JPH10232280A - 目標検出装置 - Google Patents
目標検出装置Info
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- JPH10232280A JPH10232280A JP9036710A JP3671097A JPH10232280A JP H10232280 A JPH10232280 A JP H10232280A JP 9036710 A JP9036710 A JP 9036710A JP 3671097 A JP3671097 A JP 3671097A JP H10232280 A JPH10232280 A JP H10232280A
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- range gate
- distance
- gate circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 偽の速度目標を除去し、かつレンジゲート回
路数を削減した目標検出を行う。 【解決手段】 単一の測定区間を持ち、近距離用と遠距
離用に対応するレンジゲート回路を合計2回路と、遠距
離用のレンジゲート回路の出力で目標の速度を検出する
速度検出手段と、検出した速度に基づいて目標が近距離
用のレンジゲート回路に到達する時間を予測する到達時
間計算手段とを備えて、この予測した時間後に近距離用
のレンジゲート回路の出力を最終出力とした。また更
に、遠距離用のレンジゲート回路の出力を時間情報と共
に記憶するメモリと、到達時間計算手段で予測した時間
後のメモリ中の遠距離用のレンジゲート回路の出力情報
と近距離用のレンジゲート回路の出力との相関処理をし
て最終出力を得る相関処理手段とを付加した。
路数を削減した目標検出を行う。 【解決手段】 単一の測定区間を持ち、近距離用と遠距
離用に対応するレンジゲート回路を合計2回路と、遠距
離用のレンジゲート回路の出力で目標の速度を検出する
速度検出手段と、検出した速度に基づいて目標が近距離
用のレンジゲート回路に到達する時間を予測する到達時
間計算手段とを備えて、この予測した時間後に近距離用
のレンジゲート回路の出力を最終出力とした。また更
に、遠距離用のレンジゲート回路の出力を時間情報と共
に記憶するメモリと、到達時間計算手段で予測した時間
後のメモリ中の遠距離用のレンジゲート回路の出力情報
と近距離用のレンジゲート回路の出力との相関処理をし
て最終出力を得る相関処理手段とを付加した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は目標検出装置の小
規模化に関し、特に偽の速度目標を除去して正しいと考
えられる目標のみに絞り込む検出装置に関するものであ
る。
規模化に関し、特に偽の速度目標を除去して正しいと考
えられる目標のみに絞り込む検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図20は従来の目標検出装置のブロック
図で、例えば電子通信学会より発行されているレーダ技
術の図に類似した図である。図において、1は送受信ア
ンテナ、2は送信機、3は送信機2の出力を送受信アン
テナ1に供給するとともに、送受信アンテナ1の受信信
号を受信機4に供給する送受信切換装置、4は受信機、
5は信号処理器、6−1〜6−Nはそれぞれ異なる距離
に対応したレンジゲート回路、7は各レンジゲート6−
1〜6−Nからの信号を合成する合成器、8は受信した
目標の速度を計算する速度検出部、9は速度検出部8で
求めた速度を基に検出した目標がある一定のデータレー
トの間に到達する位置を計算する到達位置計算部、10
は検出した目標の速度及び計算された到達位置を記録す
るメモリ回路、11は目標の検出を受けてデータレート
数を数えるデータレートカウンタ、12はある一定のデ
ータレート数がデータレートカウンタ11から入力され
ると、メモリ回路10から相関処理部13へデータを出
力させるトリガ回路、13はメモリ回路10からの情報
と各レンジゲート6−1〜6−Nから入力された情報と
の間で相関処理を行い、目標の有無を判断し、指示器1
4へ表示データを出力する相関処理部である。
図で、例えば電子通信学会より発行されているレーダ技
術の図に類似した図である。図において、1は送受信ア
ンテナ、2は送信機、3は送信機2の出力を送受信アン
テナ1に供給するとともに、送受信アンテナ1の受信信
号を受信機4に供給する送受信切換装置、4は受信機、
5は信号処理器、6−1〜6−Nはそれぞれ異なる距離
に対応したレンジゲート回路、7は各レンジゲート6−
1〜6−Nからの信号を合成する合成器、8は受信した
目標の速度を計算する速度検出部、9は速度検出部8で
求めた速度を基に検出した目標がある一定のデータレー
トの間に到達する位置を計算する到達位置計算部、10
は検出した目標の速度及び計算された到達位置を記録す
るメモリ回路、11は目標の検出を受けてデータレート
数を数えるデータレートカウンタ、12はある一定のデ
ータレート数がデータレートカウンタ11から入力され
ると、メモリ回路10から相関処理部13へデータを出
力させるトリガ回路、13はメモリ回路10からの情報
と各レンジゲート6−1〜6−Nから入力された情報と
の間で相関処理を行い、目標の有無を判断し、指示器1
4へ表示データを出力する相関処理部である。
【0003】図21はこの目標検出装置の動作を説明す
るための装置と目標の動きと信号の関係を示す図で、後
方を警戒する目標検出装置の例を説明している。同図に
おいて、101はこの目標検出装置が搭載された航空機
(母機)、102は母機101の後方レンジゲート番号
RK に相当する距離に存在する目標、103は母機10
1からの送信波、104は目標102からの反射波、1
05はaデータレート後の目標102の到達予測位置で
ある。目標検出装置は母機101後部に取り付けられ、
後方の目標を探知する。
るための装置と目標の動きと信号の関係を示す図で、後
方を警戒する目標検出装置の例を説明している。同図に
おいて、101はこの目標検出装置が搭載された航空機
(母機)、102は母機101の後方レンジゲート番号
RK に相当する距離に存在する目標、103は母機10
1からの送信波、104は目標102からの反射波、1
05はaデータレート後の目標102の到達予測位置で
ある。目標検出装置は母機101後部に取り付けられ、
後方の目標を探知する。
【0004】次に動作を図20及び図21を用いて説明
する。送信機2から出力された送信信号は送受信切換装
置3を経由して送受信アンテナ1に供給され、送受信ア
ンテナ1を介して外部に放射される。目標102からの
反射信号が送受信アンテナ1より入力される。送受信ア
ンテナ1の受信信号は、送受信切換装置3を経由して受
信機4へ入力される。受信機4からビデオ信号が信号処
理器5へ出力される。そのビデオ信号はまずレンジゲー
ト回路6−1〜6−Nへ入力される。レンジゲート回路
6−1〜6−Nはそれぞれ異なるレンジ距離に対応し、
その対応する部分の信号を出力する。レンジゲート回路
6−1〜6−Nにより、目標の距離情報を得ることがで
きる。図21に示された状態では、目標102からの信
号はレンジゲート6−Kから出力される。一方、レンジ
ゲート回路6−1〜6−Nからの出力は合成器7へ入力
され、1つの信号に合成される。この信号を速度検出部
へ入力し、目標102の速度を計算する。
する。送信機2から出力された送信信号は送受信切換装
置3を経由して送受信アンテナ1に供給され、送受信ア
ンテナ1を介して外部に放射される。目標102からの
反射信号が送受信アンテナ1より入力される。送受信ア
ンテナ1の受信信号は、送受信切換装置3を経由して受
信機4へ入力される。受信機4からビデオ信号が信号処
理器5へ出力される。そのビデオ信号はまずレンジゲー
ト回路6−1〜6−Nへ入力される。レンジゲート回路
6−1〜6−Nはそれぞれ異なるレンジ距離に対応し、
その対応する部分の信号を出力する。レンジゲート回路
6−1〜6−Nにより、目標の距離情報を得ることがで
きる。図21に示された状態では、目標102からの信
号はレンジゲート6−Kから出力される。一方、レンジ
ゲート回路6−1〜6−Nからの出力は合成器7へ入力
され、1つの信号に合成される。この信号を速度検出部
へ入力し、目標102の速度を計算する。
【0005】速度検出部8で得られた速度情報は次の到
達位置計算部9へ入力される。到達位置計算部では、目
標の速度を基にあるデータレート後の到達位置を計算す
る。図21の例ではaデータレート後の到達位置105
を計算により求めている。計算式を以下の式(1)に示
す。ここではレンジゲート番号を求めている。 RM =RK +v・atD /r (1) ここで、 RM:aデータレート後の到達予測位置105の位置の
レンジゲート番号 v :目標102の速度 tD :データレート時間 r :隣り合うレンジゲート間の距離 である。
達位置計算部9へ入力される。到達位置計算部では、目
標の速度を基にあるデータレート後の到達位置を計算す
る。図21の例ではaデータレート後の到達位置105
を計算により求めている。計算式を以下の式(1)に示
す。ここではレンジゲート番号を求めている。 RM =RK +v・atD /r (1) ここで、 RM:aデータレート後の到達予測位置105の位置の
レンジゲート番号 v :目標102の速度 tD :データレート時間 r :隣り合うレンジゲート間の距離 である。
【0006】速度検出部8で得られた速度情報及び到達
位置計算部9で得られた到達予測位置情報はメモリ回路
10に目標情報として記録される。この目標情報は、ト
リガ回路12からのトリガ信号を受けて相関処理部13
へ入力される。ここでトリガ信号出力のタイミングにつ
いて説明する。合成器7で目標検出情報が得られると、
合成器7からデータレートカウンタ11へデータレート
カウンタ動作信号が入力される。データレートカウンタ
動作信号がデータレートカウンタ11へ入力されると、
データレートカウンタ11はデータレート数のカウント
を始める。データレートカウンタ11がa回データレー
ト数をカウントすると、トリガ回路12へトリガ回路動
作信号が入力され、トリガ信号がメモリ回路10へ出力
される。
位置計算部9で得られた到達予測位置情報はメモリ回路
10に目標情報として記録される。この目標情報は、ト
リガ回路12からのトリガ信号を受けて相関処理部13
へ入力される。ここでトリガ信号出力のタイミングにつ
いて説明する。合成器7で目標検出情報が得られると、
合成器7からデータレートカウンタ11へデータレート
カウンタ動作信号が入力される。データレートカウンタ
動作信号がデータレートカウンタ11へ入力されると、
データレートカウンタ11はデータレート数のカウント
を始める。データレートカウンタ11がa回データレー
ト数をカウントすると、トリガ回路12へトリガ回路動
作信号が入力され、トリガ信号がメモリ回路10へ出力
される。
【0007】トリガ信号がメモリ回路10へ入力される
と、式(1)の第2項であるv・atD /rで求まるレ
ンジゲートの数だけ遅れたとして、メモリ回路10から
目標情報が相関処理部13へ入力される。相関処理部1
3には毎データレートの検出目標も入力されているが、
トリガ回路12の作用により目標検出後aデータレート
目の情報と、メモリ回路10から入力された上述の目標
情報との間で目標が到達位置計算部9で求めた位置にあ
るかどうかについて相関処理を行う。この相関処理が必
要な理由について説明する。母機101から送信された
送信波103が目標102に反射し、受信波104とし
て母機101へ帰ってくるが、受信波104は目標10
2のジェットエンジンのブレード等によりJEM(Je
t Engine Moduration)と呼ばれる
振幅変調を受け、様々な高調波成分を含んだ信号になっ
ている。この高調波成分のため、真の目標と共に様々な
速度成分を持った信号、つまり偽速度目標が発生する。
と、式(1)の第2項であるv・atD /rで求まるレ
ンジゲートの数だけ遅れたとして、メモリ回路10から
目標情報が相関処理部13へ入力される。相関処理部1
3には毎データレートの検出目標も入力されているが、
トリガ回路12の作用により目標検出後aデータレート
目の情報と、メモリ回路10から入力された上述の目標
情報との間で目標が到達位置計算部9で求めた位置にあ
るかどうかについて相関処理を行う。この相関処理が必
要な理由について説明する。母機101から送信された
送信波103が目標102に反射し、受信波104とし
て母機101へ帰ってくるが、受信波104は目標10
2のジェットエンジンのブレード等によりJEM(Je
t Engine Moduration)と呼ばれる
振幅変調を受け、様々な高調波成分を含んだ信号になっ
ている。この高調波成分のため、真の目標と共に様々な
速度成分を持った信号、つまり偽速度目標が発生する。
【0008】この偽速度目標を除去するために上記の相
関処理が必要となる。このことを図22を用いて説明す
る。この図22は、レンジゲート番号Rk において真の
目標107及び偽速度目標108が検出された状況を示
している。この段階ではまだどちらも目標であるかどう
かは判断されていない。真の目標107の速度はv1 、
偽速度目標108の速度はv2 である。このとき、メモ
リ回路10にはaデータレート後にレンジゲート番号R
M 及びRN に目標が存在するという予測が入力されてい
る。aデータレート後、レンジゲート番号RM において
目標107が検出され、相関処理の結果、真の目標と判
断され、指示器14等に目標検出情報として入力され
る。一方、偽速度目標108はレンジゲート番号RN で
検出されないので、相関処理の結果、偽速度目標と判断
され、除去される。
関処理が必要となる。このことを図22を用いて説明す
る。この図22は、レンジゲート番号Rk において真の
目標107及び偽速度目標108が検出された状況を示
している。この段階ではまだどちらも目標であるかどう
かは判断されていない。真の目標107の速度はv1 、
偽速度目標108の速度はv2 である。このとき、メモ
リ回路10にはaデータレート後にレンジゲート番号R
M 及びRN に目標が存在するという予測が入力されてい
る。aデータレート後、レンジゲート番号RM において
目標107が検出され、相関処理の結果、真の目標と判
断され、指示器14等に目標検出情報として入力され
る。一方、偽速度目標108はレンジゲート番号RN で
検出されないので、相関処理の結果、偽速度目標と判断
され、除去される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の目標検出装置は
以上のように構成されているので、目標検出後aデータ
レート後の目標の位置を知るために連続する距離に対応
したレンジゲート回路6−1〜6−Nを多数備えねばな
らず、装置規模が大きくなるという課題があった。
以上のように構成されているので、目標検出後aデータ
レート後の目標の位置を知るために連続する距離に対応
したレンジゲート回路6−1〜6−Nを多数備えねばな
らず、装置規模が大きくなるという課題があった。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので偽速度目標を除去でき、しかも装置
規模を小さくした目標検出装置を得ることを目的とす
る。
めになされたもので偽速度目標を除去でき、しかも装置
規模を小さくした目標検出装置を得ることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る目標検出
装置は、それぞれ単一の測定区間を持ち、近距離用と遠
距離用に対応するレンジゲート回路を合計2回路と、そ
のうち少なくとも1つのレンジゲート回路の出力で目標
の速度を検出する速度検出手段と、この検出した速度に
基づいて目標が近距離用のレンジゲート回路に到達する
時間を予測する到達時間計算手段とを備えて、この到達
時間計算手段で予測した時間後に、近距離用のレンジゲ
ート回路の出力を最終出力とした。
装置は、それぞれ単一の測定区間を持ち、近距離用と遠
距離用に対応するレンジゲート回路を合計2回路と、そ
のうち少なくとも1つのレンジゲート回路の出力で目標
の速度を検出する速度検出手段と、この検出した速度に
基づいて目標が近距離用のレンジゲート回路に到達する
時間を予測する到達時間計算手段とを備えて、この到達
時間計算手段で予測した時間後に、近距離用のレンジゲ
ート回路の出力を最終出力とした。
【0012】また更に、遠距離用のレンジゲート回路の
出力を時間情報と共に記憶するメモリと、到達時間計算
手段で予測した時間後のメモリ中の遠距離用のレンジゲ
ート回路の出力情報と近距離用のレンジゲート回路の出
力との相関処理をして最終出力を得る相関処理手段とを
付加した。
出力を時間情報と共に記憶するメモリと、到達時間計算
手段で予測した時間後のメモリ中の遠距離用のレンジゲ
ート回路の出力情報と近距離用のレンジゲート回路の出
力との相関処理をして最終出力を得る相関処理手段とを
付加した。
【0013】また更に、遠距離用のレンジゲート回路と
近距離用のレンジゲート回路のそれぞれの出力である目
標情報に対し、速度または方位情報を検出する付加情報
検出手段を付加して、この検出した付加情報によってフ
ィルタした目標について到達時間計算をし、または相関
処理をするか最終出力するようにした。
近距離用のレンジゲート回路のそれぞれの出力である目
標情報に対し、速度または方位情報を検出する付加情報
検出手段を付加して、この検出した付加情報によってフ
ィルタした目標について到達時間計算をし、または相関
処理をするか最終出力するようにした。
【0014】また更に、測定点の高度情報を入力として
2つのレンジゲート回路の測定対象距離を変更するレン
ジゲート距離調整手段を付加した。
2つのレンジゲート回路の測定対象距離を変更するレン
ジゲート距離調整手段を付加した。
【0015】また更に、目標の速度情報により少なくと
も近距離用のレンジゲート回路の測定対象距離を変更す
るレンジゲート距離調整手段を付加した。
も近距離用のレンジゲート回路の測定対象距離を変更す
るレンジゲート距離調整手段を付加した。
【0016】また更に、レンジゲート回路は、レンジゲ
ートの幅を可変にした。
ートの幅を可変にした。
【0017】
実施の形態1.本発明の主旨であるレンジゲートの数を
2つとし、かつ検出信頼性を高くする相関処理を行う装
置について、まず説明する。以下、実施の形態1におけ
る目標検出装置を図に基づいて説明する。本実施の形態
における装置構成を示す図1において、1は送受信アン
テナ、2は送信機、3は送信機2の出力を送受信アンテ
ナ1に供給し、また送受信アンテナ1の受信信号を受信
機4に供給する送受信切換装置、4は受信機、5は信号
処理器である。6−1〜6−2はそれぞれ異なる距離に
対応したレンジゲート回路1及びレンジゲート回路2
(レンジゲート回路6−1はレンジゲート回路6−2よ
り遠距離に対応している)である。8は受信した目標の
速度を計算する速度検出部、15は速度検出部8で求め
た速度を基に検出した目標が近距離用のレンジゲート回
路6−2に対応した距離に到達する時間(データレート
数)を計算する到達時間計算部、10は検出した目標の
速度及び計算された到達位置を記録するメモリ回路、1
1は目標の検出を受けてデータレート数を数えるデータ
レートカウンタ、12は到達時間計算部で求められたデ
ータレート数がデータレートカウンタ11から入力され
ると、メモリ回路10から相関処理部13へデータ出力
を指示するトリガ回路、13はメモリ回路10からの情
報とレンジゲート回路6−2から入力された目標情報と
の間で相関処理を行い、目標の有無を判断し、指示器1
4へ表示データを出力する相関処理部である。
2つとし、かつ検出信頼性を高くする相関処理を行う装
置について、まず説明する。以下、実施の形態1におけ
る目標検出装置を図に基づいて説明する。本実施の形態
における装置構成を示す図1において、1は送受信アン
テナ、2は送信機、3は送信機2の出力を送受信アンテ
ナ1に供給し、また送受信アンテナ1の受信信号を受信
機4に供給する送受信切換装置、4は受信機、5は信号
処理器である。6−1〜6−2はそれぞれ異なる距離に
対応したレンジゲート回路1及びレンジゲート回路2
(レンジゲート回路6−1はレンジゲート回路6−2よ
り遠距離に対応している)である。8は受信した目標の
速度を計算する速度検出部、15は速度検出部8で求め
た速度を基に検出した目標が近距離用のレンジゲート回
路6−2に対応した距離に到達する時間(データレート
数)を計算する到達時間計算部、10は検出した目標の
速度及び計算された到達位置を記録するメモリ回路、1
1は目標の検出を受けてデータレート数を数えるデータ
レートカウンタ、12は到達時間計算部で求められたデ
ータレート数がデータレートカウンタ11から入力され
ると、メモリ回路10から相関処理部13へデータ出力
を指示するトリガ回路、13はメモリ回路10からの情
報とレンジゲート回路6−2から入力された目標情報と
の間で相関処理を行い、目標の有無を判断し、指示器1
4へ表示データを出力する相関処理部である。
【0018】図2はこの目標検出装置の動作を説明する
ための図で、後方を警戒する目標検出装置を例としてい
る。同図において、109はこの目標検出装置が搭載さ
れた航空機(母機)、110は母機109の後方レンジ
ゲート番号RK に相当する距離に存在する目標、111
は母機109からの送信波、112は目標109からの
反射波、113はbデータレート後(bは未知)の目標
110の到達予測位置(レンジゲート回路6−2に対応
する距離)である。目標検出装置は母機109後部に取
り付けられ、後方の目標を探知する。
ための図で、後方を警戒する目標検出装置を例としてい
る。同図において、109はこの目標検出装置が搭載さ
れた航空機(母機)、110は母機109の後方レンジ
ゲート番号RK に相当する距離に存在する目標、111
は母機109からの送信波、112は目標109からの
反射波、113はbデータレート後(bは未知)の目標
110の到達予測位置(レンジゲート回路6−2に対応
する距離)である。目標検出装置は母機109後部に取
り付けられ、後方の目標を探知する。
【0019】次に動作について、図1及び図2を用いて
説明する。送信機2から出力された送信信号は送受信切
換装置3を経由して送受信アンテナ1に供給され、送受
信アンテナ1を介して外部へ放射される。目標110か
らの反射信号が送受信アンテナ1より入力される。送受
信アンテナ1の受信信号は、送受信切換装置3を経由し
て受信機4へ入力される。受信機4からビデオ信号が信
号処理器5へ入力される。そのビデオ信号はまずレンジ
ゲート回路6−1及び6−2へ入力される。レンジゲー
ト回路6−1及び6−2はそれぞれ異なるレンジ(距
離)に対応し、その対応する距離の信号を出力する。レ
ンジゲート回路6−1及び6−2により、目標の距離情
報を得ることができる。レンジゲート回路6−1に対応
する距離R1は、レンジゲート回路6−2に対応する距
離R2より遠方にある、つまりR1>R2であるとす
る。その場合には、目標110からの信号はまず遠距離
用のレンジゲート回路6−1へ入力される。この信号を
速度検出部8へ入力し、目標110の速度を計算する。
なお、速度検出は近距離用のレンジゲート回路6−2の
出力に適用してもよいが、遠距離用に適用した方が検出
タイミングを早くできる利点がある。
説明する。送信機2から出力された送信信号は送受信切
換装置3を経由して送受信アンテナ1に供給され、送受
信アンテナ1を介して外部へ放射される。目標110か
らの反射信号が送受信アンテナ1より入力される。送受
信アンテナ1の受信信号は、送受信切換装置3を経由し
て受信機4へ入力される。受信機4からビデオ信号が信
号処理器5へ入力される。そのビデオ信号はまずレンジ
ゲート回路6−1及び6−2へ入力される。レンジゲー
ト回路6−1及び6−2はそれぞれ異なるレンジ(距
離)に対応し、その対応する距離の信号を出力する。レ
ンジゲート回路6−1及び6−2により、目標の距離情
報を得ることができる。レンジゲート回路6−1に対応
する距離R1は、レンジゲート回路6−2に対応する距
離R2より遠方にある、つまりR1>R2であるとす
る。その場合には、目標110からの信号はまず遠距離
用のレンジゲート回路6−1へ入力される。この信号を
速度検出部8へ入力し、目標110の速度を計算する。
なお、速度検出は近距離用のレンジゲート回路6−2の
出力に適用してもよいが、遠距離用に適用した方が検出
タイミングを早くできる利点がある。
【0020】速度検出部8で得られた速度情報は次の到
着時間計算部15へ入力される。到達時間計算部15で
は、目標の速度を基に目標110が近距離用のレンジゲ
ート回路6−2に対応する距離R2に到達する時間(デ
ータレート数)を計算する。図2の例では目標110は
レンジゲート回路6−2に対応する距離R2(図2中の
位置113)にbデータレート後に到達する様子を示し
ている。ここで、距離R2に目標が到達するデータレー
ト数bを求めると次式(2)になる。 b=(R1−R2)/(v・tD ) (2) ただし、 b :目標110が近距離用レンジゲート回路6−2に
対応する距離R2に到達するデータレート数 v :目標110の速度 tD :データレート時間 R1:レンジゲート回路6−1に対応する距離(遠距
離) R2:レンジゲート回路6−2に対応する距離(近距
離) である。
着時間計算部15へ入力される。到達時間計算部15で
は、目標の速度を基に目標110が近距離用のレンジゲ
ート回路6−2に対応する距離R2に到達する時間(デ
ータレート数)を計算する。図2の例では目標110は
レンジゲート回路6−2に対応する距離R2(図2中の
位置113)にbデータレート後に到達する様子を示し
ている。ここで、距離R2に目標が到達するデータレー
ト数bを求めると次式(2)になる。 b=(R1−R2)/(v・tD ) (2) ただし、 b :目標110が近距離用レンジゲート回路6−2に
対応する距離R2に到達するデータレート数 v :目標110の速度 tD :データレート時間 R1:レンジゲート回路6−1に対応する距離(遠距
離) R2:レンジゲート回路6−2に対応する距離(近距
離) である。
【0021】速度検出部8で得られた速度情報及び到達
時間計算部15で得られた到達予測時間情報は、レンジ
ゲート回路6−1の出力である距離情報とともに、メモ
リ回路10に目標情報として記録される。この目標情報
は、トリガ回路12からのトリガ信号を受けて相関処理
部13へ入力される。トリガ信号出力のタイミングは、
所要のデータレート数をカウントして得られる。即ち、
レンジゲート回路6−1で目標検出情報が得られるとレ
ンジゲート回路6−1からデータレートカウンタ11へ
データレートカウンタ動作信号が入力される。データレ
ートカウンタ動作信号がデータレートカウンタ11へ入
力されると、データレートカウンタ11はデータレート
数のカウントを始める。データレートカウンタ11がb
回データレート数をカウントすると、式(2)から目標
110がR2の位置に到達しているとして、トリガ回路
12を駆動し、これがメモリ回路10を駆動して、メモ
リ回路10から目標情報が相関処理部13へ入力され
る。
時間計算部15で得られた到達予測時間情報は、レンジ
ゲート回路6−1の出力である距離情報とともに、メモ
リ回路10に目標情報として記録される。この目標情報
は、トリガ回路12からのトリガ信号を受けて相関処理
部13へ入力される。トリガ信号出力のタイミングは、
所要のデータレート数をカウントして得られる。即ち、
レンジゲート回路6−1で目標検出情報が得られるとレ
ンジゲート回路6−1からデータレートカウンタ11へ
データレートカウンタ動作信号が入力される。データレ
ートカウンタ動作信号がデータレートカウンタ11へ入
力されると、データレートカウンタ11はデータレート
数のカウントを始める。データレートカウンタ11がb
回データレート数をカウントすると、式(2)から目標
110がR2の位置に到達しているとして、トリガ回路
12を駆動し、これがメモリ回路10を駆動して、メモ
リ回路10から目標情報が相関処理部13へ入力され
る。
【0022】相関処理部13には近距離用のレンジゲー
ト回路6−2からの目標情報も毎回入力されているが、
このうちR2の距離の目標情報と上述のメモリ回路10
から入力されたR1の距離の目標情報をbデータレート
数遅らせた目標情報との間で相関処理を行う。なお、相
関処理が必要な理由については従来の動作説明で行った
と同じ理由による。
ト回路6−2からの目標情報も毎回入力されているが、
このうちR2の距離の目標情報と上述のメモリ回路10
から入力されたR1の距離の目標情報をbデータレート
数遅らせた目標情報との間で相関処理を行う。なお、相
関処理が必要な理由については従来の動作説明で行った
と同じ理由による。
【0023】この偽の速度目標を除去する動作を図3を
用いて説明する。この図3は、レンジゲート回路6−1
に対応する距離R1において真の目標114a及び偽速
度目標115aが検出された状況を示している。この段
階ではまだどちらも目標であるかどうかは判断されてい
ない。真の目標114aの速度はv11偽の速度目標11
5aの速度はv21と検出されたとする。そうするとメモ
リ回路10には近距離用レンジゲート回路6−2に対応
する距離R2に速度v11に対応するb1データレート後
に目標114bが、速度v21に対応するb2データレー
ト後に目標115bがそれぞれ存在するという予測が入
力されている。b1データレート後、距離R2において
目標114bが検出され、相関処理の結果真の目標と判
断され、指示器14等に目標検出情報として入力され
る。一方、偽の速度目標であれば、距離R2で目標11
5bが検出される確率は低いので、相関処理の結果で偽
の速度目標と判断され、除去される。
用いて説明する。この図3は、レンジゲート回路6−1
に対応する距離R1において真の目標114a及び偽速
度目標115aが検出された状況を示している。この段
階ではまだどちらも目標であるかどうかは判断されてい
ない。真の目標114aの速度はv11偽の速度目標11
5aの速度はv21と検出されたとする。そうするとメモ
リ回路10には近距離用レンジゲート回路6−2に対応
する距離R2に速度v11に対応するb1データレート後
に目標114bが、速度v21に対応するb2データレー
ト後に目標115bがそれぞれ存在するという予測が入
力されている。b1データレート後、距離R2において
目標114bが検出され、相関処理の結果真の目標と判
断され、指示器14等に目標検出情報として入力され
る。一方、偽の速度目標であれば、距離R2で目標11
5bが検出される確率は低いので、相関処理の結果で偽
の速度目標と判断され、除去される。
【0024】このように本実施の形態では、レンジゲー
ト回路6−1又はレンジゲート回路6−2の少なくとも
1方から得られた目標から速度を求め、それを基に近距
離用のレンジゲート回路6−2に対応する距離に到達す
る時間を計算し、その計算で求められた時間後に近距離
用のレンジゲート回路6−2からの目標情報と、近距離
用レンジゲート回路6−1を上述の時間経過してメモリ
から出力した目標情報との間で目標の有無について相関
処理を行う構成としたので偽の速度目標を除去でき、し
かもレンジゲート回路は2つとして装置規模を小さくす
ることができる。
ト回路6−1又はレンジゲート回路6−2の少なくとも
1方から得られた目標から速度を求め、それを基に近距
離用のレンジゲート回路6−2に対応する距離に到達す
る時間を計算し、その計算で求められた時間後に近距離
用のレンジゲート回路6−2からの目標情報と、近距離
用レンジゲート回路6−1を上述の時間経過してメモリ
から出力した目標情報との間で目標の有無について相関
処理を行う構成としたので偽の速度目標を除去でき、し
かもレンジゲート回路は2つとして装置規模を小さくす
ることができる。
【0025】実施の形態2.目標を検出する際の信頼度
を更に向上して偽の目標をフィルタリングする他のやり
方を説明する。実施の形態1においては、遠距離用レン
ジゲート回路6−1で検出した目標を基に、近距離用レ
ンジゲート回路6−2に対応する距離に到達する時間を
予測し、その時間にレンジゲート回路6−2に目標が存
在するかどうかについて相関処理を行うようにしてい
た。ここでは検出の信頼性を向上するため、図4に示す
ようにレンジゲート回路6−2の後段にも速度検出部8
−2を設け目標情報を速度情報で選別した後に相関処理
を行うように構成する。即ち、実施の形態1では到達時
間計算部15で求めた時間に近距離用レンジゲート回路
6−2で目標が検出されれば、それが遠距離用レンジゲ
ート回路6−1で検出した目標と同一目標でなくとも目
標と見なす可能性があるので、更に速度について選別す
ることでその可能性を低減する。
を更に向上して偽の目標をフィルタリングする他のやり
方を説明する。実施の形態1においては、遠距離用レン
ジゲート回路6−1で検出した目標を基に、近距離用レ
ンジゲート回路6−2に対応する距離に到達する時間を
予測し、その時間にレンジゲート回路6−2に目標が存
在するかどうかについて相関処理を行うようにしてい
た。ここでは検出の信頼性を向上するため、図4に示す
ようにレンジゲート回路6−2の後段にも速度検出部8
−2を設け目標情報を速度情報で選別した後に相関処理
を行うように構成する。即ち、実施の形態1では到達時
間計算部15で求めた時間に近距離用レンジゲート回路
6−2で目標が検出されれば、それが遠距離用レンジゲ
ート回路6−1で検出した目標と同一目標でなくとも目
標と見なす可能性があるので、更に速度について選別す
ることでその可能性を低減する。
【0026】次に上述の構成の装置の動作を説明する。
遠距離用レンジゲート回路6−1で検出された目標の速
度は速度検出部8−1で求められる。例えばその速度が
v1であったとする。この速度情報は検出目標情報の一
部としてメモリ回路10へ入力される。その一方で、到
着時間計算部15でレンジゲート回路6−2に対応した
距離R2に目標が到達するデータレート数を求める。そ
のデータレート数後、近距離用レンジゲート回路6−2
で目標が検出され、速度検出部8−2で速度を求めた結
果、v2であったとする。この場合、相関処理部13で
は、レンジゲート回路6−1で検出した速度v1の目標
Aと、レンジゲート回路6−2で検出した速度v2の目
標Bとの間で相関処理が行われる。まず、実施の形態1
で行われる処理と同様の処理を行う。この場合は、計算
により求めたデータレート後にレンジゲート回路6−2
で目標が検出されている。実施の形態1ではこれでただ
ちに真の目標と判断した。本実施の形態ではこの処理に
加えて、それぞれのレンジゲート回路で検出した目標の
速度について以下の式(3)を基に相関をとる。 v1−v0<v2<v1+v0 (3) ここで、v0:予め設定した速度誤差範囲 つまり、遠距離用レンジゲート回路6−1で検出した目
標から求めたデータレート数後に、近距離用レンジゲー
ト回路6−2で目標が検出され、かつ、その速度が上の
式(3)の条件を満たした場合にのみ真の目標とする。
こうして真の目標を検出する信頼性が向上する。
遠距離用レンジゲート回路6−1で検出された目標の速
度は速度検出部8−1で求められる。例えばその速度が
v1であったとする。この速度情報は検出目標情報の一
部としてメモリ回路10へ入力される。その一方で、到
着時間計算部15でレンジゲート回路6−2に対応した
距離R2に目標が到達するデータレート数を求める。そ
のデータレート数後、近距離用レンジゲート回路6−2
で目標が検出され、速度検出部8−2で速度を求めた結
果、v2であったとする。この場合、相関処理部13で
は、レンジゲート回路6−1で検出した速度v1の目標
Aと、レンジゲート回路6−2で検出した速度v2の目
標Bとの間で相関処理が行われる。まず、実施の形態1
で行われる処理と同様の処理を行う。この場合は、計算
により求めたデータレート後にレンジゲート回路6−2
で目標が検出されている。実施の形態1ではこれでただ
ちに真の目標と判断した。本実施の形態ではこの処理に
加えて、それぞれのレンジゲート回路で検出した目標の
速度について以下の式(3)を基に相関をとる。 v1−v0<v2<v1+v0 (3) ここで、v0:予め設定した速度誤差範囲 つまり、遠距離用レンジゲート回路6−1で検出した目
標から求めたデータレート数後に、近距離用レンジゲー
ト回路6−2で目標が検出され、かつ、その速度が上の
式(3)の条件を満たした場合にのみ真の目標とする。
こうして真の目標を検出する信頼性が向上する。
【0027】目標検出の信頼性向上は、速度以外の他の
付加情報を用いてもよい。即ち、上述の実施の形態にお
いては速度情報についてフィルタリングをした後に相関
処理を行っていたが、図5に示すように目標の方位を検
出する方位検出部16−1及び16−2をレンジゲート
回路6−1及びレンジゲート回路6−2の後段にそれぞ
れ設け、方位情報についてフィルタリングをしてもよ
い。
付加情報を用いてもよい。即ち、上述の実施の形態にお
いては速度情報についてフィルタリングをした後に相関
処理を行っていたが、図5に示すように目標の方位を検
出する方位検出部16−1及び16−2をレンジゲート
回路6−1及びレンジゲート回路6−2の後段にそれぞ
れ設け、方位情報についてフィルタリングをしてもよ
い。
【0028】上述の構成による装置の動作を説明する。
図6は図5の構成による装置の動作を説明するための図
である。図5の方位検出部16−1,16−2は図6に
示すように、真後ろを0°とし、左右±θ°の検索範囲
をもち、自機109の右側を「+」、左側を「−」とす
る。目標110は遠距離用レンジゲート回路6−1に対
応する距離R1において+θ1の位置にあるとする。こ
の目標110はまずレンジゲート回路6−1で検出され
る。目標検出情報から速度検出部8で目標110の速度
を求め、それを基に近距離用レンジゲート回路6−2に
対応する距離R2に目標が到達するデータレート数を到
達時間計算部15で求める。一方で、方位検出部16−
1で「+θ1」という方位情報が与えられる。遠距離用
レンジゲート回路6−1で検出した目標についての情報
はメモリ回路10に記憶されるが、本実施の形態では
「距離R1,方位+θ1の位置に目標あり」という情報
が記憶される。次に、到達時間計算部15で求めたデー
タレート数後の近距離用レンジゲート回路6−2で検出
される目標について方位検出部16−2で方位情報を求
める。例えば、到達時間計算部15で計算されたデータ
レート数後に、レンジゲート回路6−2で検出した目標
の方位を方位検出部16−2で求めた結果Θであったと
する。この情報と情報とメモリ回路10に記憶された情
報との間で次に示す式(4)を用いて相関をとる。 (+θ1)−Δθ≦Θ≦(+θ1)+Δθ (4) ここで、Δθ:予め設定した方位誤差範囲 つまり、遠距離用レンジゲート回路6−1で検出した目
標から求めたデータレート数後に、近距離用レンジゲー
ト回路6−2で目標が検出され、かつ、その方位が上の
式(4)の条件を満たした場合にのみ真の目標とする。
図6は図5の構成による装置の動作を説明するための図
である。図5の方位検出部16−1,16−2は図6に
示すように、真後ろを0°とし、左右±θ°の検索範囲
をもち、自機109の右側を「+」、左側を「−」とす
る。目標110は遠距離用レンジゲート回路6−1に対
応する距離R1において+θ1の位置にあるとする。こ
の目標110はまずレンジゲート回路6−1で検出され
る。目標検出情報から速度検出部8で目標110の速度
を求め、それを基に近距離用レンジゲート回路6−2に
対応する距離R2に目標が到達するデータレート数を到
達時間計算部15で求める。一方で、方位検出部16−
1で「+θ1」という方位情報が与えられる。遠距離用
レンジゲート回路6−1で検出した目標についての情報
はメモリ回路10に記憶されるが、本実施の形態では
「距離R1,方位+θ1の位置に目標あり」という情報
が記憶される。次に、到達時間計算部15で求めたデー
タレート数後の近距離用レンジゲート回路6−2で検出
される目標について方位検出部16−2で方位情報を求
める。例えば、到達時間計算部15で計算されたデータ
レート数後に、レンジゲート回路6−2で検出した目標
の方位を方位検出部16−2で求めた結果Θであったと
する。この情報と情報とメモリ回路10に記憶された情
報との間で次に示す式(4)を用いて相関をとる。 (+θ1)−Δθ≦Θ≦(+θ1)+Δθ (4) ここで、Δθ:予め設定した方位誤差範囲 つまり、遠距離用レンジゲート回路6−1で検出した目
標から求めたデータレート数後に、近距離用レンジゲー
ト回路6−2で目標が検出され、かつ、その方位が上の
式(4)の条件を満たした場合にのみ真の目標とする。
【0029】上述の実施の形態2では速度又は方位どち
らかについて相関処理を行ったが図7に示すように、目
標の速度及び方位の両方について目標情報をフィルタリ
ングをして、その後に相関処理を行うようにしてもよ
い。これにより、更に真の目標の検出信頼性が向上す
る。
らかについて相関処理を行ったが図7に示すように、目
標の速度及び方位の両方について目標情報をフィルタリ
ングをして、その後に相関処理を行うようにしてもよ
い。これにより、更に真の目標の検出信頼性が向上す
る。
【0030】実施の形態3.真の目標の検出信頼性を向
上する他の装置について説明する。即ち、図8に示すよ
うに、実施の形態1の構成に加えて、母機高度情報を基
にレンジゲート回路6−1及び6−2の対応する距離を
母機輝度と違えるように調整するレンジゲート距離調整
部17を設ける。新しい構成要素であるレンジゲート距
離調整部17の動作の概要は以下の通りである。母機に
搭載されている電波高度計などで得られた母機に関する
高度情報がレンジゲート距離調整部17に入力される
と、レンジゲート回路6−1及び6−2の対応する距離
が母機高度と等しくならないように調整する。このレン
ジゲート距離調整部17によるレンジゲート回路6−
1、6−2の距離調整により、レンジゲート回路6−1
とレンジゲート回路6−2間の距離が変化する。従って
この情報を到達時間計算部15へも入力し、その情報を
基に近距離用レンジゲート回路6−2に対応する距離に
到達する時間を計算する。
上する他の装置について説明する。即ち、図8に示すよ
うに、実施の形態1の構成に加えて、母機高度情報を基
にレンジゲート回路6−1及び6−2の対応する距離を
母機輝度と違えるように調整するレンジゲート距離調整
部17を設ける。新しい構成要素であるレンジゲート距
離調整部17の動作の概要は以下の通りである。母機に
搭載されている電波高度計などで得られた母機に関する
高度情報がレンジゲート距離調整部17に入力される
と、レンジゲート回路6−1及び6−2の対応する距離
が母機高度と等しくならないように調整する。このレン
ジゲート距離調整部17によるレンジゲート回路6−
1、6−2の距離調整により、レンジゲート回路6−1
とレンジゲート回路6−2間の距離が変化する。従って
この情報を到達時間計算部15へも入力し、その情報を
基に近距離用レンジゲート回路6−2に対応する距離に
到達する時間を計算する。
【0031】このように、母機高度とレンジゲート回路
6−1及び6−2に対応する距離と等しくならないよう
に調整する理由を図9を用いて説明する。図9は、送信
波111と目標からの反射波112及び地表面からの反
射波(クラッタ)118の強度−距離の関係を示した図
である。この図に示すように、母機高度と距離が等しく
なる位置(図中R=Hと示した位置)で最も強大なクラ
ッタ118が出現する。このクラッタを直下クラッタと
呼ぶ。直下クラッタは、目標からの反射波112に比べ
てはるかに強大なため、R=Hの位置では目標の探知が
困難になる。これを防ぐため、レンジゲート距離調整部
17を用いてレンジゲート回路6−1及び6−2の対応
する距離が母機高度と等しくならないよう調整する。
6−1及び6−2に対応する距離と等しくならないよう
に調整する理由を図9を用いて説明する。図9は、送信
波111と目標からの反射波112及び地表面からの反
射波(クラッタ)118の強度−距離の関係を示した図
である。この図に示すように、母機高度と距離が等しく
なる位置(図中R=Hと示した位置)で最も強大なクラ
ッタ118が出現する。このクラッタを直下クラッタと
呼ぶ。直下クラッタは、目標からの反射波112に比べ
てはるかに強大なため、R=Hの位置では目標の探知が
困難になる。これを防ぐため、レンジゲート距離調整部
17を用いてレンジゲート回路6−1及び6−2の対応
する距離が母機高度と等しくならないよう調整する。
【0032】レンジゲート距離調整部17の更に具体的
な動作について説明する。母機に搭載されている電波高
度計などから母機高度情報がデータレート毎にレンジゲ
ート距離調整部17へ入力される。次に、レンジゲート
回路6−1及び6−2に対応する距離R1、R2と母機
高度Hとを比較する。例えば、R1=Hとなったとす
る。このとき、レンジゲート距離調整部17から遠距離
用レンジゲート回路6−1へ、その対応する距離の変更
を指示する信号を出力する。この信号を受けてレンジゲ
ート回路6−1で以下の式(5)に示すように対応する
距離をR1’に変更する。 R1’=R1+ΔR (5) ここで、ΔR:予め設定した距離変更量である。
な動作について説明する。母機に搭載されている電波高
度計などから母機高度情報がデータレート毎にレンジゲ
ート距離調整部17へ入力される。次に、レンジゲート
回路6−1及び6−2に対応する距離R1、R2と母機
高度Hとを比較する。例えば、R1=Hとなったとす
る。このとき、レンジゲート距離調整部17から遠距離
用レンジゲート回路6−1へ、その対応する距離の変更
を指示する信号を出力する。この信号を受けてレンジゲ
ート回路6−1で以下の式(5)に示すように対応する
距離をR1’に変更する。 R1’=R1+ΔR (5) ここで、ΔR:予め設定した距離変更量である。
【0033】一方で、この距離変更情報はレンジゲート
距離調整部17から到達時間計算部15へ入力され、到
達距離計算部15では実施例1で示した距離R2に目標
が到達するデータレート数を求める式においてR1をR
1’に置き換え、処理を行う。また、レンジゲート距離
調整部17には到達時間計算部15で求めたレンジゲー
ト回路6−2に対応する距離に目標が到達するデータレ
ート数の情報が、データレートカウンタ11からデータ
レートカウント数がそれぞれ入力される。データレート
カウンタ11からのカウント数がレンジゲート回路6−
2に対応する距離に目標が到達するデータレート数+1
となり、かつ、R1≠Hとなったとき、遠距離用レンジ
ゲート回路6−1に対応する距離をR1’からR1に戻
す指示がレンジゲート距離調整部17からレンジゲート
回路6−1及び到達距離計算部15へ出力され、レンジ
ゲート回路6−1に対応する距離を変更する前の状態に
戻る。R2=Hとなったときも同様の動作を行う。こう
して、直下クラッタの影響で目標の探知が困難になる状
況を防ぐことができる。
距離調整部17から到達時間計算部15へ入力され、到
達距離計算部15では実施例1で示した距離R2に目標
が到達するデータレート数を求める式においてR1をR
1’に置き換え、処理を行う。また、レンジゲート距離
調整部17には到達時間計算部15で求めたレンジゲー
ト回路6−2に対応する距離に目標が到達するデータレ
ート数の情報が、データレートカウンタ11からデータ
レートカウント数がそれぞれ入力される。データレート
カウンタ11からのカウント数がレンジゲート回路6−
2に対応する距離に目標が到達するデータレート数+1
となり、かつ、R1≠Hとなったとき、遠距離用レンジ
ゲート回路6−1に対応する距離をR1’からR1に戻
す指示がレンジゲート距離調整部17からレンジゲート
回路6−1及び到達距離計算部15へ出力され、レンジ
ゲート回路6−1に対応する距離を変更する前の状態に
戻る。R2=Hとなったときも同様の動作を行う。こう
して、直下クラッタの影響で目標の探知が困難になる状
況を防ぐことができる。
【0034】実施の形態4.真の目標の検出信頼性を向
上する他の装置について説明する。先の実施の形態で
は、レンジゲート回路6−1及び6−2の両方に対応す
る距離がいずれも母機高度と違えるようにするレンジゲ
ート距離調整部17を用いていたが、図10に示すよう
に速度検出部8で得られた目標の速度情報によりレンジ
ゲート回路6−2の対応する距離を調整するようにして
もよい。
上する他の装置について説明する。先の実施の形態で
は、レンジゲート回路6−1及び6−2の両方に対応す
る距離がいずれも母機高度と違えるようにするレンジゲ
ート距離調整部17を用いていたが、図10に示すよう
に速度検出部8で得られた目標の速度情報によりレンジ
ゲート回路6−2の対応する距離を調整するようにして
もよい。
【0035】図10の構成による装置の具体的な動作を
説明する。遠距離用のレンジゲート回路6−1で検出し
た目標の速度を速度検出部8で求める。その速度情報を
レンジゲート距離調整部17へ入力する。レンジゲート
距離調整部17では、入力された目標の速度vtgt と予
め設定した速度vfix とを比較し、vtgt <vfix の場
合低速度目標と識別し、vtgt >vfix の場合高速度目
標と識別する。目標が高速度目標の場合、レンジゲート
距離調整部17から近距離用のレンジゲート回路6−2
へその対応する距離の変更を指示する信号を出力する。
この信号を受けてレンジゲート回路6−2で以下の式
(6)に示すように対応する距離をR2’に変更する。 R2=R2+ΔR21 (6) ここで、ΔR21:予め設定された距離調整量である。
説明する。遠距離用のレンジゲート回路6−1で検出し
た目標の速度を速度検出部8で求める。その速度情報を
レンジゲート距離調整部17へ入力する。レンジゲート
距離調整部17では、入力された目標の速度vtgt と予
め設定した速度vfix とを比較し、vtgt <vfix の場
合低速度目標と識別し、vtgt >vfix の場合高速度目
標と識別する。目標が高速度目標の場合、レンジゲート
距離調整部17から近距離用のレンジゲート回路6−2
へその対応する距離の変更を指示する信号を出力する。
この信号を受けてレンジゲート回路6−2で以下の式
(6)に示すように対応する距離をR2’に変更する。 R2=R2+ΔR21 (6) ここで、ΔR21:予め設定された距離調整量である。
【0036】一方で、この距離変更情報はレンジゲート
距離調整部17から到着時間計算部15へ入力され、到
達距離計算部15では実施例1で示した距離R2に目標
が到達するデータレート数を求める式においてR2をR
2’に置き換え、処理を行う。データレートカウンタ1
1からレンジゲート距離調整部17に、レンジゲート回
路6−2に対応する距離に到達するデータレート数+1
のカウントが入力された後、遅い目標を検出したときに
レンジゲート回路6−2に対応する距離をR2’からR
2に戻す指示がレンジゲート距離調整部17からレンジ
ゲート回路6−2及び到達距離計算部15へ出力され、
レンジゲート回路6−2に対応する距離を変更する前の
状態に戻る。低速度目標の場合はこのような動作は行わ
ない。高速度目標は特に脅威度の高い目標であることが
多いので、できるだけ母機から遠い位置で目標を識別す
る必要がある。以上のような構成にすることにより高速
度目標を他の実施の形態に比べてより遠くで識別できる
ので、早期に対抗手段を講じることが可能となり母機の
残存性を高めることができる。
距離調整部17から到着時間計算部15へ入力され、到
達距離計算部15では実施例1で示した距離R2に目標
が到達するデータレート数を求める式においてR2をR
2’に置き換え、処理を行う。データレートカウンタ1
1からレンジゲート距離調整部17に、レンジゲート回
路6−2に対応する距離に到達するデータレート数+1
のカウントが入力された後、遅い目標を検出したときに
レンジゲート回路6−2に対応する距離をR2’からR
2に戻す指示がレンジゲート距離調整部17からレンジ
ゲート回路6−2及び到達距離計算部15へ出力され、
レンジゲート回路6−2に対応する距離を変更する前の
状態に戻る。低速度目標の場合はこのような動作は行わ
ない。高速度目標は特に脅威度の高い目標であることが
多いので、できるだけ母機から遠い位置で目標を識別す
る必要がある。以上のような構成にすることにより高速
度目標を他の実施の形態に比べてより遠くで識別できる
ので、早期に対抗手段を講じることが可能となり母機の
残存性を高めることができる。
【0037】なお、図11に示す構成の装置のように、
上記実施の形態3及び実施の形態4を組み合わせてもよ
い。これにより各実施の形態の効果を併せた効果が得ら
れる。
上記実施の形態3及び実施の形態4を組み合わせてもよ
い。これにより各実施の形態の効果を併せた効果が得ら
れる。
【0038】実施の形態5.全体性能としては一定の装
置を、位置検出精度を高くしたり、捜索距離の範囲を大
きくしたりと目的(モード)に応じて切替える装置を説
明する。図12は本実施の形態における目標検出装置の
構成を示す図である。図において、18は動作モード設
定部であり、検出精度向上と範囲拡大の選択をする。動
作モードにより、レンジゲート回路6−1及び6−2の
2つのレンジゲート幅と対応する距離を調整するレンジ
ゲート幅調整部19を追加してその値を制御できるよう
にしている。以下、他の実施の形態の装置と異なる動作
につき説明する。動作モード設定部18では、(1):
遠距離を捜索するモード、(2):目標の正確な距離を
求めるモード、(3):1および2の混合モードを設定
する。各モードの設定によりレンジゲート距離調整部1
7では距離調整情報を、レンジゲート幅調整部19では
レンジゲート幅調整情報をそれぞれ遠距離用レンジゲー
ト回路6−1及び近距離用レンジゲート回路6−2へ出
力し、レンジゲート回路6−1及び6−2を制御する。
置を、位置検出精度を高くしたり、捜索距離の範囲を大
きくしたりと目的(モード)に応じて切替える装置を説
明する。図12は本実施の形態における目標検出装置の
構成を示す図である。図において、18は動作モード設
定部であり、検出精度向上と範囲拡大の選択をする。動
作モードにより、レンジゲート回路6−1及び6−2の
2つのレンジゲート幅と対応する距離を調整するレンジ
ゲート幅調整部19を追加してその値を制御できるよう
にしている。以下、他の実施の形態の装置と異なる動作
につき説明する。動作モード設定部18では、(1):
遠距離を捜索するモード、(2):目標の正確な距離を
求めるモード、(3):1および2の混合モードを設定
する。各モードの設定によりレンジゲート距離調整部1
7では距離調整情報を、レンジゲート幅調整部19では
レンジゲート幅調整情報をそれぞれ遠距離用レンジゲー
ト回路6−1及び近距離用レンジゲート回路6−2へ出
力し、レンジゲート回路6−1及び6−2を制御する。
【0039】以下、各モードにおける動作について図1
3を用いて説明する。動作モード(1)では、レンジゲ
ート回路6−1及び6−2に対応する距離R1、R2を
母機109に遠目に設定し、レンジゲート幅を広くする
ように動作する。レンジゲート距離調整部17から距離
設定信号がレンジゲート回路6−1及び6−2へ入力さ
れると、レンジゲート回路6−1及び6−2対応する距
離R1、R2は次のように設定される。 R1=R+Δr1 R2=R+Δr2 (7) ここで、R :基準となる距離(あらかじめ設定) Δr1:R1設定用にあらかじめ設定された距離調整量
(動作モード(1)のとき) Δr2:R2設定用にあらかじめ設定された距離調整量
(動作モード(2)のとき) ただし、Δr1>Δr2である。
3を用いて説明する。動作モード(1)では、レンジゲ
ート回路6−1及び6−2に対応する距離R1、R2を
母機109に遠目に設定し、レンジゲート幅を広くする
ように動作する。レンジゲート距離調整部17から距離
設定信号がレンジゲート回路6−1及び6−2へ入力さ
れると、レンジゲート回路6−1及び6−2対応する距
離R1、R2は次のように設定される。 R1=R+Δr1 R2=R+Δr2 (7) ここで、R :基準となる距離(あらかじめ設定) Δr1:R1設定用にあらかじめ設定された距離調整量
(動作モード(1)のとき) Δr2:R2設定用にあらかじめ設定された距離調整量
(動作モード(2)のとき) ただし、Δr1>Δr2である。
【0040】この情報は到達時間計算部15へ入力さ
れ、近距離用レンジゲート回路6−2に対応する距離R
2に目標が到達するデータレート数の計算に使われる。
また、レンジゲート幅調整部19からレンジゲート幅設
定信号が入力されると、レンジゲート回路6−1及び6
−2のレンジゲート幅は次のようになる。 レンジゲート回路6−1のレンジゲート幅A: R1−w1/2≦A≦R1+w1/2 レンジゲート回路6−2のレンジゲート幅B: R2−w1/2≦B≦R2+w1/2 (8) ここで、w1:動作モード(1)におけるレンジゲート
幅設定量 ただし、w1>w2(w2:動作モード(2)における
レンジゲート幅設定量)である。 レンジゲート幅を広くすることにより距離精度は低下す
るが、そのレンジゲート内には送信パルス120が多く
入力されるためデューティ比が高くなる、つまり送信電
力増加の効果が得られ、探知距離の延伸を図ることがで
きる。
れ、近距離用レンジゲート回路6−2に対応する距離R
2に目標が到達するデータレート数の計算に使われる。
また、レンジゲート幅調整部19からレンジゲート幅設
定信号が入力されると、レンジゲート回路6−1及び6
−2のレンジゲート幅は次のようになる。 レンジゲート回路6−1のレンジゲート幅A: R1−w1/2≦A≦R1+w1/2 レンジゲート回路6−2のレンジゲート幅B: R2−w1/2≦B≦R2+w1/2 (8) ここで、w1:動作モード(1)におけるレンジゲート
幅設定量 ただし、w1>w2(w2:動作モード(2)における
レンジゲート幅設定量)である。 レンジゲート幅を広くすることにより距離精度は低下す
るが、そのレンジゲート内には送信パルス120が多く
入力されるためデューティ比が高くなる、つまり送信電
力増加の効果が得られ、探知距離の延伸を図ることがで
きる。
【0041】動作モード(2)では、レンジゲート回路
6−1及び6−2に対応する距離R1,R2を母機10
9に近目に設定し、レンジゲート幅を狭くするように動
作する。レンジゲート距離調整部17から距離設定信号
がレンジゲート回路6−1及び6−2へ入力されると、
レンジゲート回路6−1及び6−2に対応する距離R
1、R2は次のように設定される。 R1=R+Δr3 R2=R (9) ここで、R:基準となる距離(あらかじめ設定) Δr3:R1設定用にあらかじめ設定された距離調整量
(動作モード(2)のとき) ただし、Δr1>Δr2>Δr3である。
6−1及び6−2に対応する距離R1,R2を母機10
9に近目に設定し、レンジゲート幅を狭くするように動
作する。レンジゲート距離調整部17から距離設定信号
がレンジゲート回路6−1及び6−2へ入力されると、
レンジゲート回路6−1及び6−2に対応する距離R
1、R2は次のように設定される。 R1=R+Δr3 R2=R (9) ここで、R:基準となる距離(あらかじめ設定) Δr3:R1設定用にあらかじめ設定された距離調整量
(動作モード(2)のとき) ただし、Δr1>Δr2>Δr3である。
【0042】この情報は到達時間計算部15へ入力さ
れ、近距離用レンジゲート回路6−2に対応する距離R
2に目標が到達するデータレート数の計算に使われる。
また、レンジゲート幅調整部19からレンジゲート幅設
定信号が入力されると、レンジゲート回路6−1及び6
−2のレンジゲート幅は次のようになる。 レンジゲート回路6−1のレンジゲート幅A: R1−w2/2≦A≦R1+w2/2 レンジゲート回路6−2のレンジゲート幅B: R2−w2/2≦B≦R2+w2/2 (10) ここで、w2:動作モード(2)におけるレンジゲート
幅設定量 ただし、w1>w2(w2:動作モード(2)における
レンジゲート幅設定量)である。 レンジゲート幅を狭くすることにより送信パルス120
の入力が少なくなるのでデューティ比は小さくなり最大
探知距離は短くなるが、距離精度が高くなるので、目標
の正確な距離を求めることができる。
れ、近距離用レンジゲート回路6−2に対応する距離R
2に目標が到達するデータレート数の計算に使われる。
また、レンジゲート幅調整部19からレンジゲート幅設
定信号が入力されると、レンジゲート回路6−1及び6
−2のレンジゲート幅は次のようになる。 レンジゲート回路6−1のレンジゲート幅A: R1−w2/2≦A≦R1+w2/2 レンジゲート回路6−2のレンジゲート幅B: R2−w2/2≦B≦R2+w2/2 (10) ここで、w2:動作モード(2)におけるレンジゲート
幅設定量 ただし、w1>w2(w2:動作モード(2)における
レンジゲート幅設定量)である。 レンジゲート幅を狭くすることにより送信パルス120
の入力が少なくなるのでデューティ比は小さくなり最大
探知距離は短くなるが、距離精度が高くなるので、目標
の正確な距離を求めることができる。
【0043】動作モード(3)では、遠距離用レンジゲ
ート回路6−1については動作モード(1)と同様の動
作を行い、近距離用レンジゲート回路6−2では動作モ
ード(2)と同様の動作を行う。この場合、遠距離にお
いては動作モード(1)の効果が得られ、近距離では動
作モード(2)の効果が得られる。
ート回路6−1については動作モード(1)と同様の動
作を行い、近距離用レンジゲート回路6−2では動作モ
ード(2)と同様の動作を行う。この場合、遠距離にお
いては動作モード(1)の効果が得られ、近距離では動
作モード(2)の効果が得られる。
【0044】他の目標検出装置の構成として、図10と
図12の装置を組み合わせてもよい。これにより、各場
合の両方の効果を得ることができる。
図12の装置を組み合わせてもよい。これにより、各場
合の両方の効果を得ることができる。
【0045】実施の形態6.装置規模の縮小を目的とす
る目標検出装置を説明する。即ち、先の各実施の形態で
は遠距離用レンジゲート回路6−1で検出した目標と近
距離用レンジゲート回路6−2で検出した目標との間で
相関処理を行っていたが、相関処理部13を省いて更に
規模を小さくした装置を図15に示す。
る目標検出装置を説明する。即ち、先の各実施の形態で
は遠距離用レンジゲート回路6−1で検出した目標と近
距離用レンジゲート回路6−2で検出した目標との間で
相関処理を行っていたが、相関処理部13を省いて更に
規模を小さくした装置を図15に示す。
【0046】以下、上述の構成の装置が他の実施の形態
の装置と異なる点について説明する。遠距離用レンジゲ
ート回路6−1で検出した目標について速度検出部8で
速度を求め、その情報を到達距離計算部15へ入力す
る。近距離用レンジゲート回路6−2に対応する距離に
目標が到達する時間(データレート数)を到達距離計算
部15で求めてメモリ回路10に記録する。トリガ回路
12へは、この情報と共にレンジゲート回路6−1で目
標検出後データレートカウンタ11からのカウント信号
も入力される。そのカウント数がメモリ回路10から入
力されたデータレート数になると、近距離用レンジゲー
ト回路6−2が動作する。その時にレンジゲート回路6
−2で検出した目標を真の目標と見なし、速度検出部8
−2で目標の速度を求めてフィルタリングを行い、指示
器14等へ目標検出情報を出力する。以上のような構成
とすることで、相関処理部13を用いずに目標を検出で
きて装置規模の小型化及び信号処理時間の短縮を図るこ
とができる。
の装置と異なる点について説明する。遠距離用レンジゲ
ート回路6−1で検出した目標について速度検出部8で
速度を求め、その情報を到達距離計算部15へ入力す
る。近距離用レンジゲート回路6−2に対応する距離に
目標が到達する時間(データレート数)を到達距離計算
部15で求めてメモリ回路10に記録する。トリガ回路
12へは、この情報と共にレンジゲート回路6−1で目
標検出後データレートカウンタ11からのカウント信号
も入力される。そのカウント数がメモリ回路10から入
力されたデータレート数になると、近距離用レンジゲー
ト回路6−2が動作する。その時にレンジゲート回路6
−2で検出した目標を真の目標と見なし、速度検出部8
−2で目標の速度を求めてフィルタリングを行い、指示
器14等へ目標検出情報を出力する。以上のような構成
とすることで、相関処理部13を用いずに目標を検出で
きて装置規模の小型化及び信号処理時間の短縮を図るこ
とができる。
【0047】上述の実施の形態において、近距離用レン
ジゲート回路6−2で検出した情報について速度を検出
してフィルタリングしていたが、方位検出部16により
目標の方位を検出してフィルタリングするようにしても
同様の効果が得られる。この場合の構成を図16に示
す。この場合、目標の方位情報を得ることができる。も
ちろん、図17に示すように図15と図16の装置を組
み合わせてもよい。この場合、目標の速度及び方位を検
出することができる。また更に、図18に示す装置にし
てレンジゲート距離調整部17を設け、母機高度情報を
用いてレンジゲート回路6−1及び6−2の対応する距
離が母機高度と等しくならないようにしてもよい。
ジゲート回路6−2で検出した情報について速度を検出
してフィルタリングしていたが、方位検出部16により
目標の方位を検出してフィルタリングするようにしても
同様の効果が得られる。この場合の構成を図16に示
す。この場合、目標の方位情報を得ることができる。も
ちろん、図17に示すように図15と図16の装置を組
み合わせてもよい。この場合、目標の速度及び方位を検
出することができる。また更に、図18に示す装置にし
てレンジゲート距離調整部17を設け、母機高度情報を
用いてレンジゲート回路6−1及び6−2の対応する距
離が母機高度と等しくならないようにしてもよい。
【0048】また更に、図19に示す装置としてレンジ
ゲート距離調整部17を設け、目標の速度情報を基に近
距離用レンジゲート回路6−2の対応する距離を調整す
るようにしてもよい。以下、構成図は省略するが、図1
8と図19に示す装置を組み合わせてもよい。また、図
12と図15に示す装置を組み合わせてもよい。また、
図14と図15に示す装置を組み合わせてもよい。上述
の各構成を別の又は更に組み合わせたとしてもよい。い
ずれの場合も組み合わせる基となった構成の特徴をあわ
せた効果が得られる。
ゲート距離調整部17を設け、目標の速度情報を基に近
距離用レンジゲート回路6−2の対応する距離を調整す
るようにしてもよい。以下、構成図は省略するが、図1
8と図19に示す装置を組み合わせてもよい。また、図
12と図15に示す装置を組み合わせてもよい。また、
図14と図15に示す装置を組み合わせてもよい。上述
の各構成を別の又は更に組み合わせたとしてもよい。い
ずれの場合も組み合わせる基となった構成の特徴をあわ
せた効果が得られる。
【0049】
【発明の効果】以上のようにこの説明によれば異なる距
離に対応した2つのレンジゲート回路を持ち、遠距離用
レンジゲート回路で検出した目標の速度を求めて近距離
用レンジゲート回路対応の距離に目標が到達する時間を
計算し、その間記憶した目標情報と実際の入力である近
距離用レンジゲート回路からの目標情報とで相関処理を
行う構成としたので、偽の速度目標を除去でき、しかも
装置規模を小さくできる効果がある。
離に対応した2つのレンジゲート回路を持ち、遠距離用
レンジゲート回路で検出した目標の速度を求めて近距離
用レンジゲート回路対応の距離に目標が到達する時間を
計算し、その間記憶した目標情報と実際の入力である近
距離用レンジゲート回路からの目標情報とで相関処理を
行う構成としたので、偽の速度目標を除去でき、しかも
装置規模を小さくできる効果がある。
【0050】また更に、2つのレンジゲートのみを持
ち、遠距離用レンジゲート回路で検出した目標の速度を
求めて近距離用レンジゲート回路対応の距離に目標が到
達する時間を計算し、その時間に近距離用レンジゲート
回路を動作させる構成としたので、更に装置の小型化及
び信号処理時間を短縮する効果がある。
ち、遠距離用レンジゲート回路で検出した目標の速度を
求めて近距離用レンジゲート回路対応の距離に目標が到
達する時間を計算し、その時間に近距離用レンジゲート
回路を動作させる構成としたので、更に装置の小型化及
び信号処理時間を短縮する効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1における目標検出装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図2】 実施の形態1における目標検出装置の動作を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図3】 実施の形態1における目標検出装置の動作を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図4】 この発明の実施の形態2における目標検出装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図5】 実施の形態2における他の目標検出装置のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図6】 図5の目標検出装置の動作を説明するための
図である。
図である。
【図7】 実施の形態2における他の目標検出装置のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図8】 実施の形態3における目標検出装置のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図9】 図8の目標検出装置の動作を説明するための
図である。
図である。
【図10】 この発明の実施の形態4における目標検出
装置のブロック図である。
装置のブロック図である。
【図11】 実施の形態4における他の目標検出装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態5における目標検出
装置のブロック図である。
装置のブロック図である。
【図13】 図12の目標検出装置の動作を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図14】 実施の形態5における他の目標検出装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図15】 実施の形態6における目標検出装置のブロ
ック図である。
ック図である。
【図16】 実施の形態6における他の目標検出装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図17】 実施の形態6における他の目標検出装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図18】 実施の形態6における他の目標検出装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図19】 実施の形態6における他の目標検出装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図20】 従来の目標検出装置のブロック図である。
【図21】 従来の目標検出装置の動作を説明するため
の図である。
の図である。
【図22】 従来の目標検出装置の動作を説明するため
の図である。
の図である。
1 送受信アンテナ、2 送信機、3 送受信切換装
置、4 受信機、5 信号処理器、6−1 遠距離用レ
ンジゲート回路、6−2 近距離用レンジゲート回路、
7 合成器、8−1,8−2 速度検出部、9 到達位
置計算部、10メモリ回路、11 データレートカウン
タ、12 トリガ回路、13 相関処理部、14 指示
器、15 到達時間計算部、16−1,16−2 方位
検出部、17 レンジゲート距離調整部、18 動作モ
ード設定部、19 レンジゲート幅調整部。
置、4 受信機、5 信号処理器、6−1 遠距離用レ
ンジゲート回路、6−2 近距離用レンジゲート回路、
7 合成器、8−1,8−2 速度検出部、9 到達位
置計算部、10メモリ回路、11 データレートカウン
タ、12 トリガ回路、13 相関処理部、14 指示
器、15 到達時間計算部、16−1,16−2 方位
検出部、17 レンジゲート距離調整部、18 動作モ
ード設定部、19 レンジゲート幅調整部。
Claims (6)
- 【請求項1】 それぞれ単一の測定区間を持ち、近距離
用と遠距離用に対応するレンジゲート回路を合計2回路
と、 上記少なくとも1つのレンジゲート回路の出力で目標の
速度を検出する速度検出手段と、 上記検出した速度に基づいて目標が上記近距離用のレン
ジゲート回路に到達する時間を予測する到達時間計算手
段とを備え、 上記到達時間計算手段で予測した時間後に、上記近距離
用のレンジゲート回路の出力を最終出力とすることを特
徴とする目標検出装置。 - 【請求項2】 遠距離用のレンジゲート回路の出力を時
間情報と共に記憶するメモリと、到達時間計算手段で予
測した時間後の上記メモリ中の遠距離用のレンジゲート
回路の出力情報と近距離用のレンジゲート回路の出力と
の相関処理をして最終出力を得る相関処理手段とを付加
したことを特徴とする請求項1記載の目標検出装置。 - 【請求項3】 遠距離用のレンジゲート回路と近距離用
のレンジゲート回路のそれぞれの出力である目標情報に
対し、速度または方位情報を検出する付加情報検出手段
を付加して、 上記付加情報によりフィルタした目標について到達時間
計算をし、または相関処理をするか最終出力するように
したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の目
標検出装置。 - 【請求項4】 測定点の高度情報を入力として2つのレ
ンジゲート回路の測定対象距離を変更するレンジゲート
距離調整手段を付加したことを特徴とする請求項2記載
の目標検出装置。 - 【請求項5】 目標の速度情報により少なくとも近距離
用のレンジゲート回路の測定対象距離を変更するレンジ
ゲート距離調整手段を付加したことを特徴とする請求項
2記載の目標検出装置。 - 【請求項6】 レンジゲート回路は、レンジゲートの幅
を可変にしたことを特徴とする請求項2記載の目標検出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03671097A JP3229236B2 (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 目標検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03671097A JP3229236B2 (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 目標検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10232280A true JPH10232280A (ja) | 1998-09-02 |
JP3229236B2 JP3229236B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=12477332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03671097A Expired - Fee Related JP3229236B2 (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 目標検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3229236B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009030998A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Toshiba Corp | 距離算出装置 |
JP2009300133A (ja) * | 2008-06-11 | 2009-12-24 | Japan Aerospace Exploration Agency | 航空機搭載用光学式遠隔気流計測装置 |
JP2010002410A (ja) * | 2008-05-22 | 2010-01-07 | Mitsubishi Electric Corp | レーダ装置 |
JP2011127961A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Mitsubishi Electric Corp | レーダ装置 |
JP2012107925A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Mitsubishi Electric Corp | レーダ装置 |
JP2020003357A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 株式会社デンソーテン | レーダ装置及び物標検出方法 |
-
1997
- 1997-02-20 JP JP03671097A patent/JP3229236B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009030998A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Toshiba Corp | 距離算出装置 |
JP2010002410A (ja) * | 2008-05-22 | 2010-01-07 | Mitsubishi Electric Corp | レーダ装置 |
JP2009300133A (ja) * | 2008-06-11 | 2009-12-24 | Japan Aerospace Exploration Agency | 航空機搭載用光学式遠隔気流計測装置 |
JP2011127961A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Mitsubishi Electric Corp | レーダ装置 |
JP2012107925A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Mitsubishi Electric Corp | レーダ装置 |
JP2020003357A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 株式会社デンソーテン | レーダ装置及び物標検出方法 |
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---|---|
JP3229236B2 (ja) | 2001-11-19 |
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