JP2003150087A - 画像記録媒体及びその製造方法 - Google Patents
画像記録媒体及びその製造方法Info
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Abstract
得ることができる画像記録媒体及びその製造方法を得
る。 【解決手段】 シート状の支持体3の片面に画像記録層
5を設け、支持体3と画像記録層5との間、又は画像記
録層5を設けた支持体3の面の反対面に、出射光が画像
記録層5を透過するEL発光層7を設けた。また、その
製造方法としては、画像記録媒体1の少なくとも表裏一
方の面に、弾性及び粘着性を有する保護層を設け、画像
記録媒体1を所定サイズで切断した後、切断辺部をシー
ト厚み方向から加圧して変形延出させた保護層にて切断
面を被覆する。
Description
えた画像記録媒体及びその製造方法に関する。
させ、記録画像の濃淡に応じて変化する透過光によって
視認性を高めたり、暗い場所での表示効果を高める所謂
背面照明がある。例えば、レントゲン写真や透過光式の
広告看板等がその例である。また、展示会やプレゼンテ
ーション等においても、資料画像の視認性や演出効果を
高めるために背面照明のなされることがある。
記録媒体の背面に背面照明手段である所謂バックライト
器具を設けるのが一般的であった。バックライト器具
は、筐体の内部に、均等に配置した蛍光灯と、この蛍光
灯を点灯させる安定器等を有し、その表面を覆うように
して、画像記録媒体の支持台としての機能を有し、且つ
蛍光灯からの光を散乱光として全面から均等に出射させ
るための乳白色樹脂板等からなる前面板を備えている。
さらに、透過光式の広告看板等に用いられるものでは、
画像記録媒体を覆う保護板が設けられる。
定の定位置に設置されたなら、その後移動されることは
殆どない。そして、使用時には前面板上に画像記録のな
された画像記録媒体を重ね、必要に応じて保護板で覆
い、筐体内の蛍光灯を点灯する。これにより、画像記録
媒体の背面から光を透過させ、記録画像の濃淡に応じて
変化する透過光強度を利用して、視認性や暗い場所での
表示効果を高めたりすることができた。
ライト器具は、内部に蛍光灯、安定器等を内蔵するた
め、所定の厚みが必要になり運搬が困難であると共に、
言うまでもなく可撓性もない。また、壁面等への固定が
必要となるため、一度設置すると他の位置へ移設するの
が困難となった。さらに、展示会やプレゼンテーション
等で必要に応じて任意の場所で全ての記録画像を背面照
明するには、多数のバックライト器具が必要となり、不
経済であり現実的でなかった。一方、近年、可撓性を有
する薄厚のEL発光シートが製品化されている。このよ
うなEL発光シートを画像記録媒体の背面に重ねること
により、バックライト器具と同様の効果を得ることも可
能となるが、この場合、EL発光シートのサイズに制約
され、所望サイズの背面照明画像を得ることができな
い。また、EL発光シートからの光を画像記録媒体に均
等に透過させるには、EL発光シートと画像記録媒体と
を密着させることが望ましいが、特に画像記録媒体が通
気性を有さない場合には、EL発光シートとこの画像記
録媒体との密着面に空気が侵入残留し、画像記録媒体に
島状の凸部が発生する。この結果、凸部を光が透過する
ことによって画像が忠実に表現されなくなることがあ
る。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、薄厚で
可撓性のある背面照明画像体を容易に得ることができる
画像記録媒体及びその製造方法を提供することを目的と
する。
の本発明に係る請求項1記載の画像記録媒体は、シート
状の支持体の片面に画像記録層を設け、前記支持体と該
画像記録層との間、又は該画像記録層を設けた支持体の
面の反対面に、出射光が前記画像記録層を透過するEL
発光層を設けたことを特徴とする。
刷装置に挿入し、画像記録層に所望の画像を印刷するの
みで画像記録層に印刷した画像にEL発光層からの光を
透過させることができ、薄厚で可撓性のある背面照明画
像体が容易に得られることになる。また、別途の背面照
明手段を用いずに画像記録媒体自体を発光させることが
できるので、背面照明手段への交換セットを行うことな
く、印刷完了後直ちに、それぞれ全ての画像を発光させ
て行くことができ、例えば展示会、プレゼンテーション
等の場において高い効果を得ることができる。
記録層が、インクジェット受像層を有することを特徴と
する。
しているインクジェット式の画像記録装置を用いて画像
記録層への記録が行え、背面照明画像体が手軽に得られ
るようになる。
記録層が、銀塩感光材料層を有することを特徴とする。
写真等の画像記録装置を用いて画像記録層への記録が行
え、高精細且つ大型の背面照明画像体が容易に得られる
ようになる。また、例えばレントゲン写真等の場合、従
来より一般的に使用していた背面照明手段が不要にな
り、しかも、各画像記録媒体の全てを任意な位置で同時
に背面発光させることができ、視認性、利便性を高める
ことができる。
記録媒体がロールシート状に形成され、該画像記録媒体
の長手方向両縁部の少なくとも一方に、EL発光層の対
向電極と導通する一対の電極部を縁部に添って連続して
設けたことを特徴とする。
形成した画像記録媒体を任意の長さに切断してカットシ
ートを得ても、各カットシートに電極部を確保すること
ができる。また、電極部を縁部に添って連続して設けれ
ば、各カットシート縁部の任意の位置での電源供給が可
能になる。
記録媒体がロールシート状に形成され、該画像記録媒体
の長手方向両縁部の少なくとも一方に、EL発光層の対
向電極と導通する一対の電極部を複数、所定間隔ごとに
設けたことを特徴とする。
形成した画像記録媒体を任意の長さに切断してカットシ
ートを得ても、各カットシートに電極部を確保すること
ができる。また、一対の電極部を複数、所定間隔ごとに
設ければ、電極部の面積を必要最小限にして、その分発
光面積を大きくできる。
部を、絶縁性の保護層で被覆したことを特徴とする。
体供給時におけるショートや、画像記録層として設けた
銀塩感光材料層を現像液に浸す際に生じる電極部の腐食
を防止することができる。
層で被覆した一対の前記電極部が、導電材からなる針を
該電極部に突き刺すことで前記電極部と電気的導通を得
るものであることを特徴とする。
で被覆した一対の電極部のそれぞれに針を刺し、この針
を介して電極部との電気的な接続が可能になる。従っ
て、導電性の電極部を露出させないようにして、印刷装
置内でのショートを防止し、且つ印刷終了後には、電極
部の露出しないEL発光層に対して容易に電源の接続が
可能になる。
部に、絶縁性の保護シート片を剥離可能に貼着したこと
を特徴とする。
体供給時におけるショートや、画像記録層として設けた
銀塩感光材料層を現像液に浸す際に生じる電極部の腐食
を防止することができ、しかも、電源供給時には、保護
シート片を剥離して電極部を露出させ、確実な電気接触
が実現可能になる。
記載の画像記録媒体において、前記電極部が、金属材料
からなることを特徴とする。
からなり、電極部の耐久性を向上できると共に、EL発
光層からの光を透過させる必要のない電極部においては
透明電極に比べて接触抵抗を小さくでき、EL発光層に
対する電源供給の信頼性を高めることができる。
は、シート状の支持体の片面に画像記録層を設け、前記
支持体と該画像記録層との間、又は該画像記録層を設け
た支持体の面の反対面に、出射光が前記画像記録層を透
過するEL発光層を設けた画像記録媒体の製造方法であ
って、前記画像記録媒体の少なくとも表裏一方の面に、
弾性及び粘着性を有する保護層を設け、前記画像記録媒
体を所定サイズで切断した後、切断辺部をシート厚み方
向から加圧して変形延出させた前記保護層にて切断面を
被覆することを特徴とする。
ロールシート状の画像記録媒体を所定長で切断し、その
切断辺部を加圧することで、EL発光層がシート切断面
で露出しない所望サイズの画像記録媒体を得ることがで
きる。これにより、所望サイズの画像記録媒体におい
て、印刷装置内への媒体供給時におけるショートや、E
L発光層の経年劣化、画像記録層として設けた銀塩感光
材料層を現像液に浸す際に生じるEL発光層の腐食等を
防止することができる。
及びその製造方法の好適な実施の形態を図面を参照して
詳細に説明する。図1は本発明に係る画像記録媒体の第
1の実施の形態の基本構造を表す断面図、図2は画像記
録媒体の詳細構造を表す図1のA−A断面図、図3は図
2に示した断面構造の変形例を表す断面図、図4は図3
に示した電極部被覆構造の変形例を表す要部断面図であ
る。
ラスチックフィルム等の可撓性を有するシート状の支持
体3の片面に画像記録層5を設けている。支持体3は、
半透明の例えば乳白色のシート(PET)とすることが
できる。画像記録層5は、種々の画像記録方法に対応し
たものとして形成することができる。この画像記録方法
としては、例えば以下のような方式が挙げられる。
型、薄膜剥離型が挙げられ、レーザ熱転写方式にも同様
に昇華型、溶融型、薄膜剥離型が挙げられる。また、感
熱方式としてはカラー感熱方式(サーモオートクローム
方式)や相変化型感熱方式等が挙げられ、さらに、ドラ
ムに帯電させて画像形成する電子写真方式(粉体、液体
方式)や、記録媒体を直接帯電させる静電写真方式、ま
た、インクジェット方式や磁気記録方式も利用すること
ができる。本実施の形態においては、前記画像記録層5
を、インクジェット受像層、或いは銀塩感光材料層を有
するものとして説明する。
は、EL(エレクトロルミネセント)発光層7を設けて
いる。つまり、画像記録層5には、支持体3を通過した
EL発光層7からの光が透過するようになっている。こ
のELには、無機EL、有機ELのいずれを用いてもよ
い。本実施の形態では、無機ELを用いる場合を一例と
して説明する。EL発光層7は、図2に示すように、発
光層9を、表裏二層の絶縁層11で包み込み、その外側
を上下2つの対向電極13,15で挟んだ構成となって
いる。絶縁層11は、発光層9の絶縁耐圧を確保すると
共に、発光層9を雰囲気(特に湿気)から遮断して発光
層9の安定性を高めている。
EL発光層7との間の層13が透明電極となっている。
この透明電極としては、ITOを好適に用いることがで
きる。一方、下方の対向電極15としては、Al等の金
属薄膜、又は金属粒子を主成分としたインクを塗布して
形成した塗布膜とすることができる。下部の対向電極1
5は、例えばAl薄膜とすることで、発光層9からの光
を支持体3側へ反射させ、発光層9からの光の効率的な
利用を可能にしている。
面側)絶縁性の保護層17を設けている。発光層9は、
適当な元素で付活されたZnS蛍光体粒子を、バインダ
としての誘電体中に遊離分散させて形成する。そして、
対向電極13,15に電圧を印加することにより、Zn
S蛍光体粒子に所定の電界が印加されるようになったと
き(閾値電圧)、発光層9全体が発光する。発光色は、
ZnSに添加する付活剤元素の種類によって適宜決定す
ることができる。
向電極13,15に導通する電極部21,23を一方の
面の辺部に沿って露出させている。この電極部21,2
3のそれぞれに外部から供給電源を供給することによ
り、発光層9への電圧印加を可能にしている。この場
合、画像記録媒体1は、図3に示すように、電極部2
1,23を、延出させた保護層17によって覆うもので
あってもよい。覆われた電極部21,23は、後述する
使用方法によって電源との接続を容易に可能とすること
ができる。このようにして電極部21,23を覆うこと
により、画像記録媒体1を印刷装置に供給した際の導電
部が露出することによる装置内でのショートを防止する
ことが可能となる。
うに、別途の絶縁性保護シート片25を簡便に貼着する
ものであってもよい。これにより、印刷装置内への媒体
供給時におけるショートや、画像記録層5として設けた
銀塩感光材料層を現像液に浸す際に生じる電極部21,
23の腐食を防止することができ、しかも、電源供給時
には、保護シート片25を容易に剥離して電極部21,
23を露出させ、確実な電気接触が可能になる。
を延長して、電極部21としているが、この透明電極
は、電極部21部分のみに下部の電極部23と同様の金
属電極を用いるものであってもよい。これにより、電極
部の耐久性を向上できると共に、EL発光層7からの光
を透過させる必要のない電極部21においては、透明電
極に比べて接触抵抗を小さくでき、EL発光層7に対す
る電源供給の信頼性を高めることができる。
れば、シート状の支持体3の片面に画像記録層5を設
け、画像記録層5を設けた支持体3の面の反対面に、出
射光が画像記録層5を透過するEL発光層7を設けたの
で、画像記録媒体1を印刷装置に供給し、画像記録層5
に印刷するのみで、薄厚で可撓性のある背面照明画像体
を容易に得ることができる。
会やプレゼンテーション等で、必要に応じて任意の場所
で全ての記録画像を背面照明できる。また、EL発光シ
ートのサイズに制約されなくなり、所望サイズの背面照
明画像を得ることができる。さらに、EL発光シートと
像記録媒体とを密着させる必要がなく、密着面に空気が
侵入残留して凸部が発生し、この凸部に光が透過するこ
とによる発光画像の歪みが防止できる。
明する。図5は本発明に係る画像記録媒体の第2の実施
の形態の基本構造を表す断面図、図6は画像記録媒体の
詳細構造を表す図5のB−B断面図、図7は図6に示し
た断面構造の変形例を表す断面図、図8は図7に示した
電極部被覆構造の変形例を表す要部断面図である。な
お、図1〜図4に示した部材と同一の部材には同一の符
号を付し、重複する説明は省略するものとする。
は、図5に示すように、支持体3の片面に画像記録層5
を設け、支持体3と画像記録層5との間にEL発光層7
を設けている。つまり、画像記録層5には、EL発光層
7からの光が支持体3を通過することなく透過するよう
になっている。EL発光層7は、上記と同様に図6に示
すように、発光層9を表裏二層の絶縁層11で包み込
み、その外側を上下2つの対向電極13,15で挟んだ
構成となっている。
像記録層5との間のもの13が、透明電極となってい
る。一方、下方の対向電極15としては、Al等の金属
薄膜、又は金属粒子を主成分としたインクを塗布して形
成した塗布膜とすることができる。下部の対向電極15
は、例えばAl薄膜とすることで発光層9からの光を画
像記録層5側へ反射させて、発光層9からの光の効率的
な利用を可能にできる。
面側)、絶縁性の保護層17を設けている。画像記録媒
体31は、図6に示すように、対向電極13,15に導
通する電極部21,23を一方の面の辺部に沿って露出
させている。この電極部21,23のそれぞれに外部か
ら供給電源を供給することにより、発光層9への電圧印
加を可能にしている。この場合、画像記録媒体31は、
図7に示すように、電極部21,23を、延出させた保
護層17によって覆うものであってもよい。覆われた電
極部21,23は、後述する使用方法によって電源との
接続を容易に可能とすることができる。
うに、別途の絶縁性保護シート片25を簡便に貼着する
ものであってもよい。これにより、印刷装置内への媒体
供給時におけるショートや、画像記録層5として設けた
銀塩感光材料層を現像液に浸す際に生じる電極部21,
23の腐食を防止することができ、しかも、電源供給時
には、保護シート片25を容易に剥離して電極部21,
23を露出させ、確実な電気接触が可能になる。
よれば、上記の画像記録媒体1と同様に画像記録層5に
印刷するだけで、薄厚で可撓性のある背面照明画像体を
容易に得ることができる。この結果、運搬、移設が容易
となり、展示会やプレゼンテーション等で必要に応じて
任意の場所で全ての記録画像を背面照明できる。また、
EL発光シートのサイズに制約されなくなり、所望サイ
ズの背面照明画像を得ることができる。さらに、EL発
光シートと画像記録媒体1とを密着させる必要がなく、
凸部に光が透過することによる発光画像の歪みが防止で
きる。
の形態による画像記録媒体31によれば、画像記録層5
とEL発光層7とを支持体3の同一面側に設けたので、
EL発光層7からの光を支持体3に透過させる必要がな
く、画像記録層5へ出射する光強度を高めることができ
る。
明する。図9は画像形成媒体の切断状況を表す説明図、
図10は図9に示した切断後の画像記録媒体の切断辺部
における被覆方法を(a)、被覆後の切断辺部を(b)
に表した説明図である。
画像記録媒体を所定サイズに切断する場合に採用して好
適な画像記録媒体の製造方法を説明する。画像記録媒体
1又は画像記録媒体31(本実施の形態においては画像
記録媒体1を用いて説明する。)は、長尺シートをロー
ル状に製作した後、所定サイズに切断することが生産性
を向上させ、経済的となる。ロール状の画像記録媒体1
は、長手方向両縁部の少なくとも一方に電極部21,2
3を設けておくことで、任意の長さで切断しても、図9
に示すようなカットシート41の状態において、電極部
21,23が確保される。この電極部21,23に電圧
を印加することで、EL発光層7の発光が可能となる。
裏一方の面には、図10(a)に示す弾性及び粘着性を
有する保護層43を設けておくことが好ましい。本実施
の形態では、この保護層43を画像記録媒体1の上面側
のみに設けている。画像記録媒体1は、ロール状に巻か
れた状態の長手方向となる両縁部においては、EL発光
層7が保護層17によって包まれて露出はしない。一
方、所定サイズのカットシート41を製造するために、
ロール状に巻かれた画像記録媒体1を所定長で切断する
と、図10(a)に示す切断面1aには、切断辺部に沿
ってEL発光層7が露出してしまうこととなる。
長で切断した後、切断辺部をシート厚み方向から加圧ロ
ーラ45により加圧する。これにより、加圧した保護層
43を変形延出させて、図10(b)に示すように、保
護層43によって切断面1aを被覆する。保護層43は
粘着性を有するため、切断面1aを覆った後には、この
切断面1aに接着して剥がれることがない。この切断面
1aの被覆処理は、ロール状の画像記録媒体1を切断し
てカットシート41を得た場合、長手方向前後の二箇所
の切断面1aについて行う。
において、印刷装置内への媒体供給時におけるショート
や、EL発光層7の経年劣化、画像記録層5として設け
た銀塩感光材料層を現像液に浸す際に生じるEL発光層
7の腐食等を簡単に防止することができる。
明する。図11はロールシート状に形成した画像記録媒
体の縁部の構造を拡大して表した説明図、図12は図1
1に示した縁部における電極部の模式的な拡大斜視図、
図13は図11に示した縁部における電極部の変形例を
表す斜視図である。この実施の形態は、電極部21,2
3の構造と、EL発光層7を発光させるために電極部2
1,23に外部電極を接続して行う画像記録媒体の使用
方法について説明する。
3は、図11に示すように、ロール状に巻いた画像記録
媒体1又は画像記録媒体31(本実施の形態において
は、画像記録媒体31を例とする。)の一方の長手方向
の縁部に沿ってそれぞれ平行に連続して設けている。そ
れぞれの電極部21,23は、図12に示すように、接
続パターン部51を介して対向電極13,15に接続し
ている。
上記の保護層17によって被覆されている。ロールシー
トから所定長で切断されてカットシート41となった画
像記録媒体31は、縁部の各電極部21,23に保護層
17を貫通して導電材からなる接続用針53が刺され
る。これにより、画像記録媒体31は、この接続用針5
3を介して電源53から対向電極13,15へ電圧を印
加できる。
護層17で被覆した一対の電極部21,23のそれぞれ
に接続用針53を刺し、この接続用針53を介して電極
部21,23との電気的な接続が可能になる。従って、
導電性の電極部21,23を露出させないようにして印
刷装置内でのショートを防止し、且つ印刷終了後には、
電極部21,23の露出しないEL発光層7に対して容
易に電源53を接続することができる。
電極部21,23を縁部に沿うように設けた場合を例に
説明したが、本発明に係る画像記録媒体は、この他に
も、図13に示すように、対向電極13,15にそれぞ
れ接続した一対の電極部61,63を複数、長手方向の
両縁部の少なくとも一方に、所定間隔ごとに設けたもの
であってもよい。このような電極部61,63の構造と
すれば、電極部61,63以外の面をEL発光層7とす
ることができ、より広い発光面を確保することができ
る。なお、この構造の場合、電極部61,63同士の間
隔Pを最小カットシート41の長さLよりも短くするこ
とで、任意の位置で最小サイズに切断したカットシート
41の場合においても必ず電極部61,63が確保でき
ることになる。
る画像記録媒体によれば、シート状の支持体の片面に画
像記録層を設け、支持体と画像記録層との間、又は画像
記録層を設けた支持体の面の反対面に出射光が画像記録
層を透過するEL発光層を設けたので、画像記録層に印
刷するだけで、薄厚で可撓性のある背面照明画像体を容
易に得ることができる。本発明に係る画像記録媒体の製
造方法によれば、画像記録媒体の少なくとも表裏一方の
面に、弾性及び粘着性を有する保護層を設け、画像記録
媒体を所定サイズで切断した後、切断辺部をシート厚み
方向から加圧して変形延出させた保護層にて切断面を被
覆するので、EL発光層がシート端面で露出しない画像
記録媒体を所望のサイズで得ることができる。これによ
り、印刷装置内への媒体供給時におけるショートや、E
L発光層の経年劣化、画像記録層として設けた銀塩感光
材料層を現像液に浸す際に生じるEL発光層の腐食等を
防止することができる。
の基本構造を表す断面図である。
面図である。
ある。
部断面図である。
の基本構造を表す断面図である。
面図である。
ある。
部断面図である。
部における被覆方法を(a)、被覆後の切断辺部を
(b)に表した説明図である。
部の構造を拡大して表した説明図である。
な拡大斜視図である。
を表す斜視図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 シート状の支持体の片面に画像記録層を
設け、 前記支持体と該画像記録層との間、又は該画像記録層を
設けた支持体の面の反対面に、出射光が前記画像記録層
を透過するEL発光層を設けたことを特徴とする画像記
録媒体。 - 【請求項2】 前記画像記録層が、インクジェット受像
層を有することを特徴とする請求項1記載の画像記録媒
体。 - 【請求項3】 前記画像記録層が、銀塩感光材料層を有
することを特徴とする請求項1記載の画像記録媒体。 - 【請求項4】 前記画像記録媒体がロールシート状に形
成され、該画像記録媒体の長手方向両縁部の少なくとも
一方に、EL発光層の対向電極と導通する一対の電極部
を縁部に添って連続して設けたことを特徴とする請求項
1〜請求項3のいずれか1項記載の画像記録媒体。 - 【請求項5】 前記画像記録媒体がロールシート状に形
成され、該画像記録媒体の長手方向両縁部の少なくとも
一方に、EL発光層の対向電極と導通する一対の電極部
を複数、所定間隔ごとに設けたことを特徴とする請求項
1〜請求項3のいずれか1項記載の画像記録媒体。 - 【請求項6】 前記電極部を、絶縁性の保護層で被覆し
たことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の画像記
録媒体。 - 【請求項7】 前記保護層で被覆した一対の前記電極部
が、導電材からなる針を該電極部に突き刺すことで前記
電極部と電気的導通を得るものであることを特徴とする
請求項6記載の画像記録媒体。 - 【請求項8】 前記電極部に、絶縁性の保護シート片を
剥離可能に貼着したことを特徴とする請求項4又は請求
項5記載の画像記録媒体。 - 【請求項9】 前記電極部が、金属材料からなることを
特徴とする請求項4又は請求項5記載の画像記録媒体。 - 【請求項10】 シート状の支持体の片面に画像記録層
を設け、前記支持体と該画像記録層との間、又は該画像
記録層を設けた支持体の面の反対面に、出射光が前記画
像記録層を透過するEL発光層を設けた画像記録媒体の
製造方法であって、 前記画像記録媒体の少なくとも表裏一方の面に、弾性及
び粘着性を有する保護層を設け、 前記画像記録媒体を所定サイズで切断した後、 切断辺部をシート厚み方向から加圧して変形延出させた
前記保護層にて切断面を被覆することを特徴とする画像
記録媒体の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2005015641A Division JP2005202415A (ja) | 2005-01-24 | 2005-01-24 | 画像記録媒体 |
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