JPH10232636A - 電源を内蔵した非発熱電光印刷物 - Google Patents

電源を内蔵した非発熱電光印刷物

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JPH10232636A
JPH10232636A JP9072579A JP7257997A JPH10232636A JP H10232636 A JPH10232636 A JP H10232636A JP 9072579 A JP9072579 A JP 9072579A JP 7257997 A JP7257997 A JP 7257997A JP H10232636 A JPH10232636 A JP H10232636A
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ink
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JP9072579A
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English (en)
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Hiroshi Iio
寛 飯尾
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 危険表示及び禁止表示並びに誘導標識のほ
か、ポスター及び一部の書籍等を暗所で、移動可能な状
態で、長期安定発光せしめ、可視化する大量印刷物を製
作実現し、少ない電力で省力的に多くの人々に必要な情
報を提供し、生活の利便を図る。 【解決手段】 塩化ビニール又は厚紙等の台上にアルミ
箔を貼付して電極印刷基盤とし、硫化亜鉛粉末を合成樹
脂に分散させた発光体インキで必要な情報を印刷し、酸
化インジュウムをポリエステルに蒸着した透明膜を被覆
で対極とし、電極基盤と透明被覆の両極間を内蔵した電
池その他の電源から通電して発光体インキ部分を発光さ
せて視覚情報メディアとする。機構全体を防水及び絶縁
性の外装フィルムで完全包装して機能の保全を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源を内蔵した非発熱
電光印刷物に関する
【0002】
【従来の技術】従来の光る標識には、電球及び蛍光灯並
びにネオン管等を用いたイルミネーションのほか、蛍光
塗料を用いた反射方式の誘導看板及び同じ方式による安
全シール等がある。また、エレクトリックルミネッセン
ス(EL)方式による電光表示が開発されて、ポケット
ベル、携帯電話その他の文字盤に応用されており、この
方式による看板などを製作している企業もある 光る標識を作る方法としては、このほかに亜鉛とバリウ
ムとストロンチウムを混合する蓄光方式によるもの、燐
及び放射性物質を用いる燐光方式によるもの、生物の発
光機能を用いる細菌発光方式などによるものもある。長
時間にわたり安定して発光する機能を大量印刷物化する
には、電球などを用いた管方式は平面化が不可能で、発
熱を伴うため不適当である。また、蓄光方式及び燐光方
式並びに細菌方式等によるものは、安定した持続性に欠
けるうえ、光が弱いため、現在の技術では不適当であ
る。蛍光塗料を用いた印刷物は反射方式であり、光源を
他に求めなければならないから不適当である。エレクト
リックルミネッセンス(EL)方式は、アルミ箔の電極
基盤に、硫化亜鉛粉末を合成樹脂に分散させた発光体を
塗布し、ポリエステルに酸化インジュウムを蒸着した透
明対極を張り合わせ、更に外装フィルムで被覆したもの
の両極に通電して発光させるもので、発熱せず、必要電
力が微量であるうえに一定長時間安定した発光を得るこ
とができる。エレクトリックルミネッセンス方式は、電
源を内蔵又は外装した通信機器の表示盤に利用されるほ
か、オリジナル看板などに応用されているが、ポスター
及び一部書籍など、移動が自由な大量印刷物には活用さ
れていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、危険表示及
び禁止表示等のさまざまな標識のほか、ポスター及びカ
レンダー並びに一部の書籍を暗所で長期的に安定発光
し、可視化する大量印刷物とし、多くの人々に必要な情
報を速やかに伝えて利益を提供することを課題としてい
る。発光体を高速大量印刷物化するには、構成全体が平
板な印刷物となるに適するよう造形する必要があり、同
時に発熱を最小限度に抑制し、発火を完全に阻止するも
のでなくてはならない。また、発光機能が長期的に安定
して得られ、エネルギー源が単体ごとに内蔵されて、移
動が可能になっている必要がある。これらを完全に解決
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】発光体を高速大量印刷物
化する形状条件、物理化学的条件を克服する技術として
は、現在のところ、エレクトリックルミネッセンス方式
のみが存在する。この方式を高速大量印刷物に応用する
には先ず印刷対象となるアルミ箔電極基盤の開発が必要
であり、第二に硫化亜鉛粉末を合成樹脂に分散化させた
発光体の印刷インキの開発が必要である。第三には基盤
の対極となる、酸化インジュウムをポリエステルに蒸着
した透明な被覆の開発が必要である。第四にアルミ箔の
基盤側の極端子と被覆側の極端子を確実に結んで、電池
その他の電源から確実に通電する回路の開発が必要であ
る。第五には、屋内外を通じてこの印刷物が総合的に安
定して、長期にわたり機能を果たすため、バランス良く
組み合わされ、防水その他の機能を保全されつつ、透明
フィルムで完全に包装されることが必要である。印刷基
盤は、塩化ビニール又は厚紙及び油紙等の表面にアルミ
箔をプラスチック糊又は澱粉糊及びセメダイン並びにに
かわ等の接着剤で貼付し、乾燥させて製作する。印刷用
のインキは発光体を兼ねるものであるが、硫化亜鉛粉末
を合成樹脂の揮発液に混入又は噴霧し、撹伴して、均質
的に分散させて製作する。印刷はアルミ箔の基盤上にデ
ザイン型紙を敷き、その穴を通して発光体たるインキが
基盤上を彩る方式若しくは予め作成されたデザインの原
板に発光体インキを塗布せしめて転写する方式を用い、
前者の場合にはスクリーンをインキローラーが回転して
謄写又は捺染し、後者の場合は凸版又は凹版の原板が基
盤にインキを圧着する。型紙スクリーン及び原板のイン
キ部分のデザインは、いわゆる一筆描きのように全体が
繋がっていることが必要である。謄写及び捺染による方
法は少数量の印刷に用い、凸版及び凹版の印刷は比較的
大数量の印刷に用いる。基盤の対極となる被覆は、予め
酸化インジュウムを蒸着せしめた透明のポリエステル膜
を用意し、印刷ごとにカバリングを行なう。その外側全
体を漏れなく防水性の外装フィルムで覆うと同時に、印
刷物の基盤側と対極側に、端子を装着しその配線回路間
に内蔵用の電池その他電源を収納する。なお、この発明
物は自ら発光するので、反射して発光する蛍光物質及び
蓄光物質をデザインに取り込んで、奥行きの深い発光印
刷物を構成することも可能である。
【0005】
【作用】塩化ビニール又は厚紙若しくは油紙等の表面に
プラスチック糊又は澱粉糊若しくはセメダイン等の接着
剤でアルミ箔を貼付した基盤は印刷対象であると同時に
通電上の一極の役割を果たし、また、発光する表示、標
識、ポスター、書籍等の台として印刷内容を保持保存す
る。
【0006】硫化亜鉛粉末と合成樹脂を分散したインキ
は微弱電流の通電により発光層となる。
【0007】酸化インジュウムをポリエステルに蒸着し
た透明な対極被覆膜は、予め基盤に印刷するインキ発光
層のデザインと一致して貼付されるようカットされる。
従って対極間の通電のない部分ができ、その部分は発光
しないデザインを形成する。
【0008】電源となる電池その他は、例えば水銀電池
又はアルカリ電池及び太陽電池など軽量で高性能なもの
を、両極端子間の適切な位置に収納スペースを設けてセ
ットし、発光体インキ層を挟んで、基盤側端子と被覆側
端子間を通電するよう配線されるが、両極端子は場合に
より、一般の家庭用電源からも電力を供給できるよう準
備する。
【0009】全体を被覆する外装フィルムは、切れ目閉
じ目を完全に接着して、防水機能を完全にするが、な
お、電力が逃げることのないよう密閉遮断される。
【0010】
【実施例】図面を参照して実施例を説明すると、図1に
おいて、(1)は電源を内蔵した非発熱印刷物の横断面
のうち、基盤電極となる塩化ビニール又は厚紙及び油紙
等の表面にアルミ箔を接着剤で貼付した印刷客体であ
る。(2)は、基盤上に印刷された、硫化亜鉛粉末を合
成樹脂に分散させた発光体インキである。(3)は、対
極である、酸化インジュウムをポリエステルに蒸着した
透明被覆膜である。(4)は、非通電性で、防水機能が
完全な外装フィルムである。(5)は、印刷物に内蔵す
る高性能電池等の電源と両極に伸びる端子及びその配線
である。
【0011】図2は、本発明に関わる印刷物の正面図の
例であり、方向指示と目標建物の名称を記載した発光面
を持つポスターを示す。(1)は、非発光面であり、基
盤が外装フィルムで覆われたのみの部分である。(2)
は、発光面であり基盤極面に発光体インキにより指示図
面とネガティブ表示による建物名の文字が表示されてい
る。(3)は、両電極に密着する平面の端子が伸びて電
源に接続している状況を示す。
【0012】図3は、本発明に関わる印刷物の謄写又は
捺染方式による製作の実施例を示す図面であり、(1)
は、基盤となる塩化ビニール又は厚紙若しくは油紙にア
ルミ箔を貼付したものである。(2)は、謄写又は捺染
のために介在させる発光体インキ用の型紙スクリーンで
あり、型紙に開いた透過ネットのスクリーンを通してデ
ザインの印刷を行なうものである。(3)は、インキを
含ませて基盤に圧延印刷するローラーである。(4)
は、インキの印刷後に発光体面に貼付する、酸化インジ
ュウムをポリエステルに蒸着した透明電極を示す。
(5)は、両極面構成後に装着する端子と電池及びその
配線である。(6)は、最後に全体を包む外装フィルム
である。本図はこの印刷物を製作する手順を分かり易く
説明するため、それぞれの段階を分断して(1)から
(6)へ並べてある。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0014】電源を内蔵し、発光する印刷物は、各種の
表示、標識、ポスター、書籍等の視覚伝達情報媒体の機
能を夜間などの暗所に拡大することによって人々の生活
利便を強化する。特に、危険表示及び警報表示並びに誘
導標識としての活用に期待されるものが大きい。
【0015】本発明に関わる発光方式は発熱を伴わず、
電球又はネオン管を用いるものに比べ使用される電力が
極めて小さい。普及によって大きな節電効果が生まれ、
省エネルギー化に貢献する。
【0016】電源を内蔵することによって、本発明に関
わる印刷物は移動が可能になり、至るところに掲出する
ことができるほか、一部の書籍に応用して暗所でも読め
る地図などとすることができる。応用範囲は広い。
【0017】印刷物化することによって、光るメディア
が従来の単品ごとの生産から高速大量生産化されること
になり、製作費の低減がはかられると同時に、普及が促
進されて、情報化社会の発展に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる発光印刷物の機構を、電極印刷
基盤及び発光体インキ並びに対極透明被覆の層構造と
し、全体外装フィルム及び内蔵電源から端子への配線を
含めて断面図で示した。
【図2】本発明に関わる発光面のデザイン例を正面図と
して示した。発光面は電極基盤から発光体インキを経由
して透明被覆極へ通電されている部分であり、通電され
ない部分は発光しない。
【図3】本発明に関わる発光印刷の作業を下から上へ段
階別に分断し、積み上げた図面である。
【符号の説明】
【図1】(1) アルミ箔を貼付した電極基盤 (2) 発光体インキ (3) 透明被覆電極 (4) 外装フィルム (5) 電源及び端子ならびに配線
【図2】(1) 非発光面 (2) 発光面 (3) 配線回路
【図3】(1) アルミ箔を貼付した電極基盤 (2) 印刷用型紙スクリーン (3) 印刷用圧延ローラー (4) 透明被覆電極 (5) 配線回路 (6) 外装フィルム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵した電池その他の電源からの
    通電により、発熱を伴わずに発光する謄写及び捺染並び
    に凸版又は凹版印刷物
  2. 【請求項2】 内蔵した電池その他の電源からの
    通電により、発熱を伴わずに発光する謄写及び捺染並び
    に凸版又は凹版印刷物に用いる通電発光印刷用インキ
  3. 【請求項3】 内蔵した電池その他の電源からの
    通電により、発熱を伴わずに発光する謄写及び捺染並び
    に凸版又は凹版印刷物に用いる蓄光及び燐光並びに細菌
    又は反射方式による発光インキ
  4. 【請求項4】 内蔵した電池その他の電源からの
    通電により、発熱を伴わずに発光する謄写及び捺染並び
    に凸版又は凹版印刷物に用いるビニール及びその化合物
    又は紙製品の表面に、アルミ箔をプラスチック糊、不易
    糊、澱粉糊及びセメダイン等の接着剤を用いて密着貼付
    した印刷用基盤
  5. 【請求項5】 内蔵した電池その他の電源からの
    通電により、発熱を伴わずに発光する謄写及び捺染並び
    に凸版又は凹版印刷物のアルミ箔の対極を構成する、酸
    化インジュウムをポリエステルに蒸着した透明な被覆用
    の幕
  6. 【請求項6】 内蔵した電池その他の電源からの
    通電により、発熱を伴わずに発光する謄写及び捺染並び
    に凸版又は凹版印刷物に用いる電源と両極を結ぶ通電機
JP9072579A 1997-02-18 1997-02-18 電源を内蔵した非発熱電光印刷物 Pending JPH10232636A (ja)

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ID=13493440

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JP9072579A Pending JPH10232636A (ja) 1997-02-18 1997-02-18 電源を内蔵した非発熱電光印刷物

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017513202A (ja) * 2014-04-07 2017-05-25 ライト フレックス テクノロジー エス.エル.Light Flex Technology, S.L. コンパクトな薄層状のエレクトロルミネセンス素子
CN110143073A (zh) * 2019-05-17 2019-08-20 重庆市海内尔橡塑制品有限公司 显示屏局部透光logo制作工艺

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