JPH1023379A - データスライス方法及びデータスライス回路 - Google Patents

データスライス方法及びデータスライス回路

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JPH1023379A
JPH1023379A JP17495496A JP17495496A JPH1023379A JP H1023379 A JPH1023379 A JP H1023379A JP 17495496 A JP17495496 A JP 17495496A JP 17495496 A JP17495496 A JP 17495496A JP H1023379 A JPH1023379 A JP H1023379A
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JP
Japan
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signal
circuit
reference voltage
data
comparator
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JP17495496A
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Inventor
Hiromichi Shimizu
広道 清水
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SANSEI DENSHI JAPAN KK
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SANSEI DENSHI JAPAN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IC化した場合のピン数や外付部品数を低減
でき、また正確な文字データ検出を行えるようなデータ
スライスの手法を提供する 【解決手段】 テレビジョン信号を入力して直流再生を
行うシンクチップクランプ回路10と、垂直帰線期間で
シンクチップクランプ回路10からの信号入力を許容す
るゲート回路12と、ゲート回路12を介した信号から
同期信号の大きさを感知し、これから基準電圧を決定し
て出力する基準電圧出力回路13と、シンクチップクラ
ンプ回路10の出力信号及び前記基準電圧を比較してデ
ータを検出するコンパレータ11と、でデータスライス
回路を構成する。即ち、同期信号の大きさを感知してこ
れに従い基準電圧を決定するものとし、データ有無を検
出するコンパレータの基準電圧を、テレビジョン信号の
入力レベルに従って調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン信号
に含まれる文字データを検出する方法及び回路に関する
ものであり、例えば、クローズドキャプション方式を使
用した文字放送用のデコーダにおけるデータスライス方
法及びその回路に関する。
【0002】
【従来の技術】クローズドキャプション用のデコーダで
は一般に、テレビジョン信号中から文字データを検出す
るためのデータスライス回路として、図6に示す構成の
ものが使用される。即ち、テレビジョン信号VINは、ま
ず平均電位検出回路1へ入力され、その最高電位と最低
電位とが検出されてこれらの平均値が求められる。発生
した電位平均値はサンプル信号SAMPLEに従いサン
プル・ホールド回路2へ入力されてホールドされ、この
電位平均値が基準電圧となってデータ検出用のコンパレ
ータ3でテレビジョン信号VINと比較されることで、文
字データが検出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のデータスラ
イス回路はIC化した場合、図6に示すように、入力信
号VIN用の入力端子、平均電位検出回路1のボトム検出
及びピーク検出用の各端子、サンプル・ホールド回路2
の容量用の端子及びサンプル信号端子、そして出力信号
OUT用の出力端子の少なくとも5ピンが必要で、更
に、その各ピンに対しキャパシタや抵抗の外付部品が必
要となる。これらピン数や外付部品数はできるだけ少な
い方が、制御性やコストの面で有利である。
【0004】そこで本発明では、IC化した場合のピン
数や外付部品数を低減できるようなデータスライス方法
及びデータスライス回路を提供する。また加えて、テレ
ビジョン信号の大きさが変動する場合でも正確なデータ
検出を行えるようなデータスライス方法及びデータスラ
イス回路を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】テレビジョン信号の入力
レベルの絶対値は電界強度等により大きく変動するもの
であるが、テレビジョン信号に含まれる各信号の比率は
非常に安定している。即ち、テレビジョン信号に含まれ
る文字データには図1に示すような規格値が設定されて
おり、その規格値の比率は高い安定性をもつ。例えば、
シンクチップレベルとペデスタルレベルとの差(同期信
号)が大きくなれば、文字データのデータレベルもそれ
に合わせて大きくなり、これらの比率は常に安定してい
る。
【0006】従って、シンクチップクランプの後の同期
信号の大きさを調べれば、入力信号全体の大きさを変動
に適応して把握することが可能である。つまり、入力さ
れるテレビジョン信号から比較器の基準電圧を決定し所
定のデータを検出するデータスライス方法において、同
期信号の大きさを感知してこれに従い前記基準電圧を決
定するようにすれば、データ有無を検出する比較器の基
準電圧を、テレビジョン信号の入力レベルに従って調整
されたものとすることができ、テレビジョン信号の入力
レベルの変動に係わらず正確なデータ検出を行える。
【0007】このように同期信号の大きさの感知を行う
場合、テレビジョン信号における垂直帰線消去期間の信
号成分の大きさを感知するのが好ましい。即ち、この期
間における信号成分は同期信号のみの成分であり抽出が
容易である。またこの場合、垂直同期ごとに基準電圧を
更新することが簡単で、フィールドごとに最適の基準電
圧を設定することができる。
【0008】このデータスライス方法のためのデータス
ライス回路として本発明では、テレビジョン信号を入力
して直流再生を行うシンクチップクランプ回路と、垂直
帰線消去期間で該シンクチップクランプ回路からの信号
入力を許容するゲート回路と、該ゲート回路を介した信
号から同期信号の大きさを感知し、これから基準電圧を
決定して保持し出力する基準電圧出力回路と、前記シン
クチップクランプ回路の出力信号及び前記基準電圧を比
較してデータを検出するコンパレータと、から構成され
るデータスライス回路を提供する。この場合のゲート回
路は垂直同期信号に反応してゲートを開く論理回路、ま
た、基準電圧出力回路は1以上の比較器又はA/D変換
器とラッチ回路とを用いて構成可能である。この回路を
用いれば、IC化したときのピン数は、テレビジョン信
号の入力端子及び検出したデータの出力端子のみです
み、非常にピン数が少なくてすむ。
【0009】上記の他に、本発明によれば、通常の文字
データ検出機能をもつICに必須的に設けられるPLL
回路(フェーズロックドループ)を利用した同期信号か
らの基準電圧発生方法が提供される。即ち、PLLによ
り入力テレビジョン信号と内部発振器の周波数を同期さ
せた同期状態にあれば、その内部発振器を利用してゲー
トパルスとなる制御信号をシンクチップ直後に発生させ
ることができ、その信号を利用すれば同期信号後のペデ
スタルレベルの電位を感知することは容易である。そし
て、その感知したペデスタルレベルを基にデータ検出用
コンパレータの基準電圧を発生する。つまり、シンクチ
ップ後のペデスタルレベルを感知して該ペデスタルレベ
ルとシンクチップレベルとの電位差(=同期信号の大き
さ)を所定倍することにより基準電圧を発生するデータ
スライス方法とする。
【0010】このデータスライス方法によれば、水平同
期ごとに最適の基準電圧が設定されるので、より精密な
基準電圧の設定を行い得る。このときの倍数としては、
例えば図1に示すような規格であれば1.625倍とす
る。即ち、同期信号40IREに対しデータレベルは5
0IREの規格が設定されているので、シンクチップレ
ベルからデータレベルの中心までは40+(50÷2)
=65ということになり、従って、基準電圧の大きさは
同期信号で正規化した値、即ち65÷40=1.625
倍を同期信号の振幅にかければ求まる。
【0011】このようなデータスライス方法のためのデ
ータスライス回路として本発明では、テレビジョン信号
を入力して直流再生を行うシンクチップクランプ回路
と、テレビジョン信号の不要帯域を除去するバンドパス
フィルタと、制御信号に従い前記バンドパスフィルタの
出力信号を取り込んで増幅し、基準電圧として出力する
増幅器と、前記バンドパスフィルタの出力信号及び前記
基準電圧を比較してデータを検出するコンパレータと、
から構成したデータスライス回路を提供する。この回路
を用いればIC化したときのピン数は、テレビジョン信
号の入力端子、増幅器用の制御信号入力端子、そして検
出したデータの出力端子の3つですむ。
【0012】
【発明の実施の形態】図2に、本発明の第1実施形態に
よるデータスライス回路の構成をブロック図で示す。テ
レビジョン信号VINはまずシンクチップクランプ回路1
0に入り、この回路10によって同期信号ピークレベル
の直流電位が再生される。このクランプ後に信号は2系
統に分かれ、一方がデータ検出用のコンパレータ11へ
入り、他方がゲート回路12へ送られる。
【0013】ゲート回路12は、垂直同期信号Vsyn
cに応じて垂直帰線期間のみシンクチップクランプ回路
10の出力信号を次の基準電圧出力回路13へ送る論理
回路である。従って基準電圧出力回路13には、垂直帰
線消去期間における同期信号成分のみが入力される。基
準電圧出力回路13では、1以上の比較器(図示略)を
用いて、入力された同期信号の大きさに応じる基準電圧
を決定し、コンパレータ11の比較用に出力する。決定
された基準電圧は、ラッチ回路(図示略)によりリセッ
トがかかるまで保持される。通常、クローズドキャプシ
ョンの文字データはテレビジョン信号の10H〜21H
(奇数フィールド)に重畳されているので、その期間後
にリセットをかけるとよい。これは、クロックカウンタ
等を用いれば簡単に行える。
【0014】図3には、第2実施形態によるデータスラ
イス回路の構成をブロック図で示している。テレビジョ
ン信号VINはまず、第1実施形態と同様にシンクチップ
クランプ回路20に入り直流再生された後、バンドパス
フィルタ21を通すことで不要なバースト信号が除去さ
れる。そして不要帯域除去後の信号は、増幅器22とデ
ータ検出用のコンパレータ23とへ入力される。
【0015】増幅器22は、提供されるゲートパルスに
従い同期信号のレベルを検出してこれを1.625倍に
増幅する回路である。一般に文字放送のデータ検出シス
テムにおいては、水平同期信号と同期をとった発振器、
いわゆるHsync−PLL機能が設けられるので、こ
れを用いて同期信号の終わりから2μsec程度の後に
ゲートパルスを発生する(図4参照)。このゲートパル
スにより増幅器22にペデスタルレベルが入力され、シ
ンクチップレベルとの電位差つまり同期信号が1.62
5倍に増幅される。このような増幅器22の回路例を図
5に示す。
【0016】図5の回路では、ゲートパルスが論理ロウ
になったとき、入力レベルであるペデスタルレベルとシ
ンクチップレベルとの電位差を抵抗R1で割った電流が
トランジスタQ1のコレクタに流れる。この電流はトラ
ンジスタQ4のコレクタに流れ、トランジスタQ4とト
ランジスタQ5とでカレントミラーが構成されているの
で、トランジスタQ5のコレクタにも同じ量の電流が流
れて抵抗R2へ流れ込む。このときに抵抗R2を、抵抗
R1の1.625倍の大きさに設定しておけば電圧が
1.625倍増幅されることになり、この電圧にシンク
チップレベルの値を加算した電圧がコンパレータ23の
基準電圧となる。ホールド用コンデンサC1は、ゲート
パルスが論理ハイのときでもコンパレータ23の基準電
圧を一定値に保つ働きをもつ。ゲートパルスが論理ハイ
のとき、コンデンサC1に充電された電荷はC1〔(R
2+Rs)//Rc〕で求まる時定数に従い放電するが、
1H(63.5μs)≫C1〔(R2+Rs)//Rc〕
のように各定数を設定しておけば特に問題なく、コンパ
レータ23の基準電圧は常にデータレベルの中央に設定
される。尚、Rs:シンクチップバイアスの抵抗成分、
Rc:コンパレータの入力抵抗。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、IC化したときのピン
数が大幅に削減されるので、パターンの引回しが簡素化
され、また他の機能をICに付加することが容易にな
る。更に、外付部品が低減され、また外部からの信号が
ほとんど不要なためシステムの簡素化を図れるので、制
御性やコスト的に有利である。加えて、同期信号の大き
さに基づいて適応的に基準電圧を発生するようにしたの
で、テレビジョン信号の大きさが変動する場合でも正確
にデータ検出を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テレビジョン信号中の文字データの規格につい
ての説明図。
【図2】本発明によるデータスライス回路の第1実施形
態を示すブロック図。
【図3】本発明によるデータスライス回路の第2実施形
態を示すブロック図。
【図4】図3の回路におけるテレビジョン信号とゲート
パルスのタイミングについての説明図。
【図5】図3に示す増幅器22の具体例を示す回路図。
【図6】従来のデータスライス回路の構成を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
10,20 シンクチップクランプ回路 11,23 コンパレータ(比較器) 12 ゲート回路 13 基準電圧出力回路 21 バンドパスフィルタ 22 増幅器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるテレビジョン信号から比較器
    の基準電圧を決定し所定のデータを検出するデータスラ
    イス方法において、テレビジョン信号中の同期信号の大
    きさを感知してこれに従い前記基準電圧を決定するよう
    にしたことを特徴とするデータスライス方法。
  2. 【請求項2】 垂直帰線消去期間における信号成分から
    同期信号の大きさを感知する請求項1記載のデータスラ
    イス方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデータスライス方法に用
    いるデータスライス回路であって、テレビジョン信号を
    入力して直流再生を行うシンクチップクランプ回路と、
    垂直帰線消去期間で該シンクチップクランプ回路からの
    信号入力を許容するゲート回路と、該ゲート回路を介し
    た信号から同期信号の大きさを感知し、これから基準電
    圧を決定して保持し出力する基準電圧出力回路と、前記
    シンクチップクランプ回路の出力信号及び前記基準電圧
    を比較してデータを検出するコンパレータと、から構成
    されるデータスライス回路。
  4. 【請求項4】 シンクチップ後のペデスタルレベルを感
    知して該ペデスタルレベルとシンクチップレベルとの電
    位差を所定倍することにより基準電圧を発生する請求項
    1記載のデータスライス方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のデータスライス方法に用
    いるデータスライス回路であって、テレビジョン信号を
    入力して直流再生を行うシンクチップクランプ回路と、
    テレビジョン信号の不要帯域を除去するバンドパスフィ
    ルタと、制御信号に従い前記バンドパスフィルタの出力
    信号を取り込んで増幅し、基準電圧として出力する増幅
    器と、前記バンドパスフィルタの出力信号及び前記基準
    電圧を比較してデータを検出するコンパレータと、から
    構成されるデータスライス回路。
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