JP2000207949A - 平型ケ―ブル - Google Patents

平型ケ―ブル

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Publication number
JP2000207949A
JP2000207949A JP11005481A JP548199A JP2000207949A JP 2000207949 A JP2000207949 A JP 2000207949A JP 11005481 A JP11005481 A JP 11005481A JP 548199 A JP548199 A JP 548199A JP 2000207949 A JP2000207949 A JP 2000207949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat cable
pressure
main body
twisted pair
cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP11005481A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Amagasa
昌樹 天笠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seisen Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seisen Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seisen Co Ltd filed Critical Nippon Seisen Co Ltd
Priority to JP11005481A priority Critical patent/JP2000207949A/ja
Publication of JP2000207949A publication Critical patent/JP2000207949A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】カーペット等の下に敷設してアンダーカーペッ
トケーブルとして使用する際に、上からの圧力によって
潰され難くするために平型ケーブル本体に抗圧力体を設
けても容易に曲げることができるようにする。 【解決手段】複数の対撚り線1が互いに重ならないよう
に並設され、これら複数の対撚り線1が絶縁性部材から
なる外被2によって覆われた構造であり、断面形状が円
弧部分及び長辺部分を有する長円形状の平型ケーブル本
体3と、このケーブル本体3に対し、両円弧部分に沿う
ようにそれぞれ肉薄のブリッジ部6を介して設けられた
断面形状が略円形状の絶縁性部材からなる一対の抗圧力
体7とを具備したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は屋内通信配線用の
平型ケーブルに係り、特にカーペット等の下に敷設して
アンダーカーペットケーブルとして使用する際に、上か
らの圧力によって潰され難くするための抗圧力体を有す
る平型ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、屋内通信配線用として使用され
ている従来の平型ケーブルの断面を示している。このケ
ーブルは、複数の対撚り線(ツイストペア線)(本例で
は4対)1が互いに重ならないように並設され、これら
複数の対撚り線1が絶縁性部材からなる外被2によって
覆われた構造となっている。また、各対撚り線1は、そ
れぞれ絶縁体4によって被覆された一対の通信線(導
線)5を有している。
【0003】このように断面が円弧部分及び長辺部分を
有する長円形状の平型ケーブルを、例えばアンダーカー
ペットケーブルとして敷設した時に、上からの圧力によ
って対撚り線1の撚られた箇所に大きな圧力が加わる
と、その箇所で絶縁体4が潰れて一対の通信線5が露出
し、通信線同士が接触してしまう。このような場合に
は、混線状態となり、通信が不能になる。
【0004】そこで、さらに従来では、上記のような問
題を解決するために、図7の断面図に示すような構造の
平型ケーブルが実用化されている。
【0005】このケーブルは、図6に示すものとほぼ同
様の構造を有する平型ケーブル本体3に対して、両円弧
部分に沿うようにそれぞれブリッジ部21を介して、平
型ケーブル本体3に近い部分が平型ケーブル本体3の厚
さと同等の厚さを有し、平型ケーブル本体3から離れる
に従ってその厚みが順次薄くなるようにされた形状の一
対の抗圧力体22を設けたものである。
【0006】このような構造のケーブルをアンダーカー
ペットケーブルとして敷設した時に、上から圧力が加え
られると、抗圧力体22によってその圧力が分散され
る。すなわち、抗圧力体22により平型ケーブル本体3
が補強されるので、図6のものと比べて各対撚り線1の
絶縁体4が潰れる可能性が低くなる。
【0007】ところが、図7に示したものでは、抗圧力
体22を設けたことにより、全体の幅(図7中の横方向
の長さ)が大きくなってしまう。
【0008】ところで、ケーブル敷設時には、平型ケー
ブル本体3の長辺部分を平面に置いて敷設されるので、
直線状に敷設される箇所では問題が生じないが、例えば
90°に曲げて配線する箇所では曲げ難くなり、曲率半
径が大きくなってしまう。また、曲率半径を小さくする
ためには、図8に示すように抗圧力体22の一部をジグ
ザグ状に切除する加工が必要となり、敷設工事に多大な
手間と時間が費やされることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、抗圧力体
が設けられた従来の平型ケーブルは、全体の幅が大きく
なるために、曲げて配線する箇所では曲げ難くなって曲
率半径が大きくなり、さらに小さな曲率半径で曲げるた
めには抗圧力体を複雑な形状に切除する加工が必要とな
って、敷設工事に多大な手間と時間が費やされるという
問題がある。
【0010】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、平型ケーブル本体の長
辺部分を平面に置いて敷設する際に、曲げて配線する箇
所では曲率半径を十分に小さくでき、また、より小さな
曲率半径で曲げるために抗圧力体の一部を切除する際に
はその加工が容易であり、もって敷設工事を簡単にかつ
短時間で行なうことができる平型ケーブルを提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の平型ケーブル
は、複数の対撚り線が外被によって覆われて構成され、
断面形状が円弧部分と長辺部分とを有する長円形状の平
型ケーブル本体と、上記平型ケーブル本体の両円弧部分
に沿うようにブリッジ部を介してそれぞれ設けられ、上
記外被と一体的に形成された断面形状が略円形状の抗圧
力体とを具備している。
【0012】また、この発明の平型ケーブルは、前記抗
圧力体の直径が前記平型ケーブル本体の長辺部分相互間
の厚みに対して大きくされている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明を
実施の形態により説明する。
【0014】図1は、この発明に係る平型ケーブルの断
面構造を示している。このケーブルは、複数の対撚り線
(ツイストペア線)(本例では4対)1が互いに重なら
ないように並設され、これら複数の対撚り線1が絶縁性
部材からなる外被2によって覆われた構造であり、断面
形状が円弧部分及び長辺部分を有する長円形状の平型ケ
ーブル本体3を有している。
【0015】また、上記各対撚り線1は、それぞれ絶縁
体4によって被覆された一対の通信線(導線)5を有し
ている。
【0016】さらに、上記平型ケーブル本体3に対し、
両円弧部分に沿うようにそれぞれ肉薄のブリッジ部6を
介して、断面形状が略円形状の絶縁性部材からなる一対
の抗圧力体7が設けられている。この一対の抗圧力体7
の直径Aは、平型ケーブル本体3の長辺部分相互間の厚
みBに対してわずかに大きくされている。例えば、平型
ケーブル本体3の厚みBは約3.0mm、抗圧力体7の
直径Aは約3.3mmであり、抗圧力体7の直径Aは平
型ケーブル本体3の厚みBの約1割程度大きくされてい
る。
【0017】上記外被2、一対の抗圧力体7及び平型ケ
ーブル本体3と一対の抗圧力体7とを接続するブリッジ
部6は、金型を用いたプラスチックの押し出し加工等の
方法により、一体的に形成される。
【0018】また、上記ブリッジ部6の平型ケーブル本
体3に近い側には、このブリッジ部6と共に抗圧力体7
を平型ケーブル本体3から容易に分離することができる
ようにくびれ部8が設けられている。
【0019】図2は、図1のような構造の平型ケーブル
をカーペットの下部に敷設して、アンダーカーペットケ
ーブルとして使用する際の断面状態を示している。ここ
で、平型ケーブル本体3の長辺部分が床11の平面上に
置かれて敷設され、その上部にはカーペット12が敷か
れる。
【0020】このような状態で、カーペット12の上か
らの圧力によって平型ケーブルが押圧されると、抗圧力
体7によってその圧力が分散されるので、平型ケーブル
本体3に加わる圧力が緩和される。すなわち、抗圧力体
7の存在により平型ケーブル本体3が補強され、図7の
従来ものと同様に各対撚り線1の絶縁体4が潰れる可能
性が低くなる。
【0021】また、抗圧力体7の断面形状を略円形状に
したことにより、全体の幅(図1中の寸法C)が、図7
に示した従来のものに比べて大幅に小さくなる。このた
め、図3に示すように、90°に曲げて配線する箇所で
は、抗圧力体7が付いた状態のままで曲げても、図7に
示した従来のものに比べて曲率半径Rを十分に小さくす
ることができる。
【0022】さらに、より小さな曲率半径で曲げる必要
がある箇所では、曲げを行なう付近の抗圧力体7を、ブ
リッジ部6のくびれ部8で平型ケーブル本体3から引き
離して分離し、カッター等のような工具を用いてその部
分の抗圧力体7をブリッジ部6と共に切断除去した後、
図4に示すように曲げ作業を行なう。
【0023】このように、より小さな曲率半径で曲げる
際にも、カッター等のような簡単な工具を用いた手作業
により、簡単にかつ短時間で曲げ作業を行なうことがで
きる。
【0024】また、ケーブルの端末では、先の曲げの場
合と同様の方法により抗圧力体7を除去し、図5に示す
ようにモジュラープラグ13を差し込むことによって、
簡単にモジュラープラグ13を取り付けることができ
る。
【0025】さらに、図7に示した従来のものに比べて
抗圧力体7の体積を小さくすることができるので、使用
する絶縁性部材の量が少なくて済み、安価に製造するこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、平型ケーブル本体の長辺部分を平面に置いて敷設す
る際に、曲げて配線する箇所では曲率半径を十分に小さ
くでき、また、より小さな曲率半径で曲げるために抗圧
力体の一部を切除する際にはその加工が容易であり、も
って敷設工事を簡単にかつ短時間で行なうことができる
平型ケーブルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る平型ケーブルの断面図。
【図2】図1の平型ケーブルをアンダーカーペットケー
ブルとして使用した場合の断面図。
【図3】図1の平型ケーブルを曲げて敷設した状態を示
す上面図。
【図4】図1の平型ケーブルを曲げて敷設した状態を示
す上面図。
【図5】図1の平型ケーブルの端末にモジュラープラグ
を取り付けた状態を示す上面図。
【図6】従来の平型ケーブルの断面図。
【図7】図6とは異なる従来の平型ケーブルの断面図。
【図8】図7の平型ケーブルを曲げて敷設した状態を示
す上面図。
【符号の説明】
1…対撚り線(ツイストペア線)、 2…外被、 3…平型ケーブル本体、 4…絶縁体、 5…通信線(導線)、 6…ブリッジ部、 7…抗圧力体、 8…くびれ部、 11…床、 12…カーペット。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の対撚り線が外被によって覆われて
    構成され、断面形状が円弧部分と長辺部分とを有する長
    円形状の平型ケーブル本体と、 上記平型ケーブル本体の両円弧部分に沿うようにブリッ
    ジ部を介してそれぞれ設けられ、上記外被と一体的に形
    成された断面形状が略円形状の抗圧力体とを具備したこ
    とを特徴とする平型ケーブル。
  2. 【請求項2】 前記抗圧力体の直径が前記平型ケーブル
    本体の長辺部分相互間の厚みに対して大きいことを特徴
    とする請求項1に記載の平型ケーブル。
JP11005481A 1999-01-12 1999-01-12 平型ケ―ブル Pending JP2000207949A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106340347A (zh) * 2016-10-31 2017-01-18 耒阳星宇电线电缆有限公司 一种双网复合传输且耐磨易安装电缆
CN112820461A (zh) * 2020-12-30 2021-05-18 广州市钰诚电子有限公司 一种耐挤压耐磨电缆
US11810690B2 (en) * 2009-12-09 2023-11-07 Holland Electronics, Llc Guarded coaxial cable assembly

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