JP3586109B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、たとえば複写機、光学的文字読取装置(OCR)、あるいはファクシミリ装置といった画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像読み取り装置は、複写機、OCR、あるいはファクシミリ装置として一般に広く利用されており、特に複写機は、オフィスにおける多量の複写に際して効果的に用いられている。
【0003】
そのような複写機においては、多量の複写を効率良く行うために各種の工夫がされており、その一つに、複写対象となる原稿用紙が幾つかの部類別に用意された場合、各部類ごとに一定した順番で原稿用紙を読み取って記録用紙に複写するといった予約機能を有する複写機がある。この予約機能を有する複写機では、原稿用紙を画像読み取り部に送り出す複数の原稿給紙部を備え、それら原稿給紙部に一定順序として予め設定された予約順に従って、各原稿給紙部に配給された原稿用紙を順番に読み取る構成とされている。
【0004】
このような構成によれば、部類別にまとめられた原稿用紙を原稿給紙部ごとに分けて配給しておくことにより、各原稿給紙部に設定された予約順に従い、部類別とされた原稿用紙を順番に読み取ることができ、幾つかの部類別に用意された原稿用紙から多量の複写を効率良く行うことが可能とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の予約機能を有する複写機では、予め設定された予約順を変更して原稿用紙を読み取ることができず、複写条件によっては予約順を変更した方が効率的な運用形態となるにも拘わらず、そのような運用形態に即して予約順を変更することができなかった。
【0006】
つまり、たとえば複写条件として複写枚数を考えると、予約順に従って複写枚数の多い部類の原稿用紙から複写処理が始められた場合、少ない複写枚数の原稿用紙が後まわしとなることで、短時間で複写が終了すべき少量の原稿用紙について長時間の待ち時間が発生する。そうした状況では、使用者にとって効率的な運用形態とは言えず、このような点からも予約機能を改善する余地が残されているという問題があった。
【0007】
本願発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、複数の原稿給紙部に配給された原稿用紙の読み取り処理について、各原稿給紙部に設定された予約順を各種の処理条件に適応した順に変更可能とし、使用者にとって効率的な運用を図ることができる画像読み取り装置を提供することを目的とする。
【0008】
【発明の開示】
上記目的を達成するために、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
求項に記載の発明は、原稿を自動給紙し、その原稿の画像を読み取って記録紙に記録する装置に適用される画像読み取り装置であって、原稿を読み取り、得られた原稿像を画像信号として出力する画像読取手段と、予め原稿給紙手段間で上記原稿を給紙する順番が設定され、その順番で各原稿給紙手段から上記原稿を上記画像読取手段に給紙する複数の原稿給紙手段と、上記原稿給紙手段毎に、少なくとも複写部数、用紙サイズ、拡大/縮小を含む複写条件を設定する複写条件設定手段と、上記複数の原稿給紙手段のうち、上記複写条件設定手段で設定された複写条件が同一となる原稿給紙手段を判別する判別手段と、上記判別手段の判別結果に基づいて、上記複数の原稿給紙手段を上記複写条件が同一となる原稿給紙手段とそれ以外の原稿給紙手段とに分け、上記複写条件が同一となる原稿給紙手段の原稿の読取処理を各原稿給紙手段に設定された順番で行わせた後、それ以外の原稿給紙手段の原稿の読取処理を各原稿給紙手段に設定された順番で行わせる読取制御手段と、を備えたものである。
【0018】
このような構成によれば、複写条件が同一となる原稿給紙手段が判別され、複写条件が同一となる原稿給紙手段の複写処理を各原稿給紙手段に設定された順番で行わせた後、それ以外の原稿給紙手段の複写処理を各原稿給紙手段に設定された順番で行われるので、同一の複写条件と設定された原稿給紙手段の原稿用紙を読み取る状態においては、一の原稿給紙手段から他の原稿給紙手段に過渡的に切り換わる時点でも、複写条件が同一であることを理由に複写処理に伴う記録紙への記録動作に変化が現れないこととなる。つまり、複数の原稿給紙手段に配給された原稿用紙を読み取る際、同一の複写条件となる原稿給紙手段の原稿用紙が連続して読み取られ、記録紙への記録処理が行われることから、原稿給紙手段の切り換えに伴う記録紙への記録動作の変化が必要最小限に抑えられ、その記録動作の変化に要する空き時間の発生回数をできるだけ少なくすることで、読み取り処理全体に要する時間を短縮することができる。
【0019】
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の画像読み取り装置において、複写処理の割込みを指定する割込指定手段を更に備え、上記読取制御手段は、複数の原稿給紙手段の原稿の読取処理を各原稿給紙手段に設定された順番で行っているときに上記割込指定手段により複写処理の割込みが指定されると、当該実行中の読取処理を中断し、その時点で未使用の原稿給紙手段を用いた原稿の読取処理を可能とするものである。
【0020】
このような構成によれば、未使用状態の原稿給紙手段に対して複写処理の割り込み指定があった場合、その時に処理中の複写処理を中断してその割込み指定された原稿給紙手段の原稿に対する複写処理が先行して行われるので、未使用状態の原稿給紙手段に原稿用紙を配給し、その原稿給紙手段に対して単に割り込み指定をするだけで優先すべき原稿用紙について読み取り処理を実行させることができる。
【0021】
また、請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像読み取り装置において、複数の原稿給紙手段の原稿の読取処理を各原稿給紙手段に設定された順番で行っているとき、当該読取処理に関係する記録紙の不足を検知する検知手段を更に備え、上記読取制御手段は、上記検知手段により記録紙の不足が検出されると、当該原稿給紙手段の原稿の読取処理を中断し、記録紙不足が検出されていない次の読取順の原稿給紙手段に載置された原稿の読取処理を行うものである。
【0022】
このような構成によれば、原稿給紙手段ごとに設定された順番および複写条件に基づいて動作中、記録紙不足が発生しても、記録紙不足のない次の読取順の原稿給紙手段に載置された原稿を読み取り、記録紙への記録処理が行われるので、記録紙不足の発生によって現在進行中の読み取り処理を停滞させることなく、読み取り処理を効率良く継続させることができる。
【0023】
【0024】
また、画像読み取り装置が適用される複写機に最適な構成となり、たとえば具体的には、一の原稿給紙手段にA4サイズの複写条件、また次の読取順の原稿給紙手段にB4サイズの複写条件が設定され、A4サイズの複写中にそのA4サイズの記録用紙が用紙不足となっても、次の読取順の原稿給紙手段に移行してB4サイズの複写処理を実行させることができ、複写処理を停滞させることなく効率良く継続させることができる。
【0025】
本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0027】
図1は、本願発明にかかる画像読み取り装置を複写機に適用した場合の一実施形態を示した概略説明図であって、この複写機には、部類別にまとめられた各原稿用紙g1〜g4を給紙するために複数の原稿給紙部G1〜G4が設けられているとともに、各種用紙サイズごとに取り揃えられた記録用紙k1〜k4を給紙するために複数の記録紙給紙部K1〜K4が設けられている。また、この複写機には、複写処理を経て排紙される原稿用紙g1〜g4、記録用紙k1〜k4をそれぞれ収容する複数の原稿排紙部G' 1〜G' 4、記録紙排紙部K' 1〜K' 4が設けられている。
【0028】
次に、図2は、図1に示す複写機の回路構成を示した回路ブロック図であって、この図に示すように、複写機は、上述した原稿給紙部G、記録紙給紙部K、原稿排紙部G' 、記録紙排紙部K' に加えて、画像読み取り部10、制御部20、画像記録部30、入力操作部40、および設定表示部50を具備して構成されている。制御部20は、CPU21、ROM22、RAM23、およびインターフェース24を有して構成されている。これらCPU21、ROM22、RAM23、およびインターフェース24は、バス線25により相互に接続されている。バス線25には、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。インターフェース24には、画像読み取り部10、画像記録部30、入力操作部40、および設定表示部50が接続されている。
【0029】
原稿給紙部Gには、原稿用紙g1〜g4を画像読み取り部10へと給紙するための給紙機構や給紙切り換え機構が備えられており、これらの機構は、後述する制御部20によって制御されている。また、各原稿給紙部G1〜G4には、各原稿用紙g1〜g4の枚数やサイズを自動的に検出するセンサ機構が設けられている。記録紙給紙部Kには、記録用紙k1〜k4を画像記録部30へと給紙するための給紙機構や給紙切り換え機構が備えられており、これらの機構は、後述する制御部20によって制御されている。原稿排紙部G' には、画像読み取り部10にて読み取り処理の終えた原稿用紙g1〜g4を排紙するための排紙機構や排紙切り換え機構が備えられており、これらの機構は、後述する制御部20によって制御されている。記録紙排紙部K' には、画像記録部30にて記録処理の終えた記録用紙k1〜k4を排紙するための排紙機構や排紙切り換え機構が備えられており、これらの機構は、後述する制御部20によって制御されている。なお、記録用紙k1〜k4それぞれの用紙サイズは、便宜上一例として、A4、B5、A3、B4の順であるとする。
【0030】
画像読み取り部10は、原稿給紙部Gから送り出された原稿用紙g1〜g4を1枚ずつ読み取り、そうして得られた原稿像を画像信号として制御部20に出力するものであって、この画像読み取り部10には、イメージセンサや光源などの光学系機構と、光学系機構を駆動するための機械系駆動機構が備えられている。画像記録部30は、後述する制御部20からの記録信号に基づいて記録紙給紙部Kから送り出された記録用紙k1〜k4に対して1枚ずつ印刷を施すものであって、この画像記録部30には、電子写真方式にて印刷処理を行う印刷機構が備えられている。入力操作部40は、使用者のキー操作に応じた入力信号を制御部20に送出するものであって、この入力操作部40には、スタートボタンやテンキーなどのキースイッチ群が備えられている。設定表示部50は、入力操作部40を介して設定入力された複写条件や動作状況を表示するものであって、この設定表示部50には、液晶パネルなどのディスプレイが備えられている。
【0031】
制御部20は、複写機全体の動作を制御するものであって、この制御部20のCPU21は、画像処理機能を有するとともに複写機全体を制御する。ROM22は、各種のプログラムやデータなどを記憶している。RAM23は、CPU21の作業領域や複写条件などの各種データの記憶領域を提供する。インターフェース24は、CPU21の入出力接点として機能する。
【0032】
本願発明の要点に説明すると、本複写機では、原稿給紙部G1〜G4ごとに原稿用紙g1〜g4を複写する順番が予約順として設定されているとともに、それら原稿給紙部G1〜G4ごとに複写枚数や拡大/縮小などの複写条件が設定可能とされている。このような予約順や複写条件は、使用者のキー操作に応じてRAM23に記憶されている。また、本複写機では、複写枚数に対して閾値となる規定枚数を設定可能であり、この規定枚数は、使用者のキー操作に応じてRAM23に記憶可能とされている。そして、この複写機では、予約順に複写処理を行う通常予約順モードに加えて、複写枚数の少ない順に複写処理を行う少数順モード、規定枚数以下の原稿用紙を優先して複写処理を行う優先順モード、複写条件が同一となる原稿用紙を連続させて複写処理を行う同一条件連続モード、割り込み指定された原稿給紙部Gについて複写処理を先行させる割り込みモード、さらに、記録用紙の用紙切れに対応して複写可能な原稿給紙部Gについて複写処理を先行させる用紙切れ対応モードといった各種のモード機能が備えられている。
【0033】
つまり、通常予約順モードでは、CPU21の制御により、RAM23に設定された予約順に基づいて原稿給紙部G1〜G4に配給された原稿用紙g1〜g4が順番に画像読み取り部10へと送り出され、その画像読み取り部10にて各原稿用紙g1〜g4に対して読み取り処理が施される。たとえば、一の原稿用紙g1の読み取り処理が終わると、次に予約された原稿用紙g2の読み取り処理が始まり、さらに、原稿用紙g2の読み取り処理が終わると、次に予約された原稿用紙g3の読み取り処理が始まる。このような読み取り処理と同時にCPU1は、各原稿給紙部G1〜G4に設定された複写条件に基づいて、各原稿用紙g1〜g4から読み取った原稿像を画像記録部30にて記録用紙k1〜k4に記録させる。たとえば、一の原稿給紙部G1に設定された複写条件がA4サイズである場合、CPU21は、原稿用紙g1から読み取った原稿像を画像記録部30にてA4サイズの記録用紙k1に記録させる。また、一の原稿給紙部G1に設定された複写条件が拡大複写である場合、CPU21は、画像読み取り部10における機械系駆動機構を制御し、原稿用紙g1から拡大して読み取った原稿像を画像記録部30にて原稿用紙g1のサイズよりも大きな記録用紙に記録させる。
【0034】
一方、少数順モード、優先順モード、および同一条件連続モードは、使用者のキー操作に応じて通常予約順モードを変更することで有効とされるモードである。たとえば、少数順モードが選択されている場合には、CPU21の制御により、各原稿給紙部G1〜G4に設定された複写枚数が少ない順に、各原稿用紙g1〜g4が順番に画像読み取り部10へと送り出される。一方、優先順モードが選択されている場合には、CPU21の制御により、RAM23に設定記憶された規定枚数以下の複写枚数に該当する原稿給紙部Gを優先して、各原稿用紙g1〜g4が順番に画像読み取り部10へと送り出される。また、同一条件連続モードが選択されている場合には、CPU21の制御により、各原稿給紙部G1〜G4に設定された複写条件、具体的には、拡大/縮小複写や用紙サイズなどが同一となる条件の原稿給紙部Gが特定され、そうして特定された同一条件にて複写される原稿用紙gが連続して画像読み取り部10へと送り出される。
【0035】
また、割り込みモードは、通常予約順モードなどにおける動作中であっても使用者のキー操作に応じて有効とされるモードであって、この割り込みモードでは、使用者が割り込みキーを押下すると、CPU21の制御により実行中のモードが一時停止される。そして、たとえば未使用状態の原稿給紙部G4に原稿用紙を配給して複写条件を設定した後、その原稿給紙部G4を指定して再スタートさせるキー操作を行うことにより、他の原稿給紙部G1〜G3に先行して割り込み指定された原稿給紙部G4の原稿用紙g4が画像読み取り部10へと送り出される。
【0036】
さらに、用紙切れ対応モードは、通常予約順モードなどの動作中に自動的に切り換わるモードであって、この用紙切れ対応モードでは、たとえば原稿給紙部G1〜G3についてはA4サイズ、原稿給紙部G4についてはB5サイズの複写条件が設定されている場合、A4サイズの記録用紙k1が複写処理中に無くなってしまっても、CPU21の制御により、動作が一時停止することなく他の原稿給紙部G1〜G3に先行してB5サイズに設定された原稿給紙部G4の原稿用紙g4が画像読み取り部10へと送り出される。
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
次に、上記構成を有する複写機の動作について図面を参照して説明する。
【0043】
図3は、複写処理におけるCPU21の動作手順を示したフローチャートであって、この図に示すように、まずCPU21は、各原稿給紙部G1〜G4に原稿用紙gが配給されたか否かを検知している(S1)。
【0044】
原稿用紙gが原稿給紙部Gに配給されたことを検知した場合(S1:YES)、CPU21は、原稿用紙gが検知された原稿給紙部Gのセンサ機構を制御し、その原稿給紙部Gについて原稿枚数をカウントするとともに(S2)、検知した原稿用紙gの原稿サイズを検出する(S3)。原稿枚数のカウントや原稿サイズの検出は、原稿給紙部Gに原稿用紙gが配給された直後、センサ機構により速やかに行われる。
【0045】
そうしてCPU21は、カウントされた原稿枚数や原稿サイズをRAM23に記憶させる(S4)。
【0046】
その後、CPU21は、使用者のキー操作に応じて複写条件が設定入力されたか否かを判断する(S5)。ここで、複写条件とは、先述したように、各原稿給紙部G1〜G4ごとに設定される条件であって、複写部数、記録用紙kの用紙サイズ、拡大/縮小複写、さらには、ソート複写などといった使用者により任意に設定される条件をいう。特に複写条件が設定されない場合は、原稿用紙gと同一サイズの記録用紙kに対して1部数の複写が行われる。
【0047】
複写条件が設定入力された場合(S5:YES)、CPU21は、S4にてRAM23記憶させた原稿枚数や原稿サイズとともに、設定入力された複写条件をRAM23に記憶させる(S6)。この際、CPU21は、複写部数に原稿枚数を乗算して得られる結果の複写枚数を複写条件の一つとしてRAM23に記憶させる。
【0048】
RAM23に複写条件を記憶させた後、CPU21は、使用者によって通常予約順モードが選択されているか否かを判断する(S7)。この通常予約順モードとは、先述したように、予めRAM23に設定された予約順に基づいて原稿給紙部G1〜G4に配給された原稿用紙g1〜g4を順番に読み取りつつ、同時に記録用紙kに対して印刷を施す動作モードである。なお、この予約順は、任意に変更することも可能であるが、本実施形態においては、原稿給紙部G1,G2,G3,G4の順に予約順が設定されているものとし、後述する各種のモードが選択されていない場合に通常予約順モードが選択された状態であるとする。
【0049】
通常予約順モードが選択されている場合(S7:YES)、CPU21は、複写を開始させるためのスタートボタンが使用者により押下されたか否かを判断する(S8)。
【0050】
スタートボタンが押下された場合(S8:YES)、CPU21は、予約順複写処理を開始させる(S9)。この予約順複写処理とは、通常予約順モードに応じて行われる複写処理であって、たとえば、原稿給紙部G1の原稿用紙g1について複写を行い、それが終わると、予約順に従って次順に予定された原稿給紙部G2の原稿用紙g2について複写を行う処理い、さらに進んで、原稿給紙部G2について複写処理を終えると、その原稿給紙部G2に続いて次順に予定された原稿給紙部G3,G4の順に複写を行う処理である。この際、原稿用紙gが配給されない未使用状態の原稿給紙部Gがある場合は、その原稿給紙部Gについて複写処理を行うことなく、原稿用紙gが配給されて使用状態とされた原稿給紙部Gに移って複写処理が行われる。また、複写処理を行う際、CPU21は、S6にてRAM23に記憶された複写条件に基づいて、各原稿給紙部G1〜G4の原稿用紙g1〜g4について複写を行う。
【0051】
このような予約順複写処理の動作中、CPU21は、使用者により割り込み指定されたか否かを判断している(S10)。
【0052】
また、予約順複写処理の動作中、CPU21は、現動作時点における複写処理において、原稿像を複写すべき記録用紙kが用紙切れとなっていないか否かを検知している(S11)。
【0053】
使用者による割り込み指定が無く(S10:NO)、記録用紙kの用紙切れも発生していない場合(S11:NO)、CPU21は、予約順に従って次順に複写処理が予定された原稿給紙部Gがあるか否かを判断し(S12)、次順に予定の原稿給紙部Gがない場合(S12:NO)、CPU21は、この複写処理に関するプログラムの実行を終了して待機状態となる。
【0054】
S12において、次順に予定された原稿給紙部Gが残っている場合(S12:YES)、CPU21は、再びS9に戻って予定に残る原稿給紙部Gから順に予約順複写処理を行う。
【0055】
S11において、複写処理の動作中、記録用紙kの用紙切れが発生した場合 (S11:YES)、CPU1は、複写処理の動作モードを通常予約順モードから用紙切れ対応モードAに変更させる。この用紙切れ対応モードAについては、図4に示すフローチャートを参照して後に説明する。
【0056】
S10において、使用者により割り込み指定された場合(S10:YES)、CPU21は、複写処理の動作モードを通常予約順モードから割り込みモードBに変更させる。この割り込みモードBについては、図5に示すフローチャートを参照して後に説明する。
【0057】
S8において、スタートボタンが押下されない場合(S8:NO)、CPU21は、S7に戻って動作モードの判断を行う。
【0058】
S7において、通常予約順モードが選択されていないと判断した場合(S7:NO)、それに続いてCPU21は、少数順モードが選択されているか否かを判断し(S13)、少数順モードが選択されている場合(S13:YES)、CPU21は、複写処理の動作モードを通常予約順モードから少数順モードCに変更させる。この少数順モードCについては、図6に示すフローチャートを参照して後に説明する。
【0059】
S13において、通常予約順モードおよび少数順モードが選択されていないと判断した場合(S13:NO)、それに続いてCPU21は、優先順モードが選択されているか否かを判断し(S14)、優先順モードが選択されている場合 (S14:YES)、CPU21は、複写処理の動作モードを通常予約順モードから優先順モードDに変更させる。この優先順モードDについては、図7に示すフローチャートを参照して後に説明する。
【0060】
S14において、通常予約順モード、少数順モード、および優先順モードが選択されていないと判断した場合(S14:NO)、最終的にCPU21は、同一条件連続モードが選択されている状態と判断し、複写処理の動作モードを通常予約順モードから同一条件連続モードEに変更させる。この同一条件連続モードEについては、図7に示すフローチャートを参照して後に説明する。
【0061】
S5において、複写条件が設定入力されなかった場合(S5:NO)、CPU21は、S6を飛ばしてS7の処理に移る。
【0062】
S1において、原稿用紙gが原稿給紙部Gに配給されたことが検知されない場合(S1:NO)、CPU21は、この複写処理に関するプログラムを実行することなく、一の原稿給紙部Gに原稿用紙gが配給されるまで待機状態を続ける。
【0063】
次に、図4は、用紙切れ対応モードAにおけるCPU21の動作手順を示したフローチャートであって、この図に示すように、用紙切れ対応モードAにおけるCPU21は、現動作時点において用紙切れとなった記録用紙kのサイズとは別の用紙サイズに設定された複写条件があるか否かをRAM23から読み出して探索する(S20)。
【0064】
別の用紙サイズに設定された複写条件がある場合(S20:YES)、CPU21は、該当する原稿給紙部Gについて用紙切れ対応複写処理を開始させる(S21)。この用紙切れ対応複写処理とは、先述したように、たとえば、原稿給紙部G1の原稿用紙g1についてA4サイズの記録用紙k1に複写を行う動作中、そのA4サイズの記録用紙k1が無くなってしまった場合、A4サイズ以外の用紙サイズに複写条件が設定された原稿給紙部Gについて複写処理を先行させる処理である。
【0065】
このような用紙切れ対応複写処理を開始させたCPU21は、図3に示すS10〜S12と同様のS22〜S24の処理を行い、次順に予定の原稿給紙部Gがない場合(S24:NO)、CPU21は、この用紙切れ対応複写処理に関するプログラムの実行を終了して待機状態となる。
【0066】
S23において、さらに用紙切れ対応モードAにおいても記録用紙kの用紙切れが発生した場合(S23:YES)、CPU21は、S20に戻って再び現動作時点において用紙切れとなった記録用紙kのサイズとは別の用紙サイズに設定された複写条件があるか否かを探索する。
【0067】
S22において、使用者により割り込み指定された場合(S22:YES)、CPU21は、複写処理の動作モードを用紙切れ対応モードAから割り込みモードBに変更させる。
【0068】
S20において、別の用紙サイズに設定された複写条件がない場合(S20:NO)、CPU21は、用紙切れによりいずれかの原稿給紙部Gに原稿用紙gを残した状態としつつ、この複写処理に関するプログラムの実行を終了して待機状態となる。
【0069】
図5は、割り込みモードBにおけるCPU21の動作手順を示したフローチャートであって、この図に示すように、割り込みモードBに移行したCPU21は、現時点で行われていた動作を一時的に停止させた状態とする(S30)。
【0070】
そしてCPU21は、未使用状態の原稿給紙部Gに対して原稿用紙gが配給されたか否かを検知している(S31)。
【0071】
未使用状態の原稿給紙部Gに対して原稿用紙gが配給されたことを検知した場合(S31:YES)、CPU21は、その原稿給紙部Gについて割り込み指定されたものとし、図3に示すS2〜S6と同様のS32〜S36の処理を行い、その後、CPU21は、使用者によって再スタート操作がされたか否かを判断する(S37)。
【0072】
使用者によって再スタート操作がされた場合(S37:YES)、CPU21は、割り込み指定された原稿給紙部Gについて割り込み複写処理を開始させる (S38)。この割り込み複写処理とは、先述したように、たとえば原稿給紙部G1〜G3について予約順に複写処理中、原稿給紙部G4に対して割り込み指定された場合、原稿給紙部G1〜G3に対する処理を一時中断して、割り込み指定された原稿給紙部G4について複写処理を先行させる処理である。
【0073】
このような割り込み複写処理を開始させたCPU21は、その後、割り込み指定された原稿給紙部Gに対する複写処理を終了したか否かを判断し(S39)、その複写処理を終了したと判断した場合(S39:YES)、CPU21は、図3に示すHに戻って予約順複写処理を再開させる。
【0074】
S39において、割り込み指定された原稿給紙部Gに対する複写処理が終了しない場合(S39:NO)、CPU21は、S38に戻って割り込み複写処理を続行させる。
【0075】
S37において、使用者によって再スタート操作がされない場合(S37:NO)、CPU21は、再スタート操作がされるまで繰り返しS37の判断を行う。
【0076】
S35において、複写条件が設定入力されなかった場合(S35:NO)、CPU21は、S36を飛ばしてS37の処理に移る。
【0077】
S31において、未使用状態の原稿給紙部Gに対して原稿用紙gが配給されない場合(S31:NO)、CPU21は、S30に戻って動作を一時的に停止させた状態を維持する。
【0078】
図6は、少数順モードCにおけるCPU21の動作手順を示したフローチャートであって、この図に示すように、少数順モードCに移行したCPU21は、図3に示すS8と同様にスタートボタンが使用者により押下されたか否かを判断する(S40)。
【0079】
スタートボタンが押下された場合(S40:YES)、CPU21は、各原稿給紙部G1〜G4に設定されていた予約順を少数順に変更させる(S41)。この予約順から少数順への変更により、たとえば各原稿給紙部G1〜G4についてその順に複写処理を行うとされていた予約順が、各原稿給紙部G1〜G4について設定された複写枚数の少ない順に変更されることとなる。たとえば、原稿給紙部G1〜G4の順に複写枚数が100,20,15,10と設定されている場合、複写処理を行う順番が原稿給紙部G4〜G1の順となる。このような複写処理の少数順に基づく順番を表した情報は、CPU21の制御によりRAM23に一旦記憶される。
【0080】
予約順を少数順に変更させた後、CPU21は、少数順複写処理を開始させる(S42)。この少数順複写処理では、上記の例でいえば、複写枚数の少ない順、つまり原稿給紙部G4,G3,G2,G1の順に逐次複写が行われることとなる。
【0081】
このような少数順複写処理の動作中、CPU21は、図3に示すS10〜S12と同様にS43〜S45の処理を行い、次順に予定の原稿給紙部Gがない場合(S45:NO)、CPU21は、この少数順複写処理に関するプログラムの実行を終了して待機状態となる。なお、S44およびS43においてYESの場合も、図3に示すS11およびS10と同様の処理手順となることから、その説明を省略する。
【0082】
S40において、スタートボタンが押下されない場合(S40:NO)、CPU21は、S8の場合と同様に図3に示すFに戻って動作モードの判断を行う。
【0083】
図7は、優先順モードDにおけるCPU21の動作手順を示したフローチャートであって、この図に示すように、優先順モードDに移行したCPU21は、図3に示すS8と同様にスタートボタンが使用者により押下されたか否かを判断する(S50)。
【0084】
スタートボタンが押下された場合(S50:YES)、CPU21は、各原稿給紙部G1〜G4に設定された複写枚数と規定枚数とを比較し、その複写枚数が規定枚数以下に設定された原稿給紙部Gがあるか否かを判断する(S51)。
【0085】
複写枚数が規定枚数以下に設定された原稿給紙部Gがある場合(S51:YES)、CPU21は、優先順複写処理を開始させる(S52)。この優先順複写処理とは、先述した例のように、原稿給紙部G1〜G4の順に複写枚数が100,20,15,10と設定され、規定枚数が20枚と設定されている場合、規定枚数以下に該当する原稿給紙部G2〜G4を原稿給紙部G1に優先させて複写処理の順番を変更させた処理である。このような複写処理の優先順に基づく順番を表した情報は、CPU21の制御によりRAM23に一旦記憶される。
【0086】
このような優先順複写処理の動作中、CPU21は、図3に示すS10〜S12と同様にS53〜S55の処理を行い、次順に予定の原稿給紙部Gがない場合(S55:NO)、CPU21は、この優先順複写処理に関するプログラムの実行を終了して待機状態となる。なお、S54およびS53においてYESの場合も、図3に示すS11およびS10と同様の処理手順となることから、その説明を省略する。
【0087】
S51において、複写枚数が規定枚数以下に設定された原稿給紙部Gがない場合(S51:NO)、CPU21は、優先順複写処理を開始させることなく、図3に示すHに戻って予約順複写処理を行う。
【0088】
S50において、スタートボタンが押下されない場合(S50:NO)、CPU21は、S8の場合と同様に図3に示すFに戻って動作モードの判断を行う。
【0089】
図8は、同一条件連続モードEにおけるCPU21の動作手順を示したフローチャートであって、この図に示すように、同一条件連続モードEに移行したCPU21は、図3に示すS8と同様にスタートボタンが使用者により押下されたか否かを判断する(S60)。
【0090】
スタートボタンが押下された場合(S60:YES)、CPU21は、各原稿給紙部G1〜G4に設定された複写条件が同一となるものが存在するか否かを判断する(S61)。ここで、判断対象となる複写条件としては、画像読み取り部10における機械系駆動機構や、記録紙給紙部Kあるいは記録紙排紙部K' における給紙切り換え機構の動作が同一となる、たとえば拡大/縮小複写に関する条件や、記録用紙kの用紙サイズあるいはソート複写といった条件が挙げられる。
【0091】
複写条件が同一となる原稿給紙部Gが存在する場合(S61:YES)、CPU21は、同一条件連続複写処理を開始させる(S62)。この同一条件連続複写処理とは、先述したように、拡大/縮小複写に関する条件や用紙サイズなどが同一となる条件に設定された原稿給紙部Gについて連続して複写を行う処理である。たとえば、原稿給紙部G1,G4については、A4からB5サイズに縮小して複写する条件が設定されており、その他の原稿給紙部G2,G3については、等倍での複写条件が設定されている場合、同一条件連続複写処理では、複写条件が同一の原稿給紙部G1,G4について連続して複写処理が行われ、その後、原稿給紙部G2,G3について複写処理が行われることとなる。このような複写処理の同一条件に基づく順番を表した情報は、CPU21の制御によりRAM23に一旦記憶される。
【0092】
このような同一条件連続複写処理の動作中、CPU21は、図3に示すS10〜S12と同様にS63〜S65の処理を行い、次順に予定の原稿給紙部Gがない場合(S65:NO)、CPU21は、この同一条件連続複写処理に関するプログラムの実行を終了して待機状態となる。なお、S64およびS63においてYESの場合も、図3に示すS11およびS10と同様の処理手順となることから、その説明を省略する。
【0093】
S61において、複写条件が同一となる原稿給紙部Gが存在しない場合(S61:NO)、CPU21は、同一条件連続複写処理を開始させることなく、図3に示すHに戻って予約順複写処理を行う。
【0094】
S60において、スタートボタンが押下されない場合(S60:NO)、CPU21は、S8の場合と同様に図3に示すFに戻って動作モードの判断を行う。
【0095】
したがって、上記構成、動作を有する複写機によれば、複写処理に用いられる原稿用紙g1〜g4に関して複写枚数(延べ枚数)が原稿給紙部G1〜G4ごとに求められ、その複写枚数が少ない順に各原稿給紙部G1〜G4の予約順を変更して複写処理が行われるので、各原稿給紙部G1〜G4における最も少ない複写枚数の原稿用紙gについて複写処理が開始されることとなる。つまり、他に比べて短時間で複写を終了する少量の原稿用紙gが他に先がけて処理されることから、他の多量の原稿用紙gのために長時間にわたる待ち時間を要することなく、少数の原稿を早急に読み取らせたい使用者にとって効率的な運用を図ることができる。
【0096】
また、複写処理に用いられる原稿用紙gに関して複写枚数が原稿給紙部G1〜G4ごとに求められ、その複写枚数が規定枚数以下となる原稿給紙部Gを優先するよう、各原稿給紙部G1〜G4の予約順を変更して複写処理が行われるので、規定枚数以下の複写枚数として原稿給紙部G1〜G4に配給された少量の原稿用紙g1〜g4から優先的に複写処理が開始されることとなる。つまり、他に比べて短時間で複写を終了する規定枚数以下の原稿用紙gが他に先がけて処理されることから、他の多量の原稿用紙gのために長時間にわたる待ち時間を要することなく、必要な原稿を規定枚数以下の枚数分だけ早急に読み取らせたい使用者にとって効率的な運用を図ることができる。
【0097】
さらに、複写処理に伴う挙動が同一となる複写条件の原稿給紙部Gが特定され、その特定された原稿給紙部Gについて連続した複写順となるよう、各原稿給紙部G1〜G4の予約順を変更して複写処理が行われるので、同一の複写条件と設定された原稿給紙部Gの原稿用紙gを複写する場合、一の原稿給紙部Gから他の原稿給紙部Gに過渡的に切り換わる時点でも、複写条件が同一であることを理由に複写処理に伴う挙動に変化がないこととなる。つまり、複数の原稿給紙部G1〜G4に配給された原稿用紙g1〜g4を複写する際、同一の複写条件となる原稿給紙部Gの原稿用紙gが連続して複写されることから、原稿給紙部Gの切り換えに伴う挙動変化が必要最小限に抑えられ、その挙動変化に要する空き時間の発生回数をできるだけ少なくすることで、複写処理全体に要する時間を短縮することができる。
【0098】
さらにまた、未使用状態の原稿給紙部Gに対して割り込み指定があった場合、その割り込み指定された原稿給紙部Gを先行させるべく、各原稿給紙部G1〜G4の予約順を中断して複写処理が行われるので、未使用状態の原稿給紙部Gに原稿用紙gを配給し、その原稿給紙部Gに対して単に割り込み指定をするだけで優先すべき原稿用紙gについて複写処理を実行させることができる。
【0099】
さらにまた、原稿給紙部G1〜G4ごとに設定された予約順および複写条件に基づいて動作中、記録用紙kの用紙切れが発生しても、他の記録用紙kへの複写することとされた原稿給紙部Gを先行させるべく、各原稿給紙部G1〜G4の予約順を変更して複写処理が行われるので、用紙切れの発生によって現在進行中の複写処理を停滞させることなく、複写処理を効率良く継続させることができる。
【0100】
なお、上記実施形態においては、本願発明にかかる画像読み取り装置を複写機に適用したものとしたが、特に複写機に限ることはなく、光学的文字読取装置(OCR)、あるいはファクシミリ装置といったものにも適用可能である。
【0101】
また、原稿用紙g1〜g4は、原稿給紙部G1〜G4ごとに4部に分けて配給可能な構成としたが、4部に限ることはなく、それ以上またはそれ以下の部数に分けて配給できるよう原稿給紙部を構成しても良い。
【0102】
さらに、原稿給紙部G1〜G4においては、配給された原稿用紙g1〜g4の枚数が自動的にカウントされるとしたが、使用者の設定入力により枚数を指定する構成であっても良い。
【0103】
さらにまた、複写条件としては、上記例示したものに限られることはなく、両面コピーや偶数、奇数枚複写などといった他の複写条件に基づいて同一条件となる原稿給紙部を特定する構成としても良い。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明によれば、複写条件が同一となる原稿給紙手段が判別され、複写条件が同一となる原稿給紙手段の複写処理を各原稿給紙手段に設定された順番で行わせた後、それ以外の原稿給紙手段の複写処理を各原稿給紙手段に設定された順番で行われるので、同一の複写条件と設定された原稿給紙手段の原稿用紙を読み取る状態においては、一の原稿給紙手段から他の原稿給紙手段に過渡的に切り換わる時点でも、複写条件が同一であることを理由に複写処理に伴う記録紙への記録動作に変化が現れないこととなる。つまり、複数の原稿給紙手段に配給された原稿用紙を読み取る際、同一の複写条件となる原稿給紙手段の原稿用紙が連続して読み取られ、記録紙への記録処理が行われることから、原稿給紙手段の切り換えに伴う記録紙への記録動作の変化が必要最小限に抑えられ、その記録動作の変化に要する空き時間の発生回数をできるだけ少なくすることで、読み取り処理全体に要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる画像読み取り装置を複写機に適用した場合の一実施形態を示した概略説明図である。
【図2】図1に示す複写機の回路構成を示した回路ブロック図である。
【図3】複写処理におけるCPUの動作手順を示したフローチャートである。
【図4】用紙切れ対応モードにおけるCPUの動作手順を示したフローチャートである。
【図5】割り込みモードにおけるCPUの動作手順を示したフローチャートである。
【図6】少数順モードにおけるCPUの動作手順を示したフローチャートである。
【図7】優先順モードにおけるCPUの動作手順を示したフローチャートである。
【図8】同一条件連続モードにおけるCPUの動作手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
G,G1〜G4 原稿給紙部
10 画像読み取り部
20 制御部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 インターフェース
30 画像記録部
40 入力操作部
50 設定表示部

Claims (3)

  1. 原稿を自動給紙し、その原稿の画像を読み取って記録紙に記録する装置に適用される画像読み取り装置であって、
    原稿を読み取り、得られた原稿像を画像信号として出力する画像読取手段と、
    予め原稿給紙手段間で上記原稿を給紙する順番が設定され、その順番で各原稿給紙手段から上記原稿を上記画像読取手段に給紙する複数の原稿給紙手段と、
    上記原稿給紙手段毎に、少なくとも複写部数、用紙サイズ、拡大/縮小を含む複写条件を設定する複写条件設定手段と、
    上記複数の原稿給紙手段のうち、上記複写条件設定手段で設定された複写条件が同一となる原稿給紙手段を判別する判別手段と、
    上記判別手段の判別結果に基づいて、上記複数の原稿給紙手段を上記複写条件が同一となる原稿給紙手段とそれ以外の原稿給紙手段とに分け、上記複写条件が同一となる原稿給紙手段の原稿の読取処理を各原稿給紙手段に設定された順番で行わせた後、それ以外の原稿給紙手段の原稿の読取処理を各原稿給紙手段に設定された順番で行わせる読取制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 請求項1に記載の画像読み取り装置において、
    複写処理の割込みを指定する割込指定手段を更に備え、
    上記読取制御手段は、複数の原稿給紙手段の原稿の読取処理を各原稿給紙手段に設定された順番で行っているときに上記割込指定手段により複写処理の割込みが指定されると、当該実行中の読取処理を中断し、その時点で未使用の原稿給紙手段を用いた原稿の読取処理を可能とすることを特徴とする画像読み取り装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像読み取り装置において、
    複数の原稿給紙手段に載置された原稿の読取処理を各原稿給紙手段に設定された順番で行っているとき、当該読取処理に関係する記録紙の不足を検知する検知手段を更に備え、
    上記読取制御手段は、上記検知手段により記録紙の不足が検出されると、当該原稿給紙手段の原稿の読取処理を中断し、記録紙不足が検出されていない次の読取順の原稿給紙手段に載置された原稿の読取処理を行うことを特徴とする画像読み取り装置。
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