JPH10233862A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH10233862A
JPH10233862A JP3231797A JP3231797A JPH10233862A JP H10233862 A JPH10233862 A JP H10233862A JP 3231797 A JP3231797 A JP 3231797A JP 3231797 A JP3231797 A JP 3231797A JP H10233862 A JPH10233862 A JP H10233862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
job
image
input
screen
identification information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3231797A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Shiromizu
彰 白水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP3231797A priority Critical patent/JPH10233862A/ja
Publication of JPH10233862A publication Critical patent/JPH10233862A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数件分のジョブが予約設定されている場合
に、所望のジョブのみを容易かつ確実にしかも素早く中
断又は取り消すことができるようにする。 【解決手段】 ジョブ予約手段にジョブを予約設定する
際に、設定される各ジョブごとに識別情報を割り付けて
その識別情報を入力操作手段の表示部に表示して使用者
に通知する識別通知手段(8)と、この識別通知手段に
より通知された識別情報を使用者に入力操作手段から入
力させるとともに、その入力された識別情報に該当する
ジョブのみの中断又は取消処理を実行させる制御を行う
ジョブ中断取消手段(10)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像入力動作お
よび画像出力動作の少なくとも1つを実行する一連の動
作であるジョブの予約設定を複数件分行うことができる
機能と、その設定された各ジョブを画像入力動作と画像
出力動作を並行させつつ予約順に実行させることができ
る機能を備えた複写機、プリンター、複合機等のデジタ
ル式画像形成装置に係り、特に、設定した複数件のジョ
ブのうち所望のジョブのみを中断させたり取り消すこと
ができる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、複写機等において、あるジ
ョブ(コピー動作)が実行されている時であっても次の
ジョブ(コピー動作)の設定を行うことができ、その実
行中のジョブに続けて次のジョブを実行させることがで
きる画像形成装置について提案している(特開平8−5
5228号公報)。
【0003】すなわち、この提案による画像形成装置
は、その装置に対して使用者がジョブの予約設定を行う
指示手段を設け、指示手段に対する第1の指示に基づく
原稿の読取動作や画像の記録動作等のジョブ中に、指示
手段に対する第2の指示すなわち次のジョブの予約設定
を受け付け、第1の指示による記録動作と第2の指示に
よる読取動作を並行して行うことができる制御手段を設
けたものである。そして、これにより、例えば、それま
での従来装置のように次のジョブを設定する際において
実行中のジョブが終了するのを待つ必要がなく、待ち時
間の無断を省くことができ、複数のジョブを効率よく処
理することを可能にしたものある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の画
像形成装置においては、例えば、自分で予約設定した複
数種のジョブのうちの一部のジョブに設定ミスが発見さ
れたりそのジョブを実行する必要がなくなった結果、そ
の設定ミスや実行不要である該当ジョブを中断又は取り
消したい場合、その該当ジョブのみが現在実行されてい
るときには、操作パネル上に配設されている「ストップ
ボタン」を押下することにより装置全体を停止させてそ
の該当ジョブの実行を中断させたり、その中断後に該当
ジョブの設定を取り消すことは可能であるが、それ以外
のときには実行中のジョブがすべて該当ジョブであるか
否かを判別する手段がないため不可能である。
【0005】つまり、実行中のジョブ(読取動作と記録
動作の双方)がいずれも該当ジョブでなかったり或いは
その一部(記録動作)が該当ジョブであるものの残り一
部(読取動作)が該当ジョブでないときには、前記した
ストップボタンにより該当ジョブのみを中断させたり取
り消すことは不可能であった。なぜなら、このようなと
きに、ストップボタンを押下しても、該当しない別のジ
ョブのみを中断させるか或いは該当ジョブだけではなく
該当しないジョブも含めて中断させてしまうからであ
る。但し、読取動作については、所定のタイミングでタ
ッチパネル表示部上に表示される「スキャンストップ」
ボタンを押すことにより単独で中断できるようになって
いる。
【0006】また、このように或る特定のジョブのみを
中断させたり或いは取り消したい場合においては、設定
されているすべてのジョブの状態(実行中、実行待ちな
ど)や設定内容を操作パネル上の画面表示部に表示させ
ることができる機能があれば、その表示を行って、表示
された内容から中断等をすべきジョブを確認してから、
該当するジョブのみが実行されるタイミングを見計らっ
てストップボタン等を押すことによりその該当ジョブを
中断させる等の対応方法も考えられる。
【0007】しかし、この対応方法においても、その表
示される複数件のジョブのなかから該当するジョブを判
別できる手段が特にないため、設定内容を互いに見比べ
て該当ジョブを自分なりに予想して判断する程度のこと
しかできず、結局のところ、該当するジョブのみを確実
に中断させたり取り消すことはできなかった。また、こ
の対応方法は、ジョブの状態などを表示させるための画
面切り換え操作を行うたえ時間がかかり、しかも設定内
容が近似したジョブが複数予約されている場合には該当
ジョブがどれであるかを判別するのに迷ってしまうため
に時間がかかる結果、その該当ジョブの中断又は取り消
しを素早く行う場合には不利で即応性に欠けるものがあ
った。
【0008】さらに、設定ミスの該当ジョブが中断又は
停止されずにそのまま実行されてしまった場合には、ミ
スプリントにより用紙等が無駄使いされてしまい、特に
大量の記録を行うジョブであると、その無駄になる量が
増大し、ランニングコストもかさむという不具合があっ
た。また、誤って自分の該当しないジョブ若しくは他人
のジョブを中断させた場合には、そのジョブを再スター
トさせればよいが、特に他人のジョブを誤って取り消し
た場合には、その取り消したジョブを再度設定して実行
し直さなければならず、ジョブの内容によっては当事者
でなければ再設定できない場合もあり、混乱を招くこと
もある。
【0009】この発明は、上述したような従来技術の問
題点を解消するためになされたもので、その目的とする
ところは、複数件分のジョブが予約設定されている場合
に、所望のジョブのみを容易かつ確実に、しかも素早く
中断したり又は取り消すことができる画像形成装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の画
像形成装置は、図1に例示するように、画像を入力する
画像入力手段1と、この画像入力手段1により入力する
画像を記憶する画像記憶手段2と、この画像記憶手段2
により記憶される画像を記録又は送信する画像出力手段
3と、表示部4を有し、各種の入力操作を行うための入
力操作手段5と、この入力操作手段5を介して、前記画
像入力手段1の画像入力動作および前記画像出力手段3
の画像出力動作の少なくとも1つを実行する一連の動作
であるジョブの予約設定を複数件分行うことが可能なジ
ョブ予約手段6と、前記画像入力手段1および前記画像
出力手段3の各動作を制御するものであって、前記ジョ
ブ予約手段6に設定された複数件のジョブを予約順に実
行する際に前記画像記録手段1と前記画像出力手段3を
並行して動作させる制御を行う制御手段7とを備えた画
像形成装置において、前記ジョブ予約手段6にジョブを
予約設定する際に、設定される各ジョブごとに識別情報
を割り付けてその識別情報を前記入力操作手段5の表示
部4に表示して使用者に通知する識別通知手段8と、こ
の識別通知手段8により通知された識別情報を使用者に
前記入力操作手段5から入力させるとともに、その入力
された識別情報に該当するジョブのみの中断又は取消処
理を実行させる制御を行うジョブ中断取消手段(以下、
指定式ジョブ中断取消手段とも称す)10を設けたこと
を特徴とするものである。
【0011】この場合、上記画像入力手段としては、例
えば原稿の読み取り装置、プリント用画像データの入力
装置、ファクシミリの受信装置等を適用することがで
き、上記画像出力手段としては、例えば画像記録装置
(プリンター)、ファクシミリの送信装置等を適用する
ことができる。従って、この発明の画像形成装置は、複
写機(コピー機)、プリンター、ファクシミリの他、コ
ピー機能、プリント機能又はファクシミリ機能のうち少
なくとも2つ以上の機能を兼備した複合機として構成さ
れる。そして、上記画像入力動作および画像出力動作の
少なくとも1つを実行する一連の動作であるジョブにつ
いては、例えば、コピー機能に関するものとしては原稿
読取動作と画像記録動作があり、プリント機能に関する
ものとしては画像データ入力動作と画像記録動作があ
り、ファクシミリ機能に関するものとしては受信動作と
送信動作がある。
【0012】また、この場合、ジョブ中断取消手段にお
ける中断又は取消処理を実行させる制御は、例えば、中
断処理が指定された場合には、そのジョブが実行されて
いる画像入力手段又は画像出力手段の動作を制御する前
記制御手段にジョブ中断処理の実行指令を送り、取消処
理が指定された場合には、そのジョブが設定されている
ジョブ予約手段へジョブ取消処理の実行指令を送ること
によって行われる。この際、中断処理と取消処理のどち
らを行うかについては、入力操作手段を介して使用者が
指定できるようにすればよい。また、識別情報を使用者
に入力させる制御は、例えば、使用者に中断処理又は取
消処理の指示をさせた後、その中断又は取消を希望する
ジョブの識別情報の入力を促す表示を入力操作手段の表
示部にすることによって行えばよい。
【0013】このような請求項1に係る装置によれば、
使用者がジョブ予約手段6にジョブを予約設定すると、
識別通知手段8によりジョブごとに識別情報が割り付け
られ、その識別情報が入力操作手段5の表示部4に表示
されてその使用者に通知される。そして、ジョブ中断取
消手段9により、使用者に中断又は取消を希望するジョ
ブの識別情報を入力操作手段5から入力させるととも
に、その入力された識別情報に該当するジョブのみの中
断又は取消処理を実行させる制御が行われ、その結果、
かかるジョブのみが中断又は取り消される。すなわち、
使用者は中断又は取消を希望するジョブの識別情報を入
力するとともに中断又は取消処理を指定することで、そ
の該当するジョブのみを確実に中断又は取り消すことが
できる。
【0014】請求項2に係る発明の画像形成装置は、請
求項1に係る装置において、使用者に指示された際に前
記ジョブ予約手段6に設定されたすべてのジョブの現況
を前記識別情報とともに前記入力操作手段5の表示部4
に各ジョブごとに区分して表示し、表示される複数のジ
ョブのいずれかを識別情報に基づいて使用者に前記入力
操作手段5にて選択させるとともに、その選択されたジ
ョブのみの中断又は取消処理を実行させる制御を行う選
択式ジョブ中断取消手段10を併設したことを特徴とす
るものである。
【0015】この場合、選択式ジョブ中断取消手段にお
ける中断又は取消処理を実行させる制御は、前述した指
定式ジョブ中断取消手段の場合と同様に、中断又は取消
処理の実行指令を所定の手段へ送ることによって行われ
る。また、中断処理と取消処理のどちらを行うかについ
ても、同様に、入力操作手段を介して使用者が指定でき
るようにすればよい。
【0016】このような請求項2に係る装置によれば、
使用者に指示されると、選択式ジョブ中断取消手段10
により、ジョブ設定手段6に設定されたすべてのジョブ
の現況が識別情報とともに入力操作手段5の表示部4に
各ジョブごとに区分されて表示される。そして、この中
断取消手段10では、表示される複数のジョブのいずれ
かが識別情報に基づいて使用者により入力操作手段5に
て選択されると、その選択されたジョブのみの中断又は
取消処理を実行させる制御が行われる。
【0017】請求項3に係る発明の画像形成装置は、請
求項1又は2に係る装置において、前記識別情報が文
字、絵柄、入力した先頭ページ画像のいずれか1つを用
いて構成されたものであることを特徴とするものであ
る。
【0018】この場合、文字は、例えば数字、英字等で
あり、絵柄は、識別可能な記号や図形のほか、情報をグ
ラフィックスにより表現して画面上に表示する絵文字い
わゆるアイコンなどであってもよい。先頭ページ画像
は、1頁全体であっても一部であってもよく、また画像
データをそのまま表示させたものであってもイメージ化
したものを表示させたものであってもよい。
【0019】このような請求項3に係る装置によれば、
識別通知手段により割り付けられる識別情報が英数字、
絵柄、入力した先頭ページ画像のいずれかとなり、その
識別情報が入力操作手段の表示部に表示される。これに
より、通知される識別情報が使用者により認識されやす
いものとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の実施の形態について説明する。
【0021】図2は、本発明の一実施例に係る画像形成
装置のシステム構成を示すものである。この実施例にお
ける画像形成装置は、コピー機能のほかにファクシミリ
機能とプリンター機能を兼ね備えたデジタル式の複合機
である。
【0022】図2において、11は画像入力装置であ
り、この画像入力装置11は原稿読取装置12、ファク
シミリ(以下FAXと略記する)13およびパーソナル
コンピュータ(以下PCと略記する)14からなる画像
入力機器と、これら各画像入力機器により入力される各
画像データを選択的に切り換えて並列的に入力する入力
画像切換部15とで構成されている。原稿読取装置12
は、プラテン上に供給される原稿の画像を露光走査して
読み取り電気信号に変換して画像データとして出力する
画像読取入力部(以下IITと略記することもある)1
6と、このIIT16のプラテン上に原稿を自動的に搬
送する自動原稿搬送装置(以下ADFと略記する)17
とからなっている。この画像入力装置11内におけるF
AX13は、電話回線Lを介して送られてくる画像情報
を受信する受信部分である。入力画像切換部15は、マ
ルチプレクサ、入力インタフェース等で構成されてい
る。
【0023】また、20は画像入力装置11から出力さ
れる画像データSを記憶するメモリ装置であり、ハード
ディスク等にて構成されている。30は画像出力装置で
あり、この画像出力装置30はメモリ装置20から送信
される画像を用紙に記録する記録部とファクシミリで送
信する送信部の2つの出力手段を備えている。31は、
メモリ装置20から送信される画像データSを出力方式
に応じて切り換える画像切換部であり、画像処理回路、
出力インタフェース等で構成されている。上記した記録
部については、画像切換部31からの電気信号としての
画像データSを光画像に変換して走査露光する像走査露
光装置(ROS)32と、電子写真プロセスに従ってR
OS32にて生成された光画像に対応する潜像を形成
し、この潜像を記録用紙上で可視像化して記録するプリ
ント装置33と、このプリント装置33に所定の用紙を
給送する給紙装置34と、プリント装置34から排出さ
れる用紙に対して仕分け、ホッチキス止め、パンチ孔開
け等の後処理を行う後処理装置35とで構成されてい
る。また、上記した送信部についてはFAX36にて構
成されており、この画像出力装置におけるFAX36は
画像を電話回線Lを介して送信する送信部である。
【0024】また、50は表示装置を兼ねた入力操作装
置である。この入力操作装置50は、画像形成装置を使
用する使用者からのジョブに対する各種の設定や動作の
開始又は停止などの指示の入力(受け付け)を行った
り、また、システムの状態の表示やシステムからのメッ
セージなどの表示を行うものである。
【0025】さらに、40は各装置の動作等をはじめシ
ステム全体を集中管理するCPU、41はコピー機能、
ファクシミリ機能およびプリンタ機能に関する各ジョブ
プログラム、各種制御プログラム等があらかじめ格納さ
れるROM、42は演算データ、入力される設定データ
等を一旦格納するRAM、43はシステムの各種の設定
データなどを記憶する不揮発性メモリとしてのNVMで
あり、これらはアドレスおよびデータのバスライン44
で相互に接続されている。
【0026】そして、CPU40のバスライン44に
は、I/Oポート45および通信ポート46が接続され
ており、バスライン44はI/Oポート45を介して画
像入力装置11、メモリ装置20および画像出力装置3
0と接続されているとともに、通信ポート46を介して
入力操作装置50と接続されている。これにより、入力
操作装置50において入力される各種設定データや起動
又は停止等の指示データなどは、通信ポート46を介し
てCPU40に転送され、反対に、CPU40からの必
要なデータは通信ポート46を介して入力操作装置50
に転送される。また、各種の動作に必要な様々な設定デ
ータや制御データなどは、CPU40からI/Oポート
45を介して各装置11,20,30に転送される。一
方、それら各装置からのデータもI/Oポート45を介
してCPU40に転送される。
【0027】前記した入力操作装置50は、図3に示す
ような操作パネル部51を備えている。この操作パネル
51は、基本的に、各種のハードボタンが配設されたボ
タン配置部と、表示とともに入力も行える画面表示部6
0とで構成されている。ボタン配置部には、動作の開始
を指示するためのスタートキー52、動作の停止を指示
するためのストップキー53、数値の入力を行うための
テンキー54、テンキー54による数値入力を間違えた
ときに取り消すためのクリアボタン55、実行中のジョ
ブを一時的に中断させて他のコピー動作を優先して実行
させるための割り込みボタン56、システムを基本状態
にするためのオールクリアボタン57等が配設されてい
る。また、テンキー54と画面表示部60との間の領域
には、現在実行されているジョブについて点灯すること
により表示する点灯表示部58、ジョブ状態の確認画面
を画面表示部60に表示させたりその表示を中止したり
するための確認/中止指示ボタン59が配置されてい
る。点灯表示部60には、例えば、ジョブ処理中、通信
中、蓄積文書あり等の状態に関する文字が点灯により明
示される。画面表示部60としては、設定用画面等の各
種画面、カウント情報、メッセージ等が表示されるほか
に機能ボタンが表示され、その機能ボタンに指で触れて
各種機能、システムの状態および必要な操作を指示する
ことができるタッチパネルディスプレイが使用されてい
る。
【0028】前記したROM41に格納される制御プロ
グラムの中には、後述する動作例のように、ジョブ実行
中においても各種のジョブを複数件分予約設定すること
が可能なジョブ予約設定用の制御プログラムや、予約設
定される複数件のジョブを順次実行するため画像入力装
置11と画像出力装置30とを並行して動作させるため
のジョブ実行管理用の制御プログラムがある。さらに、
後述する動作例のように、ジョブの予約設定がされた際
に、ジョブごとに識別情報(以下、ジョブIDともい
う)を割り付け、そのジョブIDを入力操作装置50に
表示する処理を実行させるための識別通知用の制御プロ
グラムや、ジョブIDの入力により特定のジョブを中断
又は取り消すための処理を実行させるためのジョブ中断
取消用の制御プログラムなどがある。この例では、ジョ
ブIDとして文字で構成されたものが割り付けられる設
定になっている。
【0029】次に、このような構成からなる画像形成装
置の各種動作について図4〜図24を参照しながら説明
する。
【0030】《電源投入時の初期動作》まず、この画像
形成装置の電源を投入すると、装置各部のウォームアッ
プ動作やチェック動作や所定のメモリクリア動作が行わ
れた後、動作可能な状態になる。メモリクリア動作の1
つとして、例えばRAM42の一部領域に記憶された前
回の動作中に設定された予約ジョブの設定情報がクリア
される。ここでは、コピー機能が動作可能になるように
機能選択がなされているとする。
【0031】コピー機能が動作可能な状態になると、入
力操作装置50の画面表示部60に、図4に示すような
基本画面が表示される。この基本画面では、電源投入後
はじめてのコピー動作の各種設定を行う。図4に示す基
本画面において、その上部は各種メッセージが表示され
るメッセージエリア61であり、ここでは「コピーでき
ます」というメッセージが表示されるとともに、画像を
記憶するメモリ装置20のメモリ残量やジョブの実行部
数を示すセットが表示されている。このメッセージエリ
ア61の下は、各種の機能設定を行う設定エリア62で
あり、ここでは、用紙選択、拡大/縮小、片面/両面、
後処理等の機能の設定ができる「基本コピー」の設定画
面が表示されている。丸みのある矩形表示部は機能ボタ
ンであり、その表示部分を指で触れることにより上記し
た各機能を選択設定できるようになっている。斜線が一
部描かれている機能ボタンが選択されたものを示してい
る。設定エリア62の「お好みコピー」ボタンは、例え
ばコピー濃度、原稿の種類設定、ページ連写などの他の
機能の設定ができる設定画面であり、それを指で指定す
ると「基本コピー」の設定画面に代わって表示されるよ
うになっている。
【0032】《ジョブ実行時の基本動作》そして、この
図4に示す基本画面において行う各種機能の設定が「第
1のジョブ」の設定となる。この第1のジョブを設定し
た後、使用者が操作パネル51の「スタート」ボタン5
2を押下する(図5のステップST100)。このスタ
ートボタンの押下により、入力操作装置50からCPU
40にジョブ開始要求が通知され(ST101)、CP
U40では通知された第1のジョブ(の設定条件)が開
始可能であるか否かの判断が行われる(ST102)。
その判断は、例えばジョブプログラムや各部装置のデー
タに基づいて行われる。
【0033】ステップST102においてジョブ開始可
能な場合には、CPU40が、RAM42からの識別通
知用の制御プログラムに従って、その開始する第1のジ
ョブにジョブID(この例では「001」)を割り付け
(ST103)、その割り付けたジョブIDを入力操作
装置50の制御部に通知する(ST105)。そのジョ
ブIDは、第1ジョブの開始とともに、入力操作装置5
0の画面表示部60に表示される(ST105)。すな
わち、第1のジョブが開始されると、画面表示部60の
画面が図6に示す実行画面にかわり、その画面中にジョ
ブIDが表示される。この図6の画面では、メッセージ
エリア61にジョブが実行されていることを示す「コピ
ーしています」というメッセージが表示され、これと同
時に、そのメッセージエリア61の下の表示エリア63
に「ジョブのIDは001です」というメッセージが表
示されるようになっている。この割り付けられたジョブ
IDは、例えばRAM42等の一部領域に記憶される。
【0034】この図6に示す実行画面では、ジョブID
の表示の右側には現在実行中のジョブのページおよび部
数に関する設定値とカウント値が表示される。また、ジ
ョブIDの表示の下には現在実行中のジョブの設定内容
が表示される。ここでは、A4版サイズの縦置き原稿を
ADF17を用いて読み取り、その読み取った原稿画像
を等倍(倍率100%)で、給紙トレイ1に縦置きにセ
ットされているA4版サイズの記録用紙に記録し、その
記録された用紙を部数単位に仕分けして排出するという
設定内容が表示されている。さらに、表示エリア63の
右端部には「作業予約」という機能ボタンが表示され
る。そして、この機能ボタンの表示にあわせてメッセー
ジエリア61に「作業予約ボタンを押すと次のジョブの
設定ができます」というメッセージが表示される。
【0035】ステップST102においてジョブ開始が
何らかの理由により不可能な場合には、CPU40は入
力装置50の画面表示部60に「ジョブが開始できな
い」旨の表示をする(ST106)。
【0036】コピー機能に関する第1のジョブの動作
は、図2に示すように、まずADF12による原稿搬送
とその搬送される原稿のIIT16による読み取りが行
われ、次に、その読み取られた原稿画像データSが入力
画像切換部15を介してメモリ装置20に転送されて記
憶される。そして、読取動作が終了した後にメモリ装置
20に記憶された画像データSが呼び出されて出力画像
切換部31を介してROS32に転送され、ROS32
で生成される光画像をプリント装置33において給紙装
置34から給紙される記録用紙上に可視像化して記録
し、最後に、後処理装置35において仕分け等の後処理
がなされる。
【0037】ここで、第1のジョブの動作がファクシミ
リ機能(受信モード)に設定されている場合には、FA
X13で受信される画像情報が入力画像切換部15を介
してメモリ装置20に転送されて記憶された後、その受
信後にメモリ装置20に蓄積された画像データが呼び出
されて出力画像切換部31を介してROS32に転送さ
れ、以後は前記したコピー機能時の動作と同様にROS
32、プリント装置33、給紙装置34等が動作して、
受信された画像が記録用紙上に可視像化されて記録され
る。一方、ファクシミリ機能が送信モードに設定されて
いる場合には、送信用の原稿が前記したコピー機能時の
原稿読み取り動作と同様に、ADF17、IIT16等
が動作して読み取れた後、その読み取られた画像が入力
画像切換部31を介してメモリ装置20に蓄積される。
次に、その読取後にメモリ装置20に蓄積された画像デ
ータが呼び出されて出力画像切換部31を介してFAX
36に転送され、FAX36から送信される。
【0038】また、第1のジョブの動作がプリント機能
に設定されている場合には、PC14から送信される画
像情報が入力画像切換部15を介してメモリ装置20に
転送されて記憶された後、その送信後にメモリ装置20
に蓄積された画像データが呼び出されて出力画像切換部
31を介してROS32に転送され、以後は前記したコ
ピー機能時の動作と同様にROS32、プリント装置3
3、給紙装置34等が動作して、送信された画像が記録
用紙上に可視像化されて記録される。
【0039】《作業予約の設定時の動作》前記した第1
のジョブが実行されている間に、第2のジョブを予約設
定する場合は、図6で例示した実行画面における「作業
予約」ボタンを押下する(図7のステップST12
0)。この作業予約ボタンの押下により、入力操作装置
50からCPU40にジョブ予約設定要求が通知され
(ST121)、その後CPU40は入力操作装置50
の画面表示部60にジョブ予約モード画面を表示する
(ST122)。
【0040】図8はジョブ予約モード画面を示し、この
画面において第2のジョブの設定が行われる。このジョ
ブ予約モード画面では、「ジョブ予約モードです。設定
後、登録ボタンを選択して下さい」というメッセージが
表示されるとともに、設定エリア62に各種設定内容が
表示される。設定エリアの画面内容は、第1のジョブを
設定したときの図4に示す基本画面と同じものである。
この設定エリアの画面において第2のジョブについての
機能設定を行うことができる(ST123)。また、こ
の画面には「お好みコピー」ボタンの下に「登録」と
「予約キャンセル」という機能ボタンが表示される。こ
のうち「予約キャンセル」ボタンを選択して押した場合
には、第1のジョブについての設定が解除され、画面表
示部60の画面も第1のジョブの動作を示す実行画面
(図6)になる。
【0041】ジョブ予約モード画面における第2のジョ
ブの機能設定が終了した場合には、「登録」ボタンを押
す(ST124)。これにより、第2のジョブ予約が確
定した旨がCPU40に通知され(ST125)、CP
U40は、RAM42からの識別通知用の制御プログラ
ムに従って、予約設定された第2のジョブに対する最新
のジョブID(この例では「002」)を割り付けた後
(ST126)、その割り付けられたジョブIDを入力
操作装置50の画面表示部60に表示させる(ST12
7)。
【0042】図9は、ジョブ予約モード画面に代えて、
画面表示部60に表示される第1のジョブに関する実行
画面であり、この実行画面内に第2のジョブのジョブI
Dが表示される。すなわち、この図9の実行画面では、
メッセージエリア61の下の表示エリア63に「ジョブ
のIDは002です」というメッセージが表示されてい
る。これにより、この第2のジョブを予約設定した使用
者に対して、自分が設定したジョブの識別情報として認
識して(覚えて)もらうことができる。
【0043】さらに、この第2のジョブ予約に続いて第
3のジョブが予約設定された場合には、その設定が確定
されてそのジョブIDとして「003」が割り付けられ
ると、図9の実行画面の表示エリア63に「ジョブのI
Dは003です」というメッセージが表示されることに
なる。このように割り付けられたジョブIDは、画面表
示部60の所定画面内に常に表示されて予約設定した使
用者に通知するようになっている。また、その各ジョブ
IDはすべてRAM42等の一部領域に記憶保持される
【0044】また、図9に示す実行画面においては、現
在実行中のジョブ以外に予約設定されたジョブ(換言す
れば実行待ちのジョブ)があるため、表示エリア63の
「作業予約」ボタンの下に「ジョブ中断」、「ジョブ取
消し」および「プリント開始」の機能ボタンが表示され
る。これらの3つの機能ボタンは、実行中のジョブ以外
に予約設定されたジョブがない場合には、図4に示す実
行画面のように表示されない。また、これらの機能ボタ
ンのうち「プリント開始」のボタンは、「ジョブ中断」
が選択されてジョブが実際に中断されたときにはじめて
機能するようになっている(図15参照)。そして、
「ジョブ中断」および「ジョブ取消し」のボタンが表示
されることにあわせて、メッセージエリア61には「特
定のジョブを中断又は取り消すときはジョブ中断、ジョ
ブ取消しボタンを押してください」というメッセージが
表示される。
【0045】《特定のジョブの中断又は取消の処理動
作》次に、複数件のジョブが予約された状態でそれら各
ジョブの(コピー)動作が設定順に実行されているとき
に、そのうちの特定のジョブのみを中断又は取り消す場
合の動作について説明する。ここでは、例えば、第1の
ジョブ(原稿5頁、倍率100%、記録用紙A4)、第
2のジョブ(原稿10頁、倍率100%、記録用紙A
4)および第3のジョブ(原稿30頁、倍率90%、記
録用紙B5)という3種のコピー動作に関するジョブが
予約設定されていると仮定する。そして、その各ジョブ
のIDとして、第1のジョブには「001」、第2のジ
ョブには「002」、第3のジョブには「003」がそ
れぞれ割り付けられて表示され、その各ジョブを設定し
た使用者に通知されていると仮定する。
【0046】さて、このような3つのジョブの各コピー
動作は、操作パネル51の「スタート」ボタン52を押
した場合、ジョブ実行管理用の制御プログラムに従っ
て、図10に示すようなタイミングで順次実行されるよ
うになっている。図中において「入力中」はコピー動作
における原稿読取動作が実行中であることを示し、「出
力中」は画像記録動作が実行中であることを示してい
る。
【0047】すなわち、図10に示すように、まず、第
1のジョブの原稿読取動作と画像記録動作がこの順に実
行される。そして、その原稿読取動作が終了して画像記
録動作に移行する際には、入力操作装置50の画面表示
部60に図11に示すような画面が表示される。図11
に示す画面のメッセージエリア61には「最初のジョブ
をプリントしています。次の予約ジョブの原稿をセット
してスキャンスタートボタンを押してください」という
メッセージが表示され、その表示エリア63には「スキ
ャンスタート」の機能ボタンが表示される。
【0048】そこで、このメッセージ内容に従って、第
2のジョブの原稿をADF17上にセットした後、上記
画面(図11)内の「スキャンスタート」のボタンを押
す。これにより、第1のジョブの原稿読取動作が完了し
た後に、第2のジョブの原稿読取動作が開始され、これ
と同時に、図12に示すように画面表示部60のメッセ
ージエリア61に「最初のジョブをプリントしていま
す。次のジョブを読み込んでいます」というメッセージ
が表示される。このとき、第1のジョブの画像記録動作
と第2のジョブの原稿読取動作が並行して実行されるこ
とになる。そして、第1のジョブの画像記録動作が完了
し、しかも第2のジョブの原稿読取動作が完了すると、
第2のジョブの画像記録動作が開始される。
【0049】次いで、第2のジョブの原稿読取動作から
画像記録動作への移行時に、前述した場合と同様に、画
面(図11)に表示されているメッセージ内容に従って
第3のジョブの原稿をADF17上にセットした後、画
面(図11)内の「スキャンスタート」のボタンを押
す。これにより、第2のジョブの原稿読取動作が完了し
た後に、第3のジョブの原稿読取動作が開始される。こ
のときも、第2のジョブの画像記録動作と第3のジョブ
の原稿読取動作が並行して実行されることになる。最後
に、この原稿読取動作が完了すると、第3のジョブの画
像記録動作が実行される。
【0050】以上のようにして3つのジョブのコピー動
作が効率よくすべて実行される。そして、この3つのジ
ョブが連続して実行されているとき、その各ジョブの実
行状態を示す画面(図11や図12)において、「特定
のジョブを中断又は取り消すときは、ジョブ中断、ジョ
ブ取消しボタンを押してください」というメッセージが
表示される。
【0051】《中断の処理動作》まず、特定のジョブの
みを中断させる場合には、「ジョブ中断」のボタンが表
示されている画面(図9,11,12)において、その
ジョブ中断ボタンを押す(図13のステップST13
0)。この中断ボタンの押下により、その中断要求がC
PU40に通知され、CPU40はRAM42に格納さ
れているジョブ中断取消用の制御プログラムに従って、
入力操作装置50の画面表示部60にジョブIDの入力
を使用者に促す旨の表示をする(ST131)。
【0052】図14は、そのときに画面表示部60に表
示されるジョブID入力用の画面であり、その表示エリ
ア63に「通知されたジョブIDをテンキーで入力して
実行ボタンを押してください」というメッセージが表示
される。このジョブID入力用の画面では、このメッセ
ージとともに「実行」、「取消し」の機能ボタンが表示
され、さらに「ジョブID」という表示部が表示され
る。
【0053】次いで、中断したいジョブのジョブIDを
操作パネル51のテンキー54により入力する(ST1
32)。例えば、中断したいジョブが第2のジョブであ
れば、テンキー54により「002」という数字列をこ
の順に入力すればよい。この入力がなされると、前記し
た「ジョブID」の表示部にテンキーで入力した数値が
表示される。この入力を誤った場合には「取消し」ボタ
ンを押すことにより、画面は現在実行中の画面に切り換
わるため、再入力のときには再度「ジョブ中断」のボタ
ンを選択してから前記した入力作業をやり直す。また、
この中断操作そのものが不要になった場合は「取消し」
ボタンを押すようになっている。
【0054】中断したいジョブのジョブIDの入力が終
了した場合には、画面(図14)の「実行」ボタンを押
す(ST133)。この実行ボタンの押下により、CP
U40ではジョブ中断処理に移り、まず指定されたジョ
ブが実行中であるか否かを確認し(ST134)、実行
中であれば、その指定されたジョブの動作を中断する
(ST135)。
【0055】例えば、中断したいジョブを第2のジョブ
とした場合、その第2のジョブの動作(原稿読取動作又
は画像記録動作)が実行中であれば、その第2のジョブ
に関する動作のみが中断される。すなわち、図10に示
すように、第1のジョブの画像記録動作(出力)中にお
いて第2の原稿読取動作(入力)が実行されている場合
であっても、第1のジョブの画像記録動作は中断され
ず、第2の原稿読取動作のみが中断される。また、第3
のジョブの原稿読取動作が開始された状態において第2
のジョブの画像形成動作が実行されている場合であって
も、第3のジョブの原稿読取動作は中断されず、第2の
ジョブの画像形成動作のみが中断される。そして、後者
の場合には、第3のジョブの読取動作は継続して行われ
るが、その第3のジョブの画像形成動作は中断された第
2のジョブの画像形成動作が再スタートされて終了する
までは実行されず、待機状態になる。
【0056】指定されたジョブの動作が中断されると、
CPU40が入力操作装置50の画面表示部60に中断
した旨の表示を行う(ST136)。図15は、そのと
きに表示される画面を示すもので、この画面のメッセー
ジエリア61には「選択されたジョブの動作を中断しま
した。」というメッセージが表示され、併せて「中断し
た動作のプリントを再スタートさせるときはプリント開
始ボタンを押してください」というメッセージが表示さ
れる。この画面の表示エリア63中の「プリント開始」
ボタンは、前述したようにジョブの中断がなされたため
機能する(入力可能な)状態になっている。また、この
画面では、その表示エリア63に実行中のジョブの設定
内容やページおよび部数のカウント値等が表示される。
【0057】そして、中断理由がなくなった場合には、
前記画面(図15)内の「プリント開始」ボタンを押す
(ST137)。これにより、CPU40が、中断され
ていたジョブの動作を再スタートさせる(ST13
8)。なお、ステップST134において、指定された
ジョブが「実行完了」或いは「実行待ち」の理由で実行
されていない場合には、その実行完了又は実行待ちの旨
の表示を画面表示部60に表示する(ST139)。
【0058】《取消しの処理動作》次に、特定のジョブ
のみを取り消す場合には、「ジョブ取消し」のボタンが
表示されている画面(図9,11,12)において、そ
のジョブ取消しボタンを押す(図16のステップST1
30)。この取消しボタンの押下により、その取消し要
求がCPU40に通知され、CPU40はRAM42に
格納されているジョブ中断取消用の制御プログラムに従
って、入力操作装置50の画面表示部60にジョブID
の入力を使用者に促す旨の表示をする(ST141)。
このとき画面表示部60には、前述のジョブ中断を選択
した場合と同様に、図14に示す画面が表示される。
【0059】次いで、取消したいジョブのジョブIDを
操作パネル51のテンキー54により入力する(ST1
42)。この入力がなされると、前記画面(図14)内
の「ジョブID」の表示部にテンキーで入力した数値が
表示される。取消したいジョブのジョブIDが正しく入
力された場合には、画面(図14)の「実行」ボタンを
押す(ST143)。この実行ボタンの押下により、C
PU40ではジョブ取消し処理に移り、まず指定された
ジョブが実行中であるか否かを確認し(ST144)、
実行中であれば、その指定されたジョブの動作を中断す
る(ST145)。
【0060】このときの中断は、前述したジョブ中断の
処理動作と同様に、指定したジョブのみが中断される。
そして、この中断と同時に、例えばRAM42等の一部
領域に記憶保持されている指定されたジョブの設定情報
が消去される(ST146)。ステップST144にお
いて、指定されたジョブが実行待ちの状態にある場合に
は、ステップST146に進み、指定されたジョブの設
定が取り消される。なお、指定されたジョブがすでに実
行完了している場合には、ステップST140において
「ジョブ取消し」ボタンを押しても、その指示操作を無
効扱いにして受け付けない。この場合には、必要に応じ
てそのジョブが完了していることを通知するメッセージ
を表示するようにしてもよい。
【0061】そして、指定されたジョブの設定が取り消
されると、CPU40が入力操作装置50の画面表示部
60に中断した旨の表示を行う(ST147)。図17
は、そのときに表示される画面を示すもので、この画面
のメッセージエリア61には「コピーしています」とい
うメッセージとともに、「選択したジョブは取り消しま
した」というメッセージが表示される。
【0062】《中断又は取消し操作方法とそのタイミン
グ》このようにジョブIDを入力することにより、迷う
ことなく容易にかつ確実に特定のジョブの中断又は取消
しを行うことができる。そして、この特定のジョブのみ
の中断又は取消し処理は、基本的に、その該当するジョ
ブが実行完了していない時期であればいつでも行うこと
ができる。例えば、前記の説明で例示した3つのジョブ
(第1、第2及び第3のジョブ)については、図10の
下方に示しように、各ジョブの実行前および実行中であ
ればジョブIDの入力により、その指定したジョブのみ
を中断又は取り消すことができる。但し、コピー機能と
しての原稿読取動作又は画像形成動作が単独で実行され
ている時期(例えば、第1のジョブの原稿読取動作のみ
が実行中、第3のジョブの画像形成動作のみが実行中)
においては、操作パネル51上の「ストップ」ボタン5
2を押すことにより、中断さらには取消しを行うことが
できる。
【0063】また、この画像形成装置においては、操作
パネル51上の「ストップ」ボタン52が押されると、
ジョブIDの入力を促すようなメッセージの表示もな
く、直ちに現在実行中のジョブの動作がすべて停止され
る。このため、例えば、図10に示す例のように異なる
ジョブに関する動作が互いに並行して実行されている場
合(例えば、第1のジョブの読取動作と第2のジョブの
画像形成動作が並行して実行されている場合)には、そ
のいずれの動作も同時に中断されることになる。そし
て、この「ストップ」ボタン52を押した際にも、画面
表示部60には例えば図9のような「ジョブ取消し」ボ
タン表示のある画面が表示されるようになっている。こ
のため、ストップボタンにより装置全体が停止している
状態において特定のジョブを取消したい場合でも、前述
した取消し処理操作方法に習って、その「ジョブ取消
し」ボタンを押した後、ジョブID入力画面(図14)
においてジョブIDを入力することにより、その取消し
を行うことが可能である。
【0064】《ジョブIDの他の構成例》前記した実施
例では、ジョブIDとして文字(実際には数字)にて構
成されるものを使用する場合について例示したが、この
他にも、例えば、図18に示すようにジョブIDとして
絵文字であるアイコン(Icon)を使用してもよい。
つまり、電源投入後はじめて機能設定したコピー動作を
スタートボタンの押下により開始した場合やジョブの予
約設定を行った場合には、前述したようなタイミングで
画面表示部60の表示エリア63に割り付けられたジョ
ブIDが表示されるが、そのときのジョブIDがアイコ
ンで表示されるようになる。この場合、各アイコンは互
いに識別しやすい絵柄にデザインしたものであれば、そ
の絵柄の構成については任意である。また、このアイコ
ンを機能ボタンとして構成した場合には、そのアイコン
を指で触れることによりジョブIDの入力作業ができる
ため、ジョブIDの入力作業をきわめて簡単にかつ迅速
に行うことが可能となる。
【0065】図19は、ジョブIDとしてアイコンから
構成されるものを使用した場合、特定のジョブの中断又
は取消し処理を行う際のジョブの指定作業を行うための
表示画面である。この画面は、ジョブ中断ボタン又はジ
ョブ取消しボタンが押された後に画面表示部60に表示
されるものであり、前記文字のジョブIDのテンキーに
よる入力画面(図14)とは異なり、その表示エリア6
3内には、予約設定されたすべてのジョブのアイコンが
一斉に表示される。また、「通知されたジョブIDを選
択して実行を押して下さい」というメッセージが表示さ
れる。そして、この画面において、中断又は取消したい
ジョブのアイコンを指で触れて選択すると、指定された
アイコンの表示画面が例えば反転表示され、その指定し
たアイコンが正しければ「実行」ボタンを押す。これに
より、中断又は取り消すべきジョブの指定が確定される
ようになっている。
【0066】また、ジョブIDは、図20に示すように
読み取った原稿の1ページ目の画像をイメージ化した画
面を表示するものであってもよい。この場合には、画面
表示部60の表示エリア63に読み取られた原稿1ペー
ジ目の画像をイメージ化したものが表示され、しかも
「ジョブIDは原稿1ページの読取画像イメージです」
というメッセージも表示される。
【0067】図20は、ジョブIDとして原稿1ページ
目の読取イメージ化画像にて構成されるものを使用した
場合、特定のジョブの中断又は取消し処理を行う際のジ
ョブの指定作業を行うための表示画面である。この画面
は、ジョブ中断ボタン又はジョブ取消しボタンが押され
た後に画面表示部60に表示されるものであり、予約設
定されたすべてのジョブの原稿1ページ目の読取イメー
ジ化画像が一斉に表示される。この場合には、それら各
読取イメージ化画像の下に数値が表示される。しかも
「通知されたジョブIDを下の数値をテンキーにより入
力して選択し、実行を押して下さい」というメッセージ
も表示される。そして、この画面において、中断又は取
消したしジョブの読取イメージ化画像の下に表示された
数値をテンキーにより入力すると、選択された読取イメ
ージ化画像が例えば反転表示され、その選択した読取イ
メージ化画像が正しければ「実行」ボタンを押す。これ
により中断又は取り消すべきジョブの指定が確定される
ようになっている。
【0068】《ジョブ状態確認画面からのジョブの中断
又は取消し処理動作》この画像形成装置は、図3に示す
操作パネル51に配設されている「確認」ボタン59を
押すことにより(図22のステップST250)、画面
表示部60にジョブ状態確認用の画面が表示される(S
T151)。この状態確認画面は、ジョブの動作が実行
中、実行待ち又は実行完了のいずれの状態にあるときで
も表示されるようになっている。
【0069】図23はそのジョブ状態確認用の画面であ
り、この画面においてはメッセージエリア61の下にジ
ョブ状態に関するリストエリア64が表示される。この
リストエリア64には、「読み込み」、「FAX」およ
び「受信プリント」の機能別に分けられた3つのリスト
画面が指で触れることにより切り換え表示されるように
なっている。図23においては「読み取り」のリスト画
面が選択表示されているが、「FAX」という表示部分
に触れることによりFAX用のリスト画面にかわり、
「受信プリント」という表示部分に触れることにより受
信プリント用のリス画面にかわる。
【0070】そして、この各リスト画面には、ジョブの
動作状態を示す「状態」の欄、ジョブの種類を示す「ジ
ョブ種類」の欄、ファクシミリ機能時の送信先とコピー
機能時、プリント機能時等の設定内容(倍率と用紙サイ
ズ)とを示す「宛先/内容」の欄、および、ジョブID
を示す「ID]の欄、原稿のページ数を示す「ページ」
の欄がいずれも表示されて、ジョブの基本的な状態が一
目でわかるようになっている。特に、このジョブ状態確
認画面では、各ジョブがジョブIDとともに設定順に区
分されて表示されるようになっている。
【0071】ちなみに、この図23では、前記した3つ
のジョブ(第1、第2及び第3のジョブ)がそれぞれジ
ョブID(001,002,003)とともに区分表示
されている。つまり、第1のジョブについては、現在実
行中で、ジョブの種類がコピー、その設定内容が倍率1
00%、A4版用紙、ジョブIDが「001」、コピー
原稿のページ数が5頁であることが確認できる。また、
第2のジョブについては、予約(実行待ち)であり、ジ
ョブの種類がコピーで、その設定内容が倍率100%、
A4版用紙、ジョブIDが「002」、ページ数が10
頁であることが確認できる。さらに、第3のジョブにつ
いては、予約(実行待ち)であり、ジョブの種類がコピ
ーで、その設定内容が倍率90%、B5版用紙、ジョブ
IDが「003」、ページ数が30頁であることが確認
できる。
【0072】また、この画面のリストエリア64の右側
には、このジョブ状態確認用画面の表示を終了させるた
めの「確認終了」ボタンや、各リスト画面に表示される
各ジョブの設定内容の詳細を表示させるための「詳細表
示」ボタンや、各リスト画面に表示される各ジョブを中
止させるための「ストップ」ボタンがそれぞれ表示され
ている。
【0073】さて、このジョブ状態確認用画面(図2
3)においては、そのメッセージエリア61に「選択し
たジョブは画面内のストップボタンで中止できます」と
いうメッセージが表示されているように、特定のジョブ
を選択して中止することができるようになっている。し
かも、この画面では、各ジョブにジョブIDが表示され
ているたため、このジョブIDを頼りに停止したいジョ
ブが容易に判別できるようになっている。
【0074】すなわち、まず、中断又は取消したいジョ
ブをジョブ状態確認用画面において指で触れることによ
り選択する(ST152)。すると、図24に示すよう
に、指で触れて選択したジョブの表示領域が例えば反転
表示される。この図24では、ジョブIDが「002」
である第2のジョブが選択された場合を示しており、選
択されたことを示すため第2のジョブの区分領域の一部
に斜線を付している。そして、この予約(実行待ち)の
状態にあるジョブが選択された場合には、図23におい
て「ストップ」ボタンとして表示されていた部分が、図
24に示すように「中断/取消し」の選択ボタンに切り
換わるようになっている。
【0075】次いで、その「中断/取消し」の選択ボタ
ンを押すことにより中断又は取消しのいずれかを選択し
た後(ST153)、「確認終了」ボタンを押下する
(ST154)。これにより、選択されたジョブの中断
処理の実行が確定され、その選択されたジョブの動作が
中断される(ST155)。また、取消しを選択した場
合には、この「確認終了」ボタンを押下した時点で、そ
の選択されたジョブの設定が取り消されるようになって
いる。
【0076】また、ジョブ状態確認用画面(図23)に
おいて、現在実行中である第1のジョブを選択した場合
には、その画面内の「ストップ」ボタンはそのままの表
示内容である。つまり、ジョブの動作がすでに実行され
ているため、取消し処理の選択の余地はなく取り敢えず
ストップ(中断)させるようになっている。そして、そ
の「ストップ」ボタンを押すことにより、第1のジョブ
の動作が停止(中断)される。
【0077】なお、前記した実施例では、コピー機能が
選択設定されている場合について説明したが、この画像
形成装置は、このコピー機能の他に前述したようにファ
クリミリ機能およびプリンター機能を兼備しているた
め、そのファクリミリ機能およびプリンター機能が選択
設定されている場合であっても、複数件分のファクシミ
リ機能に関するジョブ動作(受信および画像記録動作と
原稿読取動作および送信動作)や、複数件分のプリンタ
ー機能に関するジョブ動作(受信動作および画像記録動
作)を予約設定することができる。
【0078】そして、そのファクシミリ機能およびプリ
ンター機能に関する各ジョブ動作を予約設定する際にお
いても、前記実施例のように各ジョブごとにジョブID
が割り付けられて画面表示部60に表示されるようにな
っている。また、その表示されて通知されたジョブID
を入力することにより、特定のジョブを中断又は取り消
すことができるようになっている。さらに、図23に示
すようなジョブ状態確認用の画面においても、特定のジ
ョブを選択して中断又は取り消すことができるようにも
なっている。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、使用者がジョブを予約設定すると、そのジ
ョブごとに識別情報が割り付けられて表示通知され、ま
た、その通知された識別情報を入力し、その入力された
識別情報に該当するジョブのみが中断又は取消処理が実
行されるようになっている。従って、使用者は、複数件
分のジョブが予約設定されている場合であっても、中断
又は取消を希望するジョブの識別情報を入力するととも
に中断又は取消処理を指定することで、その該当するジ
ョブのみを容易かつ確実に中断したり又は取り消すこと
ができる。特に、この場合には、ジョブIDを入力する
だけで、特定のジョブのみを素早く(即座に)中断又は
取り消すことができる利点がある。従って、特定のジョ
ブの中断又は取消しに際し、従来のように使用者がその
対応処理に迷ったり混乱してしまうことはない。
【0080】また、請求項2に係る発明によれば、使用
者が指示すると、予約設定されたすべてのジョブの現況
が識別情報とともに表示され、その表示される複数のジ
ョブのいずれかを識別情報に基づいて選択すると選択さ
れたジョブのみの中断又は取消処理が実行されるように
なっている。この場合にも、中断又は取消を希望するジ
ョブを、予約した複数件のジョブの中から識別情報を頼
りに選択して、容易かつ確実に中断したり又は取り消す
ことができる。
【0081】さらに、請求項3に係る発明によれば、識
別通知手段により割り付けられる識別情報が英数字、絵
柄、入力した先頭ページ画像のいずれかによって構成さ
れたものになるため、通知される識別情報が使用者にと
って認識されやすいものとなり、特定のジョブの中断又
は取消し操作時におおけるジョブの指定や選択をスムー
ズに行うことが可能にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の画像形成装置の概要を示す説明図
である。
【図2】 この発明の一実施例に係る画像形成装置を示
すブロック図である。
【図3】 実施例における操作パネルの構成を示す平面
図である。
【図4】 実施例における表示画面(基本画面)の一例
を示す説明図である。
【図5】 実施例におけるジョブ開始時の動作に関する
フローチャートである。
【図6】 実施例における表示画面(ジョブID通知画
面)の一例を示す説明図である。
【図7】 実施例におけるジョブ予約設定時の動作に関
するフローチャートである。
【図8】 実施例における表示画面(ジョブ予約モード
画面)の一例を示す説明図である。
【図9】 実施例における表示画面(予約設定時のジョ
ブID通知画面)の一例を示す説明図である。
【図10】 複数件のジョブの動作タイミングと中断又
は取消しの操作タイミングを示す説明図である。
【図11】 実施例における表示画面(ジョブ動作を並
行実行中の画面)の一例を示す説明図である。
【図12】 実施例における表示画面(ジョブ動作を並
行実行中の画面)の他例を示す説明図である。
【図13】 実施例における特定ジョブの中断操作時の
動作に関するフローチャートである。
【図14】 実施例における表示画面(ジョブID入力
モード画面)の他例を示す説明図である。
【図15】 実施例における表示画面(ジョブ中断通知
時の画面)の他例を示す説明図である。
【図16】 実施例における特定ジョブの取消し操作時
の動作に関するフローチャートである。
【図17】 実施例における表示画面(ジョブ取消し通
知時の画面)の他例を示す説明図である。
【図18】 他の構成例(アイコン)からなるジョブI
Dを表示する画面を示す説明図である。
【図19】 アイコンからなるジョブIDを使用した場
合の表示画面(ジョブID選択時の画面)を示す説明図
である。
【図20】 他の構成例(読取イメージ画像)からなる
ジョブIDを表示する画面を示す説明図である。
【図21】 読取イメージ画像からなるジョブIDを使
用した場合の表示画面(ジョブID選択時の画面)を示
す説明図である。
【図22】 実施例におけるジョブ状態確認画面からの
中断又は取消し操作の動作に関するフローチャートであ
る。
【図23】 実施例における表示画面(ジョブ状態確認
画面)の一例を示す説明図である。
【図24】 実施例における表示画面(特定ジョブ選択
時のジョブ状態確認画面)の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…画像入力手段、2…画像記憶手段、3…画像出力手
段、4…表示部、5…入力操作手段、6…ジョブ予約手
段、7…制御手段、8…識別通知手段、9…ジョブ中断
取消手段、10…選択式ジョブ中断取消手段。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図24
【補正方法】変更
【補正内容】
【図24】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を入力する画像入力手段と、この画
    像入力手段により入力する画像を記憶する画像記憶手段
    と、この画像記憶手段により記憶される画像を記録又は
    送信する画像出力手段と、表示部を有し、各種の入力操
    作を行うための入力操作手段と、この入力操作手段を介
    して、前記画像入力手段の画像入力動作および前記画像
    出力手段の画像出力動作の少なくとも1つを実行する一
    連の動作であるジョブの予約設定を複数件分行うことが
    可能なジョブ予約手段と、前記画像入力手段および前記
    画像出力手段の各動作を制御するものであって、前記ジ
    ョブ予約手段に設定された複数件のジョブを設定順に実
    行する際に前記画像記録手段と前記画像出力手段を並行
    して動作させる制御を行う制御手段とを備えた画像形成
    装置において、 前記ジョブ予約手段にジョブを予約設定する際に、設定
    される各ジョブごとに識別情報を割り付けてその識別情
    報を前記入力操作手段の表示部に表示して使用者に通知
    する識別通知手段と、この識別通知手段により通知され
    た識別情報を使用者に前記入力操作手段から入力させる
    とともに、その入力された識別情報に該当するジョブの
    みの中断又は取消処理を実行させる制御を行うジョブ中
    断取消手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 使用者に指示された際に前記ジョブ設定
    手段に設定されたすべてのジョブの現況を前記識別情報
    とともに前記入力操作手段の表示部に各ジョブごとに区
    分して表示し、表示される複数のジョブのいずれかを識
    別情報に基づいて使用者に前記入力操作手段にて選択さ
    せるとともに、その選択されたジョブのみの中断又は取
    消処理を実行させる制御を行う選択式ジョブ中断取消手
    段を併設したことを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記識別情報が、文字、絵柄、入力した
    先頭ページ画像のいずれか1つを用いて構成されたもの
    であることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
JP3231797A 1997-02-17 1997-02-17 画像形成装置 Pending JPH10233862A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3231797A JPH10233862A (ja) 1997-02-17 1997-02-17 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3231797A JPH10233862A (ja) 1997-02-17 1997-02-17 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10233862A true JPH10233862A (ja) 1998-09-02

Family

ID=12355565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3231797A Pending JPH10233862A (ja) 1997-02-17 1997-02-17 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10233862A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006084539A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置およびその表示制御方法および表示制御プログラム
US7031003B2 (en) 1999-12-27 2006-04-18 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, control method of image processing apparatus, and storage medium
EP1758215A2 (en) 2005-08-25 2007-02-28 Fanuc Ltd High frequency discharge excited gas laser oscillator

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7031003B2 (en) 1999-12-27 2006-04-18 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, control method of image processing apparatus, and storage medium
JP2006084539A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置およびその表示制御方法および表示制御プログラム
EP1758215A2 (en) 2005-08-25 2007-02-28 Fanuc Ltd High frequency discharge excited gas laser oscillator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4771537B2 (ja) 画像形成装置
JP3523854B2 (ja) 画像形成システムの制御装置と制御方法
JP2003131831A (ja) 画像処理装置
US20110075202A1 (en) Printing Device with Job Cancellation Function
JP2010262501A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム
JP6418006B2 (ja) ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の印刷方法
JP2004109943A (ja) 画像形成装置
JP2008177817A (ja) 画像形成装置
JP2006195332A (ja) 画像形成装置
JP2007176082A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2011055268A (ja) 画像処理装置
JPH10233862A (ja) 画像形成装置
JP4730510B2 (ja) 画像形成装置
JP2000272206A (ja) 画像形成装置
JP2017225185A (ja) 画像形成装置
JP2005082319A (ja) 画像形成装置
JP2008022456A (ja) 画像処理装置及び画像処理制御方法
JP2006192747A (ja) 画像形成装置および電子機器
JP5509938B2 (ja) 画像形成装置、情報表示方法
JP2002135493A (ja) 複合装置
JP2001309094A (ja) 画像形成装置
JP2012095000A (ja) 画像形成装置
JP5328501B2 (ja) ジョブ処理装置、ジョブ処理装置の制御方法、及びプログラム
JP2008049509A (ja) 画像形成装置
JP3586109B2 (ja) 画像読み取り装置