JPH10230669A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JPH10230669A
JPH10230669A JP5104297A JP5104297A JPH10230669A JP H10230669 A JPH10230669 A JP H10230669A JP 5104297 A JP5104297 A JP 5104297A JP 5104297 A JP5104297 A JP 5104297A JP H10230669 A JPH10230669 A JP H10230669A
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JP
Japan
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cassette
carriage
ribbon
mounting table
printing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5104297A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ueda
一雄 上田
Hidenori Yorozu
秀紀 萬
Hirotoshi Ishitobi
裕才 石飛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リボンカセットをカセット保持部からカセッ
ト載置台に、あるいは、カセット載置台からカセット保
持部に受け渡しを行うときの、カセットホルダの振動等
で、カセット保持部に保持しているリボンカセットの位
置が若干位置ズレすることがあった。すると、リボンカ
セットの識別マークも若干位置ズレして、前記キャリッ
ジ側のセンサで前記識別マークを検出すると、キャリッ
ジのホームポジションの位置もバラツクことがあった。 【解決手段】 カセットホルダ15のカセット保持部1
6とカセット保持部16との隙間部分において、カセッ
トホルダ15から突出した部分に検出部17を形成し、
該検出部17に、反射部17bを有するアルミ箔等から
成る検出マーク17aを貼付した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写プリンタの
キャリッジの現在位置を検知して、ホームポジションあ
るいは印字開始位置を検出する機構に係わり、特にキャ
リッジの現在位置を検知する検出部を複数のリボンカセ
ットを保持するカセットホルダ側に設けた構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図示を省略した従来の熱転写プリンタ
は、プラテンの前面に用紙等の記録媒体が配置されてい
る。そして、インクリボンを巻回したリールが収納され
たリボンカセットを、キャリッジ上のカセット載置台に
載置して、複数の発熱素子を配列させたサーマルヘッド
を、キャリッジとともにプラテンに沿って移動させる。
そして、前記リボンカセットからインクリボンを繰り出
し、前記サーマルヘッドに整列配列されている発熱素子
を、印字情報に基づいて選択的に発熱させることによ
り、用紙等の記録媒体に所望の文字等の画像の記録を行
うことができるようになっている。このような熱転写プ
リンタは、高印字品質、低騒音、低コスト、メンテナン
スの容易性等の理由により、コンピュータ、ワープロ等
の出力機器として多用されている。
【0003】このような、従来の熱転写プリンタにおい
ては、キャリッジと対向する側に、リボンカセットを保
持するカセットホルダが配設され、このカセットホルダ
には複数のカセット保持部が設けられて、インクリボン
の色等が異なる複数の種類のリボンカセットを保持でき
るようになっている。そして、この種類の異なるリボン
カセットの中から、所望の種類のリボンカセットを選択
して、この選択されたリボンカセットを、前記カセット
保持部から、キャリッジ上に配置されたカセット載置台
に受け渡しを行って、前記サーマルヘッドによって用紙
等に記録を行うことができる。
【0004】このような、カセットホルダに保持されて
いる、複数の種類の異なるリボンカセットの中から所望
のリボンカセットを識別して選択する選択機構として、
リボンカセットには、異なる形状の縞模様状の識別マー
クが形成されたシールが貼付されている。また、キャリ
ッジ側には前記リボンカセットの識別マークを検出する
センサが、前記リボンカセットの識別マークと対向する
ような位置に配置されている。そして、前記キャリッジ
がプラテンに沿って移動すると、前記センサで、リボン
カセットの識別マークを検知して、リボンカセットの種
類を識別したり、キャリッジの現在位置を検出し、この
現在位置からホームポジションまでの、キャリッジの移
動距離を検出したりすることができるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
従来の熱転写プリンタは、リボンカセットをカセット保
持部からカセット載置台に、あるいは、カセット載置台
からカセット保持部に受け渡しを行うときの振動等で、
カセット保持部に保持しているリボンカセットの位置が
若干位置ズレすることがある。すると、リボンカセット
の識別マークも若干位置ズレするので、前記キャリッジ
側のセンサが、前記位置ズレしたリボンカセットの識別
マークを検知して、キャリッジの現在位置を検出して
も、キャリッジの現在位置が定まらずに、ホームポジシ
ョン、あるいは、印字開始位置がバラツクことがあっ
た。また、前記リボンカセットの位置にバラツキが生じ
ない場合でも、識別マークを形成したシールをリボンカ
セットに貼付しているので、該シールの貼付位置がばら
ついたりして、キャリッジの現在位置の検出が定まらず
に、正しいホームポジション、あるいは、印字開始位置
を検出することができないことがあった。このような、
キャリッジの現在位置の検出がバラツクと、熱転写プリ
ンタの印字開始位置がバラツキ、特にカラー印刷等で、
異なる色を重ねて印刷するときに、色ズレ等が生じたり
して、印字品質が低下する問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するする
ための第1の手段として、プラテンと、該プラテンに沿
って移動自在に配置されたキャリッジと、インクリボン
を収納した複数の種類の異なるリボンカセットと、該複
数のリボンカセットに形成されたリボンカセットの種類
を識別するための識別部と、前記キャリッジに配置され
て前記キャリッジの識別部を検出してリボンカセットの
種類を識別して選択する検出部材と、前記キャリッジ上
に移動自在に取り付けられ、前記リボンカセットを着脱
自在とするカセット載置台と、該カセット載置台が対向
する前方に、前記リボンカセットを着脱自在とする複数
のカセット保持部を有するカセットホルダとを備え、該
カセットホルダに前記検出部材により検出可能な検出部
を形成した構成とした。また、前記課題を解決するする
ための第2の手段として、前記検出部は、前記複数のカ
セット保持部とカセット保持部との隙間部分において、
カセットホルダが突出した突出部に形成した構成とし
た。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の熱転写プリンタPを図1
〜図6により説明する。まず、図1の熱転写プリンタP
の要部斜視図に示すように、本発明の熱転写プリンタP
の本体(図示せず)内部には、平板状のプラテン1が略
水平状に配置されている。また、プラテン1と平行にガ
イドシャフト2が、熱転写プリンタPの本体ケースの両
側の側板(図示せず)に橋架されている。また、前記プ
ラテン1に対向する上方には、該プラテン1に対して接
離自在とされた、複数の発熱素子(図示せず)を整列配
列させたサーマルヘッド3を取り付けた、キャリッジ4
が前記プラテン1に沿って移動自在に配置されている。
また、該キャリッジ4の背面には、該キャリッジ4をプ
ラテン1に沿って往復移動させるためのベルト5がプー
リ(図示せず)等に巻回されている。また、プラテン1
の後方には紙送り機構6が配置されて、該紙送り機構6
は紙送りローラ6aと補助ローラ6bとの回転で、図示
しない用紙をプラテン1とサーマルヘッド3との間に搬
送するようになっている。
【0008】また、前記キャリッジ4には、卷き取りボ
ビン4aと供給ボビン4bが、それぞれキャリッジ4の
表面から垂直方向に延長して配置されている。また、キ
ャリッジ4の下端中央部には前記サーマルヘッド3を保
護するヘッドカバー4cが突出形成されている。また、
キャリッジ4の上端寄りには、合成樹脂等から成るパイ
プ状のリフトギャ7がキャリッジ4と別体で配置されて
いる。前記リフトギャ7の外周部には複数の傾斜したス
クリュー歯7aとスクリュー溝7bが等間隔で形成され
ている。また、キャリッジ4の上端の一方の隅部に金属
製で棒状のガイドピン8が配置されている。また、キャ
リッジ4の上端の他方の隅部には、先端下面にセンサ
(図示せず)が配置された検出部材9が突出して形成さ
れている。
【0009】また、前記キャリッジ4上に移動自在に取
り付けられ、後述するリボンカセットKを着脱自在とす
るカセット載置台10が配設され、このカセット載置台
10の上端側には、スクリュー孔10aが形成されてい
る。そして、このスクリュー孔10aには、複数のスク
リュー歯10bが前記リフトギャ7のスクリュー溝7b
に噛み合うように、スクリュー孔10aの内部に突出形
成されている。そして、前記リフトギャ7のスクリュー
溝7bに、前記スクリュー孔10aのスクリュー歯10
bが噛み合って、リフトギャ7の回転駆動により、前記
カセット載置台10がキャリッジ4の移動方向と直交す
る方向に移動自在になっている。また、前記カセット載
置台10の上端側の一方側には、図示しない軸受けが埋
め込まれたガイド孔10kが設けられて、該ガイド孔1
0kに前記キャリッジ4のガイドピン8が嵌合して、カ
セット載置台10がキャリッジ4に対して、スムーズに
移動できるようになっている。
【0010】前記カセット載置台10の下端寄りの位置
に、一対の大きめの孔10c・10dが形成されて、該
孔10c・10dには前記キャリッジ4の卷き取りボビ
ン4aと供給ボビン4bが挿通されるようになってい
る。また、前記スクリュー孔10aの他方側には、角穴
10eが形成されて、該角穴10eに前記検出部材9が
挿通されるようになっている。また、カセット載置台1
0の固定爪10f・10gが、前記カセット載置台10
のスクリュー孔10aの下部近傍と、前記角穴10eに
隣接して、それぞれカセット載置台10と一体に成形加
工等で突出形成されている。そして、前記それぞれの固
定爪10f・10gの先端には鈎状の係止部が形成され
ている。
【0011】また、カセット載置台10の下端の他方側
隅部にも固定爪10hが、カセット載置台10と一体に
突出形成されている。また、前記固定爪10hと間隔を
おいて、且つ、対向する位置に可動爪10jが、カセッ
ト載置台10と別体に形成されて、回動自在に配置され
ている。そして、該可動爪10jの先端に鈎状の係止部
が形成されている。また、前記可動爪10jの内側の面
には、凸部10mが突出形成されている。また、該可動
爪10jの回動中心には、ねじりコイルバネ(図示せ
ず)が巻回されて、可動爪10j先端の係止部が、常に
固定爪10h側、即ち矢印B方向に弾性付勢されるよう
になっている。
【0012】次に、インクリボン11を収納した複数の
リボンカセットKは、収納されたインクリボン11の色
等の種類に係わらず、全てが同一形状、同一寸法の、上
下一対の略矩形のケース12で形成されている。また、
ケース12の上端部側壁面の中央部には、凹部12bが
形成されて、該凹部12bには、図1に示すカセット載
置台10の一方の固定爪10fが位置して、その係止部
がケース12の表面の端部を係止するようになってい
る。また、ケース12の上端部側壁面の一方と他方の隅
部には、面取り部12c・12dが形成されて、他方側
の面取り部12dには、図1に示すカセット載置台10
の他方の固定爪10gが位置して、その係止部がケース
12の表面の端部を係止するようになっている。
【0013】また。ケース12の左右両方の側壁には、
所定の幅と深さの位置決め溝12e・12fが形成さ
れ、該位置決め溝12eには、カセット載置台10の固
定爪10hの先端が位置して、該固定爪10hにより係
止されるようになっている。また、前記位置決め溝12
fにはカセット載置台10の可動爪10jの凸部10m
が位置して係合し、該可動爪10jの先端の係止部がケ
ース12の表面の端部を係止して、リボンカセットKが
カセット載置台10に位置決めされて係止されるように
なっている。また、ケース12の他方側の面取り部12
dと凹部12bとの間の側壁面には、リボンカセットK
の種類を識別するための、シール状の識別部13が貼付
されている。
【0014】前記識別部13は、図3に示すように、そ
の裏面に接着剤が塗着された反射効率のよいアルミ箔等
のシールから成り、その表面が、例えば縞模様状の識別
マーク13aが設けられた、黒色等の非反射部材が印刷
等で形成されている。また、該識別マーク13aには、
反射効率のよいアルミ箔等の光沢のよい地肌からなる反
射部13bが外部に露出するように形成されている。そ
して、該縞模様状の識別マーク13aに外部から光が照
射されると、この照射された光が反射部13bから外部
に反射するようになっている。そして、該識別マーク1
3aの形状はインクリボン11の色によって、反射部1
3bが異なった形状に形成されている。さらに、この識
別マークに13aは数字13cが記載されており、この
数字13cの記載と識別マーク13aの縞模様状の反射
部13bの形状により、リボンカセットKに収納されて
いるインクリボン11の種類にあわせて、ケース12に
貼付するようになっている。そして、図3に示す識別部
13の識別マーク13aの種類と数字13cとの関係
は、例えば、図3(a)に示す数字13cが「0」の場
合は、色が黒のインクリボンが収納されている。また、
図3(b)に示す数字13cが「1」の場合は、色がイ
エローのインクリボン11が収納されている。また、図
3(c)に示す数字13cが「2」の場合は、色がマゼ
ンダのインクリボン11が収納されている。また、図3
(d)に示す数字13cが「3」の場合は、色はマゼン
ダのインクリボン11が収納されている。そのために、
操作者は数字13cを見て、インクリボン11の色を識
別することできる要になっている。
【0015】また、前記識別マーク13aと、キャリッ
ジ4の検出部材9とに1c所定の隙間が設けられて、互
いに対向するように配置されているので、キャリッジ4
がプラテン1に沿って非接触状態で移動して、前記検出
部材9が、前記識別マーク13aを検出することができ
るようになっている。そして、例えばインクリボン11
の色等が異なるリボンカセットKの種類を識別して選択
することができる。
【0016】また、リボンカセットKの内部には、イン
クリボン11を巻回した巻取りリール14aと供給リー
ル14bとが回転自在に、ケース12に支持されて配置
されている。そして、後述するカセット保持部16から
カセット載置台10に受け渡しされたリボンカセットK
が、カセット載置台10に係止されると、リボンカセッ
トKの巻取りリール14a、および供給リール14b
に、キャリッジ側の巻取りボビン4a、および供給ボビ
ン4bがそれぞれ係合するようになっている。また、こ
の巻取りボビン4aの回転により、該巻取りボビン4b
に係合している巻取りリール14aが回転して、前記イ
ンクリボン11が巻取りリール14aに巻取られるよう
になっている。また、前記ケース12には、図2に示す
下端側中央部にヘッド挿通部12aが形成されて、該ヘ
ッド挿通部12aには、キャリッジ4に搭載されている
サーマルヘッド3と、ヘッドカバー4cとが挿通される
ようになっている。
【0017】また、図1に示すようにキャリッジ4に配
置されるカセット載置台10の前方には、このカセット
載置台10と所定の間隔を隔てて、複数のリボンカセッ
トKを保持するカセットホルダ15が、キャリッジ4の
移動方向と平行方向に形成されて配置されている。そし
て、該カセットホルダ15は、断面が略L字状に形成さ
れて、下部にはリボンカセットKの下方への動きを規制
するストッパ部15aが設けられている。そして、カセ
ットホルダ15には、前記リボンカセットKを着脱自在
とする、複数のカセット保持部16が、例えば本発明の
実施の形態では4箇所形成されている。
【0018】そして、それぞれのカセット保持部16は
同一の形状と構造なので、その中の1個を例に説明す
る。まず、図2に示すように、カセット保持部16の他
方側には、先端が2つに分かれた鈎状の係止部を有する
固定爪16aが前記カセットホルダ15と一体で成形加
工等により突出形成されている。また、前記固定爪16
aと間隔をおいて、且つ、対向する位置に、先端が2つ
に分かれた鈎状の係止部を有する可動爪16bが、カセ
ットホルダ15とは別体で回動自在に配置されている。
また、該可動爪16bの回動中心には、ねじりコイルバ
ネ(図示せず)が巻回されて、可動爪16bの係止部を
常に固定爪16a側、即ち矢印D方向に弾性付勢するよ
うになっている。
【0019】また、前記固定爪16aと可動爪16bの
間の、カセットホルダ15の表面には、カセット受け面
16cが、所定の高さで突出して形成されている。その
ために、前記リボンカセットKは、カセットホルダ15
の表面からカセット受け面16cまでの高さ分だけ浮い
て、カセット受け面16cにリボンカセットKが係止さ
れるようになっている。また、カセット保持部16の上
部側に、突起16d・16eがそれぞれ形成されて、前
記カセットホルダ15のストッパ部15aと共に、リボ
ンカセットKの上下方向の位置ズレを規制するようにな
っている。
【0020】また、カセット保持部16に保持されてい
る前記リボンカセットKは、可動爪16bのねじりコイ
ルバネ(図示せず)のバネ力で、固定爪16a側(図2
に示す矢印D方向)に押圧されて、固定爪16a及び可
動爪16bの、それぞれの先端の係止部で形止されるよ
うになっている。また、リボンカセットKの上下方向
(図2に示す矢印G−G方向)はカセット受け部16c
の突起16d・16eとカセットホルダ12のストッパ
部12aとで位置決めされるようになっている。そのた
めに、熱転写プリンタPに外部から振動等が加わって
も、リボンカセットKがカセット保持部16から外れる
ことはない。このような複数のカセット保持部16に
は、例えばインクリボン11の色が異なる複数のリボン
カセットKが係止されるが、常に同じ場所に同じ種類
(色)のリボンカセットKが係止されるようになってい
る。
【0021】また、前記複数のカセット保持部16とカ
セット保持部16との隙間部分において、カセットホル
ダ15から突出した突出部に、検出部17が形成されて
いる。そして、該検出部17にはキャリッジ4の検出部
材9により検出可能な検出マーク17aを貼付してい
る。また、検出部17の突出高さは、カセット保持部1
6に係止されているリボンカセットKの表面と、ほぼ同
じ高さになるようになっている。また、前記検出マーク
17aは、その裏面に接着剤が塗着された反射効率のよ
いアルミ箔等のシールから成り、前記検出部17の先端
部に貼付されている。また、該検出マーク17aは、2
本のすじ状の反射部17bが設けられた黒色等からなる
非反射部材が印刷等で形成されている。そして、反射部
17bは反射効率のよいアルミ箔等の光沢のある、前記
検出マーク17aの地肌が露出して形成されている。そ
して、この検出マーク17aに外部から光が照射される
と、この光が反射部17bで反射して、外部に反射する
ようになっている。また、検出マーク17aと、キャリ
ッジ4の検出部材9とに所定の隙間が設けられて、互い
に対向するように配置されているので、キャリッジ4が
プラテン1に沿って非接触状態で移動して、前記検出部
材9が、前記検出マーク17aの反射部17bを感知し
て検出することができるようになっている。
【0022】また、図1においてはカセット載置台10
がキャリッジ4から外れて描かれているが、実使用状態
でのカセット載置台10は、キャリッジ4のリフトギャ
7とカセット載置台10のスクリュー孔10aとがスク
リュー係合されている。そして、カセット載置台10
は、前記リフトギャ7の回転により、キャリッジ4上
に、該キャリッジ4の移動方向と直交する方向に移動自
在に取り付けられて、前記カセットホルダ15と接離自
在になっている。そして、リボンカセットKが係止され
てないカセット載置台10を、リフトギャ7の回転でカ
セット保持部16側に移動させたとしてもても、カセッ
ト載置台10はカセットホルダ15のカセット受け部1
6cにぶつかって、カセット保持部16側への移動が停
止するようになっている。そのために、カセット載置台
10がリフトギャ7から抜けて外れることはない。
【0023】このような構成の本発明の熱転写プリンタ
Pにおいて、種類の異なる複数のリボンカセットKを識
別して、リボンカセットKをカセット保持部16からカ
セット載置台10に受け渡しを行うときの動作を説明す
る。まず、図示しない制御部からの指令により、図1に
おいて右サイドに位置していたキャリッジ4をプラテン
1に沿って、前記カセットホルダ15の検出部17側
(図1に示す矢印R方向)に移動させる。そして、前記
キャリッジ4の検出部材9が、反射部17bを検知する
とキャリッジ4の現在位置を検出してキャリッジ4の移
動が停止する。するとキャリッジ4は、前記制御部(図
示せず)で予め定められている、前記反射部17bを検
出した現在位置から、所望するリボンカセットKまでの
移動距離に対応する、ステッピングモータ(図示せず)
のステップ数だけ、ステッピングモータを駆動させて、
キャリッジ4を所望するリボンカセットKの位置まで移
動する。
【0024】そして、例えば、所望するリボンカセット
Kが、図1において左端に位置しているもので説明する
と、前記制御部(図示せず)で予め定められているステ
ッピングモータ(図示せず)のステップ数だけ、ステッ
ピングモータを駆動させて、キャリッジ4を検出部17
の反射部17bの位置から、矢印R方向に移動させる
と、キャリッジ4の検出部材9のセンサ部分(図示せ
ず)が、リボンカセットKの識別マーク13aに対向し
て、所望する種類(色)のリボンカセットKであるかど
うかが検知される。もし、このとき所望のリボンカセッ
トKでない場合には、熱転写プリンタPの外部に設けら
れた表示部に、エラー表示が表示されてリボンカセット
Kの受け渡し動作が停止する。そして、前記エラー表示
に従って操作者が、所定のカセット保持部16に、所望
する色のリボンカセットKを係止すれと、リボンカセッ
トKの受け渡し動作が継続される。
【0025】そして、リボンカセットKが所望する種類
(色)のものであることが検知されると、キャリッジ4
の矢印R方向への移動は、カセット載置台10の可動爪
10jの係止部が、リボンカセットKを係止しているカ
セット保持部16の可動爪16bの係止部より右方向の
外側に位置したところで停止させる。即ち、カセット保
持部16の可動爪16bと固定爪16aに対して、カセ
ット載置台10の可動爪10jと固定爪10hとが、対
向状態から若干ずれた位置までキャリッジ4を移動させ
る。
【0026】次に、前記リフトギャ7を回転駆動させ
て、図4に示すように、カセット載置台10をキャリッ
ジ4の移動方向に対して直交する方向(矢印J方向)に
移動させる。このとき、カセット載置台10の可動爪1
0jの係止部と、リボンカセットKを係止しているカセ
ット保持部16の可動爪16bの係止部とが、キャリッ
ジ4の移動する方向に対して交差する位置まで移動させ
る。
【0027】そして、図5に示すように、キャリッジ4
を一方側(矢印L方向)に移動させると、カセット載置
台10の可動爪10jの先端の係止部が、リボンカセッ
トKの一方の端部に当接して、可動爪10jの図示しな
いねじりコイルバネのバネ力に抗して、可動爪10jは
矢印A方向の外方に回動する。そしてカセット載置台1
0の一方側(矢印L方向)への移動量は、カセット載置
台10の固定爪10hが、カセット保持部16の固定爪
16aの外側に位置するところまで移動させる。
【0028】次に、前記駆動機構のリフトギャ7を回転
駆動させて、キャリッジ4の移動方向に対して直交する
方向(矢印J方向)にカセット載置台10を移動させ
て、カセット保持部16側に更に近づけてリボンカセッ
トKをカセット載置台10とカセット保持部16とで狭
持する。そして、図6に示すように、カセット載置台1
0を他方側(矢印R方向)に移動させると、カセット保
持部16の可動爪16bが矢印C方向の外方向に回動し
て、可動爪16bの係止部がリボンカセットKの一方の
端部から外れ、同時に固定爪16aの係止部も他方の端
部から外れて、可動爪16bのく字状の根元部分が直立
状態になる。このとき、カセット保持部16の可動爪1
6bの、矢印C方向への回動量は、可動爪16bの根元
部分が直立状態になると、それよりも外側に回動しない
ような構造になっている。
【0029】そのために、カセット載置台10が矢印R
方向に移動しても、リボンカセットKは直立状態の可動
爪16bの根元部分でストップして、それ以上矢印R方
向に移動することはできない。そして、カセット載置台
10のみが更に矢印R方向に移動して、ついには、カセ
ット載置台10の固定爪10hの係止部が、リボンカセ
ットKの位置決め溝12eの突出部を係止する。このと
き、可動爪10jの係止部は、ねじりコイルバネのバネ
力で、矢印B方向に回動してリボンカセットKの端部を
係止して、それまでカセット保持部16側に係止されて
いたリボンカセットKを、カセット載置台10側に受け
渡しする。
【0030】次に、前記リフトギャ7を、これまでと反
対方向に回転駆動させ、図7に示すように、カセット載
置台10を矢印M方向に移動すると、リボンカセットK
はカセット載置台10の固定爪10hと可動爪10jに
係止されてカセット保持部16から離間して、リボンカ
セットKのカセット保持部16からカセット載置台10
への受け渡しが終了する。このとき、キャリッジ上の所
定位置にカセット載置台10を戻すと、図1に示す巻き
取りボビン4a・供給ボビン4bが、リボンカセットK
の巻取りリール14a・供給リール14bに係合する。
【0031】次に、前述の動作で、例えば図1に示す左
端のリボンカセットKが、カセット載置台10に受け渡
しされた位置から、キャリッジ4をカセットホルダ15
の検出部17まで矢印L方向に移動させて、キャリッジ
4の現在位置を検出する。そして、前記制御部(図示せ
ず)で予め定められている、検出部17から印字開始位
置までの移動距離に対応する、ステッピングモータ(図
示せず)のステップ数だけ、ステッピングモータを駆動
させて、キャリッジ4を図1に示す矢印L方向に移動さ
せる。すると、キャリッジ4は所定の印字開始位置まで
移動して停止し、サーマルヘッド3をヘッドダウンさせ
て、その状態からキャリッジ4を、矢印R方向に移動さ
せると所定の印字が開始される。
【0032】また、図1において、検出部17の右側に
位置している、例えば、複数のカセット保持部16の右
端に係止されているリボンカセットKを、カセット載置
台10に受け渡しするときは、前記検出部材9で検出部
17を検出して、キャリッジ4の現在位置を検出する
と、前記制御部(図示せず)で予め定められている、検
出部17から右端の、所望するリボンカセットKまでの
距離に対応するステッピングモータ(図示せず)のステ
ップ数だけ、ステッピングモータを駆動させると、キャ
リッジ4は検出部17の反射部17bの位置から、矢印
L方向に移動する。そして、キャリッジ4の検出部材9
のセンサ部分(図示せず)が、右端のリボンカセットK
の識別マーク13aに対向する位置まで移動して、所望
の種類(色)のリボンカセットKであるかどうかを識別
する。そして、所望する種類のリボンカセットKである
ことを検知すれば、前述のリボンカセットKの受け渡し
動作と同じ動作で、カセット保持部16からカセット載
置台10に、所望する種類のリボンカセットKを受け渡
しされる。そして、この所望するリボンカセットKが受
け渡しされた位置から、キャリッジ4をカセットホルダ
15の検出部17まで矢印R方向に移動させて、キャリ
ッジ4の現在位置を検出する。そして、前記制御部(図
示せず)で予め定められている、検出部17から印字開
始位置までの移動距離に対応する、ステッピングモータ
(図示せず)のステップ数だけ、ステッピングモータを
駆動させて、キャリッジ4を図1に示す矢印L方向に移
動させる。すると、キャリッジ4は所定の印字開始位置
まで移動して停止し、サーマルヘッド3をヘッドダウン
させて、その状態からキャリッジ4を、矢印R方向に移
動させて所定の印字が開始される。
【0033】そして所定の印字が終了して、別な色の印
字を行うときは、前述したリボンカセットKの受け渡し
動作と逆の動作で、カセット載置台10に係止されてい
るリボンカセットKをカセット保持部16に受け渡しを
行う。そして、前述したようなリボンカセットKの種類
の識別と、カセット保持部16からカセット載置台10
への受け渡し動作を繰り返して、別な色の印字を行うこ
とができる。また、本発明の実施の形態では、検出部1
7をアルミ箔等の検出マーク17aを貼付したもので説
明したが、シールの代わりに、検出部17の先端に印刷
等を行ったものでもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明の熱転写プリンタにおいては、前
記カセットホルダに前記キャリッジの検出部材により検
出可能な検出部を形成したので、カセット保持部に係止
されているリボンカセットに位置ズレ等があっても、リ
ボンカセットの位置に関係なく、前記検出部によってキ
ャリッジの印字開始位置の位置をバラツキなく検出する
ことができる。そのために、カラー印刷等で、重ね印刷
をしても印刷ズレのない高品質の印字ができる。
【0035】また、前記検出部は、前記複数のカセット
保持部とカセット保持部との隙間部分において、カセッ
トホルダから突出した突出部に形成したので、前記検出
部を形成するための、特別なスペース等が必要なく、ス
ペースファクタがよい。また、前記検出部をカセットホ
ルダと、成形加工等で一体で同時に加工することができ
る。そのために、カセットホルダに検出部を形成して
も、部品点数が増えることがなく、且つ、位置のバラツ
キがない検出部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写プリンタの概略構造を説明する
要部斜視図。
【図2】本発明の熱転写プリンタのカセットホルダの、
キャリッジのホームポジションを検出するための検出部
を説明する要部斜視図。
【図3】本発明の熱転写プリンタのリボンカセットに用
いられる識別マークを正面図。
【図4】本発明の熱転写プリンタのリボンカセットを、
カセット保持部からカセット載置台に受け渡す動作を説
明する概略図。
【図5】本発明の熱転写プリンタのリボンカセットを、
カセット保持部からカセット載置台に受け渡す動作を説
明する概略図。
【図6】本発明の熱転写プリンタのリボンカセットを、
カセット保持部からカセット載置台に受け渡す動作を説
明する概略図。
【図7】本発明の熱転写プリンタのリボンカセットを、
カセット保持部からカセット載置台に受け渡す動作を説
明する概略図。
【符号の説明】
1 プラテン 2 ガイドシャフト 3 サーマルヘッド 4 キャリッジ 5 ベルト 6 紙送り機構 7 リフトギャ 8 ガイド部材 9 検出部材 10 カセット載置台 K リボンカセット 11 インクリボン 12 ケース 13 識別部 13a 識別マーク 13b 反射部 14 リール 15 カセットホルダ 16 カセット保持部 17 検出部 17a 検出マーク 17b 反射部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンと、該プラテンに沿って移動自
    在に配置されたキャリッジと、インクリボンを収納した
    複数の種類の異なるリボンカセットと、該複数のリボン
    カセットに形成されたリボンカセットの種類を識別する
    ための識別部と、前記キャリッジに配置されて前記リボ
    ンカセットの識別部を検出してリボンカセットの種類を
    識別して選択する検出部材と、前記キャリッジ上に移動
    自在に取り付けられ、前記リボンカセットを着脱自在と
    するカセット載置台と、該カセット載置台が対向する前
    方に、前記リボンカセットを着脱自在とする複数のカセ
    ット保持部を有するカセットホルダとを備え、該カセッ
    トホルダに前記検出部材により検出可能な検出部を形成
    したことを特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記検出部は、前記複数のカセット保持
    部とカセット保持部との隙間部分において、カセットホ
    ルダから突出した突出部に形成したことを特徴とする請
    求項1記載の熱転写プリンタ。
JP5104297A 1997-02-19 1997-02-19 熱転写プリンタ Withdrawn JPH10230669A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001105702A (ja) * 1999-10-07 2001-04-17 Alps Electric Co Ltd リボンカセット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001105702A (ja) * 1999-10-07 2001-04-17 Alps Electric Co Ltd リボンカセット

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Effective date: 20031216