JPH10233501A - Mos型半導体装置の製造方法 - Google Patents

Mos型半導体装置の製造方法

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Publication number
JPH10233501A
JPH10233501A JP3456797A JP3456797A JPH10233501A JP H10233501 A JPH10233501 A JP H10233501A JP 3456797 A JP3456797 A JP 3456797A JP 3456797 A JP3456797 A JP 3456797A JP H10233501 A JPH10233501 A JP H10233501A
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JP
Japan
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gate electrode
film
electrode pattern
pattern
forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP3456797A
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English (en)
Inventor
Shuji Mizoguchi
修二 溝口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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Publication of JPH10233501A publication Critical patent/JPH10233501A/ja
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン注入時のチャネリングを抑制し、且
つ、ゲート酸化膜の膜質劣化やトランジスタ特性の変動
が生じないMOS型半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 MOS型半導体装置の製造において、半
導体基板10にソース、ドレイン領域19をイオン注入
法によって形成する際、ゲート電極パターン13aの上
面にはゲート電極パターン13aと同一パターンを有す
るシリコン酸化膜パターン14aが形成され、且つ、ゲ
ート電極パターン13aの側面にはゲート電極パターン
13a形成時に形成されたエッチング反応生成膜16が
形成された状態で、ゲート電極パターン13aをイオン
注入マスクとして、不純物イオン18を注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOS型半導体装
置の製造方法、特にイオン注入法を用いた不純物拡散層
の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体基板にN型あるいはP型の
不純物拡散層を形成する方法として、拡散層のドーピン
グ量及びドーピング深さの制御精度の高さから、イオン
注入法が重用されている。
【0003】以下、従来のMOS型半導体装置の製造に
おける不純物拡散層の形成方法について、図2を用いて
説明する。図2(a)〜(h)は、従来のMOS型半導
体装置の製造方法の工程断面図である。
【0004】まず、素子分離用厚膜酸化膜2が形成され
た半導体基板1上にゲート酸化膜3およびゲート電極膜
4として例えば多結晶Si膜を形成した後(a)、ゲー
ト電極膜4上にゲート電極パターン形成用マスクとなる
フォトレジストパターン5を形成する(b)。
【0005】次に、フォトレジストパターン5をマスク
にしてドライエッチングを行い、ゲート電極パターン4
aを形成した後(c)、フォトレジストパターン5を除
去する(d)。
【0006】次に、ゲート電極パターン4aが形成され
た半導体基板1を熱酸化して、ゲート電極パターン4a
及び半導体基板1表面にシリコン酸化膜6を形成した後
(e)、ソース、ドレイン領域を形成するためのイオン
注入マスクとなるフォトレジストパターン7を素子分離
用厚膜酸化膜2上に形成する(f)。
【0007】その後、フォトレジストパターン7及びゲ
ート電極パターン4aをマスクにして、イオン注入法に
よりN型あるいはP型の不純物イオン8を垂直方向また
は斜め方向から注入してソース、ドレイン領域9の形成
を行った後(g)、フォトレジストパターン7を酸素プ
ラズマで除去して図2(h)のようなMOS型半導体装
置を得ていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の半導体装置の製造方法では、イオン注入法
によってN型あるいはP型の不純物イオン8を注入する
際のチャネリングにより、不純物イオン8がゲート電極
パターン4aの上面及び側面から進入して、その一部が
ゲート電極パターン4a下のゲート酸化膜3を突き抜け
てしまうのを防ぐために、熱酸化によりゲート電極パタ
ーン4aの表面にシリコン酸化膜6を形成して、イオン
注入時のチャネリング防止用の保護膜としている。
【0009】このシリコン酸化膜6を形成する際、ゲー
ト電極パターン4a周辺下のゲート酸化膜3の露出した
部分から酸素が侵入し、ゲート電極パターン4aの周辺
下部が酸化されるため、ゲート電極パターン4aの周辺
下部のゲート酸化膜3の膜厚が厚くなる。その結果、ゲ
ート酸化膜3の膜質劣化やトランジスタ特性の変動を引
き起こすという問題があった。
【0010】上述した問題は、近年、いっそう集積度を
増す半導体集積回路にあって、ますますゲート電極パタ
ーンが微細化し、且つ、ゲート酸化膜が薄膜化する中
で、さらに顕著になってきている。
【0011】本発明は、このような従来の問題点を解決
するもので、イオン注入時のチャネリングを抑制するこ
とができ、且つ、ゲート酸化膜の膜質劣化やトランジス
タ特性の変動が生じないMOS型半導体装置の製造方法
を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のMOS型半導体装置の製造方法においては、
半導体基板上にゲート酸化膜を形成する工程と、前記ゲ
ート酸化膜上にゲート電極膜を形成する工程と、前記ゲ
ート電極膜上に表面保護膜を形成する工程と、前記表面
保護膜をエッチングしてゲート電極パターン形成用マス
クとなる表面保護膜パターンを形成する工程と、前記表
面保護膜パターンをマスクにして前記ゲート電極膜のド
ライエッチングを行い、ゲート電極パターンを形成する
のと同時に前記ゲート電極パターンの側面にエッチング
反応生成膜を形成する工程と、上面に前記表面保護膜パ
ターンが形成され、且つ、側面には前記エッチング反応
生成膜が形成された前記ゲート電極パターンをイオン注
入マスクにして、前記半導体基板にソース、ドレイン領
域形成のためのイオン注入を行う工程とを有することを
特徴とするものである。
【0013】この本発明の製造方法によれば、ゲート電
極パターン形成前に形成する表面保護膜パターンを上面
の保護膜とし、且つ、ゲート電極パターン形成と同時に
形成されるエッチング反応生成膜を側面の保護膜として
用いるため、ゲート電極パターンを酸化することなく、
イオン注入時のチャネリング防止膜を形成することがで
きる。従って、従来のようなゲート電極パターンの酸化
によるゲート酸化膜の膜厚の変化、膜質劣化およびトラ
ンジスタの特性変動が生じないため、良好な特性を有す
るMOS型半導体装置を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1を用いて詳細に説明する。
【0015】図1(a)〜(i)は、本発明の実施の形
態におけるMOS型半導体装置の製造方法の工程断面図
である。まず、膜厚約500nmの素子分離用厚膜酸化
膜11が形成されたシリコンからなる半導体基板10上
に、膜厚7〜15nmのゲート酸化膜12を形成した
後、ゲート電極膜13となる例えば膜厚400nmの多
結晶Si膜を形成する(a)。その後、ゲート電極膜1
3上に30〜100nmのシリコン酸化膜14を形成す
る(b)。このシリコン酸化膜14は、ソース、ドレイ
ン形成のためのイオン注入時のチャネリングを防止する
ための表面保護膜となる。
【0016】次に、シリコン酸化膜14上にゲート電極
パターン形成用マスクとなるフォトレジストパターン1
5を形成した後(c)、フォトレジストパターン15を
マスクにしてシリコン酸化膜14のドライエッチングを
行い、ゲート電極パターンを形成する領域にシリコン酸
化膜パターン14aを残存させる(d)。その後、フォ
トレジストパターン15を酸素プラズマによって灰化除
去する(e)。
【0017】次に、残存するシリコン酸化膜パターン1
4aをマスクにして、ハロゲン系ガスを用いてゲート電
極膜13である多結晶Si膜のエッチングを行い、ゲー
ト電極パターン13aを形成する。このとき、ゲート電
極パターン13aの側面には、酸素,水素,ハロゲンを
主成分とするエッチング反応生成膜(ポリマー膜)16
が10〜50nm形成される(f)。
【0018】次に、イオン注入マスクとなるフォトレジ
ストパターン17を素子分離用厚膜酸化膜11上に形成
した後(g)、イオン注入法によりN型あるいはP型の
不純物イオン18を垂直方向または斜め方向から注入し
てソース、ドレイン領域19を形成する(h)。このと
き、ゲート電極パターン13aの上面にはシリコン酸化
膜パターン14aが形成され、且つ、側面にはポリマー
膜16が形成されているため、斜め方向からイオン注入
してもチャネリングが防止され、ゲート電極パターン1
3a周辺下部にチャネリングによる拡散層が形成される
ことはなく、トランジスタ特性の変動を抑制することが
できる。
【0019】その後、酸素プラズマ及びウェットクリー
ニングによって、フォトレジストパターン17及びポリ
マー膜16を除去する(i)。
【0020】なお、上記の実施の形態では、ゲート電極
膜材料として多結晶Si膜を用いて説明したが、タング
ステン膜と多結晶Si膜との合金膜をゲート電極膜材料
として用いてもよい。
【0021】また、上記の実施の形態ではゲート電極膜
の表面保護膜としてシリコン酸化膜を用いて説明した
が、TEOS膜もしくはHTO膜を用いてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ソース、
ドレイン領域を形成する際、ゲート電極パターンの上面
には表面保護膜となるシリコン酸化膜が形成され、側面
にはポリマ−膜が形成された構造となるため、イオン注
入時のチャネリングが防止され良好なトランジスタ特性
を得ることができる。
【0023】しかも、チャネリングを防止するための表
面保護膜となるシリコン酸化膜は、ゲート電極パターン
形成前にゲート電極膜上に形成しており、また、側壁保
護膜となるポリマー膜はゲート電極パターン形成時のド
ライエッチング時におけるエッチング反応生成物を堆積
させて形成するため、ゲート電極パターン形成後に酸化
することによって保護膜を形成する必要がない。従っ
て、ゲート電極パターン周辺下部のゲート酸化膜の膜厚
が変わることがなく、従来問題となっていたゲート電極
パターンの酸化によるゲート酸化膜の膜質劣化及びトラ
ンジスタの特性変動を防ぐことができ、優れた特性を有
するMOS型半導体装置を得ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるMOS型半導体装
置の製造方法の工程断面図
【図2】従来のMOS型半導体装置の製造方法の工程断
面図
【符号の説明】
10 半導体基板 11 素子分離用厚膜酸化膜 12 ゲート酸化膜 13 ゲート電極膜 13a ゲート電極パターン 14 シリコン酸化膜 14a シリコン酸化膜パターン 15,17 フォトレジストパターン 16 エッチング反応生成膜 18 不純物イオン 19 ソース、ドレイン領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極パターンをイオン注入マスク
    にして、半導体基板にソース、ドレイン領域をイオン注
    入法によって形成する際、前記ゲート電極パターンの上
    面には前記ゲート電極パターンと同一パターンを有する
    表面保護膜パターンが形成され、且つ、前記ゲート電極
    パターンの側面には前記ゲート電極パターン形成時に形
    成されたエッチング反応生成膜が形成されていることを
    特徴とするMOS型半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上にゲート酸化膜を形成する
    工程と、前記ゲート酸化膜上にゲート電極膜を形成する
    工程と、前記ゲート電極膜上に表面保護膜を形成する工
    程と、前記表面保護膜をエッチングしてゲート電極パタ
    ーン形成用マスクとなる表面保護膜パターンを形成する
    工程と、前記表面保護膜パターンをマスクにして前記ゲ
    ート電極膜のドライエッチングを行い、ゲート電極パタ
    ーンを形成するのと同時に前記ゲート電極パターンの側
    面にエッチング反応生成膜を形成する工程と、上面に前
    記表面保護膜パターンが形成され、且つ、側面には前記
    エッチング反応生成膜が形成された前記ゲート電極パタ
    ーンをイオン注入マスクにして、前記半導体基板にソー
    ス、ドレイン領域形成のためのイオン注入を行う工程と
    を有することを特徴とするMOS型半導体装置の製造方
    法。
JP3456797A 1997-02-19 1997-02-19 Mos型半導体装置の製造方法 Pending JPH10233501A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013084694A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Canon Inc 半導体装置の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013084694A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Canon Inc 半導体装置の製造方法

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