141,142,143,144に
より符号化された背景画像Bと寄与率αと入力画像(I
又はF)又は前景画像αFと選択情報(フラグ)を多重
化して、記録媒体160に記録したり、もしくは、伝送
路を通じて伝送を行う。
【0044】この第3の実施の形態における復号装置2
00は、図6に示すように、逆多重化器210、第1乃
至第4の復号器221,222,223,224、演算
処理部230及び合成器240を備えるとともに、コン
トローラ250により制御される第1及び第2のスイッ
チ261,262と第1及び第2の切替スイッチ27
1,272を備えてなる。
【0045】そして、この復号装置200では、上記多
重化された背景画像Bと寄与率αと入力画像(I又は
F)又は前景画像αFと選択情報(フラグ)の情報を記
録媒体160から再生し、もしくは、伝送路から受け取
り、逆多重化器210によって分離し、第1乃至第4の
復号器221,222,223,224で背景画像Bと
寄与率αと入力画像(I又はF)又は前景画像αFと選
択情報(フラグ)を復号する。
【0046】コントローラ250は、第4の復号器22
4により復号された選択情報(フラグ)に基づいて、上
述の(1)から(3)のどの画像の組み合わせが符号化
されているかを判別して第1及び第2のスイッチ26
1,262と第1及び第2の切替スイッチ271,27
2を制御する。
【0047】すなわち、画像情報は(1)前景画像F、
(2)前景画像αF、(3)入力画像Iのいずれかであ
るので、上記コントローラ250は、上記選択情報(フ
ラグ)に従って適切な処理を行うように上記第1及び第
2の切替スイッチ271,272を制御する。
【0048】(1)前景画像Fの場合には、乗算器24
1により寄与率αとの乗算を行い、前景画像αFを求め
る。
【0049】(2)前景画像αFの場合には、処理を行
わない。
【0050】(3)入力画像Iの場合には、寄与率αお
よび背景画像Bを用いて演算処理部230により前景画
像αFを求める。
【0051】また、上記コントローラ250は、(3)
の場合に上記演算処理部230における処理で必要な背
景画像Bを上記第1の復号器221で復号して上記演算
処理部230に与えるように、上記第1及び第2のスイ
ッチ261,262を制御する。
【0052】そして、これらの処理によって、前景画像
αFと寄与率αが求められるので、合成器240により
新しい背景画像B*と合成を行う。
【0053】すなわち、上記合成器240では、上記第
2の復号器222により復号された寄与率αと上記第1
及び第2の切替スイッチ271,272によりより選択
された前景画像αFとから、乗算器242と加算器24
3により上述の式(4)を用いて合成画像I*を生成す
る。
【0054】なお、本発明は上述の実施の形態にのみ限
定されるものではなく、例えば、上記の(1)から
(3)のうちの2つの場合の組み合わせに対応し、1ビ
ットのフラグを用いるというような種々の変形が考えら
れる。
【0055】
【発明の効果】上述のように、前景画像Fが分離されて
いる場合と、分離されていない場合、それぞれの場合に
適切な画像データに変換することで、符号化する際の演
算量を減らすことができる。また、復号側では、そのフ
ラグに応じて、適切な合成方法を選択し、合成する際の
演算量を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像符号化方法の第1の実施の形
態を説明するため符号化装置の構成図である。
【図2】上記第1の実施の形態における復号装置の構成
図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を説明するため符号
化装置の構成図である。
【図4】上記第2の実施の形態における復号装置の構成
図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を説明するため符号
化装置の構成図である。
【図6】上記第3の実施の形態における復号装置の構成
図である。
【図7】一般的な画像の合成方法を示す図である。
【図8】従来の画像合成方法における符号化側の基本的
な構成図である。
【図9】従来の画像合成方法における復号側の基本的な
構成図である。
【図10】前景画像が分離されていない画像を取り扱う
場合の画像の合成方法を示す図である。
【図11】前景画像が分離されていない画像を取り扱う
場合の符号化側の基本的な構成図である。
【符号の説明】
10,30,100 符号化装置、20,40,200
復号装置、11,12,13,31,32,45,1
31,132,133,230 演算処理部、14,1
5,33,34,35,141,142,143,14
4 符号化器、16,36,150 多重化器、17,
37,160 記録媒体、21,41,210 逆多重
化器、22,23,42,43,45,221,22
2,223,224 復号器、24,46,240 合
成器、111,112,261,262 スイッチ、1
21,122,271,272 切替スイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背景画像Bの影響を補正した前景画像α
    Fと寄与率αを符号化し、 符号化した前景画像αFと寄与率αを多重化することを
    特徴とする画像データの符号化方法。
  2. 【請求項2】 入力画像Iから寄与率αを求めるととも
    に背景画像Bを求め、 上記入力画像Iから上記背景画像Bの影響を補正した前
    景画像αFを求め、 上記寄与率αと前景画像αFを符号化して多重化するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像データの符号化方
    法。
  3. 【請求項3】 入力画像Iから寄与率αを求めるととも
    に背景画像Bを求め、 上記入力画像Iから上記背景画像Bの影響を補正した前
    景画像αFを求め、 前景画像F、背景画像Bの影響を補正した前景画像α
    F、入力画像Iと背景画像Bのいずれかを選択情報に基
    づいて選択的に符号化するとともに、上記選択情報を示
    すフラグと上記寄与率αを符号化し、 符号化した前景画像F、背景画像Bの影響を補正した前
    景画像αF、入力画像Iと背景画像Bのいずれかと上記
    選択情報を示すフラグと上記寄与率αを多重化すること
    を特徴とする画像データの符号化方法。
  4. 【請求項4】 背景画像Bの影響を補正した前景画像α
    Fと寄与率αを符号化し、 符号化した前景画像αFと寄与率αを多重化して伝送す
    ることを特徴とする画像データの伝送方法。
  5. 【請求項5】 入力画像Iから寄与率αを求めるととも
    に背景画像Bを求め、 上記入力画像Iから上記背景画像Bの影響を補正した前
    景画像αFを求め、 上記寄与率αと前景画像αFを符号化して多重化して伝
    送することを特徴とする請求項4記載の画像データの伝
    送方法。
  6. 【請求項6】 入力画像Iから寄与率αを求めるととも
    に背景画像Bを求め、 上記入力画像Iから上記背景画像Bの影響を補正した前
    景画像αFを求め、 前景画像F、背景画像Bの影響を補正した前景画像α
    F、入力画像Iと背景画像Bのいずれかを選択情報に基
    づいて選択的に符号化するとともに、上記選択情報を示
    すフラグと上記寄与率αを符号化し、 符号化した前景画像F、背景画像Bの影響を補正した前
    景画像αF、入力画像Iと背景画像Bのいずれかと上記
    選択情報を示すフラグと上記寄与率αを多重化して伝送
    することを特徴とする画像データの伝送方法。
  7. 【請求項7】 背景画像Bの影響を補正した前景画像α
    Fと寄与率αを符号化して多重化した画像データが記録
    されてなることを特徴とする画像データの記録媒体。
  8. 【請求項8】 背景画像Bの影響を補正した前景画像α
    Fと寄与率αが符号化されて多重化された画像データか
    ら上記前景画像αFと寄与率αの各情報を分離する分離
    手段と、 上記分離手段により分離された各情報から上記前景画像
    αFと寄与率αを復号する復号手段と、 新しい背景画像B*と上記復号手段により復号された前
    景画像αFと寄与率αに基づいて新しい画像I*を合成
    する合成手段とを有することを特徴とする画像データの
    合成装置。
  9. 【請求項9】 前景画像F、背景画像Bの影響を補正し
    た前景画像αF、入力画像Iと背景画像Bのいずれかと
    その選択情報を示すフラグと寄与率αが符号化され多重
    化された画像データから上記前景画像F、背景画像Bの
    影響を補正した前景画像αF、入力画像Iと背景画像B
    のいずれかとその選択情報を示すフラグと寄与率αの各
    情報を分離する分離手段と、 上記分離手段により分離された情報から上記前景画像
    F、背景画像Bの影響を補正した前景画像αF、入力画
    像Iと背景画像Bの前景画像αFとその選択情報を示す
    フラグと寄与率αを復号する復号手段と、 新しい背景画像B*と上記復号手段により復号された上
    記前景画像F、背景画像Bの影響を補正した前景画像α
    F、入力画像Iと背景画像Bの前景画像αFのいずれか
    と、その選択情報を示すフラグと寄与率αに基づいて新
    しい画像I*を合成する合成手段とを有することを特徴
    とする画像データの合成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100542958B1 (ko) * 1997-06-16 2006-04-28 소니 컴퓨터 엔터테인먼트 인코포레이티드 합성영상을생성하는방법과장치,및정보처리시스템
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