JPH10230365A - 2ピストンシリンダ - Google Patents

2ピストンシリンダ

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JPH10230365A
JPH10230365A JP9048582A JP4858297A JPH10230365A JP H10230365 A JPH10230365 A JP H10230365A JP 9048582 A JP9048582 A JP 9048582A JP 4858297 A JP4858297 A JP 4858297A JP H10230365 A JPH10230365 A JP H10230365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
piston
inner cylinder
chamber
rear wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP9048582A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Umeda
滋 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obara Corp
Original Assignee
Obara Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Obara Corp filed Critical Obara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前面が開放した外シリンダの内周に内シリン
ダを摺動自在に配置した2ピストンシリンダとすること
により、シリンダ全体の長さを短くして小型化が図れ且
つ、同一圧力の加圧流体によっても4種の加圧力を選択
発生できる2ピストンシリンダを提供する。 【解決手段】 前面が開放された外シリンダ1の内周に
内シリンダ2が摺動自在に配置された2ピストンシリン
ダであって、前記外シリンダの後壁3に設けられ内シリ
ンダの後壁4が貫通されたロッド5の先端に、内シリン
ダの内周を摺動自在としたピストン6が形成され、該ピ
ストンによって規制される内シリンダの前室7と、同ピ
ストンによって規制される内シリンダの後室8と、内シ
リンダの後壁と外シリンダの後壁間に形成される外シリ
ンダ室9とに、それぞれ通ずる圧力給排通路13,1
4,15の圧力給排口10,11,12が設けられた2
ピストンシリンダ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加圧力を倍増させ
得るように、前面が開放した外シリンダの内周に内シリ
ンダを摺動自在に配置した2ピストンシリンダに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、加圧力を倍増させる2ピストンシ
リンダとしては、図5,図6に示すような2つのピスト
ンを直列に配置したものがある。即ち、31はシリンダ
であり、該シリンダ31はその軸方向中間部に隔壁32
が形成されて前室と後室に区分されている。そして、該
シリンダ31の前壁33と前記隔壁32を貫通したピス
トンロッド34には、前記前室と後室でそれぞれシリン
ダ31の内周に摺動自在のピストン35,36が設けら
れている。
【0003】そして、図5に示すようなピストンロッド
34が開放された状態で、圧力給排口37から加圧流体
を供給し圧力給排口38,39から加圧流体を排出する
ようにした場合、圧力給排口37からの加圧流体はピス
トン36の後面を押圧すると共に圧力給排通路40を経
てピストン35の後面に入り該ピストン35の後面を押
圧することにより、ピストンロッド34は前方に伸びて
図6の状態になる。この状態におけるピストンロッド3
4はピストン35,36によって加圧されるので、通常
の単一ピストン場合に比してその加圧力は倍増されるこ
とになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なピストンロッド34に2つのピストン35,36を直
列に配置した2ピストンシリンダでは、隔壁32によっ
て区分された2つの固定された室を必要とすることか
ら、シリンダの全長が長くなり、該シリンダを例えば溶
接ガンに適用した場合、ガンが大型化するものである。
また、発生される加圧力は供給される加圧流体によって
定まるものであり、同一圧力の加圧流体による加圧力の
調整ができないものである。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、前面が開放した外シリンダの内周に内シリンダ
を摺動自在に配置した2ピストンシリンダとすることに
より、シリンダ全体の長さを短くして小型化が図れ且
つ、同一圧力の加圧流体によっても4種の加圧力を選択
発生できる2ピストンシリンダを提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における2ピストンシリンダは、前面が開放
した外シリンダの内周に内シリンダを摺動自在に配置し
た2ピストンシリンダであって、前記外シリンダの後壁
に設けられ内シリンダの後壁を貫通したロッドの先端
に、内シリンダの内周を摺動自在としたピストンを形成
し、該ピストンによって規制される内シリンダの前室
と、同ピストンによって規制される内シリンダの後室
と、内シリンダの後壁と外シリンダの後壁間に形成され
る外シリンダ室とに、それぞれ通ずる圧力給排通路の圧
力給排口を設けたことを特徴とするものである。
【0007】また、前記内シリンダの前壁に加圧ロッド
を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図4を参照してこの発明
の実施例について説明をする。図において、1は前面が
開放した外シリンダであり、該外シリンダ1の内周には
内シリンダ2の一部が嵌挿状態で摺動自在に配置されて
いる。そして、前記外シリンダ1の後壁3には前記内シ
リンダ2の後壁4を貫通したロッド5が設けられ、該ロ
ッド5の先端には内シリンダ2の内周を摺動自在とした
ピストン6が設けられている。
【0009】したがって、内シリンダ2内はピストン6
によって前室7と後室8に区分けされ、内シリンダ2の
後壁4は外シリンダ1に対してピストンを兼ねたものと
なり、該内シリンダ2の後壁4と外シリンダ1の後壁3
間には外シリンダ室9が形成されることになる。
【0010】そして、前記外シリンダ1の後壁3には圧
力給排口10,11,12が設けられ、圧力給排口10
は圧力給排通路13を介して外シリンダ室9に、圧力給
排口11は圧力給排通路14を介して内シリンダ2の前
室7に、圧力給排口12は圧力給排通路15を介して内
シリンダ2の後室8にそれぞれ連なっている。なお、1
6,17,18は各圧力給排口10,11,12と連な
り加圧流体を給排するための切換弁である。
【0011】図1に示すシリンダは加圧状態であり、図
4に示すものと実質的に同一状態にある。この状態から
図3の示すような開放状態にするには、図1において切
換弁16,17を排出(OFF)側に切換えるとよい。
これにより、加圧流体は切換弁18から圧力給排口1
2,圧力給排通路15を介して内シリンダ2の後室8に
入り、室7及び室9内の加圧流体は切換弁11,10を
経て排出され、結果的に図3の開放状態になり、シリン
ダは小さくまとまった状態となる
【0012】また、図1のシリンダの状態で、切換弁1
6,17,18をそれぞれON―OFF操作することに
より、内シリンダ2の前壁19に各種の加圧力を発生さ
せることが可能となる。即ち、 イ)切換弁16をONにし、切換弁17,18をOFF
にする。この時は外シリンダ室9の加圧流体が内シリン
ダ2の後壁4に作用して、それに相当する加圧力を発生
させる。 ロ)切換弁17をONにし、切換弁16,18をOFF
にする。この時は内シリンダ2の前室7の加圧流体が内
シリンダ2の前壁19に作用して、それに相当する加圧
力を発生させる。 ハ)切換弁16,17,18を全てONにする(図1の
状態)。この時は、内シリンダ2の前室7の加圧流体が
内シリンダ2の前壁19に作用して、それに相当して発
生する加圧力と、外シリンダ室9の加圧流体が内シリン
ダ2の後壁4に作用して、それに相当して発生する加圧
力との和から、内シリンダ2の後室8の加圧流体が内シ
リンダ2の後壁4を押す力を差し引いた加圧力を発生さ
せる。 ニ)切換弁16,17をONにし、切換弁18をOFF
にする。この時は、内シリンダ2の前室7の加圧流体が
内シリンダ2の前壁19に作用して、それに相当して発
生する加圧力と、外シリンダ室9の加圧流体が内シリン
ダ2の後壁4に作用して、それに相当して発生する加圧
力との和の加圧力を発生させる。
【0013】以上のように、各圧力給排口10,11,
12への加圧流体の給排を適宜選択することにより各種
の加圧力を発生させることができる。そして、上記イ)
乃至ニ)の各加圧力は、イ)よりもロ)が、ロ)よりも
ハ)が、ハ)よりもニ)が大きいものである。
【0014】図2は本発明に係る2ピストンシリンダを
溶接機に適用したものであり、21は前記内シリンダ2
の前壁19に固着された加圧ロッドであり、該加圧ロッ
ド21の先端には一方の電極22が取付けられており、
該電極22と他方の電極23との間にワ―ク24を挟持
して溶接作業を行うものである。なお、25は加圧ロッ
ド21及び電極22の回り止め装置であり、該回り止め
装置25の他端は前記外シリンダ1の外周に設けたガイ
ド26を貫通可能になされている。また、27はロボッ
ト装置等に接続される保持具であり、該保持具27に
は、外シリンダ1の後壁3及びロッド5内を貫通し先端
が内シリンダ2の前壁19に当接可能なストッパ28が
固着されている。
【0015】図2の状態で、ワ―ク24の材質,厚み等
を勘案して前述のイ)乃至ニ)記載の何れかの加圧力を
選択することにより、ワ―ク24に最適な溶接加圧力が
得られて所望の溶接が可能となる。また、溶接機を開放
状態にするには、前述の如く圧力給排口12から圧力給
排通路15を介して内シリンダ2の後室8に加圧流体を
供給し、室7及び室9内の加圧流体を排出すれば、結果
的にシリンダは図3の状態になり、該シリンダは従来例
に比して小さくまとまった状態となる。
【0016】なお、上記実施例は溶接機に適用したもの
について説明をしたが、2ピストンシリンダを必要とす
る他の機器のシリンダであっても適用できるものであ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る2ピストンシリンダは、前
面が開放した外シリンダの内周に内シリンダを摺動自在
に配置した2ピストンシリンダであって、前記外シリン
ダの後壁に設けられ内シリンダの後壁を貫通したロッド
の先端に、内シリンダの内周を摺動自在としたピストン
を形成し、該ピストンによって規制される内シリンダの
前室と、同ピストンによって規制される内シリンダの後
室と、内シリンダの後壁と外シリンダの後壁間に形成さ
れる外シリンダ室とに、それぞれ通ずる圧力給排通路の
圧力給排口を設けたものであるので、従来例のものに比
してシリンダを小さくまとまった状態とすることができ
ながら加圧力を4種に選択でき、同一圧力の加圧流体に
よる加圧力の調整が自由に可能なピストンとなる。
【0018】また、前記内シリンダの前壁に加圧ロッド
を設けた場合には、溶接機等に使用するに当たってワ―
クに対して最適な加圧力を付与できるピストンとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2ピストンシリンダの作動説明図
である。
【図2】本発明に係る2ピストンシリンダを溶接機に適
用した場合の断面図である。
【図3】本発明に係る2ピストンシリンダの開放時の断
面図である。
【図4】本発明に係る2ピストンシリンダの加圧時の断
面図である。
【図5】従来例の2ピストンシリンダの開放時の断面図
である。
【図6】従来例の2ピストンシリンダの加圧時の断面図
である。
【符号の説明】
1 外シリンダ 2 内シリンダ 3 外シリンダの後壁 4 内シリンダの後壁 5 ロッド 6 ピストン 7 内シリンダの前室 8 内シリンダの後室 9 外シリンダ室 10 外シリンダ室への圧力給排口 11 内シリンダの前室への圧力給排口 12 内シリンダの後室への圧力給排口 13,14,15 圧力給排通路 19 内シリンダの前壁 21 ピストンロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が開放した外シリンダの内周に内シ
    リンダを摺動自在に配置した2ピストンシリンダであっ
    て、前記外シリンダの後壁に設けられ内シリンダの後壁
    を貫通したロッドの先端に、内シリンダの内周を摺動自
    在としたピストンを形成し、該ピストンによって規制さ
    れる内シリンダの前室と、同ピストンによって規制され
    る内シリンダの後室と、内シリンダの後壁と外シリンダ
    の後壁間に形成される外シリンダ室とに、それぞれ通ず
    る圧力給排通路の圧力給排口を設けたことを特徴とする
    2ピストンシリンダ。
  2. 【請求項2】 前記内シリンダの前壁に加圧ロッドを設
    けたことを特徴とする請求項1記載の2ピストンシリン
    ダ。
JP9048582A 1997-02-18 1997-02-18 2ピストンシリンダ Pending JPH10230365A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006258287A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Deere & Co 一体化されたアキュムレータを備えた液圧シリンダ
JP2011133007A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Ihi Construction Machinery Ltd 流体圧シリンダ
CN105855783A (zh) * 2016-06-27 2016-08-17 株洲天自动焊接装备有限公司 一种气动滑台及其控制方式、润滑方式和机器人点焊系统

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Effective date: 20051110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060301