JPH10233244A - モールド絶縁連絡母線 - Google Patents
モールド絶縁連絡母線Info
- Publication number
- JPH10233244A JPH10233244A JP3541097A JP3541097A JPH10233244A JP H10233244 A JPH10233244 A JP H10233244A JP 3541097 A JP3541097 A JP 3541097A JP 3541097 A JP3541097 A JP 3541097A JP H10233244 A JPH10233244 A JP H10233244A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive layer
- mold
- bus
- stranded wire
- insulating layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000009413 insulation Methods 0.000 title claims description 7
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 17
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 abstract 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 2
- 238000011160 research Methods 0.000 description 2
- 239000011265 semifinished product Substances 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】取り付けられる側の機器の寸法精度，位置，姿
勢に影響を受け難いモールド絶縁連絡母線を作製する。 【解決手段】棒状導体３と短尺の撚線７とを組み合わせ
て接続した母線の両端に端末金具２を接続しその上に内
部半導電層４、絶縁層５、外部半導電層６をモールドし
てモールド絶縁連絡母線を作製し、機器の寸法精度が若
干相違していても、撚線７の撓みで逃げられるようにす
る。
勢に影響を受け難いモールド絶縁連絡母線を作製する。 【解決手段】棒状導体３と短尺の撚線７とを組み合わせ
て接続した母線の両端に端末金具２を接続しその上に内
部半導電層４、絶縁層５、外部半導電層６をモールドし
てモールド絶縁連絡母線を作製し、機器の寸法精度が若
干相違していても、撚線７の撓みで逃げられるようにす
る。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は多数の電力機器を結
ぶ多数の連絡母線を作製する場合の母線の構成に関する
ものである。
ぶ多数の連絡母線を作製する場合の母線の構成に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】電力機器間を結ぶ連絡線は一般にはケー
ブルの両端に端末を加工する構造であった。しかしこの
場合はケーブルの端末加工が必要であり、作業者が手作
業で行うため、時間がかかり又性能のばらつきが大きか
った。そこで沢山の連絡線が必要な場合は、モールド絶
縁連絡母線が使われるようになってきている。図３に従
来のモールド絶縁連絡母線を示す。本母線は棒状導体３
の両端に端末金具をなす、接子１つきのスリーブ２を圧
着して取り付けたもので、これを３種類の型の中に入れ
内部半導電層４、絶縁層５、外部半導電層６をモールド
して作製したものである。モールドすることにより導体
部の絶縁のみならず端末金具上に相手機器の絶縁体と接
続される端末絶縁体をも一体で作製できる。
ブルの両端に端末を加工する構造であった。しかしこの
場合はケーブルの端末加工が必要であり、作業者が手作
業で行うため、時間がかかり又性能のばらつきが大きか
った。そこで沢山の連絡線が必要な場合は、モールド絶
縁連絡母線が使われるようになってきている。図３に従
来のモールド絶縁連絡母線を示す。本母線は棒状導体３
の両端に端末金具をなす、接子１つきのスリーブ２を圧
着して取り付けたもので、これを３種類の型の中に入れ
内部半導電層４、絶縁層５、外部半導電層６をモールド
して作製したものである。モールドすることにより導体
部の絶縁のみならず端末金具上に相手機器の絶縁体と接
続される端末絶縁体をも一体で作製できる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら一方、上
記方法によるとモールド絶縁連絡母線の全長が厳密に決
まってしまうため、取り付けられる側の機器の寸法精
度，位置，姿勢を厳しくせねばならないという問題が発
生した。これを無理に接続すると端末絶縁体が均一に相
手機器の絶縁体に接触しないため、電気的性能が落ちて
表面地絡等の事故に結びつく可能性が生じる。
記方法によるとモールド絶縁連絡母線の全長が厳密に決
まってしまうため、取り付けられる側の機器の寸法精
度，位置，姿勢を厳しくせねばならないという問題が発
生した。これを無理に接続すると端末絶縁体が均一に相
手機器の絶縁体に接触しないため、電気的性能が落ちて
表面地絡等の事故に結びつく可能性が生じる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで、棒状導体と短尺
の撚線とを組み合わせて接続した母線の両端に端末金具
を接続しその上に内部半導電層、絶縁層、外部半導電層
をモールドしてモールド絶縁連絡母線を作製し、取り付
けられる側の機器の寸法精度が若干相違していても、撚
線の撓みで逃げられるようにした。勿論導体を撚線だけ
で作製できれば理想であるが撚線の癖のため導体が金型
内で偏心してしまう問題があり、作製できない。ここで
短尺とは、撚線太さにもよるが、機械でなく手作業で曲
がりや癖を修正できる１５ｃｍから５０ｃｍ位を指し、
素線の軸方向ずれが簡単に起こる範囲を指している。
の撚線とを組み合わせて接続した母線の両端に端末金具
を接続しその上に内部半導電層、絶縁層、外部半導電層
をモールドしてモールド絶縁連絡母線を作製し、取り付
けられる側の機器の寸法精度が若干相違していても、撚
線の撓みで逃げられるようにした。勿論導体を撚線だけ
で作製できれば理想であるが撚線の癖のため導体が金型
内で偏心してしまう問題があり、作製できない。ここで
短尺とは、撚線太さにもよるが、機械でなく手作業で曲
がりや癖を修正できる１５ｃｍから５０ｃｍ位を指し、
素線の軸方向ずれが簡単に起こる範囲を指している。
【０００５】
発明の実施の形態１ 図１に本発明の実施の形態の例を示す。２２ｋＶ仕様で
長さ１．３ｍのモールド絶縁連絡母線である。 １）棒状導体３は、長さ７０ｃｍの１２φの丸棒で、撚
線７は長さ３０ｃｍの断面積は棒状導体と同じく１００
ｍｍ2 が用いられ接続スリーブ８により圧縮接続されて
いる。
長さ１．３ｍのモールド絶縁連絡母線である。 １）棒状導体３は、長さ７０ｃｍの１２φの丸棒で、撚
線７は長さ３０ｃｍの断面積は棒状導体と同じく１００
ｍｍ2 が用いられ接続スリーブ８により圧縮接続されて
いる。
【０００６】２）上記導体の両端の撚線に接子１を持つ
スリーブ２を圧縮接続する。以上の作業１）２）で圧縮
する場合、導体が一直線を保つよう配慮が必要である。 ３）一体化された母線を内部半導電層４を成形モールド
する型（図示せず）中に設置し、接子１部分を利用して
引っ張り撚線の癖が出ないよう型のなかに納め内部半導
電層４を押出し加硫する。
スリーブ２を圧縮接続する。以上の作業１）２）で圧縮
する場合、導体が一直線を保つよう配慮が必要である。 ３）一体化された母線を内部半導電層４を成形モールド
する型（図示せず）中に設置し、接子１部分を利用して
引っ張り撚線の癖が出ないよう型のなかに納め内部半導
電層４を押出し加硫する。
【０００７】４）絶縁層５用の金型を準備し上記３）で
作製した半製品を設置し、絶縁層５を押出し加硫する。 ５）外部半導電層６用の金型を準備し上記４）で作製し
た半製品を設置し、外部半導電層６を押出し加硫する。
作製した半製品を設置し、絶縁層５を押出し加硫する。 ５）外部半導電層６用の金型を準備し上記４）で作製し
た半製品を設置し、外部半導電層６を押出し加硫する。
【０００８】発明の実施の形態２（変形例） 図２に本発明の実施の形態２の例を示す。棒状導体３上
の内部半導電層など半導電塗料の塗布で済ますことがで
きる導体部は塗装で済まし、残りをモールド成形し金型
を小さくすることもできる。更に端末はＬ型のみなら
ず、直型もあり、時にモールド絶縁連絡母線の片側が空
気絶縁を利用できる場合は、モールド絶縁体の形状は簡
略になる。
の内部半導電層など半導電塗料の塗布で済ますことがで
きる導体部は塗装で済まし、残りをモールド成形し金型
を小さくすることもできる。更に端末はＬ型のみなら
ず、直型もあり、時にモールド絶縁連絡母線の片側が空
気絶縁を利用できる場合は、モールド絶縁体の形状は簡
略になる。
【０００９】
【発明の効果】棒状導体と短尺の撚線とを組み合わせて
接続した母線の両端に端末金具を接続しその上に内部半
導電層、絶縁層、外部半導電層をモールドしてモールド
絶縁連絡母線を作製すれば、取り付けられる側の機器の
寸法精度が若干相違していても、撚線の撓みで逃げられ
るので、機器の取り付けが容易になった。また連絡母線
を差し込む際に両端で別々に変化できるので、機器の姿
勢に追随でき、無理を必要とせず性能的に安定した。更
に撚線を短尺で利用しているので、曲がりや癖を手作業
で修正できる。又モールドの型に設置する場合、導体向
きを撚線で変更できるので、中心からの偏心が減少し、
絶縁層等の偏心が減少したので、やはり性能が向上し
た。
接続した母線の両端に端末金具を接続しその上に内部半
導電層、絶縁層、外部半導電層をモールドしてモールド
絶縁連絡母線を作製すれば、取り付けられる側の機器の
寸法精度が若干相違していても、撚線の撓みで逃げられ
るので、機器の取り付けが容易になった。また連絡母線
を差し込む際に両端で別々に変化できるので、機器の姿
勢に追随でき、無理を必要とせず性能的に安定した。更
に撚線を短尺で利用しているので、曲がりや癖を手作業
で修正できる。又モールドの型に設置する場合、導体向
きを撚線で変更できるので、中心からの偏心が減少し、
絶縁層等の偏心が減少したので、やはり性能が向上し
た。
【図１】本発明によるモールド絶縁連絡母線の断面図
【図２】本発明によるモールド絶縁連絡母線の変形例を
示す断面図
示す断面図
【図３】従来のモールド絶縁連絡母線の断面図
１接子 ２スリーブ ３棒状導体 ４内部半導電層 ５絶縁層 ６外部半導電層 ７撚り線 ８接続スリーブ ９導電塗料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000173784 財団法人鉄道総合技術研究所 東京都国分寺市光町２丁目８番地38 (72)発明者 棚原 守 東京都千代田区丸の内２丁目６番１号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 山田 剛彦 愛知県西春日井郡西枇杷島町芳野町３ 丁 目１ 番地 株式会社高岳製作所名古屋事 業所内 (72)発明者 虫賀 正男 愛知県海部郡甚目寺町大字甚目寺字流80番 地 タカオカ化成工業株式会社内 (72)発明者 村井 敏昭 東京都国分寺市光町二丁目８番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 藤本 健 東京都国分寺市光町二丁目８番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】棒状導体と短尺の撚線とを組み合わせて接
続した母線の両端に端末金具を接続しその上に内部半導
電層、絶縁層、外部半導電層をモールドして作製したモ
ールド絶縁連絡母線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3541097A JPH10233244A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | モールド絶縁連絡母線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3541097A JPH10233244A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | モールド絶縁連絡母線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10233244A true JPH10233244A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12441122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3541097A Pending JPH10233244A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | モールド絶縁連絡母線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10233244A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006156051A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Yazaki Corp | 高圧用ワイヤーハーネス |
| CN100424789C (zh) * | 2004-09-15 | 2008-10-08 | 宇东电浆科技有限公司 | 总线组件 |
| WO2018211811A1 (ja) | 2017-05-15 | 2018-11-22 | 住友電気工業株式会社 | 固体絶縁母線の防水構造、及び固体絶縁母線の接続構造 |
-
1997
- 1997-02-20 JP JP3541097A patent/JPH10233244A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100424789C (zh) * | 2004-09-15 | 2008-10-08 | 宇东电浆科技有限公司 | 总线组件 |
| JP2006156051A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Yazaki Corp | 高圧用ワイヤーハーネス |
| WO2018211811A1 (ja) | 2017-05-15 | 2018-11-22 | 住友電気工業株式会社 | 固体絶縁母線の防水構造、及び固体絶縁母線の接続構造 |
| CN110603698A (zh) * | 2017-05-15 | 2019-12-20 | 住友电气工业株式会社 | 用于固体绝缘母线的防水结构以及用于固体绝缘母线的连接结构 |
| EP3627643A4 (en) * | 2017-05-15 | 2021-02-24 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | WATERPROOF STRUCTURE FOR A FIXED INSULATION BUS AND CONNECTING STRUCTURE FOR A FIXED INSULATION BUS |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1067561A3 (en) | Elementary coaxial cable wire, coaxial cable, and coaxial cable bundle | |
| JPH09182338A (ja) | 導体バー | |
| JP6813630B2 (ja) | 機器用配線集合体 | |
| JPH10233244A (ja) | モールド絶縁連絡母線 | |
| WO2017175700A1 (ja) | ワイヤハーネス | |
| EP0142944A2 (en) | Self-locking electrical and mechanical connection means and method of making same | |
| US20160137146A1 (en) | Shielded wire and wire harness | |
| JP6719873B2 (ja) | 車両用の機器用配線集合体 | |
| US2161606A (en) | Electrical connector | |
| JP7022360B2 (ja) | 機器用配線集合体 | |
| JPH04209471A (ja) | 圧着端子 | |
| JP4609821B2 (ja) | 電力ケーブル接続部 | |
| JPS6010279Y2 (ja) | 端子金具 | |
| CN102577034A (zh) | 电机以及用于制造具有至少一个绕组的电机的方法 | |
| JPH0815099B2 (ja) | 平形ケーブルの捻回接続法 | |
| CN201167144Y (zh) | 挤压式电线多线接头器 | |
| JPH08171953A (ja) | 配線用接続線 | |
| JPH0613579Y2 (ja) | プレフォームドアーマーロッド | |
| KR20170021104A (ko) | 케이블 단자 | |
| JPH028507Y2 (ja) | ||
| JP2525725Y2 (ja) | アーマコイル型電線取付構造 | |
| JP2000207949A (ja) | 平型ケ―ブル | |
| KR20150077023A (ko) | 접속단자 일체형 통전케이블 | |
| JPH11332052A (ja) | 直線接続部の形成方法 | |
| KR200415208Y1 (ko) | 고전압 케이블 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060920 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061017 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061215 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070828 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |