JPH10231376A - 抗菌性樹脂発泡体 - Google Patents

抗菌性樹脂発泡体

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JPH10231376A
JPH10231376A JP9035778A JP3577897A JPH10231376A JP H10231376 A JPH10231376 A JP H10231376A JP 9035778 A JP9035778 A JP 9035778A JP 3577897 A JP3577897 A JP 3577897A JP H10231376 A JPH10231376 A JP H10231376A
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JP
Japan
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foam
weight
resin
antibacterial
styrene
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JP9035778A
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English (en)
Inventor
Keiichi Nakazawa
桂一 中沢
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた抗菌力を発現すると共に光変色のな
く、靱性、耐塩水性の改良された熱可塑性樹脂組成物発
泡体の作製。 【解決手段】 熱可塑性樹脂99.9〜90重量%、酸
化亜鉛0.1〜10重量%からなる抗菌性樹脂組成物発
泡体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌性に優れる熱
可塑性樹脂組成物の発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂は電子・電気分野、家電分
野、自動車分野、便座・台所・風呂場まわり等のサニタ
リー分野、雑貨、建築資材などの幅広い分野で使用され
ているが、近年、これらに使われている製品において細
菌や黴が繁殖し、人体に悪影響を及ぼすことが指摘され
ており、例えば、O−157による被害などは記憶に新
しい。
【0003】抗菌性を熱可塑性樹脂に付与する方法とし
ては抗菌剤を熱可塑性樹脂に練り込むか、あるいは熱可
塑性樹脂製品の表面に抗菌剤を塗布する方法がある。現
状では、抗菌剤としては無機系抗菌剤が主に練り込みに
使用され、一方、有機系抗菌剤が主に液状で製品に塗布
して使用されている。無機系抗菌剤の代表例は銀などの
金属で置換されたゼオライトや合成鉱物などが挙げら
れ、有機抗菌剤としてはクロロヘキシジン、第4級アン
モニウム塩等が挙げられる。
【0004】無機系抗菌剤は耐熱性に優れ、溶融状態の
樹脂や繊維などに成形前に練り込むことが出来るが、イ
オンを遊離しやすい点に不安があり、特に銀系の抗菌剤
は着色しやすいなどの問題がある。酸化亜鉛を抗菌剤と
して使用することは例えば特開平4−93360号公報
(シート成形品で評価しているためさほど多くは添加し
ていないまた効果の程が定量的に表示されていないので
わからない。またスチレン系の樹脂に関しての具体的評
価の記載がない。)、特開平5−140331号公報
(粒径0.1μ以下の酸化亜鉛微粒子を添加する方法が
提案されており、厚さ0.2μのフィルムでの効果が記
載されている。5%の添加で効果が測定されており、添
加量として多く、また無機粒子は粒径が小さいほど凝集
し易いという特色を持っており、さらに特殊な酸化亜鉛
であるため経済的にも高いという欠点がある)等により
公知であったが、発泡体はり実現されていなかった。こ
の理由を推測するに、多くの無機粉体を含む発泡成形は
難しく、気泡壁が発泡時破け連続気泡となり強度特に靱
性の低下等を引き起こす為と考えられる。その為少量の
添加で抗菌効果のある方法が望まれていた。
【0005】また、銀系の微粒抗菌剤による発泡成形は
試みられたが、銀系の抗菌剤は使用中光による着色がお
こる欠点、塩素イオン存在下で効果が著しく減少する欠
点、塩分のある用途例えば、魚用の容器類、漬物用の容
器類、海の近くの建築用途および土木用途、汗があたる
スポーツ用途等は実質上抗菌効果が無かったという欠点
があった。
【0006】この為、安価な酸化亜鉛による性能の優れ
た抗菌性発泡体の開発が望まれていた。
【0007】
【発明が解決使用とする課題】本発明の目的は光による
変色無しに、抗菌性を有する樹脂組成物発泡体を安価に
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】ポリスチレン系樹脂に、
従来より抗菌剤として用いられている酸化亜鉛と有機カ
ルボン酸の金属塩及びオレフィン系樹脂を添加すること
により、衝撃強度を落とさずにより一層の抗菌性効果が
得られることを発見し本発明に至った。すなわち、 (1)熱可塑性樹脂99.9〜90重量%、酸化亜鉛
0.1〜10重量%からなる抗菌性樹脂組成物発泡体。 (2)熱可塑性樹脂がスチレン系樹脂であることを特徴
とする(1)記載の抗菌性樹脂発泡体。 (3)(A)スチレン系樹脂99.89〜80重量%、
(B)酸化亜鉛0.1〜10重量%、(C)有機カルボ
ン酸金属塩0.01〜10重量%からなる抗菌性樹脂組
成物発泡体。 (4)(A)スチレン系樹脂99.8〜50重量%、
(B)酸化亜鉛0.1〜10重量%、(D)アミン化合
物0.1〜40重量%からなる抗菌性樹脂組成物発泡
体。 (5)(E)オレフィン系樹脂0.1〜10重量%を加
える(2)、(3)、(4)記載の抗菌性樹脂組成物の
発泡体。 (6)(1)、(2)、(3)、(4)、(5)記載の
食品用発泡体。 (7)(1)、(2)、(3)、(4)、(5)記載の
住宅・土木用発泡体。 (8)(1)、(2)、(3)、(4)、(5)記載の
断熱材用発泡体。 (9)(1)、(2)、(3)、(4)、(5)記載の
緩衝材用発泡体。 (10)(1)、(2)、(3)、(4)、(5)記載
の浮き用発泡体。 に関する。
【0009】以下、詳細に本発明を説明する。本発明に
おいて使用される熱可塑性樹脂とは、通常の通常の発泡
成形の際に原料として用いられる熱可塑性樹脂の中から
任意に選ぶことができる。このようなものとしては、例
えばスチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、メタクリル系
樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂、フ
ッ素樹脂および各種の熱可塑性エラストマーなどが挙げ
られるが、これらの中でもスチレン系樹脂、オレフィン
系樹脂、メタクリル系樹脂及びポリ塩化ビニル系樹脂が
好適であり、特にスチレン系樹脂が好適である。
【0010】本発明において(A)成分として使用され
るスチレン系樹脂としては、一般に成形用として使用さ
れているもの、例えばスチレンの単一重合体(GPP
S)のほか、ハイインパクトポリスチレン(HIP
S)、メチルメタクリレート・スチレン共重合体(M
S)、メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン共
重合体(MBS)、スチレン・無水マレイン酸共重合体
(SMA)、スチレン・メタクリル酸共重合体(SMA
A)、α−メチルスチレンまたはマレイミドを共重合し
てなる耐熱性スチレン樹脂、さらには、スチレン・アク
リロニトリル系共重合樹脂、α−メチルスチレン・アク
リロニトリル系共重合樹脂、ポリフェニレンエーテル樹
脂などを挙げることができる。
【0011】ここで、スチレン・アクリロニトリル系共
重合樹脂としては、アクリロニトリル・スチレン共重合
体(AS)、アクリロニトリル・スチレン・ブタジエン
共重合体(ABS)、アクリロニトリル・スチレン・ア
クリルゴム共重合体(AAS)、アクリロニトリル・ス
チレン・塩素化ポリエチレン共重合体(ACS)、アク
リロニトリル・スチレン・エチレン−プロピレンゴム共
重合体(AES)、アクリロニトリル・スチレン・エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、α−メチルスチレンまたは
マレイミドを共重合してなる耐熱性ABS樹脂等を包含
し、また、α−メチルスチレン・アクリロニトリル系共
重合樹脂は、スチレン・アクリロニトリル系共重合樹脂
のスチレン部分がα−メチルスチレンに置き変わったα
−メチルスチレン・アクリロニトリル系共重合樹脂を挙
げることができる。これらの中でも特にPS、HIP
S、AS、ABS樹脂に於いてより有効である。
【0012】これらのスチレン系樹脂は、重量平均分子
量(Mw)が1,000〜1,000,000、好まし
くは10,000〜1,000,000、さらに好まし
くは50,000〜800,000の範囲にあるものが
好ましい。また、これらの熱可塑性樹脂は単独で用いて
もよいし、2種以上を組み合わせてポリマーアロイとし
て用いてもよい。又分岐構造を持つスチレン樹脂も好ま
しく用いられる。
【0013】本発明において用いられる(B)酸化亜鉛
は0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%、
さらに好ましくは0.5〜3重量%用いられる。添加量
が少ないと抗菌性の効果がなく、添加量を多くすると強
度が低下するしその抗菌性の効果の向上も頭打ちになる
ので意味がない。酸化亜鉛の粒径は,は0.1〜1μm
が好ましく、0.2〜0.75μmがより好ましい。無
論、特開平5−140331号公報に記載されているフ
ィルム用に使用されているような0.1μmのものも用
いられる。製造方法は乾式法としてフランス法(間接
法)、アメリカ法(直接法)、パルマートン法、蒸気法
等が挙げられ、湿式法としては亜鉛塩水溶液法(炭酸
法、アンモニア法)苛性アルカリ法、亜鉛末酸化法、再
生亜鉛華法、等いずれでも構わない。また、活性亜鉛
華、表面処理品、透明亜鉛白、複合製品等でも良く、工
業材料vol.44(10)p48(1996)記載の
パーシャルコートされた酸化亜鉛等も好適である。
【0014】酸化亜鉛の不純物は少ない方がより良好
で、特に食品用途は、少なくてもPbの含有量が0.1
重量%以下、より好ましくは0.01重量%以下、Cd
の含有量は0.05重量%以下、より好ましくは0.0
1重量%以下である。酸化亜鉛の粒子形状は結晶形態で
あるテトラポット針状、針状、柱状、筒状、塊状、等の
粒子形状が好ましい。
【0015】本発明において使用される(C)有機カル
ボン酸金属塩は0.01〜10重量%、好ましくは0.
1〜5重量%、さらに好ましくは0.3〜4重量%、最
も好ましくは0.5〜3重量%添加される。添加量が少
ないと抗菌性向上の効果が少なく、添加量が多いと耐熱
性低下や成形品外観に悪い影響がでる。有機カルボン酸
金属塩の有機部分は、炭化水素基、芳香族化合物、脂環
族化合物、等が挙げられる。具体的な有機カルボン酸の
例としては、ステアリン酸、モンタン酸、ベヘン酸、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、乳酸、酪酸、
酢酸、マレイン酸、オレイン酸、ステアロイル乳酸、パ
ントテン酸、コハク酸、12−ヒドロキシステアリン
酸、フマル酸、酒石酸、グルコン酸、シクロヘキシル酪
酸、エチレンジアミン四酢酸等の脂肪族カルボン酸塩、
安息香酸、サリチル酸、脂肪族アルキル置換安息香酸、
フタル酸、ニコチン酸等の芳香族カルボン酸、アルキル
エーテルカルボン酸、N−アシルアミノ酸類、アシル化
ペプチド等が挙げられる。この中でもアルキルカルボン
酸が好ましく、さらに好ましくは炭素数が6以上の化合
物である。有機カルボン酸の有機成分は(D)成分のオ
レフィン系樹脂成分と親和性を持つ物が好ましい。
【0016】有機カルボン酸金属塩の金属とは、周期律
表において水素を除くI族、II族、ホウ素を除くII
I族、炭素を除くIV族、窒素とリンと砒素を除くV
族、Po及びIII、IV、V、VI、VII族の各a
亜族に属する各元素である。例えば、Li、Na、K、
Rb、Cs、Mg、Ca、Sr、Ba、Sc、Y、L
a、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、T
b、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Ti、Z
r、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、T
c、Re、Fe、Ru、Os、Co、Rh、Ir、N
i、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、H
g、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、P
b、Sb、Bi等であり、なかでもZn、Na、Al、
Mg、Ba、Ca、Kは入手しやすくより好ましく、特
にZnが最も好ましい。より好ましい例を挙げれば、ス
テアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン
酸マグネシウム、ベヘン酸亜鉛、ステアリン酸バリウム
等を挙げることができる。
【0017】有機カルボン酸金属塩は1種又は2種類以
上併用しても良い。さらに例えば、ステアリン酸亜鉛・
ステアリン酸バリウム複合体、ステアリン酸亜鉛・ステ
アリン酸カルシウム複合体等の複合体を用いることもで
きる。本発明において使用される(D)アミン化合物は
0.1〜40重量%、好ましくは0.2〜20重量%、
さらに好ましくは0.5〜10重量%用いられる。アミ
ン化合物の具体例としては、メチルアミン、エチルアミ
ン、プロピルアミン、ブチルアミン、プロピルアミン、
ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オ
クチルアミン、デシルアミン、ラウリルアミン、ミリス
チルアミン、パルミチルアミン、ステアリルアミン、コ
コナットアミン、牛脂アミン等のアルキル1級アミン
類、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミ
ン、シブチルアミン、ジオクチルアミン、ジデシルアミ
ン、ジラウリルアミン、ジミリスチルアミン、ジパルミ
チルアミン、メチルステアリルアミン、ジステアリルア
ミン、オクチル化ジフェニルアミン、N,N’−ジフェ
ニル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−
イソプロピル−p−フェニレンジアミン等のアルキル2
級アミン類、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ト
リブチルアミン、トリオクチルアミン、ジメチルオクチ
ルアミン、ジメチルデシルアミン、ジメチルラウリルア
ミン、ジメチルミリスチルアミン、ジメチルパルミチル
アミン、ジメチルステアリル、ジラウリルモノメチルア
ミン、トリオクチルアミン等のアルキル3級アミン、ス
テアリルプロピレンジアミン、牛脂プロピレンジアミ
ン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、ヘキサメチレンテトラミン等のポリア
ミン類、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン等のアルカノールアミン類、ピリジ
ン、ピコリン、エチルピリジン、プロピルピリジン、ブ
チルピリジン、ルチジン、コルイジン、メチルエチルピ
リジン、ジエチルピリジン、メチルブチルピリジン、ジ
プロピルピリジン、C8〜C20のアルキルピリジン、
メチルエチルプロピルピリジン、ピコリンアミド、イソ
ニコチンアミド、アミノピリジン、ジアミノピリジン、
トリアミノピリジン、アミノメチルピリジン、アミノエ
チルピリジン、アミノプロピルピリジン、アミノジメチ
ルピリジン、ジアミノメチルピリジン、ジピリジル、
2,2’−ジピリジルアミン、4−ジメチルアミノピリ
ジン、4−ピロリジノピリジン、4−ピペリジノピリジ
ン、ヒドロキシピリジン、ジヒドロキシピリジン、ヒド
ロキシメチルピリジン、クロロピリジン、シアノピリジ
ン、ピリジンメタノール、ピリジンジメタノール、ピリ
ジンエタノール、メチルピリジンエタノール、2−(2
−ピリジル)−1,3−プロパンジオール、2−ヒドロ
キシメチル−2−(4−ピリジル)−1,3−プロパン
ジオール、メトキシエチルピリジン、アミノメチルピリ
ジン、ピリジルアセトン、ビス−2−ピコリルアミン、
アルキルアミノメチルピリジン、フェニルピリジン、ベ
ンジルピリジン、キノリン、シクロペンテノピリジン
1,3−ジ−(4−ピリジル)プロパン、2,4,6−
トリ−(4−ピリジル)−s−トリアジン等のピリジン
類、ビニルピリジンポリマー、ポリヘキサメチレンピク
アナイド、ポリアリルアミン、ポリジメチルアミノエチ
ルメタクリレート等のアミノ基を有するポリマー等を挙
げることができる。その他、アニリン類、モルホリン
類、グアニジン類、ピグアニド類等も用いることができ
る。これらの中でも炭素数が6以上のアミンが耐水性の
面から好ましい。さらに塩基性の強い第3級アミンが最
も好ましく、第2級アミン、第1級アミンの順に好まし
い。
【0018】本発明において(E)成分として用いられ
るオレフィン系樹脂としては、一般に成形用として使用
されているもの、例えば超低密度ポリエチレン、低密度
ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレンなどのポリエチレン樹
脂、酢酸ビニル含有量が0.1〜25重量%のエチレン
・酢酸ビニル共重合体、アクリル酸含有量が0.1〜2
5重量%のエチレン・アクリル酸共重合体、プロピレン
単独重合体、エチレン含有量が2〜40モル%の結晶性
プロピレン・エチレンブロック共重合体、エチレン含有
量が0.5〜10モル%の結晶性エチレン・プロピレン
ランダム共重合体、ポリブテン、エチレン・プロピレン
ラバー、エチレン・プロピレン・ジエンラバーなどを挙
げることができる。この中でも、(C)成分として長鎖
アルキルカルボン酸金属塩を用いる場合は、高密度ポリ
エチレン、線状低密度ポリエチレンがより望ましい。
(E)成分の添加量は0.1〜10重量%であり、好ま
しくは0.5〜5重量%、より好ましくは1〜3重量%
である。この添加量が少ないと抗菌性向上の効果が少な
く、又多く添加すると剥離等の不具合が成形品に発生す
る。
【0019】本発明の発泡体は、素材中に混入した空気
または不活性気体の膨張により発泡する気体混入法、熱
分解または化学反応によって気体を発生する有機または
無機の化合物(分解発泡剤)の発生気体により発泡する
発泡剤分解法、水または低沸点有機溶剤(蒸発発泡剤)
の気化膨張により発泡する溶剤気散法、素材の重縮合過
程で生成する気体を利用して発泡する化学反応法、粉末
状の素材を適度に焼結する焼結法、素材中に混和した可
溶性物質を溶出除去する溶出法、等の方法で発泡され
る。発泡剤分解法の例としては常圧発泡、押出発泡、プ
レス発泡、射出発泡、等がある。また、溶剤気散法の例
としては型内発泡(ビーズ発泡もこれに含まれる)、押
出発泡、二液混合法、等が挙げられる。
【0020】気体混入法に用いる気体としては、炭酸ガ
ス、空気、窒素、アルゴン、ヘリウム等のガスを用いる
ことができる。発泡剤分解法における発泡剤としては重
炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウ
ム、カルシウムアジド、炭酸マグネシウム、シュウ酸第
一鉄、過硫酸アンモニウム、ナトリウムボロンハイドラ
イド、アゾジカルボンアミド、アゾビスホルムアジド、
アゾビスイソブチロニトリル、ジアゾベンゼン、N,
N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N,N’
−ジメチルN,N’−ジニトロテレフタルアミド、ベン
ゼンスルホニルヒドラジド、p−トルエンスルホニルヒ
ドラジド、p,p’オキシビスベンゼンスルホニルヒド
ラジド、等が用いられる。これらの発泡剤は発泡助剤と
共に用いることができる。発泡助剤としては、シュウ
酸、クエン酸等のカルボン酸、塩化亜鉛、酢酸亜鉛等の
亜鉛化合物、水銀化合物、ステアリン酸バリウム、酢酸
鉛等の鉛化合物等が挙げられる。
【0021】溶剤気散法に用いられる発泡剤としては、
炭酸アンモニウム、Celogen、ジニトロソペンタ
メチレンテトラミン、サリチル酸、ジアゾアミノベンゼ
ン、水、フェノール系発泡剤、ジヒドラジン・オキザレ
ート等が用いられる。化学反応法における化学的発泡剤
としては水、ニトロエタン、ホウ酸等が用いられ、物理
的発泡剤としてはフレオン−11、フレオンー12,フ
レオンー113、フレオンー142b,塩化メチレン等
またこれらの混合物を用いることができる。
【0022】これらの発泡剤は樹脂100重量部に対し
て0.01〜30重量部、好ましくは0.1〜20重量
部、さらに好ましくは0.2〜10重量部用いる。発泡
倍率は特に限定されず1.01倍から1000倍まで任
意に選択できる。この中でもより好ましくは1.1〜1
00倍、さらに好ましくは1.3〜50倍である。発泡
効果が低いと発泡体にした軽量効果が少なく、発泡倍率
が大きいと構造的に弱くなり好ましくない。
【0023】この際、直接所定の組成に発泡剤を加え混
合しながら発泡しても良いし、一旦組成物にしてから発
泡剤を添加し、あるいは発泡剤の発泡温度以上にし、発
泡させても良い。一旦組成物にしてから発泡させる場
合、熱可塑性ポリマー組成物の製造方法については特に
制限はなく、上記(A)、(B)、(C)または
(D)、(E)成分を所定の配合比でヘンシェルミキサ
ーやタンブラーで混合した後、単軸あるいは多軸の押出
機、バンバリーミキサー、ニーダー、ロールなどの公知
の混練装置を用いて溶融混練することにより得ることが
できる。また、ヘンシェルミキサーやタンブラーなどに
よる原料の混合を省略して各種原料を別々のフィーダー
を用いて溶融混練装置に供給し、混練して得ることもで
きる。さらに、予め(A)成分と(C)または(D)成
分を上記のような方法で混合・ペレタイズするか又は重
合時に添加するかした後、(B)、(E)成分をさらに
添加し混練りし組成物とすることもできる。
【0024】また、本発明においては、必要に応じて各
種添加剤成分、例えば、可塑剤例えば鉱油、シリコンオ
イル等、滑剤、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難
燃剤、離型剤、などをポリマー成分の重合時やポリマー
成形体の成形加工時に配合することもできる。また、他
の公知の抗菌剤や防黴剤を併用しても良い。本発明にお
いて食品用発泡体とは、食品用トレー、食品用箱、等で
あり、さらに具体的に言えば、魚類(切り身、刺身、つ
みれ、目刺し、明太子、いくら等)、肉類(牛肉、豚
肉、鶏肉、羊肉、馬肉、等)、野菜・果物類(白菜、キ
ャベツ、カボチャ、トマト、キューリ、さや付き豆類、
キノコ類、モモ、メロン、キウイ、パイナップル、リン
ゴ、ナシ、スイカ、カットフルーツ、ポテトサラダ)、
菓子類(和菓子;まんじゅう、柏餅、桜餅、等、洋菓
子;ケーキ類、アイスクリーム、アイスクリームケー
キ、シュークリーム、等、中華菓子;月塀、あんまん、
肉まん等)、総菜用、冷凍食品、牛乳、その他(餃子、
シュウマイ、豆腐、納豆、等)の物を販売する際、これ
らを載せる為のトレー(トレーをラップ等で覆って販売
される場合もある)および収納する容器である。さらに
カップ麺等の容器、弁当販売時の米やおかずを入れる容
器(トレー状の物や箱状の物の蓋や容器)、使い捨ての
食器(皿、椀、丼、コップ、ジョッキ、刺身用の醤油
皿、等)、魚の運搬用箱、等にも好適に用いられる。特
に酸化亜鉛は、FDA等にも登録されており食品用抗菌
剤として優れている。本用途では、不純物である鉛、カ
ドミウム含量が鉛0.1重量%以下でかつカドミニウム
0.05重量%以下、好ましくは各々0.01重量%以
下、より好ましくは0.001重量%以下の酸化亜鉛を
用いる。
【0025】本発明において住宅・土木用発泡体とは、
畳芯用発泡体すなわち畳の芯に使用される樹脂発泡体、
床に使用されるクッション材、壁・天井・床に使用され
る断熱材、床下からの湿気を防ぐ為に畳の下や床下の地
面に敷く発泡シート、土壌改良時に施工する発泡材、堤
防(海岸、川、湖、沼、等)や崖のコンクリート施工時
中に入れるプラスチック発泡体、等のことである。
【0026】本発明において緩衝材用発泡体とは、衝撃
を和らげる目的で発泡材を用いる物である。例えば、電
気製品、陶磁器、漆器、ガラス製品、時計、宝石、美術
工芸品、精密機械、メーター類、生鮮食料品(魚類;
卵;果物類;メロン、リンゴ、モモ、ナシ、キウイ
等、)、等を運搬する際、緩衝材として入れる又は固定
する為の発泡体である。緩衝材として入れる物は、ビー
ズ状、棒状、螺旋状、リング状、マカロニ状、鞍状、網
状、等があり、固定するための物としては角状、円盤
状、等、固定される物の形状と収納する箱の形状により
様々な形状の物がある。さらに引っ越しの時に家具や調
度品を傷から守ったり、逆に階段の手すりや壁の角など
を保護したりするもの、等である。これらの形状はシー
ト状、波板状、穴あき状等の発泡体など様々な形状で用
いられる。また、工事用、自転車、二輪自動車用、自動
車用、各種スポーツ用等のヘルメットの中の緩衝用材料
としても用いられる。剣道、空手、なぎなた等の防具、
アメリカンフットボールの防具、ローラースケートの膝
当て、ゴルフバッグ、靴底、スキー靴、等にも用いられ
る。
【0027】本発明において浮き用発泡体とは、漁網用
の浮き、航路灯、ブイ、プールのコース区分、水泳補助
具(ビート板、手足につける浮き、浮き輪等)である。
本発明において保温用発泡剤とは、保温を目的に用いら
れる発泡材のことである。先に挙げた物以外では、冷蔵
庫の保温材、保冷庫の保温材、パイプの保温材(凍結防
止材)、クーラーボックス用保温材、人工桟橋、自動車
の天井用断熱材、水筒の保温材、風呂床マット、等であ
る。
【0028】その他本発明の抗菌性樹脂発泡体は広範囲
の用途、例えば、各種のOA機器や家電製品(マウスパ
ッド、CD−ROM包装体、フロッピーディスクの雑誌
添付時収納ケース)、家庭用品(便座、洗面台用部品な
どの各種サニタリー用品、風呂の蓋、流しの下に敷く発
泡板、等)その他建材、車両部品、日用品、玩具、食
器、各種包装、医療品、雑貨などの幅広い用途に好適で
ある。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明をさら
に詳しく説明する。なお、各物性の測定方法および使用
原材料を以下に示す。 <発泡倍率>発泡体の水による排除体積の測定と重さの
測定より比重を計算し、その逆数を発泡倍率とする。 <抗菌性>樹脂組成物の平板状発泡成形体(厚さ1.5
mm)を50mm×50mmに切り出し、エタノールを
しみ込ませたガーゼで成形体表面をワイプして清浄に
し、23℃、60%相対湿度雰囲気下で24時間放置
し、抗菌力試験用検体とした。試験検体に菌液を0.5
ml接種し、45mm×45mmのポリエチレンフィル
ムを密着させた後、37℃で保存し、保存開始時及び2
4時間後にSCDLP培地(日本製薬(株)製)で生存
菌を洗い出す。この洗い出し液について菌数測定用標準
寒天培地(ニッスイ(株)製)を用いた寒天平板培養法
(37℃、24時間)により、生存菌数を測定し、検体
1枚当たりの生存菌数に換算する。試験結果は、ブラン
クとの生存菌数の差の対数値で表す。対数値であるから
1異なると1桁値が違う事、すなわち10倍効果の差が
あることを表す。すなわち値が大きいほどその効果が大
きい。
【0030】なお、試験菌は大腸菌(IFO3301)
を使用した。試験菌液は大腸菌を、肉エキス5mg、ペ
プトン10mg、及び塩化ナトリウム5mgを1リット
ルの蒸留水に溶かした溶液に懸濁させ、1mlあたりの
菌数を約106個に調製する。 <靭性>ASTM D−790に準拠して曲げ強度の測
定を破断するまで実施した後、応力−ひずみ曲線の面積
から靭性を計算し、相対値で表記する。 <光変色性>キセノンウエザーメーターで雨無し、常温
で100時間照射後、目視で判断する。変色のない物;
○、やや変色する物;△、変色の著しい物;×で表す。 <耐塩水性>飽和食塩水に1ヶ月間、促進のために50
℃でつけた後、純水で洗い表面の溶出状況、着色、寸法
変化を観察する。これらの全く見られない物を○、一部
観察される物を△、観察される物を×で表す。 <使用原料>GPPSとして重量平均分子量20万、ス
テアリン酸亜鉛を含まないポリスチレンを使用する。ゴ
ム補強ポリスチレンとしてHIPS−1(ステアリン酸
亜鉛の添加無し)旭化成工業株式会社製スタイロンを使
用する。製造工程中でステアリン酸亜鉛を添加したもの
としてHIPS−2(ステアリン酸亜鉛0.5重量%添
加)を用いる。スチレン−アクリロニトリル共重合体
(SAN)として旭化成工業株式会社製スタイラック−
ASを用いる。ポリフェニレンエーテルとして旭化成工
業株式会社製PPE(クロロホルム中ηsp/C=0.
4)を、ポリオレフィン系樹脂として旭化成工業株式会
社製サンテック−HD J311(高密度ポリエチレ
ン)を使用する。酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛は和光純
薬株式会社製試薬特級を用いる。ジメチルステアリルア
ミンは花王株式会社製ファーミンを用いる。 (実施例、比較例)表中に示す原料を混合し、50mm
単軸押出機とその下流にロータリークーラー(樹脂温度
調整用の撹拌混合装置)を取り付けた押出発泡機でペレ
ットと発泡剤(永和化成工業株式会社製セルボンSC−
K)を適宜添加ブレンドし、ロータリークーラーで温度
をコントロールし押出発泡する。ダイから出てきた発泡
体を可塑化状態でローラーで軽く押しつぶして平板状に
する。尚、実施例6はビーズ発泡を行い、実施例11は
射出発泡成形を行い評価試験片を作製する。
【0031】得られた樹脂成形体の発泡倍率、抗菌性試
験結果、光変色性、耐塩水性、靱性を表1に示す。空欄
は測定データが無いことを表す。実施例1〜3および比
較例1、2から解るように本発明の発泡体は良好な抗菌
性を示す上に光変色性に優れる。また、実施例2と実施
例1より有機カルボン酸塩を添加することにより他の性
能を低下させずに、さらに抗菌性が改良されることが解
り、実施例3と実施例2によりポリオレフィン系樹脂の
添加により抗菌性がさらに向上し、靱性、耐塩水性に優
れることが解る。また、実施例4、5により高発泡でも
その効果があることが確認される。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明の抗菌性熱可塑性樹脂組成物は、
発泡体の性能を落とさずに優れた抗菌力を発現する。さ
らに、スチレン系樹脂にポリオレフィン系樹脂を添加し
た系は抗菌性の付与のみならず靱性・耐塩性の改善も見
られる。靱性はいずれの用途の発泡体においても必要な
物性であり、耐塩性は食品用途、海岸近くの住宅・土木
用途、海用の浮き用発泡材用途として重要な物性であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI //(C08L 25/04 23:00)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂99.9〜90重量%、酸
    化亜鉛0.1〜10重量%からなる抗菌性樹脂組成物発
    泡体。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂がスチレン系樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の抗菌性樹脂発泡体。
  3. 【請求項3】 (A)スチレン系樹脂99.89〜80
    重量%、(B)酸化亜鉛0.1〜10重量%、(C)有
    機カルボン酸金属塩0.01〜10重量%からなる抗菌
    性樹脂組成物発泡体。
  4. 【請求項4】 (A)スチレン系樹脂99.8〜50重
    量%、(B)酸化亜鉛0.1〜10重量%、(D)アミ
    ン化合物0.1〜40重量%からなる抗菌性樹脂組成物
    発泡体。
  5. 【請求項5】 (E)オレフィン系樹脂0.1〜10重
    量%を加える請求項2、3、4記載の抗菌性樹脂組成物
    の発泡体。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4、5記載の食品・
    包装用発泡体。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5記載の住宅・
    土木用発泡体。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5記載の断熱材
    用発泡体。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、3、4、5記載の緩衝材
    用発泡体。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5記載の浮き
    用発泡体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1164159A1 (en) * 2000-06-12 2001-12-19 Elementis Specialties, Inc. Ultra violet resistant premix compositions and articles using such compositions
JP2007112968A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Inoac Corp 緩衝材用樹脂発泡体及びその製造方法
JP2014201597A (ja) * 2013-04-01 2014-10-27 カンナテクノロジー株式会社 有害微生物の繁殖抑制可能な発泡ポリスチレン系成形品及びその製造方法
US20160075843A1 (en) * 2013-05-20 2016-03-17 Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. Flame-retardant expandable styrene resin composition
JP2018070881A (ja) * 2016-10-25 2018-05-10 ロッテ アドバンスト マテリアルズ カンパニー リミテッド 熱可塑性樹脂組成物およびこれから製造された成形品

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