JP4216384B2 - 見開き型表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、楽譜や飲食店等におけるメニューなどの見開き型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、楽譜や飲食店等におけるメニューなどは、単なる印刷物等として構成されており、その表示が自発光するようなものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のメニュー等では、単なる印刷物等として構成されていたので、室内の照度を抑えて暗くした店内などにおいては、その表示内容が見難い欠点があった。
【0004】
また、このようなメニュー等は、手に取って見るものであるため、取り扱いが容易となるように薄いことが要請される。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、暗い場所でも表示内容が見易く、しかも薄く構成することができる見開き型表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の第1の態様による見開き型表示装置は、重ね合わせ自在かつ見開き自在に互いに取り付けられた2枚以上の板状部を備え、該2枚以上の板状部の見開き部分に所定の表示内容が表示され、給電装置から分離自在に構成された見開き型表示装置であって;前記2枚以上の板状部のうちの最も外側の1枚の板状部は、蓄光材と、前記給電装置から給電を受けている時に、前記蓄光材に当該板状部の外側面の側から光を照射して前記蓄光材を励起する照射手段と、前記蓄光材からの光を光源光として当該板状部の見開き面側に前記表示内容の表示を出現させる表示形成部と、を有し;前記2枚以上の板状部のうちの残りの板状部は、当該板状部と隣接する板状部の蓄光材からの光にて励起される蓄光材と、該蓄光材からの光を光源光として当該板状部の見開き面に前記表示内容の表示を形成する表示形成部と、を有するものである。なお、この態様では、板状部の数は2枚でもよいことは勿論である。
【0007】
この第1の態様による見開き型表示装置は、表示内容を見る前のいわば待機状態では、2枚以上の板状部を重ね合わせて閉じておき、給電装置にて給電される。その結果、最も外側の1枚の板状部の照射手段によって当該板状部の蓄光材に光が照射され、当該蓄光材が励起される。この励起された蓄光材から発する光によって、当該板状部に隣接する板状部の蓄光材が励起される。このようにして、待機状態においては、全ての板状部の蓄光材が励起されることになる。
【0008】
そして、表示内容を見る場合には、当該見開き型表示装置を手に取って板状部を見開く。このとき、給電装置から分離されるので、給電装置からの給電が停止されて照射手段は消灯するが、各板状部の蓄光材はその蓄光作用により所定時間だけ光を発し続ける。したがって、見開いた板状部の見開き面に、当該板状部の蓄光材からの光を光源として当該板状部の表示形成部によって、所定の表示内容の表示がなされ、その表示を見ることができる。このように、表示内容の表示が蓄光材からの発光により行われるので、暗い場所でも表示内容が見易い。
【0009】
表示内容を見終わると、前記待機状態に戻される。
【0010】
このように、前記第1の態様では、蓄光材の特性を巧みに利用することによって、照射手段が最も外側の1枚の板状部にのみ設けられ、しかも給電装置とは分離自在に構成されているので、各板状部を閉じた際の全体の厚みを薄く構成することができ、取り扱いが容易となる。
【0011】
本発明の第2の態様による見開き型表示装置は、重ね合わせ自在かつ見開き自在に互いに取り付けられた2枚以上の板状部を備え、該2枚以上の板状部の見開き部分に所定の表示内容が表示され、給電装置から分離自在に構成された見開き型表示装置であって;前記2枚以上の板状部のうちの最も外側の2枚の板状部の各々は、蓄光材と、前記給電装置から給電を受けている時に、前記蓄光材に当該板状部の外側面の側から光を照射して前記蓄光材を励起する照射手段と、前記蓄光材からの光を光源光として当該板状部の見開き面側に前記表示内容の表示を出現させる表示形成部と、を有し;前記2枚以上の板状部のうちの残りの板状部は、当該板状部と隣接する板状部の蓄光材からの光にて励起される蓄光材と、該蓄光材からの光を光源光として当該板状部の見開き面に前記表示内容の表示を形成する表示形成部と、を有するものである。なお、この態様では、板状部の数は2枚でもよく、その場合には、前記残りの板状部は存在しないこととなる。
【0012】
前記第1の態様では、照射手段が最も外側の1枚の板状部にのみ設けられていたのに対し、この第2の態様では、照射手段は最も外側の2枚の板状部に設けられているが、この第2の態様によっても、基本的に、前記第1の態様と同様の動作により同様の利点が得られる。
【0013】
前記第1の態様では、板状部の枚数が多い場合、照射手段を有する板状部から遠い板状部の蓄光材の励起の程度が小さくなって当該板状部の蓄光材の発光量が低下してしまう可能性がある。これに対し、前記第2の態様では、両側の板状部がそれぞれ照射手段を有しているので、前記第1の態様に比べて、全体の厚みはやや増すものの、より多くの枚数の板状部があっても、蓄光材の発光量の低下を軽減することができる。
【0014】
本発明の第3の態様による見開き型表示装置は、前記第1又は第2の態様による見開き型表示装置において、前記照射手段が、当該板状部の辺部の付近に配置された線状光源又は線状に配列された複数の点状光源と該線状光源又は複数の点状光源からの光を前記蓄光材に略々均一に導く導光手段とを有するバックライトであるか、あるいは、面発光素子を有するバックライトであるものである。
【0015】
前記第1及び第2の態様では、前記照射手段の構成は特に限定されるものではないが、照射手段を第3の態様のように構成すると、照射手段の厚みを薄くすることができるので、当該見開き型表示装置全体の厚みを薄くする上で好ましい。
【0016】
本発明の第4の態様による見開き型表示装置は、前記第1乃至第3のいずれかの態様による見開き型表示装置において、前記表示形成部は、遮光膜又は着色透明膜が所定のパターンで形成された板状の透明体を有し、当該表示形成部が当該板状部に交換自在に設けられものである。
【0017】
ところで、前記第1乃至第3の態様において、前記蓄光材は、例えば、蓄光性の物質(例えば、蓄光顔料)を含有した板状部材であってもよいし、板状の透明体や光拡散体などの基材上に蓄光性の物質を塗布等により形成したものであってもよい。
【0018】
そして、前記第1乃至第3の態様では、前記表示形成部は、例えば、蓄光材の表面に印刷や塗布等により所定のパターンで形成した遮光膜又は着色透明膜であってもよいし、蓄光性物質を塗布した基材を蓄光材として用いる場合には、蓄光性物質の基材への塗布等に際して基材上の所定パターンを抜き型の如く蓄光性物質を塗布せずに、当該塗布しないパターンにより表示形成部を構成してもよい。しかしながら、このような場合には、蓄光材と表示形成部とが不可分であるため、必要に応じて表示内容を変えようとすると、蓄光材をも交換せざるを得ず、不経済である。
【0019】
これに対し、前記第4の態様のように、遮光部分又は着色透明部分が所定のパターンで形成された板状の透明体で表示形成部を構成し、当該表示形成部を当該板状部に交換自在に設けておくと、当該表示形成部のみを交換することによって表示内容を適宜変更することができるので、経済的である。なお、前記第4の態様における板状の透明体は、例えば、遮光膜又は着色透明膜を形成した板状の透明体であってもよいし、写真フィルム等であってもよい。
【0020】
本発明の第5の態様による見開き型表示装置は、前記第1乃至第4のいずれかの態様による見開き型表示装置において、前記所定の表示内容が、歌詞、楽譜又は飲食店等におけるメニューの内容であるものである。
【0021】
この第5の態様は、表示内容の例を挙げたものであるが、本発明では、表示内容はこれらの例に限定されるものではない。
【0022】
なお、本明細書において、板状とは、シート状及びフィルム状を含むものであり、また、可撓性を有していても有していなくてもよいものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
図1は、飲食店等のメニューとして構成した本発明の第1の実施の形態による見開き型表示装置1及び給電装置2の待機状態を示す概略斜視図である。図2は、図1中のA−A線に沿った概略断面図である。図3は、図1に示す見開き型表示装置1の使用状態を示す概略斜視図である。図4は、図1に示す見開き型表示装置1及び給電装置2を示す電気回路図である。
【0024】
本実施の形態による見開き型表示装置1は、2枚の板状部10,30を備えている。これらの板状部10,30は、それらの左辺部が可撓性を有する背貼りシート40に接着されることによって、図1及び図2に示すように重ね合わせ自在かつ図3に示すように見開き自在に、互いに取り付けられている。なお、図2では、図面表記の便宜上、板状部10,30間に隙間を設けているが、実際には、その隙間は存在しない(後述する図5及び図6も同様。)。なお、2枚の板状部10,30の取り付け構造が背貼りシート40を用いた構造に限定されるものではないことは言うまでもない。
【0025】
板状部10は、その全体を覆う遮光性を有する樹脂製のカバー11を有している。ただし、このカバー11における当該板状部10の見開き面側には窓が形成され、この窓は透明の保護シート12で覆われている。
【0026】
また、板状部10は、図2に示すように、光拡散板を兼ねる乳白板13aとその上に塗布された蓄光性の物質の層13bとからなる蓄光板13を備えている。このような蓄光板13に代えて、例えば、樹脂基板内に蓄光性物質を含有させてなる蓄光板を用いてもよい(後述する蓄光板33についても同様。)。
【0027】
さらに、板状部10は、給電装置2から給電を受けている時に、蓄光板12に当該板状部10の外側面の側から光を照射して蓄光板12を励起する照射手段として、次のような構成のバックライトを有している。すなわち、このバックライトは、当該板状部10の左辺部及び右辺部に沿って当該左辺部及び右辺部の付近にそれぞれ配置された2本の線状光源(例えば、冷陰極管)14,15(光源15は、図2では示されていないが、図4に示されている。)と、光源14,15からの光を蓄光板13に略々均一に導く導光手段としての、反射シート16及び導光板17と、を有している。線状光源14,15に代えて、線状に配列した複数のLED等の点状光源を用いてもよい。また、以上の構成のバックライトに代えて、前記照射手段として、エレクトロルミネッセンス素子等の面発光素子などのバックライトを用いてもよい。もっとも、本発明では、前記照射手段の構成は限定されるものではない。
【0028】
蓄光板13と保護シート12との間には、図2に示すように、当該板状部10の上辺に開口したポケット18が形成されている。このポケット18内には、当該板状部10の見開き面側にメニューの内容の表示を出現させる表示形成部としての、メニューの内容を示す文字パターンで遮光性物質19を印刷して表面に形成した透明フィルム20が、挿入されている。遮光性物質19に代えて、例えば、着色透明物質を形成してもよい。また、前記表示形成部として、写真フィルム等を用いることもできる。本実施の形態では、このようにポケット18を形成してそこに透明フィルム20を挿入しているので、当該透明フィルム20は当該板状部10に交換自在に設けられていることとなる。もっとも、前記表示形成部を交換自在にするための構造は、このようなポケットに限定されるものではない。また、表示形成部を交換する必要がない場合などには、前記表示形成部は、遮光性物質19を印刷した透明フィルム20に代えて、例えば、蓄光板13上に形成した遮光膜や着色透明膜であってもよい。また、乳白板13a上に蓄光性物質13bを塗布する際に文字パターンの部分だけ当該蓄光性物質13bを塗布せずに、当該塗布しないパターンを前記表示形成部としてもよい。これらの点は、後述する板状部30に関しても同様である。
【0029】
本実施の形態では、給電装置2は、図1のようにスタンド型に構成され、上側に開口した凹部を有している。この凹部内に、板状部10,30を重ね合わせた状態で表示装置1の下部を挿入すると、表示装置1が起立状態で支持されるようになっている。図4に示すように、給電装置2は前記凹部内に端子3,4を有し、表示装置1は端子3,4に対応する位置に端子23,24を有している。前記起立状態において、端子3,4と端子23,24とがそれぞれ互いに機械的に接触して電気的に接続され、表示装置1を給電装置2から持ち上げると、端子3,4と端子23,24とがそれぞれ電気的にも機械的にも分離されるようになっている。このように、表示装置1は、給電装置2から分離自在に構成されている。
【0030】
給電装置2は、図4に示すように、商用電源のコンセントに接続されるプラグ6aを有する電源コード6に接続された電源回路5を内蔵している。本実施の形態では、電源回路5は、商用電源を受けて直流電圧を出力するように構成され、その出力電圧が端子3,4間に生ずるように配線されている。また、表示装置1の板状部10には、図1乃至図3には示していないが、図4に示すように、端子23,24を介して入力された前記直流電圧に基づいて光源14,15を駆動するインバータ等の駆動回路25,26が内蔵されている。したがって、表示装置1を給電装置2に起立状態に支持させると光源14,15が点灯し、表示装置1を給電装置2から持ち上げると光源14,15が消灯することとなる。なお、電源回路1を表示装置1に内蔵させてもよいし、駆動回路25,26を給電装置2に内蔵させることも可能である。
【0031】
再び図1乃至図3を参照すると、板状部30は、板状部10と同様に、その全体を覆う遮光性を有する樹脂製のカバー31を有し、このカバー31における当該板状部30の見開き面側には窓が形成され、この窓は透明の保護シート32で覆われている。また、板状部30は、図2に示すように、光拡散板を兼ねる乳白板33aとその上に塗布された蓄光性の物質の層33bとからなる蓄光板13を備えている。蓄光板33と保護シート32との間には、図2に示すように、当該板状部30の上辺に開口したポケット34が形成されている。このポケット34内には、当該板状部30の見開き面側にメニューの内容の表示を出現させる表示形成部としての、メニューの内容を示す文字パターンで遮光性物質35を印刷して表面に形成した透明フィルム36が、挿入されている。このようにポケット34を形成してそこに透明フィルム36を挿入しているので、当該透明フィルム36は当該板状部30に交換自在に設けられていることとなる。
【0032】
なお、本実施の形態では、板状部30のカバーの外側面には、「Menu」の文字パターン37が単なる印刷により形成されている。
【0033】
本実施の形態による見開き型表示装置1は、表示内容を見る前のいわば待機状態では、図1及び図2に示すように、板状部10,30を重ね合わせて閉じておき、給電装置2に起立状態に支持させると、給電装置2にて給電される。その結果、前述したように板状部10の光源14,15が点灯し、光源14,15からの光が、図2中の矢印で示すような光路で当該板状部10の蓄光板13に照射され、当該蓄光板13が励起される。この励起された蓄光板13から発する光によって、当該板状部10に隣接する板状部30の蓄光板33が励起される。このようにして、待機状態においては、全ての板状部10,30の蓄光板13,33が励起されることになる。
【0034】
そして、表示内容を見る場合には、当該見開き型表示装置1を手に取って、図3に示すように板状部10,30を見開く。このとき、給電装置2から分離されるので、給電装置2からの給電が停止されて光源14,15は消灯するが、各板状部10,30の蓄光板13,33はその蓄光作用により所定時間だけ光を発し続ける。したがって、見開いた板状部10,30の見開き面に、当該板状部10,30の蓄光板13,33からの光を光源として当該板状部10,30の表示形成部19,20,35,36によって、メニューの内容の表示がなされ、その表示を見ることができる。このように、表示内容の表示が蓄光板13,33からの発光により行われるので、暗い場所でも表示内容が見易い。
【0035】
表示内容を見終わると、前記待機状態に戻される。
【0036】
このように、本実施の形態では、蓄光板13,33の特性を巧みに利用することによって、前記照射手段が最も外側の1枚の板状部10にのみ設けられ、しかも給電装置2とは分離自在に構成されているので、各板状部10,30を閉じた際の全体の厚みを薄く構成することができ、取り扱いが容易となる。
【0037】
なお、給電装置2にタイマー(図示せず)を設け、電源回路5が前記タイマーからの信号に基づいて作動し、例えば、表示装置1を給電装置2に起立状態に支持させた時から所定時間(蓄光板13,33の蓄光に必要な時間)ずつ所定時間間隔で断続的に給電を行うように、構成してもよい。この場合、省エネルギーを図る上で好ましい。この点は、後述する各実施の形態についても同様である。
【0038】
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態による見開き型表示装置101の待機状態を示す概略断面図であり、図2に対応している。図5において、図2中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0039】
本実施の形態による表示装置101が前述した第1の実施の形態による表示装置1と異なる所は、以下の点のみである。すなわち、本実施の形態では、板状部30のカバー31の外側面にも窓が形成され、この窓は透明の保護シート38で覆われている。蓄光板33と保護シート38との間には、図2に示すように、当該板状部30の上辺に開口したポケット39が形成されている。このポケット39内には、当該板状部10の外側面の側にメニューの内容の表示を出現させる表示形成部としての、「Menu」の文字パターンで遮光性物質52を印刷して表面に形成した透明フィルム51が、挿入されている。
【0040】
本実施の形態によっても、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。また、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と異なり、待機状態及び使用状態のいずれにおいても、暗い場所でも、蓄光板33からの光によって「Menu」の文字を見ることができる。
【0041】
[第3の実施の形態]
図6は、本発明の第3の実施の形態による見開き型表示装置201の待機状態を示す概略断面図であり、図2に対応している。図7は、図6に示す見開き型表示装置201の使用状態を示す概略斜視図である。図5及び図6において、図2及び図3中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0042】
本実施の形態による見開き型表示装置201は、4枚の板状部210,220,230,240を備えている。これらの板状部210,220,230,240は、それらの左辺部が可撓性を有する背貼りシート250に接着されることによって、図6に示すように重ね合わせ自在かつ図7に示すように見開き自在に、互いに取り付けられている。
【0043】
板状部210は図1中の板状部10と同様に構成され、板状部220,230はそれぞれ図5中の板状部30と同様に構成され、板状部240は図1中の板状部10と対称に構成されている。
【0044】
なお、本実施の形態による見開き型表示装置201と共に用いる給電装置は、板状部210,220,230,240を重ね合わせた状態で当該給電装置に支持させたときに、給電されて板状部210,240の各光源が点灯するとともに、当該表示装置201を当該給電装置から持ち上げたときには給電が停止されて板状部210,240の各光源が消灯するように、前述した給電装置2を変形したものとすればよい。
【0045】
本実施の形態によれば、待機状態においては、前記給電装置にて給電され、板状部210,240の各光源が点灯し、図6中の矢印で示すような光路で板状部220,230が順次励起され、全ての板状部210,220,230,240の蓄光板13,33,33,13が励起される。
【0046】
そして、表示内容を見る場合には、当該見開き型表示装置201を手に取って、図3に示すように板状部210,220,230,240を見開く。このとき、給電装置から分離されるので、給電装置からの給電が停止されて板状部210,240光源は消灯するが、各板状部210,220,230,240の蓄光板13,33,33,13はその蓄光作用により所定時間だけ光を発し続ける。したがって、見開いた板状部210,220,230,240の見開き面に、当該板状部210,220,230,240の蓄光板13,33,33,13からの光を光源として当該板状部210,220,230,240の表示形成部19,20,35,36によって、メニューの内容の表示がなされ、その表示を見ることができる。このように、表示内容の表示が蓄光板13,33からの発光により行われるので、暗い場所でも表示内容が見易い。
【0047】
なお、本実施の形態を例えば次のように変形してもよい。すなわち、図6において、板状部220又は板状部230を除去してもよいし、板状部240を図2中の板状部30と同様に構成してもよいし、板状部240を図5中の板状部30と同様に構成してもよい。
【0048】
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
【0049】
例えば、前述した各実施の形態による見開き型表示装置はメニューに適用した例であったが、本発明は、例えば、楽譜や歌詞ブック等にも適用することができる。
【0050】
また、前述した第3の実施の形態では、板状部210,220,230,240をブック型に重ね合わせ自在かつ見開き自在に構成されていたが、用途によっては、蛇腹状に重ね合わせ自在かつ見開き自在に構成してもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、暗い場所でも表示内容が見易く、しかも薄く構成することができる見開き型表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による見開き型表示装置及び給電装置の待機状態を示す概略斜視図である。
【図2】図1中のA−A線に沿った概略断面図である。
【図3】図1に示す見開き型表示装置の使用状態を示す概略斜視図である。
【図4】図1に示す見開き型表示装置及び給電装置を示す電気回路図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態による見開き型表示装置の待機状態を示す概略断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態による見開き型表示装置の待機状態を示す概略断面図である。
【図7】図6に示す見開き型表示装置の使用状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1,101,201 見開き型表示装置
2 給電装置
10,30,210,220,230,240 板状部
40,250 背貼りシート
11,31 カバー
12,32,38 保護シート
13,33 蓄光板
14,15 光源
16 反射シート
17 導光板
18,34,39 ポケット
19,35,52 遮光物質
20,36,51 透明フィルム

Claims (5)

  1. 重ね合わせ自在かつ見開き自在に互いに取り付けられた2枚以上の板状部を備え、該2枚以上の板状部の見開き部分に所定の表示内容が表示され、給電装置から分離自在に構成された見開き型表示装置であって、
    前記2枚以上の板状部のうちの最も外側の1枚の板状部は、蓄光材と、前記給電装置から給電を受けている時に、前記蓄光材に当該板状部の外側面の側から光を照射して前記蓄光材を励起する照射手段と、前記蓄光材からの光を光源光として当該板状部の見開き面側に前記表示内容の表示を出現させる表示形成部と、を有し、
    前記2枚以上の板状部のうちの残りの板状部は、当該板状部と隣接する板状部の蓄光材からの光にて励起される蓄光材と、該蓄光材からの光を光源光として当該板状部の見開き面に前記表示内容の表示を形成する表示形成部と、を有する、
    ことを特徴とする見開き型表示装置。
  2. 重ね合わせ自在かつ見開き自在に互いに取り付けられた2枚以上の板状部を備え、該2枚以上の板状部の見開き部分に所定の表示内容が表示され、給電装置から分離自在に構成された見開き型表示装置であって、
    前記2枚以上の板状部のうちの最も外側の2枚の板状部の各々は、蓄光材と、前記給電装置から給電を受けている時に、前記蓄光材に当該板状部の外側面の側から光を照射して前記蓄光材を励起する照射手段と、前記蓄光材からの光を光源光として当該板状部の見開き面側に前記表示内容の表示を出現させる表示形成部と、を有し、
    前記2枚以上の板状部のうちの残りの板状部は、当該板状部と隣接する板状部の蓄光材からの光にて励起される蓄光材と、該蓄光材からの光を光源光として当該板状部の見開き面に前記表示内容の表示を形成する表示形成部と、を有する、
    ことを特徴とする見開き型表示装置。
  3. 前記照射手段が、当該板状部の辺部の付近に配置された線状光源又は線状に配列された複数の点状光源と該線状光源又は複数の点状光源からの光を前記蓄光材に略々均一に導く導光手段とを有するバックライトであるか、あるいは、面発光素子を有するバックライトであることを特徴とする請求項1又は2記載の見開き型表示装置。
  4. 前記表示形成部は、遮光部分又は着色透明部分が所定のパターンで形成された板状の透明体を有し、当該表示形成部が当該板状部に交換自在に設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の見開き型表示装置。
  5. 前記所定の表示内容が、歌詞、楽譜又は飲食店等におけるメニューの内容であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の見開き型表示装置。
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