JP2005202415A - 画像記録媒体 - Google Patents

画像記録媒体

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JP2005202415A JP2005015641A JP2005015641A JP2005202415A JP 2005202415 A JP2005202415 A JP 2005202415A JP 2005015641 A JP2005015641 A JP 2005015641A JP 2005015641 A JP2005015641 A JP 2005015641A JP 2005202415 A JP2005202415 A JP 2005202415A
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Abstract

【課題】 薄厚で可撓性のある背面照明画像体を容易に得ることができる画像記録媒体を得る。
【解決手段】 シート状の支持体3の片面に画像記録層5を設け、支持体3と画像記録層5との間、又は画像記録層5を設けた支持体3の面の反対面に、画像記録層5に光を出射するEL発光層7を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、背面照明手段を備えた画像記録媒体に関する。
画像を記録した媒体の背面から光を透過させ、記録画像の濃淡に応じて変化する透過光によって視認性を高めたり、暗い場所での表示効果を高める所謂背面照明がある。例えば、レントゲン写真や透過光式の広告看板等がその例である。また、展示会やプレゼンテーション等においても、資料画像の視認性や演出効果を高めるために背面照明のなされることがある。
従来、このような背面照明を行うには画像記録媒体の背面に背面照明手段である所謂バックライト器具を設けるのが一般的であった。バックライト器具は、筐体の内部に、均等に配置した蛍光灯と、この蛍光灯を点灯させる安定器等を有し、その表面を覆うようにして、画像記録媒体の支持台としての機能を有し、且つ蛍光灯からの光を散乱光として全面から均等に出射させるための乳白色樹脂板等からなる前面板を備えている。さらに、透過光式の広告看板等に用いられるものでは、画像記録媒体を覆う保護板が設けられる。
一般的に、この種のバックライト器具は所定の定位置に設置されたなら、その後移動されることは殆どない。そして、使用時には前面板上に画像記録のなされた画像記録媒体を重ね、必要に応じて保護板で覆い、筐体内の蛍光灯を点灯する。これにより、画像記録媒体の背面から光を透過させ、記録画像の濃淡に応じて変化する透過光強度を利用して、視認性や暗い場所での表示効果を高めたりすることができた。
しかしながら、バックライト器具は、内部に蛍光灯、安定器等を内蔵するため、所定の厚みが必要になり運搬が困難であると共に、言うまでもなく可撓性もない。また、壁面等への固定が必要となるため、一度設置すると他の位置へ移設するのが困難となった。さらに、展示会やプレゼンテーション等で必要に応じて任意の場所で全ての記録画像を背面照明するには、多数のバックライト器具が必要となり、不経済であり現実的でなかった。
一方、近年、可撓性を有する薄厚のEL発光シートが製品化されている。このようなEL発光シートを画像記録媒体の背面に重ねることにより、バックライト器具と同様の効果を得ることも可能となるが、この場合、EL発光シートのサイズに制約され、所望サイズの背面照明画像を得ることができない。また、EL発光シートからの光を画像記録媒体に均等に透過させるには、EL発光シートと画像記録媒体とを密着させることが望ましいが、特に画像記録媒体が通気性を有さない場合には、EL発光シートとこの画像記録媒体との密着面に空気が侵入残留し、画像記録媒体に島状の凸部が発生する。この結果、凸部を光が透過することによって画像が忠実に表現されなくなることがある。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、薄厚で可撓性のある背面照明画像体を容易に得ることができる画像記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る請求項1記載の画像記録媒体は、シート状の支持体の片面に画像記録層を設け、前記支持体と前記画像記録層との間、又は前記画像記録層を設けた支持体の面の反対面に、前記画像記録層に光を出射するEL発光層を設けてなるロールシート状の画像記録媒体であって、前記画像記録媒体の長手方向両縁部の少なくとも一方に、前記EL発光層の対向電極と導通する一対の電極部を前記縁部に添って連続して設けたことを特徴とする。
この画像記録媒体では、画像記録媒体を印刷装置に挿入し、画像記録層に所望の画像を印刷するのみで画像記録層に印刷した画像にEL発光層からの光を透過させることができ、薄厚で可撓性のある背面照明画像体が容易に得られることになる。また、別途の背面照明手段を用いずに画像記録媒体自体を発光させることができるので、背面照明手段への交換セットを行うことなく、印刷完了後直ちに、それぞれ全ての画像を発光させて行くことができ、例えば展示会、プレゼンテーション等の場において高い効果を得ることができる。
そして、この画像記録媒体では、ロールシート状に形成した画像記録媒体を任意の長さに切断してカットシートを得ても、各カットシートに電極部を確保することができる。また、電極部を縁部に添って連続して設ければ、各カットシート縁部の任意の位置での電源供給が可能になる。
請求項2記載の画像記録媒体は、シート状の支持体の片面に画像記録層を設け、前記支持体と前記画像記録層との間、又は前記画像記録層を設けた支持体の面の反対面に、前記画像記録層に光を出射するEL発光層を設けてなるロールシート状の画像記録媒体であって、前記画像記録媒体の長手方向両縁部の少なくとも一方に、前記EL発光層の対向電極と導通する一対の電極部を複数、所定間隔ごとに設けたことを特徴とする。
この画像記録媒体では、ロールシート状に形成した画像記録媒体を任意の長さに切断してカットシートを得ても、各カットシートに電極部を確保することができる。また、一対の電極部を複数、所定間隔ごとに設ければ、電極部の面積を必要最小限にして、その分発光面積を大きくできる。
請求項3記載の画像記録媒体は、前記電極部を、絶縁性の保護層で被覆したことを特徴とする。
この画像記録媒体では、印刷装置内への媒体供給時におけるショートや、画像記録層として設けた銀塩感光材料層を現像液に浸す際に生じる電極部の腐食を防止することができる。
請求項4記載の画像記録媒体は、前記保護層で被覆した一対の前記電極部が、導電材からなる針を該電極部に突き刺すことで前記電極部と電気的導通を得るものであることを特徴とする。
この画像記録媒体の使用方法では、保護層で被覆した一対の電極部のそれぞれに針を刺し、この針を介して電極部との電気的な接続が可能になる。従って、導電性の電極部を露出させないようにして、印刷装置内でのショートを防止し、且つ印刷終了後には、電極部の露出しないEL発光層に対して容易に電源の接続が可能になる。
請求項5記載の画像記録媒体は、前記電極部に、絶縁性の保護シート片を剥離可能に貼着したことを特徴とする。
この画像記録媒体では、印刷装置内への媒体供給時におけるショートや、画像記録層として設けた銀塩感光材料層を現像液に浸す際に生じる電極部の腐食を防止することができ、しかも、電源供給時には、保護シート片を剥離して電極部を露出させ、確実な電気接触が実現可能になる。
請求項6記載の画像記録媒体は、請求項4記載の画像記録媒体において、前記電極部が、金属材料からなることを特徴とする。
この画像記録媒体では、電極部が金属材料からなり、電極部の耐久性を向上できると共に、EL発光層からの光を透過させる必要のない電極部においては透明電極に比べて接触抵抗を小さくでき、EL発光層に対する電源供給の信頼性を高めることができる。
請求項7記載の画像記録媒体は、前記画像記録層が、インクジェット受像層を有することを特徴とする。
この画像記録媒体では、今日一般的に普及しているインクジェット式の画像記録装置を用いて画像記録層への記録が行え、背面照明画像体が手軽に得られるようになる。
請求項8記載の画像記録媒体は、前記画像記録層が、銀塩感光材料層を有することを特徴とする。
この画像記録媒体では、例えばレントゲン写真等の画像記録装置を用いて画像記録層への記録が行え、高精細且つ大型の背面照明画像体が容易に得られるようになる。また、例えばレントゲン写真等の場合、従来より一般的に使用していた背面照明手段が不要になり、しかも、各画像記録媒体の全てを任意な位置で同時に背面発光させることができ、視認性、利便性を高めることができる。
本発明に係る画像記録媒体によれば、シート状の支持体の片面に画像記録層を設け、支持体と画像記録層との間、又は画像記録層を設けた支持体の面の反対面に画像記録層に光を出射するEL発光層を設けたので、画像記録層に印刷するだけで、薄厚で可撓性のある背面照明画像体を容易に得ることができる。
以下、本発明に係る画像記録媒体の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る画像記録媒体の第1の実施の形態の基本構造を表す断面図、図2は画像記録媒体の詳細構造を表す図1のA−A断面図、図3は図2に示した断面構造の変形例を表す断面図、図4は図3に示した電極部被覆構造の変形例を表す要部断面図である。
本実施の形態による画像記録媒体1は、プラスチックフィルム等の可撓性を有するシート状の支持体3の片面に画像記録層5を設けている。支持体3は、半透明の例えば乳白色のシート(PET)とすることができる。画像記録層5は、種々の画像記録方法に対応したものとして形成することができる。この画像記録方法としては、例えば以下のような方式が挙げられる。
即ち、熱転写方式としては昇華型、溶融型、薄膜剥離型が挙げられ、レーザ熱転写方式にも同様に昇華型、溶融型、薄膜剥離型が挙げられる。また、感熱方式としてはカラー感熱方式(サーモオートクローム方式)や相変化型感熱方式等が挙げられ、さらに、ドラムに帯電させて画像形成する電子写真方式(粉体、液体方式)や、記録媒体を直接帯電させる静電写真方式、また、インクジェット方式や磁気記録方式も利用することができる。本実施の形態においては、前記画像記録層5を、インクジェット受像層、或いは銀塩感光材料層を有するものとして説明する。
画像記録層5を設けた支持体3の反対面には、EL(エレクトロルミネセント)発光層7を設けている。つまり、画像記録層5には、支持体3を通過したEL発光層7からの光が透過するようになっている。このELには、無機EL、有機ELのいずれを用いてもよい。本実施の形態では、無機ELを用いる場合を一例として説明する。EL発光層7は、図2に示すように、発光層9を、表裏二層の絶縁層11で包み込み、その外側を上下2つの対向電極13,15で挟んだ構成となっている。絶縁層11は、発光層9の絶縁耐圧を確保すると共に、発光層9を雰囲気(特に湿気)から遮断して発光層9の安定性を高めている。
対向電極13,15は、まず、支持体3とEL発光層7との間の層13が透明電極となっている。この透明電極としては、ITOを好適に用いることができる。一方、下方の対向電極15としては、Al等の金属薄膜、又は金属粒子を主成分としたインクを塗布して形成した塗布膜とすることができる。下部の対向電極15は、例えばAl薄膜とすることで、発光層9からの光を支持体3側へ反射させ、発光層9からの光の効率的な利用を可能にしている。
下部の対向電極15の外側には(図2の下面側)絶縁性の保護層17を設けている。発光層9は、適当な元素で付活されたZnS蛍光体粒子を、バインダとしての誘電体中に遊離分散させて形成する。そして、対向電極13,15に電圧を印加することにより、ZnS蛍光体粒子に所定の電界が印加されるようになったとき(閾値電圧)、発光層9全体が発光する。発光色は、ZnSに添加する付活剤元素の種類によって適宜決定することができる。
画像記録媒体1は、図2に示すように、対向電極13,15に導通する電極部21,23を一方の面の辺部に沿って露出させている。この電極部21,23のそれぞれに外部から供給電源を供給することにより、発光層9への電圧印加を可能にしている。この場合、画像記録媒体1は、図3に示すように、電極部21,23を、延出させた保護層17によって覆うものであってもよい。覆われた電極部21,23は、後述する使用方法によって電源との接続を容易に可能とすることができる。このようにして電極部21,23を覆うことにより、画像記録媒体1を印刷装置に供給した際の導電部が露出することによる装置内でのショートを防止することが可能となる。
また、電極部21,23は、図4に示すように、別途の絶縁性保護シート片25を簡便に貼着するものであってもよい。これにより、印刷装置内への媒体供給時におけるショートや、画像記録層5として設けた銀塩感光材料層を現像液に浸す際に生じる電極部21,23の腐食を防止することができ、しかも、電源供給時には、保護シート片25を容易に剥離して電極部21,23を露出させ、確実な電気接触が可能になる。
なお、本実施の形態では、上部の透明電極を延長して、電極部21としているが、この透明電極は、電極部21部分のみに下部の電極部23と同様の金属電極を用いるものであってもよい。これにより、電極部の耐久性を向上できると共に、EL発光層7からの光を透過させる必要のない電極部21においては、透明電極に比べて接触抵抗を小さくでき、EL発光層7に対する電源供給の信頼性を高めることができる。
以上のように構成した画像記録媒体1によれば、シート状の支持体3の片面に画像記録層5を設け、画像記録層5を設けた支持体3の面の反対面に、出射光が画像記録層5を透過するEL発光層7を設けたので、画像記録媒体1を印刷装置に供給し、画像記録層5に印刷するのみで、薄厚で可撓性のある背面照明画像体を容易に得ることができる。
この結果、運搬、移設が容易となり、展示会やプレゼンテーション等で、必要に応じて任意の場所で全ての記録画像を背面照明できる。また、EL発光シートのサイズに制約されなくなり、所望サイズの背面照明画像を得ることができる。さらに、EL発光シートと像記録媒体とを密着させる必要がなく、密着面に空気が侵入残留して凸部が発生し、この凸部に光が透過することによる発光画像の歪みが防止できる。
次に、本発明に係る第2の実施の形態を説明する。
図5は本発明に係る画像記録媒体の第2の実施の形態の基本構造を表す断面図、図6は画像記録媒体の詳細構造を表す図5のB−B断面図、図7は図6に示した断面構造の変形例を表す断面図、図8は図7に示した電極部被覆構造の変形例を表す要部断面図である。なお、図1〜図4に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。
この実施の形態による画像記録媒体31は、図5に示すように、支持体3の片面に画像記録層5を設け、支持体3と画像記録層5との間にEL発光層7を設けている。つまり、画像記録層5には、EL発光層7からの光が支持体3を通過することなく透過するようになっている。EL発光層7は、上記と同様に図6に示すように、発光層9を表裏二層の絶縁層11で包み込み、その外側を上下2つの対向電極13,15で挟んだ構成となっている。
対向電極13,15は、EL発光層7と画像記録層5との間のもの13が、透明電極となっている。一方、下方の対向電極15としては、Al等の金属薄膜、又は金属粒子を主成分としたインクを塗布して形成した塗布膜とすることができる。下部の対向電極15は、例えばAl薄膜とすることで発光層9からの光を画像記録層5側へ反射させて、発光層9からの光の効率的な利用を可能にできる。
上部の対向電極13の外側には(図6の上面側)、絶縁性の保護層17を設けている。画像記録媒体31は、図6に示すように、対向電極13,15に導通する電極部21,23を一方の面の辺部に沿って露出させている。この電極部21,23のそれぞれに外部から供給電源を供給することにより、発光層9への電圧印加を可能にしている。この場合、画像記録媒体31は、図7に示すように、電極部21,23を、延出させた保護層17によって覆うものであってもよい。覆われた電極部21,23は、後述する使用方法によって電源との接続を容易に可能とすることができる。
また、電極部21,23は、図8に示すように、別途の絶縁性保護シート片25を簡便に貼着するものであってもよい。これにより、印刷装置内への媒体供給時におけるショートや、画像記録層5として設けた銀塩感光材料層を現像液に浸す際に生じる電極部21,23の腐食を防止することができ、しかも、電源供給時には、保護シート片25を容易に剥離して電極部21,23を露出させ、確実な電気接触が可能になる。
以上のように構成した画像記録媒体31によれば、上記の画像記録媒体1と同様に画像記録層5に印刷するだけで、薄厚で可撓性のある背面照明画像体を容易に得ることができる。この結果、運搬、移設が容易となり、展示会やプレゼンテーション等で必要に応じて任意の場所で全ての記録画像を背面照明できる。また、EL発光シートのサイズに制約されなくなり、所望サイズの背面照明画像を得ることができる。さらに、EL発光シートと画像記録媒体1とを密着させる必要がなく、凸部に光が透過することによる発光画像の歪みが防止できる。
また、上記の基本的な効果に加え、本実施の形態による画像記録媒体31によれば、画像記録層5とEL発光層7とを支持体3の同一面側に設けたので、EL発光層7からの光を支持体3に透過させる必要がなく、画像記録層5へ出射する光強度を高めることができる。
次に、本発明に係る第3の実施の形態を説明する。
図9は画像形成媒体の切断状況を表す説明図、図10は図9に示した切断後の画像記録媒体の切断辺部における被覆方法を(a)、被覆後の切断辺部を(b)に表した説明図である。
この実施の形態では、上記の構成を有する画像記録媒体を所定サイズに切断する場合に採用して好適な画像記録媒体の製造方法を説明する。画像記録媒体1又は画像記録媒体31(本実施の形態においては画像記録媒体1を用いて説明する。)は、長尺シートをロール状に製作した後、所定サイズに切断することが生産性を向上させ、経済的となる。ロール状の画像記録媒体1は、長手方向両縁部の少なくとも一方に電極部21,23を設けておくことで、任意の長さで切断しても、図9に示すようなカットシート41の状態において、電極部21,23が確保される。この電極部21,23に電圧を印加することで、EL発光層7の発光が可能となる。
この場合、画像記録媒体1の少なくとも表裏一方の面には、図10(a)に示す弾性及び粘着性を有する保護層43を設けておくことが好ましい。本実施の形態では、この保護層43を画像記録媒体1の上面側のみに設けている。画像記録媒体1は、ロール状に巻かれた状態の長手方向となる両縁部においては、EL発光層7が保護層17によって包まれて露出はしない。一方、所定サイズのカットシート41を製造するために、ロール状に巻かれた画像記録媒体1を所定長で切断すると、図10(a)に示す切断面1aには、切断辺部に沿ってEL発光層7が露出してしまうこととなる。
本実施の形態では、画像記録媒体1を所定長で切断した後、切断辺部をシート厚み方向から加圧ローラ45により加圧する。これにより、加圧した保護層43を変形延出させて、図10(b)に示すように、保護層43によって切断面1aを被覆する。保護層43は粘着性を有するため、切断面1aを覆った後には、この切断面1aに接着して剥がれることがない。この切断面1aの被覆処理は、ロール状の画像記録媒体1を切断してカットシート41を得た場合、長手方向前後の二箇所の切断面1aについて行う。
これにより、所望サイズの画像記録媒体1において、印刷装置内への媒体供給時におけるショートや、EL発光層7の経年劣化、画像記録層5として設けた銀塩感光材料層を現像液に浸す際に生じるEL発光層7の腐食等を簡単に防止することができる。
次に、本発明に係る第4の実施の形態を説明する。
図11はロールシート状に形成した画像記録媒体の縁部の構造を拡大して表した説明図、図12は図11に示した縁部における電極部の模式的な拡大斜視図、図13は図11に示した縁部における電極部の変形例を表す斜視図である。
この実施の形態は、電極部21,23の構造と、EL発光層7を発光させるために電極部21,23に外部電極を接続して行う画像記録媒体の使用方法について説明する。
この実施の形態において、電極部21,23は、図11に示すように、ロール状に巻いた画像記録媒体1又は画像記録媒体31(本実施の形態においては、画像記録媒体31を例とする。)の一方の長手方向の縁部に沿ってそれぞれ平行に連続して設けている。それぞれの電極部21,23は、図12に示すように、接続パターン部51を介して対向電極13,15に接続している。
これら縁部における電極部21,23は、上記の保護層17によって被覆されている。ロールシートから所定長で切断されてカットシート41となった画像記録媒体31は、縁部の各電極部21,23に保護層17を貫通して導電材からなる接続用針53が刺される。これにより、画像記録媒体31は、この接続用針53を介して電源53から対向電極13,15へ電圧を印加できる。
この画像記録媒体の使用方法によれば、保護層17で被覆した一対の電極部21,23のそれぞれに接続用針53を刺し、この接続用針53を介して電極部21,23との電気的な接続が可能になる。従って、導電性の電極部21,23を露出させないようにして印刷装置内でのショートを防止し、且つ印刷終了後には、電極部21,23の露出しないEL発光層7に対して容易に電源53を接続することができる。
なお、上記の第4の実施の形態では一対の電極部21,23を縁部に沿うように設けた場合を例に説明したが、本発明に係る画像記録媒体は、この他にも、図13に示すように、対向電極13,15にそれぞれ接続した一対の電極部61,63を複数、長手方向の両縁部の少なくとも一方に、所定間隔ごとに設けたものであってもよい。このような電極部61,63の構造とすれば、電極部61,63以外の面をEL発光層7とすることができ、より広い発光面を確保することができる。なお、この構造の場合、電極部61,63同士の間隔Pを最小カットシート41の長さLよりも短くすることで、任意の位置で最小サイズに切断したカットシート41の場合においても必ず電極部61,63が確保できることになる。
本発明に係る画像記録媒体の第1の実施の形態の基本構造を表す断面図である。 画像記録媒体の詳細構造を表す図1のA−A断面図である。 図2に示した断面構造の変形例を表す断面図である。 図3に示した電極部被覆構造の変形例を表す要部断面図である。 本発明に係る画像記録媒体の第2の実施の形態の基本構造を表す断面図である。 画像記録媒体の詳細構造を表す図5のB−B断面図である。 図6に示した断面構造の変形例を表す断面図である。 図7に示した電極部被覆構造の変形例を表す要部断面図である。 画像形成媒体の切断状況を表す説明図である。 図9に示した切断後の画像記録媒体の切断辺部における被覆方法を(a)、被覆後の切断辺部を(b)に表した説明図である。 ロールシート状に形成した画像記録媒体の縁部の構造を拡大して表した説明図である。 図11に示した縁部における電極部の模式的な拡大斜視図である。 図11に示した縁部における電極部の変形例を表す斜視図である。
符号の説明
1,31…画像記録媒体
1a…切断面
3…支持体
5…画像記録層
7…EL発光層
13,15…対向電極
21,23…電極部
25…保護シート片
43…保護層
53…針
61,63…複数対の電極部

Claims (8)

  1. シート状の支持体の片面に画像記録層を設け、
    前記支持体と前記画像記録層との間、又は前記画像記録層を設けた支持体の面の反対面に、前記画像記録層に光を出射するEL発光層を設けてなるロールシート状の画像記録媒体であって、
    前記画像記録媒体の長手方向両縁部の少なくとも一方に、前記EL発光層の対向電極と導通する一対の電極部を前記縁部に添って連続して設けたことを特徴とする画像記録媒体。
  2. シート状の支持体の片面に画像記録層を設け、
    前記支持体と前記画像記録層との間、又は前記画像記録層を設けた支持体の面の反対面に、前記画像記録層に光を出射するEL発光層を設けてなるロールシート状の画像記録媒体であって、
    前記画像記録媒体の長手方向両縁部の少なくとも一方に、前記EL発光層の対向電極と導通する一対の電極部を複数、所定間隔ごとに設けたことを特徴とする画像記録媒体。
  3. 前記電極部を、絶縁性の保護層で被覆したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像記録媒体。
  4. 前記保護層で被覆した一対の前記電極部が、導電材からなる針を該電極部に突き刺すことで前記電極部と電気的導通を得るものであることを特徴とする請求項3記載の画像記録媒体。
  5. 前記電極部に、絶縁性の保護シート片を剥離可能に貼着したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の画像記録媒体。
  6. 前記電極部が、金属材料からなることを特徴とする請求項〜請求項5のいずれか1項記載の画像記録媒体。
  7. 前記画像記録層が、インクジェット受像層を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の画像記録媒体。
  8. 前記画像記録層が、銀塩感光材料層を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の画像記録媒体。
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